シャル・ウィ・ダンス? (テレビ番組)
『シャル・ウィ・ダンス?〜オールスター社交ダンス選手権〜』(シャルウィダンスオールスターしゃこうダンスせんしゅけん)は、日本テレビ放送網で2006年4月8日より2007年3月17日まで毎週土曜日19時から19時57分に放送されていた社交ダンスをテーマにしたバラエティ番組。
この番組は英国・BBC発の番組「ストリクトリー・カム・ダンシング」、世界各国で「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」として放送されているテレビ番組の日本版だが、日本では余り知られていない。理由は概要を参照。
概要
[編集]この番組は冒頭に述べた通りBBCの『Strictly Come Dancing』の日本版として製作されているが、日本版を製作するに至った背景として、日本テレビでかつて放送されていたバラエティ番組・『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』から派生した人気コーナー・「ウリナリ芸能人社交ダンス部」の姉妹編として、2005年12月30日に生放送した3時間の社交ダンス特別番組『芸能人社交ダンス選手権』が高視聴率を記録したことにある。
「社交ダンス選手権」は1年3か月後、レギュラー放送化が決定、当時低視聴率にあえいでいた土曜夜7:00のバラエティ番組(『ひらめ筋GOLD』)の後番組としてスタートした。なお、「社交ダンス選手権」で優勝した松坂慶子は、本番組で芸能人生初となるバラエティ番組のレギュラー出演(番組進行役)を果たすこととなった。この様に、もともとの「ウリナリ社交ダンス」の人気や出演者やナレーターが『ウリナリ』と同じことも踏まえ、本番組を『Strictly』ないしは『ダンシング』の日本版としてより“「ウリナリ社交ダンス」のレギュラー番組版”として捉えられることになる。
なお、2007年春改編で土曜19時枠に『天才!志村どうぶつ園』を移動させて放送することが決定(空いた木曜19時枠は『モクスペ』を放送)、3月17日放送分でレギュラー放送が終了した。2007年12月31日(約1年2か月ぶりの生放送)に3時間の復活特番を放送した。
また、ネットCMは放送開始当初は4分30秒あったが、2006年10月には、『NEWS ZERO』の金曜分のスポンサー枠1分確保があり、3分30秒に短縮された。
出演者
[編集]司会
[編集]スペシャルサポーター
[編集]審査員
[編集]- 大竹辰郎(第1-11シリーズ)
- 山本千恵子(第1シリーズ、第2シリーズ準々決勝-決勝、1day Special、第3シリーズ1回戦、第4-11シリーズ)
- 天野博文(第1シリーズ、第2シリーズ準々決勝-決勝、1day Special、第3-7シリーズ、第8シリーズ1回戦、第9-11シリーズ)
- 篠田雅子(第1-11シリーズ)
- 二ツ森みどり(第2シリーズ1回戦、第3シリーズ決勝)
- 石原市三(第2シリーズ1回戦、第8シリーズ決勝)
番組ルール
[編集]- 数回の放送を1シリーズとして、芸能人・有名人がプロの社交ダンサーとペアを組み、技術や魅了させた度合い等を競い、そのシリーズでの優勝を争う。
- 男性芸能人と女性プロ、女性芸能人と男性プロのペアリング(例外として男性芸能人が女性として出場したり、女性同士で組む場合もある)。
- 1回戦ごとに、各ペアの踊りぶりをプロの社交ダンサーと観客が審査。各ラウンドごとに下位数ペアが脱落していくノックアウト方式。
- ラウンドによっては、更に視聴者の電話投票も加わる。
- 合計得点が同点の場合、観客審査が優先される。
第1シリーズ(2006年3月21日-5月27日)
[編集]- 1-2回戦→全9ペアが踊り、プロ・観客・視聴者(1回戦終了後に電話にて投票実施)が審査。2回の合計点の下位3ペアが失格。
- 3回戦→勝ち残った6ペアが踊り、プロ・観客・視聴者(2回戦終了後に電話にて投票実施)が審査。点数の下位1ペアが失格。
- 4回戦→勝ち残った5ペアが踊り、プロ・観客・視聴者(3回戦終了後に電話にて投票実施)が審査。点数の下位2ペアが失格。
- 敗者復活戦→これまでに失格になった6ペアが踊り、プロ・観客が審査。最多得点を得た1チームのみ敗者復活となり、準決勝で合流。
- 準決勝→勝ち残り3ペアに敗者復活ペアを加えた4ペアで踊り、プロ・観客が審査。点数の下位1ペアが失格。
- 決勝→勝ち残り3ペアで踊り、プロ・観客が審査。最多得点を得たペアが優勝。
第2シリーズ(2006年6月3日-7月22日)
[編集]- 1回戦→全8ペアが踊り、プロ・観客が審査。下位2ペアが失格。
