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2020年の相撲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2020年の相撲(2020ねんのすもう)では、2020年令和2年)の相撲関連の出来事についてまとめる。

2019年-2020年-2021年

できごと

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1月

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  • 4日 - 【大相撲】宮城野部屋所属の幕内石浦と、同部屋所属の幕下力士が、部屋の稽古場で互いに拳を振るう騒動を起こした[1]
  • 9日 - 【大相撲】日本相撲協会は、喧嘩問題を起こした幕内石浦と宮城野部屋所属の幕下力士の処分を決定し、石浦は譴責と1ヶ月20パーセントの報酬減額処分、幕下力士は譴責処分となった。師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)も、監督責任を問われて3ヶ月20パーセントの報酬減額処分となった[2]
  • 12日 - 【大相撲】日本相撲協会は1月場所の新弟子検査の合格者を発表。このうち1名はウクライナ出身で初めての力士となった[3]
  • 20日 - 【大相撲】1月場所で大関から陥落し、10勝を挙げれば大関に復帰できる関脇髙安が、この日に6敗目を喫して1場所で大関に復帰することが不可能になった[4]
  • 23日 - 【大相撲】1月場所12日目に、この場所角番の大関豪栄道関脇朝乃山寄り切りで敗れて8敗目を喫し、33場所在位した大関から陥落することが決定した[5]
  • 25日 - 【大相撲】1月場所14日目は、今上天皇皇后雅子愛子内親王が幕内の後半戦を観戦した。令和初の天覧相撲となる[6]
  • 26日 - 【大相撲】1月場所千秋楽で、西前頭17枚目(幕尻)の德勝龍木瀬部屋)が大関貴景勝を寄り切り、14勝1敗で2000年3月場所の貴闘力以来20年ぶりの幕尻優勝を果たした。木瀬部屋からは初めての幕内最高優勝で、奈良県出身者の幕内最高優勝は1922年1月場所鶴ヶ濱以来98年ぶり[7]
  • 28日 - 【大相撲】1月場所カド番で負け越し来場所の関脇陥落が決定していた大関豪栄道が日本相撲協会に引退し年寄武隈を襲名。
  • 30日
    • 【大相撲】昨年12月13日に先代東関親方(元前頭・潮丸)が死去後東関部屋が師匠空席となり、八角部屋一時預かりになっていた問題で、日本相撲協会は理事会を開き、振分親方(元小結高見盛)の東関への名跡変更と部屋継承を承認[8]
    • 日本相撲協会は任期満了に伴う役員改選に伴う立候補者受付が行われ、理事候補選挙(定数10)副理事候補選挙(定数3)ともに2008年以来6期ぶり無投票となる[9]

2月

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  • 1日 - 【大相撲】秀ノ山親方(元幕内・天鎧鵬)が年寄「音羽山」に名跡変更した[10]
  • 4日 - 【大相撲】日本相撲協会が、「大相撲 東京2020オリンピック・パラリンピック場所」を8月12・13日に両国国技館で開催することを発表[11]
  • 24日 - 【大相撲】春場所の新番付が発表され、横綱の鶴竜北の湖以来38年ぶりとなる横綱大関として記載された[12]

3月

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  • 1日 - 【大相撲】日本相撲協会は、3月8日に大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で初日を迎える3月場所について、新型コロナウイルス感染拡大の影響により無観客で開催することを発表した[13]
  • 6日 - 【大相撲】日本相撲協会の理事会が開かれ、1月30日の副理事候補選挙に無投票当選した3親方を新副理事に選任した[14]
  • 22日 - 【大相撲】無観客で開催された3月場所はこの日に千秋楽を迎え、横綱白鵬が2場所ぶり44回目の幕内最高優勝を果たした[15]
  • 23日 - 【大相撲】日本相撲協会はこの日の評議員会で、理事10人と外部理事3人を選任した。その後開かれた理事会では理事長の互選が行われ、現職の八角理事長(元横綱・北勝海)が再選した[16]
  • 25日 - 【大相撲】日本相撲協会はこの日の臨時理事会と番付編成会議で、関脇朝乃山の大関昇進を全会一致で決定した[17]
  • 26日
    • 【大相撲】元幕内・蒼国来が現役を引退し、年寄「荒汐」を襲名するとともに、荒汐部屋を継承した。中国出身者が相撲部屋の師匠になるのは初めて。同時に、荒汐親方(元小結・大豊)は日本相撲協会を退職した。
    • 【大相撲】日本相撲協会が、「大相撲 東京2020オリンピック・パラリンピック場所」の開催を中止することを発表[18]

