40歳以上まで現役を続けた力士一覧
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40歳以上まで現役を続けた力士一覧(よんじっさいいじょうまでげんえきをつづけたりきしいちらん)は、現役中に満40歳の誕生日を迎えた大相撲の力士の一覧である。
引退力士一覧
[編集]凡例
- 1958年に大相撲の年6場所制が定着して以降、初土俵を踏んだ力士に限定する。
- 誕生日時点の番付は、場所中に誕生日を迎えた場合は当場所のものを、それ以外の場合は誕生日直後の場所のものを、それぞれ記載。
- 力士名・部屋名は誕生日時点のもの。誕生日以降に変更が生じた場合は別途補足する。
- 「引退後」の欄には、年寄となった場合は年寄名跡を記し、若者頭(前例なし)・世話人となった場合はそれぞれ「若者頭」「世話人」と記し、角界に残らなかった(以前の表現での「廃業」に相当)場合は「-」と記す。
力士 | 部屋 | 最高位 | 40歳誕生日 | 誕生日時点の番付 | 40歳以降の最高位 | 引退場所 | 引退時点の年齢 | 引退後 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
牧本 | 時津風 | 東前頭12 | 1981年 8月13日 | 西幕下34 | 西幕下27 | 1982年11月場所 | 41歳 | 3か月- |
大潮 | 時津風 | 東小結 | 1988年 1月 4日 | 西幕下1 | 西幕下1 | 1988年1月場所 | 40歳 | 0か月錣山→式秀[注釈 1] |
一ノ矢 | 高砂 | 東三段目6 | 2000年12月28日 | 東序二段35 | 西序二段15 | 2007年11月場所 | 46歳11か月 | - |
安芸旭 | 大島 | 東序二段18 | 2004年 6月11日 | 東序ノ口4 | 西序二段107 | 2005年5月場所 | 40歳11か月 | - |
琴冠佑 | 佐渡ヶ嶽 | 東十両7 | 2006年 2月 2日 | 西幕下27 | 西幕下25 | [注釈 2] | 2006年9月場所40歳 | 7か月- |
栃天晃 | 春日野 | 東十両4 | 2007年 2月19日 | 東幕下55 | 西幕下50 | 技量審査場所 | 2011年44歳 | 3か月- |
輝面龍 | 高砂 | 東幕下4 | 2009年 9月29日 | 西三段目24 | 東幕下60 | 2010年9月場所 | 41歳 | 0か月- |
華吹 | 立浪 | 東三段目18 | 2010年 5月28日 | 東序二段25 | 西三段目86 | [1] | 2022年1月場所51歳 | 7か月- |
笠力 | 二所ノ関 | 東序二段67 | 2010年 7月13日 | 東序二段90 | 東序二段67 | 2013年1月場所 | 42歳 | 6か月- |
出羽の郷 | 出羽海 | 東十両14 | 2010年11月22日 | 東三段目44 | 西幕下38 | 2015年5月場所 | 44歳 | 6か月- |
北斗龍 | 北の湖[注釈 3] | 東三段目53 | 2011年 3月16日 | 東序二段104 | 東序二段50 | 2017年3月場所 | 46歳 | 0か月- |
郡山 | 三保ヶ関 | 西幕下2 | 2011年 8月 8日 | 西三段目69 | 西三段目43 | 2013年9月場所 | 42歳 | 1か月- |
嵐望 | 貴乃花 | 東幕下13 | 2012年 7月 2日 | 東序二段13 | 東序二段13 | 2013年5月場所 | 40歳 | 9か月世話人[注釈 4] |
栃の山 | 千賀ノ浦 | 西幕下2 | 2013年 2月24日 | 東三段目33 | 東三段目20 | 2013年5月場所 | 40歳 | 2か月世話人[注釈 4] |
旭天鵬 | 友綱 | 西関脇 | 2014年 9月13日 | 東前頭14 | 東前頭7 | 2015年7月場所 | 40歳10か月 | 大島→友綱→大島[注釈 5] |
伊勢ノ花 | 伊勢ヶ濱 | 東幕下23 | 2015年 1月 3日 | 西三段目83 | 西三段目64 | 2019年1月場所 | 44歳 | 0か月- |
旭光 | 友綱 | 東幕下35 | 2016年 7月 6日 | 東序二段51 | 東序二段43 | 2018年3月場所 | 41歳 | 8か月- |
富士ノ風 | 尾車 | 西幕下14 | 2017年 6月24日 | 東序二段34 | 西三段目69 | [1] | 2022年1月場所44歳 | 7か月- |
