南京攻略戦の戦闘序列
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日本軍
[編集]中支那方面軍戦闘序列
[編集]- 中支那方面軍 (司令官・松井石根大将、参謀長・塚田攻少将、参謀副長・武藤章大佐)
第三野戦築城部
中支那派遣憲兵隊 第5野戦航空廠
上海派遣軍戦闘序列
[編集]- 上海派遣軍 (司令官・朝香宮鳩彦王中将、参謀長・飯沼守少将、参謀副長・上村利道大佐)
- 上海派遣軍直轄機甲部隊
- 上海派遣軍直轄砲兵部隊
- 野戦重砲兵第5旅団 (長・内山英太郎少将)
- 独立野戦重砲兵第10聯隊 (長・中佐長屋朝生)・第15聯隊 (長・中佐街道長作)・第2大隊 (長・少佐西田茂)・第3大隊 (長・少佐重永𣸲)・第4大隊 (長・少佐二宮精一)
- 攻城重砲兵第1聯隊第1大隊 (長・小笠原勝国少佐)
- 独立攻城重砲兵第1大隊 (長・少佐松村精)・第2大隊 (長・少佐万波蔀)
- 独立重砲兵第5大隊 (長・少佐鈴木茂)
- 独立攻城重砲兵中隊 (長・片山一彦大尉)
- 臨時攻城重砲兵中隊 (長・岡田峮一大尉)
- 独立気球第2中隊 (長・少佐神吉武吉)・第3中隊 (長・少佐纐纈哲三)
- 第2野戦高射砲兵司令部 (長・伊藤範治中佐)
- 独立臼砲第1、第2大隊
- 近衛師団第7野戦高射砲隊(長:東庄太郎砲兵中尉)
- 第4師団第1野戦高射砲隊(長:谷口巽砲兵少尉)
- 第5師団第3野戦高射砲隊(長:河内義一砲兵少尉)
- 第16師団第5、第6、第7、第8、第9、第10野戦高射砲隊
- 近衛師団第3野戦照空隊(長:松崎鶴亀男砲兵中尉)
- 近衛師団第4野戦照空隊(長:森本敏昭砲兵中尉)
- 第3師団第7、8、9野戦照空隊
- 上海派遣軍直属工兵部隊
- 独立工兵第1連隊(第1中隊欠、長:小池愛雄工兵中佐)
- 独立工兵第8連隊(長:松井謙三工兵中佐)
- 独立工兵第9連隊(長:織田義重工兵中佐)
- 独立工兵第12連隊(長:吉野義美工兵中佐)
- 通信隊(長:青柳三郎工兵大佐)
- 瓦斯隊(長:森田豊秋歩兵少佐)
- 第3,9,10師団架橋材料中隊
- 近衛師団、第一師団渡河材料中隊
- 第二野戦化学実験部(長:風早清工兵大佐)
- 上海派遣軍直属兵站部隊
- 第8師団第1兵站司令部(長:佐藤八重五郎歩兵大佐)
- 第8師団第2兵站司令部(長:織田三郎歩兵大佐)
- 第9師団第1兵站司令部(長:千田俔次郎歩兵大佐)
- 第15兵站輜重兵隊(長:中村貞治輜重兵大佐)
- 第18兵站輜重兵隊(長:矢代享輔輜重兵大佐)
- 第19兵站輜重兵隊(長:松田重次輜重兵少佐)
- 第30兵站輜重兵隊(長:田村彌三郎騎兵大佐)
- 第1兵站自動車隊(長:北薗豊藏輜重兵中佐)
- 兵站自動車第13中隊(長:池田充四郎騎兵大尉
- 兵站自動車第14中隊(長:渡邊光輜重兵少佐)
- 兵站自動車第17中隊(長:井上軍二輜重兵中尉)
- 兵站自動車第18中隊(長:前田光男輜重兵中尉)
- 兵站自動車第19中隊(長:板倉勝滿輜重兵少佐)
- 兵站自動車第47中隊(長:松井滑一騎兵大尉)
- 兵站自動車第55中隊(長:魚谷正弘輜重兵中尉)
- 兵站自動車第56中隊(長:井上道之介輜重兵中尉)
- 兵站自動車第71中隊(長:山口英男輜重兵大尉)
- 兵站自動車第72中隊(長:倉島安伊砲兵大尉)
- 第1兵站自動車隊(長:森永武雄輜重兵大佐)
- 兵站自動車第40中隊 船橋徳次歩兵少尉)
- 兵站自動車第41中隊(長:竹内豊弌歩兵中尉)
- 兵站自動車第81中隊(長:福頼悦夫輜重兵中尉)
- 兵站自動車第82中隊(長:伊地知李春砲兵大尉)
- 兵站自動車第83中隊(長:八下田己作砲兵大尉)
- 兵站自動車第84中隊(長:佐藤久三郎砲兵少尉)
- 兵站自動車第85中隊(長:岩中赳夫輜重兵少佐)
- 兵站自動車第86中隊(長:亀谷貞朝留歩兵少佐)
