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2021年1月17日 (日) 01:14時点における版
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査役設置会社 |
市場情報 | |
略称 | JR東日本、JR東、JR-East、JRE |
本社所在地 |
日本 〒151-8578 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 JR東日本本社ビル 北緯35度41分14.2秒 東経139度42分0.1秒 / 北緯35.687278度 東経139.700028度座標: 北緯35度41分14.2秒 東経139度42分0.1秒 / 北緯35.687278度 東経139.700028度 |
設立 | 1987年(昭和62年)4月1日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 9011001029597 |
事業内容 |
旅客鉄道事業 貨物鉄道事業 旅客自動車運送事業 他 |
代表者 |
深澤祐二(代表取締役社長) 西野史尚(代表取締役副社長) 前川忠生(代表取締役副社長) |
資本金 |
2000億円 (2020年3月31日現在[1]) |
発行済株式総数 |
3億7793万2400株 (2020年3月31日現在[1]) |
売上高 |
|
営業利益 |
|
純利益 |
|
純資産 |
|
総資産 |
|
従業員数 |
|
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人 |
主要株主 |
|
主要子会社 |
|
関係する人物 |
松田昌士 山之内秀一郎 |
外部リンク | https://www.jreast.co.jp/ |
東日本旅客鉄道株式会社(ひがしにほんりょかくてつどう、英: East Japan Railway Company)[注 1]は、東日本を中心として旅客鉄道等を運営する日本の鉄道事業者。1987年4月1日に、国鉄分割民営化に伴い日本国有鉄道(国鉄)から鉄道事業を引き継いで発足したJRグループの旅客鉄道会社の一つ。通称はJR東日本(ジェイアールひがしにほん)、英語略称はJR East。コーポレートカラーは緑色。切符の地紋には「E」と記されている。
本社は東京都渋谷区。東証一部上場企業。日経225(日経平均株価)およびTOPIX Core30の構成銘柄の一社。
日本国内では東北地方、関東地方、甲信越地方を中心とした地域に鉄道路線を保有して運営しているほか、多様な関連事業を展開している。また、国際業務部が他社やグループ企業と連携して、海外事業も展開している。鉄道を運営する会社としては輸送人数×距離で世界最大、運輸収入ではドイツ鉄道と比肩する規模である[2]。
2012年に発表した『グループ経営構想V 〜限りなき前進〜』で経営の方向性として定めたJR東日本グループのコンセプトワードは「地域に生きる。世界に伸びる。」[3]。また、2016年10月に「今後の重点取組み事項」の更新以後、コミュニケーションスローガンとして「TICKET TO TOMORROW 未来のキップを、すべての人に。」[4]を制定。以後、CM等で頻繁に使用している。
概況
日本の人口の3割強が住む首都圏に多くの路線を持ち、通勤・通学など東京とその周辺での旅客輸送を主力とする。1日の平均輸送人員は約1,659万人(2010年度実績)、年間の売り上げは2兆7,000億円近く(連結)に上り、そのうち1兆1,153億円が関東圏の通勤・通学路線[注 2]の運輸収入、4,909億円が新幹線の運輸収入である(2007年度)。
2019年4月1日時点の路線の営業キロは計7,401.7km[5] で、JRグループ各社の中で営業路線は最長であり、2015年4月1日時点の社員数は58,550人[6] とJRグループの中では最も多い。
首都圏を中心に乗降客や周辺の来街者が多い駅を複数運営しているうえ、国鉄分割民営化時に国鉄が所有していた優良資産や国鉄関連会社株を多く引き継いだ。このため、JRグループ各社の中では早くから鉄道事業以外の事業に進出する多角化を積極的に行っている。JR東日本は鉄道以外の事業を「生活サービス事業」と分類しており、その内容は駅の構内売店や近接するショッピングセンター、ホテル、広告、住宅など多岐にわたる[7]。詳細は「関係会社」「住宅事業」の節も参照。
- 鉄道事業
- 生活サービス事業 - エキュート、Dilaといった駅構内(改札内外)の商業施設の開発・営業や、不動産業など。
- Suica事業 - 交通系ICカード「Suica」を電子マネー化し、これを媒介とした他業種との連携など。これによって手数料の徴収や、クレジットカードとの提携によるSuicaの利用機会の拡大が見込め、Suicaの利用機会が乗車券としてなど駅という限られた範囲から小売店などへ広がることになる[8]。
クレジットカードについては、2010年1月31日まで自社で直接、「ビューカード」を発行していた。このため、JR東日本自体が貸金業登録をしている(関東財務局長(5)第00945号)。
また鉄道沿線の振興とCSR(企業の社会的責任)を兼ねた取り組みとして、地方の物産や観光資源を首都圏などに紹介する「地域再発見プロジェクト」[9]と、子育て支援事業「HAPPY CHILD PROJECT」[10]を展開している。
東日本大震災後に大船渡線と気仙沼線で導入されたBRT事業ではJR東日本が事業主体となり、運行に関する業務を地元のバス事業者に委託する形で運営している。JR東日本が乗合バスを運行する事業者となったのは1988年にジェイアールバス関東、ジェイアールバス東北にバス事業を分離して以来である。
本社・支社等
本社
支社
- 東京(旧・東京地域本社)
- 横浜
- 八王子
- 千葉
- 大宮
- 高崎
- 水戸
- 仙台(旧・東北地域本社)
- 福島支店(仙台支社傘下)
- 山形支店(仙台支社傘下)
- 盛岡
- 青森支店(盛岡支社傘下)
- 秋田
- 新潟
- 長野
- 新幹線統括本部
付属機関
- JR東日本研究開発センター
- JR東日本総合研修センター
- JR東京総合病院
- 所在地:東京都渋谷区代々木二丁目1番3号
- JR東日本健康推進センター
- JR仙台病院
- JR東日本営業研修センター
- エネルギー管理センター
- 所在地:東京都渋谷区代々木二丁目2番2号
- 東京工事事務所
- 所在地:東京都渋谷区代々木二丁目2番6号
- 東京電気システム開発工事事務所
- 所在地:東京都渋谷区代々木二丁目2番6号
- 上信越工事事務所
- 所在地:群馬県高崎市栄町6番26号
- 東北工事事務所
- 所在地:宮城県仙台市青葉区五橋一丁目1番1号
- 日本国外事務所(ニューヨーク、パリ、ブリュッセル、シンガポール、ロンドン)
なお、ニューヨークとパリの事務所は日本国有鉄道の日本国外事務所を承継したものである。
自社発電設備
国鉄時代、首都圏の路線へ電力供給をするため神奈川県川崎市川崎区に建設した川崎火力発電所および新潟県小千谷市周辺にある信濃川発電所(信濃川中流に設置された宮中ダムから取水)を所有しているため、他の鉄道事業者とは異なり、東京電力からの電力供給が停止しても影響をほとんど受けない。実際に、2006年8月14日に発生した首都圏大規模停電の際にも、京葉線の一部区間を除いて影響はなかった。
ただし、2004年10月23日に発生した新潟県中越地震では小千谷市の水力発電所が破損し、自社発電の供給能力では電力を賄えなくなったため東京電力から電力を購入したり、他発電所の発電量を増やしたりして対応したが、2006年春には復旧工事が終了して全面的に稼動を再開した。だが、水利権の乱用の不祥事により宮中ダムが使用停止処分を受けたため、電力不足の対策として傘下の火力発電所の増強と東京電力の購入量の増加で補う方針となった。信濃川発電所は2010年6月10日に稼働が再開された。[11][12]
2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で、東京電力の福島県にある福島第一原子力発電所・福島第二原子力発電所などが停止して電力不足になり輪番停電(計画停電)が実施された。その際、宮中ダムがある新潟県十日町市の市長の提案と国土交通省の指示により信濃川発電所の取水量を増して発電量を増やし、東京電力へ電力の融通[13] を行った。また、JR東日本も節電のために駅での照明の減灯や電車の運行本数削減などを行った。
2020年5月には、2050年度にCO2排出量「実質ゼロ」を目指すことが発表された[14]。目標では、風力、太陽光、地熱などの再生可能エネルギーの開発を推進し、2050年度には水力発電と合わせ鉄道事業で使用するエネルギーの50〜60%を賄うとしている。
歴代社長
代数 | 氏名 | 在任期間 | 出身校 |
---|---|---|---|
初代 | 住田正二 | 1987年 - 1993年 | 東京大学法学部 |
第2代 | 松田昌士 | 1993年 - 2000年 | 北海道大学大学院法学研究科 |
第3代 | 大塚陸毅 | 2000年 - 2006年 | 東京大学法学部 |
第4代 | 清野智 | 2006年 - 2012年 | 東北大学法学部 |
第5代 | 冨田哲郎 | 2012年 - 2018年 | 東京大学法学部 |
第6代 | 深澤祐二 | 2018年 - | 東京大学法学部 |
歴史
- 1987年(昭和62年)
- 1988年(昭和63年)
- 1989年(平成元年)
- 3月29日:足尾線を廃止(わたらせ渓谷鐵道に転換[注 3])。
- 4月:レストラン事業展開の中核会社として、全額出資によりジェイアール東日本レストラン株式会社(現・ジェイアール東日本フードビジネス株式会社)を設立。
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)
- 1992年(平成4年)
- 1993年(平成5年)
- 1994年(平成6年)10月:直営の車両新造工場「新津車両製作所」(現・総合車両製作所新津事業所)操業開始。
- 1996年(平成8年)
- 1997年(平成9年)
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)
- 6月1日:東京近郊区間を拡大。
