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プロジェクト‐ノート:生物

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関連ノート

過去ログ

分類の基準からクロンキスト体系を外しませんか

遅ればせながら米倉浩司 (2010 2009)『高等植物分類表』北隆館を入手し、APGで採用されたタクサの日本語名をつらつら眺めています(本書はAPG IIとLAPG[* 1]を基本にしています)。印象を深くしたのは、かのYListの制作者である著者が「植物の進化を扱う学問分野においては、EnglerやCronquistの体系はもはや時代遅れのものでしかない」(p. 17) と明言していたことです。時代はそこまで来たのだなあと。プロジェクト:生物#分類の基準の被子植物で基準とする分類体系に挙げられているクロンキスト体系を、外しませんか。APGに対する違和感も薄れてきていることでしょう。ご意見をお願いします。

  1. ^ Haston et al. 2006. Taxon 56(1):7-12.

--Maxima m会話) 2012年6月28日 (木) 11:50 (UTC) 書誌訂正 --Maxima m会話2012年7月21日 (土) 00:57 (UTC)[返信]

  • 賛成 賛成です。分類の基準は1つにしておかないと無用な混乱を招くと思います(プロジェクト‐ノート:植物ではNPOVに反するという話も出てはいますが)。また、英語版ではほぼ完全にAPGへの移行が終わっています。移行に伴う作業としては、まず、Category:被子植物を見る限り、1000以上のページで生物分類表の張り替えが必要となりそうです。botでの処理はたぶん無理なので人手ですることになるでしょう。また、旧分類のカテゴリをどうするか、という問題もあります(英語版では削除されているようです)。それと、Template:生物分類表/単子葉植物綱Template:生物分類表/双子葉植物綱という省略テンプレートがありますが、これも何とかする必要があると思います。以上のような課題はありますが、今後APGが主流になることはほぼ明らかなので、今の内に移行を済ませておくべきではないでしょうか。--Ltsc2335会話2012年6月28日 (木) 14:08 (UTC)[返信]
  • 賛成 提案に賛成します。米倉2010より少し前に出た『植物分類表』(大場秀章、2009年)を見ても、クロンキスト体系は Thorne や Dahlgren と並んで歴史の中の一体系という扱いになっています(p293)。なお本書の出版は APGIII に微妙に先んじており、APG と言うよりも Mabberley に準じた体系ですが、APG と大きく矛盾するものでもありません。クロンキスト体系を一線から外すことに問題は無いと思います。- NEON会話2012年6月28日 (木) 23:54 (UTC)[返信]
  • 賛成 提案者票。忘れていました。 --Maxima m会話2012年6月29日 (金) 11:55 (UTC)[返信]
  • 報告 PJ:PLANTのノートに知らせてきました。 --Maxima m会話2012年6月29日 (金) 11:55 (UTC)[返信]
    • コメント 「分子では系統など、わからない」と力説していた先生方があちこちにいらしたのですが、昔の話になりました。
      1. 旧分類によるカテゴリは将来的に削除でしょうか。
      2. NPOVは、新エングラーに対してダールグレンクロンキストという時代にはそうだったかもしれませんが、分類学者が揃って「歴史上の話です」といっている現在、POVの観点から伝統的体系を考慮するべきとも思えません。
      3. 全部まとめて分類表の変更は、botには無理でしょうね。「やっぱりばらばらにされてしまいました」ユリ科とか、「えっ、そうだったんですか」ゴマノハグサ科とかもありますから、属以上はしっかり確認する必要があるでしょう。安定している一部の大きな分類群、たとえばラン科イネ科キク科ウリ科などを小分けにbotに依頼するのはありかもしれません。
      4. Template:生物分類表/双子葉植物綱廃止でしょう。双子葉というまとまりを認めていませんので。Template:生物分類表/単子葉植物綱は、中を書き換えてAPGの単子葉にすることもできますが、過去版を参照したときに(遡って)APGが採用されていたように見えますので、別建てのテンプレートにした方がいいのではないかと思います。Template:生物分類表/単子葉類とかいった名前になりますか。ついでに、Template:生物分類表/キク類 Iあたりまで作らせてくださるとありがたいのですが。(追加 2012年7月2日 (月) 06:03 (UTC))
      途中ですがひとまず。こんなところでしょうか--Maxima m会話2012年7月2日 (月) 04:39 (UTC)(#4を追加 2012年7月2日 (月) 06:03 (UTC))[返信]

報告 提案から2週間を過ぎて反対意見がありませんでしたので、クロンキストを外しました。省略テンプレートの処遇と分類表の内容を移行する手順は改めて。 --Maxima m会話2012年7月13日 (金) 18:55 (UTC)[返信]

報告 その2:クロンキストを外したので、関連するドキュメントを改訂しました。プロジェクト:生物/分類表イネの分類表APG IIIに対応させ、そのときに門や綱でなく「階級なし」というものが現れてしまうのでクレードの扱いを追加しています。他にも修正する必要のある場所があるかもしれません。--Maxima m会話) 2012年7月20日 (金) 13:25 (UTC) — テンプレート {{fullurl}} の引数重複エラーを修正。 --Kanjy会話2015年4月30日 (木) 01:16 (UTC)[返信]

反対  今更ですが、ここでこのような議論がされているとは知りませんでした。最新の知見はそれとしても、ウィキペディアを利用する人は、既存の植物図鑑、地方植物誌や百科事典と対比しながら、参考として閲覧すると思います。日本語ウィキペディアの植物分類において、クロンキスト体系(等)を削除してAPGのみにする、ということには賛成できません。YListで使われる分類体系でも併記されています。「分類表」もクロンキスト体系などの今までの分類と最新のAPGの分類を併記できるよう、研究者ではなく読者の立場にたった考え方はできないものでしょうか。あと、これは前の項での話ですが、種の「和名はカタカナ」は当然です。()内はその由来等を補足して記入していました(だから、括弧書きなのです)が、それは「百科事典」にふさわしくない、のでしょうか。--Qwert1234会話2012年8月23日 (木) 16:22 (UTC)[返信]

コメント Category:シソ目Category:ユキノシタ目などで作業していた者です。併記については賛成しますが、人為分類であることが明らかとなった体系に対し、生物分類表を1つ用いるのはあまりに過剰だと思います。なので、生物分類表はAPGとし、冒頭文に他の体系を併記する形ではどうでしょうか。--Ltsc2335会話2012年8月23日 (木) 22:58 (UTC)[返信]
コメント 既存の書物と対比されるのであれば、尚更 APG III を冒頭に出す価値があるでしょう。BGPlants ですら分類体系の更新が滞っているのですから、Wikipedia が最新の情報源に準拠する意義は大きいと思います。旧来の分類を無視するという事ではなく、Ltsc2335 氏同様、本文に入れるべきと思います。冒頭でも良いですし、あるいは分類の経緯や変遷を記した節を作れば、自ずとそこで言及されることになります。- NEON会話2012年8月24日 (金) 00:21 (UTC)[返信]

報告 「分類体系の併記」のイメージは、利用者:Qwert1234/分類体系併記のイメージをご覧ください。--Qwert1234会話2012年8月23日 (木) 17:21 (UTC)[返信]

イネ
……
分類クロンキスト体系
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 単子葉植物綱 Liliopsida
亜綱 : ツユクサ亜綱 Commelinidae
: カヤツリグサ目 Cyperales
: イネ科 Poaceae
: イネ属 Oryza
: イネ O. sativa
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
階級なし : ツユクサ類 commelinids
: イネ目 Poales
: イネ科 Poaceae
: イネ属 Oryza
: イネ O. sativa
学名
……
Qwert1234さんがここをご覧になっていないとは思っていなかったもので、、、 APGだめ、というお考えではないと思いますが、いかがですか。実は、フランス語版に想を得て、以前から構想だけは練っていたのですが、右のように分類体系を複数記すことが可能になれば、分類体系なんて唯一絶対のものではないよ、と示せるのではないでしょうか。複数のシステムが示されていれば、リンク先に飛んで分類体系の記事を見て比較できるでしょうし。余談ですが、『牧野植物図鑑』もAPG版が出ましたね(ISBN 978-4-8326-0973-0 出版社の目録)。 --Maxima m会話2012年8月24日 (金) 00:50 (UTC)[返信]
コメント私はこの手の話で、以前に「分類体系は最新を採用すべきでない」と主張したことがあります。理由はとにかくころころ変わるから。そのたびに手を入れるのは大変ですし、それで信頼性が保てるとも思えない、と言うことです。ただ、さすがにそういった騒動にもある程度は目星がついてきたようですね。そういう面からはクロンキストを外すのは、時代の要請となっているかも、とも思います。もちろん、既成の図鑑のほとんどは、特に信頼できる真っ当なのはそう沢山は出ませんから、依然として古い体系に基づいていますね。そこに問題はありますが、それは記事内容にまず書いておくとか、またカテゴリで対応させるというのも手ではないかと思います。
ついでに、Maxima m様の「分類体系なんて唯一絶対のものではないよ」は間違いだと思います。分類体系には唯一絶対があって、それを探し求めるのが分類学ではないでしょうか。もちろん既成の体系がそれに至る段階である以上、不正確・不完全であるのはやむを得ないのですが、すでに大きく間違っているとわかった体系を使い続けるのは、やはりまずいでしょう。たとえば五界説はすでに分類学上は死んだようなものですが、日本では高校理科はこれを使っています。だからといってこれを各項目の分類表に反映させてはいないです。それと同じではないでしょうか。--Ks会話2012年8月24日 (金) 01:32 (UTC)[返信]