4月

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5月

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  • 4日 - 【大相撲】日本国内の新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言延長に伴い、日本相撲協会は、当初2週間延期で開催予定だった5月場所を中止とし、7月場所の日程は2週間延期のままで東京開催に変更し無観客開催を目指すことを表明した。
  • 13日 - 【大相撲】勝武士が、新型コロナウイルスによる多臓器不全により死去。日本国内の同ウイルス感染による20歳代初の死亡例であり[20]、現役力士の病没は2008年12月の若三梅雅裕(当時番付外)以来。
  • 28日 - 【大相撲】序二段の華吹が50歳の誕生日を迎えて、昭和以降で初となる50歳の現役力士になった[27]
  • 29日 - 【大相撲】清見潟親方(元幕内・武州山)が、年寄「春日山」に名跡変更した[28]

6月

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  • 7日 - 【アマチュア相撲】石川県加賀市相撲連盟が、市体育協会から脱会する方針を固めたことが判明[29]
  • 10日 - 【大相撲】日本相撲協会が6月22日に予定していた7月場所の番付発表を実施しないことを発表[30]

7月

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  • 13日
    • 【大相撲】日本相撲協会が臨時理事会を開き、7月場所を開催することを決定した。当初は無観客での開催を目指すとしていたが、国技館の定員の約4分の1となる1日あたり2500人程度に制限して観客を入れることも決まった[31]
    • 【大相撲】日本相撲協会は、中川親方(元幕内・旭里)が弟子に暴力を振るうなどの不適切な指導をしたとして、同親方を2階級降格の懲戒処分とすることを決定した。同親方が師匠の中川部屋は閉鎖されることになり、中川親方は時津風部屋に、所属力士9人は、1人が引退、残りの8人は時津風部屋を含めた6つの部屋に分かれて転籍することになった[32]
  • 15日 - 【大相撲】元関脇の栃煌山が現役引退、年寄「清見潟」を襲名した[33]
  • 20日 - 【大相撲】横綱鶴竜が、右肘の怪我のため7月場所を2日目から休場した。鶴竜の休場は、2020年1月場所以来16度目[34]
  • 24日 - 【大相撲】7月場所6日目、50歳の華吹が序二段で勝利。大相撲での50代力士の勝利は1908年以来、112年ぶり[35]
  • 25日 - 【大相撲】幕内力士の阿炎が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて日本相撲協会の制定した感染予防ガイドラインに違反したとして、この日から休場した[36]。阿炎は協会外部の人間と2度会食をしたとされ、この場所は再出場しなかった[37]
  • 27日 - 【大相撲】田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が、日本相撲協会のガイドラインで不要不急の外出をしないよう定められていたにもかかわらず、外出して泥酔したことが判明したとして、この日に日本相撲協会執行部から厳重注意を受けた[38]
  • 31日 - 【大相撲】横綱白鵬が、右膝の怪我のため7月場所を13日目から休場した。白鵬の休場は、2020年1月場所以来15度目[39]

8月

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  • 2日 - 【大相撲】7月場所が千秋楽を迎えて、幕内は東前頭17枚目の照ノ富士が13勝2敗で、30場所ぶり2度目の優勝を果たした。大関経験者が関脇以下で優勝するのは1976年9月場所の魁傑以来2例目、幕尻優勝は2020年1月場所の德勝龍以来3例目である[40]
  • 4日 - 【大相撲】式秀部屋から、おかみの指導に不満を募らせた所属力士9人が集団で脱走した[41]
  • 6日 - 【大相撲】日本相撲協会が臨時理事会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて制定した感染予防ガイドラインに違反して不要不急の外出をした関係者の懲戒処分を決定した。7月場所前と場所中に4度接待を伴う飲食店で会食をした幕内阿炎は3場所の出場停止と5か月間の報酬減額50パーセント、それに同席していた錦戸部屋所属の幕下力士は2場所の出場停止で、阿炎の師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)は監督責任を問われて6ヶ月間の報酬減額20パーセント、錦戸親方(元関脇・水戸泉)は譴責となった[42]。7月場所前に飲食店に行った田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)は譴責処分となった[43]

