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歩兵第15連隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
歩兵第15連隊
歩兵第十五聯隊趾(高崎城址)
創設 1884年(明治17年)5月
廃止 1945年(昭和20年)
所属政体 日本の旗 日本
所属組織  大日本帝国陸軍
部隊編制単位 連隊
兵科 歩兵
所在地 日本 - 満州 - パラオ
編成地 高崎
通称号/略称 照7757
補充担任 高崎連隊区 - 前橋連隊区
上級単位 東京鎮台 - 第1師団 - 第14師団
最終位置 パラオ
戦歴 日清 - 日露 - シベリア出兵 - 第一次上海事変 - 満洲事変 - 日中戦争 - 太平洋戦争
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歩兵第15連隊(ほへいだい15れんたい、歩兵第十五聯隊)は、大日本帝国陸軍歩兵連隊のひとつ。西南戦争後の軍備拡張によって、群馬県高崎市にて創設された。日清日露戦争から、満洲上海両事変、日中戦争太平洋戦争とほぼすべての戦役に参加。終戦時はパラオにあった。

沿革

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5月 - 満洲事変勃発とともに北満に転戦
4月24日 - パラオに到着、第3大隊(大隊長千明(ちぎら)大尉)のみペリリュー島歩兵第2連隊に分遣
11月 - 第2大隊が激戦中のペリリュー島に逆上陸

歴代連隊長

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歴代の連隊長
(特記ない限り陸軍大佐
氏名 在任期間 備考
1 古川氏潔 1885.5.26 - 1885.10.10 中佐
2 河野通好 1886.6.17 - 1896.9.25 中佐、1891.9.大佐
3 飯田俊助 1896.9.25 -
4 太田貞固 1898.10.1 - 1900.10.31 中佐、1900.4.大佐
5 井口五郎 1900.10.31 - 1903.9.23 中佐、1902.11.大佐
6 千田貞幹 1903.9.23 - 中佐、1905.3.大佐
7 戸板百十彦 1904.12.12 - 中佐
8 五十君弘太郎 1905.3.17 - 1906.3.9 中佐、戦傷
9 渡辺湊 1906.3.14 - 1911.9.6 中佐、1907.11.大佐
10 米津逸三 1911.9.6 - 1912.9.28
11 大野豊四 1912.9.28 - 1913.8.22
12 古木秀太郎 1913.8.22 -
13 円藤作蔵 1918.7.24 -
14 中村定吉 1920.12.1 -
15 井上璞 1922.8.15 -
16 山口十八 1923.8.6 -
17 内藤貞一 1924.8.20 -
18 藤田進 1928.3.8 -
19 谷実夫 1929.8.1 -
20 高橋勘二 1931.8.1 -
21 甘粕重太郎 1932.5.3 -
22 役山久義 1933.12.20 -
23 中井良太郎 1935.8.1[4] -
24 森田範正 1936.8.1 -
25 井上靖 1938.3.1 -
26 植松操 1939.3.9 -
27 高山亀夫 1939.6.23 -
福井義介 1943.6.1 終戦時

脚注

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  1. ^ a b 遠藤芳信「日露戦争前における戦時編制と陸軍動員計画思想 (9)」人文科学・社会科学編、第59巻1号、2008年8月、104頁。
  2. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、75頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  3. ^ 「利根川が大氾濫、関東平野に濁流」『東京朝日新聞』1940年(昭和10年)9月27日夕刊(昭和ニュース編纂委員会編『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p.212 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  4. ^ 『官報』第2575号、昭和10年8月2日。

参考文献

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  • 『日本陸軍連隊総覧 歩兵編(別冊歴史読本)』(新人物往来社、1990年)
  • 原剛『明治期国土防衛史』(錦正社、2002年)
  • 外山操森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。

関連項目

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