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中国自動車道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高速自動車国道
(有料)
中国自動車道
E2A 中国自動車道
アジアハイウェイ1号線
地図
地図
路線延長 540.1 km(国内2位)
制定年 1964年昭和39年)
開通年 1970年(昭和45年) - 1983年(昭和58年)
起点 大阪府吹田市吹田JCT
主な
経由都市
池田市宝塚市西宮市神戸市三木市
加東市加西市姫路市宍粟市津山市
真庭市新見市三次市広島市山口市
終点 山口県下関市下関IC
接続する
主な道路
記法
E1 名神高速道路
E26 近畿自動車道
   阪神高速7号北神戸線
E1A 新名神高速道路
E2 山陽自動車道
E27 舞鶴若狭自動車道
E95 播但連絡道路
E29 播磨自動車道
E29 鳥取自動車道
E73 米子自動車道
E73 岡山自動車道
E54 尾道自動車道
E54 松江自動車道
E74 浜田自動車道
E74 広島自動車道
E2 山陽自動車道 宇部下関線
E2A 関門橋(関門自動車道)
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

中国自動車道(ちゅうごくじどうしゃどう、英語: CHUGOKU EXPWY[1])は、大阪府吹田市から兵庫県岡山県広島県島根県を経由して山口県下関市へ至る高速道路略称中国道(ちゅうごくどう)。高速自動車国道であり、政令による正式な路線名は中国縦貫自動車道である。

なお、吹田ジャンクション (JCT) - 神戸JCT山口JCT - 下関インターチェンジ (IC) はアジアハイウェイ1号線「AH1」にも指定されている。

概要

[編集]
西宮市と神戸市との境目付近
兵庫県西宮市山口町名来で撮影

中国自動車道の高速道路ナンバリングによる路線番号は、関門橋(関門自動車道)とともに「E2A」が割り振られている[注釈 1][2]。起終点付近を除き国道2号とは並行していないが、山陽自動車道の並行道路と見なし「E2A」が付番された。

中国自動車道は、中国地方のほぼ中央部を東西に貫く形で建設され1983年に全線開通した。総延長は540.1 kmに及び、高速自動車国道の中では東北自動車道に次いで長い。山間部を中心にICの間隔が長い点も特徴の1つであり、並行する山陽自動車道と比べて距離が長いにもかかわらず、中国自動車道のICの合計数の方が少ない。

高速道路網としては初期に整備された路線であり、中国地方における国土開発幹線自動車道の唯一の東西軸である「中国縦貫自動車道」として指定され、山陽地方からも山陰地方からもほぼ等距離にアクセス出来る中国山地沿いの位置に建設された(#山陽自動車道との関係も参照)。この経緯から丘陵部の山間や山裾を通るルートを経由するため、道路設計に小半径の曲線や急勾配が多用される線形になり[3]、大半の区間で最高速度が80 km/h以下に制限されている(#路線状況)。

鹿野IC - 六日市ICの急カーブ
急傾斜な坂道と急カーブが続く。

冬季は日本海からの季節風の影響を受けて、山間部や山口県内を中心に凍結や積雪がしばしば生じるため、冬用タイヤ着用などの規制が実施される場合が多々ある[注釈 2]

内務省土木局が1943年(昭和18年)に計画した自動車国道網(画像左)と田中清一が「平和国家建設国土計画大綱」で提案した全国道路網(画像右)。戦後の高速道路建設は当初田中案を原型に進められた。東京 - 名古屋間では紆余曲折を経て東名の建設が先行したが、中国地方では田中案に由来する中国道の建設が先行した。 内務省土木局が1943年(昭和18年)に計画した自動車国道網(画像左)と田中清一が「平和国家建設国土計画大綱」で提案した全国道路網(画像右)。戦後の高速道路建設は当初田中案を原型に進められた。東京 - 名古屋間では紆余曲折を経て東名の建設が先行したが、中国地方では田中案に由来する中国道の建設が先行した。
内務省土木局が1943年(昭和18年)に計画した自動車国道網(画像左)と田中清一が「平和国家建設国土計画大綱」で提案した全国道路網(画像右)。戦後の高速道路建設は当初田中案を原型に進められた。東京 - 名古屋間では紆余曲折を経て東名の建設が先行したが、中国地方では田中案に由来する中国道の建設が先行した。

山陽自動車道との関係

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前述の通り中国自動車道は当初中国地方における唯一の東西軸の高速道路として計画・整備され、開通から1990年代初頭まで、山陽地方や九州方面へのアクセスの根幹は当時唯一の路線であった中国自動車道が担っていた。また、岡山市など山陽地方東部の都市へのアクセスは、当時未開通だった山陽自動車道(以下山陽道)に並行する、阪神高速3号神戸線および国道2号バイパス(第二神明道路 - 加古川バイパス - 姫路バイパス - 太子竜野バイパス)といった自動車専用道路岡山ブルーラインなどが利用されることもあった。

その後、1966年に公布された国土開発幹線自動車道建設法山陽自動車道が計画され、1987年に行われた国土開発幹線自動車道建設法の改正で山陰自動車道の計画が策定された。1990年代に山陽道の岡山市や広島市などの中国地方の主要都市の中心部近くを通過する区間が開通するとともに漸次交通量が移行し、1992年6月に山陽道の広島JCT - 山口JCT間が全通すると当該区間の通過交通の大半が山陽道へと移行、1993年12月には山陽道の山陽姫路東IC - 広島JCT間も全通し、通過交通や山陽地方都市部への交通の多くが播但連絡道路福崎IC - 山陽姫路東ICを介して山陽道を利用するルートへと移行した。なお、中国道が全線4車線化したのは1992年11月のことであり、既に通過交通の多くが移行しつつある時期であった。

