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エマ・トンプソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デイム・エマ・トンプソン
Dame Emma Thompson
DBE
Dame Emma Thompson DBE
生年月日 (1959-04-15) 1959年4月15日(65歳)
出生地 イングランドの旗 イングランドシティ・オブ・ウェストミンスターパディントン
国籍 イギリスの旗 イギリス
職業 女優、脚本家
ジャンル 映画、舞台
活動期間 1987年 -
配偶者 ケネス・ブラナー (1989年 - 1995年)
グレッグ・ワイズ (2003年 - )
主な作品
映画
愛と死の間で
ハワーズ・エンド
から騒ぎ
日の名残り
父の祈りを
ジュニア
キャリントン
いつか晴れた日に
パーフェクト・カップル
ラブ・アクチュアリー
ハリー・ポッター』シリーズ
ナニー・マクフィー』シリーズ
主人公は僕だった
情愛と友情
新しい人生のはじめかた
メン・イン・ブラック』シリーズ
メリダとおそろしの森
ウォルト・ディズニーの約束
美女と野獣
マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)
レイトナイト 私の素敵なボス
クルエラ
テレビドラマ
エンジェルス・イン・アメリカ
受賞
アカデミー賞
主演女優賞
1992年ハワーズ・エンド
脚色賞
1995年いつか晴れた日に
ヴェネツィア国際映画祭
パシネッティ賞 最優秀女優賞
1997年ウィンター・ゲスト
全米映画批評家協会賞
主演女優賞
1992年『ハワーズ・エンド』
ニューヨーク映画批評家協会賞
主演女優賞
1992年『ハワーズ・エンド』
脚本賞
1995年『いつか晴れた日に』
ロサンゼルス映画批評家協会賞
主演女優賞
1992年『ハワーズ・エンド』
脚本賞
1995年『いつか晴れた日に』
放送映画批評家協会賞
脚本賞
1995年『いつか晴れた日に』
MTVムービー・アワード
キャスト賞
2012年ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
英国アカデミー賞
主演女優賞
1992年『ハワーズ・エンド』
1995年『いつか晴れた日に』
エミー賞
ゲスト女優賞(コメディシリーズ部門)
1998年『エレン』
ゴールデングローブ賞
主演女優賞(ドラマ部門)
1992年『ハワーズ・エンド』
脚本賞
1995年『いつか晴れた日に』
その他の賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
主演女優賞
1992年『ハワーズ・エンド』
1995年『いつか晴れた日に』『キャンリントン
2013年『ウォルト・ディズニーの約束』
ハリウッド名声の歩道
2010年 映画産業への貢献、映画・演劇業界への業績に対して
備考
大英帝国勲章第2位 DBE
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デイム・エマ・トンプソン(Dame Emma Thompson, DBE, 1959年4月15日 - )は、イギリス女優脚本家。5度のアカデミー賞ノミネート経験があり、1993年に『ハワーズ・エンド』でアカデミー主演女優賞を、1995年の『いつか晴れた日に』でアカデミー脚色賞を受賞した。

来歴

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生い立ち

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イギリスシティ・オブ・ウェストミンスターパディントン出身。父親は俳優・舞台監督のエリック・トンプソン英語版、母親はスコットランド出身女優のフィリダ・ロウ英語版、妹も女優のソフィー・トンプソン英語版という芸能一家である。

ケンブリッジ大学ニューナム・カレッジで英文学を専攻。大学在学中に、スティーヴン・フライヒュー・ローリートニー・スラッタリーと共に劇団を結成したり、女性だけのレビューWoman's Hourを手掛け、注目を集める。大学卒業前にエージェントと契約し、1980年に大学を卒業。

キャリア

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ケネス・ブラナー率いるルネッサンス・シアター・カンパニーに参加。BBCラジオやコメディ・ツアーに参加し、数多くの舞台に立った。1989年に『彼がステキな理由』で映画デビュー。

1993年に『ハワーズ・エンド』でアカデミー主演女優賞を受賞。翌年公開の『日の名残り』で同主演女優賞に、『父の祈りを』で同助演女優賞にノミネートされた。1995年公開の『いつか晴れた日に』では主演と脚本を兼任し、同主演女優賞と脚色賞にノミネートされ、アカデミー脚色賞を受賞。