コメント 皆さん、ありがとうございます。Maxima mさんの「併記イメージ」には賛成できます。私がいいたいのは、繰り返しになりますが、「生物学の分類体系の最新の知見」はあるとしても、たとえば、レッドリスト・レッドデータブック 環境省や同じ日本語ウィキペディア維管束植物レッドリストの変遷 (環境省)との整合性、歴史的経過から、今までの分類体系を日本語ウィキペディアから、今、削除すべきでないと考えるのです。最新の知見を知っている者だけのウィキペディアでなく、「百科事典」にすべきと思っています。--Qwert1234会話2012年8月24日 (金) 16:33 (UTC)[返信]

複数の体系を表示できたら、ありがたいですよね。{{生物分類表/sandbox}}につくってみましたので、複数体系表示の実例を{{生物分類表/testcases}}でご覧下さい。--Maxima m会話2012年8月25日 (土) 10:48 (UTC)[返信]
コメント 分類表で体系を併記するのには賛成できません。2つくらいならよいかもしれませんが、分類の見直しは、大きなものから小さなものまで、今後も続くでしょう。新しい体系が提唱されるたびに併記すると、きりがありません。また、体系間で所属に大きな変更のない生物に関して併記をすると、ほぼ同じものが繰り返されることになり、冗長です(例に出ているイネでも、目を除けばほとんど同じ内容の繰り返しですね)。分類表では何か1つ、それなりに整合性があり定着した体系を採用し、異なる体系での扱いについては本文中で解説するほうがよいと思います。何もすべての情報を分類表で表示する必要はないのですから。本文で解説すれば、大きな変更は大きく、小さな変更は小さく、変更の根拠や経緯も含めて取り扱うことができます。古い図鑑類と照らし合わせたい読者に対しても、そのほうが有益な情報を提示できるのではないでしょうか。--Trca会話2012年8月25日 (土) 11:20 (UTC)[返信]
そうですね、見かけ上は目の名前が違うだけでほとんど同じことになっています。2つ、要りますか? --Maxima m会話2012年8月26日 (日) 22:58 (UTC)[返信]
コメント 分類表は二つまでにし、その一方を「隠す機能」を使って、標準としては今までの表示の仕方、というのはどうでしょうか。私は作れませんが。--Qwert1234会話2012年8月28日 (火) 14:53 (UTC)[返信]
イネ
……
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
階級なし : ツユクサ類 commelinids
: イネ目 Poales
: イネ科 Poaceae
: イネ属 Oryza
: イネ O. sativa
学名
……
分類体系は2つ欲しい、というご意見でよろしいですね。テンプレートとして実装しろと言われると能力を超えますが、単一の表ならなんとか。右に見本です。折りたたみ部分の文字揃えがおかしいのですが、ご容赦。 --Maxima m会話) 2012年8月28日 (火) 16:34 (UTC) (分類表修正 --Maxima m会話2012年8月28日 (火) 16:47 (UTC)[返信]
{{生物分類表/分類群}}を修正したので折りたたみ部分のタクソンの名称部分、文字揃えはまともになったのですが、他の記事などで表示に乱れが出ていれば遠慮なく差し戻してください。 --Maxima m会話2012年8月28日 (火) 17:13 (UTC)[返信]

──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── 複数並記については技術的な目処はついたかと存じます。
「分類体系は唯一のものではない」というのは「APGに沿った『分類表』を刊行した分類学者が、自分の管理する標本庫ではエングラーにしたがって腊葉標本を配列している、などということは容易に予想されることで、たった一つの体系が世の中に流通しているわけではない」とでもしておきましょう。学問としての分類学についてはいろいろな立場があると思います。
以下、被子植物に限定して皆さんに伺いたいのですが、図鑑やレッドリストなどを参照される場合、科より上位の分類階級は使われますか? 『日本の野生植物』や『環境省レッドリスト・レッドデータブック』はエングラーを採用していますけれど、目で参照することは基本的に無いのではないでしょうか。目や亜綱が違っているだけの分類体系を複数併記する必然性をはっきりさせておきたいのです。 --Maxima m会話2012年9月3日 (月) 09:36 (UTC)[返信]

「分類体系は一つではない」については一定理解できます。しかし、後半はまた別ではないかと思います。というのは、確かに高等植物では目以上の分類を意識することは少ないと思います。しかしそれより上の合弁花離弁花については強く意識しますよね。しかも、新しい本だとウリ科が離弁花だったりして混乱したり。そしてより問題になるのは、科の分類が、それも結構大口の科の扱いが変わっていることではないかと。そういう科は、たいていは以前からゴミ箱という噂があったところですから、そこがすっきりするのは良いことではないかとも思います。--Ks会話2012年9月3日 (月) 10:32 (UTC)[返信]
私は、2012年6月以降、ここでの議論を認知していなかった状況のもと、オオバタケシマランタケシマランタケシマラン属クルマバツクバネソウツクバネソウ属チシマゼキショウヒメイワショウブオゼソウを新規に立項しています。新しい分類であるAPGでの科の分類は知っている範囲内で本文中に「ユリ科」ではない旨記載しましたが、それは、Ks氏のいうところの「ごみ箱という噂」の範疇なのかと思います。私は、目以上の分類で参照することは無いわけではなく(つまり、既存の図鑑等に依拠する場合、単子葉類、双子葉類(離弁花類・合弁花類)という「超古い大分類」から検索することは正直なところ。)、また、APGで「ユリ科」が細分類されているため、目以上の問題だかから影響は少ない、ということではなく、新エングラーやクロンキスト体系で「ユリ科」とされている種については、それは大きな問題と思っています。何度かいっていますが、新しい知見であるAPGは排除すべき、とは思っていません。--Qwert1234会話2012年9月5日 (水) 15:55 (UTC)[返信]

コメント誠文堂新光社から出たネイチャーウォッチングガイドブック『草木の種子と果実』ISBN 978-4-416-71219-1出版社のサイトでは、APG IIIが採用されていました。一般実用書を出している出版社のアマチュア向けの書籍でも、APGを採用し始めているようですね。今後、一般向けの図鑑等でも採用していく流れなのでしょうか。一応、報告まで。--NOZO会話2013年1月12日 (土) 00:04 (UTC)[返信]

報告フィールドで使っている方が多いと思われる、山と渓谷社の山渓ハンディ図鑑『野に咲く花』『山に咲く花』に増補改訂新版が出ましたが、この2冊も分類にAPGDNAによる分類を採用しています。やはりAPGを採用する流れのようですね。--NOZO会話) 2013年3月17日 (日) 12:50 (UTC) 追記 正確には『植物分類表』(大場 2009)に準拠した分類でした。--NOZO会話2013年4月20日 (土) 21:23 (UTC)[返信]

提案 こちらも議論開始から半年以上経っていますので、そろそろまとめていきたいと思います。自分が報告したように、一般の図鑑や書籍でAPGを採用するものが出版されるようになってきており、Wikipedia日本語版でもAPGを採用するということで、概ね賛同は得られていると思います。なので、

  • 生物分類表における植物の分類体系はAPGとし、従来のクロンキストやエングラーから分類が変わった分類群や種については、すでに提案が出ているように冒頭文や分類に関する節で変遷を記述することで、既存の図鑑を使っている読者にもわかるようにする。
  • 生物分類表には、Maxima mさんが作られたように従来の分類体系も併記する。ただし、PJ:BIOとして推奨する、ぐらいに留めておく。
  • 張り替えの労力軽減のため省略テンプレートTemplate:生物分類表/単子葉類からTemplate:生物分類表/キク類 Iあたりまでを作る。

ということで、よろしいでしょうか。これで良ければPJ:BIOへの記述と作業をしたいと思います。--NOZO会話2013年3月30日 (土) 10:00 (UTC)[返信]

  • 賛成 2012年8月23日 (木) 16:22 (UTC)付けで反対しましたが、旧体系をまったく無視することは無い、という条件で賛成します。分類表の並記提案についても撤回します。私がすぐに対応できるわけではありませんが。--Qwert1234会話2016年7月29日 (金) 12:16 (UTC)[返信]

環境省の「レッドデータブック2014」のご案内

ご存知の方も多いと思いますが、環境省の「レッドデータブック2014」全分類群刊行しております。ぎょうせいで取り扱っているほか、アマゾンでも発売されております。--会話2015年4月29日 (水) 22:05 (UTC)[返信]

  • レッドデータブック2014 <哺乳類、鳥類、爬虫類・両生類、貝類、その他無脊椎動物> - 2014年10月9日
  • レッドデータブック2014<汽水・淡水魚類、昆虫類、植物Ⅱ> - 2014年3月9日
  • レッドデータブック2014<植物Ⅰ> - 2015年3月20日
環境省のレッドデータブックも記事の更新が必要ですが、IUCNレッドリストも更新されていてリンク切れになっているものが多数あるようですね。--氷鷺会話2015年5月9日 (土) 04:25 (UTC)[返信]
コメント 環境省2014RDB植物編を購入しました。2012RL植物編とカテゴリの変更はなく、今回は完全にブックの作成(分布、減少の要因等の解説)に留まっておりました。IUCN-RLは2014.3が最新のようですが、例えば、両生類の多くは、2004-2008年版から改訂されていない状況でした。何にせよ、きちんと確認する必要はあると思いますが、環境省RDBのほうは2012-2013RLに更新してあれば、影響は少なそうです。舌足らずでしたがRDBの紹介は、記事の中身を執筆するのにお役に立てて頂きたいとの趣旨です。それも(環境省は、哺乳類等のレッドデータブック2014は2014年9月発売だから)2015年度内?にはWEB上でも確認できるようです。お役所仕事になるかもしれませんが、さすがに文字情報はあるので、早く出てくるのではないかと期待しております(なので、一番遅く出版された植物Iしか買いませんでした。)最新の目録・分類表も合わせて購入したら家内に怒られたもので…しばらく本は買えません。--会話2015年5月9日 (土) 06:18 (UTC)[返信]