- 9月:弘済整備株式会社(現・株式会社JR東日本環境アクセス)の株式取得、子会社化。
- 2000年(平成12年)11月29日:中期経営構想『ニューフロンティア21』発表[15]。
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)
- 日立物流より、東京モノレールを買収して傘下に収め、モノレール事業も行なうこととなる(ただし運営は同社のままで運賃体系も従来のまま)。
- 1月21日:日本国外向けインターネット指定席予約サービスworld eki-net開始(2005年12月22日終了)。
- 6月21日:日本鉄道建設公団(現・独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)が保有していた株式50万株が全て売却され、完全民営化[22][23]。
- 12月1日:東北新幹線 盛岡駅 - 八戸駅間開業[20]。東北本線 盛岡駅 - 八戸駅間を経営分離し、盛岡駅 - 目時駅間をIGRいわて銀河鉄道に、目時駅 - 八戸駅間を青い森鉄道に移管。男性社員の制服変更。
- 2003年(平成15年)
- 9月1日:男性運転士の制服変更。
- 10月28日:女性社員の制服変更。
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)
- 1月24日:中期経営構想『ニューフロンティア2008 ― 新たな創造と発展』発表。
- 3月31日:磁気式イオカード販売終了。
- 12月25日:JR羽越本線脱線事故発生。
- 2006年(平成18年)2月10日:磁気式イオカードの自動改札機での取り扱い停止。
- 2007年(平成19年)
- 3月18日:春のダイヤ改正で、管内の全ての新幹線および在来線特急を禁煙にする(喫煙車両の全面廃止)。関東地方を中心とする非JR系交通事業者のICカード乗車券「PASMO」の発売開始に合わせ、SuicaとPASMOの相互利用も開始。
- 3月25日:JR東日本外国語版サイトをリニューアルし、海外向けインターネット指定席予約サービスサイト「JR-EAST Shinkansen-Reservation」を開設。かつてのworld eki-netの後継サービスで、新サービスではJR東日本エリアに限定されている。旧サービスで提供していた東海道・山陽新幹線は含まれない。また、同日に全国で初めて外国語(英語、中国語、韓国語)による列車運行情報を提供開始。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)3月23日:交通系ICカード全国相互利用サービスが開始され、Suicaと「manaca」「PiTaPa」との間で相互利用が開始。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 5月1日:クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」が運行開始。
- 12月11日:アベリオ、三井物産との合弁事業でイギリスの列車運行会社であるウェスト・ミッドランズ・トレインズが運行を開始[34]。
- 2018年(平成30年)7月3日:グループ経営ビジョン「変革2027」発表[35]。
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 3月23日:山田線 宮古駅 - 釜石駅間を廃止し、三陸鉄道に移管。
- 7月29日:社外向け広報誌『JR EAST』を2019年7月号で休刊すると発表(同年6月号の特集記事で過去の号に掲載された記事を無断改変するなどの捏造があったとの外部からの指摘を受けた措置)[36][37][38]。
- 8月1日:東京都内4駅(東京・新宿・池袋・立川駅)でシェアオフィス事業を開始[39]。
- 10月12日:令和元年東日本台風(台風19号)で多くの路線が被災し、特に北陸新幹線では長野新幹線車両センターが浸水して10編成(うち2編成はJR西日本所有)が水没した[40]。
- 11月30日:相鉄・JR直通線が開業し、相模鉄道との相互直通運転を開始[41]。
- 2020年(令和2年)
- 1月:東北・上越両新幹線の高架柱367本で耐震補強工事漏れが発覚。在来線についても調査開始[42]。
- 4月1日:気仙沼線 柳津駅 - 気仙沼駅間、大船渡線 気仙沼駅 - 盛駅間の鉄道事業廃止[43][44]。
- 5月1日:新しい接客制服の着用を開始。この制服より、駅運転取扱者の制帽の赤帯表示を取りやめ、赤帯は管理者・管理職(助役以上)の職制表示に変更。
- 7月:神奈川・宮城・福島・秋田県などの駅に設けられている多機能トイレが列車運行時間帯に施錠されていた事が取材により判明。JRは「不便をお掛けした」として、神奈川の10駅と秋田県内の2駅は解除するが、他の駅は「駅員の対応が困難」としている[45]。
- 8月26日:京葉線、武蔵野線など在来線6路線の高架橋柱276本で耐震工事の優先度判断を誤って補強漏れがあり、2022年度末までに工事を行うと発表[42]。
- 9月3日:2021年春のダイヤ改正で東京100キロメートル圏内の終電時刻を繰り上げる計画を発表(保線作業員の労働環境改善のため)[46]。
- 9月16日:民営化後初めて2021年3月期の連結業績が民営化後初めて最終赤字になる見通しとの業績予想を公表(主因は新型コロナウイルス感染症による鉄道利用減)[47]。
- 11月12日:自社最大の経営資源である駅の価値最大化を目指す取り組みとして、2021年4月1日を予定にエキナカで事業運営を行ういずれも連結子会社の株式会社JR東日本リテールネット、株式会社JR東日本フーズ、株式会社JR東日本ウォータービジネス、および株式会社鉄道会館の4社を合併し、株式会社JR東日本クロスステーションを新設すること[注 6]、さらに統合新会社に「リテールカンパニー」「フーズカンパニー」「ウォータービジネスカンパニー」「デベロップメントカンパニー」の4つの社内カンパニーを設置することを発表[48][49]。
運転事故と輸送障害
国土交通省の調査によると、在来線部分における平成20年度(2008年度)の走行距離百万kmあたりの運転事故、輸送障害の発生件数は、それぞれ0.60件、4.96件(うち部内原因によるもの1.40件)であった。一方、同年度のJR鉄道事業者の平均値はそれぞれ0.60件、4.92件(うち部内原因によるもの1.45件)であった。平成14 - 19年度にも同様の傾向が見られることから、JR東日本では輸送障害の発生頻度がやや高い。またJR東日本は、首都圏における大規模な輸送障害発生時に、国土交通省や同省鉄道局長などによる業務改善命令や警告を度々受けている。
これに対し、平成18年度(2006年度)首都圏輸送障害低減に向けた対策の強化に関する公式発表 (PDF) において設備・車両の改良や新車の導入などに総額3,000億円の投資を行い輸送障害の低減を目指すことを表明し、2009年度からの第5次安全5ヵ年計画『安全ビジョン2013』において、2009年度から2013年度の5年間で総額約7,500億円の安全投資を行うことを計画していた[50] と表明していた。
平成18年度(2006年度)においては、部内原因による輸送障害が2.41件から1.93件へ減少した。平成19年度(2007年度)においては1.70件、平成20年度(2008年度)においては1.40件と減少傾向にはある。
また、人身事故対策として、JR東日本では山手線へのホームドア設置やホーム端に精神を落ち着かせる効果があると言われる青色照明の導入、「いのちの電話」などを紹介したパンフレットを制作して配布するなどの啓蒙活動を行っている。
業務改善命令・警告
最新1年度分については、『安全報告書2014』の中の、JR東日本の安全の現状 (PDF) を参照。また、過去2年間の業務改善命令・警告は国土交通省「国土交通省ネガティブ情報等検索システム<鉄道事業者>」を参照。
- 工事の実施方法に関する事業改善の命令―国土交通大臣、平成15年(2003年)12月19日
- 中央線高架切換工事における輸送障害(9月28日)、京浜東北線軌道工事における輸送障害(10月6日)に対応したもの
- 鉄道輸送の安全確保について(警告)―国土交通省鉄道局長、平成17年(2005年)12月26日
- 羽越線の脱線死亡事故に対応したもの
- 鉄道の安全・安定輸送の確保について(警告) ―国土交通省鉄道局長、平成18年(2006年)4月25日
- 山手線軌道下工事に伴う輸送障害(2月20日、4月24日)に対応したもの
- 鉄道の安全・安定輸送の確保について(警告) ―関東運輸局鉄道部長、平成18年(2006年)7月19日
- 山手貨物線(埼京線)線路陥没による輸送障害(7月18日)に対応したもの
- 京浜東北線及び山手線の輸送障害について(警告)―関東運輸局鉄道部長、平成19年(2007年)3月6日
- 田町駅構内の信号保安設備の不具合による輸送障害(3月5 - 6日)に対応したもの
- 東北線の輸送障害について(警告) ―関東運輸局長、平成19年(2007年)6月22日
- 東北線大宮駅 - さいたま新都心駅間の架線断線による輸送障害(6月22日)に対応したもの
- 鉄道の安全輸送の確保について―関東運輸局鉄道部長、平成20年(2008年)2月25日
- 東北線尾久駅構内における列車脱線事故(2月23日)に対応したもの
- 鉄道の安全・安定輸送の確保について(警告) ―関東運輸局長、平成20年(2008年)4月10日
- 国分寺変電所火災による中央線の輸送障害(4月10日)に対応したもの
- 警告書 ―東北運輸局鉄道部長、平成20年(2008年)6月6日
- 大船渡線における列車と運搬用手押し車との衝突とそれに伴う輸送障害(6月6日)に対応したもの
- 鉄道の輸送障害について―関東運輸局長、平成20年(2008年)9月18日
- 信号トラブルによる中央線の輸送障害(9月17日)、我孫子駅構内の架線切断による輸送障害(9月18日)に対応したもの
- 新幹線の輸送障害について(警告) ―関東運輸局長、平成20年(2008年)9月28日
- 東北新幹線東京駅 - 大宮駅間の信号トラブルによる東北・上越・長野新幹線の輸送障害(9月28日)に対応したもの
- 新幹線の輸送障害について(警告)―関東運輸局長、平成20年(2008年)12月30日
- 新幹線総合システムのトラブルによる東北・上越・長野新幹線の輸送障害(12月29日)に対応したもの
