国道136号
表示
一般国道 | |
---|---|
国道136号 | |
地図 | |
総延長 | 129.6 km |
実延長 | 129.5 km |
現道 | 112.9 km |
制定年 | 1953年(昭和28年) |
起点 | 静岡県下田市 新下田橋東詰(北緯34度40分37.45秒 東経138度56分48.57秒 / 北緯34.6770694度 東経138.9468250度) |
主な 経由都市 |
静岡県伊豆市、伊豆の国市 |
終点 | 静岡県三島市 南二日町IC(北緯35度6分41.74秒 東経138度55分12.03秒 / 北緯35.1115944度 東経138.9200083度) |
接続する 主な道路 (記法) |
国道135号 国道414号 国道1号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
国道136号(こくどう136ごう)は、静岡県下田市から伊豆半島西海岸を経由した後伊豆市修善寺を経由し、三島市に至る一般国道である。
概要
[編集]伊豆半島にあり、富士箱根国立公園や伊豆西南海岸に指定される景勝地にある主要道路[1]。伊豆半島最南端に位置する下田市から西伊豆の海岸沿い沿って半島を縦貫し、中伊豆から三島市を結ぶ延長約130 kmの一般国道で、主な通過地は南伊豆町、松崎町、西伊豆町、伊豆市、伊豆の国市、函南町である。本道は全線無料で、中伊豆地域のバイパス道路である伊豆縦貫自動車道(天城北道路、修善寺道路)と伊豆中央道には有料道路もある。松崎町の駿河湾を臨む道路沿いには、彫刻家の堤達男やその門弟たちの作品が展示されている区間があり[2]、富士見彫刻ラインの愛称でよばれている[1]。
東伊豆の国道135号や新天城トンネルを通る国道414号と比べて道幅が狭い箇所が多く、特に南伊豆町から松崎町の間の通称マーガレットラインは、大型車の通行が困難になっている[要出典]。観光シーズンには常時渋滞が発生しており、特に静岡県道19号伊東大仁線との交点(赤橋交差点)、伊豆中央道大仁中央ICから熊坂ICまでの区間、国道1号と合流する南二日町IC、伊豆中央道入口の大場川南交差点、船原出口交差点付近の渋滞は著しい。
路線データ
[編集]一般国道の路線を指定する政令[3][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:下田市(新下田橋東詰 = 国道135号起点)
- 終点:三島市(南二日町IC = 国道1号交点)
- 重要な経過地:静岡県田方郡土肥町(現:伊豆市)、同郡天城湯ケ島町(現:伊豆市)、同郡大仁町(現:伊豆の国市)、同郡函南町
- 総延長 : 129.6 km(重用延長を含む。)[4][注釈 2]
- 重用延長 : 0.1 km[4][注釈 2]
- 未供用延長 : なし[4][注釈 2]
- 実延長 : 129.5 km[4][注釈 2]
- 指定区間:なし[5]
歴史
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
年表
[編集]- 1953年(昭和28年)5月18日 - 二級国道136号下田三島線(静岡県賀茂郡下田町[注釈 3] - 三島市)として指定施行[6]。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正により一級・二級区分が廃止され、一般国道136号として指定施行[3]。
- 1968年(昭和43年) - 下田バイパス線(国道136号)開通
- 1978年(昭和53年)1月14日 - 伊豆大島近海地震(M7.0)が発生して寸断状態となる。同月16日には一部片側交互通行の区間を残しつつも復旧[7]。
- 1999年度(平成11年度) - 土肥峠工区1期約1 kmが開通[8]。
- 2007年(平成19年)7月23日 - 22時頃より伊豆市土肥新田(西伊豆バイパスより西側)で、地滑りにより通行止め。8月11日[要出典]より交互通行となり[9]、2008年12月20日に全面復旧[10]。
- 2018年(平成30年)12月15日 - 伊豆市土肥地区で2004年度(平成16年度)に着工した土肥峠工区2期1.2 kmのうち、土肥バイパスの1 kmが開通[8]。
- 2019年(平成31年)
路線状況
[編集]バイパス・改良事業など
[編集]- 下賀茂バイパス(賀茂郡南伊豆町)
- 土肥拡幅(伊豆市)