情報 2014年に刊行されたレッドと名の付く書籍がもう一種類存在しますので、この節で紹介させて下さい。2010年にIUCNレッドリストのサイトにおいて地球上の様々な種を日替わりで紹介した取り組みの書籍化、日本語訳である『IUCNレッドリスト 世界の絶滅危惧生物図鑑』(岩槻邦男太田英利 訳、丸善出版)というものが存在します。この書籍ではたとえば鳥類の Celeus obrieni に「オブライエンテンニョゲラ」、魚類の Oreochromis karongae に「マラウィカワスズメ」、軟体動物の Gocea ohridana に「オフリトイズミガイ」、昆虫の Progomphus kimminsi に「キンミンスナガレトンボ」、コケ植物の Spruceanthus theobromae に「カカオナミゴヘイゴケ」、菌類の Zeus olympius に「オリンピアノゼウスカビ」があてられています。これらの和名はGoogleで検索しても出版社のサイト以外実質的に何もヒットしませんが、同書の訳者まえがき(p. iii)に、トンボ類の和名についてはいくつかの種の記載を行った経験もある苅部治紀氏に、コケ植物に関しては兵庫県立大学・人と自然の博物館秋山弘之氏の助力を仰ぎ、植物や菌類に関しても「新しい和名をいくつか提起し」たとされ、植物学者である岩槻氏が直接新たに和名を考案したものがある事が仄めかされています。現在の項目名に関する方針の文言には個人的に思うところがあり#学名ラテン語の記事名についてにて議論中でございますが、これらは「標準和名」の条件を問題なく満たすものであり、仮に現行の文書を変更しないという結論となったとしても記事名として有効なものとなる事と存じます。--Eryk Kij会話2018年6月14日 (木) 17:18 (UTC)[返信]

記事冒頭から「動物界脊索動物門○○綱」を除去する提案

4年前の議論#記事の冒頭で動物界脊索動物門などと書くことの是非において概ね合意に至っていましたが、改めてBOT作業依頼の提案を行いたいと思います。

BOT作業内容
脊椎動物の記事冒頭の『○○は、動物界脊索動物門○○綱○○目○○科○○属に分類される○○。』という文から「動物界脊索動物門○○綱」を除去する。
対象記事数
爬虫綱(293記事)、鳥綱(319記事)、哺乳綱(201記事)、計813記事。
詳細(BOT作業依頼案)
利用者:Hisagi/動物界脊索動物門

異論がなければ1週間後を目途にWikipedia:Bot作業依頼に提出しようと思います。--Hisagi/氷鷺会話2015年6月6日 (土) 16:35 (UTC)[返信]

賛成 4年前の議論も見させて頂きました。賛成します。今回のBot依頼は目未満を対象にしております。目以上の階級、例えばウサギ目などで「動物界脊索動物門」の除去についてはいかが致しましょうか。数が少なそうなので、Botの作業後に検索がしやすくなってから、手動で行ってもいいかもしれません。--会話2015年6月6日 (土) 23:29 (UTC)[返信]

意図的に目以上を外した訳ではなく、単に検索漏れのようです(昨日より数件、検索結果が増えています)。今夜改めて確認いたします。--Hisagi/氷鷺会話2015年6月7日 (日) 03:30 (UTC)[返信]

反対 まず動物界脊索動物門の記述は私が作成したあるいは編集した記事に該当すると思われるため、お手数をおかけしたことはお詫びいたします。申し訳ありませんでした。しかし4年前の議論では

  1. Hisagiさんが目までを除去
  2. Trcaさんはエボシガイを例にとると分類階級をほぼ除去
  3. Law somaさんが除去に賛成。個人的には脊索動物と節足動物では動物界脊索動物門のみ除去
  4. 私が除去すべきではない

という意見表明のみであったと思います。界以降全てを記述せずに綱以降のみを記述するという形で私がまとめたように記憶していますし、この議論以降編集することがあれば動物界脊索動物門は除去していましたが、なぜ綱も含めて除去で合意が得られたという形になっているのでしょうか? 2011年9月18日の時点で反対意見表明しておくべきだったとは思いますし総意には従いますが、魚綱の細分化(軟骨魚綱、硬骨魚綱。さらに軟骨魚綱が条鰭綱、肉鰭綱)、有鱗目(爬虫綱<トカゲ・ヘビ・ミミズトカゲ>、哺乳綱<センザンコウ>)、ウミヘビ科などの問題から目を含めた除去には反対致します。

条件付賛成 動物界脊索動物門のみ除去であれば過去の議論による同意、混乱も少ないと考えられることから賛成します。--Moss会話2015年6月7日 (日) 10:11 (UTC)[返信]

賛成 細かい分類はテンプレに書けば良く、冒頭で「動物界脊索動物門爬虫綱有鱗目」と書いても普通の人には意味不明でしょう。また、「爬虫類」はわかっても、「爬虫綱」ではわからない人もいるのではないでしょうか?乱暴な話、冒頭では「〇〇はトカゲの一種」で良いのかもしれません(エボシガイは現在の版がわかりやすいですね)。--Sutepen angel momo会話2015年6月7日 (日) 11:02 (UTC)(JapaneseA)[返信]

コメント 哺乳綱鳥綱爬虫綱は、原則不要です(念のためですが、この場での議論ではこの3タクソン及び両生綱以外は含みません。)。高次の階級やややこしいタクソン、古生物など必要があれば、例外的に使えばいいでしょう。また、4年前の議論も、氷鷺さんの「綱まで除去」(2011年9月18日 (日) 08:51 (UTC))が最後のコメントであり、実際に「両生綱の除去」が行われ、それに対して明確な反対意見がないことから、客観的に見ても、Mossさんが「綱以降のみを記述するという形でまとめられた」という事ではないと解釈しています。
Mossさんの仰られている「目を含めた除去」の意味がわかりにくいのですが、『動物界脊索動物門○○綱○○目○○科○○属に分類される○○。』から『動物界脊索動物門○○綱○○目』まで除去するという意味であれば、今回の氷鷺さんの提案の対象ではないと思います。また、私が例示した『ウサギ目(中略)は、動物界脊索動物門哺乳綱に属する目』であれば、私は『動物界脊索動物門』の除去としているので、Mossさんの考えと近い違っていないと思います。--会話) 2015年6月8日 (月) 09:54 (UTC) 一部修正--会話2015年6月8日 (月) 10:43 (UTC)[返信]

学名ラテン語の記事名について

現在表ページの表には

項目名の推奨表
標準和名 カタカナ ◎ 最も推奨される項目名です。原則としてこのスタイルを採用して下さい。
漢字・漢字混じり 大腸菌肝吸虫のようにヒトとの関わりが深い生物で定着している場合、哺乳類裸子植物のように高次の分類群に使います。
学名 属名+種小名(細菌では属名+種形容語) ヘリコバクター・ピロリのように種の特定が必要な細菌、ヒト属、愛玩用の外来動物などに使います。
属名カタカナ クラミドモナスのように、和名が無いかあまり知られていない生物に使います。
種小名カタカナ エリンギのように、慣例的に使われている場合のみ使います。
アルファベット × 日本語版ウィキペディアでは推奨されません。日本語での記述を検討して下さい。ただし和名が存在せず、カタカナで表記した例も見つからない生物では、やむを得ず学名をそのまま項目名としても構いません。
俗称 × 推奨されません。標準和名や学名を使いましょう。

とありますが、 現在「学名/アルファベット」(6段目、太字)に当たる例として生物分類表へのリンクをざっと確認してみたところ、Pelecus cultratusHyposmocoma molluscivoraPhanerochaete chrysosporiumVernonia glabraSpinoloricus cinziaPaedophryne amauensisArgiope protensaCamponotus schmitziBarbourula kalimantanensisPorphyra umbilicalisPseudomonas protegensPseudomonas tomatoが見られました(見落としはあるかも)。 それぞれの対応はまちまちで、Template:暫定記事名をはっていたり、Template:記事名の制約をはっていたり、何もなされていなかったりします。学名の属名, 種小名(種形容語)は斜体であるべきであり、英語版では斜体で表示されています。なのでこういった記事に関して、すべてTemplate:Italic titleを適用し、タイトルを斜体にするのはどうでしょう?(Template:暫定記事名はそのまま、Template:記事名の制約は除去)

また、上記の表について、現在は「種小名カタカナ:△、アルファベット:×」となっています。 しかし、種小名カタカナは(知識不足なだけかもしれませんが)エリンギぐらいしか思い当たらず、アルファベットは上記のような事例があります(特にPelecus cultratusに関しては、英名から議論のもと移されたという経緯があります)ので、「種小名カタカナ:△、アルファベット:△」または「種小名カタカナ:×、アルファベット:△」、もしくは「種小名カタカナ:×、アルファベット:×」にすることを提案します。 ただ、「アルファベット:△」としてしまうと、他の記事名との整合性の問題(現在ある例では、シュードモナス属の記事にはPseudomonas protegensシュードモナス・シリンガエが存在する)がでてきますので適当でないかもしれません。

さらに、上記の表について

日本語版ウィキペディアでは推奨されません。日本語での記述を検討して下さい。ただし Pelecus cultratusなど、和名が存在せず、カタカナで表記した例も見つからない生物では、やむを得ず学名をそのまま項目名としても構いません。

