アンジェラ・バセット

受賞
アカデミー賞
	名誉賞; 2023年
放送映画批評家協会賞
	助演女優賞; 2022年『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
ゴールデングローブ賞
	女優賞（ミュージカル・コメディ部門）; 1993年『TINA ティナ』; 助演女優賞; 2022年『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
全米映画俳優組合賞
	キャスト賞; 2018年『ブラックパンサー』
その他の賞

アンジェラ・バセット; Angela Bassett
	2015年
生年月日	1958年8月16日（66歳）
国籍	アメリカ合衆国
職業	女優
活動期間	1985年 -
配偶者	コートニー・B・ヴァンス（1997年 - ）
主な作品
	映画; 『マルコムX』; 『TINA ティナ』; 『ストレンジ・デイズ/1999年12月31日』; 『ミュージック・オブ・ハート』; 『スコア』; 『ルイスと未来泥棒』; 『ノトーリアス・B.I.G.』; 『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズ; 『ブラックパンサー』シリーズ; 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』; 『ガンパウダー・ミルクシェイク』テレビドラマ; 『アメリカン・ホラー・ストーリー』; 『9-1-1: LA救命最前線』
受賞
アカデミー賞
	名誉賞; 2023年
放送映画批評家協会賞
	助演女優賞; 2022年『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
ゴールデングローブ賞
	女優賞（ミュージカル・コメディ部門）; 1993年『TINA ティナ』; 助演女優賞; 2022年『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
全米映画俳優組合賞
	キャスト賞; 2018年『ブラックパンサー』
その他の賞
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アンジェラ・バセット（Angela Bassett, 1958年 8月16日 - ）は、アメリカ合衆国の女優。

略歴

ニューヨーク・ハーレム出身。フロリダで育つ^[1]^[2]。イェール大学から同大学院へ進み、演劇で修士号を取得した^[3]。

1986年、『F/X 引き裂かれたトリック』で映画デビュー。1992年の『マルコムX』ではマルコムの妻を演じた。

ティナ・ターナーの半生を描いた1993年公開の『TINA ティナ』に主演し、ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞。アフリカ系アメリカ人女優として初の同賞受賞者となった^[3]。また、アカデミー主演女優賞にもノミネートされた^[3]。

2002年、テレビ映画『ローザ・パークス物語』でローザ・パークスを演じた。

2022年の『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で、ゴールデングローブ賞映画部門助演女優賞を受賞した^[3]。