大子錦 | 高砂 | 西三段目77 | 2017年10月12日 | 西序二段103 | 東序二段74 | [4] | 2020年9月場所42歳11か月 | - |
華王錦 | 東関 | 西十両6 | 2018年 9月14日 | 東三段目55 | 東三段目3 | [5] | 2021年3月場所42歳 | 6か月- |
安美錦 | 伊勢ヶ濱 | 東関脇 | 2018年10月 3日 | 西十両2 | 西十両2 | 2019年7月場所 | 40歳 | 9か月安治川[6][注釈 6] |
剛力山 | 高田川 | 東幕下17 | 2019年 3月21日 | 西三段目54 | 東三段目31 | [7] | 2022年7月場所43歳 | 6か月- |
魁ノ若 | 友綱[注釈 7] | 西幕下14 | 2019年 4月20日 | 東序二段43 | 東序二段12 | [8] | 2023年1月場所43歳 | 9か月- |
越ノ龍 | 藤島 | 西幕下34 | 2019年 5月17日 | 西三段目60 | 西三段目39 | [9] | 2024年9月場所45歳 | 4か月- |
闘鵬 | 大嶽 | 西幕下60 | 2020年 8月27日 | 東序二段30 | 東三段目93 | [1] | 2022年1月場所41歳 | 4か月- |
朝乃土佐 | 高砂 | 東幕下21 | 2021年11月10日 | 東序二段42 | 東三段目80 | [10] | 2024年1月場所42歳 | 2か月- |
神山 | 高砂 | 西三段目30 | 2022年 1月27日 | 西序二段55 | 東序二段48 | [10] | 2024年1月場所42歳 | 0か月- |
前乃富士 | 高田川 | 東幕下53 | 2022年 8月 7日 | 西三段目86 | 西三段目86 | [10] | 2024年1月場所41歳 | 5か月- |
最上錦 | 木瀬 | 西三段目65 | 2022年10月28日 | 東序二段90 | 東序二段63 | [11] | 2024年3月場所41歳 | 4か月- |
霧桜 | 陸奥 | 西三段目69 | 2023年 5月26日 | 東序二段70 | 東序二段70 | [12] | 2023年11月場所40歳 | 6か月- |
現役力士一覧
[編集]凡例
- 1958年に大相撲の年6場所制が定着して以降、初土俵を踏んだ力士に限定する。
- 誕生日時点の番付は、場所中に誕生日を迎えた場合は当場所のものを、それ以外の場合は誕生日直後の場所のものを、それぞれ記載。
- 力士名・部屋名は誕生日時点のもの。誕生日以降に変更が生じた場合は別途補足する。
力士 | 部屋 | 最高位 | 40歳誕生日 | 誕生日時点の番付 | 40歳以降の最高位 |
---|---|---|---|---|---|
翔傑 | 芝田山 | 西幕下4 | 2016年 9月 5日 | 東幕下30 | 東幕下30 |
桃智桜[注釈 8] | 式秀 | 東序二段53 | 2017年 2月 7日 | 西序ノ口19 | 西序二段94 |
聡ノ富士 | 伊勢ヶ濱 | 東幕下55 | 2017年 4月15日 | 東三段目83 | 東三段目83 |
芳東 | 玉ノ井 | 東前頭12 | 2017年 5月26日 | 西三段目29 | 東三段目14 |
天一 | 山響 | 西幕下10 | 2017年11月22日 | 西三段目49 | 西三段目31 |
輝の里 | 田子ノ浦 | 東三段目23 | 2018年 1月17日 | 東序二段30 | 東序二段30 |
潮来桜 | 式秀 | 東序二段19 | 2018年10月 2日 | 東序二段102 | 西序二段61 |
大雷童 | 高田川 | 東十両2 | 2020年 4月17日 | 東三段目96 | 東三段目12 |
武蔵海 | 藤島 | 西幕下5 | 2021年 4月26日 | 東序二段43 | 西三段目51 |
朝天舞 | 高砂 | 西幕下8 | 2021年 5月23日 | 西三段目88 | 西三段目4 |
鋼 | 陸奥[注釈 9] | 東幕下16 | 2021年 8月29日 | 東三段目98 | 西三段目54 |
飛燕力 | 押尾川 | 西幕下29 | 2023年 3月 6日 | 西三段目82 | 西三段目82 |
栃春日 | 春日野 | 東三段目12 | 2023年10月 1日 | 西序二段4 | 西三段目86 |
克乃富士 | 境川 | 西幕下15 | 2024年 5月 4日 | 西三段目44 | 西三段目28 |
玉鷲 | 片男波 | 東関脇 | 2024年11月16日 | 東前頭11 | 東前頭11 |
