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レイトナイト 私の素敵なボス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レイトナイト 私の素敵なボス
Late Night
監督 ニーシャ・ガナトラ英語版
脚本 ミンディ・カリング
製作 ジリアン・アプフェルバウム
ベン・ブラウニング
ミンディ・カリング
ハワード・クライン英語版
製作総指揮 アリソン・コーエン
マイカ・グリーン
ミラン・ポペルカ
ダニエル・スタインマン
出演者 エマ・トンプソン
ミンディ・カリング
ジョン・リスゴー
ヒュー・ダンシー
音楽 レスリー・バーバー英語版
撮影 マシュー・クラーク
編集 エレノア・インファンテ
製作会社 フィルムネイション・エンターテインメント英語版
30ウェスト
インペラティヴ・エンターテインメント
3アーツ・エンターテインメント英語版
カリング・インターナショナル
配給 アメリカ合衆国の旗 アマゾン・スタジオズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2019年6月7日(限定公開)
アメリカ合衆国の旗 2019年6月14日(拡大公開)
上映時間 102分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $4,000,000[2]
興行収入 世界の旗 $22,384,741[3]
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レイトナイト 私の素敵なボス』(レイトナイト わたしのすてきなボス、Late Night)は2019年アメリカ合衆国コメディ映画。監督はニーシャ・ガナトラ英語版、出演はエマ・トンプソンミンディ・カリングなど。テレビ業界を舞台に、世代の異なる2人の女性の奮闘を描いている[4]

日本では劇場公開されなかったが、2020年1月10日にデジタル配信された[5]

ストーリー

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キャサリン・ニューブリーはトークショー番組の司会を長らく務めており、業界内では生ける伝説とも言うべき存在である。キャサリンには「ゴールデンタイムに長期間冠番組を持った初の女性であり、唯一の女性でもある」という自負があり、部下たちには異様なほど厳しく接していた。ところが、番組の支持率が急落するに至り、キャサリンは今までのやり方の修正を迫られる。視聴率急落の最大の原因は、世の女性たちが男勝りにすぎるキャサリンに反感を持ったためである。イメージアップを図るべく、キャサリンは初めてスタッフに女性(モリー)を起用することにする。

モリーの起用は「番組はジェンダーバランスにも配慮している」というメッセージを世間に発するためであって、彼女に何か期待してのことではなかった。ところが、一方のモリーはキャサリンの大ファンであり、番組の復活のために必死で知恵を絞っていた。降板の危機に直面したキャサリンは渋々モリーのアイデアを採用することにしたが、それが予期せぬ事態を引き起こすことになる。

キャスト

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製作

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2016年9月、エマ・トンプソンとミンディ・カリングが本作に出演することになったとの報道があった[6][7]。11月3日、ポール・フェイグに監督のオファーが出ていると報じられた[8]2017年8月、フェイグがスケジュールの都合で降板することになり、ニーシャ・ガナトラがその後任に起用された[9]

2018年2月、フィルムネイション・エンターテインメントと30ウェストが本作に出資することになった[10]。4月、ヒュー・ダンシー、レイド・スコット、ジョン・リスゴー、ポール・ウォルター・ハウザー、ジョン・アーリー、マックス・カセラ、メガリン・エキカンウォーク、デニス・オヘアの出演が決まった[11][12]。5月、エイミー・ライアンがキャスト入りした[13]

公開・マーケティング

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2019年1月25日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された[14]。26日、アマゾン・スタジオズが本作の全米配給権を1300万ドルで購入したと報じられた。なお、これはサンダンス映画祭における全米配給権の購入金額としては過去最高の数字であった[15]。3月7日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[16]

興行収入

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2019年6月7日、本作は全米4館で限定公開され、公開初週末に24万6305ドル(1館当たり6万1576ドル)を稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場4位となった[17]。14日、本作は全米2220館にまで公開規模が拡大され、週末に525万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング9位となった[18]

評価

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本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには146件のレビューがあり、批評家支持率は84%、平均点は10点満点で6.91点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「スマートかつタイムリーな作品である。素晴らしいキャスト陣が生命を吹き込んでくれたお陰で、『レイトナイト 私の素敵なボス』は情感と笑いたっぷりの仕事場コメディに仕上がっている。」となっている[19]。また、Metacriticには33件のレビューがあり、加重平均値は72/100となっている[20]。なお、本作のCinemaScoreはB+となっている[21]