9月

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  • 10日 - 【大相撲】日本相撲協会は、玉ノ井部屋でこの日までに所属力士計19人[注 1]新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。これを受けて、同部屋所属の全力士と師匠の玉ノ井親方(元大関・栃東)が、9月場所を休場することになった[45]
  • 11日
    • 【大相撲】横綱の白鵬鶴竜が、共に9月場所を初日から休場することが決定した。2人以上の横綱が全員初日から休場するのは、1983年5月場所以来、約37年ぶり。[46]
    • 【大相撲】日本相撲協会は、時津風親方(元幕内・時津海)に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて制定した感染予防ガイドラインに違反する行動があったとして、同親方を謹慎させると発表した[47]
  • 12日 - 【大相撲】日本相撲協会は、松ヶ根親方(元幕内・玉力道)に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて制定した感染予防ガイドラインに違反する行動があったとして、同親方を謹慎させると発表した[48]
  • 15日 - 【大相撲】当初は9月場所3日目から予定されていた前相撲が、出場者が1人しかいないため中止されることになった。昭和40年代に制定された現行制度下で、前相撲が実施されないのは初めて[49]
  • 27日 - 【大相撲】9月場所が千秋楽を迎えて、幕内は関脇正代が13勝2敗で初優勝した[50]。熊本県出身者、東京農業大学出身者としての初めての優勝となった[50]時津風部屋からは1963年7月場所の北葉山以来57年ぶり[50]
  • 30日 - 【大相撲】日本相撲協会はこの日の臨時理事会と番付編成会議で、関脇正代の大関昇進を全会一致で決定した[51]

10月

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  • 1日 - 【大相撲】日本相撲協会は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて制定した感染予防ガイドラインに違反して9月場所直前に不要不急の外出をした関係者の懲戒処分を決定した[52]。時津風親方(元幕内・時津海)は、宮城県や福岡県を旅行し、会食やゴルフコンペに参加していたとして、2階級降格の処分になった[52]。松ヶ根親方(元幕内・玉力道)は、家族と外食をするなど少なくとも4度外出していたとして、譴責処分になった[52][53]

11月

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  • 8日 - 【大相撲】11月場所が初日を迎えた。横綱の白鵬鶴竜が、共に11月場所を初日から休場することが決定した。2場所連続で横綱が不在となるのは初めて。
  • 15日 - 【大相撲】元大関で西十両3枚目の琴奨菊引退し、年寄秀ノ山を襲名[54]
  • 23日 - 【大相撲】横綱審議委員会が、3場所連続休場した横綱の白鵬と鶴竜に、休場が多いことから注意の決議を行った[55]
  • 26日 - 【大相撲】日本相撲協会が理事会を開き、高砂親方(元大関・4代朝潮)と錦島親方(元関脇・朝赤龍)、千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)と常盤山親方(元関脇・舛田山)がそれぞれ年寄名跡を交換し、高砂部屋は元朝赤龍の新高砂親方が継承、千賀ノ浦部屋は常盤山部屋へ改称することを承認した[56][57]

12月

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大相撲

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本場所

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一月場所(初場所)

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両国国技館東京都)を会場に、初日の2020年(令和2年)1月12日から千秋楽の1月26日までの15日間開催された。番付発表は2019年(令和元年)12月24日[60]

タイトル 人物(所属部屋 出身地) - 成績
幕内最高優勝 德勝龍誠木瀬部屋 奈良県奈良市出身) - 14勝1敗(初優勝)
三賞 殊勲賞 遠藤聖大追手風部屋 石川県鳳珠郡穴水町出身) - 9勝6敗(初受賞)
德勝龍誠(木瀬部屋 奈良県奈良市出身) - 14勝1敗(初受賞)
敢闘賞 正代直也時津風部屋 熊本県宇土市出身) - 13勝2敗(2場所ぶり4回目)
霧馬山鐵雄陸奥部屋 モンゴルの旗 モンゴルドルノド県出身) - 11勝4敗(初受賞)
德勝龍誠(木瀬部屋 奈良県奈良市出身) - 14勝1敗(初受賞)
技能賞 北勝富士大輝八角部屋 埼玉県所沢市出身) - 11勝4敗(13場所ぶり2回目)
十両優勝 照ノ富士春雄伊勢ヶ濱部屋 モンゴルの旗 モンゴルウランバートル出身) - 13勝2敗
幕下優勝 魁渡頌胆浅香山部屋 新潟県佐渡市出身) - 7戦全勝
三段目優勝 勇磨猛阿武松部屋 大阪府枚方市出身) - 7戦全勝
序二段優勝 宇良和輝(木瀬部屋 大阪府寝屋川市出身) - 7戦全勝 ※優勝決定戦勝利
序ノ口優勝 二本栁亘(阿武松部屋 東京都足立区出身) - 7戦全勝