- 鉄道の安全・安定輸送の確保について(警告)―関東運輸局鉄道部長、平成21年(2009年)7月31日
- 変電施設の火災に伴う京葉線の輸送障害(7月30日)に対応したもの
対策に関する公式発表
2014年度までの分は『2014年度版 安全報告書[リンク切れ]』中、JR東日本の安全の現状 (PDF) [リンク切れ]を、過去の概略については『社会環境報告書』を参照。
- 線路下道路トンネル工事に伴う輸送トラブルの原因と再発防止対策について (PDF) ―平成18年(2006年)6月2日
- 鉄道の安全・安定輸送の確保について(警告)(平成18年(2006年)4月25日)および(平成18年(2006年)7月19日)を受けたもの
- 首都圏輸送障害低減に向けた対策の強化に関する公式発表 (PDF) ―平成18年(2006年)12月5日
- エアセクション箇所の架線断線対策について (PDF) ―平成19年(2007年)6月29日
- 東北線の輸送障害について(平成19年(2007年)6月22日)を受けたもの
路線
青森県(海峡線及び北海道新幹線の同県内区間を除く)、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、千葉県、栃木県、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県(御殿場線を除く)、新潟県(大糸線を除く)、山梨県(身延線を除く)、長野県(飯田線、中央本線塩尻駅以西と大糸線南小谷駅以北を除く)、静岡県(東海道本線熱海駅以東と伊東線のみ)の各都県の旧国鉄の在来線と、東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線の新幹線、および山形新幹線・秋田新幹線の通称を持つ新幹線直行特急が運営基盤である。
2020年4月1日現在のJR東日本が運営している路線を以下に示す。各路線の運行形態は当該路線の記事を参照。
現有路線
データは2019年4月1日時点[5]
鉄道
分類 | 路線名 | 区間 | 営業キロ | 愛称・通称 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
新幹線 | 東北新幹線 | 東京駅 - 新青森駅 | 713.7 km | 上越新幹線(東京駅 - 大宮駅) 北陸新幹線(東京駅 - 大宮駅) 山形新幹線(東京駅 - 福島駅)[注 7] 秋田新幹線(東京駅 - 盛岡駅)[注 7] |
実キロは 674.9 km 盛岡 - 新青森間の鉄道施設は鉄道・運輸機構が保有 |
上越新幹線 | 大宮駅 - 新潟駅 | 303.6 km | 北陸新幹線(大宮駅 - 高崎駅) | 実キロは 269.5 km | |
北陸新幹線 | 高崎駅 - 上越妙高駅 | 176.9 km | 上越妙高駅 - 金沢駅間はJR西日本の管轄 鉄道施設は鉄道・運輸機構が保有 | ||
幹線 | 山手線 | 品川駅 - 新宿駅 - 田端駅 | 20.6 km | 湘南新宿ライン(品川駅[注 8] - 田端駅) 埼京線(大崎駅 - 池袋駅) 相鉄・JR直通線(品川駅[注 8] - 新宿駅) |
|
根岸線 | 横浜駅 - 磯子駅 - 大船駅 | 22.1 km | |||
横浜線 | 東神奈川駅 - 八王子駅 | 42.6 km | |||
南武線 | 川崎駅 - 立川駅 | 35.5 km | |||
尻手駅 - 浜川崎駅 | 4.1 km | 南武支線/浜川崎支線 | |||
尻手駅 - 新鶴見信号場 - 鶴見駅 | 5.4 km | 相鉄・JR直通線(新鶴見信号場 - 鶴見駅) | 新鶴見信号場 - 鶴見駅間 3.9 km は東海道本線支線と重複 尻手駅- 新鶴見信号場間は旅客営業なし | ||
武蔵野線 | 鶴見駅 - 西船橋駅 | 100.6 km | 武蔵野南線(鶴見駅 - 府中本町駅) 相鉄・JR直通線(鶴見駅 - 新鶴見信号場) |
鶴見駅 - 新鶴見信号場間 3.9 km は東海道本線支線と重複 新鶴見信号場 - 府中本町駅間は旅客営業なし。ただし臨時旅客列車が経由 | |
西浦和駅 - 別所信号場 - 与野駅 | 4.9 km | 大宮支線 | 貨物線だが旅客営業あり 運賃は武蔵浦和駅または南浦和駅経由で計算 | ||
武蔵浦和駅 - 別所信号場 | なし | 西浦和支線 | 貨物線だが旅客営業あり | ||
京葉線 | 東京駅 - 蘇我駅 | 43.0 km | 鉄道施設は鉄道・運輸機構が保有 | ||
市川塩浜駅 - 西船橋駅 | 5.9 km | 高谷支線 | |||
西船橋駅 - 南船橋駅 | 5.4 km | 二俣支線 | |||
赤羽線 | 池袋駅 - 赤羽駅 | 5.5 km | 埼京線 | ||
川越線 | 大宮駅 - 高麗川駅 | 30.6 km | |||
中央本線 | 東京駅 - 塩尻駅 | 222.1 km | 中央東線 中央線快速(東京駅 - 高尾駅) 中央緩行線(御茶ノ水駅 - 三鷹駅) |
東京駅 - 神田駅間 1.3 km は東北本線と重複 代々木駅 - 新宿駅間 0.7 km は山手線と重複 中央西線である名古屋駅 - 塩尻駅間はJR東海の管轄 | |
岡谷駅 - 辰野駅 - 塩尻駅 | 27.7 km | 辰野支線 | |||
青梅線 | 立川駅 - 奥多摩駅 | 37.2 km | 東京アドベンチャーライン(青梅駅 - 奥多摩駅) | ||
五日市線 | 拝島駅 - 武蔵五日市駅 | 11.1 km | |||
総武本線 | 東京駅 - 銚子駅 | 120.5 km | 総武快速線(東京駅 - 千葉駅) 総武緩行線(錦糸町駅 - 千葉駅) |
||
錦糸町駅 - 御茶ノ水駅 | 4.3 km | 総武緩行線 | |||
小岩駅 - 金町駅 | 8.9 km | 新金貨物線 | 小岩駅 - 新小岩信号場駅間 2.3 km は本線と重複 旅客営業なし | ||
小岩駅 - 越中島貨物駅 | 11.7 km | 越中島支線 | 小岩駅 - 新小岩信号場駅間 2.3 km は本線と重複 新小岩信号場駅 - 亀戸駅間は本線と並行 旅客営業なし | ||
横須賀線 | 大船駅 - 久里浜駅 | 23.9 km | 湘南新宿ライン(大船駅 - 逗子駅) | ||
鶴見線 | 鶴見駅 - 扇町駅 | 7.0 km | |||
浅野駅 - 海芝浦駅 | 1.7 km | 海芝浦支線 | |||
武蔵白石駅 - 大川駅 | 1.0 km | 大川支線 | |||
相模線 | 茅ケ崎駅 - 橋本駅 | 33.3 km | |||
東海道本線 | 東京駅 - 熱海駅 | 104.6 km | 山手線(東京駅 - 品川駅) 京浜東北線(東京駅 - 横浜駅) 東海道線(東京駅 - 熱海駅) 横須賀線(東京駅 - 品川駅および鶴見駅 - 大船駅) 湘南新宿ライン(鶴見駅 - 小田原駅) 上野東京ライン(東京駅 - 熱海駅) |
JR東海との境界は丹那トンネル東口付近 熱海駅 - 米原駅間はJR東海の管轄 米原駅 - 神戸駅間はJR西日本の管轄 | |
品川駅 - 武蔵小杉駅 - 鶴見駅 | 17.8 km | 品鶴線 横須賀線 湘南新宿ライン(品川駅[注 8] - 鶴見駅 相鉄・JR直通線(品川駅[注 8] - 鶴見駅) |
|||
浜松町駅 - 東京貨物ターミナル駅 - 川崎貨物駅 - 浜川崎駅 | 20.0 km [51] | 東海道貨物線 | 旅客営業なし 浜松町駅 - 東京貨物ターミナル駅間は営業休止中 | ||
鶴見駅 - 八丁畷駅 | 2.3 km | 旅客営業なし | |||
鶴見駅 - 横浜羽沢駅・羽沢横浜国大駅 - 東戸塚駅 | 16.0 km | 東海道貨物線 相鉄・JR直通線(鶴見駅 - 羽沢横浜国大駅) |
貨物線だが旅客営業あり 鶴見駅 - 横浜羽沢駅間で羽沢横浜国大駅方面への支線が分岐 | ||
鶴見駅 - 東高島駅 - 桜木町駅 | 8.5 km | 高島線 | 旅客営業なし(貨物線) | ||
東北本線 | 東京駅 - 盛岡駅 | 535.3 km | 山手線(東京駅 - 田端駅) 京浜東北線(東京駅 - 大宮駅) 宇都宮線(東京駅 - 日暮里駅および赤羽駅 - 黒磯駅) 湘南新宿ライン(田端駅 - 大宮駅) 上野東京ライン(東京駅 - 日暮里駅および赤羽駅 - 大宮駅) 仙台空港アクセス線(名取駅 - 仙台駅) 仙石東北ライン(仙台駅 - 松島駅[注 8]) |
||
日暮里駅 - 尾久駅 - 赤羽駅 | 7.6 km | 宇都宮線 上野東京ライン |
|||
赤羽駅 - 武蔵浦和駅 - 大宮駅 | 18.0 km | 埼京線 | |||
長町駅 - 仙台貨物ターミナル駅 - 東仙台駅 | 6.6 km | 宮城野貨物線 | 旅客営業なし | ||
岩切駅 - 利府駅 | 4.2 km | 利府線 | |||
松島駅[注 8] - 高城町駅 | 0.3 km | 仙石線・東北本線接続線 仙石東北ライン |
|||
高崎線 | 大宮駅 - 高崎駅 | 74.7 km | |||
常磐線 | 日暮里駅 - 原ノ町駅 - 岩沼駅 | 343.7 km | 常磐快速線(日暮里駅 - 取手駅) 常磐緩行線(綾瀬駅 - 取手駅) |
||
三河島駅 - 隅田川駅 - 南千住駅 | 5.7 km | 隅田川貨物線 | 旅客営業なし | ||
三河島駅 - 田端駅 | 1.6 km | 田端貨物線 | 旅客営業なし | ||
上越線 | 高崎駅 - 宮内駅 | 162.6 km | |||
越後湯沢駅 - ガーラ湯沢駅 | 1.8 km | 上越新幹線 | 実質的には新幹線路線 当区間は冬季のスキーシーズンのみ旅客営業 | ||
両毛線 | 小山駅 - 新前橋駅 | 84.4 km | |||
水戸線 | 小山駅 - 友部駅 | 50.2 km | |||
外房線 | 千葉駅 - 安房鴨川駅 | 93.3 km | 内房線(千葉駅 - 蘇我駅) | ||
内房線 | 蘇我駅 - 木更津駅 - 安房鴨川駅 | 119.4 km | |||
成田線 | 佐倉駅 - 成田駅 - 松岸駅 | 75.4 km | |||
我孫子駅 - 成田駅 | 32.9 km | 我孫子支線 | |||
成田駅 - 成田空港駅 | 10.8 km | 空港支線 | |||
伊東線 | 熱海駅 - 伊東駅 | 16.9 km | 熱海駅 - 来宮駅間 1.2 km は東海道本線と重複 | ||
信越本線 | 高崎駅 - 横川駅 | 29.7 km | |||
