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大相撲平成21年7月場所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大相撲平成21年7月場所(おおずもうへいせい21ねん7がつばしょ)は、2009年7月12日から7月26日まで愛知県体育館で開催された大相撲本場所

幕内最高優勝横綱白鵬翔(14勝1敗・11回目)。

場所前の話題など

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先場所初優勝した大関日馬富士にとって、綱獲り挑戦の場所となった。

番付・星取表

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成績 結果 番付 西 成績 結果
白鵬 14勝1敗 優勝 横綱 朝青龍 10勝5敗
日馬富士 9勝6敗 大関 琴欧洲 13勝2敗
魁皇 8勝7敗 大関 琴光喜 12勝3敗
千代大海 8勝7敗 大関
鶴竜 5勝10敗 関脇 稀勢の里 9勝6敗
旭天鵬 6勝9敗 小結 琴奨菊 8勝7敗
阿覧 4勝11敗 前頭1 豪栄道 5勝10敗
栃煌山 2勝13敗 前頭2 豊響 3勝12敗
岩木山 5勝10敗 前頭3 把瑠都 11勝4敗
雅山 8勝7敗 前頭4 高見盛 6勝9敗
安美錦 11勝4敗 技能賞 前頭5 栃ノ心 9勝6敗
武州山 5勝10敗 前頭6 玉乃島 9勝6敗
豊ノ島 8勝7敗 前頭7 猛虎浪 6勝9敗
黒海 5勝10敗 前頭8 垣添 6勝9敗
豪風 8勝7敗 前頭9 栃乃洋 6勝9敗
翔天狼 11勝4敗 敢闘賞 前頭10 時天空 9勝6敗
山本山 4勝7敗4休 前頭11 玉鷲 5勝10敗
朝赤龍 9勝6敗 前頭12 嘉風 6勝9敗
普天王 6勝9敗 前頭13 出島 2勝10敗 引退
霜鳳 9勝6敗 前頭14 土佐豊 8勝7敗
豊真将 10勝5敗 前頭15 春日王 8勝7敗
若荒雄 4勝11敗 前頭16

優勝争い

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5月場所を制し綱取りに挑んだ日馬富士は3日目に小結琴奨菊、5日目には平幕の阿覧に敗れ2敗となり、早くも優勝の目が遠のいてしまう。7日目時点での優勝争いのトップは白鵬朝青龍の両横綱、そして大関琴欧洲が全勝で並び、さらにご当地大関の琴光喜が1敗で3人を追いかける形となった。

朝青龍は中日に関脇稀勢の里に敗れて土が着いた後、千代大海魁皇の2大関にも相次いで敗れて大崩れ。琴欧洲も11日目に千代大海に敗れ1敗。単独トップとなった白鵬はその3番後に未だ1敗を守る琴光喜と対戦。これを琴光喜が制し、この時点で白鵬と佐渡ヶ嶽部屋の両大関の3人が1敗で並ぶという展開となった。

場所終盤、琴光喜は白鵬に土を着けた翌日に朝青龍と対戦するが、寄り切られて2敗。翌13日目にも平幕の安美錦に痛恨の3敗目を喫して優勝戦線から大きく後退。その13日目の結びには白鵬と琴欧洲の1敗同士の大一番。これを白鵬が制して優勝に大きく前進した。1敗白鵬、2敗琴欧洲のまま千秋楽を迎え、琴欧洲は日馬富士を下して優勝の望みを繋ぐものの、結びは白鵬が朝青龍との巻き替えの攻防を制して、2場所ぶり11回目の幕内最高優勝を決定した。琴欧洲は13勝2敗の優勝次点。綱取りが懸かっていた日馬富士は13日目からの横綱大関戦3連敗で結局9勝6敗に終わってしまい、綱取りは振り出しに戻ることとなった。

各段優勝・三賞

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  • 幕内最高優勝 白鵬 14勝1敗(11回目)
    • 殊勲賞:該当者なし
    • 敢闘賞:翔天狼(初)
    • 技能賞:安美錦(4回目)
  • 十両優勝 若の里 14勝1敗
  • 幕下優勝 深尾 6勝1敗
  • 三段目優勝 宝富士 7戦全勝
  • 序二段優勝 栃飛龍 7戦全勝
  • 序ノ口優勝 相坂 7戦全勝

トピック

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  • 大関・日馬富士にとっては横綱挑戦の場所であったが、序盤で2敗を喫し、13日目の朝青龍戦では大技の櫓投げで敗れ、9勝6敗に終わり綱獲りはならなかった。
  • 元大関・出島が幕内下位で大負けし、この場所を最後に現役を引退した。

参考文献

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平成20年11月場所
平成21年
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平成22年1月場所
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