歩兵第36連隊
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歩兵第36連隊 | |
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鯖江聯隊史蹟碑(福井県鯖江市三六町) | |
創設 | 1896年 |
廃止 | 1945年 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 大日本帝国陸軍 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵科 | 歩兵 |
所在地 | 鯖江 |
通称号/略称 | 豊5629 |
上級単位 | 第9師団 - 第28師団 |
最終位置 | 沖縄県 大東島 |
戦歴 | 日露 - シベリア出兵 - 第一次上海事変 - 日中 - 第二次世界大戦 |
歩兵第36連隊(ほへいだい36れんたい、歩兵第三十六聯隊)は、大日本帝国陸軍の連隊のひとつ。駐屯地は、福井県鯖江市。
沿革
[編集]- 1896年(明治29年) - 連隊本部を設置
- 1898年(明治31年)3月24日 - 軍旗拝受
- 1904年(明治37年) - 日露戦争に従軍
- 1914年(大正3年)4月15日 - 留守隊を設置し事務を開始[1]。
- 1921年(大正10年)5月 - シベリア出兵
- 1932年(昭和7年)1月 - 第一次上海事変に出動
- 1935年(昭和10年)7月 - 満州駐剳
- 1937年(昭和12年) - 帰還
- 7月 - 第9師団から第28師団に所属変更
- 10月18日 - 新京に駐屯
- 1944年(昭和19年)
- 1945年(昭和20年)8月 - 終戦
歴代連隊長
[編集]代 | 氏名 | 在任期間 | 備考 |
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1 | 友安治延 | 1896.9.25[2] - 1899.3.14 | |
2 | 三原重雄 | 1899.3.13[2] - 1904.8.29 | 中佐、1901.5.大佐、戦死し少将に特進 |
3 | 福谷幹雄 | 1904.8.30[2] - 1906.2.18 | 中佐 |
4 | 三輪光儀 | 1906.2.19[2] - 1909.5.19 | |
5 | 佐々木半蔵 | 1909.5.20[2] - 1910.12.23 | |
6 | 山口平吉 | 1910.12.23[2] - 1916.4.1 | |
7 | 久米徳太郎 | 1916.4.1[2] - | |
8 | 汾陽光二 | 1920.8.10 - | |
9 | 秋山愛二郎 | 1923.8.6 - | |
10 | 三宅辨吉 | 1926.3.2 - | |
11 | 今井信夫 | 1928.3.8 - | |
12 | 大賀一男 | 1930.8.1 - | |
13 | 藤井貫一 | 1933.8.1 - | |
14 | 水野信 | 1936.3.7 - | |
15 | 脇坂次郎 | 1937.8.2 - | |
16 | 太田貞昌 | 1938.7.15 - | |
17 | 山田三郎 | 1940.8.1 - | |
18 | 平野儀一 | 1943.3.1 - | |
末 | 田村権一 | 1945.2.26 - |
戦後
[編集]第二次世界大戦後、連隊が使用していた練兵場は戦災者や引揚者による開拓地となった。 1947年(昭和22年)10月25日には、昭和天皇が開拓地の視察に訪れている(昭和天皇の戦後巡幸)[3]。
脚注
[編集]- ^ 『官報』第493号、大正3年3月24日。
- ^ a b c d e f g 『歩兵第三十六聯隊史 : 附・下士優遇及志願心得』帝国聯隊史刊行会、大正7。doi:10.11501/941897 。
- ^ 宮内庁『昭和天皇実録第十』東京書籍、2017年3月30日、512頁。ISBN 978-4-487-74410-7。
参考文献
[編集]- 『日本陸軍連隊総覧 歩兵編(別冊歴史読本)』新人物往来社、1990年。
- 原 剛『明治期国土防衛史』錦正社、2002年。
- 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
- 『官報』