瀬田川令和大橋
表示
瀬田川令和大橋 | |
---|---|
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 大津市 |
交差物件 | 瀬田川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 国道422号 大石東バイパス |
管理者 | 滋賀県 |
施工者 | 高田機工 |
着工 | 2014年 |
竣工 | 2019年 |
開通 | 2019年5月26日 |
座標 | 北緯34度55分54.6秒 東経135度54分56.2秒 / 北緯34.931833度 東経135.915611度座標: 北緯34度55分54.6秒 東経135度54分56.2秒 / 北緯34.931833度 東経135.915611度 |
構造諸元 | |
形式 | ニールセンローゼ橋 |
全長 | 176 m |
幅 | 19 m |
地図 | |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
瀬田川令和大橋(せたがわれいわおおはし)は、滋賀県大津市の瀬田川に架かる道路橋である。国道422号の大石東バイパスの一部として整備された[1]。全国で初めて元号「令和」を名称に使用した一般国道の橋として、話題になった[1][2][3]。高さ27 m(メートル)のアーチが特徴である[2][4]。
概要
[編集]- 長さ - 176 m[1][2]
- 支間長 - 173 m[5]
- 幅 - 19 m[3]
- 鋼重 - 1,412 t(トン)[6]
- 形式 - バスケットハンドル式ニールセンローゼ橋[6]
- 総事業費 - 約29億円[2]
- 施工 - 高田機工[5]
構造
[編集]架橋位置での瀬田川は水量が少ない非出水期でも毎秒200立方メートルもの水が流れており[5]、瀬田川が大戸川と合流する直下流でもある[7]。河川内での施工可能期間は4ヶ月であるためプレキャスト基礎を用いた施工が不可能であり[7]、橋脚が不要な構造が選ばれた[5]。橋種は予備設計における一次選定ではニールセンローゼ橋・単弦ローゼ桁橋・鋼斜張橋の3種類が候補に挙がり、二次選定では曲線の道路線形に対処可能な形式であり、施工性・経済性・景観性の観点からニールセンローゼ橋が選定された[5]。
施工
[編集]2013年(平成25年)度から橋梁関連工事を開始し、2014年(平成26年)度から橋台の設置工事に取り掛かった[7]。橋梁工事に先立ち、滋賀県道29号瀬田大石東線や黒津川の付け替えを行い、光ケーブルの移設を行った[7]。
上部工(橋梁の本体)の設置はケーブルクレーンを用いた施工が行われ、部材は斜吊設備を転用しながら1部材ずつ設置を行っていった[7]。アーチリブ・上支材から設置を行い、補鋼桁・横桁、下横桁・縦桁の順に取り付けられた[7]。
沿革
[編集]橋梁の開通後、関津トンネルの開通をもって同年9月14日に大石東バイパスは全線開通した[8]。
近隣の施設
[編集]上流・下流の橋
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c “「瀬田川令和大橋」が開通 大津で住民ら渡り初め”. 中日新聞 (2019年5月27日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ a b c d e “令和一番乗り 命名「瀬田川令和大橋」大津の国道に新設 26日供用”. 産経新聞 (2019年5月23日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ a b “瀬田川令和大橋 未来へつなぐ橋開通 渡り初め 大津 /滋賀”. 毎日新聞 (2019年5月27日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ “令和大橋渡り初め 新元号冠した橋、全国初 滋賀・瀬田川”. 京都新聞 (2019年5月27日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ a b c d e f 實末和也. 井手迫瑞樹: “滋賀県発注 鋼バスケットハンドル式ニールセンローゼ橋 高田機工(仮称)瀬田川橋梁の立体仮組立を実施”. 道路構造物ジャーナルNET. 鋼構造出版. 2019年6月9日閲覧。
- ^ a b “国道422号 道路整備事業 大石東バイパス「瀬田川令和大橋」” (PDF). 滋賀県 大津土木事務所. 2019年6月3日閲覧。
- ^ a b c d e f 上原学・岡田裕行. “国道422号大石東バイパスにおける(仮称)瀬田川橋梁計画について”. 滋賀県. 2019年6月9日閲覧。
- ^ “国道422号大石東(おおいしひがし)バイパスの開通について”. 滋賀県 (2019年9月11日). 2020年5月5日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]