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大相撲平成23年7月場所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大相撲平成23年7月場所(おおずもうへいせい23ねん7がつばしょ)は、2011年平成23年)7月10日から7月24日まで愛知県体育館で開催された大相撲本場所

幕内最高優勝大関日馬富士公平(14勝1敗・13場所ぶり2回目)。

場所前の話題など

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番付発表は2011年(平成23年)6月27日

大関魁皇千代の富士のもつ歴代1位の1045勝まであと1つと迫った歴代通算勝ち星記録を達成できるかがこの場所の大きな焦点となった。

また、関脇琴奨菊の大関昇進の挑戦も注目された。

番付・星取表

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成績 結果 番付 西 成績 結果
白鵬 12勝3敗 横綱
把瑠都 11勝4敗 大関 日馬富士 14勝1敗 優勝
魁皇 3勝8敗 引退 大関 琴欧洲 9勝6敗
琴奨菊 11勝4敗 殊勲賞 関脇 稀勢の里 10勝5敗
関脇 鶴竜 10勝5敗
豪栄道 5勝10敗 小結 栃ノ心 6勝9敗
土佐豊 0勝4敗11休 前頭1 嘉風 7勝8敗
旭天鵬 2勝13敗 前頭2 豊ノ島 9勝6敗
若荒雄 5勝10敗 前頭3 安美錦 2勝13敗
隠岐の海 8勝7敗 前頭4 豪風 8勝7敗
魁聖 6勝9敗 前頭5 若の里 9勝6敗
玉鷲 5勝10敗 前頭6 阿覧 10勝5敗
時天空 8勝7敗 前頭7 臥牙丸 5勝10敗
栃煌山 10勝5敗 前頭8 雅山 8勝7敗
豊真将 11勝4敗 敢闘賞 前頭9 朝赤龍 6勝9敗
北大樹 7勝8敗 前頭10 宝富士 4勝11敗
髙安 9勝6敗 前頭11 栃乃若 8勝7敗
大道 6勝9敗 前頭12 豊響 8勝7敗
磋牙司 8勝7敗 前頭13 翔天狼 7勝8敗
高見盛 3勝12敗 前頭14 栃乃洋 6勝9敗
富士東 10勝5敗 前頭15 木村山 7勝8敗

優勝争い

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横綱白鵬はいつものように初日から連勝し、大関日馬富士も同じく初日から連勝した。大関昇進を目指す関脇琴奨菊は初日に豊ノ島に敗れたものの中日までに1敗を守った。中日の時点で白鵬と日馬富士の2人が全勝で把瑠都と琴奨菊と豊真将と新入幕の髙安と同じく新入幕の富士東が1敗で追いかける展開となった。

10日目の時点で白鵬と日馬富士の全勝同士の争いとなったが11日目に白鵬が琴奨菊に敗れて全勝は日馬富士ただ1人となった。その後も日馬富士は白星を積み重ねていき14日目には白鵬との対戦を迎えた。日馬富士が白鵬に勝てば千秋楽を待たずに日馬富士の幕内優勝が決まるという日馬富士にとっては大事な取り組みであった。結果、日馬富士が白鵬を寄り切りで下し、14日目に2回目の幕内優勝が決まった。千秋楽は稀勢の里に敗れて惜しくも全勝優勝こそはならなかったが14勝1敗で2度目の幕内優勝を果たした。優勝次点は白鵬の12勝3敗であった。三賞では殊勲賞は琴奨菊に、敢闘賞は豊真将にそれぞれ贈られた。技能賞は該当者がいなかった。

各段優勝・三賞

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  • 幕内最高優勝 日馬富士 14勝1敗(2回目)
    • 殊勲賞:琴奨菊(2回目)
    • 敢闘賞:豊真将(5回目)
    • 技能賞:該当者なし
  • 十両優勝 妙義龍 11勝4敗
  • 幕下優勝 直江 7戦全勝
  • 三段目優勝 阿夢露 7戦全勝
  • 序二段優勝 前乃富士 7戦全勝
  • 序ノ口優勝 佐久間山 7戦全勝

トピック

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  • 魁皇が4日目に豊ノ島を下し千代の富士のもつ歴代通算勝ち星記録の歴代1位の1045勝に並ぶ。さらに5日目には旭天鵬を下し1046勝目となり歴代通算勝ち星記録を更新し歴代単独1位となった。7日目には安美錦を下し1047勝目となった。しかし、これが現役最後の白星となり10日目の琴欧洲に敗れた後現役引退を表明し、年寄浅香山を襲名した。
  • この場所より日仏友好杯の副賞がピエール・エルメマカロン(直径41cm、厚さ23cm)となった。この巨大マカロンは優勝力士に手渡すための式典用で食べられず、金箔でコーティングされた22個の黄金のマカロンが後に贈られる[1]

脚注

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  1. ^ 大相撲の優勝力士に贈られる「巨大マカロン」の正体”. ウィズニュース (2014年10月9日). 2015年4月26日閲覧。
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