篠ノ井駅 - 長野駅 | 9.3 km | ||||
直江津駅 - 新潟駅 | 136.3 km | ||||
篠ノ井線 | 篠ノ井駅 - 塩尻駅 | 66.7 km | 線路名称公告では起終点が逆転 | ||
羽越本線 | 新津駅 - 秋田駅 | 271.7 km | |||
白新線 | 新潟駅 - 新発田駅 | 27.3 km | 新潟駅 - 上沼垂信号場間 1.9 km は信越本線と重複 線路名称上は起終点が逆転 | ||
磐越西線 | 郡山駅 - 新津駅 | 175.6 km | 森と水とロマンの鉄道(会津若松駅 - 新津駅) | ||
仙山線 | 仙台駅 - 羽前千歳駅 | 58.0 km | |||
仙石線 | あおば通駅 - 石巻駅 | 49.0 km | 仙石東北ライン(高城町駅 - 石巻駅) | ||
奥羽本線 | 福島駅 - 青森駅 | 484.5 km | 山形線(福島駅 - 新庄駅) 山形新幹線(福島駅 - 新庄駅) 秋田新幹線(大曲駅 - 秋田駅) 男鹿なまはげライン(秋田駅 - 追分駅) |
||
地方交通線 | 八高線 | 八王子駅 - 倉賀野駅 | 92.0 km | ||
吾妻線 | 渋川駅 - 大前駅 | 55.3 km | |||
烏山線 | 宝積寺駅 - 烏山駅 | 20.4 km | |||
日光線 | 宇都宮駅 - 日光駅 | 40.5 km | |||
水郡線 | 水戸駅 - 安積永盛駅 | 137.5 km | |||
上菅谷駅 - 常陸太田駅 | 9.5 km | ||||
鹿島線 | 香取駅 - 鹿島サッカースタジアム駅 | 17.4 km | 通常の旅客営業区間は香取駅 - 鹿島神宮駅間 鹿島神宮駅 - 鹿島サッカースタジアム駅間は鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の列車が乗り入れ 鹿島サッカースタジアム駅はサッカー開催日のみ旅客営業 | ||
久留里線 | 木更津駅 - 上総亀山駅 | 32.2 km | |||
東金線 | 大網駅 - 成東駅 | 13.8 km | |||
小海線 | 小淵沢駅 - 小諸駅 | 78.9 km | 八ヶ岳高原線 | ||
飯山線 | 豊野駅 - 越後川口駅 | 96.7 km | |||
大糸線 | 松本駅 - 南小谷駅 | 70.1 km | 南小谷駅 - 糸魚川駅間はJR西日本の管轄 | ||
越後線 | 柏崎駅 - 吉田駅 - 新潟駅 | 83.8 km | |||
弥彦線 | 東三条駅 - 弥彦駅 | 17.4 km | 線路名称上は起終点が逆転 | ||
米坂線 | 米沢駅 - 坂町駅 | 90.7 km | |||
只見線 | 会津若松駅 - 小出駅 | 135.2 km | 基本計画上は起点と終点が逆転 | ||
磐越東線 | いわき駅 - 郡山駅 | 85.6 km | ゆうゆうあぶくまライン | ||
石巻線 | 小牛田駅 - 女川駅 | 44.9 km | |||
気仙沼線 | 前谷地駅 - 柳津駅 | 17.5 km | |||
大船渡線 | 一ノ関駅 - 気仙沼駅 | 62.0 km | ドラゴンレール大船渡線 | ||
陸羽東線 | 小牛田駅 - 新庄駅 | 94.1 km | 奥の細道湯けむりライン | ||
陸羽西線 | 新庄駅 - 余目駅 | 43.0 km | 奥の細道最上川ライン | ||
北上線 | 北上駅 - 横手駅 | 61.1 km | |||
釜石線 | 花巻駅 - 釜石駅 | 90.2 km | 銀河ドリームライン釜石線 | ||
山田線 | 盛岡駅 - 宮古駅 | 102.1 km | |||
花輪線 | 好摩駅 - 大館駅 | 106.9 km | 十和田八幡平四季彩ライン | ||
八戸線 | 八戸駅 - 久慈駅 | 64.9 km | うみねこレール八戸市内線(八戸駅 - 鮫駅) | ||
大湊線 | 野辺地駅 - 大湊駅 | 58.4 km | はまなすベイライン大湊線 | ||
津軽線 | 青森駅 - 三厩駅 | 55.8 km | 津軽海峡線(青森駅 - 新中小国信号場) | 中小国駅 - 新中小国信号場間 2.3 km はJR北海道海峡線と重複 | |
左沢線 | 北山形駅 - 左沢駅 | 24.3 km | フルーツライン左沢線 | ||
田沢湖線 | 盛岡駅 - 大曲駅 | 75.6 km | 秋田新幹線 | ||
男鹿線 | 追分駅 - 男鹿駅 | 26.4 km | 男鹿なまはげライン | ||
五能線 | 東能代駅 - 川部駅 | 147.2 km |
- 運行系統上の名称
-
- 上越新幹線は東北新幹線(東京駅 - 大宮駅)と上越線(越後湯沢駅 - ガーラ湯沢駅)との総称。
- 北陸新幹線は東北新幹線(東京駅 - 大宮駅)と上越新幹線(大宮駅 - 高崎駅)との総称。
- 山形新幹線は東北新幹線(東京駅 - 福島駅)と奥羽本線(福島駅 - 新庄駅)の総称。
- 秋田新幹線は東北新幹線(東京駅 - 盛岡駅)と田沢湖線全線と奥羽本線(大曲駅 - 秋田駅)の総称。
- 山手線は東北本線(田端駅 - 東京駅)と東海道本線(東京駅 - 品川駅)との総称。
- 横須賀線は東海道本線(東京駅 - 品川駅 - 武蔵小杉駅 - 鶴見駅 - 大船駅)との総称。
- 高崎線は東北本線(東京駅 - 大宮駅)との総称。
- 常磐線は東北本線(東京駅 - 日暮里駅)との総称。
- 内房線は外房線(千葉駅 - 蘇我駅)との総称。
- 湘南新宿ラインは東北本線(大宮駅 - 田端駅)と山手線(田端駅 - 蛇窪信号場)と東海道本線(蛇窪信号場 - 大船駅)の総称。
- 埼京線は山手線(大崎駅 - 池袋駅)と赤羽線全線と東北本線(赤羽駅 - 大宮駅)の総称。
- 京浜東北線は東北本線(大宮駅 - 東京駅)と東海道本線(東京駅 - 横浜駅)の総称。
- 仙台空港アクセス線は東北本線(名取駅 - 仙台駅)と、仙台空港鉄道の仙台空港線全線の総称。
- 仙石東北ラインは東北本線(仙台駅 - 松島駅 - 高城町駅)と仙石線(高城町駅 - 石巻駅)の総称。
- 男鹿なまはげラインは奥羽本線(秋田駅 - 追分駅)と男鹿線全線の総称。
BRT
廃止路線
分類 | 路線名 | 区間 | 営業キロ | 廃止年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
幹線 | 東海道本線 | 品川駅 - 浜松町駅 | 3.7 km | 1996年10月1日[21] | 東海道貨物線の一部 |
入江信号場 - 新興駅 | なし | 不明(2019年中) | 旅客営業なし(貨物線)。旅客鉄道会社の営業キロ設定なし 2010年時点で新興駅が廃止され事実上廃線。日本貨物鉄道においても2019年中に営業キロ設定廃止[52] | ||
信越本線 | 横川駅 - 軽井沢駅 | 11.2 km | 1997年10月1日[21] | 北陸新幹線 高崎駅 - 長野駅間開業に伴い廃止 JRバス関東に転換 | |
軽井沢駅 - 篠ノ井駅 | 65.6 km | 北陸新幹線 高崎駅 - 長野駅間開業に伴い経営分離 しなの鉄道に移管(移管時に0.5 km短縮され65.1 kmとなる[53]) | |||
長野駅 - 妙高高原駅 | 37.3 km | 2015年3月14日 | 北陸新幹線 長野駅 - 金沢駅間開業に伴い経営分離 しなの鉄道に移管 | ||
妙高高原駅 - 直江津駅 | 37.7 km | 北陸新幹線 長野駅 - 金沢駅間開業に伴い経営分離 えちごトキめき鉄道に移管 | |||
東北本線 | 盛岡駅 - 目時駅 | 82.0 km | 2002年12月1日 | 東北新幹線 盛岡駅 - 八戸駅間開業に伴い経営分離 IGRいわて銀河鉄道に移管 | |
目時駅 - 八戸駅 | 25.9 km | 東北新幹線 盛岡駅 - 八戸駅間開業に伴い経営分離 青い森鉄道に移管 | |||
八戸駅 - 青森駅 | 96.0 km | 2010年12月4日 | 東北新幹線 八戸駅 - 新青森駅間開業に伴い経営分離 青い森鉄道に移管 | ||
地方交通線 | 会津線 | 西若松駅 - 会津高原駅 | 57.4 km | 1987年7月16日 | 第2次特定地方交通線の指定を受けて廃止 会津鉄道に転換 |
木原線 | 大原駅 - 上総中野駅 | 26.9 km | 1988年3月24日 | 第1次特定地方交通線の指定を受けて廃止 いすみ鉄道に転換 | |
真岡線 | 下館駅 - 茂木駅 | 42.0 km | 1988年4月11日 | 第2次特定地方交通線の指定を受けて廃止 真岡鐵道に転換 | |
長井線 | 赤湯駅 - 荒砥駅 | 30.6 km | 1988年10月25日 | 第3次特定地方交通線の指定を受けて廃止 山形鉄道に転換 | |
足尾線 | 桐生駅 - 間藤駅 | 44.1 km | 1989年3月29日 | 第2次特定地方交通線の指定を受けて廃止 わたらせ渓谷鐵道に転換 | |
間藤駅 - 足尾本山駅 | 1.9 km | 貨物線。第2次特定地方交通線の指定を受けて廃止 わたらせ渓谷鐵道が鉄道事業免許を取得するも1998年6月2日失効 | |||
岩泉線 | 茂市駅 - 岩泉駅 | 38.4 km | 2014年4月1日[21] | 土砂災害による脱線事故に伴い、2010年7月31日から不通 東日本交通(バス)に転換 | |
山田線 | 宮古駅 - 釜石駅 | 55.4 km | 2019年3月23日 | 東日本大震災による被災に伴い、2011年3月11日から不通 JR東日本が復旧工事を行い、三陸鉄道に移管の上で運行再開 | |
気仙沼線 | 柳津駅 - 気仙沼駅 | 55.3 km | 2020年4月1日[43] | 東日本大震災による被災に伴い、2011年3月11日から不通 2012年から運行している気仙沼線BRTで代替 | |
大船渡線 | 気仙沼駅 - 盛駅 | 43.7 km | 2020年4月1日[43] | 東日本大震災による被災に伴い、2011年3月11日から不通 2013年から運行している大船渡線BRTで代替 |
JR線の他社分界駅
JR6社の中で唯一、全ての他社分界駅の在来線部分が自社管理となっている。
新幹線の他社分界駅
JR西日本
JR東海
JR北海道
在来線の他社分界駅
JR北海道
JR西日本
JR東海
- 国府津駅(東海道本線)- 御殿場線
- 熱海駅(東海道本線、伊東線)- 東海道本線 (東海道本線間で直通定期列車あり)
- 甲府駅(中央本線)- 身延線
