大相撲の決まり手一覧
大相撲の決まり手一覧(おおずもうのきまりていちらん)では、大相撲における決まり手を挙げる。日本相撲協会が定めた相撲の技、決まり手82手と、非技(勝負結果)5つの一覧である。なお、アマチュア相撲にもこの決まり手が使用されている。このほか、反則負け(髪の毛をつかむことや、まわしがはずれる不浄負けなど)が規定されている。
2000年12月に追加された技12手、非技3つには末尾に*を付す。
基本技
[編集]基本技(7手)は以下である。
投げ手
[編集]投げ手(13手)は以下である。
掛け手
[編集]掛け手(18手)は以下である。
反り手
[編集]反り手(6手)は以下である。
- 伝え反り*
捻り手
[編集]捻り手(19手)は以下である。
特殊技
[編集]特殊技(19手)は以下である。
非技
[編集]非技(勝負結果)(5種)は以下である。
公式には採用されたことがない技
[編集]日本相撲協会の公式の決まり手(1955年から始まる)の名称としては採用されたことがない技、2024年現在の82手非技5(2000年制定)に含まれていない主な技を以下に挙げる。
長い歴史を持つ競技ゆえに数多くの決まり手やその呼称が考案された。以下はその一例である。これらの決まり手が使われたときは、公式には現行の決まり手もしくは反則(カッコ内の→で示したもの)に当てはめる。
これらの決まり手は、公式の決まり手の制定以前に各マスコミで用いられたことがあるものも多いが、当時はマスコミによって決まり手報道がバラバラであった。
- 寄り出し(→寄り切り)
- 押し切り(→押し出し)
- 突き放し(→突き出し)
- 矢柄投げ(→上手投げ、上手出し投げ、掴み投げ等)
- 空穂づけ(→下手投げ、腰投げ等)
- 押し落とし(→押し倒し)
- 押し放し(→押し出し)
- 引き倒し(→引き落とし)
- 泉川・撓め出し(→極め出し)
- しき小股(→足取り)
- 掛反[1](→河津掛け)
- 絹かつぎ・衣被き・きぬぞり・きぬうり[2](→撞木反り、襷反り、居反り等)
- 鴨の入首[3][4]
- 大渡し(→渡し込み)
- 抱え投げ・抱き投げ(→送り投げ、送り吊り落とし)
- 掛け靠れ(→内掛け、外掛け等)
- 搦み投げ(→掛け投げ)
- 首叩き(→叩き込み)
- 叉股返し(→足取り)
- 頭突き
- 高無双(→外無双)
- 外足(→足取り)
- 胴捻り(→掬い投げ、巻き落とし)
- 飛び違い(→蹴手繰り、叩き込み)
- 巴投げ
- 二足掛け
- 二丁掛け(→二丁投げ)
- 喉輪(→押し出し)
- 掃き手(→つき手)
- 叩き落とし(→叩き込み)
- 瓢廻し(→上手投げ)
- 踏み切り(→踏み出し)
- 靠れ込み(→浴びせ倒し)
- 両手捻り
- 呼び返し(→呼び戻し?)
- 五輪砕き(2024年現在、技扱いでありこれのみでは勝ちにならない[要出典])
- 不浄負け(→反則)
以下は「近世日本相撲史」などの取組の記録にあるが、技の定義が不明確であり、かつ上のように独立記事や他のページへのリダイレクトもないものである。ここではその決まり手の名称・読みおよびその決まり手が記録された取組を示す。
- 後ろ曳き廻し(うしろひきまわし)
- 掛け倒し(かけたおし)
- 逆捻り(ぎゃくひねり)
- 蹴り投げ(けりなげ)
- 逆手投げ(さかてなげ)
- 突き櫓(つきやぐら)
- 抜け襷(ぬけだすき)
- 払い出し(はらいだし)
- 腹櫓(はらやぐら)
- 昭和13年5月場所9日目 ○鹿嶌洋-大潮×
- 捻り倒し(ひねりたおし)
- 持ち出し(もちだし)
次のように、現在では公式には分かれているものが一緒くたになっていたり、あるいは現在ではまとめられているものが分かれていた例もある。
また次のように、古くは現在とは別の名称で呼ばれていた技もある。
- 裾返し(→裾払い)
- 胴突き(→吊り落とし)
- 外襷(→外襷反り)
- 抱え出し・抱き出し(→送り吊り出し)
- 踏み越し(→勇み足)
脚注
[編集]関連項目
[編集]- 四十八手 - 旧来の決まり手。