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大相撲の決まり手一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大相撲の決まり手一覧(おおずもうのきまりていちらん)では、大相撲における決まり手を挙げる。日本相撲協会が定めた相撲の技、決まり手82手と、非技(勝負結果)5つの一覧である。なお、アマチュア相撲にもこの決まり手が使用されている。このほか、反則負け(髪の毛をつかむことや、まわしがはずれる不浄負けなど)が規定されている。

2000年12月に追加された技12手、非技3つには末尾に*を付す。

基本技

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基本技(7手)は以下である。

投げ手

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投げ手(13手)は以下である。

掛け手

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掛け手(18手)は以下である。

反り手

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反り手(6手)は以下である。

捻り手

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捻り手(19手)は以下である。

特殊技

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特殊技(19手)は以下である。

非技

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非技(勝負結果)(5種)は以下である。

公式には採用されたことがない技

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日本相撲協会の公式の決まり手(1955年から始まる)の名称としては採用されたことがない技、2024年現在の82手非技5(2000年制定)に含まれていない主な技を以下に挙げる。

長い歴史を持つ競技ゆえに数多くの決まり手やその呼称が考案された。以下はその一例である。これらの決まり手が使われたときは、公式には現行の決まり手もしくは反則(カッコ内の→で示したもの)に当てはめる。

これらの決まり手は、公式の決まり手の制定以前に各マスコミで用いられたことがあるものも多いが、当時はマスコミによって決まり手報道がバラバラであった。

以下は「近世日本相撲史」などの取組の記録にあるが、技の定義が不明確であり、かつ上のように独立記事や他のページへのリダイレクトもないものである。ここではその決まり手の名称・読みおよびその決まり手が記録された取組を示す。

  • 後ろ曳き廻し(うしろひきまわし)
  • 掛け倒し(かけたおし)
  • 逆捻り(ぎゃくひねり)
  • 蹴り投げ(けりなげ)
  • 逆手投げ(さかてなげ)
  • 突き櫓(つきやぐら)
  • 抜け襷(ぬけだすき)
  • 払い出し(はらいだし)
  • 腹櫓(はらやぐら)
    • 昭和13年5月場所9日目 ○鹿嶌洋-大潮×
  • 捻り倒し(ひねりたおし)
  • 持ち出し(もちだし)

次のように、現在では公式には分かれているものが一緒くたになっていたり、あるいは現在ではまとめられているものが分かれていた例もある。

  • 出し投げ(→上手出し投げ、下手出し投げ)
  • 捻り(→各種の捻り手)
  • 反り(→各種の反り手)
  • 上手櫓下手櫓(→櫓投げ)

また次のように、古くは現在とは別の名称で呼ばれていた技もある。

  • 裾返し(→裾払い)
  • 胴突き(→吊り落とし)
  • 外襷(→外襷反り)
  • 抱え出し・抱き出し(→送り吊り出し)
  • 踏み越し(→勇み足)

脚注

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  1. ^ 鎗田徳之助 著、雪乃家漁叟 編『日本相撲伝』大黒屋画舗、1902年6月、74頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/860431/53 
  2. ^ 雪乃家漁叟 編『日本相撲伝』大黒屋画舗、1902年6月、79頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/860431/552020年5月11日閲覧 
  3. ^ 岡敬孝 編『古今相撲大要』木村式守(校閲)、攻玉堂、日本、1885年6月、26頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/859970/30 
  4. ^ 徒然坊(酒井弁)『新編相撲叢話』丸上老人(閲)、小錦梅ノ谷常陸山稲川諸力士(題字)、開拓社、日本、1900年4月、351頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/860268/200 

関連項目

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外部リンク

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