としてはどうでしょう。

ついでに検索の過程でいくつか疑問を抱いたのですが、こちらにもコメントお願いいたします。

--Kingfiser会話2015年12月18日 (金) 13:14 (UTC)[返信]

@Kingfiserさん もう二年以上も前の話題である事は承知ですが、賛意を示させて頂きます。具体例を含んでおり、より分かりやすくなって良いと存じます。こちらも他の箇所について提案がございます。詳しくはすぐ下の節をご覧頂ければ幸いに存じます。--Eryk Kij会話2018年5月17日 (木) 17:07 (UTC)[返信]
 Eryk Kijさん、ありがとうございます。最近多忙のため執筆活動を退いていたのですが、目を通してみます。--Kingfiser会話2018年5月25日 (金) 12:58 (UTC)[返信]


カタカナ記名について

英語名っぽいもののカタカナ記名については私も関わっている案件があります。サザンプラティフィッシュなんですが、これはごく普通に熱帯魚として知られており、その分野での名はプラティです。現在の記名は標準和名でがあるそうですが、知名度と利用がごく少ないと思えます。熱帯魚や観賞植物ではこのような例がかなり多いように思います。これについてもご判断をお願いしたいのですが。--Keisotyo会話2015年12月18日 (金) 21:40 (UTC)[返信]

コメント Template:Italic titleでイタリック表示にするのは良いと思います。本来斜体や下線で区別すべきものなので。Template:暫定記事名の併用にも賛成です。
種小名カタカナは、確かに種小名のカナ転写例はエリンギくらいしか無いのであまり重要ではありません。しかし和名に由来する種小名が付いて結果的にそうなっているもの(トラザメアカエイなど)や、種小名を含む名前の寄生虫(ギブソン糸状虫マーシャル糸状虫ロデシア眼虫など)もあり、特に排除することも無いと考えて△になっています。
アルファベットが☓なのは、やはり日本語版なので日本語化を重視しようという努力目標みたいなものです。生物屋としては学名で立項できれば最も正確で楽ですが、他の分野の人から見れば異議があるでしょう。従ってこの「☓」はプロジェクトに対する対外的な目を気にした面があります。個人的には学名アルファベットで立項されても全く構いません。
Candidatusは少なくとも記事中では付けるべきですが、記事名としてはどうでしょう。自分には判断できません。無い方がスマートですが、必ずしも外れる見込みがあるものではないですし、何よりICNBで定められた規則です。Candidatus付きで立項した人の良識を慮れば、積極的に外す気にはなれません。
ペットや観賞魚の通称名は扱いが難しいです。普及している名前なので、その意味では採用を躊躇する必要は無いですが、藻類をコケ呼ばわりするような分野の名称は(Wikipedia で言うところの)信頼に値するのか、という問題はあります。しっかりした書籍だと思っても、「コケ対策にプレコ」のような記述が平気で出てくる。サザンプラティフィッシュのように標準和名が存在するのならば、そちらを採用すべきだと思います。- NEON会話2015年12月20日 (日) 15:38 (UTC)[返信]
Keisotyoさん、NEONさん、コメントありがとうございます。
では、Template:Italic titleについては即時付けていってよろしいでしょうか。
表中の種小名カタカナ:△、アルファベット:×はそういう理由だったのですね。安易な提案申し訳ありませんでした。(過去ログを再度確認してみると「フェアリーポッサム改名についてのコメント依頼」という節に議論があったのですね…)表中の例示については何も言及されていないのですが不要ということでしょうか?個人的には例があったほうがわかりやすいと思ったのですが、推奨されないということで書くべきでないのでしょうか。
Candidatusについて、記事中では付けるべきというのは勿論だと思いますが、記事名では他の記事との不統一は混乱を招きますし、これから執筆されることも考えて、ガイドラインがあってもよいと考えています。ところで、Candidatusを学名片仮名表記につけるにはどうすればよいのでしょう?
英名のような(和?)名については… うーん、良い案があるわけではないので流れに従います。--Kingfiser会話2015年12月22日 (火) 14:47 (UTC)[返信]
対象となる記事の数も少ないですし、Template:Italic titleは付けて構わないでしょう。過去ログは所詮過去の話なので、もちろんその後の改変があって然るべきだと思います。アルファベットも例示を入れた方が分かりやすいでしょうか。挙げられた記事のうち、Spinoloricus cinziaは自分が立てたもので、(立項が適切だったかどうかはともかくとして)当面和名が付きそうにもありません。このへんを入れても良いかも知れません。
Candidatusについては、微生物に詳しい人の意見を伺いたいです。真正細菌・古細菌を執筆している方々の中には、プロやセミプロの人が居ると思うので。- NEON会話2015年12月28日 (月) 01:01 (UTC)[返信]
私としては、アルファベットの記事名は極力避けてほしいと思います。これは私自身、高校生くらいまでは文章中に学名がアルファベットで出てくると目が拒否したという印象を持っているからです。せめてカタカナであればまだ史嫁が拾いやすかったんですよ。
といいつつArgiope protensa作ったの私です。アルギオペ・プロテンサでよいかとも思ったのですが、日本語の出典はなかったですし、それに何よりアルギオペを英語読みではアージャイオーペと読むんだと聞いたことがあって、表記の揺れが大きすぎると感じたもので。その辺の判断が付けば、カタカナにしたかったですね。--Keisotyo会話2015年12月28日 (月) 01:12 (UTC)[返信]
報告 とりあえず、Template:Italic titleの貼付を行いました。 上記の通り、Template:記事名の制約がついているものについては除去、Template:暫定記事名はそのままにしています(新たに追加もしていない)。
現在、学名の片仮名表記はラテン語読み/英語読みに拘らず通用しているものを採用している(はず)ですがこれをラテン語読みに統一するとこういった問題は一掃されるんですけどね。独自研究に引っかかるのでそういうわけにもいかないんですよね?--Kingfiser会話2015年12月28日 (月) 08:40 (UTC)[返信]
イタリックの追加、ありがとうございます。読み方の過度の統一や、存在しないカナ転写の記事名は仰る通り独自研究にあたると思います。ノート:バシラス属や、過去ログの「Aspergillus nidulansの改名について」のように、検討を要する事態も多いでしょうし。- NEON会話2015年12月29日 (火) 16:07 (UTC)[返信]

(まだ余裕がありますが、最後の議論から数年経過している事も考えインデントは一応戻させて頂きます)私は近頃日本に生えていない植物記事の新規立項に力を入れている者でございます。YListやこちらの文書を参考として記事名を決めて参りましたが、どうもモヤモヤする事が多いです。そもそも日本に生えていない = 和名がつけられた事がない種は多いのですが、折角日本語文献で名がつけられていても植物学的な文献でないので和名ではなく俗称に過ぎないのではと考え、しかしアルファベット表記は非推奨であるので、日本語化された例がないにもかかわらず学名を自身の考えるラテン語の音写とした例があります(例: ブラキラエナ・フイレンシス、木材としての名は「ムフフ」; コルディア・ドデカンドラ、木材としての名は「ジリコテ」や「シャムガキ」等)。左記の例の場合いずれも植物図鑑における言及例がなかなか見つからず、YListにも記載が無い、つまり標準和名は存在しないという理解ですが、特に「ジリコテ」はGoogle検索にかけるとギター製作に用いられるものとして楽器界隈では広く認知されている事が窺える上、他の種を指す事もなくWP:CRITERIAの「認知度が高い」、「曖昧でない」といった規準をクリアしているのではないかとも思えました。しかし、Wikipedia:検証可能性等の様にTemplate:Policyが付されている類の(下線部追記: Eryk Kij会話2018年5月18日 (金) 17:44 (UTC)ガイドラインではないとはいえこちらの文書を無視して良い合理的な理由を思いつかなかった為、わざわざ学名を音写する選択を取りました。日本語話者にとってはラテン文字よりもカナで表記した方が読みやすいであろうという配慮が働いた面も、Keisotyoさんが2015年12月28日 01:12 (UTC) に表明された通りあります。ところが、Keisotyoさんがそうした認識をお持ちである一方、学名を記事名の基盤とするにしてもカナ表記された例がないものを強引にカナ化することに関しては慎重な姿勢を示されていた事や、NEONさんが前例の無いものをカナ表記化する事を「独自研究」にあたるのではと懸念されていた事につい数時間前になって気づき、私は愕然と致しました。KingfiserさんもKeisotyoさんもNEONさんも私も全員記事名の決定に関しては慎重に臨もうとしていた筈ですが、少なくとも私の場合は石橋が壊れないか確かめようとするあまりにダイナマイトで爆破した並みの本末顛倒な行いをしてしまった恐れがございます。[返信]

 本当に植物名のみに関する話となり恐縮でございますが、標準和名として認められているか否かの判断や、標準和名があるとしてもそれが広く一般的に認知されているものであるかについては曖昧である事が多い様に思われます。標準和名があるものとばかり思っていてもYListには記載が無かったり、YListにあったとしてもおよそ一般的に認知されているものであるとは思えないものが多々見られます。現時点で記事が存在するものに関して私の問題意識が関わってくるものはざっと調べただけでも以下の様になります。

