コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

シシー・スペイセク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シシー・スペイセク
Sissy Spacek
Sissy Spacek
本名 Mary Elizabeth Spacek
生年月日 (1949-12-25) 1949年12月25日(74歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テキサス州キトマン
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 女優歌手
ジャンル 映画
活動期間 1970年 -
配偶者 ジャック・フィスク(1974年 - )
主な作品
映画
地獄の逃避行
キャリー
『三人の女』
歌え!ロレッタ愛のために
ミッシング
『ロンリー・ハート』
JFK
グラスハープ/草の竪琴
白い刻印
ストレイト・ストーリー
イン・ザ・ベッドルーム
ザ・リング2
美しい人
ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
さらば愛しきアウトロー
テレビドラマ
BLOODLINE ブラッドライン
受賞
アカデミー賞
主演女優賞
1980年歌え!ロレッタ愛のために
全米映画批評家協会賞
主演女優賞
1976年キャリー
1980年『歌え!ロレッタ愛のために』
ニューヨーク映画批評家協会賞
主演女優賞
1980年『歌え!ロレッタ愛のために』
1986年『ロンリー・ハート』
2001年イン・ザ・ベッドルーム
助演女優賞
1977年『三人の女』
ロサンゼルス映画批評家協会賞
主演女優賞
1980年『歌え!ロレッタ愛のために』
2001年『イン・ザ・ベッドルーム』
放送映画批評家協会賞
主演女優賞
2001年『イン・ザ・ベッドルーム』
アンサンブル演技賞
2011年ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
AFI賞
主演女優賞
2001年『イン・ザ・ベッドルーム』
ゴールデングローブ賞
主演女優賞(ドラマ部門)
2001年『イン・ザ・ベッドルーム』
女優賞(ミュージカル・コメディ部門)
1980年『歌え!ロレッタ愛のために』
1986年『ロンリー・ハート』
全米映画俳優組合賞
キャスト賞
2011年『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』
その他の賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
主演女優賞
1980年『歌え!ロレッタ愛のために』
キャスト賞
2011年『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』
ハリウッド名声の歩道
2011年 映画産業への貢献、映画・演劇業界への業績に対して
備考
ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム
テンプレートを表示

シシー・スペイセクSissy Spacek, 本名: Mary Elizabeth Spacek, 1949年12月25日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州出身の女優である。アカデミー主演女優賞に6度ノミネート、『歌え!ロレッタ愛のために』(1980年)で同賞を受賞した。ゴールデングローブ賞でも数々の賞にノミネートされている。

来歴

[編集]

テキサス州キトマン出身。高校卒業後に歌手を目指してニューヨークに移る。ニューヨークではいとこのリップ・トーンジェラルディン・ペイジ夫婦と同居していた[1]。グリニッジ・ヴィレッジのコーヒーハウスで弾き語りをして、1968年には"John, You've Gone Too Far This Time"という曲をレコーディングした[1][2]。歌いながらも写真のモデルになったり、アンディ・ウォーホルのファクトリー制作の映画にエキストラ出演するなどしていた。その後リップ・トーンの助けもあり、リー・ストラスバーグ・シアター&フィルム学院英語版に入学し演技を学んだ。1972年に『ブラック・エース』で映画デビュー。

1976年に公開されたホラー映画『キャリー』での演技が高く評価され、アカデミー主演女優賞にノミネート[3]、1980年、実在のカントリー歌手ロレッタ・リンの生涯を描いた『歌え!ロレッタ愛のために』でアカデミー主演女優賞を受賞[4]

1986年には『ロンリー・ハート』のベイブ役で2回目のゴールデングローブ賞 映画部門 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞[5]

2001年、『イン・ザ・ベッドルーム』のルース・ファウラー役でも三度目のゴールデングローブ賞を含む数々の賞を受賞し、アカデミー主演女優賞にも再びノミネートされた[5]

2011年8月にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名前が刻まれた[6]

2010年代以降も『さらば愛しきアウトロー』やダスティン・ホフマンと共演した『サム&ケイト』など様々な映画に出演し、テレビドラマへの出演も積極的に行っている。

歌手としても1983年にアルバム『ハンギン・アップ・マイ・ハート』を発表している。

私生活

[編集]