- 準々決勝→勝ち残った6ペアが踊り、プロ・観客・視聴者(1回戦終了後に電話にて投票実施)が審査。点数の下位1ペアが失格。
- 準決勝→勝ち残った5ペアが踊り、プロ・観客・視聴者(準々決勝終了後に電話にて投票実施)が審査。点数の下位2ペアが失格。
- 敗者復活戦→これまでに失格になった5ペアが踊り、プロ・観客が審査。最多得点を得た1ペアのみ敗者復活となり、決勝で合流。
- 決勝→勝ち残り3ペアに敗者復活ペアを加えた4ペアで踊り、プロ・観客が審査。最多得点を得たペアが優勝。
1day Special(2006年7月29日)
[編集]- プロ・観客が審査。最多得点を得たペアが優勝。
第3シリーズ(2006年9月2日-9日)
[編集]- 1回戦→プロ・観客が審査。
- 決勝戦→プロ・観客が審査。1回戦終了後に実施された電話投票と、1回戦の総合ランキングを加え、最多得点を得たペアが優勝。
第4シリーズ(2006年9月16日-10月7日)
[編集]- 1回戦→プロ・観客が審査。
- 決勝戦→プロ・観客が審査。1回戦終了後に実施された電話投票と、1回戦の総合ランキングを加え、最多得点を得たペアが優勝。
第5シリーズ(2006年10月21日-11月4日)
[編集]- 1回戦→プロ・観客が審査。ブロックごとに評価し、各上位3ペアが決勝進出。
- 決勝戦→プロ・観客が審査。1回戦の総合ランキングを加え、最多得点を得たペアが優勝。
シャル・ウィ 天下一舞踏会(2006年11月11日)
[編集]- 特別審査員(南原・松坂・勝俣)と電話投票による審査。
第6シリーズ(2006年11月18日-25日)
[編集]- 1回戦→プロ・観客が審査。
- 決勝戦→プロ・観客が審査。1回戦終了後に実施された電話投票と、1回戦の総合ランキングを加え、最多得点を得たペアが優勝。
第7シリーズ(2006年12月9日-16日)
[編集]- 1回戦→プロ・観客が審査。
- 決勝戦→プロ・観客が審査。1回戦終了後に実施された電話投票と、1回戦の総合ランキングを加え、最多得点を得たペアが優勝。
第8シリーズ(2007年1月20日-27日)
[編集]- 1回戦→プロ・観客が審査。
- 決勝戦→プロ・観客が審査。1回戦終了後に実施された電話投票と、1回戦の総合ランキングを加え、最多得点を得たペアが優勝。
第9シリーズ(2007年2月3日-17日)
[編集]- 1回戦→プロ・観客が審査。ブロックごとに評価し、各上位3ペアが決勝進出。
- 決勝戦→プロ・観客が審査。1回戦の総合ランキングを加え、最多得点を得たペアが優勝。
第10シリーズ(2007年2月24日-3月3日)
[編集]- 1回戦→プロ・観客が審査。
- 決勝戦→プロ・観客が審査。1回戦終了後に実施された電話投票と、1回戦の総合ランキングを加え、最多得点を得たペアが優勝。
第11シリーズ(2007年3月10日-17日)
[編集]- 1回戦→プロ・観客が審査。
- 決勝戦→プロ・観客が審査。1回戦終了後に実施された電話投票と、1回戦の総合ランキングを加え、最多得点を得たペアが優勝。
出場ペア
[編集]★印は優勝ペア
種目・曲名に関しては公式サイト参照のこと
第1シリーズ
[編集]- 松本伊代-増田大介
- 角田信朗-児玉麻里子★
- 水前寺清子-早川午朗
- レイザーラモンHG-和田恵
- 桂三枝(現・六代目桂文枝)-及川千富美
- 大島美幸(森三中)-長井一平
- 安めぐみ-石川浩之
- 江守徹-早川良枝
- 高橋惠子-大村淳毅
第2シリーズ
[編集]1day Special
[編集]第3シリーズ
[編集]第4シリーズ
[編集]第5シリーズ
[編集]Aブロック
[編集]Bブロック
[編集]シャル・ウィ 天下一舞踏会
[編集]- 朝丘雪路-ichi
- 紫吹淳-EBATO
- パパイヤ鈴木-榎本雅美
- KABA.ちゃん-RYOKO ★
- 金子貴俊-ASAMI
- Nana(MAX)-前田亨
- 安めぐみ-山響康裕
- 森下千里-中沢菜芳
第6シリーズ
[編集]第7シリーズ
[編集]第8シリーズ
[編集]第9シリーズ
[編集]Aブロック
[編集]Bブロック
[編集]第10シリーズ
[編集]第11シリーズ
[編集]- 桂三枝(現・六代目桂文枝)-及川千富美
- 小川直也-長井郁子
- さとう珠緒-石原正三 ★
- インリン・オブ・ジョイトイ-大村淳毅
- 大島美幸(森三中)-長井一平
- 庄司智春(品川庄司)-矢部浩子
放送データ
[編集]放送回 | 放送日 | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|
第1回 | 2006/04/08 | 18.7% | 2時間SP |
第2回 | 2006/04/15 | 11.7% | |
