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大相撲平成22年3月場所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大相撲平成22年3月場所(おおずもうへいせい22ねん3がつばしょ)は、2010年3月14日から3月28日まで大阪府立体育会館で開催された大相撲本場所

幕内最高優勝横綱白鵬翔(15戦全勝・13回目)。

場所前の話題など

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横綱・朝青龍前場所の開催中に起こした暴行事件の責任を取る形で引退し、白鵬が一人横綱として場所に臨むこととなった。

また、大関昇進を狙う関脇把瑠都は前場所を12勝3敗で終え、三役の地位で3場所合計33勝を挙げていたにもかかわらず昇進が見送られていた。その後審判部は「3月場所で13勝すれば昇進」という更に厳しい条件を提示。改めてこの場所に大関昇進を懸けることとなった。

番付・星取表

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成績 結果 番付 西 成績 結果
白鵬 15勝 優勝 横綱
日馬富士 10勝5敗 大関 琴欧洲 10勝5敗
魁皇 8勝7敗 大関 琴光喜 9勝6敗
把瑠都 14勝1敗 敢闘賞、技能賞 関脇 豊ノ島 6勝9敗
稀勢の里 9勝6敗 小結 安美錦 8勝7敗
鶴竜 6勝9敗 前頭1 若の里 6勝9敗
旭天鵬 3勝12敗 前頭2 阿覧 1勝14敗
豪栄道 2勝4敗9休 前頭3 琴奨菊 10勝5敗
玉鷲 5勝10敗 前頭4 土佐豊 3勝12敗
豊響 4勝11敗 前頭5 豊真将 9勝6敗
栃煌山 11勝4敗 前頭6 栃ノ心 9勝6敗
雅山 10勝5敗 前頭7 垣添 7勝8敗
岩木山 8勝7敗 前頭8 豪風 5勝10敗
白馬 8勝7敗 前頭9 嘉風 5勝10敗
北太樹 10勝5敗 前頭10 霜鳳 5勝10敗
朝赤龍 10勝5敗 前頭11 北勝力 6勝9敗
隠岐の海 8勝7敗 前頭12 高見盛 7勝8敗
時天空 10勝5敗 前頭13 德瀬川 8勝7敗
黒海 10勝5敗 前頭14 玉乃島 6勝9敗
磋牙司 6勝9敗 前頭15 猛虎浪 9勝6敗
春日王 5勝10敗 前頭16 武州山 4勝11敗

優勝争い

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一人横綱となった白鵬、大関挑戦の把瑠都に注目が集まる中、両力士とも期待に違わぬ活躍を見せ、全勝で優勝争いをリードする。この2人以外にも大関日馬富士、平幕の時天空の2人が並走していたが、日馬富士は中日に、時天空は中日勝ち越しを決めるも9日目に土が着き、9日目時点で白鵬、把瑠都の2人が優勝戦線の先頭に並び立った。そのまま両者全勝で11日目の直接対決を迎えた。

全勝同士の大一番は白鵬が制し、把瑠都は1敗に後退した。それでもそこから崩れることなく勝ち続け、全勝を守る白鵬を追走。千秋楽に琴光喜を破って14勝1敗とし、結びの一番での白鵬の結果に決定戦の望みを託すこととなったが、白鵬は日馬富士を上手投げに破り、2場所ぶり13回目の優勝、同時に自身5回目の全勝優勝を決めた。把瑠都は14勝1敗の優勝次点となり、敢闘賞、技能賞をそれぞれ受賞、また場所前に提示されていた大関昇進の条件である13勝もクリアし、昇進を決定的とした。14勝を挙げての優勝次点は平成6年7月場所の大関若ノ花以来となった。

各段優勝・三賞

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  • 幕内最高優勝 白鵬 15戦全勝(13回目)
    • 殊勲賞:該当者なし
    • 敢闘賞:把瑠都(5回目)
    • 技能賞:把瑠都(初)
  • 十両優勝 木村山 11勝4敗
  • 幕下優勝 碧山 7戦全勝
  • 三段目優勝 千昇 7戦全勝
  • 序二段優勝 千代錦 7戦全勝
  • 序ノ口優勝 佐々木山 7戦全勝

トピック

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  • 関脇・把瑠都が14勝1敗で敢闘賞と技能賞を獲得し、直近3場所で35勝を挙げ、場所後大関に昇進した。

参考文献

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平成22年
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