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利用者:額田/下書き8-7

額田地区
ぬかたちく
日章旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
自治体 岡崎市
旧自治体 額田郡額田町
面積
160.27km²
世帯数
2,938世帯
総人口
8,590
人口密度
53.6人/km²
隣接地区 岡崎市
本庁地区大平地区東部地区
新城市
作手地区
豊川市
一宮地区音羽地区
豊田市
下山地区
岡崎市役所額田支所
岡崎市役所額田支所
所在地 〒444-3696
愛知県岡崎市樫山町字山神21番地1
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額田地区(ぬかたちく)は、愛知県岡崎市東部の地区である。

地理

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岡崎市の東部約4割の面積を占める地区であり、千万町町に東端をもつ。地区域は2006年に岡崎市に編入された額田町の全域であり、人口は8590人、人口密度は53.6人/km²と市内の地区では一番少ない。

中山間である本地区は三河山地の一部にあり、地区の86%が森林である。地区内の本宮山巴山はいずれも本宮山県立自然公園に指定されている。

地区内を流れる河川は主に矢作川水系に属する。主な河川は地区北部を流れる乙川と乙川から下流の茅原沢町大平地区)で分流する男川(いずれもおとがわ)であり、両河川から放射状に分流する。本地区含む岡崎市は渓流が多く、各河川の支川などが土石流危険渓流に指定されている[1]。乙川などの地区内河川は、男川漁業協同組合漁業権を持っている[2]

また地区内の木下町(きくだしちょう)並びに千万町町(ぜまんじょうちょう)難読地名である。

河川

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山岳・渓谷

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歴史

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室町時代戦国時代三河国そのものが松平氏徳川氏)、今川氏武田氏など多くの戦国大名によって支配をされ、当時の額田も例外ではなく当時この地を納めていた奥平氏や、額田山内氏額田麻生氏麻生松平家などは使える領主を変えながら細々と生きていた。その為領主同士の争いに巻き込まれることもあり額田三大合戦と言われる日近合戦雨山合戦滝山合戦などの大きな戦いも起こった。日近城を始めとするなど多くの山城が額田には建造され、奥平氏には奥平氏の重臣12家のうち6家が額田に在住した。

江戸時代になり、額田の村々はそれまでの村落が解体・再編成され、新しい村が生まれた。その大きな役割を果たしたのが、豊臣秀吉徳川家康によって行われた刀狩令太閤検地兵農分離)などである。本地区域は幕府領天領)、大名領岡崎藩作手藩刈谷藩大垣新田藩鳥羽藩西大平藩磐城平藩田中藩)、旗本領形原巨勢家長沢巨勢家赤松松平家長沢松平家保久石川家細川酒井家)、寺社領天恩寺桜井寺など)等多くの領主によって支配された。

明治時代になり、岡崎県額田県愛知県へと名を変えた。1871年(明治4年)に52村あった村が1889年豊岡村高富村巴山村1890年栄枝村に改称)、宮崎村形埜村下山村の6か村体制に、1906年豊富村、宮崎村、形埜村、下山村の4か村体制になり、1954年に豊富、宮崎、形埜、下山(田代田折蕪木は除)の4地区が合併し額田町が成立した。名前の由来は額田郡から。町内の中学校も合併後すぐに統合案が出され豊富宮崎形埜下山の4中学校が統合され額田町立額田中学校が新設された。

第二次世界大戦時には多くの疎開児が額田に来た。町内には多くの寺院神社が在り片寄町字山下の天恩寺にある山門・仏殿は国指定の重要文化財

年表

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行政区域の沿革

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教育

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高等学校

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地区内に高等学校は置かれていない。

中学校

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小学校

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閉校した学校

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交通

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地区内に鉄道は走っていないため、自動車・バスが主な移動手段である。

鉄道

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バス路線

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名鉄バス

町バス

  • 額田地域内交通
    • ささゆりバス(下山小学区。豊栄交通に運行委託)
    • 乙川バス(自由乗り降り区間あり。形埜小学区)
      • 南大須・鍛埜線
        • 右回り:桜形南大須公民館 → 小屋沢上 → 下部上 → 大山上 → 法味上 → 須渕橋鍛埜 → 大林 → 栃本団地 → 北部診療所 → 桜形
        • 左回り:桜形 → 北部診療所 → 栃本団地 → 大林 → 鍛埜 → 須渕橋 → 法味上 → 大山上 → 下部上 → 小屋沢上 → 南大須公民館 → 桜形
      • 切山・小久田線
        • 桜形 - 北部診療所 - 井口 - 小楠 - 赤田和中 - 空屋敷辻 - 大沢 - 切山横手辻 - 木挽沢 - 大ゾレ - 上一色平
      • 毛呂・井沢線
        • 桜形 - 北部診療所 - 井口 - 下毛呂 - 毛呂中 - 上毛呂 - うつぎ - 竹沢連橋 - 井沢公民館 - 若林 - 本郷入口 - 本郷
    • のってこバス(宮崎小学区。西三交通に運行委託)
    • ほたるバス(豊富小学区)
      • 鳥川線
        • 星野医院 - 額田支所前 - 豊富小学校 - ハズノモト - 下辻 - 小デノ沢 - 宮前 - 市道
      • 夏山・鳥川線
        • 星野医院 - 額田支所前 - 豊富小学校 - ハズノモト - 下辻 - 小デノ沢 - 宮前 - 市道 - 鬼沢公民館 - 寺野(公民館入口) - 夏山橋 - 平針(観音堂)

