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ミグマニキオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミグマニキオン
生息年代: 前期白亜紀 121 Ma
ミグマニキオンの復元図
地質時代
前期白亜紀
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
下目 : テタヌラ下目 Tetanurae
階級なし : コエルロサウルス類 Coelurosauria
階級なし : マニラプトル類 Maniraptora
: ミグマニキオン属 Migmanychion
学名
Migmanychion
Wang et al., 2023

ミグマニキオン(学名:Migmanychion)は、前期白亜紀中国に生息していたマニラプトル類[1]

概要

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ホロタイプLY 2022JZ3001は断片的な肋骨と完全な手を備えた左前肢で、中国内モンゴル自治区にある龍江層から産出した[1]

属名は「入り混じった爪」の意で、3つの爪の大きさと形状が大きく異なることに由来する。種小名は山東莱陽白亜紀国家地質公園に収蔵されていることに由来する[1]

模式産地からはミグマニキオンの可能性のある関節した骨盤と部分的な後肢(暫定的に原鳥類マニラプトル類と呼ばれる)が知られるが、ミグマニキオンと同一であることが証明できないため言及されなかった[1]

前肢はマニラプトル類の特徴を示し、テリジノサウルス類、オヴィラプトロサウルス類、フクイベナートルと類似する[2]

分類

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日本のフクイベナートルと極めて近縁である。以下のクラドグラムは記載論文による[1]

コエルロサウルス類
ティラノサウルス上科
グアンロン
タニコラグレウス

コエルルス

オルニトレステス

テリジノサウルス上科
ミグマニキオン
フクイベナートル
オルニトミモサウルス類
アルヴァレスサウルス上科
羽盗類
オヴィラプトロサウルス類
原鳥類
ドロマエオサウルス科
トロオドン科

鳥群

出典

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  1. ^ a b c d e Wang, Xuri; Cau, Andrea; Wang, Zhengdong; Yu, Kaifeng; Wu, Wenhao; Wang, Yang; Liu, Yichuan (2023-06-05). “A new theropod dinosaur from the Lower Cretaceous Longjiang Formation of Inner Mongolia (China)” (英語). Cretaceous Research 151: 105605. doi:10.1016/j.cretres.2023.105605. ISSN 0195-6671. 
  2. ^ Cau, Andrea (5 June 2023). “Migmanychion, un nuovo enigmatico theropode da Pigeon Hill”. Theropoda. 2023年7月25日閲覧。