国鉄タキ700形貨車
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国鉄タキ700形貨車 | |
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基本情報 | |
車種 | タンク車 |
運用者 |
鉄道省 日本国有鉄道 |
所有者 | 三井化学工業→日本人造石油→三池合成工業→三井化学工業→三井コークス工業 |
製造所 | 新潟鐵工所 |
製造年 | 1943年(昭和18年) |
製造数 | 2両 |
消滅 | 1981年(昭和56年) |
常備駅 | 大牟田駅 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
専用種別 | 揮発油(ガソリン) |
化成品分類番号 | 燃32 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 14,650 mm |
タンク材質 | 普通鋼(一般構造用圧延鋼材) |
荷重 | 30 t |
実容積 | 34.6 m3 |
自重 | 20.3 t |
換算両数 積車 | 5.0 |
換算両数 空車 | 1.6 |
台車 | TR20 |
車輪径 | 860 mm |
台車中心間距離 | 10,550 mm |
最高速度 | 75 km/h |
国鉄タキ700形貨車(こくてつタキ700がたかしゃ)は、かつて鉄道省、日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
概要
[編集]本形式は、揮発油(ガソリン)専用の30t 積タンク車として1943年(昭和18年)8月3日に2両(タキ700-タキ701)が新潟鐵工所にて製作された。
落成時の所有者は三井化学工業(現在の三井化学)でありその常備駅は、鹿児島本線の大牟田駅であった。その後所有者は日本人造石油、三池合成工業、三井化学工業、三井コークス工業と変遷した。また戦後の一時期連合軍専用貨車に指定された。
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃32」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合1(大))が標記された。
ドーム付き直円筒型のタンク体は、普通鋼(一般構造用圧延鋼材、SS41現在のSS400)製であり荷役方式はタンク上部にあるマンホールからの上入れ、吐出管からの下出し式である。
車体色は黒色、寸法関係は全長は14,650mm、軸距は10,550mm、自重は20.3t、実容積は34.6m3、換算両数は積車5.0、空車1.6であり、台車はアーチバー式のTR20である。
1981年(昭和56年)10月26日 に2両揃って廃車となり同時に形式消滅となった。
参考文献
[編集]- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)