- 辰野駅(中央本線)- 飯田線 (直通定期列車あり)
- 塩尻駅(中央本線(中央東線)、篠ノ井線)- 中央本線(中央西線) (篠ノ井線-中央西線間で直通定期列車あり)
他社新幹線との共同使用駅
JR東海
全て東海道新幹線との共同使用駅
ダイヤ改正
JR東日本管内全域に及ぶダイヤ改正は、JR発足後から1993年までは他のJR各社に合わせて毎年3月にダイヤ改正を行っていたが、1994年は全国的なダイヤ改正がこの年に限り12月に実施され、1993年と1995年から2005年は12月にダイヤ改正を独自に実施していた(1997年・2003年・2004年は10月に実施)[54]。2006年以降は一部(特に北海道旅客鉄道〈JR北海道〉、四国旅客鉄道〈JR四国〉)を除く[注 9]JR各社に合わせる形で毎年3月に実施している(ただし2011年は東日本大震災の影響で4月9日に延期した[注 10]。また2010年12月4日や2012年9月29日など、3月以外にもダイヤ改正を行った年がある)。
列車
JR東日本発足以降に同社の路線で運行されている、もしくはかつて運行されていた愛称付きの列車を挙げる(2020年3月14日改正時点)。種別が変更された列車は変更後のもので記載し、他社の車両による運行のものはその会社名も記載する(廃止列車は廃止時点)。詳細は各列車の記事を参照。
現行列車
新幹線
在来線
- 特急列車
- つがる(2010年 - 、秋田 - 青森間)
- いなほ
- しらゆき
- 日光・スペーシア日光(「スペーシア日光」は臨時・東武鉄道)
- きぬがわ・スペーシアきぬがわ(「スペーシアきぬがわ」は東武鉄道)
- 草津
- あかぎ・スワローあかぎ
- 水上(臨時)
- ひたち(2015年 - 現在)
- ときわ
- 成田エクスプレス
- わかしお
- さざなみ
- しおさい
- あずさ
- かいじ
- 富士回遊
- はちおうじ
- おうめ
- 甲信エクスプレス(臨時)
- 踊り子・サフィール踊り子
- (ワイドビュー)しなの(JR東海)
- サンライズ出雲(JR西日本・JR東海)
- サンライズ瀬戸(JR西日本・JR東海)
- 快速列車・ホームライナー
- アテルイ
- アクティー
- アーバン
- ラビット
- むさしの号
- しもうさ号
- みすず
- べにばな
- あがの
- 仙台シティラビット
- 最上川
- はまゆり
- リアス
- しもきた
- 湘南ライナー
- おはようライナー新宿・ホームライナー小田原
- スノーラビット(北越急行)
- おはよう信越・らくらくトレイン信越
- らくらくトレイン村上
- ホリデー快速おくたま・あきがわ
- AIZUマウントエクスプレス(会津鉄道)
- ホリデー快速ビューやまなし(臨時)
- ホリデー快速鎌倉(臨時)
- ぶらり高尾散策号(臨時)
- ぶらり川越号(臨時)
- 舞浜・東京ベイエリア号(臨時)
- おさんぽ川越号(臨時)
- 一村一山(臨時)
- シーハイル上越(臨時)
- ムーンライトながら(臨時)
- ムーンライト信州(臨時)
- 観光列車
- 団体専用列車・クルーズトレイン
廃止列車
新幹線
- 東北・秋田新幹線
- 上越・長野(現在は北陸新幹線に統一)新幹線
- あさひ・Maxあさひ
- Maxあさま(臨時)
- 観光列車
在来線
- 特急列車
- 白鳥・スーパー白鳥(「スーパー白鳥」はJR北海道、2002年 - 2010年は八戸駅 - 函館駅間、2010年 - 2016年は新青森駅 - 函館駅間)
- はつかり・スーパーはつかり
- たざわ(1982年 - 1996年は盛岡駅 - 秋田駅・青森駅間、1996年 - 1997年は秋田駅 - 青森駅間)
- 秋田リレー号
- かもしか
- つがる(八戸駅 - 弘前駅・青森駅間、2002年 - 2010年)
- 白鳥(大阪駅 - 青森駅間、1961年 - 2001年)
- かがやき(JR西日本)
- 北越
- はくたか(JR西日本・北越急行)
- みのり
- あいづ・ホリデーあいづ
- ビバあいづ・ホリデービバあいづ
- ウィングエクスプレス
- ビューわかしお
- おはようわかしお・ホームタウンわかしお
- ビューさざなみ
- おはようさざなみ・ホームタウンさざなみ
- おはようしおさい・ホームタウンしおさい
- すいごう
- あやめ
- ホームタウン佐倉
- ホームタウン成田
- ひたち(1969年 - 1998年)
- スーパーひたち・フレッシュひたち
- さわやかひたち・ホームタウンひたち
- おはようフレッシュひたち・ウィークエンドフレッシュひたち
- 新特急なすの
- おはようとちぎ・ホームタウンとちぎ
- 新特急谷川
- ウィークエンドあかぎ
- あさま(一部はJR西日本)
- そよかぜ
- 白山(JR西日本)
- スーパーあずさ
- リゾート踊り子(臨時・伊豆急行)
- マリンエクスプレス踊り子(臨時)
- スーパービュー踊り子
- (ワイドビュー)東海(JR東海)
- 富士(JR九州)
- はやぶさ(JR九州)
- みずほ(JR九州)
- さくら(JR九州)
- あさかぜ(JR西日本)
- 出雲
- 瀬戸(JR西日本)
- つるぎ(JR西日本)
- トワイライトエクスプレス(臨時・JR西日本)
- 日本海
- 北陸
- あけぼの(1970年 - 1990年は奥羽本線経由、1990年 - 1997年は東北本線・陸羽東線・奥羽本線経由、1997年 - 2014年は高崎線・上越線・信越本線・羽越本線経由)
- 出羽
- 鳥海
- 北斗星(一部はJR北海道)
- ゆうづる
- はくつる
- エルム(臨時)
- カシオペア(臨時)
- 急行列車
- 快速列車・ホームライナー
- 海峡(JR北海道)
- スイフト
- ホームライナー古河・ホームライナー鴻巣
- タウン
- SLみなかみ
- フェアーウェイ(臨時)
- マリンブルーくじらなみ号(臨時)
- ムーンライトえちご(臨時)
- きらきらうえつ
- おはようライナー
- 信越リレー妙高
- 妙高
- くびき野
- やひこ
- せなみ
- こまちリレー号
- おはようライナー高尾・ホームライナー高尾
- おはようライナー青梅・ホームライナー青梅
- 中央ライナー・青梅ライナー
- ホリデー快速富士山(臨時)
- IZU CRAILE(伊豆クレイル)
- ぶらり横浜・鎌倉号(臨時)
- おはようライナー土浦・ホームライナー土浦
- エアポート常磐(臨時)
- エアポート成田
- ホームライナー千葉
- おはようライナー津田沼・ホームライナー津田沼
- おはようライナー逗子・ホームライナー逗子
- マリンドリーム
- あぶくま
- いわき(磐越東線)
- あいづライナー
- AIZU尾瀬エクスプレス(会津鉄道)
- うみかぜ
- 仙山・ホリデー仙山
- ざおう
- こまくさ
- こよし
- かまくら
- 南三陸
- むろね
- スーパードラゴン
- いでゆ
- 湯けむり
- きたかみ
- 八幡平
- うそり
- なつどまり
- うみねこ
- こはく
- しらかみ
- しらゆき(奥羽本線)
- いわき(奥羽本線)
- 深浦
車内販売
2019年7月現在、以下の列車で車内販売の営業を行っている[注 11][55][56][57][58]。
車内販売では、電子マネー「Suica」「PASMO」「Kitaca」「TOICA」「manaca」「ICOCA」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」が使用可能。従来普通列車のグリーン車では利用できなかったが、2018年2月3日より常磐線で、2019年5月29日より横須賀線(湘南新宿ライン除く)・総武快速線で、同年6月5日より東海道本線、宇都宮線(東北本線)、高崎線、上越線、両毛線、上野東京ライン、湘南新宿ラインで利用可能となった[56]。
- 新幹線 - シートサービスのみ営業する一部の列車を除き、グランクラス車両を連結した列車にはグランクラスアテンダントが乗務する[55]。
- 特急
- “のってたのしい列車”(観光列車)
- 「POKÉMON with YOUトレイン」
- 「リゾートビューふるさと」
- 「おいこっと」
- 「SL銀河」
- 「とれいゆ つばさ」
- 「TOHOKU EMOTION」
- 「越乃Shu*Kura」
- 「SLばんえつ物語」
- 「フルーティアふくしま」
- 「リゾートみのり」
- 「伊豆クレイル」
- 「海里」
- 普通列車グリーン車 - グリーンアテンダントのみが乗務する。このため、下記線区であってもグリーン車がついていない列車(常磐線快速でE231系充当の列車、千葉地区の普通列車など)では営業がない。
車内販売の受託業者
JR東日本の車内販売は、長らく完全子会社の「株式会社日本レストランエンタプライズ」により運営されていた[60]が、2019年7月1日より同じく東日本旅客鉄道の完全子会社である[注 13]「株式会社JR東日本サービスクリエーション」[55][61]が担当している。なお、以前は「聚楽ティ・エス・エス株式会社」[注 14]や「株式会社エヌアールイー越川」[注 15]、「北陸トラベルサービス」なども参画していた[60][62]が、吸収合併や事業継承などにより、2014年10月の北陸トラベルサービスからの事業継承後から2019年7月のJR東日本サービスクリエーションへの事業譲渡までは日本レストランエンタプライズが単独で車内販売を行っていた[60]。
車内販売の縮小
近年、JR東日本では車内販売の利用減少を理由に車内販売を縮小させている[57]。2015年3月13日をもって「なすの」「たにがわ」「Maxたにがわ」「つばさ」の山形駅以北・「フレッシュひたち」「成田エクスプレス」での車内販売を取りやめた[57]。次いで、2019年3月15日をもって「踊り子」「日光」「きぬがわ」「スペーシアきぬがわ」「草津」「いなほ」の酒田駅以北での営業、ならびに「かがやき」・「はくたか」を除くすべての車内販売がある新幹線列車と「あずさ」「かいじ」「ひたち」「スーパービュー踊り子」「いなほ」の酒田駅以南での弁当・軽食類(サンドウィッチ類)やデザート類、お土産類、雑貨類の販売を取りやめた[63]。さらに、同年6月30日をもって「かがやき」・「はくたか」でも弁当・軽食類(サンドウィッチ類)・デザート類・お土産類・雑貨類の販売を取りやめたほか、新幹線・特急の車内販売がある全列車でホットコーヒーの販売を取りやめた[64]。
車両
特徴