2024年1月に開催された第14回ガバナーズ賞で、アカデミー名誉賞（第96回）が授与された^[4]^[5]^[6]。

私生活

1997年に俳優のコートニー・B・ヴァンスと結婚し、2006年に代理母を通して双子の1男1女が生まれている^[7]^[8]^[9]^[10]。

出演作品

映画

年	題名	役名	備考	吹き替え
1986	F/X 引き裂かれたトリック F/X	レポーター
1990	マンディのために… In the Best Interest of the Child	ロリ	テレビ映画
	新・弁護士ペリー・メイスン/歌わないロック歌手 Perry Mason: The Case of the Silenced Singer	カーラ・ピーターズ	テレビ映画
	キンダガートン・コップ Kindergarten Cop	スチュワーデス
1991	ボーイズ'ン・ザ・フッド Boyz n the Hood	ラヴァ・スタイルズ		弥永和子
1991	希望の街 City of Hope	リーシャ
1992	クリッター4/ァイナル・ウォーズ Critters 4	フラン
	パッション・フィッシュ Passion Fish	ロンダ / ドーン
	イノセント・ブラッド Innocent Blood	シンクレア
	マルコムX Malcom X	ベティ・シャバズ		戸田恵子
1993	TINA ティナ What's Love Got to Do with It	ティナ・ターナー	ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞	杉村理加
1995	ヴァンパイア・イン・ブルックリン Vampire in Brooklyn	リタ・ヴェダー		戸田恵子（VHS版）水谷優子（フジテレビ版）
	パンサー Panther	ベティ・シャバズ		藤生聖子
	ストレンジ・デイズ/1999年12月31日 Strange Days	ロレッタ・メイソン		塩田朋子
	ため息つかせて Waiting to Exhale	バーナディン・ハリス		宮寺智子
1997	コンタクト Contact	レイチェル・コンスタンティン		藤生聖子（ソフト版）唐沢潤（テレビ朝日版）
1998	ステラが恋に落ちて How Stella Got Her Groove Back	ステラ・ペイン
1999	ミュージック・オブ・ハート Music of the Heart	ジャネット・ウィリアムズ		杉村理加
2000	スーパーノヴァ Supernova	ケイラ・エヴァース		一城みゆ希
2000	子象物語 Whispers: An Elephant's Tale	グローヴ	声の出演
2001	スコア The Score	ダイアン		弘中くみ子
2002	ローザ・パークス物語 The Rosa Parks Story	ローザ・パークス	テレビ映画
2002	サンシャイン・ステイト Sunshine State	デジレ・ペリー
2003	ボブ・ディランの頭のなか Masked and Anonymous	愛人
2004	Mr.3000 Mr 3000	モリーン・シンプソン		山像かおり
2005	Mr.&Mrs. スミス Mr. & Mrs. Smith	スミスの上司	声の出演	五十嵐麗（ソフト版）沢海陽子（日本テレビ版）来宮良子（テレビ朝日版）
2006	ドリームズ・カム・トゥルー Akeelah and the Bee	ターニャ・アンダーソン		磯西真喜
2006	タイムボム/ワシントンD.C.爆破計画 Time Bomb	ジル・グレコ	テレビ映画
2007	ルイスと未来泥棒 Meet the Robinsons	ミルドレッド	声の出演	小林幸子
2008	ザ・クリミナル合衆国の陰謀 Nothing But the Truth	ボニー・ベンジャミン		岸越麻都佳
2009	ノトーリアス・B.I.G. Notorious	ヴォレッタ・ウォレス		唐沢潤
2011	ジャンピング・ザ・ブルーム〜恋と嵐と結婚式〜 Jumping the Broom	ワトソン夫人
2011	グリーン・ランタン Green Lantern	アマンダ・ウォラー		沢田泉
2012	Black & White/ブラック & ホワイト This Means War	コリンズ		斉藤貴美子
2013	エンド・オブ・ホワイトハウス Olympus Has Fallen	リン・ジェイコブス		斉藤貴美子
2013	クリスマスの贈り物 Black Nativity	アレサ・コッブス		林佳代子
2014	ブリザード凍える秘密 White Bird in a Blizzard	精神分析医	日本劇場未公開
2015	サバイバー Survivor	クレイン大使		高島雅羅
2015	シャイラク Chi-Raq	Miss Helen		（吹き替え版なし）
2016	エンド・オブ・キングダム London Has Fallen	リン・ジェイコブス		斉藤貴美子
2018	ブラックパンサー Black Panther	ラモンダ		幸田直子
	ミッション:インポッシブル/フォールアウト Mission: Impossible - Fallout	エリカ・スローン		高島雅羅
	バンブルビー Bumblebee	シャッター	声の出演	悠木碧
2019	アベンジャーズ/エンドゲーム Avengers: Endgame	ラモンダ	カメオ出演	（台詞なし）
2019	アザーフッド私の人生 Otherhood	キャロル・ウォーカー	兼製作総指揮	高島雅羅
2020	ソウルフル・ワールド Soul	ドロシア・ウィリアムズ	声の出演	RICO
2021	ガンパウダー・ミルクシェイク Gunpowder Milkshake	アナ・メイ		庄司まり
2022	ウェンデルとワイルド Wendell & Wild	シスター・ヘリー	声の出演
2022	ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー Black Panther: Wakanda Forever	ラモンダ		幸田直子
2024	ダムゼル/運命を拓きし者 Damsel	ベイフォード夫人	Netflixオリジナル作品	斉藤貴美子
2025	ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング Mission: Impossible - The Final Reckoning	エリカ・スローン

