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森本毅郎

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
もりもと たけろう
森本 毅郎
プロフィール
愛称 タケロー（さん）
出身地 日本の旗 日本 東京府東京市中野区(現・東京都中野区)
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1939-09-18) 1939年9月18日（85歳）
最終学歴 慶應義塾大学文学部英文学科
職歴 協会：岡山→佐世保→神戸→東京
民放：TBS専属契約→フリーランス
活動期間 1963年 -
ジャンル 報道・情報・ナレーション
著名な家族 森本哲郎（兄）
公式サイト TBSラジオによるプロフィール
出演番組・活動
出演中 『噂の!東京マガジン』
『森本毅郎・スタンバイ!』
出演経歴 『NHKニュースワイド』
『そこが知りたい』
『スパスパ人間学!』
『情報ライブEZ!TV』など
アナウンサー: テンプレート - カテゴリ

森本 毅郎（もりもと たけろう、1939年〈昭和14年〉9月18日[1] - ）は、フリーアナウンサー・総合司会者。元NHKアナウンサー、ニュースキャスター。番組制作会社株式会社ラダック（LADAK）の設立者。TBSラジオで30年以上続く長寿番組であり「首都圏で最も聞かれている朝の情報番組」ともなった『森本毅郎・スタンバイ!』のパーソナリティ。また、やはり30年以上の長寿番組となったTBS→BS-TBS『噂の!東京マガジン』の総合司会を務め、テレビドラマや映画などへも出演している[2][3]。

来歴

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東京府東京市中野区（現在の東京都中野区）で7人兄弟姉妹の三男四女の三男として誕生。兄は森本哲郎（後に、評論家となる）。1944年12月、東京に戦火が落とされるのを恐れ、長野県長野市横沢町へ一家揃って疎開した。

東京都立富士高等学校、慶應義塾大学文学部英文学科を卒業[注 1]。慶應時代は劇研に所属し当時の仲間に石坂浩二がいる。後に石坂が主演した大河ドラマ草燃えるで森本がナレーションを担当した。

NHK時代

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1963年、NHKにアナウンサーとして入局。入局後は研修を経て、岡山放送局に配属。岡山放送局時代には高校野球の決勝戦中継も経験した。

その後、佐世保放送局 (当時、現在は長崎放送局傘下の支局)、神戸放送局を経て東京 (本部）へ異動。

1973年より、『新日本紀行』のナレーターを担当 ( - 1974年）。1974年より『女性手帳』の聞き手役を担当 （ - 1977年）。1977年より、『教養特集』のキャスターを担当（ - 1979年）。1980年4月7日からは『NHKニュースワイド』のキャスターを担当（ - 1984年 ）。

1984年2月29日に『NHKニュースワイド』にて「私事で恐縮ですが、今日を持ちましてニュースワイドを卒業します。それと同時にNHKを辞めます」と当時としては異例の「公開フリー宣言」を公表し、2月中に「NHKニュースワイド」を卒業、NHKも退職した[4]。

TBS専属時代

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その後TBSと専属契約。1984年5月7日から冠番組の『森本毅郎さわやかワイド』（ - 同年11月2日）と『森本ワイドモーニングEye』（後に『モーニングEye』に改題）の総合司会を担当（ - 1987年9月27日）。

1987年10月5日より、『ニュース22プライムタイム』のキャスター（ ‐ 1988年9月30日）

1989年10月1日より、『噂の!東京マガジン』の総合司会を担当 （ - 現在）。

1987年より、『そこが知りたい』の司会を担当（ - 1997年）。

1990年より、『悠々!お昼です』の司会を担当（ - 1991年）。

1990年より、ラジオの冠番組『森本毅郎・スタンバイ!』を担当（これがやがて「首都圏で一番聴かれている朝の情報番組」となり、2009年7月時点で、放送5000回を突破。現在も放送回数を増やし続けている）[5]。

1993年より、『わいど!ウォッチャー』の司会を担当 ( - 1995年)。

フリー時代

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1997年10月以降、専属契約を解除しフリーとなることを選択し、フジテレビやテレビ朝日などのTBS以外にも活動の場を広げる。なお日本テレビ以外は単発も含めて出演していたが、その期間は2007年3月で終了した。同年4月以降は現在まで、TBS・TBSラジオの番組に専念しているが、同局との専属契約ではない。