1994年10月より自社で新津車両製作所(のちの総合車両製作所新津事業所)という車両製作部門を保有し、2012年4月2日には東京急行電鉄傘下の東急車輛製造から鉄道車両製造事業を組み入れ、総合車両製作所とするなど、車両製造には力を入れており、国鉄からの承継車両および分割民営化直後に製造され経年の進んだ車両の置き換えが進められている。2014年4月1日には会社分割により、新津車両製作所を総合車両製作所新津事業所とした。
総合車両製作所発足後は、JR東日本の在来線通勤・近郊形電車は日立製作所製のEV-E801系蓄電池駆動電車を除き総合車両製作所[注 16]で製造されているが、新幹線車両は川崎重工業・日立製作所での製造が継続している。また在来線特急形車両ではデザインを主体に携わっていたことから近畿車輌でもE657系まで製造を担当していた。なお、東京モノレールのモノレール車両はJR東日本傘下入り後も日立製作所のみで製造している。
新型の車両群はコンピュータによる集中管理・制御装置 (TIMS) などを装備し、動作状況や運行管理の常時集中監視を可能としている。またこれらの車両群のうち、在来線用電車の主制御装置は一部を除き通勤型車両では三菱電機製、近郊形・特急形車両では日立製作所製を採用している[注 17]。
気動車用のエンジンでは、当初は新潟鐵工所 (DMF13HZ)、小松製作所 (DMF11HZ)、カミンズ (DMF14HZ) の3社が採用され、その後はカミンズ製のみとなっていたが、2007年のキハE130系以降の車両は全て小松製作所製(ただし、DMF11HZではなく、DMF15HZが採用されている)を搭載している。また、1988年3月のサロンエクスプレスアルカディアの車両火災事故を受けて、当時所有していたキハ58系などDMH17系エンジンを搭載していた車両に対して新型エンジンへの換装も実施されている。
なお、JR東日本は2014年時点でJR旅客6社では唯一転換クロスシートを有した車両を保有していない。過去には特急形車両である185系電車や急行形車両[注 18]において転換クロスシート車を保有していたが座席交換や廃車などにより消滅した。なお、一般形(近郊形)車両においては転換クロスシート車を保有した実績がない。ただし、JR東日本の路線には、JR東海保有の213系電車や313系電車といった他社の転換クロスシート装備車が乗り入れている。過去には転換クロスシートを装備したJR北海道保有の50系客車が快速「海峡」で乗り入れていたことがある。
普通列車用
旧国鉄から大量に引き継いだ103系は2009年10月に最後まで残った仙石線を含め全ての運用を終了し、他の旧国鉄型車両を中心とする老朽車両も首都圏では順次E231系、E233系、E531系などを導入して淘汰を進めている一方で、程度の良い車両は他地域の経年車両の置き換えに充てている(209系、211系など)。これは、国鉄時代には車両置き換えに際して東京・大阪の大都市圏を優先し、経年車両の置き換えに際しては比較的程度がよい車両を地方に転用させていて、JR発足後もこの体制を維持しているためである。
電車では、1990年代まで普通列車用車両の用途別の区分は通勤形と近郊形に二分されていたが、2000年に営業運用を始めたE231系で初めて通勤形と近郊形の形式上の区別を廃止し[65]、「一般形」に統一している[66][67][68][69][70][71][注 19]。詳細は「一般形車両 (鉄道)#一般形電車の登場とその後」を参照。
同社の都市圏内輸送用の一般形車両は、従来の車両から設計や製作手法を大幅に見直し、製造コストの低減を図った経済車をベースにしたものである。これは時代の趨勢をサービス提供に即座に反映する目的から、車両置き換えサイクルを短く設定するための手法で、1992年(平成4年)の京浜東北線901系(後の209系)を嚆矢とする。この設計指向は同社のみならず一部の関東地区他社局車両にも取り入れられ、E231系やE233系の基本設計などは他社局の複数の車両に採用例があり、車両の製作コストの削減にも寄与している。
通勤圏の拡大に伴い、近郊路線にも混雑緩和のためロングシート車を投入し、1列車あたりの収容力向上を図った。この方針は地方路線にも波及し、収容力向上とあわせ車両所要数の適正化を図っている。一方、非電化線区では輸送量が小さいこともあり、気動車ではキハ40系の一部がロングシート化された他は左沢線用のキハ101形と久留里線用のキハE130系100番台のみにとどまっている。ただ、地方路線にまで投入するという極端なロングシート化は行き過ぎであったこともあってか、2000年代後半以降、地方路線においてはセミクロスシート車主体に再び回帰しつつある(701系→E721系の流れがその一例。209系の房総地区転用時も一部をセミクロスシートに改造している)。
優等列車・新幹線用
特急形車両は、使用路線ごとに仕様を特化した車両を導入する当初の方針から、設計を共通化し汎用的な使用を可能とする方針に転換しつつある。これは新幹線車両も同様で、線区によって使用車両を統一するという方針のもと、1990年代後半以降はフル規格のE2系、ミニ新幹線のE3系を中心に導入している。また2020年現在、気動車特急の定期運用を設定していないため、JR旅客6社では唯一特急形気動車を保有していない[注 20]。
なお、特急形車両の車体は普通鋼またはアルミ合金を使用していることが多く、JR他社と比べて特急形へのステンレス車体の使用例が少ないため、形式全車での採用はE26系客車のみとなっている[注 21]。
特急形車両のグリーン車は、JR発足後の車両では2+1人掛けの3列配置とし、他のJR各社も追随したが、255系電車以降の車両では一部を除いて2+2人掛けの4列配置となっている。これは首都圏ではグリーン車の利用が多いことから定員確保を重視したものとされる[76][注 22]。
バス
BRT区間用のバス車両は、首都圏事業者から購入した中古バスと日野自動車・いすゞ自動車から購入した新車が使われ、新車は全車ハイブリッドノンステップバスに統一している。
車両基地
車両工場
- 在来線工場
- 秋田総合車両センター(AT・秋田支社・旧土崎工場TZ)
- 郡山総合車両センター(KY・仙台支社・旧郡山工場)
- 大宮総合車両センター(OM・大宮支社・旧大宮工場)
- 東京総合車両センター(TK・東京支社・旧大井工場OY)
- 長野総合車両センター(NN・長野支社・旧長野工場)
- 新幹線工場
- 新幹線総合車両センター(新幹線統括本部)
社歌
社歌は『明け行く空に』。1988年4月制定[77]。歌詞は社内公募で選ばれた[77]ものに伊藤アキラが補作詞した。作曲は森田公一による[78]。歌手はサーカス[77](非売品のカセットテープやCDが存在する)。
社内乗車人員上位30位
公式サイト より。一日平均。は、右欄の乗車人員と比較して増()、減()を表す。
順位 | 駅名 | 2018年度 | 2015年度 | 2010年度 | 2005年度 | 2000年度 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 新宿駅 | 789,366 | 760,043 | 736,715 | 747,930 | 753,791 | 日本の鉄道事業者の駅として第1位。 (各社局線総合では世界一) |
2 | 池袋駅 | 566,994 | 556,780 | 544,222 | 564,669 | 570,255 | (各社局線総合では世界第3位) |
3 | 東京駅 | 467,165 | 434,633 | 381,704 | 379,350 | 372,611 | 東海旅客鉄道(JR東海)の乗車人員を含まない。 (各社局線総合では世界第7位) |
4 | 横浜駅 | 423,651 | 411,383 | 398,052 | 384,594 | 385,023 | 神奈川県内の駅として第1位。 (各社局線総合では世界第5位) |
5 | 品川駅 | 383,442 | 361,466 | 321,711 | 302,862 | 253,575 | 東海旅客鉄道の乗車人員を含まない。 (各社局線総合では世界第9位) |
6 | 渋谷駅 | 370,856 | 372,234 | 403,277 | 423,884 | 428,165 | (各社局線総合では世界第2位) |
7 | 新橋駅 | 281,971 | 265,955 | 244,916 | 236,116 | 230,393 | |
8 | 大宮駅 | 258,108 | 250,479 | 235,151 | 231,599 | 228,219 | 埼玉県内の駅として第1位。 |
9 | 秋葉原駅 | 252,267 | 243,921 | 226,646 | 171,166 | 137,736 | |
10 | 北千住駅 | 220,903 | 209,994 | 195,260 | 177,104 | 183,611 | (各社局線総合では世界第6位) |
11 | 川崎駅 | 214,601 | 207,725 | 185,300 | 163,495 | 156,291 | 神奈川県内の駅として第2位。 |
12 | 高田馬場駅 | 211,687 | 202,554 | 202,396 | 201,936 | 211,761 | |
13 | 上野駅 | 188,170 | 181,588 | 172,306 | 179,978 | 189,388 | |
14 | 大崎駅 | 173,136 | 154,544 | 126,436 | 93,709 | 57,101 | |
15 | 有楽町駅 | 173,003 | 167,424 | 162,445 | 153,113 | 156,273 | |
16 | 立川駅 | 168,512 | 163,903 | 157,517 | 150,009 | 132,672 | 特別区以外の東京都内の駅として第1位。 |
17 | 浜松町駅 | 162,143 | 155,334 | 153,594 | 144,085 | 152,620 | |
18 | 田町駅 | 156,364 | 148,834 | 149,477 | 142,778 | 154,714 | |
19 | 中野駅 | 150,886 | 144,916 | 123,968 | 113,569 | 117,090 | |
20 | 恵比寿駅 | 147,699 | 139,882 | 130,245 | 131,507 | 127,967 | |
21 | 蒲田駅 | 146,337 | 143,272 | 133,748 | 131,947 | 129,724 | |
