コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

初音礼子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
初音麗子から転送)
はつね れいこ
初音 礼子
本名 小南 艶子(こみなみ つやこ)
別名義 初音 麗子(1925年 - 1952年)
生年月日 (1908-01-07) 1908年1月7日
没年月日 (1987-04-15) 1987年4月15日(79歳没)
出生地 日本の旗兵庫県神戸市
職業 女優
ジャンル 宝塚歌劇団映画舞台テレビドラマ
活動期間 1925年 - 1987年
配偶者  小南覚次郎
テンプレートを表示

初音 礼子(はつね れいこ、本名:小南 艶子(こみなみ つやこ)、旧姓:武藤、1908年明治41年〉1月7日[1] - 1987年昭和62年〉4月15日)は、日本の女優、元宝塚歌劇団雪組主演男役クラス・雪組組長兵庫県神戸市出身。旧芸名は初音麗子。愛称は「キューピーさん」「ムーヤン」。

来歴・人物

[編集]

松蔭高等女学校を中退後、1925年宝塚歌劇団初舞台。14期生。初音麗子の芸名で活動を開始する。1935年から1945年まで雪組組長を務め、終戦前後に退団する。

戦後は『ホームラン狂時代』『カモとねぎ』など主に喜劇映画に出演する。1952年、初音礼子と改名する。1957年、宝塚新芸座に招かれて入座。のち座長となる。以来舞台テレビドラマで典型的な浪花女の役で人気を集めた。1961年、53歳で実業家小南覚次郎と結婚し、話題になった。

1987年4月15日死去。享年79。

2014年、宝塚歌劇の殿堂の最初の100人のひとりとして殿堂入りを果たした[2][3]

出演作品

[編集]

宝塚歌劇団時代の主な舞台

[編集]
  • 玉蟲祈願(月組)(1930年5月1日 - 5月31日、宝塚大劇場
  • 再生の感激(雪組)(1932年12月1日 - 12月28日、中劇場
  • ルーレット(雪組)(1933年3月1日 - 3月31日、宝塚大劇場)
  • 杭争ひ(雪組)(1933年8月1日 - 8月20日、中劇場)
  • 兄彦弟彦(雪組)(1933年12月1日 - 12月28日、中劇場)
  • 天龍寺船(雪組)(1934年6月1日 - 6月30日、宝塚大劇場)
  • 双児は朗か/美はしの君(雪組)(1934年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)
  • 小谷落城/傷害保険(雪組)(1934年9月6日 - 9月24日、中劇場)
  • 戀慕流し/メルヘンランド(雪組)(1935年1月1日 - 1月24日、宝塚大劇場)
  • 磁石/愛と企み(雪組)(1935年7月1日 - 7月31日、宝塚大劇場)
  • 戀愛策略(雪組)(1935年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)
  • 黒木御所/寶塚忠臣蔵(雪組)(1936年3月1日 - 3月31日、宝塚大劇場)
  • 油賣り(雪組)(1936年5月6日 - 5月26日、中劇場)
  • 太夫傘/ラ・ロマンス(雪組)(1936年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)
  • 野火(雪組)(1936年9月8日 - 9月25日、中劇場)
  • 野狐/芦刈/セレナーデ(雪組)(1936年12月1日 - 12月28日、中劇場)
  • 紅薔薇の城/黄金の初夢/セレナーデ(雪組)(1937年1月1日 - 1月17日、中劇場)
  • 春のをどり/ブライア・ローズ(雪組)(1937年4月1日 - 4月30日、宝塚大劇場)
  • 冷泉為恭/淺間嶽/ハワイ・ニューヨーク(雪組)(1937年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)
  • 淺間嶽/ジャズ・カレッテ(雪組)(1937年9月8日 - 9月23日、中劇場)
  • 山伏攝待/光は東方より(雪組)(1937年12月1日 - 12月28日、中劇場)
  • 光は東方より(雪組)(1938年1月1日 - 1月10日、中劇場)
  • 風雲長崎時代/寶塚オーケストラの少女/ミシシッピー・ロマンス(雪組)(1938年2月1日 - 2月28日、宝塚大劇場)
  • ごぶらん織(雪組)(1938年3月10日 - 3月21日、中劇場)
  • 淺間嶽/楽しき唄/夏のをどり(雪組)(1938年7月10日 - 7月24日、中劇場)
  • 当世嫁えらび/曠野の花(雪組)(1938年10月1日 - 10月31日、宝塚大劇場)
  • 日本風俗繪巻(雪組)(1939年1月1日 - 1月25日、宝塚大劇場)
  • 愛國大學生(雪組)(1939年6月26日 - 7月25日、宝塚大劇場)
  • 草刈王子(雪組)(1940年1月26日 - 2月24日、宝塚大劇場)
  • 赤十字旗は進む(雪組)(1940年4月26日 - 5月24日、宝塚大劇場)
  • アルプスの山の娘(雪組)(1940年7月26日 - 8月25日、宝塚大劇場)
  • 銃後の合唱(雪組)(1940年10月26日 - 11月24日、宝塚大劇場)
  • 豊穣歌(雪組)(1941年5月27日 - 6月24日、宝塚大劇場)
  • 大空の母/男女道成寺/海を渡る歌(雪組)(1941年8月26日 - 9月24日、宝塚大劇場)
  • 美と力/花若仇討/新かぐや姫(雪組)(1942年7月26日 - 8月24日、宝塚大劇場)
  • 撃ちてし止まむ/みちのくの歌(雪組)(1943年2月26日 - 3月24日、宝塚大劇場)

映画

[編集]

テレビ

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1933年1月、154号
  2. ^ 村上久美子 (2014年1月11日). “宝塚が八千草薫ら殿堂100人を発表”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20140111-1242409.html 2022年6月25日閲覧。 
  3. ^ 『宝塚歌劇 華麗なる100年』朝日新聞出版、2014年3月30日、134頁。ISBN 978-4-02-331289-0