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第2回参議院議員通常選挙
内閣	第3次吉田内閣
任期満了日	1950年5月2日
改選数	125
選挙制度	地方区制 75; 全国区制 50
有権者	満20歳以上の日本国民
有権者数	43,461,371
	選挙後の党派別勢力図
投票率	72.19%（ 11.07% 地方区）; 72.19%（ 11.26% 全国区）

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第2回参議院議員通常選挙（だい2かいさんぎいんぎいんつうじょうせんきょ）は、1950年（昭和25年）6月4日に日本で行われた国会（参議院）議員の選挙である。

概要

第1回参議院議員通常選挙によって選出された参議院議員は日本国憲法第102条の定めにより全議員のうち半数の任期を3年とした。この任期3年とされた議席を対象とした選挙である。

なお、日本共産党から全国区で出馬した高倉輝は、得票は45位で当選圏内であったものの、選挙翌日に公職追放で当選無効とされた^[1]^[2]。

選挙データ

内閣

第3次吉田茂内閣（第49代）

公示日

投票日

1950年（昭和25年）6月4日

改選数

132（うち7は補充のため、任期3年）
- 地方区：76（うち1は補充のため、任期3年）
- 全国区：56（うち6は補充のため、任期3年）

各選挙区の改選数
北海道 8 青森 2 岩手 2 宮城 2 秋田 2 山形 2 福島 4 茨城 4 栃木 4 群馬 4 埼玉 4 千葉 4 東京 8 神奈川 4 新潟 4 富山 2 石川 2 福井 2 山梨 2 長野 4 岐阜 2 静岡 4 愛知 6 三重 2 滋賀 2 京都 4 大阪 6 兵庫 6 奈良 2 和歌山 2 鳥取 2 島根 2 岡山 4 広島 4 山口 2 徳島 2 高知 2 香川 2 愛媛 2 福岡 6 佐賀 2 長崎 2 熊本 4 大分 2 宮崎 2 鹿児島 4

選挙制度

地方区
- 小選挙区制
  - 1人区：25
- 中選挙区制
  - 2人区：15
  - 3人区：04
  - 4人区：02
全国区
- 大選挙区制

投票方法

秘密投票、単記投票、2票制（地方区・全国区）

選挙権

満20歳以上の日本国民

被選挙権

満30歳以上の日本国民

有権者数

43,461,371（男性：20,762,502 女性：22,698,869）

選挙活動

立候補者数

252

主な争点

選挙結果

党派別獲得議席

e • d
政党			議席数	増減	地方区			全国区			公示前	非改選	議席計
政党			議席数	増減	議席数	得票数	得票率	議席数	得票数	得票率	公示前	非改選	議席計
	与党		61	005	37	12,188,571	42.02%	24	11,792,147	42.13%	66	65	126
		自由党	52	015	34	10,414,995	35.91%	18	8,131,756	29.05%	37	24	76
		緑風会	9	020	3	1,773,576	6.11%	6	3,660,391	13.08%	29	41	50
	野党・無所属		71	014	39	16,816,368	57.98%	32	16,201,246	57.87%	57	53	124
		日本社会党	36	018	21	7,316,808	25.23%	15	4,854,629	17.34%	18	25	61
		国民民主党	9	011	8	2,066,011	7.12%	1	1,368,783	4.89%	20	20	29
		日本共産党	2	001	0	1,637,451	5.65%	2	1,333,872	4.76%	3	2	4
		労働者農民党	2	003	1	471,649	1.63%	1	200,066	0.71%	5	3	5
		諸派	3		2	958,493	3.30%	1	629,370	2.25%	3	0	3
		無所属	19	011	7	3,465,956	11.95%	12	7,632,526	27.27%	8	3	22
	欠員		0	009	1	-	-	6	-	-	9	0	0
総計			132		76	29,004,939	100.0%	56	27,993,393	100.0%	132	118	250
有効票数（有効率）			-	-	-	29,004,939	92.44%	-	27,993,393	89.22%	-	-	-
無効票・白票数（無効率）			-	-	-	2,371,573	7.56%	-	3,382,542	10.78%	-	-	-
投票者数（投票率）			-	-	-	31,376,512	72.19%	-	31,375,935	72.19%	-	-	-
棄権者数（棄権率）			-	-	-	12,084,859	27.81%	-	12,085,436	27.81%	-	-	-
有権者数			-	-	-	43,461,371	100.0%	-	43,461,371	100.0%	-	-	-
出典：主要政党の変遷と国会内勢力の推移投票結果開票結果