- 兵站自動車第28中隊(長:竹村利之助歩兵少尉)
- 兵站自動車第29中隊(長:佐藤良雄歩兵少尉)
- 兵站自動車第31中隊(長:岡田幸胤歩兵中尉)
- 兵站自動車第32中隊(長:小田寅二歩兵少尉)
- 上海派遣軍予備馬廠(長:前川政一騎兵中尉)
- 上海派遣軍野戦予備病院(長:宮城篤珍軍医大佐)
- 上海派遣軍患者輸送部
- 上海派遣軍第1,2,3兵站病院
- 上海派遣軍第1,2,3兵站病馬廠
第10軍戦闘序列
[編集]- 第10軍 (司令官・中将柳川平助、参謀長・少将田辺盛武)
- 独立機関銃第八大隊
- 独立軽装甲車第六旅団
- 第一防空隊
- 第1野戦高射砲兵司司令部 (長・中佐西田通久)
- 第3師団第25,26,27,28野戦高射砲隊
- 第16師団第1,2,3,4野戦高射砲隊
- 第3師団第3野戦照空隊
- 近衛師団第一野戦照空隊
- 第10軍通信隊
- 野戦瓦斯隊第六中隊、第八小隊
- 第4,7,11,12師団架橋材料中隊
- 第十六師団第一師団渡河材料中隊
- 第一野戦化学実験部
- 第十軍直轄兵站部隊
- 第3,5,7師団第2兵站司令部
- 第16兵站輜重兵隊
- 第3、4,5,6,7兵站自動車中隊
- 第十軍予備馬廠
- 第十軍野戦予備病院
- 第十軍患者輸送部
- 第十軍第1,2兵站病院
- 第十軍兵站病馬廠
- 第1,2後備歩兵団
日本海軍
[編集]海軍航空隊
- 第1航空戦隊 (龍驤、鳳翔 <艦戦18><艦爆24><艦攻9>)
- 第2航空戦隊 (加賀 <艦戦12><艦爆12><艦攻18>)
- 第3航空戦隊 <水偵30>
- 第1聯合航空隊 (長・大佐戸塚道太郎 <陸攻44><艦戦12>)
- 第2聯合航空隊 (長・大佐三竝貞三 <艦戦24><艦爆24><艦攻18>)
支那方面艦隊
中国軍
[編集]- 首都衛戍軍司令部
- 衛戍司令:唐生智二級上将(保定1期)
- 副司令:羅卓英中将(保定8期)・劉興中将(保定2期、兼江防軍総司令)
- 参謀長:周斕中将(保定2期)、副参謀長:余念慈中将(保定2期)
- 参謀処長:廖肯中校(黄埔5期)[4]、副処長:林維周
- 第1科(作戦)科長:譚道平上校(黄埔6期)
- 参謀処長:廖肯中校(黄埔5期)[4]、副処長:林維周
- 第2軍団 (軍団長:徐源泉二級上将、陸軍第四中学)ー北方系、東北部配備
- 第41師 (師長:丁治磐少将、江蘇陸軍軍官教育団正班1期)
- 第121旅 (張習崇)
- 第123旅 (芮勤学)
- 第48師 (師長・徐継武)
- 第142旅
- 第144旅 (郭浚)
- 第287団団長:趙我華
- 第288団団長:曹毅
- 第41師 (師長:丁治磐少将、江蘇陸軍軍官教育団正班1期)
- 第66軍 (軍長:葉肇中将、保定6期、副官処長:容正平上校 †)ー広東系、東部配備
- 第71軍 (軍長・王敬久)ー中央直系、南部配備
- 第72軍 (軍長・孫元良中将、黄埔1期)ー中央直系、南部配備
- 第74軍 (軍長:兪済時中将、黄埔1期)ー中央直系、南部配備
- 第78軍 (軍長:宋希濂)ー中央直系、北部配備
- 第36師 (師長:宋希濂)
- 第106旅 (李志鵬)
- 第108旅 (劉英)
- 第216団第1営長:欧陽午
- 補充旅 (李欽若)
- 第36師 (師長:宋希濂)
- 第83軍 (軍長:鄧龍光、保定6期)ー広東系、南部配備
- 江防軍 - 総司令:劉興中将、副総司令:曾以鼎少将ー江岸配備
- 教導総隊-総隊長:桂永清中将(黄埔1期)、参謀長:邱清泉少将(黄埔2期)
- 第1旅:周振強少将(黄埔4期)、参謀長:万全策少将(西江講武堂) †、参謀主任:馬連桂中校(黄埔5期)
- 第1団団長:秦士銓上校(黄埔5期)
- 第2団団長:謝承瑞上校(黄埔4期) †
- 第2旅:胡啓儒少将(黄埔2期)、副旅長:温祖銓、参謀主任:廖耀湘中校(黄埔6期)
- 第3団団長:李西開上校(黄埔3期)
- 第6団団長:劉子淑上校(黄埔4期)
