コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ダイアン・キートン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダイアン・キートン
Diane Keaton
Diane Keaton
2011年撮影
本名 Diane Hall
生年月日 (1946-01-05) 1946年1月5日(78歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ロサンゼルス
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 女優映画監督映画プロデューサー脚本家
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 1968年 -
主な作品
出演
ゴッドファーザー』シリーズ
ボギー!俺も男だ
スリーパー
ウディ・アレンの愛と死
アニー・ホール
ミスター・グッドバーを探して
インテリア
マンハッタン
レッズ
赤ちゃんはトップレディがお好き
花嫁のパパ』シリーズ
ファースト・ワイフ・クラブ
マンハッタン殺人ミステリー
ラストフライト
マイ・ルーム
恋愛適齢期
最高の人生のつくり方
製作・製作総指揮
エレファント
受賞
アカデミー賞
主演女優賞
1977年アニー・ホール
全米映画批評家協会賞
主演女優賞
1977年『アニー・ホール』
ニューヨーク映画批評家協会賞
主演女優賞
1977年『アニー・ホール』
AFI賞
生涯功労賞
2017年
英国アカデミー賞
主演女優賞
1977年『アニー・ホール』
ゴールデングローブ賞
女優賞(ミュージカル・コメディ部門)
1977年『アニー・ホール』
2003年恋愛適齢期
その他の賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
主演女優賞
2003年『恋愛適齢期』
助演女優賞
1977年『アニー・ホール』
アンサンブル演技賞
1996年ファースト・ワイフ・クラブ
テンプレートを表示

ダイアン・キートンDiane Keaton, 本名: Diane Hall、1946年1月5日 - )は、アメリカ合衆国女優映画監督映画プロデューサー脚本家カリフォルニア州ロサンゼルス出身。1977年の『アニー・ホール』でアカデミー主演女優賞を受賞した[1]

略歴

[編集]
舞台劇『Play It Again, Sam』で共演中のウディ・アレンとともに。

カリフォルニア州ロサンゼルスにて、ダイアン・ホールとして生まれる[2]。父親はアイルランド系カトリックの背景を持ち、母親はメソジストであった[3]

1963年に高校を卒業し、オレンジ・コースト・カレッジに通うが1年で中退してマンハッタンに移る[4]。俳優協会に加入する際、すでに「ダイアン・ホール」で登録があったため、母親の旧姓から「ダイアン・キートン」で登録する[5]ニューヨークネイバーフッド・プレイハウスで演技を学び、ブロードウェイのミュージカル『ヘアー』に出演。

1969年2月、ブロードウェイで行われたウディ・アレンの『Play It Again, Sam』の舞台に出演。同作品は1970年3月まで453公演開催され、キートンはトニー賞にノミネートされた。

1970年、『ふたりの誓い』で映画デビュー。この作品における演技がフランシス・フォード・コッポラの目に止まり、『ゴッドファーザー』のケイ・アダムズ役に抜擢された[6]

1972年、『Play It Again, Sam』の映画版『ボギー!俺も男だ』に出演。その後アレンとは公私にわたるパートナーとなり、彼の多くの映画に出演。1977年の『アニー・ホール』でアカデミー主演女優賞を受賞した。

私生活

[編集]

ブロードウェイのオーディションを受けた時に出会ったウディ・アレンと交際するが後に別れる。1979年から『レッズ』で共演したウォーレン・ベイティと交際していた[7]。その後アル・パチーノとも交際していた事がある。これまで結婚歴はなく、50歳を過ぎてからとった養子が2人いる[8]

主な作品

[編集]

