クリスティーナ・リッチ
クリスティーナ・リッチ Christina Ricci | |
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別名義 | Squant |
生年月日 | 1980年2月12日(44歳) |
出生地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンタモニカ |
ジャンル |
女優 プロデューサー |
活動期間 | 1990年 - |
配偶者 |
ジェームズ・ヒアーデゲン(2013年 - 2021年) マーク・ハンプトン(2021年 ‐) |
主な作品 | |
『アダムス・ファミリー』 『キャスパー』 『バッファロー'66』 『スリーピー・ホロウ』 『モンスター』 『スピード・レーサー』 『ペネロピ』 |
クリスティーナ・リッチ(Christina Ricci, 1980年2月12日 - )は、アメリカ合衆国の女優。身長153cm。クリスティナ・リッチと表記されることもある。
来歴
[編集]生い立ち
[編集]カリフォルニア州サンタモニカにて4人兄弟の末っ子として生まれた。父親は弁護士資格を持つ精神科医であり、母親は元モデルで不動産関連の仕事をしていた。自身の生まれについて、イタリア系というよりは、スコットランド=アイルランド系だと語っている[1]。
子供の頃はニュージャージー州モントクレアに移り、そこで高校1年まで過ごした後、ニューヨークの私立学校Professional Children's Schoolに転校。両親は1993年に離婚し、以来、弁護士の父親とは会っていないという[2]。両親の離婚後、自傷行為に走ったこともあった。
俳優活動
[編集]8歳のときに学校劇に出演していたところを見出され、TVコマーシャルに出演。そして、9歳のときに子役として『恋する人魚たち』に出演し、映画デビューを果たした[3]。その後『アダムス・ファミリー』シリーズのウェンズデー役で人気が出た。
演技を学んだことはないが、現在は子役から脱皮し、演技派としてさまざまな作品に出ている。1998年の作品『バッファロー'66』での演技はそれを裏付けるものであった。以後、特に数年間(2000年代前半まで)は集中的に多くの作品に出演した。
近年はメジャー映画からインディーズ映画まで、またコメディ映画からジョニー・デップと共演したスリーピー・ホロウなどホラー映画まで、幅広いジャンルの映画出演を続けている。また、自身の製作会社Blaspheme Filmsを設立、プロデューサーとしても活躍している。
私生活
[編集]一時期拒食症に悩んだという。また、胸を小さくする手術を受けている。いずれも背景には「役作り」という一面がある。[要出典]
2006年に雑誌Wの表紙にトナカイの毛皮姿で掲載されたことからPETAからこの年の最悪ファッション・セレブの一人として名前が挙がった。この出来事により、リッチ自身のファンサイトが閉鎖したことを受けて、リッチは毛皮を着用しないと表明した。後日、PETAの代表は最悪ファッション・セレブからリッチの名前を消した[4]。
2003年から2006年まで俳優のアダム・ゴールドバーグと交際。2009年3月にコメディアンのオーウェン・ベンジャミンと婚約したが[5]、同年6月に解消[6]。
テレビドラマ『PAN AM/パンナム』の撮影現場で出会って交際中だったスタッフのジェームズ・ヒアーデゲンと2013年に婚約した[7]。2013年にヒアーデゲンと結婚、2014年に第一子が誕生している。2020年7月、ヒアーデゲンとの離婚を申請した[8]。2021年1月には「肉体および精神的暴力」を理由にヒアーデゲンに対し接近禁止命令を申請した[9]。
2021年8月、妊娠を発表[10]、10月にヘアスタイリストのマーク・ハンプトンと再婚した[11]。12月に第二子となる女児クレオパトラ(クレオ)を出産した[12]。
主な出演作品
[編集]公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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1990 | 恋する人魚たち Mermaids |
ケイト・フラックス | 大谷育江 (テレビ東京版) | |
1991 | ハード・ウェイ The Hard Way |
ボニー | こおろぎさとみ (VHS・ソフト版) 多田葵 (フジテレビ版) 紗ゆり (テレビ朝日版) | |
アダムス・ファミリー The Addams Family |
ウェンズデー・アダムス | 近藤玲子 (ソフト版) 小林優子 (日本テレビ版) | ||
1994 | セメタリー・クラブ The Cemetery Club |
ジェシカ | 日本未公開 | |