そして1997年に山陽道が全線開通すると、通過交通や山陽地方都市部を目的とする交通は、ほぼ全面的に山陽道へと移行した[注釈 3]。さらに2001年に山陽道宇部下関線が開通すると、宇部市山陽小野田市へのアクセスや通過交通の一部を同線が担うようになった。

21世紀初頭においては、日本を縦断する国土軸において、山陽道を補完する役割を担う一方で、中国山地沿いの各都市(宍粟市美作市津山市真庭市新見市庄原市三次市安芸高田市美祢市など)や、鳥取自動車道米子自動車道松江自動車道浜田自動車道などを介して接続される山陰地方の各都市にとっては、他地域との交流の上で重要な交通ルートとされる[注釈 4]

地図
赤色が中国自動車道、青色が山陽自動車道。どちらも中国地方を東西に貫いている。

近畿地方における高速自動車国道の路線として、中国縦貫自動車道は、その起点の吹田市において近畿自動車道天理吹田線の終点であり、吹田市 - 神戸市において山陽自動車道吹田山口線と重複している。特に中国池田ICで接続する阪神高速11号池田線西宮山口JCTで接続する阪神高速7号北神戸線神戸JCTで接続する山陽自動車道、吉川JCTで分岐する舞鶴若狭自動車道の相互交通が集中する中国池田IC - 西宮山口JCT間は、交通量が極めて多く、宝塚東・宝塚西トンネル周辺を中心として渋滞の発生が顕著である(交通量の節も参照)。ただ、2018年3月18日に新名神高速道路高槻JCT/IC - 神戸JCTの全線が開通した結果、中国道を経由していた東西間の交通量が分散された[4]

国土交通省近畿地方整備局の定める「関西4環状ネットワーク」においては、関西中央環状道路を構成する道路の1つと位置付けられており、山陽自動車道・神戸淡路鳴門自動車道紀淡連絡道路(構想段階)・近畿自動車道と組み合わせて1周約240 kmの環状道路を形成している[5]

1995年に発生した兵庫県南部地震阪神・淡路大震災)で京阪神の交通網が大きく寸断された際に、道路以外も含めた交通の大動脈の中で、対面通行ながらも唯一機能したルートでもある。この結果、交通量の大半が神戸市の海沿いに集中していたことが改めてクローズアップされた。

例年10月から11月にかけて、交通量が多く道路の劣化が激しい宝塚IC付近を中心に中国道集中工事を実施している。これにより、例年大規模な渋滞が発生するものの、集中工事方式を採用することで年間の工事渋滞や規制件数が大幅に低減するとされる[6]。しかし、それでも、2020年に6月12日から6月28日にかけては、吹田JCTから中国池田IC間の区間を、補修工事のために通行止にした[7]

なお、広島北JCT・下関JCTは中国道の一方向(それぞれ吹田方面・下関方面)と接続する路線(それぞれ広島道・山陽道宇部下関線)の本線が直結しており、もう一方向が分岐側となっている[注釈 5]。また、山口JCTは山陽道が分岐側だが、山陽道が2車線で合流するのに対し、中国道吹田方面→下関方面は路面標示により1車線に減少するよう変更されている。

