国鉄タキ11250形貨車
国鉄タキ11250形貨車 | |
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タキ11250形、タキ11254 1993年3月20日、熊谷貨物ターミナル駅 | |
基本情報 | |
車種 | タンク車 |
運用者 |
日本国有鉄道 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所有者 | 日本陸運産業、ダイセル化学工業 |
製造所 | 日本車輌製造、富士重工業 |
製造年 | 1982年(昭和57年) - 1991年(平成3年) |
製造数 | 6両 |
消滅 | 2007年(平成19年) |
常備駅 | 越中島駅、新井駅 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
専用種別 | アセトアルデヒド |
化成品分類番号 | 燃32 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 15,200 mm |
全幅 | 2,728 mm |
全高 | 3,862 mm |
タンク材質 | 普通鋼(一般構造用圧延鋼材) |
荷重 | 32 t |
実容積 | 41.0 m3 |
自重 | 21.9 t |
換算両数 積車 | 5.5 |
換算両数 空車 | 2.2 |
台車 | TR225-2 |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 1,650 mm |
台車中心間距離 | 11,000 mm |
最高速度 | 75 km/h |
国鉄タキ11250形貨車(こくてつタキ11250がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍している私有貨車(タンク車)である。
概要
[編集]本形式は、アセトアルデヒド専用の32t 積タンク車として1982年(昭和57年)3月26日に2両(タキ11250・タキ11251)、同年4月26日に1両(タキ11252)、同年10月30日に1両(タキ11253)、1991年(平成3年)6月20日に2両(タキ11254・タキ11255)が日本車輌製造(タキ11250 - タキ11253)、富士重工業(タキ11254・タキ11255)の2社にて製作された。
本形式の他にアセトアルデヒドを専用種別とする形式には、タム8400形、タキ6850形、タキ9250形、タキ10400形の4形式があった。
化成品分類番号は、「燃32」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合1(大))が標記された。
所有者は、日本陸運産業(現・日陸)、ダイセル化学工業の2社でありその各々の常備駅は総武本線越中島支線の越中島駅、信越本線(現・えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン)の新井駅である。
38系に属する普通鋼(一般構造用圧延鋼材)製のタンク体に、厚さ150mmのグラスウール断熱材を巻き、薄鋼板製のキセ(外板)が設置された。
荷役方式は、タンク上部の液出入管からの上入れ、液出入管と窒素加圧による上出し方式である。
車体色は黒色、寸法関係は全長は15,200mm、全幅は2,728mm、全高は3,862mm、台車中心間距離は11,000mm、実容積は41.0m3、自重は21.9t、換算両数は積車5.5、空車2.2であり、台車はコロ軸受・コイルばね式のTR225-2である。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車の車籍がJR貨物に継承され、JR化後も1991年(平成3年)まで製作され、1995年(平成7年)度末時点では全車健在であったが、2007年(平成19年)10月に最後まで在籍した4両(タキ11250 - タキ11253)が廃車となり同時に形式消滅となった。
参考文献
[編集]- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
脚注
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