アダムス・ファミリー2 Addams Family Values |
ウェンズデー・アダムス | 小林優子 | ||
1995 | キャスパー Casper |
キャスリーン・“キャット”・ハーヴェイ | 宮島依里 (DVD・BD版) 小島幸子 (VHS版) 坂本真綾(日本テレビ版) | |
Dearフレンズ Now and Then |
少女時代のロベルタ・マーティン | |||
ゴールド・ディガーズ 伝説の秘宝を追え! Gold Diggers: The Secret of Bear Mountain |
ベス・イーストン | 日本未公開 | 小島幸子 | |
1996 | 冷たい一瞬を抱いて Bastard Out of Carolina |
ディー・ディー | (吹き替え版無し) | |
The Last of the High Kings | エリン | 日本未公開 | ||
1997 | Little Red Riding Hood | 赤ずきん | 日本未公開 | |
誘拐騒動/ニャンタッチャブル That Darn Cat |
パティ・ランドール | 日本未公開 | 小島幸子 (VHS版) 新井里美 (NHK-BS2版) | |
アイス・ストーム The Ice Storm |
ウェンディー・フッド | 小島幸子 | ||
1998 | Souvenir | 少女時代のオルランド | 声の出演 日本未公開 |
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バッファロー'66 Buffalo '66 |
レイラ | 大坂史子 | ||
ラスベガスをやっつけろ Fear and Loathing in Las Vegas |
ルーシー | 佐々木花子 (VHS・旧DVD版) 小林沙苗 (BD・新DVD版) | ||
熟れた果実 The Opposite of Sex |
ディディ・トルイット | |||
スモール・ソルジャーズ Small Soldiers |
グウェンディの人形 | 声の出演 | かないみか (日本テレビ版) | |
I love ペッカー Pecker |
シェリー | 高橋理恵子 | ||
ウェルカム・バクスター Desert Blue |
エリン・ジャクソン | 日本未公開 | 深森らえる | |
エド・ウッドのクレイジー・ナッツ 早く起きてよ I Woke Up Early the Day I Died |
娼婦 | |||
1999 | 200本のたばこ 200 Cigarettes |
ヴァル | 小林さやか | |
クリスティーナ・リッチのピンク・モーテル No Vacancy |
リリアン | 日本未公開 | 小島幸子 | |
スリーピー・ホロウ Sleepy Hollow |
カトリーナ・ヴァン・タッセル | 小島幸子 (ソフト版) 片岡身江 (テレビ東京版) | ||
2000 | ブレス・ザ・チャイルド Bless the Child |
シェリー・ポスト | 石塚理恵 | |
耳に残るは君の歌声 The Man Who Cried |
スージー | 坂本真綾 | ||
2001 | オール ・オーバー・ザ・ガイ All Over the Guy |
レイナ・ワイコフ | ||
私は「うつ依存症」の女 Prozac Nation |
エリザベス・ワーツェル | 大坂史子 | ||
2002 | アリー my Love Ally McBeal |
ライザ・バンプ(デビー) | シーズン5第16話から出演 | 岡本麻弥 |
ギャザリング The Gathering |
キャシー・グラント | 小林沙苗 | ||
ララミー・プロジェクト The Laramie Project |
ロメーヌ・パターソン | 日本未公開 | ||
パンプキン Pumpkin |
キャロリン・マクダフ | 日本未公開 | ||
ミランダ Miranda |
ミランダ (アリス) | 日本未公開 | 大垣理香 | |
2003 | モンスター Monster |
セルビー | 小林沙苗 | |
僕のニューヨークライフ Anything Else |
アマンダ | |||
2005 | ウェス・クレイヴン's カースド Cursed |
エリー | 幸田夏穂 | |
2006 | グレイズ・アナトミー 恋の解剖学 Grey's Anatomy |
ハンナ・デイヴィス | シーズン2第16話「死の予感: Part 1」、17話「死の予感: Part 2」 | 小島幸子 |
勇者たちの戦場 Home of the Brave |
サラ | 雨谷和砂 | ||
2007 | ブラック・スネーク・モーン Black Snake Moan |
レイ | 小林沙苗 | |
2008 | ペネロピ Penelope |