インターチェンジなど

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IC
番号
施設名 接続路線名 起点
から
(km)
BS 備考 所在地
35 吹田JCT E1 名神高速道路
E26 近畿自動車道
0.0 - 京都名古屋名神高速道路方面のみ接続
0
大阪府 吹田市
1 中国吹田IC 府道2号大阪中央環状線 1.0 神戸JCT方面出入口
2 中国豊中IC 府道2号大阪中央環状線 8.3 吹田JCT方面出入口 豊中市
中国池田IC 国道176号(バイパス) 10.5 神戸JCT方面出入口、阪神高速11号池田線と接続 池田市
3 宝塚IC 国道176号(バイパス)
県道42号尼崎宝塚線
16.6 兵庫県 宝塚市
- 西宮名塩SA - 24.1 SICは計画中 西宮市
4 西宮山口JCT 阪神高速7号北神戸線 27.5 - 吹田JCT方面⇔神戸JCT方面、
吹田JCT方面⇔伊川谷JCT方面のみ接続
5 西宮北IC 県道82号大沢西宮線 29.8
5-1 神戸JCT E2 山陽自動車道
E1A 新名神高速道路
31.7 - 神戸市
北区
- 長尾BS - 33.6
5-2 神戸三田IC 六甲北有料道路 36.7
- 赤松PA - 38.4
6 吉川JCT E27 舞鶴若狭自動車道 40.5 - 三木市
7 吉川IC 県道17号西脇三田線
国道428号
43.7
7-1 ひょうご東条IC 県道91号はりま東条インター線
県道313号平木南山線
47.7 加東市
- 東条BS - 49.7
- 社PA - 55.8
8 滝野社IC 国道175号(社バイパス)
県道17号西脇三田線
59.4
- 泉BS - 66.6 加西市
8-1 加西IC 県道24号多可北条線 69.1
- 北条BS - 72.2
- 加西SA - 75.6
神崎郡
福崎町
9 福崎IC/JCT E95 播但連絡道路 79.2
9-1 夢前BS/SIC 県道67号姫路神河線(市道経由)
県道23号三木宍粟線(市道経由)
86.0 姫路市
- 安富PA - 94.5
10 山崎IC 国道29号 99.6 宍粟市
10-1 宍粟JCT E29 播磨自動車道 103.6 -
- 山崎TB - 103.8 - 2004年12月20日廃止
- 揖保川PA - 106.6
- 葛根BS - 110.2
- 南光BS - 113.8 佐用郡
佐用町
10-2 佐用JCT E29 鳥取自動車道 117.4 -
11 佐用IC 国道373号 119.2
- 上月PA - 125.7
11-1 作東IC 県道86号作東インター線
県道365号上福原佐用線
131.3 岡山県 美作市
- 作東BS - 133.9
- 楢原PA - 136.4
12 美作IC 県道51号美作奈義線 139.4
12-1 勝央JCT 美作岡山道路 141.9 -
- 勝間田BS - 144.0 勝田郡
勝央町
- 勝央SA - 145.3
13 津山IC 国道53号 150.7 津山市
- 津山北BS - 156.0
- 二宮PA - 159.1
14 院庄IC 国道179号
県道206号院庄線
161.1
- 久米BS - 166.5
- 美作追分PA - 173.9 真庭市
15 落合JCT E73 米子自動車道 175.0 -
16 落合IC 国道313号 181.6
- 真庭PA - 184.6
17 北房JCT E73 岡山自動車道 191.0 -
18 北房IC 国道313号 193.4
- 呰部BS - 196.5
- 布瀬BS - 205.5 新見市
18-1 大佐SA/SIC 県道32号新見勝山線(市道経由) 209.5
- 熊谷BS - 215.6
19 新見IC 国道180号
県道8号新見日南線
221.6
- 神郷PA - 228.8
- 哲西BS - 237.9
20 東城IC 国道182号 246.4 広島県 庄原市
- 帝釈峡PA - 249.2
250.1
下り線 三次・広島方面
上り線 津山・大阪方面
- 帝釈BS - 259.7
- 本村PA - 265.9
267.0
下り線 三次・広島方面
上り線 津山・大阪方面
21 庄原IC 国道432号 276.6
- 七塚原SA - 283.1
283.2
下り線 広島・北九州方面
上り線 津山・大阪方面
- 和知BS - 286.5 三次市
21-1 三次東JCT E54 松江自動車道
E54 尾道自動車道
288.6 -
三次東IC 県道434号和知三次線
22 三次IC 国道375号
県道470号三次インター線
293.6
- 江の川PA - 299.1
302.0
上り線 松江・大阪方面
下り線 広島・北九州方面
- 高宮BS - 308.3 安芸高田市
23 高田IC 県道64号三次美土里線 313.8
- 美土里BS - 315.8
- 本郷PA - 317.9
322.2
上り線 三次・大阪方面
下り線 広島・北九州方面
24 千代田IC 県道5号浜田八重可部線 328.9 山県郡
北広島町
25 千代田JCT E74 浜田自動車道 330.9 -
- 安佐SA - 339.9
340.4
下り線 広島・北九州方面
上り線 浜田・大阪方面
広島市
安佐北区
26 広島北JCT E74 広島自動車道 343.0 - 三次IC浜田IC方面⇔広島JCT方面直結
26-1 加計BS/SIC 国道191号(町道経由) 355.0 広島北JCT方面出入口
山口JCT方面は事業中[8]
山県郡
安芸太田町
27 戸河内IC 国道186号
国道191号
360.4
- 筒賀PA - 363.2
28 吉和IC 国道186号 376.6 廿日市市
- 吉和SA - 379.1
- 宇佐BS/CB - 387.4 山口県
岩国市
- 深谷PA - 395.5
29 六日市IC 国道187号 403.6 島根県
鹿足郡
吉賀町
- 朝倉PA - 408.5
30 鹿野IC 国道315号 430.6 山口県 周南市
- 鹿野SA - 432.2
432.8
下り線 山口・北九州方面
上り線 広島・大阪方面
- 串BS/CB - 439.7 CBは上り線のみ 山口市
31 徳地IC 国道489号 447.4
- 荷卸峠PA - 455.7
- 仁保BS - 460.6
32 山口IC 国道262号 467.4
32-1 湯田温泉PA/SIC 市道湯田パーキング線 473.4
33 山口JCT E2 山陽自動車道 474.8 -
34 小郡IC 国道9号 480.1
34-1 小郡JCT 山口宇部道路 480.2 -
- 美東SA - 487.5
487.7
下り線 下関・北九州方面
上り線 山口・広島方面
美祢市
- 真名BS - 489.5
34-2 美祢東JCT 小郡萩道路(美東大田道路) 490.5 -
35 美祢IC 国道435号 498.2
- 伊佐PA - 505.5
35-1 美祢西IC 県道33号下関美祢線 511.7
35-2 下関JCT E2 山陽自動車道 宇部下関線 519.1 - 下関市
- 長門吉田BS - 519.4
- 小月BS - 524.0
36 小月IC 国道491号
E9 山陰自動車道(調査中)[9]
524.6
- 王司PA - 529.1
- 長門勝山BS - 535.9
37 下関IC 県道57号下関港線
県道258号武久椋野線
540.1
E2A 関門橋(関門自動車道)