テレビシリーズ

年	題名	役名	備考	吹き替え
2005	エイリアス Alias	ハイデン・チェイス	計4話出演	藤木聖子
2008-2009	ER緊急救命室 ER	ケイト・バンフィールド医師	計21話出演	萩尾みどり
2010	ザ・シンプソンズ The Simpsons	ミシェル・オバマ	声の出演シーズン21第15話「キスを奪え」	（吹き替え版なし）
2013-2014	アメリカン・ホラー・ストーリー: 魔女団 American Horror Story: Coven	マリー・ラボー		幸田直子
2014-2015	アメリカン・ホラー・ストーリー: 怪奇劇場 American Horror Story: Freak Show	デジレー・デュプリ		幸田直子
2015-2018	ボージャック・ホースマン BoJack Horseman	アナ・スパナコピタ	声の出演計10話出演
2015-2016	アメリカン・ホラー・ストーリー: ホテル American Horror Story: Hotel	ラモーナ・ロワイヤル		幸田直子
2016	アメリカン・ホラー・ストーリー: 体験談 American Horror Story: Roanoke	リー・ハリス（再現）		幸田直子
2017	マスター・オブ・ゼロ Master of None	キャサリン	シーズン2第8話「サンクスギビング」
2018-	9-1-1: LA救命最前線 9-1-1	アシーナ・グラント	兼製作総指揮	幸田直子
2021	ホワット・イフ...? What If...?	ラモンダ	声の出演シーズン1第6話「もしも...キルモンガーがトニー・スタークを救ったら?」	幸田直子
2022	9-1-1: LONE STAR 9-1-1: Lone Star	アシーナ・グラント	シーズン3第11話「Prince Albert in a Can」

ゲーム

発売年	題名	役名	備考
2015	レインボーシックスシージ Tom Clancy`s Rainbow Six Siege	シックス	声の出演

出典

^ “Angela Bassett Biography (1958–)”. Filmreference.com. 2010年8月7日閲覧。
^ Weinraub, Bernard (1993年6月23日). “As Tina Turner, Wig to High Heels –”. New York Times. 2010年8月7日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d アンジェラ・バセット（インタビュアー：Zandria Robinson）「アンジェラ・バセットがゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞！ 64歳の人生訓と次世代への想いとは？」『Vogue Japan』、CONDÉ NAST JAPAN（コンデナスト・ジャパン）、2023年1月11日。2023年7月4日閲覧。
^ “アンジェラ・バセット、メル・ブルックスらにアカデミー賞名誉賞”. 映画.com (エイガ・ドット・コム). (2023年7月2日). https://eiga.com/news/20230702/5/ 2023年7月2日閲覧。
^ “ガバナーズ賞、ストライキの影響で1月に延期”. 映画.com (エイガ・ドット・コム). (2023年9月12日). https://eiga.com/news/20230912/8/ 2023年9月29日閲覧。
^ “14th Governors Awards: Angela Bassett, Mel Brooks, Carol Littleton and Michelle Satter Honored with Oscars”. A.frame (AMPAS). (2024年1月10日) 2024年3月5日閲覧。
^ “アンジェラ・バセットに双子誕生”. シネマトゥデイ. (2006年2月2日) 2013年3月8日閲覧。
^ Introducing Slater and Bronwyn ANGELA, COURTNEY, SLATER & BRONWYN at People Magazine Photo Special
^ "ANGELA BASSETT IS A BUSY WORKING MOM" September 19, 2008, Black Celeb Kids
^ "Bssett and Vance On Oprah" Oprahcom

外部リンク

Angela Bassett (@ImAngelaBassett) - X（旧Twitter）
Angela Bassett (@im.angelabassett) - Instagram
Angela Bassett (ImAngelaBassett) - Facebook
アンジェラ・バセット - allcinema
アンジェラ・バセット - KINENOTE
Angela Bassett - IMDb（英語）
Angela Bassett - インターネット・ブロードウェイ・データベース（英語）
Angela Bassett - Internet Off-Broadway Database

[1] “Angela Bassett Biography (1958–)”. Filmreference.com. 2010年8月7日閲覧。

[2] Weinraub, Bernard (1993年6月23日). “As Tina Turner, Wig to High Heels –”. New York Times. 2010年8月7日閲覧。

[vogue_2023-01-11-3] アンジェラ・バセット（インタビュアー：Zandria Robinson）「アンジェラ・バセットがゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞！ 64歳の人生訓と次世代への想いとは？」『Vogue Japan』、CONDÉ NAST JAPAN（コンデナスト・ジャパン）、2023年1月11日。2023年7月4日閲覧。

[4] “アンジェラ・バセット、メル・ブルックスらにアカデミー賞名誉賞”. 映画.com (エイガ・ドット・コム). (2023年7月2日). https://eiga.com/news/20230702/5/ 2023年7月2日閲覧。

[5] “ガバナーズ賞、ストライキの影響で1月に延期”. 映画.com (エイガ・ドット・コム). (2023年9月12日). https://eiga.com/news/20230912/8/ 2023年9月29日閲覧。

[6] “14th Governors Awards: Angela Bassett, Mel Brooks, Carol Littleton and Michelle Satter Honored with Oscars”. A.frame (AMPAS). (2024年1月10日) 2024年3月5日閲覧。