道路

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高速道路

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一般国道

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主要地方道

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一般県道

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主な林道

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  • 寺野木下線
  • 桜形木下線
  • 鍛埜桜形線
  • 小久田岩下線
  • 石原河原線

街道

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  • 樫山街道(国道473号)
  • 挙母街道(国道301号)
  • 作手街道(愛知県道35号)
  • 宮崎街道(愛知県道37号)
  • 大沼街道(愛知県道355号・愛知県道477号)
  • 下山街道

施設

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観光スポット

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名所

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史跡

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名称 主な城主 築城年 所在地 備考
鹿勝川城 奥平氏菅沼氏 1556年以前 鹿勝川町字西屋敷
小金城 菅沼正庵 1556年以前 牧平町字大崎
夏山城 奥平久正 1530年1554年以前 夏山町字村上 夏山奥平家
夏山城山城 黒屋宗太夫 夏山町字城山
鳥川城 奥平次郎左衛門 鳥川町 鳥川奥平家
黒谷城 黒谷半九郎 1570年 明見町字黒谷
千万町城 奥平弥六郎 1570年以前 千万町町字村上
阿知波城 奥平定直 1543年以前 雨山町字東アチワ 阿知波氏
雨山奥平家
久保城 奥平貞昌 1530年 石原町 滝山合戦
滝山城 奥平信丘 1560年以前 石原町字清水沢西 滝山合戦
日近城 奥平貞直 1478年 桜形町 日近奥平家
日近合戦
柳田城 山内角兵衛 1285年 桜形町字惣玉 日近衆の居城
柳田村古城とも
大川城 竹内九藤平
額田麻生氏
1556年 大高味町 大河城とも
日近合戦
麻生城 天野氏
麻生松平家
1487年 桜形町 1580年廃城
麻生古城 麻生内蔵助 1350年台 鍛埜町字神谷倉
大林城 二重栗内記 1410年 鍛埜町字カクレヤ 1415年落城
土城 天野長弘 1410年 鍛埜町字焼跡
赤田和城 間部少輔政清 1430年 小久田町字門田 阿弥陀寺精霊簿
毛呂城 大山市蔵 1526年以前 毛呂町字日影 日近衆
1526年落城
保久城 山下義道 1230年 保久町 室町幕府奉公衆
中保久城 成瀬頼清 1365年 中伊町
伊ヶ谷城 中伊西町 伊賀谷城とも
冨尾城 三河疋田氏 1520年以前 冨尾町

神社

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豊富小学区夏山小学区

宮崎小学区

形埜小学区

下山小学区

寺院

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豊富小学区・夏山小学区

宮崎小学区

形埜小学区

下山小学区

  • 善光寺(中伊町)
  • 天然寺(中伊町)
  • 萬福寺(保久町)
  • 長興寺(保久町)
  • 明圓寺(一色町)
  • 法性寺(冨尾町)

文化財・天然記念物

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名称 指定別 種別 所有者名 指定年月日 所在地
天恩寺仏殿 国指定文化財 建造物 天恩寺 明治40年5月27日 片寄町
天恩寺山門 国指定文化財 建造物
蝦蟇、鉄拐仙人図 市指定文化財 絵画 昭和45年1月21日
からうすの図 市指定文化財 絵画
見返りの大スギ 市指定天然記念物 昭和46年5月20日
木造地蔵菩薩坐像
不動明王坐像
愛染明王坐像
(附 地蔵菩薩坐像内納入品)
市指定文化財 絵画 平成22年9月13日
県指定文化財 工芸品 桜井寺 昭和35年6月2日 桜井寺町
曼荼羅仏絵図 市指定文化財 絵画 阿弥陀寺 昭和45年1月10日 桜形町
延命地蔵菩薩 市指定文化財 彫刻 広祥院
日近城 市指定文化財 史跡 平成2年7月6日
大川神明宮の舞台 県指定文化財 有形民俗 大川神明宮 昭和51年11月1日 大高味町
鰐口 市指定文化財 工芸品 高薄八幡宮 昭和45年1月21日
太刀 市指定文化財 工芸品 熱田神社 昭和45年1月21日 岡崎市美術博物館
熱田神社の脇差 市指定文化財 工芸品 熱田神社 平成2年7月6日
鰐口 市指定文化財 工芸品 白鬚神社 平成19年12月18日
千万町の神樂 県指定文化財 無形民俗 昭和39年3月23日 千万町町
須賀神社祭礼山車及び祭りばやし 市指定文化財 無形民俗 須賀神社 昭和57年1月8日 樫山町
寺野の大クス 県指定天然記念物 寺野薬師堂 昭和43年11月4日 夏山町
切山の大スギ 県指定天然記念物 皇太神社
夏山の大スギ 市指定天然記念物 諏訪神社 昭和46年5月20日
夏山八幡宮火祭り 市指定文化財 無形民俗 夏山八幡宮 平成17年9月16日
万足平の猪垣(612メートル) 県指定文化財 有形民俗 万足平を考える会 昭和56年2月23日 中金町
保久城主山下家墓所 市指定文化財 史跡 個人 昭和45年12月1日 保久町
保久八幡宮舞台 市指定文化財 有形民俗 保久八幡宮 平成17年9月16日
鰐口 市指定文化財 工芸品 高之御前神社 昭和45年1月10日 大代町
雨山砦跡及び雨山合戦 市指定文化財 史跡 個人 平成4年6月15日 雨山町
とよとみ梨 市指定天然記念物 個人 昭和46年5月20日 鳥川町
ゲンジボタル 市指定天然記念物 乙川男川 昭和58年7月14日 額田地区

