厚別区
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あつべつく 厚別区 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 北海道地方 | ||||
都道府県 | 北海道 石狩振興局 | ||||
市 | 札幌市 | ||||
市町村コード | 01108-8 | ||||
面積 |
24.38km2 | ||||
総人口 |
123,389人 [編集] (住民基本台帳人口、2024年11月30日) | ||||
人口密度 | 5,061人/km2 | ||||
隣接自治体 隣接行政区 |
札幌市(白石区、清田区) 江別市、北広島市 | ||||
厚別区役所 | |||||
所在地 |
〒004-8612 北海道札幌市厚別区厚別中央1条5丁目3-2 北緯43度2分10.8秒 東経141度28分29秒 / 北緯43.036333度 東経141.47472度 | ||||
外部リンク | 札幌市厚別区 | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
[編集]厚別区は札幌市10区の中では最も面積の小さな区である[1]。標高7 mほどの平野部と標高40 mほどの丘陵部に分かれており、丘陵部は地質学的に野津幌川を境に北側を「野幌丘陵」、南側を「厚別台地」と呼ばれている[1]。江別市と北広島市にかけてある「道立自然公園野幌森林公園」は、日本国内では数少ない大都市近郊においてまとまった森林(平地林)が残されている。
-
厚別川(2011年6月)
気候
[編集]気候は札幌の都心部と比べて季節風(モンスーン)が強く、降雨・降雪量ともに多い傾向になっている[1]。
歴史
[編集]「厚別区の年表」参照[2]
- 1882年(明治15年):官営幌内鉄道(札幌—幌内)開通。
- 1883年(明治16年):河西由造らが白石村内の現在の厚別駅付近、中沢兼三郎ら現在の厚別東に入植。
- 1885年(明治18年):安住勘五郎と駒林鉄五郎らが白石村内の現在の大谷地、小ヶ口石松らが現在の上野幌、石松弥七と小ヶ口石太郎が現在の厚別町下野幌に入植。
- 1889年(明治22年):秋本槌五郎が白石村内の現在の厚別町小野幌に入植。
- 1890年(明治23年):江別街道(札幌—江別、現在の国道12号の前身)完成。
- 1894年(明治27年):厚別(あしりべつ)川のやや東に厚別駅開設。駅名の読みを「あつべつ」とした。
- 1902年(明治35年):白石村と上白石村が合併し、白石村となる。
- 1909年(明治42年):小樽の山本久右衛門が山本地区開墾着手。
- 1913年(大正 2年):小野幌地区の一部を江別村(現在の江別市)から白石村に編入。
- 1926年(大正15年):大谷地駅、野津幌駅(現在の上野幌駅)開設。
- 1944年(昭和19年):北海道陸軍兵器補給廠厚別弾薬庫設置(1969年移転完了)。
- 1950年(昭和25年):白石村と札幌市が合併。札幌市役所白石支所厚別分室開設。
- 1958年(昭和33年):ひばりが丘団地造成開始(1966年完了)。
- 1962年(昭和37年):下野幌第1団地(現在の青葉町団地)造成開始(1968年完了)。北星学園大学開校。
- 1967年(昭和42年):下野幌第2団地造成開始(1981年完了)。
- 1968年(昭和43年):野幌森林公園が道立公園指定(道立自然公園野幌森林公園)。下野幌第3団地(現在のもみじ台団地)造成開始(1980年完了)。
- 1970年(昭和45年):北海道百年記念塔完成。
- 1971年(昭和46年):北海道開拓記念館開館(2015年にリニューアルし、北海道博物館と改称)。
- 1972年(昭和47年):札幌市が政令指定都市に移行し、行政区制施行。白石区となる。「厚別副都心開発基本計画」策定。
- 1973年(昭和48年):白石区厚別出張所移転。新札幌駅開設。千歳線(北広島—白石)複線化。
- 1974年(昭和49年):白石サイクリングロード(現在の北海道道1148号札幌恵庭自転車道線)開通(2004年に北広島市まで延伸、2008年に厚別区間の愛称が「陽だまりロード」となる)。南郷通全線開通。