歴史

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全通までの各年ごとの開通区間
1970(3月)中国吹田IC - 中国豊中IC
(7月)中国豊中IC - 宝塚IC
1971
1972
1973(11月)小月IC - 下関IC
1974(6月)西宮北IC - 福崎IC
(7月)小郡IC - 小月IC
(12月)美作IC - 落合IC
1975(4月)山口IC - 小郡IC
(10月)宝塚IC - 西宮北IC・福崎IC - 美作IC
1976(12月)落合IC - 北房IC
1977
1978(10月)北房IC - 三次IC
1979(10月)三次IC - 千代田IC
1980(10月)鹿野IC - 山口IC
1981
1982
1983(3月)千代田IC - 鹿野IC
  • 1970年昭和45年)
  • 1973年(昭和48年)11月14日 : 小月IC - 下関ICが開通。同時に関門橋(関門自動車道)と接続。
  • 1974年(昭和49年)
    • 6月4日 : 西宮北IC - 福崎ICが開通。
    • 7月31日 : 小郡IC - 小月ICが開通。
    • 12月21日 : 美作IC - 落合ICが開通。
  • 1975年(昭和50年)
    • 4月1日 : 山口IC - 小郡ICが開通。
    • 10月16日 : 宝塚IC - 西宮北IC、福崎IC - 美作ICが開通。
    • 12月10日 : 院庄IC開通
  • 1976年(昭和51年)12月24日 : 落合IC - 北房ICが開通。
  • 1978年(昭和53年)10月28日 : 北房IC - 三次ICが開通(北房IC - 庄原ICは暫定2車線)。
  • 1979年(昭和54年)
    • 5月15日 : 吹田JCT(名神 - 中国道直結ランプ)開通。東名東京ICから三次ICまで高速自動車国道で結ばれる。
    • 10月18日 : 三次IC - 千代田ICが開通。
  • 1980年(昭和55年)10月17日 : 鹿野IC - 山口ICが開通(鹿野IC-徳地ICは暫定2車線)。
  • 1982年(昭和57年)4月20日 : 東城IC - 庄原ICが4車線化。
  • 1983年(昭和58年)
    • 2月:山崎TB設置[10]
    • 3月18日 : 新見IC - 東城ICが4車線化。
    • 3月24日 : 千代田IC - 鹿野ICが開通し全線開通(広島北JCT - 鹿野ICは暫定2車線)。
  • 1984年(昭和59年)3月30日 : 北房IC - 新見ICが4車線化。
  • 1986年(昭和61年)11月10日 : 鹿野IC - 徳地ICが4車線化。
  • 1987年(昭和62年)12月4日 : 山口JCT開通により山陽自動車道と接続。
  • 1988年(昭和63年)
    • 3月24日 : 吉川JCT開通により舞鶴自動車道(現在の舞鶴若狭自動車道)と接続。
    • 7月8日 : 神戸三田IC開通。
    • 7月9日 : 西宮名塩SA開設。
    • 7月19日 : 神戸三田IC - 吉川JCTが6車線化。
  • 1989年平成元年)11月10日 : 六日市IC - 鹿野ICが4車線化。
  • 1990年(平成2年)
    • 3月30日 : 西宮北IC - 神戸三田ICが6車線化。
    • 9月25日 : 戸河内IC - 吉和ICが4車線化。
    • 11月15日 : 吉和IC - 六日市ICが4車線化。
  • 1991年(平成3年)
    • 3月19日 : 加西IC開通。
    • 12月7日 : 千代田JCT開通により浜田自動車道と接続。
  • 1992年(平成4年)
    • 11月15日 : 最後まで暫定2車線だった広島北JCT - 戸河内ICの4車線化工事が完了し、全線で4車線以上を確保。
    • 12月18日 : 落合JCT開通により米子自動車道と接続。
  • 1996年(平成8年)
    • 4月10日 : ひょうご東条IC開通。
    • 11月14日 : 神戸JCT開通により山陽自動車道と接続。
  • 1997年(平成9年)
    • 3月15日 : 北房JCT開通により岡山自動車道と接続。
    • 9月13日 : 美祢西IC開通。
  • 2001年(平成13年)3月11日 : 下関JCT開通により山陽自動車道と接続。
  • 2003年(平成15年)4月28日 : 西宮山口JCT開通により阪神高速7号北神戸線と接続。
  • 2004年(平成16年)
  • 2005年(平成17年)3月6日 : 作東IC開通。
  • 2006年(平成18年)10月1日 : 大佐スマートIC、加計スマートIC供用開始。
  • 2008年(平成20年)11月11日 : 山口JCTがフル化。山陽自動車道と全方向接続。
  • 2010年(平成22年)
    • 3月20日 : 美祢東JCT開通に伴い、小郡萩道路と接続。
    • 3月28日 : 佐用JCT開通に伴い、鳥取自動車道と接続。
  • 2013年(平成25年)3月30日 : 三次東JCT開通に伴い、松江自動車道と接続。
  • 2014年(平成26年)3月30日 : 三次東JCTにて尾道自動車道と接続。
  • 2016年(平成28年)
  • 2018年(平成30年)3月18日 : 神戸JCTで新名神高速道路と接続[12]
  • 2020年令和2年)3月21日 : 湯田温泉スマートIC供用開始[13]。湯田PAの名称が「湯田温泉PA」に変更[13]
  • 2022年(令和4年)
    • 3月12日 : 宍粟JCTにて播磨自動車道と接続[14]
    • 3月31日:吉和SA上下線のインフォメーションなどの営業を終了[15]
  • 2023年(令和5年)
    • 1月17日:同日1時より同年3月26日5時まで、リニューアル工事に伴い吹田JCT - 中国池田IC間を終日通行止[16]

路線状況

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車線・最高速度

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区間 車線 最高速度 設計速度 備考
上下線 上り線 下り線 大型貨物
三輪牽引
左記を除く車両
吹田JCT - 中国池田IC 4 2 2 80 km/h 100 km/h
(法定)
100 km/h ※1
中国池田IC - 宝塚IC 6 3 3 ※2
宝塚IC - 吉川JCT 80 km/h
(指定)
80 km/h
吉川JCT - 呰部BS 4 2 2
呰部BS - 新見IC 60 km/h
(指定)
60 km/h
新見IC - 広島北JCT 80 km/h 80 km/h
(指定)
80 km/h
広島北JCT 2 1 1 50 km/h
(指定)
60 km/h ※3
広島北JCT - 下関IC 4 2 2 80 km/h 80 km/h
(指定)
80 km/h ※2
  • ※1 : 上り線に1箇所登坂車線あり。
  • ※2 : 上下線に数箇所登坂車線あり。
  • ※3 : 中国自動車道を連続走行する場合。
  • 広島北JCTは上下線ともに1車線ずつに減少し、広島道からの合流で再び2車線に戻る。
  • 山口JCTの分岐後、下り線は一旦右車線が絞り込まれて1車線に減少するが、山陽道からの合流で再び2車線に戻る。
  • 下関JCTの合流は右からであり、下り線は山陽道宇部下関線が合流した先は、追越車線である。その際、左車線は減少する。
呰部BS - 新見ICは最高速度が60kmに制限されている

