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国道491号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国道491号線から転送)
一般国道
国道491号標識
国道491号
地図
国道491号
地図
総延長 58.8 km
実延長 56.4 km
現道 51.0 km
制定年 1993年平成5年)
起点 山口県下関市
才川交差点(北緯34度1分37.81秒 東経131度0分30.79秒 / 北緯34.0271694度 東経131.0085528度 / 34.0271694; 131.0085528 (才川交差点)
終点 山口県長門市
新大坊交差点(北緯34度22分12.78秒 東経131度3分8.86秒 / 北緯34.3702167度 東経131.0524611度 / 34.3702167; 131.0524611 (新大坊交差点)
接続する
主な道路
記法
国道2号標識 国道2号
国道435号標識 国道435号
国道191号標識 国道191号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
下関市小月駅前(国道2号旧道、2022年)
下関市菊川町(道の駅付近、2011年)

国道491号(こくどう491ごう)は、山口県下関市から長門市に至る一般国道である。

概要

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瀬戸内海側に面する山口県下関市長府国道2号分岐を起点に、山口県内を縦断して貴飯峠(きばだお)を越えて、日本海側の長門市油谷国道191号交点に至る延長約54 km一般国道の路線であるが、本路線はいわゆる「酷道」とよばれる路線に挙げられており、特に貴飯峠と下関・長門市境で道路幅員が狭いことが特徴として知られる[1]

山陰自動車道に並行する自動車専用道路として整備が予定されている「俵山・豊田道路」と「長門・俵山道路」(下関市豊田町八道 - 長門市深川湯本間)は国道491号のバイパスとして位置づけられており、俵山・豊田道路起点で国道435号を介して国道491号と間接的に接続する予定である[2]。なお両道路は国道491号現道とは大きく異なる経路となっており、県道下関長門線に並行する経路を取っている。

路線データ

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一般国道の路線を指定する政令[3][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史

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1993年平成5年)4月1日一般国道の路線を指定する政令の改正により、それまでの山口県道37号下関豊田油谷線・山口県道34号下関長門線の一部を指定して成立した。起点から下関市小月本町2丁目(小月小島交差点)までの間は旧国道2号の区間であり、小月バイパスの完成によりいったん県道下関長門線に降格したものを国道に再昇格させたものである。2013年度(平成25年度)より、小月小島交差点と小月バイパスを直結する「下小月バイパス」の事業に着手している[5]

年表

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路線状況

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下関市長門市を短絡させるルートであり、半分以上の区間は片側1車線で整備されている。いわゆる「酷道」とよばれる区間は2カ所あり、貴飯峠を挟む下関市菊川町大字貴飯から下関市豊田町大字杢路子(狗留孫山登山口)の間、および下関市・長門市境となる下関市豊田町大字一ノ俣(一の俣温泉付近)から長門市油谷河原(大坊ダム付近)の区間は幅員が1.0車線ときわめて狭く、急カーブ・急勾配が連続する[6]。貴飯峠には「大型車通り抜けできません」の標識、下関・長門市境は「大型車通行困難」の標識が設置されていて、路上には小さな落石や落ち葉や木の枝が落ちているなど、路面状態が悪い[1]

長門市付近は国道491号の改良工事が進められており、時期によっては通行止めとなっていることもある[7]

バイパス

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重複区間

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  • 国道435号(下関市豊田町大字浮石 - 下関市豊田町大字荒木)

道路施設

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橋梁

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  • 神田川橋(神田川)
  • 田部大橋(田部川)

道の駅

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地理

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通過する自治体

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交差する道路

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交差する道路 市町村名 交差する場所
国道2号
国道9号 重複
下関市 長府才川1丁目 才川交差点 / 起点
山口県道33号下関美祢線 重複区間起点 王司神田1丁目
山口県道33号下関美祢線 重複区間終点
山口県道40号豊浦清末線
清末五毛1丁目
山口県道253号小月停車場線 小月駅前1丁目
山口県道265号七見小月線 重複区間起点 小月西の台 小島交差点
E2A 中国自動車道 小月幸町 36 小月IC
山口県道260号宇賀山陽線 重複区間起点
山口県道265号七見小月線 重複区間終点
大字小月町
山口県道260号宇賀山陽線 重複区間終点 菊川町大字上田部
山口県道265号七見小月線 菊川町大字田部 十王堂交差点
山口県道34号下関長門線 重複区間起点
山口県道233号美祢菊川線
菊川町大字上岡枝 上岡枝交差点
山口県道34号下関長門線 重複区間終点
山口県道260号宇賀山陽線 重複区間起点
菊川町大字楢崎 楢崎交差点
山口県道35号豊浦菊川線 菊川町大字楢崎 岡田上交差点
山口県道260号宇賀山陽線 重複区間終点 菊川町大字川棚
山口県道262号豊浦豊田線 豊田町大字杢路子(むくろうじ)
山口県道327号狗留孫山公園線 豊田町大字杢路子
山口県道269号豊田粟野港線 豊田町大字杢路子
国道435号 重複区間起点 豊田町大字浮石
国道435号 重複区間終点 豊田町大字荒木
山口県道38号美祢油谷線 重複区間起点 長門市 油谷河原
国道191号
山口県道38号美祢油谷線 重複区間終点
油谷河原 新大坊交差点 / 終点

交差する鉄道

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脚注

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注釈

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  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ 2005年3月22日、長門市大津郡日置町・大津郡三隅町・大津郡油谷町が合併して、新長門市発足。
  3. ^ 2005年2月13日、下関市豊浦郡菊川町・豊浦郡豊浦町・豊浦郡豊田町・豊浦郡豊北町が合併して、新下関市発足。
  4. ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在

出典

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  1. ^ a b 鹿取茂雄 2018, p. 68.
  2. ^ 平成28年度 新規事業候補箇所説明資料 一般国道491号(山陰自動車道) 俵山・豊田道路” (PDF). 国土交通省 中国地方整備局. p. 10 (2016年3月8日). 2017年9月11日閲覧。
  3. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年10月31日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月20日閲覧。
  5. ^ 新規事業採択時評価項目調書 一般国道491号 下小月バイパス 道路改築事業 (PDF) - 山口県、2017年9月11日閲覧。
  6. ^ 鹿取茂雄 2018, pp. 68–69.
  7. ^ 鹿取茂雄 2018, p. 69.

参考文献

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  • 鹿取茂雄(著)、磯部祥行(編)「国道491号〈貴飯峠〉」『酷道大百科』〈ブルーガイド・グラフィック〉、実業之日本社、2018年12月28日、68–69、ISBN 978-4-408-06392-8 

関連項目

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外部リンク

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  • 山口県土木建築部 道路整備課/道路建設課 - (山口県公式ウェブサイト)
    • 下関土木建築事務所:下関市の区間を管理
    • 長門土木建築事務所:長門市の区間を管理