出演

[編集]
公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1970 ふたりの誓い
Lovers and Other Strangers
ジョーン
1972 ゴッドファーザー
The Godfather
ケイ・アダムス・コルレオーネ 鈴木弘子(日本テレビ版)
山像かおり(DVD版、BD版)
ボギー!俺も男だ
Play It Again, Sam
リンダ 上田みゆき
1973 スリーパー
Sleeper
ルナ 小原乃梨子(TBS版)
1974 ゴッドファーザー PART II
The Godfather Part II
ケイ・アダムス・コルレオーネ 鈴木弘子(日本テレビ版)
山像かおり(DVD版、BD版)
1975 ウディ・アレンの愛と死
Love and Death
ソニア (吹き替え版なし)
1976 ダイアン・キートン 可愛い女
I Will, I Will... for Now
ケイティ・ビンガム 上田みゆき(テレビ朝日版)
ニューヨーク 一攫千金
Harry and Walter Go to New York
リッサ
1977 アニー・ホール
Annie Hall
アニー・ホール アカデミー主演女優賞 受賞
英国アカデミー賞 主演女優賞 受賞
ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞
小原乃梨子(TBS版)
ミスター・グッドバーを探して
Looking for Mr. Goodbar
テレサ 小柳ルミ子
1979 インテリア
Interiors
レナータ 田島令子(TBS版)
マンハッタン
Manhattan
メリー 高島雅羅(TBS版)
1981 レッズ
Reds
ルイーズ・ブライアント 安藤麻吹(U-NEXT版)
1982 シュート・ザ・ムーン
Shoot the Moon
フェイス
1984 リトル・ドラマー・ガール
The Little Drummer Girl
チャーリー (吹き替え版なし)
燃えつきるまで
Mrs.Soffel
ケイト・ソフェル
1986 ロンリー・ハート
Crimes of the Heart
レニー
1987 ラジオ・デイズ
Radio Days
新年の歌手
赤ちゃんはトップレディがお好き
Baby Boom
J・C・ワイアット 弥永和子(TBS版、機内上映版)
1988 情熱の代償
The Good Mother
アンナ
1990 ゴッドファーザーPARTIII
The Godfather Part III
ケイ・アダムス・コルレオーネ 鈴木弘子(ソフト版、フジテレビ版)
1991 花嫁のパパ
Father of the Bride
ニーナ・バンクス 宗形智子
立候補/ダーティ・トリックス
Running Mates
アギー・スノウ テレビ映画
1993 マンハッタン殺人ミステリー
Manhattan Murder Mystery
キャロル・リプトン
ベイビー・トーク3 ワンダフル・ファミリー
Look Who's Talking Now
ダフネ 声の出演 藤田淑子(ソフト版)
鈴木弘子(フジテレビ版)
1994 ラストフライト
Amelia Earhart: The Final Flight
アメリア・イアハート テレビ映画 (吹き替え版なし)
1995 花嫁のパパ2
Father of the Bride Part II
ニーナ・バンクス 宗形智子
1996 ファースト・ワイフ・クラブ
The First Wives Club
アニー・パラディス 高島雅羅
マイ・ルーム
Marvin's Room
ベッシー 鈴木弘子
1997 イン・マイ・ライフ
The Only Thrill
キャロル・フィッツシモンズ
1999 カーラの結婚宣言
The Other Sister
エリザベス・テイト 立石涼子
2000 電話で抱きしめて
Hanging Up
ジョージア 監督兼任 宮寺智子
2001 フォルテ
Town & Country
エリー 鈴木弘子
2002 クロスオーバー ふたりの女
Crossed Over
ベヴァリー テレビ映画
2003 恋愛適齢期
Something Gotta Give
エリカ・バリー ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞 松岡洋子
2005 幸せのポートレート
The Family Stone
シビル・ストーン 唐沢潤
2007 恋とスフレと娘とわたし
Because I Said So
ダフネ
ママ男
Mama's Boy
ジャン・マナス (吹き替え版なし)
2008 デンジャラスな妻たち
Mad Money
ブリジット・カーディガン 野村須磨子
2010 恋とニュースのつくり方
Morning Glory
コリーン・ペック 松岡洋子
2013 グリフィン家のウエディングノート
The Big Weding
エリー・グリフィン 一城みゆ希
2014 ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります
5 Flights Up
ルース (吹き替え版なし)
最高の人生のつくり方
And So It Goes
リア
2015 クーパー家の晩餐会
Love the Coopers
シャーロット 松岡洋子
2016- ピウス13世 美しき異端児
The Young Pope
シスター・メアリー テレビシリーズ 谷育子
2016 ファインディング・ドリー
Finding Dory
ジェニー 声の出演 高島雅羅
2017 ロンドン、人生はじめます
Hampstead
エミリー・ウォルターズ (吹き替え版なし)
2018 また、あなたとブッククラブで
Book Club
ダイアン
2019 チア・アップ!
Poms
マーサ 兼製作総指揮
2023 ブッククラブ/ネクストチャプター
BOOK CLUB: THE NEXT CHAPTER
ダイアン 小山茉美

製作

[編集]
公開年 邦題
原題
担当 備考
1987 ダイアン・キートンの ウェルカム・トゥ・ヘヴン
Heaven
監督 ドキュメンタリー
1991 ツイン・ピークス
Twin Peaks
監督 テレビシリーズ、Episode #2.15を監督
ワイルドフラワー
Wildflower
監督
1995 想い出の微笑
Unstrung Heroes
監督
2000 電話で抱きしめて
Hanging Up
監督・出演
2003 エレファント
Elephant
製作総指揮

受賞歴

[編集]
受賞
1978年 アカデミー主演女優賞:『アニー・ホール
ノミネート
1982年 アカデミー主演女優賞:『レッズ
1997年 アカデミー主演女優賞:『マイ・ルーム
2004年 アカデミー主演女優賞:『恋愛適齢期
受賞
1978年 主演女優賞:『アニー・ホール
ノミネート
1980年 主演女優賞:『マンハッタン
1983年 主演女優賞:『レッズ
受賞
1978年 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『アニー・ホール
2004年 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『恋愛適齢期
ノミネート
1978年 主演女優賞 (ドラマ部門):『ミスター・グッドバーを探して
1982年 主演女優賞 (ドラマ部門):『レッズ
1983年 主演女優賞 (ドラマ部門):『シュート・ザ・ムーン
1985年 主演女優賞 (ドラマ部門):『燃えつきるまで
1988年 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『赤ちゃんはトップレディがお好き
1994年 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『マンハッタン殺人ミステリー
1995年 女優賞 (ミニシリーズ・テレビ映画部門):『ラストフライト

参照

[編集]
  1. ^ Diane Keaton Wins Best Actress Oscar: 1978 Oscars”. Oscars. 2020年12月17日閲覧。
  2. ^ Diane Keaton Biography (1946–)”. Filmreference.com. March 8, 2010閲覧。
  3. ^ Stated in Then Again, by Diane Keaton, 2011
  4. ^ Diane Keaton: A Nervous Wreck on the Verge of a Breakthrough. Movie Crazed. 1974. Retrieved February 22, 2006.
  5. ^ Dominic Dunne. "Hide and Seek with Diane Keaton". Vanity Fair. February 1985.
  6. ^ ハーラン・リーボ 著、河原一久、鈴木勉 訳『ザ・ゴッドファーザー』ソニーマガジンズ、2001年11月22日、98頁。ISBN 978-4789717748 
  7. ^ Diane Keaton biography. The New York Times. Retrieved February 21, 2006.
  8. ^ Brad Stone. "Defining Diane". More magazine. July/August 2001.

外部リンク

[編集]