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恐竜の一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さまざまな恐竜

恐竜の一覧(きょうりゅうのいちらん)は、恐竜の一覧である。学術用語の恐竜上目から鳥類を除いたものである、日常語レベルでの意味で恐竜とされる属の包括的な一覧である。一般的に恐竜として認められている属の他、今日では不正当な疑わしい名前(疑問名)と考えられているものや、公式な発表が行われていない名前(裸名)、より確実な名前に対する新参異名、もはや恐竜の属とは考えられていないものも含まれているが、すべての属がこの一覧に載っているというわけであない。再分類の結果、鳥類、ワニ類などの他の爬虫類、さらには化石植物とされたものもある。一般用語としてしばしば「恐竜」と混同されることのあるそれ以外の絶滅爬虫類(魚竜首長竜翼竜など)については化石爬虫類の一覧を参照。

用語と表記の注意

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命名の規則と用語は国際動物命名規約(ICZN)に従った。以下の専門用語が含まれる

  • 新参異名(Junior synonym):既に命名が行われている分類群にたいして新たに記載された名前。二つ以上の属が公式に選定され、後で同じ属のタイプ標本が指定された場合、最初に発表された(年代順に)ものが古参異名(senior synonym)となり、他はすべては新参異名とされる。ICZNが特別に決定した場合を除き(ティラノサウルスを参照)古参異名が使用され、新参異名は反対があった場合でも使用できない。新参異名は同じタイプ標本に基づいて記載された場合で無い限り、主観に基づくものである。一覧内では→で古参異名へ誘導している。
  • 裸名(Nomen nudum):印刷物で発表されているもののICZNに準拠した公式の発表が行われていない名前。裸名は不正当な名前であり、正式な属名のようにイタリック体では書かれない。後に正式な発表が行われた場合はもはや裸名ではなく、この一覧でもイタリックにされる。しばしば裸名と同じ標本が別の名前で公式に記載されることがある。一覧中では「」表記で示している。
  • 遺失名(Nomen oblitum):最初に提案されてから50年以上科学界で使用されていない名前。
  • Preoccupied name(先取された名前): 公式に発表されたものの、既にほかの分類群に使用されていた名前。この2次使用(および全ての後続の使用)は不正当であり、改名されなければならない。
  • 疑問名(Nomen dubium):記載されている化石が独自の識別可能な特徴を持たない名前。非常に主観的で物議をかもす指定であり(ハドロサウルスを参照)、この一覧では特に表記はしない(疑問名か否かは各属のページを参照)
  • 新参異名の他に日本語版独自の理由で日本語の音声転写での別名が存在する場合も→で一般的な日本名に誘導している。


以下、「日本名(学名)」-「生息年代」、「主な産出国」、「大まかな分類」、「その他備考(必要時)」の順で表記している

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  557. ^ 松田 (2017), p. 333-334.
  558. ^ 松田 (2017), p. 428.
  559. ^ ポール (2020), p. 296-297.
  560. ^ ポール (2020), p. 109.
  561. ^ 松田 (2017), p. 334.
  562. ^ a b 松田 (2017), p. 341.
  563. ^ ポール (2020), p. 137-138.


参考文献

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  • 松田眞由美『語源がわかる 恐竜学名辞典』小林快次藤原慎一(監修)、北隆館、2017年1月20日。ISBN 978-4-8326-0734-7 
  • グレゴリー・ポール『グレゴリー・ポール恐竜事典 原著第2版』東洋一今井拓哉(監訳)、共立出版、2020年8月30日。ISBN 978-4-320-04738-9 

関連項目

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