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アバヴォルニス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アバヴォルニス
生息年代: 92 Ma
地質時代
後期白亜紀
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
亜綱 : エナンティオルニス亜綱 Enantiornithes
: アバヴォルニス属
Abavornis
学名
Abavornis
Panteleev, 1998

アバヴォルニスAbavornis 「高祖父の鳥」の意味)は白亜紀後期に現在のウズベキスタンに生息していた原始的な鳥類の属である。現在知られている唯一の種であるA. bonaparti種小名アルゼンチンの古生物学者ホセ・ボナパルテ英語版に献名されたものである。おそらくエナンティオルニス類に属していると考えられる。現在のところ化石は一つの破損した烏口骨(TsNIGRI 56/11915)しか知られていないが、これは典型的なエナンティオルニス類のものでありこのグループに属すると仮定される。この化石はウズベキスタンのキジルクム砂漠にあるビッセクティ累層(en)のコニアク期(8900万年前-8600万年前)の地層から発見されたものである。別に非常によく似た部分的な烏口骨(PO 4605) が発見されておりAbavornis sp.とされている。A. bonapartiの化石である可能性もあり、そうだとするとホロタイプでは破損しているいくつかの特徴が示されている。

参照

[編集]
  • Panteleyev, Andrey V. (1998). “New species of enantiornithines (Aves: Enantiornithes) from the Upper Cretaceous of Central Kyzylkum” (Russian). Russkii Ornitologicheskii Zhurnal 35 (Express): 3–15.