- 1976年(昭和51年):札幌市厚別温水プールオープン(2004年現在地に移転)。札幌市営地下鉄東西線(琴似—白石)開業。
- 1977年(昭和52年):サンピアザショッピングセンターオープン。
- 1979年(昭和54年):道央自動車道(北広島—大谷地)開通。
- 1980年(昭和55年):雪印スケートセンターオープン(2001年閉鎖)[3]。
- 1981年(昭和56年):札幌市白石区体育館(現在の札幌市厚別区体育館)開館。札幌市青少年科学館開館。
- 1982年(昭和57年):大谷地バスターミナル開設。地下鉄東西線が新さっぽろ駅まで延伸。サンピアザ水族館オープン。
- 1983年(昭和58年):北海道開拓の村オープン。
- 1984年(昭和59年):森林公園駅開設。
- 1986年(昭和61年):札幌市エレクトロニクスセンターオープン。
- 1987年(昭和62年):札幌市第2白石区民センター(現在の札幌市厚別区民センター)・札幌市厚別図書館開館。札幌厚別公園競技場完成。
- 1989年(平成元年):白石区から分区し、厚別区となる。
- 1990年(平成 2年):新さっぽろ駅ターミナルビル北棟(デュオ-1)オープン、新札幌バスターミナル開設。
- 1992年(平成 4年):新さっぽろ駅ターミナルビル南棟(デュオ-2)オープン。
- 1996年(平成 8年):札幌市厚別区土木センター開設。
- 2009年(平成21年):札幌市リユースプラザ開設。厚別をイメージした歌「またここであいましょう」制作[4]。
- 2013年(平成25年):大谷地駅前通全線開通。
- 2015年(平成27年):「新さっぽろ駅周辺地区まちづくり計画」策定。[注釈 1]
- 2023年(令和 5年) : 新札幌駅・新さっぽろ駅周辺地域の再開発完了。
地名の由来
[編集]アイヌ語の「ハシ・ペッ」(カンボクの中を流れる川)、あるいは「アッ・ペッ」(オヒョウダモのある川、または魚のとれる豊かな川)に由来する[5]。
人口
[編集]- 1990年 112,623
- 1995年 122,738
- 2000年 127,718
- 2005年 129,720
- 2010年 128,492
- 2015年 127,767
官公署
[編集]- 国の機関
-
札幌東税務署(2015年4月)
- 独立行政法人・特殊法人等
- 地域医療機能推進機構札幌北辰病院
- 健康管理センター
- 日本年金機構新さっぽろ年金事務所
- 東日本高速道路北海道支社
-
JCHO札幌北辰病院(2015年4月)
公共施設
[編集]- 札幌市厚別区民センター
- 札幌市厚別保健センター(厚別区役所内)
- 札幌市厚別区土木センター
- 札幌市厚別西地区センター
- 札幌市厚別南地区センター(上野幌小学校内)
- 札幌市東部市税事務所(札幌市交通局内)
- 札幌市厚別老人福祉センター
- 札幌市エレクトロニクスセンター
- あいワーク厚別(厚別区役所内)
- 札幌市交通局
- 札幌市水道局南部水道センター厚別分室
- 札幌市厚別水再生プラザ
- 札幌市厚別下水汚泥コンポスト工場
- 札幌市リユースプラザ
- 札幌市厚別地区リサイクルセンター(リユースプラザ内)
- 山本処理場
-
札幌市交通局・札幌市東部市税事務所(2012年5月)
-
札幌市エレクトロニクスセンター(2020年9月)
文化施設
[編集]-
札幌市青少年科学館(2018年11月)
-
サンピアザ水族館(2018年11月)
-
札幌市厚別図書館(2014年9月)
スポーツ施設
[編集]-
札幌厚別公園競技場(2011年8月)
-
札幌市厚別区体育館(2008年4月)
公的機関
[編集]警察
[編集]- 北海道警察高速道路交通警察隊
- 北海道札幌方面厚別警察署・厚別優良運転者免許更新センター
- 信濃交番、森林公園交番、ひばりが丘交番、上野幌交番、新札幌交番、もみじ台交番
-
厚別警察署(2008年4月)
消防
[編集]- 札幌市厚別消防署
- 厚別西出張所、もみじ台出張所
-
厚別消防署(2014年9月)
病院