現時点でYListに記載のない種の例
記事名 学名 備考
アルガンノキ Argania spinosa (L.) Skeels 英語から翻訳された植物図鑑の一つ(キングズバリ 2016: 35)にこの名による言及あり。
カルダモン Elettaria cardamomum L. Maton 世界大百科事典』に「カルダモン」の項目あり。執筆者は農学者の星川清親氏。
キワノ Cucumis metuliferus E.Mey. ex Naudin 現在の記事名「ツノニガウリ」も含めてYListには記載なし。
ティーツリー Melaleuca alternifolia (Maiden & Betche) Cheel 同属でYListに唯一記載されているものは「カユプテ」(M. cajuputi subsp. cumingiana (Turcz.) Barlow)。属名「コバノブラシノキ」はフトモモ科2006年5月7日 02:08 (UTC) 版以降)等に見られるが、出典不明。『世界大百科事典』では植物学者初島住彦氏による執筆項目「カユプテ」に「コバノブラッシノキ属」という言及はあり。
ドラゴンフルーツ Hylocereus undatus (Haw.) Britton & Rose 同属でYListに唯一記載されているものは「サンカクチュウ」(H. triangularis (L.) Britton & Rose)
ノコギリパルメット Serenoa repens (W.Bartram) Small 健康食品としてノコギリヤシの名で流通
ババコ Carica × pentagona Heilborn
ヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys A.Gray 学名は示されていないが『日本大百科全書』「豆」の項に言及あり(執筆者は文化人類学者の板橋作美氏)。また、学名の音写「ストロンギロドン マクロボトリス」(中黒なし)で紹介している植物図鑑(林・古里 1986: 667)あり。
ペピーノ Solanum muricatum Aiton
ラカンカ Siraitia grosvenorii (Swingle) C. Jeffrey ex A.M.Lu & Zhi Y.Zhang

この他、Category:木材には私が作成したものも含めて日本語の植物学的な文献(図鑑類も含む)ではあまり言及されていないものが多々見られます。以上の表の種は現在の基準を厳格に適用した場合、不適切な記事名であるという事になりかねませんが、一般書やマスメディアでも頻繁に目にしてきた覚えがございますので、これらを「不適切」とし、ラテン文字による学名を記事名としなければいけないとする事には強い違和感を抱きます。個人的には飴の原料として親しみのあるラカンカやテレビで当たり前の様に紹介されていたヒスイカズラが記載されていなかった事が大変ショックでした。またカルダモンが無いというのも非常に意外でした。

 少なくともカルダモンの様なその辺のスーパーでも見られる様なものについて、もし仮に『世界大百科事典』における言及がなかった場合に、学名がカナ表記されていないかわざわざ調べた上で、無いならばラテン文字の学名表記を記事名とする改名提案を……というのは、いくら控えめに申し上げたとしても流石に馬鹿馬鹿しいのではないかと思われます。そこで 提案 がございますが、俗称に関する扱いを以下の様に変更するというのはいかがでしょう。

「俗称 / カタカナ / △ 基本的には推奨されません。標準和名や学名を使いましょう。ただし探しても標準和名が存在しない可能性が高いものに限り俗称を用いても構いません。その場合は必ずその名称が用いられている出典を示して下さい。

なお現行の文書の同節にも「和名は複数存在する事もあります。もっとも一般的なものを精選するとともに、判断材料とした参考文献を挙げましょう。」とあります。現行のこの箇所と今回の私の提案における具体的な出典の示し方として最も望ましいのは学術論文における言及の箇所や一般書(図鑑類。ただし植物学的な性格ではないものも含む)や雑誌(の特に健康特集等)における言及の箇所を脚注で指定したものを複数並べる事であるというのが私の見解であるのですが、いかがでしょうか。

(余談)なお、学名のカナ表記をどうするかに関しては問題意識を抱いた方が存在します(参考: 辻野匠「学名 (ラテン語) のカナ表記についての試論」 『地質ニュース』675, 61-70頁, 2010年11月)。--Eryk Kij会話2018年5月17日 (木) 17:07 (UTC)[返信]

(追記)本文書の冒頭には「これらはこのプロジェクトからの提案であり、使用を強要するものではありません。また使用する義務を感じる必要もありません。」とありますね。私はどうもこうした文書類を規範と捉える傾向がございますので、その点は少々行き過ぎ考え過ぎであるのかもしれません。しかし日本に元々存在しない対象についての記事を書く度に、標準和名であるかはっきりした保証がないものを勝手に記事名として許容されるのか、という悩みがあるのです。その様な中でこの文書は悩みを解決する拠り所となるのです。それとも冒頭文の文言に甘えて勝手に振る舞っても何ら問題は無いのでしょうか。この点について他の方のご見解を知りたいという事が根底にあるのです。--Eryk Kij会話2018年5月18日 (金) 17:44 (UTC)[返信]

