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国道115号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般国道
国道115号標識
国道115号
地図
地図
総延長 159.2 km
実延長 155.5 km
現道 149.5 km
制定年 1963年昭和38年)
起点 福島県相馬市
塚ノ町交差点(北緯37度47分27.0秒 東経140度56分39.9秒 / 北緯37.790833度 東経140.944417度 / 37.790833; 140.944417 (塚ノ町交差点)
主な
経由都市
福島県福島市伊達市
終点 福島県耶麻郡猪苗代町
堅田中丸交差点(北緯37度45分23.8秒 東経140度28分24.6秒 / 北緯37.756611度 東経140.473500度 / 37.756611; 140.473500 (堅田中丸交差点)
接続する
主な道路
記法
国道6号標識 国道6号
国道349号標識 国道349号
国道4号標識 国道4号
国道13号標識 国道13号
国道459号標識 国道459号
国道49号標識 国道49号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
国道115号 終点
福島県耶麻郡猪苗代町
堅田中丸交差点

国道115号(こくどう115ごう)は、福島県相馬市から耶麻郡猪苗代町に至る一般国道である。

概要

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福島県相馬市山上
(2018年6月)

相馬市から福島市の間は通称中村街道または相馬街道、福島市から猪苗代町の間は土湯街道と呼ばれている。また、福島市から耶麻郡猪苗代町の間は中通り北部と会津地方を結ぶルートとなっている。

路線データ

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一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史

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現行の道路法(昭和27年法律第180号)に基づく二級国道として初回指定された1953年昭和28年)では、新潟平線として指定されていた[4]
1963年(昭和38年)に一級国道49号として指定施行(昇格)[5]に伴って欠番となり、同日新たに指定された相馬猪苗代線に採番された[6]

年表

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  • 1954年昭和29年)1月20日 - 建設省告示第16号が公布され、県道福島猪苗代線の一部、猪苗代停車場線の一部、猪苗代停車場蜂屋敷線の一部が主要地方道福島若松線に、県道福島中村線の一部、福島梁川線の一部、保原川俣線の一部が主要地方道福島中村線にそれぞれ指定される。
  • 1963年昭和38年)4月1日 - 主要地方道福島中村線、福島若松線の一部が二級国道115号相馬猪苗代線(相馬市 - 福島県耶麻郡猪苗代町)として指定施行[6]
  • 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道115号として指定施行[1]
  • 1983年(昭和58年)
    • 福島西バイパス一部開通によりバイパス側に国道指定がなされ、福島市南町 - 佐倉下間の旧道が福島市道南町佐倉下線に指定される。なお、当区間の国道指定解除の告示は福島県によりなされなかったが、以後発行された国土地理院地形図はじめ各社が発行する地図において国道である表記はされていなかった。
    • 11月 - 国道4号福島南バイパスが開通し、国道4号の経路が変更されたことにより、大町(福島警察署前交差点・国道13号交点) - 郷野目宝来町交差点間の従来の重用区間が国道115号単独区間に指定される。旧国道4号のルートとは異なり、現在の福島県道148号水原福島線と同様に福島県庁前を通る道筋へ変更され、中町 - 本町の区間はこの時に福島市道へ移管された。
  • 1988年(昭和63年) - 福島西バイパスが全線開通。これを期にバイパスに本線指定がなされ、大町から郷野目宝来町までの区間が福島県道148号水原福島線に移管された。
  • 1989年平成元年)9月27日 - 土湯トンネルを含む土湯バイパス(当時は土湯道路) 一部開通
  • 2005年(平成17年)12月3日 - 土湯バイパス 全線開通
  • 2015年(平成27年)9月10日 - 平成27年9月関東・東北豪雨により、伊達市霊山町で当道路の隣を流れる石田川の増水のために長さ約100 mにわたり路面が崩落。9月18日に片側交互通行で復旧。
  • 2019年(平成31年)3月22日 - 1983年(昭和58年)に市道に認定されて以降国道指示の解除が行われていなかった福島市道南町佐倉下線の区間が福島県告示により正式に国道指定を解除された。

路線状況

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福島県伊達市霊山下小国
(2018年6月)