第3回 | 2006/04/22 | 9.5% | |
第4回 | 2006/04/29 | 9.6% | |
第5回 | 2006/05/20 | 9.7% | |
第6回 | 2006/05/27 | 13.3% | |
第7回 | 2006/06/03 | 13.5% | 2時間SP |
第8回 | 2006/06/10 | 11.6% | |
第9回 | 2006/06/24 | 9.5% | |
第10回 | 2006/07/08 | 7.7% | |
第11回 | 2006/07/22 | 10.4% | |
第12回 | 2006/07/29 | 12.0% | |
第13回 | 2006/08/12 | 8.0% | |
第14回 | 2006/09/02 | 8.2% | |
第15回 | 2006/09/09 | 10.9% | |
第16回 | 2006/09/16 | 11.0% | |
第17回 | 2006/10/07 | 10.5% | 2時間半SP |
第18回 | 2006/10/21 | 8.3% | |
第19回 | 2006/10/28 | 8.3% |
- 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ調べ
スタッフ
[編集]- ナレーター:奥田民義(後時間番組の「世界一受けたい授業」も担当。)
- 構成:藤井やすひろ、上野耕平、さだ、池谷フューチャ、高松宏美、武洋行/石原健次
- 企画:BBC Entertainment
- スーパーバイザー:中川勲
- 美術:高津光一郎
- デザイン:本田恵子
- 装置:才原裕二
- オブジェ:大川啓介
- 装飾:吉田浩、小池長寿
- 衣装:松沢味季
- メイク:鷹部麻理
- 電飾:阿部幸子
- CG:神谷渉、奥田真也
- TM:福王寺貴之
- TP:鴇田晴海
- カメラ:青木芳行
- SW:米田博之
- 音声:三石敏生
- VE:佐藤満
- 照明:下平好実
- 特機:イエローフラッグ
- 編集:兵藤真澄
- MA:石塚亮
- TK:山沢啓子
- 音効:保苅智子(サウンドエッグノッグ)
- 編曲:岩本正樹
- バンド演奏:東京スクールオブミュージック専門学校
- ヴォーカル:三谷泰弘、国分友里恵
- トレーナー:中島好亜希
- 広報:立柗典子
- 資料提供:月刊ダンスビュウ(モダン出版株式会社)
- 映像提供:有限会社セグエ
- 技術協力:NTV映像センター、TELETECH MEDIAPARK
- 衣装協力:imac
- ダンス衣装協力:ドレス工房つきおか、タカ ダンスファッション、YANAGIDA danceWear、モード加賀、ダンスコスチュームハセベ、東京トリキン株式会社、Chacott、日本スーパーダンス販売、ケント、ダンスファッション ヌイ
- 監修:二ツ森司、二ツ森亨、二ツ森由美
- AD:吉筋公美、干場備前、古賀光輝、大輪和孝
- デスク:藤島悦子、小林祐子
- AP:三浦正義、中附智貴、関口加寿子、杉原洋子、クリスティーナ智子テッシュナー
- 協力:マセキ芸能社
- 制作協力:acro、Spice Factory、THE WORKS、極東電視台
- ディレクター:鮫島治子、池田創一、堀田康貴、石崎史郎
- 演出:植木一実、伴在正行、長田昌之、寺野慎一郎、南波昌人、黒川高
- プロデューサー:大山恭平/斉藤匠、木藤憲治(Spice Factory)、天笠ひろ美(THE WORKS)、中村昌哉(極東電視台)、糸井聖一
- プロデューサー・演出:加藤幸二郎
- チーフプロデューサー:吉川圭三
- 製作著作:日本テレビ
オフィシャルCD&DVD
[編集]Music Collection for StandardとMusic Collection for Latinの2枚が発売されている。番組で使用されたオリジナルアレンジの楽曲を30曲収録、CD、DVDの2枚組。Music Collection for Standardには角田信朗・児玉麻里子ペアのクイックステップ、Music Collection for Latinには松坂慶子・山本喜洋ペアのルンバが映像特典としてDVDに収録されている。
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- シャル・ウィ・ダンス? - ウェイバックマシン(2006年4月11日アーカイブ分)
日本テレビ系 土曜19時枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
シャル・ウィ・ダンス?
〜オールスター社交ダンス選手権〜 |
天才!志村どうぶつ園
(木曜19:00より移動) |