中国道は丘陵部の山間や山裾を通るルートを経由するため、道路設計に小半径の曲線や急勾配が多用され[3]、最高速度はほとんどの区間で80 km/hに制限される。小郡IC - 下関IC間では半径400mから600mの曲線区間が約40パーセントを占めるなど、全線にわたって同じ設計速度80km/hの東名高速道路や同時期に建設された新規高速道路の平均約25パーセントを上回る形で曲線区間が続いている[3]

広島県庄原市の東城IC - 庄原ICは中国道で最小半径のR=250 mが連続する場所もみられ、また北房IC - 新見ICは1種4級の道路構造かつ半径250 mの急カーブを有し、急勾配も連続するため最高速度が60 km/hのに制限される区間も存在する[注釈 9]

例外は、山崎断層帯の直上に建設した区間であり、この区間はトンネルも無い。さらに、直線的な区間である[17]。ただ、山崎断層帯の直上に建設したため、工事中には断層に伴う破砕帯が次々と現れた上に、断層の破砕帯からは塩類を含んだ地下水が湧出してくるため、道路の安全な通行を保証するためには、頻回な設備の補修が必要とされる区間でもある[17]

小月IC - 下関IC間は4車線区間であるが、中国道の他の4車線区間より橋梁部も含めて路肩が広く設計され、将来的に6車線(片側3車線)への拡幅が可能な構造として建設されている[3]。同区間においても前述の区間同様に急曲線が多く、1989年には特に下りの急勾配を伴う下り線の箇所において、事故防止を目的として通過した際に一定のリズムで音が聞こえる舗装が行われた[18]

道路照明灯は吹田JCT - 神戸JCT間に設置されている。

サービスエリア・パーキングエリア

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売店は吉和SAを除く全てのサービスエリア (SA) と、赤松・社・安富・上月・真庭・江の川・本郷・王司の各パーキングエリア (PA) に設置されている。これらの中で24時間営業の売店を有するのは、西宮名塩SA・赤松PA下り線・社PA上り線・加西SA・勝央SA・安佐SA・美東SAのみである。レストランは安佐SA・吉和SA・鹿野SA・美東SAを除く全てのサービスエリアに設置されている。また、ガソリンスタンドは吉和SA・鹿野SAを除く、全てのサービスエリアと王司PAに設置されている。これらの中で24時間営業のガソリンスタンドを有するのは、西宮名塩SA・加西SA・勝央SA・七塚原SA・安佐SA・美東SAのみである。

山陽道全通後は交通量の減少により、ガソリンスタンドやスナックコーナーの閉鎖、営業時間短縮などの規模縮小が目立つ。特に安佐SA - 美東SA間の途中にある吉和SA・鹿野SAのガソリンスタンドが続けざまに廃止されており、この間は150 km近くにわたってガソリンスタンドが無い。このため、NEXCO西日本は2015年4月20日より1年間、吉和IC・六日市IC周辺の指定ガソリンスタンドで給油するETC利用車に対して、1時間以内の中途出場を認める社会実験を行い[19]、 翌2016年に更に1年間継続を決め[20]、翌2017年にも更に継続された[21]

一方で、尾道道・松江道全通後の交通量の増加により、それまで無人のPAであった江の川PAに売店が設置された[22]

