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肩透かし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

肩透かし(かたすかし[1])とは、相撲決まり手の一つである。差手を相手の腋に引っ掛け、体を開きながら前に引き、もう一方の手で相手の肩を叩き、相手を倒す技[2]。相手の力を利用する為、かなり高度な技術を要する難度の高い決まり手である。なお、この技を仕掛ける場合は「肩透かしを引く」という表現を用いる。

かつては横綱旭富士正也小結琴稲妻佳弘関脇豊ノ島大樹栃煌山雄一郎が得意としており、2020年代に入ってからは翠富士一成がその使い手となった。1986年1月場所初日、進退をかけて出場した横綱隆の里俊英は、関脇保志信芳(のち横綱北勝海信芳)にこの決まり手で敗退した後、現役引退を表明した。

相手にはぐらかされたり、拍子抜けした際に用いられる慣用句「肩透かしを食らう」の語源ともなっている。

参考文献

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  • スポーツ報知大相撲ジャーナル2017年7月号

関連項目

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脚注

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出典

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  1. ^ 須藤靖貴 (2022-05-081). “意外と身近な「相撲にまつわる言い回し」、“肩すかし”は高度な技だった”. diamond.jp. ダイヤモンド・オンライン. 2024年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月18日閲覧。
  2. ^ 『大相撲ジャーナル』2017年7月号 p76