1997年より、フジテレビ・関西テレビの『スーパーナイト』の総合司会を担当 ( - 2001年）。

1999年より、TBS『スパスパ人間学!』の司会を担当 ( - 2005年）。

2001年より、フジテレビ・関西テレビの『EZ!TV』（後の『情報ライブ EZ!TV』）の総合司会を担当 ( - 2005年）

2001年4月より、テレビ朝日『グレートマザー物語』のナレーターを担当 ( - 2007年3月）。

2015年11月29日に放送した『噂の!東京マガジン』のエンディングで、腰の手術のためしばらく休養することを報告し[6]、しばらくして復帰。

現在、引き続き『噂の!東京マガジン』や『森本毅郎・スタンバイ!』などで活躍中。2022年4月1日に放送した『森本毅郎・スタンバイ!』のエンディングにて、森本自身5度目の腰の手術を行うことを公表した。2022年4月3日に放送した『噂の!東京マガジン』でも不在だったため、しばらく静養することを報告した。

2023年6月6日から発熱のため、『森本毅郎・スタンバイ!』を欠席。6月8日までは土井敏之が代理を務め、6月9日放送分は火曜日コメンテーターの酒井綱一郎が務めた。その後、6月12日放送で一度復帰したが、6月13日からは夏風邪の影響による軽度の肺炎として体調を考慮し、当面の間は休養することが発表された。それと同時に『噂の!東京マガジン』も当分の間、休演した。その後、『森本毅郎・スタンバイ!』には2024年1月17日放送分から復帰したが、同番組で（同年）1月8日放送分から復帰することを明かしたが、同日は発熱があったため出演を断念した[7]。このことを森本は「発熱で入院し、ご心配をおかけしました」と語っている[7]。

逸話

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職務関連の逸話
  • 2014年10月3日、『森本毅郎・スタンバイ!』において、御嶽山噴火の話題に触れ、雨の影響で捜索を中止した自衛隊の判断について批判する小沢遼子に対して、森本は「ちょっとの風が吹いたり、雨が降るとやめちゃう自衛隊」と同調した[8]。
  • 2019年11月8日に放送した『森本毅郎・スタンバイ!』にて6時57分頃の「朝刊読み比べ」のコーナー前、急に体調不良を訴え、この日の「スポーツスタンバイ」の担当予定でMC経験者でもある土井敏之アナウンサーが急遽出演した。その後森本は病院にて診察を受け、回復した[9]。この日は土井が最後まで放送終了まで進行し、森本自身は翌週から出演している。
  • 2021年11月1日に放送した『森本毅郎・スタンバイ!』では「聞こえねぇんだよ！」と怒声を上げ、アシスタントの遠藤泰子がうろたえる場面があったが、その場面が発生した後にCMに移った[10]。CM明けは前日（同年10月31日）に行われた第49回衆議院議員総選挙の話題を語っているため、同番組のリスナーはSNSで「森本さんがスタッフに対して怒っていたのではないか？」と解釈し、「ある意味放送事故」と反応したアカウントもあった[10]。
パーソナルデータ

現在の出演番組

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テレビ

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ラジオ

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活動歴

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テレビ番組 NHKアナウンサー時代

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報道番組
期間 番組名 役職
時期不明 ニュースセンター9時（NHK総合） ナレーター
1980年4月 1984年2月 NHKニュースワイド（NHK総合） 月 - 金曜版メインキャスター
報道番組以外（教養・紀行・ドラマなど）

NHK退職後の活動後（TBS専属時）

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報道・情報ワイドショー番組
期間 番組名 役職
1984年5月 1987年9月 森本毅郎さわやかワイド→森本ワイド モーニングEye 総合司会
1987年10月 1988年9月 JNNニュース22プライムタイム メインキャスター
1997年9月 そこが知りたい 司会
1990年4月 1990年9月 ぴりっとタケロー
1990年10月 1991年9月 悠々!お昼です
1993年3月 1995年3月 わいど!ウォッチャー→ウォッチャー
バラエティ・特別番組

TBS専属からフリーとして活動後

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テレビ番組

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TBS
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フジテレビ
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期間 番組名 役職 備考
1997年10月5日 2001年3月25日 スーパーナイト 司会
2001年4月1日 2005年9月25日 EZ!TV→情報ライブ EZ!TV
テレビ朝日
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その他
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  • ハイビジョン特集『偉大なる旅人 鄭和』（BShi、2006年2月1日・2月2日、ナレーター） - NHKアナウンサー退職後、22年ぶりに出演

ラジオ番組

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映画

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テレビドラマ

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下記のとおりであるが、各作品ともTBSが放送したドラマである。