地方区投票率：72.19%（前回比： 11.07%）: 【男性：78.16%（前回比： 9.56%）　女性：66.74%（前回比： 12.50%）】
全国区投票率：72.19%（前回比： 11.26%）: 【男性：78.16%（前回比： 9.72%）　女性：66.74%（前回比： 12.71%）】

政党

自由党：52議席総裁：吉田茂幹事長　　　　：広川弘禅総務会長　　　：星島二郎政務調査会長　：佐藤栄作参議院議員会長：大野木秀次郎	緑風会：9議席
日本社会党：36議席中央執行委員長：（不在）書記長　　　　：浅沼稲次郎政策審議会長　：水谷長三郎国会対策委員長：安井吉典	国民民主党：9議席最高委員長：苫米地義三最高委員　　：北村徳太郎鬼丸義斉　　　　　　　櫻内辰郎楢橋渡　　　　　　　三木武夫岡田勢一幹事長　　　：千葉三郎総務委員会長：木下栄政務調査会長：北村徳太郎	日本共産党：2議席書記長：徳田球一政治局員：志賀義雄野坂参三
労働者農民党：2議席主席：黒田寿男

諸派：3議席

地方区

2議席（1団体）

農民協同党：東隆、松浦定義（いずれも北海道）

全国区

1議席（1団体）

農民協同党：石川清一

当選者

地方区当選者

自由党日本社会党緑風会国民民主党農民協同党労働者農民党無所属

4人区
北海道	木下源吾	東隆	若木勝蔵	松浦定義
東京都	安井謙	重盛寿治	堀真琴	深川タマヱ

3人区
愛知県	成瀬幡治	山本米治	草葉隆円	大阪府	大屋晋三	村尾重雄	左藤義詮
兵庫県	松浦清一	山縣勝見	赤木正雄	福岡県	小松正雄	団伊能	西田隆男

2人区
福島県	橋本萬右衛門	木村守江	茨城県	郡祐一	菊田七平	栃木県	相馬助治	植竹春彦
群馬県	飯島連次郎	鈴木強平	埼玉県	松永義雄	上原正吉	千葉県	土屋俊三	加納金助
神奈川県	曽祢益	石村幸作	新潟県	北村一男	清沢俊英	長野県	棚橋小虎	池田宇右衛門
静岡県	平岡市三	河井弥八	京都府	大野木秀次郎	大山郁夫	岡山県	江田三郎	加藤武徳
広島県	山田節男	仁田竹一	熊本県	深水六郎	谷口弥三郎	鹿児島県	佐多忠隆	島津忠彦

1人区
青森県	工藤鉄男	岩手県	千田正	宮城県	高橋進太郎	秋田県	長谷山行毅	山形県	小林亦治
山梨県	平林太一	富山県	尾山三郎	石川県	中川幸平	福井県	堂森芳夫	岐阜県	古池信三
三重県	前田穣	滋賀県	西川甚五郎	奈良県	新谷寅三郎	和歌山県	永井純一郎	鳥取県	中田吉雄
島根県	桜内義雄	山口県	中川以良	徳島県	紅露みつ	香川県	森崎隆	愛媛県	三橋八次郎
高知県	入交太蔵	佐賀県	杉原荒太	長崎県	秋山俊一郎	大分県	一松政二	宮崎県	三輪貞治