[編集]「医療機関名簿(厚別区)」参照[6]
- 厚別耳鼻咽喉科病院
- 大谷地病院
- 交雄会新さっぽろ病院
- 桜台明日佳病院
- 札幌徳洲会病院
- 札幌ひばりが丘病院
- 新札幌循環器病院
- 新札幌整形外科病院
- 新札幌聖陵ホスピタル
- 新さっぽろ脳神経外科病院
- 新札幌パウロ病院
- 新札幌豊和会病院
- 地域医療機能推進機構札幌北辰病院(JCHO札幌北辰病院)
- 北央病院
-
大谷地病院(2010年11月)
-
札幌徳洲会病院(2015年4月)
電力・ガス
[編集]コミュニティ放送局
[編集]- BIPSC(RADIOワンダーストレージ FMドラマシティ)
教育機関
[編集]大学・短期大学
[編集]- 札幌学院大学 新札幌キャンパス
- 北星学園大学
- 北星学園大学短期大学部
- 星槎大学札幌学習センター
-
札幌学院大学 新札幌キャンパス(2021年7月)
-
北星学園大学・北星学園大学短期大学部(2004年9月)
専修学校
[編集]- 札幌看護医療専門学校
-
札幌看護医療専門学院(2021年7月)
高等学校
[編集]- 道立
- 私立
- 北星学園大学附属高等学校
- 星槎国際高等学校札幌学習センター
中学校
[編集]- 市立
- 私立
- 星槎もみじ中学校
小学校
[編集]- 札幌市立信濃小学校
- 札幌市立小野幌小学校
- 札幌市立新札幌わかば小学校
- 札幌市立共栄小学校
- 札幌市立ひばりが丘小学校
- 札幌市立厚別西小学校
- 札幌市立厚別北小学校
- 札幌市立大谷地東小学校
- 札幌市立厚別通小学校
- 札幌市立厚別東小学校
- 札幌市立もみじの丘小学校
- 札幌市立もみじの森小学校
- 札幌市立ノホロの丘小学校
特別支援学校
[編集]認定こども園
[編集]- 幼保連携型認定こども園ひばりが丘明星幼稚園[7]
- 認定こども園もみじ台幼稚園[7]
- 認定こども園いちい幼稚園・保育園[7]
- 認定こども園おおやち[7]
- 認定こども園新さっぽろ幼稚園・保育園[7]
- 認定こども園桜台いちい幼稚園・保育園[7]
- 認定こども園札幌あおば幼稚園[7]
- 認定こども園厚別さくら木保育園[7]
幼稚園
[編集]- 市立
- 札幌市立あつべつきた幼稚園
- 私立
認可保育所
[編集]経済・産業
[編集]産業団地
[編集]- 札幌テクノパーク
- 厚別地区軽工業団地
- 厚別地区第2軽工業団地
-
第1テクノパーク(2015年4月)
-
第2テクノパーク(2015年4月)
組合
[編集]商業施設
[編集]- ショッピングセンター
- イオン北海道(イオングループ)
- イオン札幌厚別ショッピングセンター(旧西友厚別店)
- イオン新さっぽろ店(サンピアザ内)
- ホクノー
- もみじ台ショッピングセンター
- 札幌副都心開発公社
- 新さっぽろアークシティ サンピアザ
- イオン新さっぽろ店
- カテプリ
- 新さっぽろアークシティ デュオ
- 新さっぽろアークシティ サンピアザ
- 大和リース
- BiVi新さっぽろ
- エルム
- セントラルリーシングシステム
- 札幌ひばりが丘タウンプラザ
-
もみじ台ショッピングセンター(2015年4月)
-
イオン新さっぽろ店(2015年10月)
-
カテプリ(2008年3月)
-
キャポ大谷地(2012年5月)
- スーパーマーケット・ディスカウントストア
- イオン北海道(イオングループ)
- ラルズ(アークスグループ)
- スーパーアークス イースト(札幌ひばりが丘タウンプラザ内)
- 東光ストア(アークスグループ)
- 大谷地店(キャポ大谷地内)
- 生活協同組合コープさっぽろ
- ひばりが丘店
- 新さっぽろ店
- ホクノー
- 中央店(もみじ台ショッピングセンター内)
- 新札幌店
- 厚別東2号店
- 厚別5条店
- 大槻食材
- C&Cキャロット新さっぽろ店
- 寿司
- 卸売スーパー新さっぽろ店
- トライアルカンパニー
- スーパーセンタートライアル厚別店
- 神戸物産
- 業務スーパー上野幌店
- 業務スーパー厚別西店
- ドン・キホーテ(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)