主なトンネルと橋

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宝塚東トンネル下り線入口。
宝塚西トンネルと併せて渋滞の頻発箇所として知られる。
  • 宝塚東トンネル(宝塚IC - 西宮名塩SA) : 上り線364 m 下り線362 m
  • 宝塚西トンネル(宝塚IC - 西宮名塩SA) : 上り線347 m 下り線244 m
  • 青葉台シェルター(宝塚IC - 西宮名塩SA):上り線496 m 下り線533 m
  • 有安トンネル(下り線のみ)(吉川IC - ひょうご東条IC):40 m [23]
  • 加古川橋(滝野社IC - 加西IC)
  • 西下野トンネル(揖保川PA - 佐用JCT): 上り線710 m 下り線698 m
  • 漆野トンネル(揖保川PA - 佐用JCT): 上り線200 m 下り線184 m
  • 金近トンネル(揖保川PA - 佐用JCT):上り線1,063 m 下り線845 m
  • 杉坂トンネル(上月PA - 作東IC) : 上り線650 m 下り線516 m
  • 北房トンネル(北房IC - 大佐SA):上り線473 m 下り線383 m
  • 呰部トンネル(北房IC - 大佐SA):上り線140 m 下り線247 m
  • 阿口トンネル(上り線のみ)• 三尾トンネル(下り線のみ)(北房IC - 大佐SA):上り線562 m 下り線602 m
  • 布瀬トンネル(北房IC - 大佐SA):上り線1,173 m 下り線1,260 m
  • 大佐トンネル(北房IC - 大佐SA) : 上り線1,572 m 下り線1,596 m
  • 熊谷トンネル(大佐SA - 新見IC):上り線202 m 下り線183 m
  • 高尾トンネル(上り線のみ)• 大仁子トンネル(下り線のみ)(大佐SA - 新見IC):上り線1,165 m 下り線266 m
  • 新見トンネル(新見IC - 神郷PA):上り線1,300 m 下り線1,165 m
  • 帝釈橋(帝釈峡PA - 帝釈BS):上り線284 m 下り線267 m
  • 中山トンネル(帝釈BS - 本村PA):上り線956 m 下り線934 m
  • 中原トンネル(高田IC - 千代田IC):上り線1,019 m 下り線1,025 m
  • 牛頭山トンネル(広島北JCT - 加計スマートIC) : 上り線3,573 m 下り線3,558 m(中国道最長トンネル)
  • 平トンネル(広島北JCT - 加計スマートIC) : 上り線1,055 m 下り線1,042 m
  • 船場トンネル(広島北JCT - 加計スマートIC) : 上り線1,001 m 下り線987 m
  • 三谷トンネル(上り線のみ)・澄合トンネル(広島北JCT - 加計スマートIC) : 三谷:上り線75 m 澄合:上り線802 m 下り線704 m
    以前、上り線は加計側の三谷トンネルと、広島北側の澄合トンネルとが覆道によって繋がれていた。しかし、覆道が撤去され分離された。
  • 加計東トンネル(広島北JCT - 加計スマートIC) : 上り線3,277 m 下り線3,365 m
  • 加計西トンネル(加計スマートIC - 戸河内IC) : 上り線2,691 m 下り線2,672 m
  • 戸河内トンネル(戸河内IC - 筒賀PA):上り線361 m 下り線385 m
  • 筒賀トンネル(筒賀IC - 吉和IC):上り線410 m 下り線414 m
  • 萩原トンネル(下り線のみ)(筒賀PA - 吉和IC):262 m
  • 椿山トンネル(筒賀PA - 吉和IC):上り線976 m 下り線381 m
  • 小原トンネル(下り線のみ)(筒賀PA - 吉和IC):391 m
  • 大井トンネル(筒賀PA - 吉和IC):上り線91 m 下り線150 m
  • 桜ケ瀬トンネル(下り線のみ)(筒賀PA - 吉和IC):169 m
  • 布原トンネル(筒賀PA - 吉和IC):上り線280 m 下り線202 m
  • 馬越トンネル(筒賀PA - 吉和IC):上り線472 m 下り線475 m
  • 境トンネル(筒賀PA - 吉和IC) : 上り線459 m 下り線464 m
  • 冠山トンネル(吉和SA - 深谷PA) : 上り線2,140 m 下り線2,198 m
    トンネル手前で中国自動車道の最高地点(海抜721 m)を通過する。
  • 鬼ヶ城山トンネル(吉和SA - 深谷PA):上り線211 m 下り線206 m
  • 田野原トンネル(深谷PA - 六日市IC):上り線303 m 下り線320 m
  • 藏木トンネル(深谷PA - 六日市IC):上り線437 m 下り線462 m
  • 六日市トンネル(六日市IC - 朝倉PA):上り線346 m 下り線380 m
  • 愛宕トンネル(六日市IC - 朝倉PA):上り線699 m 下り線657 m
  • 蓼野トンネル(朝倉PA - 鹿野IC):上り線1,285 m 下り線1,275 m
  • 米山トンネル(朝倉PA - 鹿野IC) : 上り線3,154 m 下り線3,260 m
  • 巣山トンネル(鹿野SA - 徳地IC):上り線304 m 下り線363 m
  • 高瀬トンネル(鹿野SA - 徳地IC):上り線661 m 下り線304 m
  • 仏坂トンネル(小郡JCT - 美東SA):上り線219 m 下り線208 m
  • 根越トンネル(美祢IC - 伊佐PA):390 m

牛頭山・加計東/西トンネルは、広島北JCT - 戸河内ICの区間に存在する。いずれも2 kmを超える長大トンネルである上に、その前後にも1 km前後のトンネルが連続するため難所とされる。ちなみに、この区間の道程の約17.2 kmのうち7割を超える12.4 kmがトンネルである。また、開通からしばらくの間は、これらのトンネルは暫定2車線で供用されていた。

トンネルの数

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区間 上り線 下り線
吹田JCT - 宝塚IC 0 0
宝塚IC - 西宮名塩SA 3 3
西宮名塩SA - 吉川IC 0 0
吉川IC - ひょうご東条IC 0 1
ひょうご東条IC - 揖保川PA 0 0
揖保川PA - 佐用JCT 3 3
佐用JCT - 上月PA 0 0
上月PA - 作東IC 1 1
作東IC - 北房IC 0 0
北房IC - 大佐SA 5 5
大佐SA - 新見IC 2 2
新見IC - 神郷PA 1 1
神郷PA - 帝釈峡PA 0 0
帝釈峡PA - 本村PA 1 1
本村PA - 高田IC 0 0
高田IC - 本郷PA 0 1
本郷PA - 千代田IC 1 0
千代田IC - 広島北JCT 0 0
広島北JCT - 加計SIC 6 5
加計SIC - 戸河内IC 1 1
戸河内IC - 筒賀PA 1 1
筒賀PA - 吉和IC 6 9
吉和IC - 吉和SA 0 0
吉和SA - 深谷PA 2 2
深谷PA - 六日市IC 2 2
六日市IC - 朝倉PA 2 2
朝倉PA - 鹿野IC 2 2
鹿野IC - 鹿野SA 0 0
鹿野SA - 徳地IC 2 2
徳地IC - 小郡IC 0 0
小郡IC - 美東SA 1 1
美東SA - 美祢IC 0 0
美祢IC - 伊佐PA 1 1
伊佐PA - 下関IC 0 0
合計 41 44

道路管理者

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2005年10月に行われた道路公団民営化後、中国自動車道はNEXCO西日本が全区間を管轄している。

  • 関西支社
    • 神戸管理事務所 : 吹田JCT - 吉川IC
    • 福崎高速道路事務所 : 吉川IC - 佐用IC
  • 中国支社
    • 津山高速道路事務所 : 佐用IC - 新見IC
    • 三次高速道路事務所 : 新見IC - 高田IC
    • 千代田高速道路事務所 : 高田IC - 六日市IC
    • 山口高速道路事務所 : 六日市IC - 下関IC

