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空知総合振興局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 北海道 > 空知総合振興局(旧・空知支庁
空知総合振興局 管内のデータ
自治体コード 01420-6
発足 2010年4月1日
空知支庁から改組)
面積 5,791.59 km²
(2024年10月1日)
世帯数 127,718世帯
(2020年10月1日 国勢調査
総人口 260,783
(2024年11月30日 住民基本台帳)

隣接している
振興局管内

石狩振興局胆振総合振興局
上川総合振興局留萌振興局
空知総合振興局(旧・空知支庁)
所在地 〒068-8558
岩見沢市8条西5丁目
空知総合振興局庁舎
外部リンク 空知総合振興局

空知総合振興局(そらちそうごうしんこうきょく)は、北海道総合振興局のひとつ。振興局所在地は岩見沢市2010年平成22年)4月1日空知支庁に代わって発足した。

歴史

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所管

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従来の空知支庁から雨竜郡幌加内町を除いた地域となる。これは、幌加内町が士別市を始めとする上川管内の自治体と経済的に強く結びついていることが理由である。その一方で岩見沢市と結び付きが強い石狩郡新篠津村は支庁再編後も石狩振興局に属しているほか、札幌市江別市北広島市と同一市外局番空知郡南幌町も移管されずに空知総合振興局に残留している。

また、条例により「広域で所管することが望ましい業務」に関しては空知総合振興局が隣接する石狩振興局管内を含む石狩・空知地方全域において事務を担当する。

14支庁を9総合振興局・5振興局へ再編する北海道総合振興局設置条例では、道央総合振興局(どうおうそうごうしんこうきょく)の名称で、石狩支庁より改組される石狩振興局を下部組織として設置する予定であったが、「格下げ」に対する反発が生じたことから2009年(平成21年)3月に条例を改正。名称を支庁と同じ「空知総合振興局」とし、石狩振興局については総合振興局と同等の地位(地方自治法上の支庁)とされた。なお、空知支庁よりも人口の多い石狩支庁が格下げの対象とされたのは札幌一極集中の助長を防ぐためとされる。

人口

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都市雇用圏(10% 通勤圏)の変遷

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以下は、空知総合振興局(旧・空知支庁)管内における都市雇用圏(10% 通勤圏、中心都市の DID 人口が1万人以上)の変遷である。一般的な都市圏の定義については都市圏を参照のこと。

  • 10% 通勤圏に入っていない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。
自治体
('80)
1980年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 自治体
(現在)
深川市 深川 都市圏
35376人
深川 都市圏
30652人
深川 都市圏
28770人
深川 都市圏
35079人
深川 都市圏
32784人
深川 都市圏
29901人
深川市
妹背牛町 - - - 妹背牛町
秩父別町 - - - 秩父別町
北竜町 - - - - - - 北竜町
沼田町 - - - - - - 沼田町
雨竜町 - - - - - - 雨竜町
新十津川町 滝川 都市圏
60610人
滝川 都市圏
96034人
滝川 都市圏
92022人
滝川 都市圏
94421人
滝川 都市圏
90141人
滝川 都市圏
96779人
新十津川町
滝川市 滝川市
奈井江町 - 奈井江町
上砂川町 - 上砂川町
砂川市 砂川 都市圏
25355人
- 砂川市
歌志内市 - - - 歌志内市
赤平市 赤平 都市圏
25467人
赤平 都市圏
19407人
- - - 赤平市
芦別市 - 芦別 都市圏
25078人
芦別 都市圏
22931人
芦別 都市圏
21026人
- - 芦別市
浦臼町 - - - - - - 浦臼町
月形町 - - - - - - 月形町
美唄市 美唄 都市圏
38550人
美唄 都市圏
35165人
美唄 都市圏
33434人
美唄 都市圏
31181人
美唄 都市圏
29083人
美唄 都市圏
26034人
美唄市
三笠市 岩見沢 都市圏
111714人
岩見沢 都市圏
105884人
岩見沢 都市圏
108027人
岩見沢 都市圏
109857人
岩見沢 都市圏
105604人
岩見沢 都市圏
100366人
三笠市
岩見沢市 岩見沢市
栗沢町
北村 - -
夕張市 夕張 都市圏
41715人
- - - - - 夕張市
栗山町 - - - - - - 栗山町
由仁町 - - - - - - 由仁町
長沼町 - - - - - - 長沼町
南幌町 - - 札幌 都市圏 札幌 都市圏 札幌 都市圏 札幌 都市圏 南幌町

人口変遷

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2021年令和3年)現在、人口1万人未満の市は日本国内に4市存在するが、その全てが同管内にある(歌志内市夕張市三笠市赤平市)。中でも歌志内市は日本で最も人口の少ない市であり、3千人を割っている。2015年平成27年)度の日本の市の人口順位では、人口の少ない市10位までにこの4市に加え更に芦別市も加わる。これら5市の全ては、過去に炭鉱で栄えて人口が増えたものの、その後のエネルギー革命による石炭産業の崩壊(特に動力近代化計画で日本国内における蒸気機関車の大量淘汰によって国鉄における石炭の需要が消滅した)で人口が急減したという共通点を持つ。2020年現在、空知管内の10市で市制施行基準の人口(2020年現在は人口5万人)を上回っているのは岩見沢市のみである。岩見沢市と滝川市以外の8市は、人口3万人(平成の大合併における市制施行基準の人口)をも下回る。

道内全体で過疎化が進行する中、空知管内でも先述5市にとどまらず全域で過疎化が進んでおり、過疎地域の指定を受けていないのは岩見沢市・滝川市空知郡南幌町の2市1町のみとなっている(さらに岩見沢市も平成の大合併の前の旧北村と旧栗沢町の区域が過疎地域に該当する。これは函館市釧路市など道内他地域でも多く見られる)。

なお、1920年大正9年)- 1960年昭和35年)頃(うち1930年代中頃のごく短期間を除く)までは局内の多くの自治体が石炭産業で繁栄していたため空知支庁は14支庁で最も人口が多く、この時期は道庁所在地・札幌を擁する石狩支庁(当時)ですら空知支庁の人口を一度も超えられなかった。人口が激減した現在でも、依然として北海道の14振興局では人口が6位・人口密度が4位と比較的上位に位置している。

地理

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夕張市岩見沢市美唄市芦別市赤平市三笠市滝川市砂川市歌志内市深川市南幌町奈井江町上砂川町由仁町長沼町栗山町月形町浦臼町新十津川町妹背牛町秩父別町雨竜町北竜町沼田町

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夕張市岩見沢市美唄市芦別市赤平市三笠市滝川市砂川市歌志内市深川市南幌町奈井江町上砂川町由仁町長沼町栗山町月形町浦臼町新十津川町妹背牛町秩父別町雨竜町北竜町沼田町
空知総合振興局の市町村
1. 浦臼町 / 2. 奈井江町 / 3. 上砂川町 / 4. 砂川市 / 5. 歌志内市 / 6. 妹背牛町 / 7. 秩父別町
クリック可能な画像
空知総合振興局と全国の年齢別人口分布(2005年) 空知総合振興局の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 空知総合振興局
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
空知総合振興局(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 591,721人
1975年(昭和50年) 504,117人
1980年(昭和55年) 484,890人
1985年(昭和60年) 462,434人
1990年(平成2年) 417,373人
1995年(平成7年) 402,394人
2000年(平成12年) 384,440人
2005年(平成17年) 363,642人
2010年(平成22年) 336,254人
2015年(平成27年) 308,330人
2020年(令和2年) 281,964人
総務省統計局 国勢調査より


関連項目

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外部リンク

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