ハリー・ポッター』シリーズではシビル・トレローニー役で起用された。

2018年6月に女優としてのキャリアが評価され、大英帝国勲章第2位DBEを叙勲し、女性の騎士号Dameデイム)を冠することを許される。

私生活

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1989年8月20日にケネス・ブラナーと結婚したが、1995年10月に離婚。その後『いつか晴れた日に』で共演した俳優のグレッグ・ワイズ英語版と交際し、1999年に長女(ガイア・ロミリー)を出産、2003年に再婚[1]。また同年には当時16歳のルワンダ人の少年(ティンジェブワ・アバガ)を養子に迎えた[2]

主な出演作品

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映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1989 ヘンリー五世
Henry V
キャサリン・オブ・ヴァロワ (吹き替え版なし)
1990 The Tall Guy ケイト・レモン 日本未公開
1991 愛と死の間で
Dead Again
グレース/アマンダ・シャープ/マーガレット・ストラウス 土井美加
即興曲/愛欲の旋律
Impromptu
ダンタン公爵夫人 (クローデット) 日本未公開 (吹き替え版なし)
1992 ハワーズ・エンド
Howards End
マーガレット・シュレーゲル アカデミー主演女優賞受賞
英国アカデミー賞 主演女優賞受賞
ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)受賞
池田昌子
ピーターズ・フレンズ
Peter's Friends
マギー・チェスター (吹き替え版なし)
1993 から騒ぎ
Much Ado About Nothing
ベアトリス 塩田朋子
日の名残り
The Remains of the Day
ミス・ケントン(ミセス・ベン) アカデミー主演女優賞ノミネート
英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)ノミネート
父の祈りを
In the Name of the Father
ガレス・ピアース アカデミー助演女優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート
要田禎子
1994 ジュニア
Junior
ダイアナ・レディン医師 ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)ノミネート 田中敦子(ソフト版)
塩田朋子(日本テレビ版)
恋人はパパ/ひと夏の恋
My Father the Hero
アンドレの恋人 クレジットなし TBA
1995 キャリントン
Carrington
ドーラ・キャリントン 山像かおり
いつか晴れた日に
Sense and Sensibility
エリノア・ダッシュウッド 脚本賞
アカデミー脚色賞受賞
ゴールデングローブ賞 脚本賞受賞
英国アカデミー賞 脚色賞ノミネート
演技賞
英国アカデミー賞 主演女優賞受賞
アカデミー主演女優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)ノミネート
土井美加
1997 ウィンター・ゲスト
The Winter Guest
フランシス 塩田朋子
1998 パーフェクト・カップル
Primary Colors
スーザン・スタントン 野沢由香里
裏切りのKiSS
Judas Kiss
サディ・ホーキンス 日本未公開
2000 Maybe Baby ドリシラ 日本未公開
2002 トレジャー・プラネット
Treasure Planet
アメリア船長 声の出演 小林聡美
2003 ジャスティス 闇の迷宮
Imagining Argentina
セシリア
ラブ・アクチュアリー
Love Actually
カレン ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート 高島雅羅
2004 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
シビル・トレローニー 幸田直子
2005 ナニー・マクフィーの魔法のステッキ
Nanny McPhee
ナニー・マクフィー 脚本・出演 高島雅羅(劇場公開版)
幸田直子(DVD・BD版)
2006 主人公は僕だった
Stranger Than Fiction
カレン・アイフル 塩田朋子
2007 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
Harry Potter and the Order of the Phoenix
シビル・トレローニー 幸田直子
アイ・アム・レジェンド
I am Legend
アリス・クリッピン カメオ出演(クレジットなし) 竹村叔子(ソフト版)
佐藤しのぶ(テレビ朝日版)
2008 情愛と友情
Brideshead Revisited
マーチメイン夫人 日本未公開 一城みゆ希
新しい人生のはじめかた
Last Chance Harvey
ケイト・ウォーカー ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)ノミネート 高島雅羅
2009 17歳の肖像
An Education
校長 幸田直子
パイレーツ・ロック
The Boat That Rocked
シャーロット TBA
2010 ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ
Nanny McPhee and the Big Bang
ナニー・マクフィー 脚本・出演・製作総指揮 高島雅羅
2011 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2
シビル・トレローニー 幸田直子
2012 メン・イン・ブラック3
Men in Black III
エージェントO 高島雅羅
メリダとおそろしの森
Brave
エリノア王妃 声の出演 塩田朋子
2013 ビューティフル・クリーチャーズ 光と闇に選ばれし者
Beautiful Creatures
ミセズ・リンカーン / サラフィン (吹き替え版なし)
ウォルト・ディズニーの約束
Saving Mr. Banks
パメラ・トラバース ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)ノミネート
英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート
全米映画俳優組合賞主演女優賞ノミネート
ラスベガス映画批評家協会賞主演女優賞 受賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 女優賞 受賞
塩田朋子
ラブ・パンチ
The Love Punch
ケイト
2014 ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界
MEN, WOMEN & CHILDREN
ナレーション (吹き替え版なし)
2015 ロング・トレイル!
A Walk in the Woods
キャサリン・ブライソン 塩田朋子
バーニー・トムソンの殺人日記
The Legend of Barney Thomson
セモリナ(バーニーの母親) TBA
二ツ星の料理人
Burnt
ロッシルド医師 入江純
2016 ヒトラーへの285枚の葉書
Alone in Berlin
アンナ・クヴァンゲル (吹き替え版なし)
ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期
Bridget Jones's Baby
ドクター・ローリングス 高島雅羅
2017 美女と野獣
Beauty and the Beast
ポット夫人 岩崎宏美
マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)
The Meyerowitz Stories
モリーン 幸田直子
チルドレン・アクト
The Children Act
フィオナ・メイ (吹き替え版なし)
2018 ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲
Johnny English Strikes Again
イギリス首相 野沢由香里
2019 メン・イン・ブラック:インターナショナル
Men in Black: International
エージェントO 高島雅羅
ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒
Missing Link
ドーラ 声の出演 (吹き替え版なし)
レイトナイト 私の素敵なボス
Late Night
キャサリン・ニューブリー
ビルド・ア・ガール
How to Build a Girl
アマンダ・ワトソン (吹き替え版なし)
ラスト・クリスマス
Last Christmas
ペトラ(ケイトの母親) 出演・脚本・原案・製作 高島雅羅
2021 クルエラ
Cruella
男爵夫人 塩田朋子
2022 マチルダ・ザ・ミュージカル