- 伊豆市八木沢から同市土肥にかけての区間について、八木沢側(延長2.0 km)を八木沢工区として、土肥側(延長2.2 km)を土肥工区としてそれぞれ局所改築する事業。大型車同士のすれ違いが困難な狭隘区間解消や連続降雨時における緊急輸送路確保を含め、西伊豆方面へのアクセス改良を目的に整備が進められた。なお、両工区の間に位置する土肥温泉周辺は改築事業対象外のため、両工区は連続してはいない。土肥工区はさらに起点側の1期区間(延長1.0 km)と里見橋を含む2期区間(延長1.2 km)に分けて整備が進められた。1986年度より事業化され[12]、八木沢工区は2003年度に、土肥工区1期は1999年度、また同2期は2004年度に着工して2018年度にそれぞれ供用した。道路構造令に基づく道路規格は第3種3級で、完成2車線、車線幅員は3.0 m、設計速度は40 km/hとなっている。
- 西伊豆バイパス(伊豆市)
- 船原トンネルを通る現道。船原峠越えの旧道は静岡県道411号西天城高原線等へ移管された。
- 下船原バイパス(伊豆市)
- 伊豆縦貫自動車道 - 自動車専用道路。一部が国道136号のバイパス。
- 伊豆中央道(伊豆の国市 - 函南町) - 一部有料道路
- 函南三島バイパス(函南町) - 東駿河湾環状道路連絡路
過去の有料道路
[編集]通称
[編集]重複区間
[編集]道路施設
[編集]トンネル
[編集]道の駅
[編集]地理
[編集]通過する自治体
[編集]交差する国道
[編集]- 国道135号:下田市新下田橋東側
- 国道414号:下田市中島橋交差点
- 国道414号:伊豆市月ケ瀬IC交差点 - 伊豆の国市三福IC交差点で重複
- 国道414号:伊豆の国市長岡北IC交差点(伊豆中央道区間)
- 国道1号:三島市南二日町IC交差点
峠
[編集]ギャラリー
[編集]-
静岡県下田市吉佐美
-
静岡県賀茂郡南伊豆町
伊浜 -
静岡県伊豆市八木沢
-
国道414号との重複
静岡県伊豆市青羽根
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d ロム・インターナショナル(編) 2005, p. 29.
- ^ 宮嶋里江著『身近な遺跡、登呂を知る――登呂を彩った人たち』45頁。
- ^ a b “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024-04-098閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月24日閲覧。
- ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
- ^ 土中から次々遺体 バスの三体も確認『朝日新聞』1978年(昭和53年)1月17日朝刊、13版、23面
- ^ a b “観光バスのすれ違い円滑化 国道136号土肥バイパス”. 伊豆日日新聞 (伊豆新聞本社). (2018年12月16日)
- ^ “国道136号(伊豆市土肥)の通行について”. 静岡県沼津土木事務所. 2008年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年10月14日閲覧。
- ^ “国道136号(伊豆市土肥)の全面復旧について(お知らせ)”. 静岡県沼津土木事務所. 2009年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年12月28日閲覧。
- ^ “天城北道路が全線開通 伊豆観光アクセス向上、関係者祝う”. 静岡新聞 (静岡新聞社). (2019年1月27日) 2019年2月26日閲覧。
- ^ a b “里見橋含む200メートル開通 県と伊豆市―国道土肥峠工区”. 伊豆日日新聞 (伊豆新聞本社). (2019年3月24日)
- ^ “E70伊豆縦貫自動車道天城北道路と国道136号下船原バイパスが平成31年1月26日(土)に開通します” (PDF). 国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所・静岡県 (2018年12月26日). 2022年3月7日閲覧。
- ^ 「静岡県告示第147号」(PDF)『静岡県公報』第192号、静岡県、2022年3月4日、2022年3月7日閲覧。
- ^ a b “富士見彫刻ラインの桜”. 松崎町(公式ホームページ). 松崎町役場 (2016年1月28日). 2016年12月9日閲覧。
- ^ ロム・インターナショナル(編) 2005, p. 30.
参考文献
[編集]- ロム・インターナショナル(編)『道路地図 びっくり!博学知識』河出書房新社〈KAWADE夢文庫〉、2005年2月1日、39-30頁。ISBN 4-309-49566-4。
関連人物
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 静岡県
- 下田土木事務所:下田市 - 賀茂郡西伊豆町の区間を管理
- 沼津土木事務所:伊豆市 - 三島市の区間を管理
- 昭和43年 下田バイパス線(国道136号線)開通(昭和40年~):三島市 (city.mishima.shizuoka.jp)
- 国道136号に関連する地理データ - オープンストリートマップ