22 | 吉祥寺駅 | 143,685 | 141,306 | 138,420 | 139,245 | 136,927 | 特別区以外の東京都内の駅として第2位。 |
23 | 五反田駅 | 141,351 | 133,814 | 129,154 | 126,137 | 132,411 | |
24 | 西船橋駅 | 139,347 | 134,362 | 125,855 | 105,892 | 106,048 | 千葉県内の駅として第1位。 |
25 | 船橋駅 | 138,950 | 137,173 | 134,705 | 131,579 | 131,611 | 千葉県内の駅として第2位。 |
26 | 武蔵小杉駅 | 130,752 | 124,325 | 99,617 | 70,685 | 64,336 | 神奈川県内の駅として第3位。 |
27 | 柏駅 | 126,276 | 123,104 | 119,825 | 135,074 | 149,376 | 千葉県内の駅として第3位。 |
28 | 目黒駅 | 115,560 | 108,163 | 102,310 | 98,344 | 106,820 | |
29 | 日暮里駅 | 115,092 | 107,399 | 96,633 | 78,921 | 77,469 | |
30 | 国分寺駅 | 113,368 | 111,325 | 105,883 | 103,862 | 100,815 | 特別区以外の東京都内の駅として第3位。 |
2000年度から2011年度までは、1位 - 8位の順位はほとんど変動がなかった(一部年度で新橋駅と大宮駅が入れ替わっている)。特に2011年度は前年度と比べて1位の新宿駅から27位の町田駅まで全く順位変動がなかった。
しかし、2012年度は(公開されている)1999年度から一貫して5位となっていた東京駅が再開発事業に伴い乗車人員が増加し、横浜駅を追い抜いて4位になった。2013年度は、渋谷駅が東急東横線・東京メトロ副都心線の直通により乗車人員が3万人以上減少して25年ぶりに40万人を下回り、19年間保持してきた3位の座から一気に2ランクも下げ5位まで転落し、東京駅と横浜駅の後塵を拝することになった。また、同年度は新たに北千住駅が高田馬場駅を追い抜き、初のベスト10入りを果たした。
品川駅は堅調に利用者数を伸ばしており、長らく6位の位置にいたが、2016年度で5位になった。
渋谷駅は利用者減に歯止めがかかっておらず、先述の通り、2013年度は3位から5位へ転落し、2016年度は品川駅にも追い抜かれ6位に転落した。2008年度の東京メトロ副都心線開通時は池袋駅とともに減少傾向にあり、2013年度の副都心線と東急東横線の直通運転開始後は、池袋駅は持ち直しつつある一方、渋谷駅はその傾向がない。
上野駅は、2015年度の上野東京ライン開通の影響で(上野駅で乗降しない)通過客が増えることから利用者減が危惧されていたが、東海道線方面からのアクセスが容易になったこともあり、利用者は増加している。
大崎駅は2000年度は山手線単独駅であり、乗車人員も5万人台だったが、2002年12月の埼京線、湘南新宿ライン、りんかい線の開業後は徐々に利用者数が増え、2018年度には有楽町駅、立川駅の2駅を抜いて14位に躍り出た。
秋葉原駅は2000年度時点で17位であったが、つくばエクスプレスの開業もあり、2006年度に上野駅を抜いてベスト10に入った。さらに2007年度に高田馬場駅を追い抜き、その後も順調に利用者数を増加させている。その一方、上野駅は2005年度まではベスト10にランクインしていたが、2006年度に高田馬場駅に追い抜かされた。2007年度から北千住駅・川崎駅に次いで13位に落ちた。
東北地方の駅では、東日本大震災の影響で、仙台駅の乗車人員が1万人以上減少するなどの大幅な減少を記録したほか、一部の駅がデータ無しとなった。しかし、2012年度に入り大半の駅で増加を記録し、特に仙台駅は仙石線あおば通駅開業後では最も多い乗車人員となった。
取扱収入上位10位
1日平均。数字は2012年度[79]。
- 1位 東京駅 - 271,295,000円。
- 2位 新宿駅 - 172,157,000円。
- 3位 仙台駅 - 123,610,000円。
- 4位 池袋駅 - 119,192,000円。
- 5位 大宮駅 - 113,524,000円。
- 6位 横浜駅 - 111,108,000円。
- 7位 上野駅 - 99,561,000円。
- 8位 渋谷駅 - 87,730,000円。
- 9位 品川駅 - 87,628,000円。
- 10位 新橋駅 - 65,423,000円。
関係会社
グループ会社は、清掃会社や整備会社といった鉄道に直接関連する部門だけではなく多岐にわたる。
運送業
ホテル業・駅ビル・不動産業関係
- ルミネ
- ルミネの他にNEWoManの運営など。
- アトレ
- ジェイアール東日本ビルディング
- グラントウキョウサウスタワー、サピアタワー、メトロポリタンプラザビル、JR新宿ミライナタワー等のオフィスビルを運営。
- JR東日本建築設計
- 駅等の鉄道関連施設をはじめ、駅ビル等の商業施設の新築やリニューアル、ホテル、オフィスビル、集合住宅や文化施設等の設計や監理、デザインワークを行う。
- ジェイアール東日本都市開発
- 日本ホテル
- 首都圏にあるメトロポリタンホテルズおよびホテルメッツの各ホテル、東京ステーションホテルなどを運営。
- 盛岡ターミナルビル
- フェザン(盛岡駅)、ホテルメトロポリタン盛岡の運営。
- 仙台ターミナルビル
- 仙台・福島・郡山・山形駅ビルの商業施設「エスパル」、ホテルメトロポリタン仙台、ホテルメトロポリタン山形の運営。
- 秋田ステーションビル
- トピコ(秋田駅)、ホテルメトロポリタン秋田の運営。
- JR東日本青森商業開発
- ジェイアール東日本商業開発
- グランデュオ(立川駅・蒲田駅)の運営。
- JR東京西駅ビル開発
- 横浜ステーシヨンビル
- 湘南ステーションビル
- JR東日本リテールネット
- ステーションビルMIDORI
- JR東日本新潟シティクリエイト
旅行・レジャー産業
- びゅうトラベルサービス
- 大人の休日倶楽部会員サービス、国内旅行企画販売、訪日旅行、海外旅行。
- ガーラ湯沢
- ガーラ湯沢スキー場を運営。
- ジェイアール東日本スポーツ
- スポーツクラブ「ジェクサー」を運営。
飲食・販売業
- ジェイアール東日本商事 [3]
- JR東日本リテールネット(旧 東日本キヨスク)
- キオスク、NewDays(コンビニエンスストア)を運営。
- JR東日本フーズ(旧日本レストランエンタプライズとジェイアール東日本フードビジネスが合併)
- Becker's、BECK'S COFFEE SHOP、あずみ等の飲食店経営等のほか、製菓工場十日町すこやかファクトリーを運営。
- JR東日本ウォータービジネス
- ジェイアール高崎商事の飲料ブランド「大清水」や各地区の飲料事業を継承し、主に清涼飲料水の製造販売を行っている。
- 紀ノ国屋
派遣業
広告業
スポーツ
鉄道車両製造
- 総合車両製作所
- 2011年4月に東急車輛製造から鉄道車両事業を継承して設立された子会社。2014年4月にはJR東日本直営だった新津車両製作所を譲渡し、総合車両製作所新津事業所としている。
駅業務・その他
- JR東日本スタートアップ [5]
- 新興企業に出資するコーポレートベンチャーキャピタル。
- ジェイアール東日本ライフサービス [6]
- ジェイアール東日本ネットステーション [7]
- JR東日本メカトロニクス
- JR東日本テクノロジー
- JR東日本情報システム
- オレンジページ
- 主婦向け雑誌『オレンジページ』の出版。
- JR東日本建築設計
- JR東日本コンサルタンツ
- 日本線路技術
- 新日本リネン
- ビューカード
- クレジットカード事業。
- 新宿南エネルギーサービス
- 地域熱供給事業
- JR中央ラインモール
- JR東日本東北総合サービス
- JR東日本ステーションサービス
- JR東日本の関東地区全エリア(東京・横浜・八王子・大宮・千葉・水戸・高崎各支社管内)における駅業務受託。
- JR東日本サービスクリエーション
- 車内販売・アテンダント業務など。
持分法適用関連会社
関連団体
その他出資会社
- 埼玉新都市交通 - ニューシャトルを運営。約35%を出資。
- 東京臨海高速鉄道 - りんかい線を運営。
- 交通新聞社 - 旧・弘済出版社。
- ケーブルテレビ品川
- メディアさいたま
- UQコミュニケーションズ
- 成田空港高速鉄道
- 仙台空港鉄道
- 日本旅行 - 2002年からはJR西日本の連結子会社。
- JR東日本台湾事業開発(中国語: 台灣捷爾東事業開發股份有限公司、英語: JRE Business Development Taiwan, Inc.) - 駅弁を含む飲食業や駅ビルなどの不動産業を運営のため、台湾・台北市に2018年4月3日設立[82]。2019年、現地で日本の旅行商品販売やインバウンド情報を発信する「JAPAN RAIL CAFE」を市内(台北南山広場内「微風南山アトレ」)に開設[83]。
- ウェスト・ミッドランズ・トレインズ - イギリスの列車運行会社
労働組合
2020年4月1日現在、JR東日本には12の労働組合がある[1]。カッコ内は略称。
名称 | 上部組織 |
---|---|
東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組) | 全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連) |
国鉄労働組合東日本本部(国労東日本) | 国鉄労働組合(国労) |
JR東日本労働組合(東日本ユニオン) | |
JR東労働組合(JRひがし労) | |
JR東日本新鉄道労働組合(新鉄労組) | |
国鉄動力車労働組合総連合(動労総連合) | |
ジェイアール・イーストユニオン(JREユニオン) | 日本鉄道労働組合連合会(JR連合) |
JR東日本新潟労働組合(JR新潟労組) | |
全日本建設交運一般労働組合全国鉄道東日本本部(建交労鉄道東日本本部) | 全日本建設交運一般労働組合(建交労) |
動力車労働組合(動労) | |
鉄道産業労働組合(鉄産労) | |