著書

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  • 『ぼくの人間手帖』新潮社、1984年8月20日。（ISBN 978-4-1035-4401-2）
  • 『幸せのものさし』講談社 1985年 のち文庫（ISBN 978-4-0620-1499-1）
  • 『母のオルガン』講談社 1985年 のち文庫（ISBN 978-4-0618-4219-9）
  • 『ぼくのコーヒー・ブレイク : 森本毅郎スペシャル対談』毎日新聞社、1985年9月18日。（ISBN 978-4-0225-5400-0）
  • 『お早いご帰還』主婦の友社 1987年 （ISBN 978-4-0792-5360-4）
  • 『住まい面白発見』TBSラジオ編 丸善出版 1987年 （ISBN 978-4-6210-3198-8）
  • 『転勤を命ず』主婦の友社 1991年 （ISBN 978-4-0793-7474-3）
  • 『怒りの「正論」』講談社 1993年 （ISBN 978-4-0620-6428-6）
  • 『夢球場』学習研究社 1993年 （ISBN 978-4-0540-0153-4）

共著編

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翻訳

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単行本未収録小説

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  • 「ADたちの夜」『オール読物』1989年4月
  • 「赤い眼」『オール読物』1990年8月

CM

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その他

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関連人物

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  • 草野仁：森本と同じく、TBSでフリーアナウンサーデビューをした元NHKアナウンサー。

脚注

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[脚注の使い方]

注釈

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  1. ^ 富士高校の生徒会雑誌のインタビューに対して「西高（東京都立西高等学校）を受けたらみごとに落ちちゃって富士に入れられてしまった。まあこれが人生第一の挫折だ。（中略）志望大学に入れず、慶應に入ったんだ。これが第二の挫折」と述べた。
  2. ^ 「森本さんのV3」と宣伝したテレビCMもあった（こちらも1987年放送）。

出典

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  1. ^ a b 野村宏平、冬門稔弐「9月18日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、269頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。 
  2. ^ “出演者紹介”. 森本毅郎・スタンバイ！. TBSラジオ. 2021年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月30日閲覧。
  3. ^ “森本毅郎 | パーソナリティ一覧”. TBSラジオ. 2022年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月7日閲覧。
  4. ^ 「マスコミ・デスクメモ――一九八四年二～三月 / 編集部」『マスコミ市民 : ジャーナリストと市民を結ぶ情報誌』第198号、日本マスコミ市民会議、1985年1月1日、56 - 62頁。 NDLJP:3463949/30
  5. ^ a b “アーティストプロフィール 森本毅郎”. ラジオデイズ. ラジオカフェ. 2024年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月7日閲覧。
  6. ^ “森本毅郎、腰手術で番組「しばらくお休み」 あいうえお『噂の東京マガジン』で報告”. ORICON NEWS. オリコン (2015年11月29日). 2015年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月29日閲覧。
  7. ^ a b 「森本毅郎アナ、発熱での検査入院からラジオレギュラー番組生復帰…「やっぱりここ俺の居場所…どこまでも放送人間」」『スポーツ報知』2024年1月17日。オリジナルの2024年1月26日時点におけるアーカイブ。2024年9月7日閲覧。
  8. ^ ライブドアニュース編集部 (2014年10月4日). “社会評論家・小沢遼子氏が御嶽山の救助中止を非難「自衛隊は軍隊じゃない」”. ライブドア. 2024年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月5日閲覧。
  9. ^ “森本毅郎、体調不良でラジオ生放送を途中退席 サイトで無事報告「病院で診察を受け、回復」”. ORICON NEWS. オリコン (2019年11月8日). 2023年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月10日閲覧。
  10. ^ a b “TBSラジオ森本毅郎番組で「放送事故」 「聞こえねえんだよ！」ブチギレに騒然「結構マジなやつ」”. J-CASTニュース. ジェイ・キャスト (2021年11月1日). 2023年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月7日閲覧。
  11. ^ “シャノン・ヒギンス『阪神タイガースを本気で応援してまっか？』 幻冬舎”. 森本毅郎・スタンバイ！. スタンバイ・ブックナビ. TBSラジオ. 2024年9月7日閲覧。
  12. ^ 森本毅郎 - オリコンTV出演情報
  13. ^ 1984年・1986年は竹下景子、1985年は倍賞美津子がアシスタントを担当。

外部リンク

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先代
料治直矢
※「ネットワーク」
平日最終のJNNニュース
男性メインキャスター
（1987年10月 - 1988年9月）
「JNNニュース22プライムタイム」
次代
小川邦雄
※「JNNニュースデスク'88・'89」
出演テレビ番組
輝く!日本レコード大賞
出演ラジオ番組
関連項目
関連人物
第1回 - 第10回
第11回 - 第26回
（帝国劇場開催時）
第27回 - 第35回
（日本武道館開催時）
第36回 - 第45回
（TBS放送センター開催時）
第46回 -
（新国立劇場・中劇場開催時）
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