- 第3旅:馬威竜少将(黄埔4期)、副旅長:雷震上校 †
- 第4団団長:睢友蘭上校(黄埔3期)
- 第5団団長:馬威龍少将(兼)、代理:鄧文僖上校(黄埔7期)。
- 砲兵団長:楼迪善少将(黄埔6期)
- 騎兵団長:王翰卿
- 工兵団長:楊厚綵少将(黄埔6期)、団附:鈕先銘上校
- 軍士団長:呉曙青
- 輜重営長:郭岐中校(黄埔4期)
- 第1旅:周振強少将(黄埔4期)、参謀長:万全策少将(西江講武堂) †、参謀主任:馬連桂中校(黄埔5期)
- 憲兵司令部・司令:谷正倫、副司令:蕭山令(保定3期) †
- 憲兵第二団
- 憲兵第十団団附:郭文燦中校(黄埔5期)[10]
- 憲兵教導団
- 装甲兵団 (2連、兵団長・杜聿明少将、黄埔1期)
- 戦車営:胡献群(黄埔6期)
- 第3連:趙鵠振少校
- 戦車営:胡献群(黄埔6期)
- 運輸司令部・司令周鏊山
- 首都警備司令部司令:蕭山令(兼)、副司令:桂永清中将(兼)
- 南京衛戍司令部戦砲分隊 - 指揮官:劉介輝中校[11]
- 江寧要塞部隊・要塞司令:邵百昌中将(保定6期)参謀長:曹友儀
- 鎮江要塞司令部 - 司令:林顕揚、参謀長:王庚中校、黄埔6期[13][14]
- 江陰要塞司令部 - 司令:許康中将
- 第23集団軍:総司令:劉湘二級上将、副総司令:唐式遵
- 第21軍 (唐式遵)
- 第23軍 (潘文華)
中国海軍・空軍
[編集]- 海軍魚雷快艇文天祥中隊 - 司令:劉功棣
- 文171号、文42号、文93号,文88号
中国軍の配置
[編集]- 12月3日まで
- 外周陣地[15](南京周辺25km圏)
- 複廓陣地[15](南京城外周)
- その他の陣地軍
- 湯水鎮東西線 第66軍・葉肇所轄の第159師、第160師、第83軍・鄭龍光隷下の第154師、第156師(外囲陣地軍より移動)[17]
- 12月4日以降[15]
- 第2軍団(10軍)
- 41師 12月4日下関到着、一部を竜潭、主力棲霞山
- 38師 12月8日南京到着、烏龍山、楊坊山
- 第71軍団(87師)
- 87師 12月7-8日高橋門、河定橋、孫氏里
- 第83軍
- 156師 7日夜麒麟門
- 154・103師 9日城内
- 112師 9日南京対岸の浦口
脚注
[編集]- ^ 日本軍については「南京戦史」編成表。1989.
- ^ 「南京戦史」編成表,P.7。1989.
- ^ 南京戦史編集委員会『南京戦史資料集I』、増補改訂版、平成五年十二月八日、偕行社、687~725頁
- ^ 陳予歡『滄海橫流: 黃埔五期風雲錄』獵海人、2014年。ISBN 9789863262589。
- ^ “国民革命军陆军第66军159师477旅旅长谢彩轩”. 晋察冀民族抗日研究会. 2019年6月1日閲覧。
- ^ “黄纪福(1902-1937)”. 抗日战争纪念网. 2019年6月1日閲覧。
- ^ 陳 2018, p. 74.
- ^ 陳 2018, p. 62.
- ^ 陳 2018, p. 342.
- ^ 陳予歡『滄海橫流: 黃埔五期風雲錄』獵海人、2014年。ISBN 9789863262589。
- ^ “陆军装甲兵团上海、南京参战记”. 中国黄埔军校网. 2019年6月1日閲覧。
- ^ “第三节 民国时期驻军”. 南京市志. 2019年6月1日閲覧。
- ^ “坚守镇江要塞记”. 中国黄埔军校网. 2019年6月1日閲覧。
- ^ 陳 2018, p. 13.
- ^ a b c d e f g h i j k l 「南京戦史」1989,p56-58
- ^ a b c d 張其昀、魏汝霖編著『抗日戦史』中華民国国防研究院出版,p54
- ^ 孫宅巍「南京防衛軍と唐生智」、藤原彰編『南京事件を考える』1987年,大月書店,P147
参考文献
[編集]- 陳予歡『激流勇進: 黄埔軍校第六期生研究(下冊)』獵海人、2018年。ISBN 978-9869622776。