Matilda the Musical

トレンチブル校長 Netflixオリジナル
グッド・ラック・トゥ・ユー、レオ・グランデ
Good Luck to You, Leo Grande
ナンシー・ストークス

テレビ

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放送年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1982 Cambridge Footlights Revue 様々なキャラクター (吹き替え版なし)
There's Nothing to Worry About! ウォーリー夫人
1983 Alfresco 様々なキャラクター 1984年まで放送
1984 The Young Ones モーリー=スターリング夫人
1987 Tutti Frutti スージー・ケットルズ
戦火燃ゆる時
Fortunes of War
ハリエット・プリングル
1988 Thompson 様々なキャラクター
1999 Look Back in Anger アリソン・ポーター テレビ映画
1990 The Winslow Boy シャーロット・ウィンスロウ テレビ映画
1992 Cheers ナネット・グズマン
1994 The Blue Boy マリー・ボナー テレビ映画
1997 Ellen 本人 エミー賞ゲスト女優賞 (コメディシリーズ部門)受賞
Hospital! エレファント・ウーマン
2001 エマ・トンプソンのウィット / 命の詩
Wit
ヴィヴィアン・ビーリング テレビ映画
エミー賞主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)ノミネート
ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)ノミネート
2003 エンジェルス・イン・アメリカ
Angels in America
エミリー / ホームレス / 天使 エミー賞主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)ノミネート 幸田直子
2019 2034 今そこにある未来
Years and Years
ヴィヴィアン・ルック 全6話のミニシリーズ 塩田朋子
2022 アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?
Why Didn't They Ask Evans?
マーチャム伯爵夫人 全3話のミニシリーズ 駒塚由衣

参照

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外部リンク

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