  • 反対 いろいろとたくさん言いたいことはあるのですが、ここ数日非常に疲れていて論点をまとめる気力が起きません。とりあえず、俗名の使用を公認するという提案には、強く 反対 しておきます。詳細な議論については後ほど投稿します。--Loasa会話2018年5月21日 (月) 12:23 (UTC)[返信]
返信 (Loasaさん宛) ご反応頂きありがとうございます。投稿履歴を拝見しましたがお疲れ様です。私も疲れさせてしまったかもしれませんが、意見が異なるとなればむしろ期待しております。ごゆっくり反論をまとめて下さい。この提案を行った動機は今後の自身の執筆予定に関わる事項である為というのが根底にあるのですが、既存の記事についても規準と合致しないものが多々見られる為曖昧な点を排除していきたいという事もございます。お疲れの中恐れ入りますが、ご反論の際には
  • 現在存在する記事の中で、現行の規準と矛盾する項目の扱いについてはどの様なものとされたいか
以上の点につきましても明示して頂ければ幸いに存じます。この点につきましては、これから新たに議論に参加して下さる方もご意見を表明して下さるとありがたいです。肝心の最初の提案で述べ損なってしまっておりますので私自身の現在の見解を以下にまとめておく事と致します。私の立場はこれから改名を行うのは誰にとっても負担が大きいので現状維持を正当化するためにも、標準和名か不明な記事名であっても生物学的に1種しか指さない場合であればそのまま追認すべき、というものです。そうすれば記事名の根拠となる出典(極力初版作成日時よりも前に出版・公開されたもの)を提示するだけで済む為です。ただ、俗名となると(場合によっては生物学的に近縁でも何でもない)複数種にまたがって用いられている場合があるという事は当然承知しております。そのような場合にはやむを得ず学名、出典があればその学名のカナ(下線部追記: Eryk Kij会話) 2018年5月21日 (月) 20:08 (UTC))表記とするのが最も賢明であると考えております。問題は、俗名が(下線部追記: Eryk Kij会話2018年5月21日 (月) 20:08 (UTC)他の種を指す可能性が著しく低いと思われる場合に関してです。この様な場合であったとしても(カナ表記例が見当たらなければ)わざわざアルファベットによる学名表記を記事名としなければならないのか、という違和感を覚えるのです。[返信]
 なお、上記の提案や今回の自身のコメントからは、私がYListに掲載されているものや植物学者による使用例が確認されるもののみを標準和名と見做している意識が読み取られるかと存じますが、この見方で正しいのか内心迷っております。本当はこうした提案を行うのであれば、その前の段階で正しく理解しているべきであったのですが……。--Eryk Kij会話2018年5月21日 (月) 18:44 (UTC)[返信]
@Loasaさん@Kingfiserさん、@その他本議論にご関心をお持ちの方各位 申し訳ございません、Loasaさんからのご反論を受けてから調整を図っていく構えでございましたが、その前に当方の問題意識について説明し直したり、自発的に認識を改めて提案を修正したりしておいた方が良いという考えに至りましたので、数日以内に改めて議論を投稿し直す事と致します。--Eryk Kij会話2018年6月14日 (木) 17:59 (UTC)[返信]
コメント 議論再開 数日以内と申し上げながら2ヶ月以上も放置してしまったのですが、提案を行うよりも先に、生物記事に携わる方々に質問を行いたいと存じます。全て植物を例に取り、既存の記事も含めて検討していきたいと存じますが、以下の様に「標準和名」が存在しないと思われる場合には記事名をどの様にする事が望ましいでしょうか。
  1. 学名をカナ転写した前例が見当たらず、和名と呼べるものもないが、(特に日本語以外に起源のある)商業名等での言及例が存在する。
  2. 学名をカナ転写した例はあるが、それは現在ではシノニム扱いで、正式な分類名を信頼できる情報源において言及した例が見られない場合。
    1. ただし、一般的に知られていると思われる学名以外の名称が存在する場合。
      • 例: Rotheca myricoides(追記: この種に関しては現学名の転写「ロテカ・ミリコイデス」で紹介された文献[2]が見つかりましたが、仮にこうしたものが見つからなかった場合の話としてご理解頂ければ幸いです。なお次に挙げてある「ブルーエルフィン」は一品種名に過ぎず、これを記事名とするのは同種の原種や他品種が除外されるので不適切でしょう。--Eryk Kij会話2018年9月28日 (金) 16:57 (UTC)(園芸用にブルーエルフィンの名で流通。シノニムの Clerodendrum ugandenseクレロデンドルム・ウガンデンセと転写されて掲載されている[3][4]が、厳密には属名転写と種小名転写が別々に記され、中黒つきで表記された例は『植物レファレンス事典』(日外アソシエーツ、2004年)などに見られる。)[返信]
    2. 現在はシノニムとなっている学名の転写例のみが存在する場合。
  3. 属名部分の転写例が存在し、かつ種小名も他の種に対して用いられた例が存在するもの。
 全く何も見当たらないとなれば学名そのままのラテン文字表記を記事名とするしかないで諦めがつきます。しかし、はっきり「標準和名」と認定できるものではなかったとしても特定の1種以外を指す事が考えられないのであれば、Wikipedia:記事名のつけ方#記事名を付けるにはで理想とされる5つの基準のうち「認知度が高い」、「見つけやすい」、「曖昧でない」を満たすので問題ないと存じます。上の事例3.のみはこれら5つの基準でいえば「曖昧でない」以外を満たせないかもしれませんが、人名についてはこれまで日本語圏で全く知られていない人物であっても原語表記のままではなくカナ表記等に変換するのが当たり前となっており、信頼できる情報源に乏しい上にあまりにも原音と乖離しているという根拠が存在する場合以外は独自研究等と指摘される事がないので、基本的にラテン語である学名の転写を行っても全く構わないのでは、という認識でございます。もっとも、そのラテン語の転写にも様々な方法がある事は存じております(再掲: 辻野匠「辻野匠「学名 (ラテン語) のカナ表記についての試論」『地質ニュース』675, 61-70頁, 2010年11月)。しかし属名と種小名それぞれの転写例を信頼できる情報源から示す事が可能である場合であれば、たとえ作成対象を直接言及した例がない場合にそれらの転写例を合成してウィキペディア上に公開しても独自研究には当たらないのでは、という考えでございます。--Eryk Kij会話2018年9月4日 (火) 22:07 (UTC)[返信]
ちょっと質問からは外れるのかもしれませんが、気になったので一言。ラテン語ベースの学名をその本来の姿であるはずのアルファベット表記で記事名とすることが、ウィキペディアにおいてここまで否定的に評価されているということにとても驚いています。そもそも学名の読み方というのは、決まりがありません。日本人はわりとローマ字式に読みますが、アメリカ人は平気で英語式に発音します。その日本人にしたところで、chaetoというつづりを「キート」と読んだり「カエト」と読んだりと、かなりの幅があるものです。どれかの読み方が圧倒的に人口に膾炙しているという状況が認められるなら別ですが、そうでないものをすべからく無理やりにカナ化するとなれば、読者としては、ウィキペディア上で何か特定の生物種について知りたいとなったとき、ウィキペディアの編集者がどの読みを採用したのかをいちいち検討し、いくつものカナ表記を試行錯誤しなければなりません。これが本当に「見つけやすい」といえるのでしょうか。私はすこぶる疑問です。オリジナルのアルファベット表記を標準とすればこのような問題はいっさい発生しません。アルファベットにアレルギーのある方もおられるようですが、ここは少しだけ乗り越える努力をしていただいて、「アルファベットでの記事作成ぜんぜんOK」ということに、あるいはせめて本来のアルファベット表記を記事名のエイリアスとして設定すべしというように、合意することはできないものなのでしょうか。--Dropped out biologist会話2018年9月16日 (日) 15:43 (UTC)[返信]
予想される反論として、日本人以外の人物・海外の土地名など、みんなカタカナ表記ではないかというのがあるでしょう。しかし、アメリカ人ならアメリカ英語式に、ドイツの地方自治体の記事ならドイツ語式に読めばいいことは明らかであり、細かい「-」の有無など表記ゆれはあるもののほぼ一意にカタカナ表記が定まるといえます。ラテン語学名はそうではないということです。ウィキペディア全体の調和も大切ですが、分野ごとの事情も無視するべきではないと考えます。--Dropped out biologist会話2018年9月17日 (月) 14:13 (UTC)[返信]
反論しておきます。
  • 「アルファベットにアレルギーのある方もおられるようですが」私は記事書きのために英語論文を曲がりなりにも読むものですが、それでも英字記事は意識を集中しないと読み取れません。より分野に遠い人なら、もっとそうでしょう。しかもアルファベットを見慣れた人であっても、学名はラテン語であり、その綴りのパターンは英語と違います。ふつうの人は目が拾いません。
  • 「ここは少しだけ乗り越える努力をしていただいて」これはどなたに対しておっしゃっているのでしょうか。専門分野を目指しているものであれば、こういう言葉も当然と言えましょうが、ここは一般人向けの百科事典サイトなのです。例えば高校生も読むはずですよ。それに対してこの言葉を投げるのが、当然と思えますか?
  • 私も1本学名アルファベット綴りの記事Argiope protensaを書いていますが、これは属名がローマ字的読みと英語式読みの乖離が極端(例えばアルギオペとアージャイオーペ)な例として挙げられているのを見た記憶があってのことです。日本語の百科事典の記事名が日本語表記であって欲しい、それは当然ではないでしょうか。--Keisotyo会話2018年9月18日 (火) 13:57 (UTC)[返信]
失礼ながら、その反論は「アルファベットはカナより見にくいに決まっている」という個人的な感覚のみに依存し、実際的な記事へのアクセシビリティを度外視した主張に思われます。私から見れば「Argiope」も「アージャイオーペ」も「拾いにくさ」という点では大差ないですね。非常に定着したカナ表記が存在するならそれでもいいのですが、他の分類群まで探索範囲を広げてやっと「こうじゃないかな」と推測できるような「正しい」カナ表記を記事名としたとして、本当にそれが記事の見つけやすさにつながると思いますか。私は全く思いません。--Dropped out biologist会話2018年9月23日 (日) 05:59 (UTC)[返信]
カタカナ表記が検証可能性を満たさないために批判を恐れて立項できないというのは不健全だと思いますので、アルファベット表記を行うための形式的基準はあってもよいかと思います。--ぬまえびす会話2018年9月18日 (火) 01:42 (UTC)[返信]
コメント 私はこれまでKeisotyoさんが表明されてきたものと同じ考え方で、極力記事名をカナ表記にしてお送りするのが日本語話者向けとしては望ましいという考えでした。しかしDropped out biologistさんの2018年9月16日 15:43 (UTC) のご意見を受けて、カナ表記の前例があるものであってもあまりに言及例の総数が少ない場合は、ガイドライン文書であるWikipedia:記事名のつけ方#記事名を付けるにはのいう「認知度が高い」、「見つけやすさ」を本当に満たせるのかどうか疑問に思えて参りました。Keisotyoさんによる 2018年9月18日 13:57 (UTC) ご投稿のコメントを拝読してから以下の様な妥協案を考えついたのですが、いかがでしょうか。少なくとも、ぬまえびすさんが懸念されている様な記事作成の度に記事名を問題にしなければいけない負担は減る事が期待されます。
  • (日本語文献による言及例が著しく少ないと判断されるもの、特に和名の存在しないものに関しては)ラテン語の学名をそのまま記事名とする。ただし記事の導入に学名のカナ表記を示し、以降の本文での言及はそのカナ表記を用いて進めるという形式をとっても構わない。
 さて、私は妥協案の一部を括弧でくくっておりますが、これは私が現行の目安表のいう「標準和名」の範囲が曖昧であると考えており、変更の余地があると思われる為です。和名と俗名の線引きでもうずっと悩み続けております。具体的には上の質問で示した「商業名」や「園芸名」(追加の例示となりますが Xerosicyos danguyi に対する「緑の太鼓」など)を記事名とするのはありなのかという点です。この点につきましては名指しとなりますが、以前私が問題意識の共有を怠ったまま粗雑な提案を行った際「俗名の使用を公認する」事に関して強い反対意志を表明されたLoasaさんのご見解を特に詳しく伺いたいところです。--Eryk Kij会話2018年9月18日 (火) 19:21 (UTC)[返信]
コメント 論点追加 記事名に関してもう一つ悩んでいる事がございます。それは分類でいえば等のものについてです。日本語名が一切確認できないものは「ラテン語そのまま」(例:「Brosimum」)あるいは「ラテン語名+属」(例:「Brosimum属」)とするのが良いでしょうか。
 また、和名がつけられている種が存在していたとしても無条件でそれを属名に転用してはならない、という認識でよろしいでしょうか。たとえばアオイ科(旧アオギリ科)の植物で Dombeya という属が存在し、『図説熱帯植物集成』(E.J.H. Corner、渡辺清彦、廣川書店、1969年)という書籍の483頁に掲載されている Dombeya spectabilis という種には「ベニハナギリ」という和名が付されていますが属名の日本語表記はない上、この和名はこのコメントを書いている時点では検索エンジンで何の情報も(無関係な情報すら)ヒットしない状況です。属名の言及で前例があるのはむしろ学名のカナ転写から採られたものばかりで、「ドムベヤ属[6]や「ドンベア属[7]、「ドンベヤ(属)[8]というようにバラバラに用いられています。この様な場合、左記のカナ転写による属名の表記例から適当に選んで項目名とする事が考えられますが、表記揺れを避けて通りたいからといって「ベニハナギリ属」とするのは独自研究となり許容されないという認識でよろしいでしょうか。表記揺れの問題を考えたくないのであれば、上記の Brosimum(クワ科の植物で木材が得られるスネークウッド B. guianense や食用となる果実が取れる「ラモンの木B. alicastrum などの有用植物で知られています)のケースと同様の扱いとするべきでしょうか。
 ところで、数日前に提示した「妥協案」につきましては本当に異論はないでしょうか。今回の場合、異論がないからといって勝手に合意形成と見做すやり方は問題であると考えておりますので、現時点で反対でない場合にはごく短いもので構いませんのでコメントの表明をお願い致します。なお、2018年9月4日 22:07 (UTC) に行った質問に関しましては、現在は「1の事例については商業名の使用が公認されるのであればそれを使用したい。2の事例については、記事名は学名アルファベット表記で設定するが、本文中では任意でカナ表記を用いる形式で構わない」という見解です。--Eryk Kij会話2018年9月22日 (土) 17:33 (UTC)[返信]
改定案を支持します。
まずは、こうした「和名を持たない」ようなマイナーな生物をあえて調べようとするのはどんな人たちか、ということに思いを致すべきでしょう。典型的なケースは、おそらくは素人ながらも何らかの「生物に関する専門的な事柄」について調べていて、論文などを読むことになり、そこに出てきた生物について簡単に知っておきたいといったところではないでしょうか。
オープンアクセスで読める和文雑誌、たとえば、和文誌「藻類」日本菌学会会報などを見ればわかるように、専門誌では和名が存在する場合でも学名を必ず併記するものです。和名が見当たらない場合は学名のみが表記されます。たとえば日本生態学会誌の論文で「環境DNA分析の野外調査への展開」というのがあります。この中にはいくつも和名を持たない種への言及があります。和名をもたない種は「カエルの 1 種(Pelobates fuscus)」のように書かれていて、決して「ペロベーテス フスクス(Pelobates fuscus)」ではありません。目が拾おうと拾うまいと、コンテンツ内に確実に存在するのはラテン語表記の学名であってカナ表記の学名ではありません。記事名がアルファベット表記になっていれば、これらの記事中のウィキペディアの検索窓にコピペすることで容易かつ確実にその記事に行けつけるはずです。こう考えれば、カナ表記云々に拘ってアルファベット表記を避けるのは、苦労してわざわざ利便性を下げているとみることさえ可能です。--Dropped out biologist会話2018年9月23日 (日) 06:46 (UTC)[返信]
1つだけ。一般人向けの百科事典の記事名をどうするか、という議論に対し、例として学術雑誌を取り上げるのは、はっきり言って奇異であり、とてもなじめないと思います。それは学術雑誌であれば学名を、それもアルファベットでいいでしょう。それで読み取れない奴は読む資格無し、でもいいと思いますが。--Keisotyo会話2018年9月29日 (土) 08:55 (UTC)[返信]
私が上で提示した想定ケースをお読みになってなおそういう反論なのでしょうか。だとすれば、誠に残念に思います。一般人は金輪際学術雑誌など読むはずはないと? むしろ素人ながらなんとか専門誌に目を通さざるを得なくなった、しかし、本当に専門家が参照するような事典辞書にあたるほどの必要性は有しない、という人にとってこそウィキペディアは有用であるべきでしょう。そのようなケースにおいて、「使われてもいないカナ表記」がほんとうにアルファベット表記よりベターと言えるのでしょうか。私はアルファベット表記を過度に否定的にとらえすぎていると考えます。
私は、すでに広く定着しているカナ表記、カナ表記が慣例化している分野、学会主導で標準的なカナ表記を制定しようという動きがあるような分類群についてそれらをすべて無視しろとは言いません。また標準和名で記事を立てることにも何ら反対しません。何もホモ・エレクトスHomo erectus に改名しろとか言っているわけではないのです。しかし、アルファベット表記を避けたいがためにどう考えても「認知度が高い」・「見つけやすい」とは言いにくいカナ表記を無理して探すというのは止めにして、アルファベットでOKというコンセンサスを作るべきだといっているのです。現在の過度のアルファベット表記否定は、読者にも筆者にも、ただ無駄な苦労を強いるだけと私は思います。
ついでに言っておけば、ウィキペディアの各ページに表示されている検索窓は、入力したキーワードと記事名が完全一致しているならその記事に直接飛び、そうでなければ全文検索結果を表示する仕様になっているようです。アルファベット表記の種名が記事名になっていれば、藻類雑誌の学名部分をコピーして検索窓にペーストしてクリックすることで、ラテン語音写のブレとか悩むことなく直接的に確実に記事に飛べるはずなのです。これ以上やさしいユーザーインターフェースがあるでしょうか。--Dropped out biologist会話2018年9月29日 (土) 15:56 (UTC)[返信]