三月場所(春場所、大阪場所)

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大阪府立体育会館大阪府大阪市)を会場に、初日の2020年3月8日から千秋楽の3月22日までの15日間開催された。番付発表は2月24日[61]。但し、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止の為、無観客開催で行われた。力士の感染が確認された場合、即刻中止する方針であったが無事に15日間開催された[62]

タイトル 人物(所属部屋 出身地) - 成績
幕内最高優勝 白鵬翔宮城野部屋 モンゴルの旗 モンゴル・ウランバートル出身) - 13勝2敗(2場所ぶり44回目)
三賞 殊勲賞 阿武咲奎也(阿武松部屋 青森県北津軽郡中泊町出身) - 9勝6敗(初受賞)
敢闘賞 隆の勝伸明千賀ノ浦部屋 千葉県出身) - 12勝3敗(初受賞)
技能賞 碧山亘右春日野部屋  ブルガリアヤンボル出身) - 11勝4敗(初受賞)
十両優勝 琴勝峰吉成(佐渡ヶ嶽部屋 千葉県柏市出身) - 12勝3敗
幕下優勝 錦富士隆聖(伊勢ヶ濱部屋 青森県十和田市出身) - 7戦全勝
三段目優勝 宇良和輝 (木瀬部屋 大阪府寝屋川市出身) - 7戦全勝 ※優勝決定戦勝利
序二段優勝 出羽ノ龍和希出羽海部屋 モンゴルの旗 モンゴル・ウランバートル出身) - 7戦全勝 
序ノ口優勝 篠原大河藤島部屋 静岡県富士市出身) - 7戦全勝

五月場所(夏場所)(中止)

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両国国技館(東京都)を会場に、初日の2020年5月24日から千秋楽の6月7日までの15日間開催される予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大などを受けて中止になった。番付発表は4月27日[63]、五月場所の番付がそのまま七月場所の番付となる[30]。大相撲の本場所中止は、大相撲八百長問題による2011年三月場所の中止以来、9年ぶりである。

七月場所

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両国国技館(東京都)を会場に[64]、初日の2020年7月19日から千秋楽の8月2日までの15日間開催された[19]。先述の通り、五月場所の番付がそのまま当場所の番付となるため、番付発表は行わず[30]

タイトル 人物(所属部屋 出身地) - 成績
幕内最高優勝 照ノ富士春雄(伊勢ヶ濱部屋 モンゴルの旗 モンゴル・ウランバートル出身) - 13勝2敗(30場所ぶり2回目)
三賞 殊勲賞 御嶽海久司出羽海部屋 長野県木曽郡上松町出身) - 11勝4敗(5場所ぶり6回目)
大栄翔勇人(追手風部屋 埼玉県朝霞市出身) - 11勝4敗(3場所ぶり2回目)
照ノ富士春雄(伊勢ヶ濱部屋 モンゴルの旗 モンゴル・ウランバートル出身) - 13勝2敗(31場所ぶり2回目)
敢闘賞 正代直也(時津風部屋 熊本県宇土市出身) - 11勝4敗(3場所ぶり5回目)
技能賞 照ノ富士春雄(伊勢ヶ濱部屋 モンゴルの旗 モンゴル・ウランバートル出身) - 13勝2敗(初受賞)
十両優勝 明生力 (立浪部屋 鹿児島県大島郡瀬戸内町出身) - 10勝5敗 ※優勝決定戦勝利
幕下優勝 千代の国憲輝九重部屋 三重県伊賀市出身) - 7戦全勝
三段目優勝 深井拓斗 (高砂部屋 石川県羽咋市出身) - 7戦全勝 ※優勝決定戦勝利
序二段優勝 竹岡勇人(尾車部屋 東京都墨田区出身) - 7戦全勝 
序ノ口優勝 北青鵬治(宮城野部屋 北海道札幌市東区出身) - 7戦全勝