補欠当選（任期3年）

北海道	有馬英二

補欠当選者

自由党日本社会党緑風会国民民主党農民協同党労働者農民党無所属

年	月日	選挙区	当選者	欠員	欠員事由
1950	12.13	千葉県	片岡文重	土屋俊三	1950.11.6死去
1951	2.12	福島県	松平勇雄	橋本萬右衛門	1950.12.27死去
1951	11.16	富山県	館哲二	尾山三郎	1951.10.3死去
1952	5.6	静岡県	石黒忠篤	平岡市三	1952.3.20死去
1953	7.30	青森県	笹森順造^{[注釈 1]}	工藤鉄男	1953.6.16死去
1954	1.20	千葉県	伊能繁次郎	加納金助	1953.12.5死去
1955	3.10	福井県	小幡治和	堂森芳夫	辞職^{[注釈 2]}
	3.17	福岡県	山本経勝	團伊能	辞職^{[注釈 2]}
	5.15	新潟県	小柳牧衛^{[注釈 3]}	北村一男	辞職^{[注釈 4]}
	6.5	埼玉県	遠藤柳作	松永義雄	1955.4.14死去
	8.7	三重県	斎藤昇	前田穣	1955.6.28死去
1956	1.15	京都府	小西英雄^{[注釈 5]}	大山郁夫	1955.11.30死去

全国区当選者

自由党日本社会党緑風会国民民主党農民協同党日本共産党労働者農民党無所属

1-10	山川良一	高木正夫	加藤正人	杉山昌作	岩沢忠恭	加藤シヅエ	泉山三六	荒木正三郎	大谷瑩潤	長島銀蔵
11-20	菊川孝夫	三浦辰雄	常岡一郎	野田卯一	高橋道男	滝井治三郎	岡田信次	一松定吉	野溝勝	内村清次
21-30	平井太郎	藤原道子	栗山良夫	溝口三郎	石川清一	愛知揆一	上条愛一	小笠原二三男	松原一彦	小酒井義男
31-40	片柳真吉	宮本邦彦	重宗雄三	堀木鎌三	高田なほ子	羽仁五郎	松本昇	大矢半次郎	石川栄一	矢嶋三義
41-50	小野義夫	小林政夫	鈴木文四郎	白波瀬米吉	小林孝平	田中一	須藤五郎	木村禧八郎	細川嘉六	森八三一

補欠当選（任期3年）

51-56	中山寿彦	小川久義	鈴木恭一	椿繁夫	山花秀雄	寺尾豊

議員

〇：貴族院議員経験者

●：衆議院議員経験者

※：補欠当選者（任期3年）

初当選

自由党

32名

山本米治
鈴木恭一※

日本社会党

30名

緑風会

6名

国民民主党

6名

農民協同党

3名

日本共産党

1名

須藤五郎

無所属

16名

山川良一

引退・不出馬

自由党

5名

日本社会党

4名

緑風会

8名

国民民主党

5名

無所属

2名

落選

自由党

12名

日本社会党

8名

緑風会

18名

国民民主党

12名

労働者農民党

3名

日本共産党

2名

無所属

3名

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ 1952年、国民民主党、新政クラブ、農民協同党が合流した改進党から立候補。
^ ^a ^b 第27回衆議院議員総選挙立候補のため。
^ 改進党と自由党鳩山一郎派が合流した日本民主党から立候補。
^ 新潟県知事選挙立候補のため。
^ 1955年、自由党と日本民主党が合同した自由民主党から立候補。

出典

^ 参議院事務局庶務部資料課編『第2回参議院議員選挙一覧(昭和25年版)』参議院事務局、1953年、10頁。
^ 『官報』号外第58号、昭和25年6月6日

参考文献

衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
佐藤令 (2005年12月). “戦後の補欠選挙” (PDF). 国立国会図書館. 2016年5月26日閲覧。

