コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ヴォロンツォフ宮殿 (オデーサ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴォロンツォフ宮殿
ウクライナ語: Воронцовський палац
宮殿
地図
概要
用途 宮殿
建築様式 帝政様式
自治体 オデーサ
ウクライナ
座標 北緯46度29分25.0秒 東経30度44分19.5秒 / 北緯46.490278度 東経30.738750度 / 46.490278; 30.738750座標: 北緯46度29分25.0秒 東経30度44分19.5秒 / 北緯46.490278度 東経30.738750度 / 46.490278; 30.738750
着工 1827年
設計・建設
建築家 フランシスコ・ボッフォイタリア語版
文化財指定 国定文化財(歴史的建築記念物)
テンプレートを表示
コロネードメディチ・ライオン英語版の一つ

ヴォロンツォフ宮殿 (ヴォロンツォフきゅうでん、またはボロンツォフ宮殿ウクライナ語: Воронцовський палац; ロシア語: Воронцовский дворец) は、ウクライナオデーサにある19世紀の宮殿ギリシア建築様式のコロネードである[1][2]ミハイル・セミョーノヴィチ・ヴォロンツォフのために建造された。

プリモルスキー通りウクライナ語版に沿って設けられたプロムナードの歩行者専用通路の終始点に位置する[3]。オデーサの文化的多様性を象徴するテーマに沿ったいくつかの庭園が設けられたプロムナードは観光名所ポチョムキンの階段を中心に整備されており、市民の散策路となっている[3]。1936年からはピオネール宮殿[注釈 1]として使用されていたが、その後現在では子供たちの芸術サークルの場として活用されている[4]

世界遺産暫定リスト

[編集]

所在地のオデーサは、「港湾都市オデーサの歴史地区 (Historic Center of the Port City of Odessa)」として国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産登録の前提となる暫定リストに2009年から文化遺産候補として掲載されている[5][6]。ヴォロンツォフ宮殿はオデーサの文化における普遍的価値を示す重要な構成資産のひとつとしてあげられている[5][6]

2022年ロシアのウクライナ侵攻による損傷

[編集]

2022年5月8日、ロシアのウクライナ侵攻におけるロシア連邦軍によるミサイル攻撃によって火災が発生し、ガラス窓やスタッコ外壁が破壊されるなどの被害を受けた[7][8][9]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 青少年たちの課外活動用の施設。

出典

[編集]
  1. ^ Приморский бульвар, № 3” (PDF) (ウクライナ語). ВСЕМИРНЫЙ КЛУБ ОДЕССИТОВ. 2022年5月13日閲覧。
  2. ^ Vorontsov Palace, Odesa” (英語、ウクライナ語). UA.IGotoWorld.com. 2022年5月13日閲覧。
  3. ^ a b Eden, Caroline (2017年8月5日). “Odessa's new parks lead a blossoming of urban regeneration” (英語). the Guardian. 2022年5月17日閲覧。
  4. ^ Внаслідок ракетних ударів рашистів по Одесі пошкоджено Воронцовський палац” (ウクライナ語). armyinform.com.ua (2022年5月13日). 2022年5月17日閲覧。
  5. ^ a b Historic Center of the Port City of Odessa” (英語). UNESCO World Heritage Centre. UNESCO. 2022年5月17日閲覧。
  6. ^ a b В Одесі внаслідок ракетного обстрілу рф пошкоджений Воронцовський палац” (ウクライナ語). www.ukrinform.ua (2022年5月13日). 2022年5月17日閲覧。
  7. ^ Recorded war crimes”. Notion. ウクライナ文化情報政策省. 2022年5月13日閲覧。
  8. ^ Через ракетний обстріл постраждав Воронцовський палац у центрі Одесі” (ウクライナ語). ウクライナ文化情報政策省. 2022年5月13日閲覧。
  9. ^ 最新鋭ロシア艦船に新たな損害か ウクライナが炎上と発表”. 産経新聞 (2022年5月13日). 2022年5月13日閲覧。

関連項目

[編集]