九月場所(秋場所)

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両国国技館(東京都)を会場に、初日の2020年9月13日から千秋楽の9月27日までの15日間開催された。番付発表は8月31日[65]

タイトル 人物(所属部屋 出身地) - 成績
幕内最高優勝 正代直也(時津風部屋 熊本県宇土市出身) - 13勝2敗(初優勝)
三賞 殊勲賞 正代直也(時津風部屋 熊本県宇土市出身) - 13勝2敗(初受賞)
敢闘賞 正代直也(時津風部屋 熊本県宇土市出身) - 13勝2敗(2場所連続6回目)
翔猿正也(追手風部屋 東京都江戸川区出身) - 11勝4敗(初受賞)
技能賞  該当者なし
十両優勝 千代の国憲輝九重部屋 三重県伊賀市出身) - 14勝1敗
幕下優勝 寺沢樹(高砂部屋 新潟県佐渡市出身) - 7戦全勝
三段目優勝 北天海葵尾上部屋 モンゴルの旗 モンゴル・ウランバートル出身) - 7戦全勝
序二段優勝 北青鵬治(宮城野部屋 北海道札幌市東区出身) - 7戦全勝 
序ノ口優勝 久之虎克太(出羽海部屋 和歌山県和歌山市出身) - 7戦全勝

十一月場所

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両国国技館(東京都)を会場に、初日の2020年11月8日から千秋楽の11月22日までの15日間開催された。番付発表は10月26日[66]

タイトル 人物(所属部屋 出身地) - 成績
幕内最高優勝 貴景勝光信(千賀ノ浦部屋 兵庫県芦屋市出身) - 13勝2敗(11場所ぶり2回目)※優勝決定戦勝利
三賞 殊勲賞 該当者なし
敢闘賞 千代の国憲輝(九重部屋 三重県伊賀市出身)- 10勝5敗(14場所ぶり2回目)
志摩ノ海航洋木瀬部屋 三重県志摩市出身) - 11勝4敗(8場所ぶり2回目)
技能賞 照ノ富士春雄(伊勢ヶ濱部屋 モンゴルの旗 モンゴル・ウランバートル出身) - 13勝2敗(2場所ぶり2回目)
十両優勝 翠富士一成(伊勢ヶ濱部屋 静岡県 焼津市出身) - 10勝5敗 ※優勝決定戦勝利
幕下優勝 竜虎川上(尾上部屋 熊本県宇土市出身) - 7戦全勝
三段目優勝 北青鵬治(宮城野部屋 北海道札幌市東区出身) - 7戦全勝
序二段優勝 欧深沢成矢鳴戸部屋 石川県河北郡津幡町出身) - 7戦全勝 ※優勝決定戦勝利
序ノ口優勝 野上豪規(尾車部屋 青森県五所川原市出身) - 7戦全勝

巡業

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春巡業

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春場所終了後の3月29日から4月26日まで予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い全日程中止となった[67]。一部は2020年冬巡業以降に延期して開催される予定である[68]

夏巡業

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夏巡業は、東京オリンピックパラリンピックの開催に伴い実施せず[69]、8月12・13日に両国国技館で「大相撲 東京2020オリンピック・パラリンピック場所」を開催予定[11]だったが中止された[18]

秋巡業

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9月場所終了後の10月に行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い全日程中止となった[70]

冬巡業

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例年は11月場所の終了後に実施され、中止になった春巡業のうち5箇所が振替開催される予定になっていた[68]が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い2020年7月13日の理事会で中止が決定した。1年を通じて巡業が開催されないのは、大相撲八百長問題が発生した2011年以来である。[71]

トーナメント大会

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その他

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昇格

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新弟子検査合格者

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四股名が太字の者は現役力士。最高位は引退力士のみ記載。
場所 人数 主な合格者 四股名 最高位 最終場所 備考
1月場所 10人[75] 生田目竜也 生田目竜也 (現役)
ソコロフスキー・セルギイ 獅司大 (現役) 興行ビザ取得待ちのため初土俵は3月場所
3月場所 45人[76] 深沢成矢 欧勝海成矢 (現役)
アリューナー・ダワーニンジ 北青鵬治 前頭6枚目 2024年1月場所[注 2]
7月場所 10人[77]
9月場所 1人[78]
11月場所 5人[79] 武井朔太郎 熱海富士朔太郎 (現役)