外部リンク

統計データ - 総務省統計局

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[3] 1952年、国民民主党、新政クラブ、農民協同党が合流した改進党から立候補。

[ele-4] 第27回衆議院議員総選挙立候補のため。

[5] 改進党と自由党鳩山一郎派が合流した日本民主党から立候補。

[6] 新潟県知事選挙立候補のため。

[7] 1955年、自由党と日本民主党が合同した自由民主党から立候補。

[1] 参議院事務局庶務部資料課編『第2回参議院議員選挙一覧(昭和25年版)』参議院事務局、1953年、10頁。

[2] 『官報』号外第58号、昭和25年6月6日

[1]

[2]

[注釈 1]

[注釈 2]

[注釈 3]

[注釈 4]

[注釈 5]

@@ 254行目: / 254行目: @@
 |-
 | bgcolor="#09236D" |
-| align="left" | [[国民民主党 (日本 1950-1952)|国民民主党]]
+| align="left" | [[国民民主党 (日本 1950)|国民民主党]]
 | '''''9''''' || {{loss}}{{0}}11 || 8 || 2,066,011 || 7.12% || 1 || 1,368,783 || 4.89%
 | 20 || 20 || '''''29'''''
@@ 367行目: / 367行目: @@
 : 国会対策委員長：[[安井吉典]]
 |
-; [[国民民主党 (日本 1950-1952)|国民民主党]]：9議席
+; [[国民民主党 (日本 1950)|国民民主党]]：9議席
 :; 最高委員長：[[苫米地義三]]
 : 最高委員　　：[[北村徳太郎]] [[鬼丸義斉]]
@@ 565行目: / 565行目: @@
 | align="right" | 7.30
 ! 青森県
-| style="background-color:#AA8" | [[笹森順造]]{{efn|1952年、[[国民民主党 (日本 1950-1952)|国民民主党]]、[[新政クラブ]]、[[農民協同党]]が合流した[[改進党]]から立候補。}} ||style="background-color:#9CA" | [[工藤鉄男]] || 1953.6.16死去
+| style="background-color:#AA8" | [[笹森順造]]{{efn|1952年、[[国民民主党 (日本 1950)|国民民主党]]、[[新政クラブ]]、[[農民協同党]]が合流した[[改進党]]から立候補。}} ||style="background-color:#9CA" | [[工藤鉄男]] || 1953.6.16死去
 |-
 | 1954

自由党：52議席総裁：吉田茂幹事長　　　　：広川弘禅総務会長　　　：星島二郎政務調査会長　：佐藤栄作参議院議員会長：大野木秀次郎	緑風会：9議席
日本社会党：36議席中央執行委員長：（不在）書記長　　　　：浅沼稲次郎政策審議会長　：水谷長三郎国会対策委員長：安井吉典	国民民主党：9議席最高委員長：苫米地義三最高委員　　：北村徳太郎鬼丸義斉　　　　　　　櫻内辰郎楢橋渡　　　　　　　三木武夫岡田勢一幹事長　　　：千葉三郎総務委員会長：木下栄政務調査会長：北村徳太郎	日本共産党：2議席書記長：徳田球一政治局員：志賀義雄野坂参三
労働者農民党：2議席主席：黒田寿男

2020年12月26日 (土) 10:34時点における版

概要

選挙データ

内閣

公示日

投票日

改選数

選挙制度

選挙活動

主な争点

選挙結果

党派別獲得議席

政党

当選者

地方区当選者

補欠当選者

全国区当選者

議員

初当選

自由党

日本社会党

緑風会

国民民主党

農民協同党

日本共産党

無所属

引退・不出馬

自由党

日本社会党

緑風会

国民民主党

無所属

落選

自由党

日本社会党

緑風会

国民民主党

労働者農民党

日本共産党

無所属

脚注

注釈

出典

参考文献

関連項目

外部リンク