国道422号
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一般国道 | |
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国道422号 | |
地図 | |
総延長 | 174.7 km |
実延長 | 120.5 km |
現道 | 113.5 km |
制定年 | 1982年(昭和57年)指定(1993年(平成5年)延伸) |
起点 | 滋賀県大津市 瀬田川大橋西詰交差点(北緯34度58分40.820秒 東経135度54分19.163秒 / 北緯34.97800556度 東経135.90532306度) |
主な 経由都市 |
三重県伊賀市 奈良県宇陀郡御杖村 |
終点 | 三重県北牟婁郡紀北町 東長島北交差点(北緯34度12分46.13秒 東経136度20分7.64秒 / 北緯34.2128139度 東経136.3354556度) |
接続する 主な道路 (記法) |
国道1号 国道307号 国道163号 国道25号 国道165号 国道368号 国道166号 国道42号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
国道422号(こくどう422ごう)は、滋賀県大津市から三重県北牟婁郡紀北町に至る一般国道である。
概要
[編集]滋賀県の県庁所在地である大津市の国道1号分岐(瀬田川大橋西詰交差点)から瀬田川に沿って南下して信楽山地を通過し、三重県の上野盆地や紀伊山地北東部の山中を越えて、熊野灘に面する北牟婁郡紀北町の国道42号交点(東長島北交差点)と結ぶ延長約175 kmの一般国道の路線で、主な通過地は、滋賀県甲賀市信楽町、三重県伊賀市、津市美杉町、松阪市飯高町、多気郡大台町である。三重県内に、通行不能区間が2か所ある。他の一般国道路線と重用する区間が複数あり、伊賀 - 名張間が国道165号、名張 - 津間が国道368号、松阪市で国道166号と重用するほか、滋賀県甲賀市内で国道307号とも重用する。伊賀市内で高規格幹線道路(高速道路)である名阪国道(国道25号)と上野東ICで交差接続する。
路線データ
[編集]一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:大津市(瀬田川大橋西詰交差点 = 国道1号交点)
- 終点:三重県北牟婁郡紀伊長島町[注釈 2](東長島北交差点 = 国道42号交点)
- 重要な経過地:滋賀県甲賀郡信楽町[注釈 3]、上野市[注釈 4]、三重県名賀郡青山町[注釈 4]、名張市、奈良県宇陀郡御杖村、三重県一志郡美杉村[注釈 5]、同県飯南郡飯高町[注釈 6]
- 総延長 : 174.7 km(三重県 138.8 km、滋賀県 35.9 km)重用延長を含む。[2][注釈 7]
- 重用延長 : 54.3 km(三重県 46.7 km、滋賀県 7.6 km)[2][注釈 7]
- 未供用延長 : なし[2][注釈 7]
- 実延長 : 120.5 km(三重県 92.2 km、滋賀県 28.3 km)[2][注釈 7]
- 指定区間:なし[3]
歴史
[編集]- 1982年(昭和57年)4月1日 - 滋賀県道315号・三重県道2号大津上野線の全線[4][5]と三重県道29号上野阿保白山線[5]の一部をもって、一般国道422号(大津市 - 三重県名賀郡青山町[注釈 4])として指定施行[6]。
- 1993年(平成5年)4月1日 - 三重県道30号嬉野飯高線の一部、三重県道424号飯高清滝大宮線の一部、三重県道11号紀伊長島飯高線を編入[7][8]し、一般国道422号(大津市 - 三重県北牟婁郡紀伊長島町[注釈 2])として指定施行[9]。
- 1998年(平成10年)2月20日 - 多気郡大台町内の八知山トンネルが崩落の危険があるため通行止めになる[10]。
- 2006年(平成18年)12月20日 - 大津市内の大石バイパスの開通。
- 2013年(平成25年)3月18日 - 紀北町内の紀伊長島インターチェンジに連絡する「紀伊長島インター線」の開通。
- 2017年(平成29年)2月25日 - 多気郡大台町内の新八知山トンネルの開通[11]。
- 2018年(平成30年)2月25日 - 伊賀市内の三田坂バイパスの全線開通[12]。
- 2019年(令和元年)
- 2021年(令和3年)3月28日 - 北牟婁郡紀北町島原地内のバイパス(342 m)が開通[16]。
- 2022年(令和4年)3月29日 - 大津市南郷6丁目 - 大石東2丁目の大石東バイパス旧道が国道422号の指定を外れ、滋賀県道29号瀬田大石東線に変更[17]。
路線状況
[編集]バイパス
[編集]- 大石東バイパス
- 大石バイパス
- 三田坂バイパス
- 比奈知バイパス(国道368号重複区間)
- 紀伊長島インター線
重複区間
[編集]- 国道307号(滋賀県甲賀市信楽町・石倉橋交差点 - 立石橋交差点)
- 国道163号(三重県伊賀市小田町 - 伊賀市上野西大手町)
- 国道25号(三重県伊賀市上野西大手町 - 伊賀市・八幡交差点)
- 国道165号(三重県伊賀市・青山羽根交差点 - 名張市蔵持町原出)
- 国道368号(三重県名張市蔵持町原出 - 津市美杉町上多気)
- 国道369号(奈良県御杖村・御杖交差点 - 津市美杉町上多気)
- 国道166号(三重県松阪市作滝 - 松阪市富永)
未開通(車両通行不能)区間
[編集]- 津市美杉町木地屋 - 庄司峠 - 松阪市飯高町荒滝不動(約3 km、徒歩で2時間弱)