[7] “アンジェラ・バセットに双子誕生”. シネマトゥデイ. (2006年2月2日) 2013年3月8日閲覧。

[8] Introducing Slater and Bronwyn ANGELA, COURTNEY, SLATER & BRONWYN at People Magazine Photo Special

[9] "ANGELA BASSETT IS A BUSY WORKING MOM" September 19, 2008, Black Celeb Kids

[10] "Bssett and Vance On Oprah" Oprahcom

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表話編歴ゴールデングローブ賞映画部門主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)
1950–1960	ジュディ・ホリデイ（1950）ジューン・アリソン（1951）スーザン・ヘイワード（1952）エセル・マーマン（1953）ジュディ・ガーランド（1954）ジーン・シモンズ（1955）デボラ・カー（1956）ケイ・ケンドール/タイナ・エルグ（英語版）（1957）ロザリンド・ラッセル（1958）マリリン・モンロー（1959）シャーリー・マクレーン（1960）
1961–1980	ロザリンド・ラッセル（1961、1962）シャーリー・マクレーン（1963）ジュリー・アンドリュース（1964、1965）リン・レッドグレイヴ（1966）アン・バンクロフト（1967）バーブラ・ストライサンド（1968）パティ・デューク（1969）キャリー・スノッドグレス（1970）ツイッギー (1971) ライザ・ミネリ (1972) グレンダ・ジャクソン (1973) ラクエル・ウェルチ (1974) アン＝マーグレット (1975) バーブラ・ストライサンド (1976) ダイアン・キートン/マーシャ・メイソン（1977）エレン・バースティン/マギー・スミス（1978）ベット・ミドラー（1979）シシー・スペイセク（1980）
1981-2000	バーナデット・ピーターズ（1981）ジュリー・アンドリュース（1982）ジュリー・ウォルターズ（1983）キャスリーン・ターナー（1984、1985）シシー・スペイセク（1986）シェール（1987）メラニー・グリフィス（1988）ジェシカ・タンディ（1989）ジュリア・ロバーツ（1990）ベット・ミドラー（1991）ミランダ・リチャードソン（1992）アンジェラ・バセット（1993）ジェイミー・リー・カーティス（1994）ニコール・キッドマン（1995）マドンナ（1996）ヘレン・ハント（1997）グウィネス・パルトロー（1998）ジャネット・マクティア（1999）レネー・ゼルウィガー（2000）
2001–2020	ニコール・キッドマン（2001）レネー・ゼルウィガー（2002）ダイアン・キートン（2003）アネット・ベニング（2004）リース・ウィザースプーン（2005）メリル・ストリープ（2006、2009）マリオン・コティヤール（2007）サリー・ホーキンス（2008）アネット・ベニング（2010）ミシェル・ウィリアムズ（2011）ジェニファー・ローレンス（2012、2015）エイミー・アダムス（2013、2014）エマ・ストーン（2016）シアーシャ・ローナン（2017）オリヴィア・コールマン（2018）オークワフィナ（2019）ロザムンド・パイク（2020）
2021–2040	レイチェル・ゼグラー（2021）ミシェル・ヨー（2022）エマ・ストーン（2023）

表話編歴クリティクス・チョイス・ムービー・アワード助演女優賞
1995 - 2000年	ミラ・ソルヴィノ（1995）ジョアン・アレン（1996）ジョーン・キューザック（1997）ジョアン・アレン / キャシー・ベイツ（1998）アンジェリーナ・ジョリー（1999）フランシス・マクドーマンド（2000）
2001 - 2020年	ジェニファー・コネリー（2001）キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ（2002）レネー・ゼルウィガー（2003）ヴァージニア・マドセン（2004）エイミー・アダムス / ミシェル・ウィリアムズ（2005）ジェニファー・ハドソン（2006）エイミー・ライアン（2007）ケイト・ウィンスレット（2008）モニーク（2009）メリッサ・レオ（2010）オクタヴィア・スペンサー（2011）アン・ハサウェイ（2012）ルピタ・ニョンゴ（2013）パトリシア・アークエット（2014）アリシア・ヴィキャンデル（2015）ヴィオラ・デイヴィス（2016）アリソン・ジャネイ（2017）レジーナ・キング（2018）ローラ・ダーン（2019）マリア・バカローヴァ（2020）
2021 - 2040年	アリアナ・デボーズ（2021）アンジェラ・バセット（2022）ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ (2023)

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