大相撲平成21年7月場所
表示
大相撲平成21年7月場所(おおずもうへいせい21ねん7がつばしょ)は、2009年7月12日から7月26日まで愛知県体育館で開催された大相撲本場所。
場所前の話題など
[編集]先場所初優勝した大関・日馬富士にとって、綱獲り挑戦の場所となった。
番付・星取表
[編集]東 | 成績 | 結果 | 番付 | 西 | 成績 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
白鵬 | 14勝1敗 | 優勝 | 横綱 | 朝青龍 | 10勝5敗 | |
日馬富士 | 9勝6敗 | 大関 | 琴欧洲 | 13勝2敗 | ||
魁皇 | 8勝7敗 | 大関 | 琴光喜 | 12勝3敗 | ||
千代大海 | 8勝7敗 | 大関 | ||||
鶴竜 | 5勝10敗 | 関脇 | 稀勢の里 | 9勝6敗 | ||
旭天鵬 | 6勝9敗 | 小結 | 琴奨菊 | 8勝7敗 | ||
阿覧 | 4勝11敗 | 前頭1 | 豪栄道 | 5勝10敗 | ||
栃煌山 | 2勝13敗 | 前頭2 | 豊響 | 3勝12敗 | ||
岩木山 | 5勝10敗 | 前頭3 | 把瑠都 | 11勝4敗 | ||
雅山 | 8勝7敗 | 前頭4 | 高見盛 | 6勝9敗 | ||
安美錦 | 11勝4敗 | 技能賞 | 前頭5 | 栃ノ心 | 9勝6敗 | |
武州山 | 5勝10敗 | 前頭6 | 玉乃島 | 9勝6敗 | ||
豊ノ島 | 8勝7敗 | 前頭7 | 猛虎浪 | 6勝9敗 | ||
黒海 | 5勝10敗 | 前頭8 | 垣添 | 6勝9敗 | ||
豪風 | 8勝7敗 | 前頭9 | 栃乃洋 | 6勝9敗 | ||
翔天狼 | 11勝4敗 | 敢闘賞 | 前頭10 | 時天空 | 9勝6敗 | |
山本山 | 4勝7敗4休 | 前頭11 | 玉鷲 | 5勝10敗 | ||
朝赤龍 | 9勝6敗 | 前頭12 | 嘉風 | 6勝9敗 | ||
普天王 | 6勝9敗 | 前頭13 | 出島 | 2勝10敗 | 引退 | |
霜鳳 | 9勝6敗 | 前頭14 | 土佐豊 | 8勝7敗 | ||
豊真将 | 10勝5敗 | 前頭15 | 春日王 | 8勝7敗 | ||
若荒雄 | 4勝11敗 | 前頭16 |
優勝争い
[編集]5月場所を制し綱取りに挑んだ日馬富士は3日目に小結琴奨菊、5日目には平幕の阿覧に敗れ2敗となり、早くも優勝の目が遠のいてしまう。7日目時点での優勝争いのトップは白鵬と朝青龍の両横綱、そして大関琴欧洲が全勝で並び、さらにご当地大関の琴光喜が1敗で3人を追いかける形となった。
朝青龍は中日に関脇稀勢の里に敗れて土が着いた後、千代大海と魁皇の2大関にも相次いで敗れて大崩れ。琴欧洲も11日目に千代大海に敗れ1敗。単独トップとなった白鵬はその3番後に未だ1敗を守る琴光喜と対戦。これを琴光喜が制し、この時点で白鵬と佐渡ヶ嶽部屋の両大関の3人が1敗で並ぶという展開となった。
場所終盤、琴光喜は白鵬に土を着けた翌日に朝青龍と対戦するが、寄り切られて2敗。翌13日目にも平幕の安美錦に痛恨の3敗目を喫して優勝戦線から大きく後退。その13日目の結びには白鵬と琴欧洲の1敗同士の大一番。これを白鵬が制して優勝に大きく前進した。1敗白鵬、2敗琴欧洲のまま千秋楽を迎え、琴欧洲は日馬富士を下して優勝の望みを繋ぐものの、結びは白鵬が朝青龍との巻き替えの攻防を制して、2場所ぶり11回目の幕内最高優勝を決定した。琴欧洲は13勝2敗の優勝次点。綱取りが懸かっていた日馬富士は13日目からの横綱大関戦3連敗で結局9勝6敗に終わってしまい、綱取りは振り出しに戻ることとなった。
各段優勝・三賞
[編集]トピック
[編集]- 大関・日馬富士にとっては横綱挑戦の場所であったが、序盤で2敗を喫し、13日目の朝青龍戦では大技の櫓投げで敗れ、9勝6敗に終わり綱獲りはならなかった。
- 元大関・出島が幕内下位で大負けし、この場所を最後に現役を引退した。
参考文献
[編集] | | |||
1月場所 | 3月場所 | 5月場所 | ||
7月場所 | 9月場所 | 11月場所 |