コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

1993年の相撲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1993年の相撲(1993ねんのすもう)は、1993年の相撲関係のできごとについて述べる。

大相撲

[編集]

できごと

[編集]
  • 1月、1月場所後連続優勝したの横綱推挙決定。また貴ノ花の大関昇進も決定。貴ノ花は20歳5ヶ月で史上最年少大関。日本プロスポーツ大賞を貴ノ花が受賞。
  • 2月、二子山(元横綱若乃花)の停年に伴い藤島部屋と合併し、藤島(元大関貴ノ花)が二子山部屋を継承した。5日、春日野巡業部長を団長とする90人が香港巡業に出発、香港場所を2日行い、9日に帰国。力士会主催のチャリティーボウリング大会が開かれた。
  • 3月、藤島相談役(元二子山理事長)が停年を迎え、相撲博物館の館長に就任。呼出の定員を38人から45人に増員し、行司も45人の定員に5人の臨時採用枠を設けた。
  • 5月、上田英雄横綱審議委員長が辞任。
  • 6月、3日に春日野巡業部長を団長とする84人がサンノゼ・ハワイ巡業に出発。6、7日にサンノゼ場所、10、11日にハワイ場所が開催され、13日に帰国。
  • 7月、横審委員長に渡辺誠毅就任。7月場所後の番付編成会議で若ノ花が大関昇進。
  • 9月、「協会員の肖像権に関する規定」を明文化。
  • 10月、秋巡業からトレーナー制導入。

本場所

[編集]

新弟子検査合格者

[編集]
場所 主な合格者 四股名 最高位 最終場所 備考
1月場所 尾曽武人 武双山正士 大関 2004年11月場所 幕下最下位格付出
岡本篤 栃栄篤史 前頭筆頭 1993年1月場所
栗本剛 武哲山剛 十両11枚目 1998年7月場所 幕下最下位格付出
3月場所 木村英樹 北勝力英樹 関脇 2011年5月技量審査場所
大内信英 皇司信秀 前頭4枚目 2009年3月場所 幕下最下位格付出
山田桂吾 琴春日桂吾 前頭7枚目 2011年1月場所[注 1]
山田裕三 若兎馬裕三 前頭11枚目 2007年7月場所[注 2]
浦崎桂助 琉鵬正吉 前頭16枚目 2012年5月場所
健博一 旭南海丈一郎 前頭16枚目 2011年1月場所[注 1]
上河啓介 若天狼啓介 十両2枚目 2011年1月場所[注 1]
森安篤 皇牙篤 十両6枚目 2007年3月場所[注 3]
足立茂雄 須磨ノ富士茂雄 十両9枚目 2007年5月場所[注 4]
白崎東洋 大倭東洋 十両12枚目 1996年11月場所 幕下最下位格付出
藤原周二 栃不動周二 十両12枚目 2012年7月場所[注 5]
廣瀬昌司 双筑波勇人 十両13枚目 2002年1月場所
5月場所
7月場所
9月場所
11月場所 小林昭仁 鳥羽の山喜充 前頭13枚目 2015年1月場所

引退・廃業

[編集]
場所 主な引退力士 最高位 初土俵 備考
1月場所 両国梶之助 小結 1985年3月場所(幕下最下位格付出) 年寄「中立」襲名
山錦喜章 十両10枚目 1981年3月場所
3月場所 常の山勝正 前頭12枚目 1980年7月場所
5月場所 大輝煌正人 前頭15枚目 1990年3月場所(幕下最下位格付出) 廃業時の四股名は輝ノ海
芳昇幸司 十両4枚目 1984年3月場所
福之里邦男 十両13枚目 1978年7月場所 若者頭就任
7月場所
9月場所 大岳宗正 十両2枚目 1983年3月場所
若闘将敏男 十両9枚目 1985年7月場所
大石田謙治 十両13枚目 1977年3月場所
11月場所

誕生

[編集]

死去

[編集]

その他

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ a b c 順席上は2011年5月技量審査場所
  2. ^ 番付上は2007年9月場所
  3. ^ 番付上は2007年5月場所
  4. ^ 番付上は2007年7月場所
  5. ^ 番付上は2012年9月場所

出典

[編集]
  1. ^ 千代の海 明太郎 日本相撲協会公式サイト(2021年8月3日閲覧)
  2. ^ 元十両千代の海が引退 最高位は西十両8枚目」『デイリースポーツ』2024年6月3日。2024年6月3日閲覧。
  3. ^ 京須利敏・水野尚文『令和三年版 大相撲力士名鑑』(共同通信社) 290頁
  4. ^ 美ノ海 義久 日本相撲協会公式サイト(2021年8月3日閲覧)
  5. ^ 朝玉勢 大幸 日本相撲協会公式サイト(2021年8月3日閲覧)
  6. ^ 對馬洋 勝満 日本相撲協会公式サイト(2022年10月31日閲覧)
  7. ^ 京須利敏・水野尚文『令和三年版 大相撲力士名鑑』(共同通信社) 297頁
  8. ^ 一山本 大生 日本相撲協会公式サイト(2021年8月3日閲覧)
  9. ^ 若元春 港 日本相撲協会公式サイト(2021年8月3日閲覧)
  10. ^ 京須利敏・水野尚文『令和三年版 大相撲力士名鑑』(共同通信社) 291頁
  11. ^ 京須利敏・水野尚文『令和三年版 大相撲力士名鑑』(共同通信社) 159頁
  12. ^ 京須利敏・水野尚文『令和三年版 大相撲力士名鑑』(共同通信社) 144頁
  13. ^ 京須利敏・水野尚文『令和三年版 大相撲力士名鑑』(共同通信社) 102頁
  14. ^ 『玉袋筋太郎の闘魂伝承座談会』白夜書房

参考文献

[編集]
  • 『相撲』誌各号
  • 『大相撲戦後70年史』(ベースボールマガジン社、2015年)p98