相馬市山上地内は、幅員狭小に加え急カーブ・急勾配が連続し、冬期間は路面凍結により交通事故が多発している区間である。そのため、これを解消させるために、自動車専用道路としてバイパス(相馬福島道路)を建設し、2017年平成29年)に開通した。相馬福島道路は常磐道と東北道とを結ぶ交通軸として、その後も延伸され、2021年令和3年)に全線開通。

バイパス

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土湯バイパス
福島県耶麻郡猪苗代町

道路の通称名

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重複区間

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国道4号(重複区間)からの分岐
福島市 鳥谷野交差点

道路施設

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休憩施設

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霊山パーキング付近
福島県伊達市霊山
  • 霊山パーキング(伊達市霊山町石田行合道)

橋梁

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  • 天神前橋(宇多川 相馬南バイパス
  • 相馬南跨線橋JR常磐線 相馬南バイパス)
  • 相馬跨線橋(JR常磐線、相馬市)
  • 胴切橋(宇多川支流、相馬市)
  • 左右壺橋(宇多川、相馬市)
  • けやき橋(玉野川、相馬市)
  • 落合橋(玉野川、相馬市)
  • 霊山橋(伊達市)
    • 全長:14.56 m
    • 幅員:6.5(11.0) m
    • 形式:PC単純プレテンT桁橋
    • 竣工:1998年度
  • 霊山川橋(伊達市)
    • 全長:16.46 m
    • 幅員:6.5(11.0) m
    • 形式:PC単純プレテン床版桁橋
    • 竣工:1998年度
いずれも伊達市霊山町石田字大貝から字戸草にかけて、一級水系阿武隈川水系広瀬川支流石田川右岸の旧道の改良のために左岸側に整備された現道の橋である。霊山橋が字大貝、霊山川橋が字戸草に位置し石田川を渡る。従来の橋梁の老朽化対策と25 t対応のために架け替えられた。橋上は上下対向2車線で供用され、上り線側に幅員2.5 mの歩道が設置されている。総工費は霊山橋が1億1050万円、霊山川橋が1億2880万円[7]
  • 山戸田橋(伊達市)
    • 全長:58.1 m
      • 主径間:28.35 m
    • 幅員:6.5(10.5) m
    • 形式:2径間鋼連続非合成鈑桁橋
    • 竣工:2007年
    • 施工:矢田工業
伊達市霊山町山戸田字中落合に位置し、一級水系阿武隈川水系広瀬川を渡る。山戸田バイパスの主要構造物として国道第1種改良事業により建設された。橋上は上下対向2車線で供用され、上り線側に幅員2.5 mの歩道が設置されている。総工費は2億4000万円[8]
一級水系阿賀川水系田茂沢川に架かる。1983年に田茂沢川の砂防事業が着工されたのに合わせ、1984年に県単独橋梁整備事業として着工され旧橋からの架替が行われた。総事業費は3830万円[9]
  • 猪苗代跨線橋(猪苗代町)
    • 全長:187.0 m
      • 主径間:39.6 m
    • 幅員:13.0(23.0) m
    • 形式:2径間鋼連続非合成鈑桁橋×2・鋼単純非合成鈑桁橋(計5径間)
    • 竣工:1993年
    • 施工:東京鉄骨・駒井鉄工・矢田工業
猪苗代町千代田に位置し、JR磐越西線を渡る。猪苗代バイパス整備に伴い建設された。総工費は11億円[10]。橋上は片側2車線の計4車線で供用されており、上下線両側に歩道が設置されている。親柱や高欄は磐梯山猪苗代湖に飛来する白鳥といった周囲の自然をモチーフにデザインされており、歩道路面も周辺環境に合うようにカラー舗装がなされている。

道の駅

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地理

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通過する自治体

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交差する道路

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相馬市
伊達市
福島市
猪苗代町

脚注

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注釈

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  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ 2006年1月1日に5町が合併して伊達市発足。
  3. ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
  4. ^ 宮城県伊具郡丸森町を通過するルートは、相馬福島道路の一部区間(東北中央自動車道に並行する自動車専用道路)のみ。

出典

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関連項目

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外部リンク

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