(インデント戻します)このガイドの元となる議論を提示した者です。 まずフクロモモンガダマシGymnobelideus leadbeateriが、フクロモモンガの偽物のようで気に入らないという理由で、英名をカナ表記したような「フェアリーポッサム」「リードビーターズポッサム」といった名称で作成された前例がありました。それがきっかけで日本語版の生物において記事名になんらかのガイドが必要ではないかという私が議論を提示し、NEONさんらにご尽力いただいたことでひとつの前段階としてこのようなガイドを作成していただいた経緯があります。おおむねそれが今日まで保持されてきましたが、アルファベット表記に関してはこの前段階からさらに踏み込むべき段階に差し掛かっているのかもしれません。

「専門的な出典に名称がない限り、アルファベット表記の記事名とする」ことは支持します。「フェアリーポッサム」「リードビーターズポッサム」の件も含めて単に英名や学名をそのままカナ表記した(主に翻訳系)、あるいは非専門的・内容に疑問のある出典の段階で英名や学名をそのままカナ表記したかのような記事が既に多く作成されており、独自研究・内容に疑問のある非専門的な出典が用いられている・他の分類群とあまりに乖離した名称などの観点からこれらの問題が大きくなっているという懸念があります。以下に一部の例を上げます。

  • ヴァラヌス・ビタタワ → Varanus bitatawa 学名のカナ表記と思われる記事名。通常であればオオトカゲ科他種と同じく○○オオトカゲが妥当な和名と思われるが、この種に触れていてかつ日本語で執筆された専門的な出典がない。
  • ブライアンズ・シアウォーター → 既に改名されているが、英名のカナ表記と思われる記事名。ミズナギドリ科他種と同じく○○ミズナギドリ(オガサワラヒメミズナギドリ)とする出典が発行されるまで、記事を作成するべきではなかった。
  • アフリカンゴールデンウルフ → 新称の英名のカナ表記と思われる記事名。ウルフという和名の種<オオカミ・タテガミオオカミ>、アフリカではなくアフリカンが和名につく種は、少なくとも哺乳類ではいないと思われる。アフリカキンイロオオカミ(仮称)とする出典が発行されるまで、記事を作成するべきではなかった(もっともこの種は他に分類上などいろいろ問題があるため、作成そのものをするべき種だとは思わないが)。できれば狭義のCanis aureusの和名もキンイロジャッカルとして保持するか、ユーラシアジャッカル(仮称)など新称を併記している出典が発行されるまで待つのが望ましい。
  • クセノキプリス亜科 → 学名のカナ表記と思われる記事名。

ただし私は「アルファベット表記の名称の記事の乱造」を推奨はしません。少なくとも現生の四足動物(哺乳綱・鳥綱・爬虫綱・両生綱)では、「和名すらも定かでない・存在しないものが作成されてしまった場合の妥協・修正案」です。熱帯魚やペット用に流通している海外産の昆虫などでは、状況が変わると思います。化石種や植物に関しては、それぞれ慣例などもあると思いますし、なにより門外漢のためコメントは控えます。 アルファベットが推奨されないのは、私個人の考えとしては名称だけでなく他の情報も含めて記事の根拠となる出典を探す労力を惜しむべきではない。そもそも専門的な文献であっても日本語の名称すらも定かでない・存在しないものは「作成しない」のが望ましいという意味合いであると思っています。 余談ですがPelobates fuscusは、国内で発行されている専門書でも挙がっている種だと思うのですが、ニンニクガエル(スキアシガエル科ニンニクガエル属 英名 Common spadefoot)です(複数の出典の提示可能)。--Moss会話2018年9月29日 (土) 18:46 (UTC)[返信]

