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お笑い第三世代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

お笑い第三世代(おわらいだいさんせだい)は、1980年以降にデビューした若手お笑い芸人を総称した俗称。

概要

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とんねるずダウンタウンウッチャンナンチャンB21スペシャルダチョウ倶楽部トミーズハイヒール清水圭・和泉修野沢直子ホンジャマカ清水ミチコ松本明子浅草キッドABブラザーズ出川哲朗130R今田耕司東野幸治伊集院光爆笑問題などが「お笑い第三世代」とされる。この名称については、小劇場演劇における主に1980年代に登場した世代を指す「第三世代」に由来するという[1]

フジテレビなどのマスコミや雑誌が彼らを「お笑い第三世代」と呼んだことで、漫才ブームやひょうきん族で活躍したビートたけし、紳助・竜介、明石家さんまらが「第二世代」となり、第二世代の上の世代が「第一世代」と位置づけられた[2]。俗にオーディション、養成所などから巣立ち、「徒弟制度から逸脱した芸人が台頭した世代」と定義されるが、それ以前の世代にもタモリなど特定の師匠を持たない者もいる[2]

特徴

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ラサール石井は著書の中で第三世代について、「なによりも『自分たちが面白い』ということが先決であり、『自分たちが面白い』ということをまず自分たちが喜び、それを見ている観客が共有して笑う。そういう『面白い空気』を楽しむところがあった」と評している[3]。また、第三世代のバラエティ番組の特徴として「ファミリー化」を挙げ、「出演者、スタッフが各番組でファミリー化し、お互いに交流することはほぼない。そして各ファミリーには楽しみ方のルールのようなものがあり、それをふまえた上でなければ笑えないというような雰囲気さえある」と述べている[4]

関連項目

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脚注

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  1. ^ 戸部田誠(てれびのスキマ)『1989年のテレビっ子』(双葉社、2016年)
  2. ^ a b 高田文夫、松岡昇、和田尚久『ギャグ語辞典』(2021年、誠文堂新光社)26-29頁
  3. ^ ラサール石井『笑いの現場―ひょうきん族前夜からM‐1まで』 p,103
  4. ^ ラサール石井『笑いの現場―ひょうきん族前夜からM‐1まで』 p,124