記録(年6場所制以降)
[編集]- 最年長力士記録:華吹大作(51歳7か月 [2022年1月場所] )
- 最年長幕内記録:旭天鵬勝(40歳10か月[2015年7月場所、西前頭11])※同場所限り引退
- 最年長関取記録:旭天鵬勝(同上)
- 最年長三賞受賞:旭天鵬勝(40歳2か月[2014年11月場所、敢闘賞])
- 40歳以上最高位:旭天鵬勝(東前頭7、2015年1月場所)
参考記録
[編集]1958年以前の主な40代以上の現役力士
[編集]- 谷風梶之助 - 寛政7年1月9日(1795年2月27日)に44歳5か月で現役没。
- 宮城野錦之助 - 1796年3月に52歳で引退。八十嶋冨五郎に次ぐ高齢現役力士として知られ、三役経験者としては大相撲史上最年長。
- 雷電爲右エ門 - 1811年2月14日に44歳1か月で引退。
- 八十嶋冨五郎 - 1819年10月4日に60歳(数え年、満59歳)で現役没。大相撲史上最年長現役力士として知られる。
- 鬼ヶ谷才治 - 1907年1月に51歳9か月で引退。
- 稲瀬川栄治郎 - 1910年6月に45歳9か月で引退。
- 甲吾郎 - 1913年1月に43歳で引退。
- 常陸山谷右衛門 - 1914年6月に40歳5か月で引退。
- 太刀山峰右衛門 - 1918年1月に40歳5か月で引退。
- 男嶌舟藏 - 1924年1月に45歳11か月で引退。
- 源武山源右エ門 - 1932年1月に44歳4か月で引退。
- 能代潟錦作 - 1936年5月に41歳1か月で引退。
- 大潮清治郎 - 1941年5月に40歳9か月で引退。
- 藤ノ里栄藏 - 1941年1月に41歳9か月で引退。
- 名寄岩静男 - 1954年9月に40歳で引退。
- 広瀬川惣吉 - 1959年5月に40歳3か月で引退。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1989年9月以降は式秀に変更し、1992年3月から2013年1月3日まで式秀部屋師匠を務めた。
- ^ 琴冠佑は2006年9月場所中の不祥事(本人の項目を参照)により、同場所10日目限りで引退した。
- ^ 2016年1月場所より山響部屋所属に変更。
- ^ a b 嵐望及び栃の山は2013年5月1日付で世話人に採用され、同日付で引退届が受理されたため、同年5月場所は番付のみ表記された[2]。
- ^ 2017年6月12日に停年退職となる友綱(元・関脇魁輝)と名跡交換し、友綱を襲名し友綱部屋師匠となり[3]、2022年1月27日再び大島と名跡交換して部屋を大島部屋へ改称した。
- ^ 2022年12月1日に安治川部屋を創設した。
- ^ 2022年3月場所より大島部屋所属に変更。
- ^ 2018年1月場所より桃智桜から澤勇に改名。
- ^ 2024年1月場所より音羽山部屋所属に変更。
出典
[編集]- ^ a b c 「昭和初土俵の最後の力士、51歳華吹ら25人の引退を発表」『2022-01-26』日刊スポーツ。2022年1月26日閲覧。
- ^ 若貴同期の嵐望引退で“黄金世代”消滅
- ^ 元旭天鵬が友綱部屋継承へ モンゴル出身初の師匠
- ^ 「木崎海、魁渡、大翔前ら12人の引退力士発表」『日刊スポーツ』2020年9月30日。2020年9月30日閲覧。
- ^ 「元十両の華王錦が引退 01年夏場所で初土俵」『日刊スポーツ』2021年3月28日。2021年3月28日閲覧。
- ^ 安美錦引退 古傷の膝ボロボロ…年寄「安治川」襲名
- ^ 「元小結松鳳山ら10人の引退力士を発表 日本相撲協会番付編成会議」『日刊スポーツ』2022年7月27日。2022年7月27日閲覧。
- ^ 「輝富士、魁ノ若、浪満ら12人が初場所限りで引退を発表」『スポーツニッポン』2023年1月25日。2023年1月25日閲覧。
- ^ 「元大関・貴景勝、元関脇の妙義龍と碧山ら11人の引退力士を発表 元十両の琴裕将は若者頭に」『スポーツ報知』2024年9月25日。2024年9月25日閲覧。
- ^ a b c 「【引退】幕内経験者の東龍、元十両の千代嵐ら17人 元幕下の羅王らも」『日刊スポーツ』2024年1月31日。2024年1月31日閲覧。
- ^ 「元幕内・北青鵬ら17人引退 海龍ら3人は協会の世話人に採用」『サンスポ』2024年3月27日。2024年3月27日閲覧。
- ^ 「千代獅子ら7人の引退を発表 来年初場所番付編成会議を開催」『日刊スポーツ』2023年11月29日。2023年11月29日閲覧。