ペネロピ・ウィルハーン | 甲斐田裕子 | |
スピード・レーサー Speed Racer |
トリクシー・フォンティーヌ | 上戸彩 | ||
The Legend of Spyro: Dawn of the Dragon |
シンダー | 声の出演 (ゲーム) | ||
2009 | ニューヨーク、アイラブユー New York, I Love You |
カミーユ | ||
アフターライフ After.Life |
アンナ | 日本劇場未公開 | 甲斐田裕子 | |
魔法の恋におちたら All's Faire in Love |
ケイト | 日本公開未定 | ||
2010 | アルファ・アンド・オメガ Alpha and Omega |
リリー | ||
2011 | ポルノ☆スターへの道 Bucky Larson: Born to Be a Star |
ケイティ | ||
2011-2012 | PAN AM/パンナム PAN AM |
マギー・ライアン | メインキャスト | 小島幸子 |
2012 | ベラミ 愛を弄ぶ男 Bel Ami |
クロティルド・ド・マレル | ||
2013 | スマーフ2 アイドル救出大作戦! The Smurfs 2 |
ヴェクシー | 声の出演 | 沢城みゆき |
2016 | ニューヨーク、愛を探して Mothers and Daughters |
レベッカ | 小林沙苗 | |
2022 | マトリックス レザレクションズ The Matrix Resurrections |
グウィン・デ・ビア | カメオ出演 | 柴咲コウ |
2022 - | ウェンズデー Wednesday |
マリリン・ソーンヒル | 小島幸子 |
脚注
[編集]- ^ “The Minx Effect”. November 23, 2003時点のオリジナルよりアーカイブ。November 22, 2007閲覧。
- ^ “Christina Ricci” (October 31, 2001). October 4, 2012閲覧。
- ^ “子役から今や個性派女優に!クリスティーナ・リッチ、14年ぶり来日”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2007年12月20日) 2020年7月7日閲覧。
- ^ “クリスティナ・リッチ、毛皮騒動で新たな決意”. シネマトゥデイ (2006年12月26日). 2009年1月30日閲覧。
- ^ “クリスティナ・リッチ、コメディアンの恋人と婚約!身長差40センチカップル!”. シネマトゥデイ (2009年3月18日). 2009年3月19日閲覧。
- ^ “クリスティナ・リッチ、オーエン・ベンジャミンとの婚約を解消”. シネマトゥデイ (2009年6月4日). 2009年6月5日閲覧。
- ^ Justin Ravitz (February 1, 2013). “Christina Ricci confirms she's engaged to boyfriend James Heerdegen”. US Weekly. February 2, 2013閲覧。
- ^ “『アダムス・ファミリー』クリスティナ・リッチが離婚…DV騒動も”. シネマトゥデイ (株式会社シネマトゥデイ). (2020年7月4日) 2020年7月7日閲覧。
- ^ “Christina Ricci obtains restraining order against estranged husband James Heerdegen citing 'physical and emotional abuse'” (英語). www.yahoo.com. 2021年12月8日閲覧。
- ^ August 10, Benjamin VanHoose. “Christina Ricci Is Pregnant, Expecting Her Second Baby: 'Life Keeps Getting Better'” (英語). PEOPLE.com. 2021年12月8日閲覧。
- ^ October 10, Ally Mauch. “Christina Ricci Weds Mark Hampton 2 Months After Announcing They Are Expecting a Child Together” (英語). PEOPLE.com. 2021年12月8日閲覧。
- ^ December 08, Vanessa Etienne. “Christina Ricci and Husband Mark Hampton Welcome First Baby Together, Daughter Cleopatra” (英語). PEOPLE.com. 2021年12月8日閲覧。