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大相撲平成23年11月場所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大相撲平成23年11月場所(おおずもうへいせい23ねん11がつばしょ)は、2011年平成23年)11月13日から11月27日まで福岡国際センターで開催された大相撲本場所

幕内最高優勝横綱白鵬翔(14勝1敗・2場所連続21回目)。

場所前の話題など

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番付発表は2011年(平成23年)10月31日

大関昇進を果たした琴奨菊の地元での取組が期待される場所である。

稀勢の里の大関昇進のかかる場所でもある。

豊真将が戦後4位となる30歳6ヶ月で三役(小結)に昇進をした。

剣武妙義龍佐田の富士松谷(松鳳山に改名)、碧山の5人が幕内昇進を決め、新入幕力士5人は1950年秋場所以来およそ61年ぶりである。また、学生相撲出身力士が同時に3人入幕するのは史上初の出来事である。

番付・星取表

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成績 結果 番付 西 成績 結果
白鵬 14勝1敗 優勝 横綱
把瑠都 11勝4敗 大関 日馬富士 8勝7敗
琴欧洲 9勝6敗 大関 琴奨菊 11勝4敗
稀勢の里 10勝5敗 技能賞 関脇 鶴竜 10勝5敗
豊ノ島 9勝6敗 小結 豊真将 4勝11敗
隠岐の海 7勝8敗 前頭1 豪栄道 7勝8敗
栃ノ心 2勝13敗 前頭2 旭天鵬 4勝11敗
阿覧 4勝11敗 前頭3 臥牙丸 2勝13敗
栃乃若 7勝8敗 前頭4 栃煌山 5勝6敗4休
北大樹 8勝7敗 前頭5 嘉風 7勝8敗
安美錦 9勝6敗 前頭6 雅山 11勝4敗
時天空 6勝9敗 前頭7 豪風 10勝5敗
翔天狼 全休 前頭8 髙安 9勝6敗
若の里 2勝4敗9休 前頭9 若荒雄 12勝3敗 敢闘賞
黒海 1勝14敗 前頭10 富士東 7勝8敗
豊響 9勝6敗 前頭11 妙義龍 10勝5敗
大道 8勝7敗 前頭12 磋牙司 6勝9敗
玉鷲 5勝10敗 前頭13 朝赤龍 6勝9敗
魁聖 6勝9敗 前頭14 宝富士 5勝10敗
松鳳山 10勝5敗 前頭15 佐田の富士 8勝7敗
碧山 11勝4敗 敢闘賞 前頭16 剣武 4勝11敗
木村山 4勝11敗 前頭17

優勝争い

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大関昇進のかかる関脇・稀勢の里は5日目に豪栄道に敗れ、初黒星を喫した。横綱・白鵬は平幕の挑戦を難なく退け初日から連勝を積み重ねて、同じく新大関の琴奨菊も初日から連勝を積み重ねる。

9日目に稀勢の里が日馬富士に敗れ2敗目となる。9日目の時点で全勝は白鵬と琴奨菊の2人、2敗で稀勢の里と豪風若荒雄と碧山の4人が追いかける展開となった。

10日目に全勝で白鵬と並ぶ琴奨菊が把瑠都に敗れ初黒星を喫した。琴奨菊は10日目から4連敗し優勝争いから脱落した。

11日目には稀勢の里が白鵬に敗れ3敗目、琴奨菊も栃乃若に敗れ2敗目となる。さらに13日目にも稀勢の里が把瑠都に琴奨菊が日馬富士にそれぞれ敗れ、稀勢の里は大関昇進が危ぶまれ、琴奨菊は優勝争いから脱落すると言う結果になった。ここまで全勝の白鵬は13日目に琴欧洲を破り、13日目で優勝を決めた。

千秋楽は白鵬が把瑠都に勝てば双葉山大鵬を抜く単独1位の9回目の全勝優勝となる。しかし、把瑠都に敗れ全勝優勝とはならなかった。大関昇進がほぼ決まっている稀勢の里は琴奨菊に敗れ、琴奨菊は新大関の場所を11勝4敗で取り終え、稀勢の里は10勝5敗であった。白鵬は21度目の優勝で技能賞は稀勢の里、殊勲賞は該当者なし、敢闘賞は12勝3敗の好成績を残した若荒雄と、11勝4敗の好成績を残した碧山がそれぞれ受賞した。

各段優勝・三賞

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  • 幕内最高優勝 白鵬 14勝1敗(2場所連続21回目)
    • 殊勲賞:該当者なし
    • 敢闘賞:若荒雄(初)、碧山(初)
    • 技能賞:稀勢の里(初)
  • 十両優勝  12勝3敗
  • 幕下優勝 千昇 6勝1敗
  • 三段目優勝 佐久間山 7戦全勝
  • 序二段優勝 若山 7戦全勝
  • 序ノ口優勝 蘇 7戦全勝

トピック

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  • 元関脇で十両の玉乃島が9日目に引退を表明し、年寄西岩を襲名した。
  • 関脇・稀勢の里が3場所32勝ながらも場所後に大関に昇進した。

参考文献

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平成22年11月場所
平成23年
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平成24年1月場所
1月場所3月場所(中止)5月技量審査場所
7月場所9月場所11月場所