- ドン・キホーテ厚別店(イオン札幌厚別SC内)
金融機関
[編集]- 銀行
- 協同組織金融機関
- 北海道信用金庫新札幌支店
- 空知信用金庫厚別支店
- 北門信用金庫厚別西支店
- 北央信用組合厚別支店
- JAバンク北海道(北海道信用農業協同組合連合会)JAさっぽろ厚別支店
郵便
[編集]- 厚別郵便局(集配局)
-
厚別郵便局(2009年3月)
宅配便
[編集]交通
[編集]→「札幌市の交通」も参照
鉄道
[編集]-
大谷地駅改札口(2012年5月)
-
地下鉄新さっぽろ駅改札口(2017年2月)
バス
[編集]かつては札幌市交通局がバス路線(札幌市営バス)を運行していたが、段階的に民間事業者に路線を移譲し、2004年(平成16年)に廃止となった。
- バスターミナル
-
新札幌バスターミナル(2007年3月)
-
大谷地バスターミナル(2006年9月)
- 路線バス
- 空港連絡バス
- 北都交通
- 北海道中央バス
- 高速バス
- 道南バス
- 北海道中央バス
タクシー
[編集]- 共同交通(北海道交運グループ)
- 札幌交通(北海道交運グループ)
道路
[編集]-
札幌南本線料金所(2017年6月)
文化財
[編集]「札幌市内の文化財」参照[9]
- 国指定
-
旧開拓使工業局庁舎(2022年7月)
観光・レジャー
[編集]- 新札幌副都心
- 小野幌青少年キャンプ場
- 道立自然公園野幌森林公園
- 雪印種苗
- 雪印種苗園芸センター
- 恵庭荘
- 雪印バター誕生の記念館
- 旧出納邸
- 札幌恵庭自転車道線(陽だまりロード)
-
道立自然公園野幌森林公園(2014年8月)
-
北海道博物館(2015年4月)
-
北海道開拓の村(2015年4月)
-
旧出納邸(2008年8月)
祭事・催事
[編集]→「札幌市 § 祭事・催事」も参照
- 新さっぽろ冬まつり(1月)
- あつべつ花フェスタ(春・秋開催)
- 夢市場あつべつ(5月から10月まで月1回開催)
- 桜台夏まつり(7月)
- 厚別区民まつり(7月)
- もみじ台納涼まつり(ホクノー祭り)(8月)
- 青葉町夏まつり(8月)
- 秋のふるさとまつり(9月)
- 厚別区スポーツチャレンジ(10月)
出身人物
[編集]→「札幌市出身の人物一覧」および「Category:札幌市出身の人物」も参照
50音順
- 加藤浩次(極楽とんぼメンバー)
- 工藤蓮(ホスト)
- 坂本功貴(元体操選手)
- 須藤泰司(映画プロデューサー)
- 菅原浩志(映画監督)
- 高橋春香(声優)
- 古田寛幸(プロサッカー選手)
- 堀米悠斗(プロサッカー選手)
- 本多平直(政治家)
- 村本明久(俳優)
- 山本大貴(プロ野球選手)
- 鷲田小彌太(哲学者)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “厚別区の現況・歴史”. 札幌市厚別区. 2018年2月28日閲覧。
- ^ “厚別区の年表”. 札幌市厚別区. 2018年2月28日閲覧。
- ^ “雪印スケートセンター月末閉鎖*市民アイスホッケー練習場不足*札幌市内”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2001年9月29日). 2017年2月28日閲覧。
- ^ “厚別をイメージした歌”. 札幌市厚別区. 2018年2月28日閲覧。
- ^ “厚別の現況・歴史”. 札幌市厚別区. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “医療機関名簿(厚別区)”. 札幌市. 2018年2月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “厚別区の幼稚園を選ぶ”. 札幌市私立幼稚園連合会. 2018年2月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “認可保育所(厚別区)”. 札幌市. 2018年2月28日閲覧。
- ^ “札幌市内の文化財(場所から探す)”. 札幌市. 2018年2月28日閲覧。