ユーリー・ソドル
ユーリー・ソドル | |
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Ю́рій Іва́нович Со́доль | |
ソドル(2015年) | |
ウクライナ統合軍司令官 | |
任期 2024年2月11日 – 2024年6月24日 | |
大統領 | ウォロディミル・ゼレンスキー |
前任者 | セルヒイ・ナエフ |
後任者 | アンドリー・フナトフ |
個人情報 | |
生誕 | ユーリー・イヴァノヴィチ・ソドル 1970年12月26日(54歳) ウクライナ・ソビエト社会主義共和国チュフイフ |
教育 | スームィ高等砲兵指揮学校 ウクライナ国防大学校 |
受賞 | ウクライナ英雄 |
兵役経験 | |
所属国 | ウクライナ |
所属組織 | ウクライナ軍 |
軍歴 | 2003年~ |
最終階級 | 中将 |
指揮 | ウクライナ海兵隊 第25独立空挺旅団 |
戦闘 | ロシアのウクライナ侵攻 ドンバス戦争 |
ユーリー・イヴァノヴィチ・ソドル(ウクライナ語: Содоль Юрій Іванович、1970年12月26日 - )は、ウクライナの軍人。ウクライナ英雄[1]。
2024年2月11日から同年6月24日までウクライナ統合軍司令官を務めた[2]。
経歴
[編集]1992年にスームィ高等砲兵指揮学校、2002年にウクライナ国防大学校を卒業[3]。
2003年から空挺部隊に勤務。2007年に第25空挺旅団の司令官に任命された[4]。
2015年、ウクライナ空中機動軍副司令官に任命された。2018年3月6日、ウクライナ海兵隊司令官に任命された[5][6]。2018年12月5日、中将に昇進[7]。
2023年、作戦戦術グループ「ドネツク」を指揮した。
2024年2月11日、ゼレンスキー大統領によってウクライナ統合軍司令官に任命された[8]。
同年6月までにホルティツィア作戦軍の司令官として反転攻勢作戦以降にロシア軍に占領された地域の奪還のためにウクライナ軍を指揮した。しかし クラスノホリフカ防衛戦の状況を悪化させたとウクライナ人ジャーナリストに非難されている[9]。
2024年6月23日、 アゾフ旅団指揮官代理のボフダン・クロテヴィチによって「何千人もの味方兵士を殺害した無能」として批判され、ソーシャルメディアに告発された[10][11]。
この騒動にウクライナ国外のメディアも反応し、ワシントンポストは26日、「アゾフの指揮官は2022年のマリウポリ防衛まで遡ってソドルの失態を非難した。ソドルは東部戦線を指揮していた際、必要な弾薬を持たないままアゾフ旅団に前進を命じ、司令官が実行不可能だと反発すると調査を開始した。ソドルは軍を適切に指揮しておらず、彼の決定によってウクライナ軍、国家親衛隊、その他の防衛部隊の兵士が何千人も死亡し、前線での立場が弱まり広大な領土が失われた」と報じた[12]。
同年6月24日、ゼレンスキー大統領によって統合軍司令官を解任され[13][14]、後任にはアンドリー・フナトフ准将が起用された[15]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №78/2022”. ウクライナ大統領府. 2024年4月27日閲覧。
- ^ “Zelensky’s A-team: Who is who among Ukraine's new army commanders” (英語). www.france24.com (2024年2月17日). 2024年2月25日閲覧。
- ^ “Командование морской пехоты ВМСУ возглавил генерал-майор Юрий Содоль”. www.livejournal.com. 2024年4月27日閲覧。
- ^ “Честь или бесчестье 25-й бригады / Реалии / Независимая газета”. nvo.ng.ru. 2024年4月27日閲覧。
- ^ admin (2018年3月6日). “Юрій Содоль - командувач морської піхоти” (ウクライナ語). Мілітарний. 2024年4月27日閲覧。
- ^ “Командувач ВМС ЗС України представив особовому складу першого Командувача морської піхоти” (2018年3月6日). 2024年4月27日閲覧。
- ^ “УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №409/2018”. ウクライナ大統領府. 2024年4月27日閲覧。
- ^ “УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №71/2024”. ウクライナ大統領府. 2024年4月27日閲覧。
- ^ “止まらないロシア軍の前進、クラスノホリフカの状況は破局に近づく”. grandfleet.info (2024年5月11日). 2024年6月26日閲覧。
- ^ “アゾフ旅団がウクライナ統合軍司令官を告発、何千人もの味方を殺した”. grandfleet.info (2024年6月24日). 2024年6月24日閲覧。
- ^ “アゾフ旅団、解任されたソドル中将をマリウポリ防衛まで遡って失態を非難”. grandfleet.info (2024年6月26日). 2024年6月26日閲覧。
- ^ “アゾフ旅団、解任されたソドル中将をマリウポリ防衛まで遡って失態を非難”. grandfleet.info (2024年6月26日). 2024年6月26日閲覧。
- ^ “ゼレンスキー大統領、味方兵士を大勢殺したと告発された統合軍司令官を解任”. grandfleet.info (2024年6月24日). 2024年6月24日閲覧。
- ^ “УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №374/2024”. 2024年6月26日閲覧。
- ^ ロイター編集「ウクライナ大統領、統合軍司令官を解任」『Reuters』2024年6月24日。2024年6月26日閲覧。
外部リンク
[編集]- “полковник СОДОЛЬ Юрій Іванович”. http://www.vdv.mil.gov.ua/. ВДВ України. 2 серпня 2017閲覧。
- “Командувач морської піхоти пройде випробування на право носіння берета морського піхотинця”. https://www.ukrmilitary.com/. Ukrainian Military Pages (2018年5月8日). 9 травня 2018閲覧。
- “Командувач Морської піхоти Юрій Содоль: Ступінь подвигу підлеглого визначає його командир”. https://novynarnia.com/. Новинарня (2018年12月6日). 11 грудня 2018閲覧。
- З Героєм України генерал-лейтенантом Юрієм Содолем наші морпіхи готові прийняти найлютіший бій // АрміяINFORM — інформаційне агентство Міністерства оборони України. 2 березня 2022 року
先代 セルヒイ・ナエフ |
ウクライナ統合軍司令官 第2代:2024年2月 - 2024年6月 |
次代 アンドリー・フナトフ |