ジョン・セイルズ
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ジョン・セイルズ John Sayles | |||||||||||||
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生年月日 | 1950年9月28日(74歳) | ||||||||||||
出生地 | ニューヨーク州スケネクタディ | ||||||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | ||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||
『ハウリング』 | |||||||||||||
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ジョン・セイルズ(John Sayles,1950年9月28日 - )はアメリカ合衆国出身の映画監督、脚本家、俳優、小説家、エッセイストである。脚本家として、またインディーズ映画製作者として有名。
来歴
[編集]ニューヨーク州のスケネクタディ生まれ。大学卒業後、様々な職業につきながら作家を目指し、1975年に短編『I-80 Nebraska, M.490-M.205』でオー・ヘンリー賞を受賞。
一方、のちに自身で映画化するブラックソックス事件を扱った『エイトメン・アウト』の脚本を執筆し、その売り込みをしていたことが切っ掛けで、ロジャー・コーマンの元で脚本を書き始め、『ピラニア』(1978)、『ハウリング』(1981)、『アリゲーター』(1980)などのB級ホラーの脚本を手がけた。
その脚本料を元手にして、1980年に初の監督作品『セコーカス・セブン』を自主制作。1984年の『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』が評価され、同年に『ストレンジャー・ザン・パラダイス』を発表したジム・ジャームッシュともに、「ニューヨーク・インディーズ派」の監督としてと並び称される。
以降も監督作品を多数発表。
また俳優としても、日本映画『ウンタマギルー』(1989)等に出演している。
セイルズと俳優デヴィッド・ストラザーンは大学時代からの友人で、ストラザーンは『セコーカス・セブン』以来、多くのセイルズ作品に出演している。
主な監督作品
[編集]- セコーカス・セブン Return of the Secaucus 7 (1980)
- ベイビー・イッツ・ユー Baby It's You (1983)
- リアンナ Lianna (1983)
- ブラザー・フロム・アナザー・プラネット The Brother from Another Planet (1984)
- メイトワン 1920 Matewan (1987)
- エイトメン・アウト Eight Men Out (1988)
- 希望の街 City of Hope (1991)
- パッション・フィッシュ Passion Fish (1992)
- フィオナの海 The Secret of Roan Inish (1994)
- サンシャイン・ステイト Sunshine State (2002)
- カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 Casa de los babys (2003)
翻訳された小説
[編集]- 世界は何回も消滅する 同時代のアメリカ小説傑作集 青山南編訳 筑摩書房, 1990.6
- 短編「アナーキスト大会」が収録
- ビンボーズの誇り 筑摩書房, 1993.5
- ベスト・アメリカン・ミステリアイデンティティ・クラブ 早川書房, 2006.12
- 短編「停泊」を収録。