ハイウェイラジオ

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  • 中国豊中(中国吹田IC - 中国豊中IC)
  • 西宮(宝塚IC - 西宮北IC)
  • 加西(加西IC - 加西SA)
  • 勝央(美作IC - 勝間田BS)
  • 新見(大佐SA - 熊谷BS)
  • 高田(美土里BS - 本郷PA)
  • 吉和(吉和SA - 冠山トンネル)
  • 小郡(真名BS - 美祢IC)
  • 王司(王司PA前後)

交通量

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24時間交通量(台) 道路交通センサス

区間 平成11(1999)年度 平成17(2005)年度 平成22(2010)年度 平成27(2015)年度 令和3(2021)年度
吹田JCT - 中国吹田IC 033,771 056,265 065,007 065,654 37,228
中国吹田IC - 中国豊中IC 065,036 067,039 076,425 075,575 45,679
中国豊中IC - 中国池田IC 054,583 056,422 066,308 063,986 34,945
中国池田IC - 宝塚IC 088,790 090,913 105,478 096,007 64,642
宝塚IC - 西宮山口JCT 104,214 105,048 124,014 109,285 77,225
西宮山口JCT - 西宮北IC 091,905 101,217 095,809 64,408
西宮北IC - 神戸JCT 084,854 078,692 091,488 087,183 57,852
神戸JCT - 神戸三田IC 046,104 046,118 048,850 044,064 41,867
神戸三田IC - 吉川JCT 043,933 045,048 049,604 045,391 41,073
吉川JCT - 吉川IC 030,040 031,026 032,082 031,270 28,885
吉川IC - ひょうご東条IC 026,783 027,402 028,006 027,637 25,274
ひょうご東条IC - 滝野社IC 024,483 024,297 024,559 024,881 22,412
滝野社IC - 加西IC 019,170 019,292 019,638 020,503 18,351
加西IC - 福崎IC 018,032 018,117 018,383 019,546 17,671
福崎IC - 夢前SIC 014,512 014,187 015,298 016,688 14,618
夢前SIC - 山崎IC 016,416 13,918
山崎IC - 佐用JCT 012,720 012,624 013,789 014,884 12,223
佐用JCT - 佐用IC 012,624 011,970 012,816 10,039
佐用IC - 作東IC 010,416 010,971 010,895 011,643 9,316
作東IC - 美作IC 011,076 010,922 011,751 9,351
美作IC - 勝央JCT 009,658 010,423 010,355 011,040 8,944
勝央JCT - 津山IC 8,878
津山IC - 院庄IC 009,995 010,423 011,295 011,745 9,592
院庄IC - 落合JCT 010,267 011,103 012,678 012,876 10,539
落合JCT - 落合IC 009,134 011,103 012,164 011,504 10,047
落合IC - 北房JCT 009,775 010,916 013,658 012,395 10,921
北房JCT-北房IC 005,773 006,884 006,358 006,183 6,524
北房IC - 大佐SASIC 004,829 005,996 005,267 005,283 5,828
大佐SASIC - 新見IC 005,929 005,042 005,096 5,625
新見IC - 東城IC 003,967 004,805 003,637 004,042 4,356
東城IC - 庄原IC 004,411 005,285 004,183 004,551 4,800
庄原IC - 三次東IC/JCT 005,574 006,666 005,502 005,655 5,747
三次東IC/JCT - 三次IC
三次IC - 高田IC 008,729 010,235 009,090 010,793 9,925
高田IC - 千代田IC 009,516 011,169 010,112 011,617 10,711
千代田IC - 千代田JCT 012,077 013,887 013,296 014,459 13,195
千代田JCT - 広島北JCT 014,397 016,597 017,144 016,911 14,960
広島北JCT - 加計SIC 004,718 013,737 005,608 006,130 5,799
加計SIC - 戸河内IC 013,341 004,666 005,238 5,086
戸河内IC - 吉和IC 002,405 011,361 002,466 003,346 3,579
吉和IC - 六日市IC 002,101 011,254 002,299 003,161 3,428
六日市IC - 鹿野IC 001,940 011,136 002,183 002,989 3,451
鹿野IC - 徳地IC 002,047 011,044 002,234 003,054 3,504
徳地IC - 山口IC 001,912 010,670 002,087 002,945 3,457
山口IC - 湯田温泉PASIC 002,734 010,670 003,286 004,125 4,482
湯田温泉PASIC - 山口JCT 5,467
山口JCT - 小郡IC 020,265 019,766 021,366 024,355 24,195
小郡IC - 美祢東JCT 022,496 020,974 022,579 025,530 24,726
美祢東JCT - 美祢IC 022,371 025,092 24,238
美祢IC - 美祢西IC 022,025 020,346 021,757 023,967 23,170
美祢西IC - 下関JCT 022,796 020,522 021,934 024,284 23,348
下関JCT - 小月IC 026,162 027,721 030,512 28,704
小月IC - 下関IC 026,695 028,093 029,719 032,400 30,489

(出典:「道路交通情勢調査票(道路交通センサス)平成17年度」(大阪府ホームページ)・「道路に関するデータ 道路・街路交通情勢調査(道路交通センサス)平成11年度調査結果」(兵庫県ホームページ)・「中国地方の平成17年度道路交通センサス断面交通量」(中国地方整備局ホームページ)・「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」・「令和3年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)

2006年10月8日に撮影した中国自動車道上り線、六日市IC - 吉和IC。交通量が少ない様子が見て取れる。
荷卸峠へ向かう中国自動車道(山口県山口市)

