十字砲火 (映画)
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十字砲火 | |
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Crossfire | |
監督 | エドワード・ドミトリク |
脚本 | ジョン・パクストン |
原作 |
リチャード・ブルックス 『The Brick Foxhole』 |
製作 | エイドリアン・スコット |
出演者 |
ロバート・ヤング ロバート・ミッチャム ロバート・ライアン グロリア・グレアム |
音楽 | ロイ・ウェッブ |
撮影 | J・ロイ・ハント |
編集 | ハリー・W・ガースタッド |
製作会社 |
RKOラジオ・ピクチャーズ IP |
配給 | RKOラジオ・ピクチャーズ |
公開 |
1947年7月22日 (ニューヨーク) 1947年8月15日[1][1] 1986年11月15日 |
上映時間 | 86分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $678,000[2][3] |
興行収入 | $2.5 million (US rentals)[4] |
『十字砲火』(Crossfire)は、1947年のアメリカ合衆国のノワール・ドラマ映画である。同年にアカデミー作品賞を受賞した『紳士協定』と同様に反ユダヤ主義をテーマとする内容であり[5][6]、監督をエドワード・ドミトリクが務め[7]、リチャード・ブルックスの1945年の小説を基にジョン・パクストンが脚本を執筆した。出演はロバート・ミッチャム、ロバート・ヤング、ロバート・ライアン、グロリア・グレアムらである。第20回アカデミー賞には5部門にノミネートされた[8]。
プロット
[編集]この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
キャスト
[編集]- フィンレイ警部:ロバート・ヤング
- キーリー軍曹:ロバート・ミッチャム
- モンゴメリー:ロバート・ライアン
- ギニー・トレメイン:グロリア・グレアム
- ミスター・トレメイン:ポール・ケリー
- ジョセフ・サミュエルズ(殺された復員兵):サム・レヴェン
- ルイス(サミュエルの女友だち):マリオ・ドワイアー
- メアリー・ミッチェル:ジャクリーン・ホワイト
- フロイド・バウワーズ:スティーヴ・ブロディ
- アーサー・“ミッチ”・ミッチェル:ジョージ・クーパー
- ビル・ウィリアムズ:リチャード・ベネディクト
- リチャード・パワーズ刑事:トム・キーン
- リロイ:ウィリアム・ピップス
- ハリー:レックス・バーカー
製作
[編集]脚本は映画監督・脚本家のリチャード・ブルックスによる1945年の小説『The Brick Foxhole』を基にジョン・パクストンが執筆した。ブルックスは海兵隊でトレーニング映画を撮影する合間に小説を書き上げ、従軍中に出版された。小説では同性愛者が被害者であったが、当時のハリウッドのヘイズ・コードではそれは性的倒錯と見なされていた。したがって小説にあるホモフォビアのテーマはレイシズム・反ユダヤ主義に置き換えられた。またブルックスは海兵隊所属中にロバート・ライアンと出会い、映画化の際の出演を持ちかけた[9][10]。
受賞とノミネート
[編集]賞 | 年 | 部門 | 候補 | 結果 |
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アカデミー賞 | 1947[11] | 作品賞 | RKO | ノミネート |
助演男優賞 | ロバート・ライアン | ノミネート | ||
助演女優賞 | グロリア・グレアム | ノミネート | ||
監督賞 | エドワード・ドミトリク | ノミネート | ||
脚色賞 | ジョン・パクストン | ノミネート | ||
英国アカデミー賞 | 1948[12] | 作品賞 | 『十字砲火』 | ノミネート |
カンヌ国際映画祭 | 1947[13] | 社会的映画賞 | エドワード・ドミトリク | 受賞 |
エドガー賞 | 1948 | 映画賞 | ジョン・パクストン (脚本家) リチャード・ブルックス (原作者) ドア・シャリー (プロデューサー) エイドリアン・スコット (アソシエイト・プロデューサー) エドワード・ドミトリク (監督) |
受賞 |
参考文献
[編集]- ^ a b “The Little Foxes: Detail View”. American Film Institute. May 8, 2014閲覧。
- ^ Scott Eyman, Lion of Hollywood: The Life and Legend of Louis B. Mayer, Robson, 2005 p 420
- ^ https://archive.org/stream/variety171-1948-07#page/n0/mode/1up
- ^ "Top Grossers of 1947", Variety, 7 January 1948 p 63
- ^ Variety film review; June 25, 1947, p. 8.
- ^ Harrison's Reports and Film Reviews film review; June 28, 1947, p. 102.
- ^ Crowther, Bosley. “Crossfire”. NY Times May 5, 2011閲覧。
- ^ Crossfire - IMDb
- ^ Daniel, Douglass K. (2011). Tough as Nails: The Life and Films of Richard Brooks Univ. of Wisconsin Press. p. 34
- ^ A detailed account of adapting The Brick Foxhole for the screen and the producers' battles with the censors is in James Naremore (1998). More Than Night: Film Noir in its Context. Berkeley: University of California Press. pp. 114-123. ISBN 9780520212947 OCLC 803190089
- ^ “THE 20TH ACADEMY AWARDS”. oscars.org. 2018年10月10日閲覧。
- ^ “Film 1949”. 英国映画テレビ芸術アカデミー. 2018年10月12日閲覧。
- ^ “Festival de Cannes: Crossfire”. festival-cannes.com. February 20, 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。January 4, 2009閲覧。