JR東日本輸送サービス労働組合(JTSU-E) | 日本輸送サービス労働組合連合会(JTSU) |
組合員数が最大の労働組合は東日本旅客鉄道労働組合である。会社設立以来、労使共同宣言を締結し、協調路線を取っていたが、2018年の春闘において、「一律定額ベア」を要求、争議行為を予告した[84]。そのため、会社から「労使共同宣言の失効」を通知され[85]、以後、組合員の脱退が相次ぎ、わずか4か月の間に組織の3分の2にあたる約3万2千人が脱退し、定期大会で異例の「敗北宣言」を採択する事態となった[86]。
脱退により大半の事業所で過半数の労組がない状況となり、労働基準法第三十六条に基づく協定(いわゆる三六協定)の締結を行うための代表者の選出として親睦団体「社友会」が設立されたが、社友会は労働組合ではない。[87]
各労働組合のうち、東日本旅客鉄道労働組合、国鉄労働組合東日本本部、JR東日本労働組合、JR東日本新鉄道労働組合、JR東労働組合、ジェイアール・イーストユニオン、JR東日本新潟労働組合および全日本建設交運一般労働組合全国鉄道東日本本部は、会社との間で労働協約を締結している。JR東日本輸送サービス労働組合とは2020年5月15日に労働協約を締結した。
住宅事業
宅地・マンションの分譲などを行っている。宅建業の免許番号は国土交通大臣(5)第5287号。
宅地分譲
バブル期の地価高騰を反映して栃木県喜連川町(現さくら市)に開発したフィオーレ喜連川を皮切りに、東京駅から90km圏外の郊外地に新興住宅地(住宅分譲地〈団地〉)を開発している。喜連川と桂台については分譲開始から20年以上経過しているが新規売出中であり、東京支社・大宮支社・八王子支社を中心とする駅や電車内に交通広告を掲出している。
- フィオーレ喜連川(弘済建物と共同)
- パストラルびゅう桂台(猿橋駅前、清水建設と共同)
- びゅうヴェルジェ安中榛名(安中榛名駅前、ジェイアール東日本都市開発・鉄建建設・西松建設と共同)
- びゅうフォレスト喜連川(栃木県さくら市 フィオーレ喜連川の北隣)
このほか、ジェイアール東日本都市開発の住宅部門による「びゅう陽花里 前橋大島」がある。
分譲マンション
1997年から2004年にかけて、完全子会社のジェイアール東日本住宅開発と共同で「びゅうパルク」ブランドのマンション開発していた。社宅跡地や事業遊休地などに建築しており、ほとんどの物件で販売は三菱地所リアルエステートサービス、分譲時のマンション管理は三菱地所コミュニティへ委託していた。
また、駅前や線路沿いの再開発によって、幕張ベイタウン(一部住戸)、ラムザタワー、びゅうサイトタワーなどの開発に参画している。
賃貸マンション
正社員の減少により余剰となった社宅をジェイアール東日本都市開発がリノベーションを行い、賃貸マンションとして運用されている。
関連人物
- 駅放送や車内放送の担当アナウンサー
- 従業員
- 吉永健太朗 - 日本大学第三高校時代の2011年夏の甲子園大会優勝投手。JR東日本硬式野球部に所属していた。
- 山口裕次郎 - 履正社高校3年次の2016年ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから6位指名されるが入団拒否。JR東日本硬式野球部に所属。
- 元従業員
- 田城郁 - 元参議院議員。労働運動家。山手線元運転士。
- 松崎明 - 労働運動家。
- 羽生英之 - 東京ヴェルディ1969代表取締役社長、Jリーグ元事務局長。
- 赤星憲広 - 阪神タイガース入団前、社会人野球で活躍。車掌の資格も取得。
- 小坂誠 - プロ野球選手。プロ野球入団前はJR東日本東北硬式野球部に所属。
- 田中広輔 - プロ野球選手。
- 藤原新 - 八王子支社勤務時にランニングチーム創設者に名を連ね、ニューイヤー駅伝への初出場に貢献した。
- 高森奈津美 - 声優デビュー前に地上勤務。
- 新延拳 - 詩人。高崎支社総務部長、厚生部長などを歴任。
- 須田鷹雄 - 競馬評論家。2年間勤務。
- 関大地 - 『乗務員室から見たJR』の著者。高崎支社の車掌をしており、語学に堪能な事から肉声英語放送を始めた人物とされている。2019年退社。
- 幹部
- 細谷英二 - 国鉄時代から取締役を務め、JR東日本の副社長を歴任。
- 石田義雄 - JR東日本代表取締役副社長、取締役副会長、国際鉄道連合会長、日本鉄道運転協会会長。
- 小縣方樹 - JR東日本代表取締役副社長、取締役副会長。
- 谷哲二郎 - JR東日本代表取締役副社長、ルミネ代表取締役社長。
- 原恒雄 - JR東日本長野支社取締役支社長。
- 稲生武 - JR東日本取締役。
- 金築誠志 - JR東日本監査役。
- 椎橋章夫 - JR東日本メカトロニクス代表取締役社長。
- 仁志田昇司 - JR東日本レンタリース代表取締役社長。退職後に福島県保原町町長、伊達市市長を歴任。
- 山本卓朗 - 鉄建建設代表取締役社長兼執行役員社長。
- 新井良亮 - ルミネ相談役。
- 佐々木毅 - JR東日本社外取締役。
- 末松安晴 - JR東日本社外取締役。
- ジェイ・ウォーリー・ヒギンズ - JR東日本企画本部国際部顧問。
脚注
注釈
- ^ 東日本旅客鉄道の社名の「鉄」の字は“金を失う”と言う意味を避けるため、ロゴ文字では「鉃」(金偏に弓矢の矢)という字を採用しているが、正式商号は「鉄」である(四国旅客鉄道以外のJR他社も同様)。
- ^ 関東圏の路線とは、東京・八王子・横浜・大宮・千葉・高崎・水戸各支社の在来線を指す[1] (PDF) 参照。
- ^ 転換にあたり、わたらせ渓谷鐵道は間藤駅 - 足尾本山駅間を含む桐生駅 - 足尾本山駅間全線の鉄道事業免許を1988年12月2日に受けていたが[16]、1989年3月29日にわたらせ渓谷線として開業したのは桐生駅 - 間藤駅間だけで、間藤駅 - 足尾本山駅間は未開業のまま1998年に免許失効[17]。
- ^ こどもICOCAは当初は相互利用の対象外だったが、2007年3月18日より相互利用の対象となった。
- ^ 数年以内に他の駅ビルにも広げ、VIEWサンクスポイントやSuicaポイントも統合される予定である[32]。そのうち、Suicaポイントは2017年12月5日をもって統合され、VIEWサンクスポイントも2018年に統合される予定である。
- ^ 株式会社JR東日本リテールネットを存続会社とし、他3社を吸収合併する。また、存続会社のJR東日本リテールネットは新社名に変更する形をとる。
- ^ a b 山形新幹線は奥羽本線(福島駅 - 新庄駅間)、秋田新幹線は田沢湖線・奥羽本線(大曲駅 - 秋田駅間)の各在来線と東北新幹線を直通する運行系統の名称であり、全区間で正式な路線名称ではない。
- ^ a b c d e f 実際には経由しない
- ^ JR北海道は10月にダイヤ改正を実施することが多かったが(2009年は3月、2010年は12月に実施)、2014年以降はほかのJR各社と同様に3月に実施している。JR四国は3月にダイヤ改正を実施することが多いが、年によっては実施しない場合もある。
- ^ ただし東北新幹線は3月5日にJR他社に先駆けてダイヤ改正を行っていたため、これにはあたらない。
- ^ 以下に例示する列車も一部で営業しない場合がある。
- ^ 「こまち」は東京駅 - 盛岡駅間のみ営業。
- ^ ただし設立された2019年4月1日から同年6月30日までは株式会社日本レストランエンタプライズの完全子会社だった。
- ^ 日本レストランエンタプライズと聚楽の合弁会社。
- ^ 設立当初より日本レストランエンタプライズが出資している。
- ^ ただし、総合車両製作所新津事業所は2014年3月まではJR東日本新津車両製作所。
- ^ 機器更新車は全て三菱電機製を採用している。
- ^ 165・169系電車やキハ58系気動車の一部で転換クロスシートに交換した車両が存在した。
- ^ 元来「一般形」の区分は普通列車での使用が主目的となる気動車と客車に対して使われた区分であり、国鉄の定義では客室に出入口を有し、横型(ロングシート)及び縦型腰掛(クロスシート)を備え、通勤輸送に適した性能を有する車両形式のものと規程されている。気動車については名目上、通勤形や近郊形と称した車両も製作されているが、実際の運用では使用の区別が明確でなく(国鉄時代の液体式気動車は特急形を除いて互換性が重視されていた)、通勤形・近郊形も含まれる概念となり、慣例的に一般形に区分していた[72]。客車では50系客車は名目上は通勤用であるが、地方での需要に反映してセミクロスシートにしたため、「通勤形でも近郊形でもない」(国鉄時代は通勤形はロングシートと規程されていた)ことからこちらも一般形に区分されている[73]。なお、旧型客車のことを国鉄の現場では「一般形客車」(「在来形客車」とも)と呼称していたが、旧型客車が製造された時代の時点での規程では存在しないため、正式に分類したものではない [74][75]。詳細は「一般形車両 (鉄道)」「普通列車#車両上の区分」を参照。
- ^ 田沢湖線改軌工事による特急「たざわ」の代替用として運行された特急「秋田リレー」用として製造されたキハ110形300番台が唯一の所有車両である。なおこの車両は当該列車運用終了後、改造工事を受けたのち一般車として同系式200番台に改番されて現在も使用されている。
- ^ 形式の一部車両での使用は「TRAIN SUITE 四季島」のE001形の5-7号車の例がある。
- ^ なお、JR東日本の線内に限りグリーン車を利用する場合は新幹線および一部の特急を除いて乗車距離が300km以内のグリーン料金が他のJR各社(JR九州を除く)より240 - 1,000円安く設定されている。
- ^ しなの号の使用車種はJR東海所属で、サンライズエクスプレスの使用車種はJR西日本・JR東海所属のため。それぞれ西村文江が担当。
出典
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- ^ プロフィール/シグマ・セブン
- ^ Rumiko Varnes : Bilingual Narrator
関連項目
- JR
- 日本の鉄道路線一覧
- 日本の鉄道事業者一覧
- 日本の鉄道
- 鉄道事業関連
- Suica
- えきねっと
- JR東日本パス
- 東京圏輸送管理システム (ATOS)
- ADトレイン
- 社会人スポーツ
- その他の項目
外部リンク
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