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大相撲平成24年3月場所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大相撲平成24年3月場所(おおずもうへいせい24ねん3がつばしょ)は、2012年3月11日)から3月25日(日)まで、大阪府立体育会館で開催された大相撲本場所

幕内最高優勝は、横綱白鵬翔(13勝2敗・22回目)。

場所前の話題など

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この年の2月、大阪場所担当部長に貴乃花親方が就任してそのPR活動が世間の注目を浴びており、観客動員数が増えることが期待された。

前場所で初めて優勝した大関把瑠都横綱昇進がかかっており、その結果が期待された。

関脇鶴竜が前場所までの2場所に関脇の地位で連続10勝をあげており、結果次第では場所後の大関昇進の可能性もあるということで、その結果が期待された。

番付・星取表

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成績 結果 番付 西 成績 結果
白鵬 13勝2敗 優勝 横綱
把瑠都 10勝5敗 大関 日馬富士 11勝4敗
稀勢の里 9勝6敗 大関 琴欧洲 8勝7敗
大関 琴奨菊 9勝6敗
鶴竜 13勝2敗 優勝同点、殊勲賞、技能賞 関脇 安美錦 7勝8敗
臥牙丸 6勝9敗 小結 栃煌山 5勝10敗
妙義龍 7勝8敗 前頭1 栃乃若 5勝10敗
時天空 3勝12敗 前頭2 嘉風 3勝10敗2休
旭天鵬 5勝10敗 前頭3 栃ノ心 5勝10敗
豊ノ島 11勝4敗 技能賞 前頭4 阿覧 9勝6敗
若荒雄 7勝8敗 前頭5 豊真将 11勝4敗
松鳳山 7勝8敗 前頭6 豪栄道 12勝3敗 敢闘賞
髙安 10勝5敗 前頭7 豊響 9勝6敗
千代の国 3勝10敗2休 前頭8 豪風 9勝6敗
隠岐の海 8勝7敗 前頭9 雅山 8勝7敗
佐田の富士 6勝9敗 前頭10 碧山 8勝7敗
朝赤龍 5勝10敗 前頭11 天鎧鵬 6勝9敗
大道 7勝8敗 前頭12 富士東 5勝10敗
北太樹 9勝6敗 前頭13 若の里 8勝7敗
宝富士 6勝9敗 前頭14 5勝10敗
玉鷲 7勝8敗 前頭15 寶智山 4勝11敗
翔天狼 9勝6敗 前頭16 隆の山 4勝11敗

優勝争い

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綱取り大関把瑠都は4日目に大関取りを狙う関脇鶴竜に敗れて土。6日目には全勝は横綱白鵬と鶴竜の2人となり、それを稀勢の里を除く4大関と平幕4人の8人が追う展開となった。7日目にはそのうちの把瑠都と翔天狼を除く6人が敗れ、前半戦終了時点で早くも全勝2人、1敗2人という展開になっていた。

中日に鶴竜は稀勢の里に敗れて土がつき、白鵬と1敗2人はそれぞれ白星だったが、翌9日目に白鵬は鶴竜に敗れて土がつき、1敗4人と2敗が3人という優勝争いに変わった。10日目も1敗4人は変わなかったが、把瑠都と翔天狼は11日目からともに連敗し、12日目終了時点では1敗2人を大関日馬富士が追う展開へと変化した。13日目白鵬は稀勢の里に敗れて2敗、日馬富士は把瑠都に敗れて3敗にそれぞれ後退したが、鶴竜は1敗を守り単独トップ。翌14日目も鶴竜、白鵬が共に勝って優勝争いは千秋楽にもつれ込んだ。

千秋楽、鶴竜が先に土俵へ上がり、勝てば14勝1敗で初優勝が決まるところだったが、平幕の豪栄道にあっさりと敗れて2敗。白鵬は把瑠都に勝って2敗をキープしたため、この2人による優勝決定戦が行われることになった。優勝決定戦は上手投げで白鵬の勝ち。白鵬が千秋楽逆転で2場所ぶり22回目の幕内最高優勝となった。

各段優勝・三賞

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トピック

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場所後に関脇鶴竜大関昇進が正式に決まり、綱取り大関把瑠都は10勝5敗で綱取りに失敗したため、史上初の6大関時代へと突入することになった。

場所後の2012年4月25日に元小結垣添と元幕内剣武が現役を引退した。垣添は年寄押尾川を襲名し、藤島部屋付き年寄となった。[1]

脚注

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  1. ^ 元小結垣添、元幕内剣武が引退 日体大相撲部で同級生 スポニチアネックス 2012年4月25日(2012年11月30日閲覧)
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