吹田JCT - 神戸JCT間は中国道・山陽道双方の交通が人口の多い阪神地区において、集中するために常に交通量が多く、中国池田IC - 西宮北IC間では、日交通量10万台以上と極めて混雑する状態で、宝塚東・宝塚西トンネルを先頭にした渋滞が常態化していたが、新名神高速の高槻JCT - 神戸JCT間が開業したことにより、状況は変わりつつある。

一方、山陽道と並行する神戸JCT - 山口JCT間では西に向かうにつれ交通量が減少する。特に少ない戸河内IC - 山口IC間の日交通量は3000台前後で、山陽道(本線)の最少交通量区間である山口南IC - 山口JCT間でも22,634台の日交通量があるのとは対照的である。これは、1997年12月10日に山陽道が全線開通したことで、これまでこの区間を中国道経由で通過していた高速バス貨物自動車の大半が山陽道へシフトし、その後は通常の昼間に大型車が通過することは少なくなった。結果、交通量が増加する大型連休、お盆、年末年始において、山陽道では渋滞が多く発生するのに対し、並行する中国道の神戸JCT - 山口JCTの区間ではほとんど発生しない。このため、NEXCO西日本ではキャンペーンなどで交通量の多い時期に山陽道を通過利用する車に対し中国道経由への迂回を呼びかけている[25]

なお、2005年9月7日に台風14号による路盤崩壊により山陽道の岩国IC - 玖珂ICが不通に陥った。山陽道が復旧した12月1日までは通過交通を中心に、一時的に中国自動車道の広島北JCT - 山口JCTの交通量が増加し、この通行止め期間中の2005年9月から11月にかけて実施された平成17年(2005年)度道路交通センサスの交通量調査では、日平均1万台程度の交通量があった。結果、2010年の交通センサスでは2005年に比べて8割程度交通量が減少した区間も見られる。

地理

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通過する自治体

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接続する高速道路

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脚注

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注釈

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  1. ^ 宍粟JCT - 佐用JCT間は、「E29」、落合JCT - 北房JCT間は「E73」、千代田JCT - 広島北JCT間は「E74」がそれぞれ重複付番されている。
  2. ^ その一方で兵庫県内(特に福崎IC以東)や大阪府内においては、冬タイヤ着用が求められる事はほとんどない。
  3. ^ 最高速度の節、および、交通量の節を参照。
  4. ^ 高速道路計画当初は、山陽・山陰の各中心都市へは中国自動車道から上記各自動車道という支線により高速道路網を構築する計画であり、一部残存区間があるものの2020年7月現在では進捗中である。
  5. ^ 同様の例として、安代JCT長岡JCT更埴JCT川之江東JCT日出JCTがある
  6. ^ 前年(1969年)に開通した中央高速道路(現・中央自動車道)の暫定2車線対面通行区間であった中央線を、破線(追い越し可能区間)で供用した結果、正面衝突事故が相次いだため、警察庁から日本道路公団に営業路線名で「高速道路」の名称使用を自粛するよう要請があり、暫定措置として1972年まで法定路線名をそのまま使用した。なお、開通時には、現在と同じく中国自動車道の名称が使われた。『交通工学』1970年春季増刊号・田中敬一・田口二朗「万国博関連道路計画について」写真より
  7. ^ 同時期に開催されていた日本万国博覧会会場へのアクセス路線として北大阪急行電鉄会場線という臨時線を、1970年2月24日から1970年9月14日まで現上り線の敷地を利用して万国会場前まで供用していたため、現下り線部分を暫定2車線対面通行にして開通させた。なお、前述の中央高速での反省を踏まえ、中国吹田IC - 中国豊中IC間は追い越し禁止区間(中央線を黄色の実線で供用)とされた。
  8. ^ 当初の実験期間は、2005年3月15日までだった。
  9. ^ なお、北房IC側の4 kmは、道路改良工事により最高速度が80 km/hに緩和された。

出典

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  1. ^ Japan's Expressway Numbering System” (PDF). Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism. 2022年4月3日閲覧。
  2. ^ 高速道路ナンバリング一覧”. 国土交通省. 2017年5月5日閲覧。
  3. ^ a b c d 下荒磯 滋「中国自動車道(下関~小郡間)工事報告」『道路』第392号、日本道路協会、1973年10月、23-32頁、2023年2月24日閲覧 
  4. ^ “【関西の議論】中国道“名物”「宝塚トンネル常時渋滞」の本当の理由…2年後には劇的解消“秘策”が”. MSN産経ニュース関西版 (産経新聞社). (2014年4月21日). オリジナルの2014年4月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140421172342/http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140421/wlf14042107000001-n1.htm 2014年6月20日閲覧。 
  5. ^ 関西中央環状道路”. 関西4環状ネットワーク. 国土交通省近畿地方整備局. 2013年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月20日閲覧。
  6. ^ この集中工事方式の高速道路の補修方法は、交通量が多い東名高速道路や名神高速道路でも採用している。
  7. ^ E2A中国自動車道(吹田JCT〜中国池田IC)終日通行止めは6月28日(日)朝5時に終了いたしました。 — リニューアル工事へのご理解とご協力をいただき誠にありがとうございました —” (PDF). 西日本高速道路株式会社 (2020年6月28日). 2020年6月28日閲覧。
  8. ^ スマートインターチェンジ等の高速道路会社への事業許可および準備段階調査着手について” (PDF). 国土交通省道路局 (2023年9月8日). 2023年9月8日閲覧。
  9. ^ 平成28年度 新規事業候補箇所説明資料 一般国道491号(山陰自動車道) 俵山・豊田道路” (PDF). 国土交通省 中国地方整備局. p. 10 (2016年3月8日). 2017年3月20日閲覧。
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関連項目

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外部リンク

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