名品

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関連事項

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脚注

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注釈

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  1. ^ 住民の嘆願による変更。隣接して巴村(後の作手村の一部。現・新城市)があり、紛らわしいことが理由という。
  2. ^ a b 栄枝村のうち旧・夏山村は豊岡村高富村とともに豊富村へ合併。旧・千万町村、旧・木下村は宮崎村に編入。
  3. ^ 当初の計画では、豊富村宮崎村形埜村下山村合併する予定であったが、1956年5月、下山村北部(田代、田折、蕪木、蘭)の住民より、郡界川対岸の東加茂郡下山村との合併を望む声がでた。額田郡下山村村議会と行政係長が住民と長照寺にて開いた集会で田代、田折、蕪木、蘭の4地区の住民は東加茂郡下山村と合併をの意思を表明し、その実現を強く願った。一方東加茂郡下山村の方も北部4地区の受け入れを隣接している花沢地区も願っていることを額田郡下山村に報告した。その後も幾度も行われた話し合いで、下山村は額田郡下山村全体で額田町に合併するよう努力したが結局、1956年8月に田代、田折、蕪木、蘭の4地区が額田郡下山村から分割され、東加茂郡下山村に編入合併することでまとまったという。
  4. ^ 合併前、額田町の役場の設置場所については、町域の中心にあった旧・形埜村役場の再利用、人口が一番多い旧・豊富村役場の再利用、別に新しく設置するかでもめたという。最終的には旧・豊富村役場の使用となったという。

出典

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  1. ^ 土砂災害危険地域”. 岡崎市. 2016年4月18日閲覧。
  2. ^ 対象事業が実施されるべき区域及びその周囲の概況” (PDF). 21世紀の巨大開発を考える会. 2016年4月18日閲覧。
  3. ^ 「天恩寺(岡崎市片寄町) 」岡崎市観光協会
  4. ^ 愛知縣額田郡誌、pp.353
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m 岡崎市額田支所周辺施設整備基本計画”. 岡崎市 (2015年4月). 2016年4月13日閲覧。
  6. ^ 一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和44年12月4日政令第280号)
  7. ^ 一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(平成4年4月3日政令第104号)”. 法庫. 2013年8月23日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g 岡崎市年表”. 岡崎市. 2016年4月13日閲覧。
  9. ^ 三河湾スカイライン 本宮山スカイラインを無料化します”. 愛知県. 2013年4月6日閲覧。
  10. ^ 東海愛知新聞」2008年10月21日
  11. ^ ささゆりバス平成27年5月18日にダイヤ改正。”. 岡崎市. 2016年4月13日閲覧。
  12. ^ ささゆりバス路線図。”. 岡崎市. 2016年4月13日閲覧。
  13. ^ 岡崎市額田地区の都市計画計画区域編入について”. 愛知県. 2016年3月2日閲覧。
  14. ^ 「千万町茅葺屋敷」営業終了のお知らせ”. 愛知県. 2016年3月2日閲覧。
  15. ^ 新東名高速道路 浜松いなさJCT〜豊田東JCT インターチェンジなどの名称が決定されました 中日本高速道路㈱ 2014年9月18日付
  16. ^ 一般国道473号バイパスの開通について 愛知県 2015年2月2日掲載・3月16日閲覧
  17. ^ 一般国道473号バイパスの開通のお知らせ 愛知県 2015年3月16日閲覧
  18. ^ 新学校橋(市道原下衣文線)が開通しました(牧平町、鹿勝川、樫山町地内)”. 岡崎市. 2016年4月13日閲覧。
  19. ^ a b 新東名高速道路 浜松いなさJCT〜豊田東JCTが2月13日(土)15時に開通します。”. 中日本高速道路 (2015年12月11日). 2015年12月11日閲覧。
  20. ^ a b 浜松いなさ-豊田東 開通「15年度以降」 中日新聞 2014年5月29日付
  21. ^ a b 新東名浜松いなさ―豊田東 中日本社長「年度内の開通厳しい」 静岡新聞 2014年5月29日付
  22. ^ a b 新東名高速道路 浜松いなさJCT〜豊田東JCT 開通予定時期の見直しについて 中日本高速道路㈱ 2014年7月23日掲載・2015年3月16日閲覧

関連項目

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