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キリーロ・ブダノフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キリーロ・ブダノフ
Кирило Олексійович Буданов
生誕 (1986-01-04) 1986年1月4日(38歳)[1]
ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の旗 ウクライナ・ソビエト社会主義共和国キーウ
所属組織 ウクライナ国防省情報総局
最終階級 中将[2]
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キリーロ・オレクシヨヴィッチ・ブダノフウクライナ語: Кирило Олексійович Буданов)は、ウクライナ軍人。2020年8月5日からウクライナ国防省情報総局長を務めている[3]ウクライナ英雄[4]

経歴

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2007年にオデッサ陸軍士官学校を卒業後、ウクライナ国防省情報総局特務部隊に配属された[1]

2014年からはウクライナ紛争に従軍して数回負傷[5]、2018年から2020年にかけては特殊任務に従事していたが、その詳細は機密扱いとなっている[1]

2020年半ば(詳細日時不明)、ウクライナ対外情報庁副長官に就任[6]

2020年8月5日、国防省情報総局長に就任[3]2022年のロシアによるウクライナ侵攻では9月にロシアとの捕虜交換交渉に参加し、アゾフ連隊の指揮官を含む215名の解放に導いた[1]

2023年に入り国防省で食料契約をめぐる汚職疑惑が発覚し、与党幹部が2月5日にオレクシー・レズニコウが国防大臣を更迭される見通しであると発言。ブダノフが後任の大臣に就くとされた[7][8]。しかし翌6日に発言は撤回され、7日にはウォロディミル・ゼレンスキー大統領が噂や偽情報の流布をやめるよう苦言を呈する形で一切の人事を否定した[9]

2023年5月29日に情報総局で会議中にロシア軍によるミサイル攻撃を受けて重症を負い、瓦礫の中から救出されヘリコプターでポーランドのジェシュフ軍事基地に運ばれ、ドイツのベルリンに移送され病院に収容されたことをRIAノーボスチがロシア治安当局者の話として報じた。6月15日にはチャンネル1が攻撃を受けて外部が損傷した情報総局本部とされる写真を放映したが、しかし入院したとされる病院はブダノフの入院を否定するなど真偽は不明である[10][11]。9月7日には中将への昇進が発表された[2]

不祥事

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2021年12月、Bihus.Infoウクライナ語版slidestvo.infoウクライナ語版は、数十億フリヴニャ相当の資金洗浄機関を主導すると見られているヴェーチスラウ・ストレフコフスキーの所有物件に、ブダノフとオレクサンドル・ゴギラシヴィリウクライナ語版内務副大臣が居住していると報じた[12]

栄典

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脚注

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出典

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  1. ^ a b c d Генерали перемоги. НВ називає 25 найвпливовіших українських військових” (ウクライナ語). nv.ua. 2022年10月19日閲覧。
  2. ^ a b УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №564/2023” (ウクライナ語). ウクライナ大統領府 (2023年9月7日). 2024年2月18日閲覧。
  3. ^ a b № 308/2020 Про призначення К.Буданова начальником Головного управління розвідки Міністерства оборони України” (ウクライナ語) (2020年8月5日). 2022年10月22日閲覧。
  4. ^ a b УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №57/2024” (ウクライナ語). ウクライナ大統領府 (2024年2月11日). 2024年2月18日閲覧。
  5. ^ Воєнна розвідка України отримала нового очільника”. Defense Express (2020年8月6日). 2022-10-22language=uk閲覧。
  6. ^ Новый руководитель ГУР отказался комментировать покушение на него” (ウクライナ語). Украинская правда. 2024年3月2日閲覧。
  7. ^ “ウクライナ国防相が交代へ、後任に情報機関トップ”. ロイター. (2023年2月6日). https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-minister-idJPKBN2UF0E6 2023年2月6日閲覧。 
  8. ^ “ウクライナ国防相が交代へ-与党の会派トップ”. bloomberg.co.jp. ブルームバーグ. (2023年2月6日). https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-02-05/RPML46T0G1KW01 2023年2月6日閲覧。 
  9. ^ “ゼレンスキー氏「うわさの流布」やめるよう呼びかけ、国防相人事巡り混乱”. ロイター. (2023年2月8日). https://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL6N34N0BX 2023年2月10日閲覧。 
  10. ^ “軍情報機関トップ重傷か ウクライナのブダノフ氏 露のミサイル攻撃で”. 産経新聞. (2023年6月16日). https://www.sankei.com/article/20230616-SLLXFKMGWZL6DHXAG2BIGZAEMY/ 2023年6月17日閲覧。 
  11. ^ “РИА Новости сообщило о ранении главы военной разведки Украины Кирилла Буданва. В ГУР заявили, что с ним все в порядке”. Meduza. (2023年6月3日). https://meduza.io/news/2023/06/16/ria-novosti-soobschilo-o-ranenii-glavy-voennoy-razvedki-ukrainy-kirilla-budanova-v-gur-zayavili-chto-s-nim-vse-v-poryadke 2023年6月17日閲覧。 
  12. ^ Гогілашвілі живе в маєтку організатора конвертцентрів і ділить його з керівником ГУР – ЗМІ”. pravda.com (2021年12月16日). 2022-10-22language=uk閲覧。
  13. ^ № 591/2022 Про нагородження відзнакою Президента України "Хрест бойових заслуг"” (ウクライナ語). ウクライナ大統領府 (2022年8月23日). 2022年10月22日閲覧。
先代
ヴァシル・バーバウクライナ語版
ウクライナ国防省情報総局長
第10代:2020年8月
次代
現職