出典

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  1. ^ レイトナイト 私の素敵なボス”. 映画.com. 2019年11月26日閲覧。
  2. ^ Late Night (2019) - Financial Information” (英語). The Numbers. 2019年11月26日閲覧。
  3. ^ Late Night (2019)” (英語). Box Office Mojo. 2019年11月26日閲覧。
  4. ^ レイトナイト 私の素敵なボス”. 映画.com. 2020年10月1日閲覧。
  5. ^ レイトナイト 私の素敵なボス”. ソニー・ピクチャーズ. 2019年11月26日閲覧。
  6. ^ Rebecca Ford (2016年9月28日). “Fox 2000 Nabs Mindy Kaling's Hot Late-Night Talk Show Script (Exclusive)” (英語). The Hollywood Reporter. https://www.hollywoodreporter.com/news/fox-2000-nabs-mindy-kalings-933684 2019年6月11日閲覧。 
  7. ^ Justin Kroll (2016年9月27日). “Mindy Kaling, Emma Thompson to Star in Late-Night Talk Show Film (EXCLUSIVE)” (英語). Variety. https://variety.com/2016/film/news/mindy-kaling-emma-thompson-late-night-talk-show-movie-1201872003/ 2019年6月11日閲覧。 
  8. ^ Brent Lang (2016年11月3日). “Paul Feig in Talks to Direct Mindy Kaling Comedy (EXCLUSIVE)” (英語). Variety. https://variety.com/2016/film/news/paul-feig-mindy-kaling-1201908645/ 2019年6月11日閲覧。 
  9. ^ Rebecca Ford (2017年8月4日). “Mindy Kaling Comedy 'Late Night' Taps 'Transparent' Director (Exclusive)” (英語). The Hollywood Reporter. https://www.hollywoodreporter.com/news/mindy-kaling-comedy-late-night-taps-transparent-director-1026529 2019年6月11日閲覧。 
  10. ^ Dave McNary (2018年2月6日). “30West, FilmNation Back Mindy Kaling-Emma Thompson’s ‘Late Night’” (英語). Variety. https://variety.com/2018/film/festivals/30west-filmnation-mindy-kaling-emma-thompson-late-night-1202689205/ 2019年6月11日閲覧。 
  11. ^ Amanda N'Duka (2018年4月16日). “John Lithgow, Hugh Dancy & Others Join Mindy Kaling-Emma Thompson Comedy ‘Late Night’” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2018/04/john-lithgow-hugh-dancy-mindy-kaling-emma-thompson-late-night-movie-1202365475/ 2019年6月11日閲覧。 
  12. ^ Patrick Hipes (2018年4月24日). “Denis O’Hare & More Round Out Cast Of ‘Late Night’” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2018/04/late-night-movie-cast-denis-ohare-john-early-max-casella-megalyn-echikunwoke-1202375955/ 2019年6月11日閲覧。 
  13. ^ Andreas Wiseman (2018年5月2日). “Amy Ryan Joins Mindy Kaling And Emma Thompson In FilmNation-30WEST Talk Show Comedy ‘Late Night’” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2018/05/amy-ryan-joins-mindy-kaling-and-emma-thompson-in-filmnation-imperative-talk-show-comedy-late-night-1202381539/ 2019年6月11日閲覧。 
  14. ^ Peter Debruge (2018年11月28日). “Sundance Film Festival Unveils 2019 Features Lineup” (英語). Variety. https://variety.com/2018/film/news/2019-sundance-film-festival-competition-program-features-lineup-1203038417/ 2019年6月11日閲覧。 
  15. ^ Mike Fleming Jr (2019年1月26日). “Amazon Closing Sundance Record $13M U.S. Rights Deal For ‘Late Night’” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2019/01/late-night-sundance-film-festival-deal-13-million-dollar-united-states-rights-mindy-kaling-amazon-emma-thompson-nisha-gantara-1202542473/ 2019年6月11日閲覧。 
  16. ^ Late Night - Official Trailer” (英語). Amazon Studios. YouTube (2019年3月7日). 2019年6月11日閲覧。
  17. ^ Domestic 2019 Weekend 23 / June 7-9, 2019” (英語). Box Office Mojo. 2019年6月11日閲覧。
  18. ^ Domestic 2019 Weekend 24 / June 14-16, 2019” (英語). Box Office Mojo. 2019年11月26日閲覧。
  19. ^ Late Night (2019)” (英語). Rotten Tomatoes. 2019年6月11日閲覧。
  20. ^ Late Night Reviews” (英語). Metacritic. 2019年6月11日閲覧。
  21. ^ Anthony D'Alessandro (2019年6月16日). “How ‘Men In Black: International’s Domestic Passport Got Revoked With $28M+ Opening, But Was Cleared Abroad With $102M+ WW Take” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2019/06/men-in-black-international-shaft-secret-life-of-pets-2-weekend-box-office-1202632705/ 2019年11月26日閲覧。 

外部リンク

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