1974年に映画美術監督のジャック・フィスクと結婚[1]し、娘が2人いる。

主な出演作品

[編集]
公開年 邦題
原題
役名 備考
1972 ブラック・エース
Prime Cut
ポピー
1973 未婚白書
The Girls of Huntington House
サラ テレビ映画
1973 地獄の逃避行
Badlands
ホリー
1976 キャリー
Carrie
キャリー アカデミー主演女優賞 ノミネート
ロサンゼルス・それぞれの愛
Welcome to L.A.
リンダ
1977 三人の女
3 Women
ピンキー・ローズ ニューヨーク映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
1980 歌え!ロレッタ愛のために
Coal Miner's Daughter
ロレッタ・リン アカデミー主演女優賞 受賞
ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞
1982 ミッシング
Missing
ベス・ホーマン アカデミー主演女優賞 ノミネート
1983 2つの頭脳を持つ男
The Man with Two Brains
アニー 声の出演
1984 ザ・リバー
The River
メイ・ガーベイ アカデミー主演女優賞 ノミネート
1985 目撃者マリー
Marie
マリー
1986 すみれは、ブルー
Violets Are Blue
オーガスタ・ソーヤー
ロンリー・ハート
Crimes of the Heart
ベイブ ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞 主演女優賞 受賞

アカデミー主演女優賞 ノミネート

1990 ロング・ウォーク・ホーム
The Long Walk Home
ミリアム・トンプソン
1991 いつも隣にいてほしい
Hard Promises
クリスティン
JFK
JFK
リズ・ギャリソン
1992 プライベート・マター/幸せの行方
A Private Matter
シェリー テレビ映画
1993 アニーは愛された
A Place for Annie
スーザン テレビ映画
マミー・マーケット
Trading Mom
1995 ワイルド・メン
The Good Old Boys
スプリング テレビ映画
グラスハープ/草の竪琴
The Grass Harp
ヴェレナ
荒野の追跡者・ラレード通り
Streets of Laredo
ロレーナ・パーカー テレビ・ミニシリーズ
1996 スリーウイメン/この壁が話せたら
If These Walls Could Talk
バーバラ・バローズ テレビ映画
1997 白い刻印
Affliction
マージ
1999 タイムトラベラー/きのうから来た恋人
Blast from the Past
ヘレン
ストレイト・ストーリー
The Straight Story
ローズ・ストレイト
2000 沈黙の森
Songs in Ordinary Time
マリー テレビ映画
2001 イン・ザ・ベッドルーム
In The Bedroom
ルース・ファウラー ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門) 受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞 主演女優賞 受賞
インディペンデント・スピリット賞 主演女優賞 受賞

アカデミー主演女優賞 ノミネート

2002 エバーラスティング 時をさまようタック
Tuck Everlasting
メイ・タック
2004 イノセント・ラブ
A Home at the End of the World
アリス・グローヴァー
2005 美しい人
Nine Lives
ルース
ザ・リング2
The Ring Two
エヴリン
スタンドアップ
North Country
アリス・エイムズ
アメリカン・ホーンティング
An American Haunting
ルーシー・ベル
2007 ホット・ロッド/めざせ!不死身のスタントマン
Hot Rod
マリー・パウエル
2008 フォー・クリスマス
Four Christmases
ポーラ
2011 ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
The Help
ミセス・ウォルターズ
2012 デッドフォール 極寒地帯
Deadfall
ジューン・ミルズ
2015 - 2017 BLOODLINE ブラッドライン
Bloodline
サリー・レイバーン テレビドラマ
2018 さらば愛しきアウトロー
The Old Man & the Gun
ジュエル
ホームカミング

Homecoming

母エレン テレビドラマ
2022 天空の旅人
Night Sky
アイリーン・ヨーク テレビドラマ
2022 サム&ケイト
Sam & Kate
ティナ

参照

[編集]
  1. ^ a b c Stated on Inside the Actors Studio, 2002
  2. ^ Biography of Sissy Spacek. Biography.com
  3. ^ Faye Dunaway Wins Best Actress: 1977 Oscars”. Oscars (2009年2月4日). 2020年12月16日閲覧。
  4. ^ Sissy Spacek Wins Best Actress: 1981 Oscars”. Oscars. 2020年12月17日閲覧。
  5. ^ a b Sissy Spacek”. Golden Globes. 2024年12月14日閲覧。
  6. ^ Sissy Spacek - Hollywood Walk Of Fame

外部リンク

[編集]