引退

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場所 人数 主な引退力士 最高位 初土俵 備考
1月場所 11人[80] 豪栄道豪太郎 大関 2005年1月場所 年寄「武隈」襲名
荒鷲毅 前頭2枚目 2002年11月場所
3月場所 7人[81]
7月場所 25人[82] 豊ノ島大樹 関脇 2002年1月場所 年寄「井筒」襲名
栃煌山雄一郎 関脇 2005年1月場所 年寄「清見潟」襲名
蒼国来栄吉 前頭2枚目 2003年9月場所 年寄「荒汐」襲名
青狼武士 前頭14枚目 2005年7月場所
德真鵬元久 十両6枚目 2007年3月場所
希善龍貴司 十両11枚目 2008年3月場所
9月場所 12人[83] 木﨑海伸之助 十両3枚目 2018年3月場所(三段目最下位格付出)
11月場所 7人[84] 琴奨菊和弘 大関 2002年1月場所 年寄「秀ノ山」襲名
臥牙丸勝 小結 2005年11月場所
飛天龍貴信 十両13枚目 2000年3月場所

引退相撲興行

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アマチュア相撲

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国際大会

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国内大会

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死去

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その他

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  • 9月、貴闘力がYouTubeチャンネル「貴闘力部屋」を開設し、日本相撲協会に関する告発を続けた[94]

脚注

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注釈

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  1. ^ うち1人は5日に感染が公表されていた[44]
  2. ^ 番付上は2024年3月場所

出典

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  1. ^ 石浦ら稽古で互いに拳 協会は不問に、師匠が注意」『SANSPO.COM』2020年1月4日。2020年1月7日閲覧。
  2. ^ 稽古中けんか、石浦ら減俸 「悪質性は高くない」と判断」『朝日新聞』2020年1月9日。2020年1月26日閲覧。
  3. ^ 新弟子検査、大桑ら10人が合格 大相撲初場所」『東京新聞』2020年1月12日。2020年1月26日閲覧。
  4. ^ 高安6敗目 来場所の大関復帰ならず 八角理事長「気持ちがあるのは分かるが体がついてこない」」『スポニチアネックス』2020年1月20日。2020年1月26日閲覧。
  5. ^ 豪栄道 大関陥落…9度目“カド番”で力尽く「力がなかったということ」」『スポニチアネックス』2020年1月24日。2020年1月24日閲覧。
  6. ^ 両陛下と相撲好きの愛子さま初場所観戦 盛んに拍手」『日刊スポーツ』2020年1月25日。2020年1月26日閲覧。
  7. ^ 德勝龍が男泣き幕尻V!木瀬初!奈良98年ぶり」『日刊スポーツ』2020年1月26日。2020年1月26日閲覧。
  8. ^ 振分親方「ドキドキ」東関部屋継承「できることを精いっぱい」元高見山の教え弟子に伝える」『スポニチアネックス』2020年1月31日。2020年1月31日閲覧。
  9. ^ 日本相撲協会12年ぶり無投票で理事候補確定 八角理事長ら現職多数、伊勢ケ浜親方は2期ぶり立候補:大相撲」『中日スポーツ』2020年1月30日。2020年1月30日閲覧。
  10. ^ 秀ノ山親方が「音羽山」に 大相撲」『時事ドットコム』2020年2月1日。2020年3月31日閲覧。
  11. ^ a b 相撲を世界に発信、8月に「五輪・パラ場所」」『読売新聞』2020年2月4日。2020年7月9日閲覧。
  12. ^ 西の横綱鶴竜38年ぶり「横綱大関」と併記 新番付」『日刊スポーツ』2020年2月24日。2020年11月1日閲覧。
  13. ^ 大相撲春場所 無観客で開催、新型コロナウイルス感染拡大の影響受け」『スポニチアネックス』2020年3月1日。2020年3月1日閲覧。
  14. ^ 相撲協会、プロスポーツ協会脱退を決定 副理事候補3人を選任」『SANSPO.COM』2020年3月6日。2020年3月31日閲覧。
  15. ^ 白鵬44度目V「これで終わった…」異例場所締めた」『日刊スポーツ』2020年3月22日。2020年3月31日閲覧。
  16. ^ 八角理事長が続投「全協会員で乗り切った」異例場所」『日刊スポーツ』2020年3月23日。2020年3月31日閲覧。
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外部リンク

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