- 大台町野又谷 - 野又峠 - 紀北町下河内(野又谷末端部は行き止まりで、野又峠に行くためには野又橋まで引き返す必要がある)
-
大台町 - 紀北町の不通区間、大台町側より撮影
(2011年7月)
地理
[編集]通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]交差する道路 | 交差する場所 | 備考 | |||
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国道1号(国道8号重複) | 滋賀県 | 大津市 | 瀬田川大橋西詰 | ||
滋賀県道2号大津能登川長浜線 | 唐橋西詰 | ||||
滋賀県道・京都府道3号大津南郷宇治線 | 鹿跳橋西詰 | ||||
滋賀県道29号瀬田大石東線 | (大石東二丁目) | ||||
国道307号 | 甲賀市 | (信楽町下朝宮) | ※ここから甲賀市立石橋まで国道307号と重複 | ||
国道307号 | 立石橋 | ||||
三重県道・滋賀県道50号伊賀信楽線 | (信楽町神山) | ||||
国道163号 | 三重県 | 伊賀市 | 小田西 | ※ここから伊賀市西大手まで国道163号と重複 | |
国道25号 | 西大手 | ※ここから伊賀市八幡まで国道25号と重複 | |||
国道25号 国道368号 |
八幡 | ||||
国道25号(名阪国道) | 上野東I.C | ||||
三重県道57号上野名張線 | (上神戸) | ||||
国道165号 三重県道29号松阪青山線 |
青山羽根 | ※ここから名張市蔵持町原出まで国道165号と重複 | |||
国道165号 国道368号 |
名張市 | 蔵持町原出 | ※ここから津市上多気まで国道368号と重複 | ||
国道369号 | 奈良県 | 宇陀郡 | 御杖村 | 敷津 | |
三重県道15号久居美杉線 | 三重県 | 津市 | 奥津 | ||
国道368号 三重県道30号嬉野美杉線 |
上多気 | ||||
津市美杉町丹生俣 - 松阪市飯高町赤桶間未開通
| |||||
国道166号 | 三重県 | 松阪市 | (飯高町赤桶) | ※ここから松阪市飯高町富永まで国道166号と重複 | |
国道166号 | (飯高町富永) | ||||
三重県道31号大台宮川線 | 多気郡 | 大台町 | (天ヶ瀬) | ||
三重県道53号大台ヶ原線 | (桧原) | ||||
多気郡大台町桧原 - 北牟婁郡紀北町十須間未開通
| |||||
紀勢自動車道 | 三重県 | 北牟婁郡 | 紀北町 | 紀伊長島I.C | |
国道42号 | 東長島北 |
※ 交差する場所の括弧書きは地名、それ以外は交差点名で表示
峠
[編集]ギャラリー
[編集]-
滋賀県大津市大石東町
(2018年9月撮影) -
滋賀県・三重県境となる桜峠。紀北町方面をのぞむ
(2017年12月) -
国道422号が国道25号と分岐する八幡交差点 国道368号の起点 (2021年2月)
-
宮川沿いに沿って走る国道422号。大台町桧原付近
-
湯谷トンネル 三重県多気郡大台町側
(2019年7月)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年10月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月20日閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月30日閲覧。
- ^ 昭和58年3月4日滋賀県告示第110号
- ^ a b 昭和57年12月3日三重県告示第678号
- ^ “一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和56年4月30日政令第153号)”. 法庫. 2012年10月30日閲覧。
- ^ 県道の路線の廃止及びその関係図面の縦覧(平成5年三重県告示第208号)『三重県公報』号外 (PDF) (1993年4月1日). p.2
- ^ マップル広域版 p.60
- ^ “一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(平成4年4月3日政令第104号)”. 法庫. 2012年10月30日閲覧。
- ^ “事業認定理由” (PDF). 中部地方整備局 (2011年12月8日). 2016年1月8日閲覧。
- ^ “一般国道422号(大台町滝谷地内)を供用開始します”. 三重県 (2017年2月8日). 2017年2月26日閲覧。
- ^ “一般国道422号三田坂バイパスが全線開通します”. 三重県 (2017年12月26日). 2017年12月26日閲覧。
- ^ “「瀬田川令和大橋」が開通 大津で住民ら渡り初め”. 中日新聞 (2019年5月27日). 2019年5月27日閲覧。
- ^ “令和一番乗り 命名「瀬田川令和大橋」 大津の国道に新設 26日供用”. 産経WEST. 産経新聞社. (2019年5月23日) 2019年5月26日閲覧。
- ^ “国道422号大石東(おおいしひがし)バイパスの開通について”. 滋賀県 (2019年9月11日). 2019年9月14日閲覧。
- ^ “一般国道422号のバイパス工事が完成します”. 三重県 (2021年3月19日). 2021年3月28日閲覧。
- ^ 令和4年3月29日滋賀県告示第134号
参考文献
[編集]- 『マップル広域版-全日本道路地図』昭文社. 1992年5月第10版. ISBN 4-398-30030-9