「日本語の名称すらも定かでない・存在しないものは「作成しない」のが望ましい」とのご主張には強く反対します。動物では和名をつけるのが当たり前の慣例かもしれませんが、藻類などでは和名など与えられていないし今後も与えられる可能性が限りなくゼロに近いものが大半です。それでも生物学的に特筆すべき対象はいくらでも考えられます。こういう記事をアルファベット表記学名を記事名として建てたとたん乱造などと批判されてはたまりませんので、そこだけは再考をお願いします。--Dropped out biologist会話2018年9月29日 (土) 20:47 (UTC)[返信]
@Mossさん なるほど、そもそも出発点はウィキペディアの一利用者が勝手に和名を付け始めたところであったのですね。それをしてはいけないという事が今は世間一般に共有されているかと問われますと、疑問が残りますからね……。
 藻類も含め植物は動物よりも和名の命名が追いついていないものと思われます。動物のうち哺乳類はこちらでかなり見つかりますし、先日Mossさんがある記事で出典として使用された「世界哺乳類標準和名目録」というものでも学名が更新されている事が確認できます。一方植物の場合、『植物レファレンス事典』(日外アソシエーツ、2014年-)シリーズという(権威あるものも含め)植物図鑑での言及例を集めた書籍が存在するのですが、学名のカナ転写しかなかったり、そもそもそうした形ですら載っていなかったりという例をいくつも存じております。ほかにオープンアクセス可能なものでは和名の検索が可能な YList というものも存在しますが、何もかも全てが網羅されているという訳ではありません。極端な例となりますが Cordia leslieae など、IUCNレッドリストにおいて相当深刻な段階である近絶滅種(Critically Endangered)であるにもかかわらず、和名どころか学名の転写例すら確認できないものも山ほど存在します。そして、これはIUCNレッドリストでは未評価ですがヌクシア・コンゲスタなどの様に日本語文献は記事名の出所を示すために用いるだけで、形態的特徴や利用法についての記述は外国語文献で十分賄える事例も存在します。また、上に挙げた「ロテカ・ミリコイデス」の転写例は実は先日偶然見つけたもので、出典が『植物レファレンス事典』になく(あるのは現在シノニム扱いの学名の転写クレロデンドルム・ウガンデンセへの言及のみ)、記事作成にあたって誰でも必ずあたる事になるかというと疑問のある事例となります。形態や利用法といった記事の本文となり得る内容について触れた文献自体は日本語・それ以外を問わず既に複数確保しているにもかかわらず、記事名が決まらない為に執筆を思い止まっている状態です。Rotheca myricoides の場合現行の規定では「ロテカ・ミリコイデス」を記事名とするのが最も望ましいという事になりますが、仮に他の種に関して現在はシノニム扱いとなっている学名の転写しか見つからない場合、最もよく見られる言及例だからといってその様なものを記事名にするよりは、学名そのままを記事名にして良いという事にした方が良いと存じます。私はこうした日本語圏においては呼称が安定しないものの、現学名は安定しており、内容に関する資料も十分に集まる種の記事が作成しやすくなる様にと考え、今回議論提起をさせて頂きました。
@Dropped out biologistさん Mossさんのコメントは主張というよりは、現行の目安の解釈であると存じます。しかし、Dropped out biologistさんのコメントからは、私の問題意識と多分に重なるものが感じられます。--Eryk Kij会話2018年9月30日 (日) 10:42 (UTC)[返信]
Dropped out biologistさん、「日本語の名称すらも定かでない・存在しないものは『作成しない』のが望ましい」は「少なくとも四足動物~」にかけていて、「化石種や植物に関しては、それぞれ慣例などもあると思いますし、なにより門外漢のためコメントは控えます」として、これには該当しないと私としては断ったつもりだったのですが、わかりにくい表現になってしまい申し訳ありませんでした。言い方が悪かったですが乱造→大量作成に関しても、植物・化石種(学名のカナ表記や属名のみが慣例で多いようですので)などは専門的な知識のある方・出典が手元にあるあるいは閲覧できる環境がある・あるいは専門的に執筆している方の判断に委ねます。--Moss会話2018年9月30日 (日) 14:14 (UTC)[返信]
魚類・甲殻類に関しては、少なくとも日本に定着していることが明らかな現生種およびその属・科・目などの記事は作成すべきと考えます。ヨシノボリのように学名のないものに次から次へと和名を提唱する研究者がいる分野とその他の分野で、記事に非常に大きな偏りが発生してしまうためです。記事名に関して疑義が生じた場合の妥協・修正案としてアルファベット表記を採用する可能性を残すべきという点では、Mossさんのご意見と同様です。--ぬまえびす会話2018年10月2日 (火) 04:53 (UTC)[返信]
「有効な和名出典が存在しないものに対してはアルファベット表記の学名を記事名とすることを許す」ことに賛成です.多少の欠点はあるでしょうが、どの案をとっても何らかの不備が存在するのであれば要するにどの欠点を許容するかという観点になります.私が支持する案は最もマイナス点が小さい物であると考えます.
私個人としては和名がない生物の記事を進んで作成しようとは思いませんが、何らかの理由によって実際に作成しようとする方にとっては一つの拠り所ができるでしょう.Moss様の「作成しないのが望ましい」とのお考えはどちらかというと私も同意する部分ではあるのですが、あくまで個人的指針です.よって、その指針を他者に強いたり、またはそれを守らなかった編集者を非難することはできません.私の個人的観点ではこれは「作成されてしまった場合の妥協」ではなく「作成されるであろう記事の暫定記事名指針」と解釈しています.--Preto(m)会話2018年10月4日 (木) 05:52 (UTC)[返信]

約1か月議論が止まっていますが、これまでのところで少なくとも「アルファベット表記の記事名を許容する」というところまでのコンセンサスができたのではないかと考えます。私としては、改定案を採用するか、少なくとも現行の推薦表から「× 日本語版ウィキペディアでは推奨されません。日本語での記述を検討して下さい。」を削除することを改めて提案したいと思います。

ただ、和名が存在するか否かをどこまで探索すべきかについて、気になる点が残っています。以前の私のコメントで使った例示について、Mossさんから、「Pelobates fuscusはニンニクガエルである」旨の指摘がありました。ところが、当該種についてはLSDBの和名生物名辞書プロジェクトでダウンロードできるデータにも日本産爬虫両生類標準和名リスト(2018年10月24日版)にも見当たらないのです。前者は最近アップデータ・メンテナンスされている様子がなく、後者は「日本産」ということで守備範囲外なのでしょう。こうした例で「複数の専門文献」見つけられなかった場合、探し方が足りないまま不適切にアルファベット記事名を採用したなどと叱られたくはないと私は思うのですが、「許容」とおっしゃった方を含めその辺をどう考えられているのかを伺いたい気がします。--Dropped out biologist会話2018年11月3日 (土) 18:51 (UTC)[返信]

では一応「許容」の側の者にカウントされるであろう私から少し思うことを述べさせていただきます.Dropped out biologist様の懸念はもっともなことだと思うのですが、仮に許容案が同意を得て推薦表が改定されたのであれば、そのような例ではだれも初稿執筆者を「叱る」ことはできなくなると思います.
人は誰しも常に完璧であることは望めないのですから、たとえ生物学に非常に造詣の深い編集者であっても和名の記述例を見落とすことは絶対にないとは保証できますまい.ならば「今まで一度たりともミスを犯したことのない者のみ石を投げつけよ」です.そしてこの許容案が採用されたならば、多数の学名記事名が濫立することは容易に想像できます.しかしそれは多くの場合「生物学にそれほど詳しくないだけの善意の編集者」が、執筆・翻訳の際に自らの知る範囲で和名を見つけることができなかったというだけだと思われます(悪意の発露のためだけにわざわざ記事を書く例は少ないでしょう).であるならば、たとえ実際にはその生物に和名の記述例が存在したとしても、他の編集者ができること・すべきことは、初稿執筆者を責めることでも叱ることでもなく、「この分類群については出典○○に××という和名の使用例があります.そこで記事名の××へ改名提案をしようと思うのでよかったらご賛同ください」のようにすればよいだけです.
ついでに、またこの案が採用された場合のはなしですが、今の我々は現行制度の中で「正式な記事名としての和名」を探すことに戦々恐々となっていますが、後の編集者は「(ちょっとだけ)調べたけれどよく分からない」「調べてみたら複数の和名が存在するけれどもどれがベストか自分では判断つかないのでよく知ってる人に任せよう」といった比較的軽い気持ちで学名記事を作成する例が多々でてくるでしょう.こういった例に関しても上と同じく、"よく知ってる人"が「はいはーい、ではこれについては改名提案します.こっちについてはノートで議論の場を設けるのでそこで相談しましょう.この記事についてはうーむ、しばらくは学名記事のままですかね」といった(こちらも比較的軽い)スタンスで対応すればよいものだと考えます.専門家(を自認する人)のみでなく多数の人が共同して記事の作成に当たるのがWikipediaとしての本質であると思うが故です.間違っても必要な知識が少し足りないだけの善意の編集者を荒らし扱いすることはあってはならないと信じます.
個人的にはこれからも私が初稿を手がけるならば項目名の選定には大きく注力するでしょう.しかしこの案が採用されたならば、他者の和名探索努力が多少甘くみえようが特に何か言うことはないだろうと感じています.--Preto(m)会話2018年11月8日 (木) 09:40 (UTC)[返信]
コメント 途中参加ですみません。自分が初版翻訳した記事を例にします(オリエントスズメバチ、学名:Vespa orientalis)。新規作成時に図書館にて「昆虫の和名と学名の対応表」のような文献で調べたが、標準和名は見つかりませんでした。となると、プロジェクトのルールに従うと「ヴェスパ・オリエンタリス」(このカナで正しいのか不明)となります。さて、「hornet=スズメバチ」は、私程度の英語・生物学の知識しかなくても知っていますし、スズメバチを調べている人ならVespaで通じるかもしれません。しかし、ヴェスパ・オリエンタリスでハチを想像する人がいるとは思えません。「ヴェスパ」で思いつくのはせいぜいでスクーターでしょう(語源は一緒なのかもですが)。生物をかじった人が、Wikipediaではじめて記事を作成する際、「ヴェスパ・オリエンタリス」か「Vespa orientalis」かと言えば、それは多分後者で作るでしょう。
次に、Vespa orientalisとしなかった理由です。バラエティ番組のWEBサイトにしか記載されていないようなレベルの俗称は論外だと思いますが、複数の学術的な出典で使用されているような俗称であれば、標準和名がない場合は、それは使用しても構わないのではないでしょうか(と思って、記事名はオリエントスズメバチにしました。参考:日本動物行動学会京都大学生態学研究センターでの使用例)。
というわけで、学名記事で「ヘリコバクターピロリ」のようなカナ名を否定はしないが、無理にカナ名にする必要はない。俗称は、それを記載している出典の数と質を判断し、使用するかどうか決める、と思いますが、こういう話も分野によって全然違うのかもしれませんね。
--Sutepen angel momo会話2018年11月8日 (木) 13:57 (UTC)(JapaneseA)[返信]
コメント Dropped out biologistさんの11月3日 18:51 (UTC) のコメントからJapaneseAさんの11月8日 13:57 (UTC) のコメントまで拝読しました。Preto(m)さんの考え方は、私は見習った方が良いかもしれませんね。と申しますのも、私は執筆者の行動を縛る様な発想を少し前から考えていたのです。それは、記事作成対象となる生物のまとまりに応じて、和名やカナ転写の前例が無いか媒体を問わず特定のデータベースや検索エンジンで信頼できる情報源における前例を確認して頂く(例: 植物ならオンラインのYListや書籍の『植物レファレンス事典』)様にする勧告や、前例がない場合に勝手に和名を発明してはならないという文言を追加する事です。ここ数ヶ月だけで検証の結果データベースになく、前例がないにもかかわらず英名(とされるもの)を直訳して記事名としてしまったのではないかという事例がかなり目撃されています。どうも一執筆者が勝手に和名を発明してはならない(≒独自研究は載せない)という認識は利用者の誰もが当たり前に共有している訳ではない様に見受けられるのです。植物だけでも日本に自生しないものに関してはオンラインのデータベース(YList)にない名称が無出典(少なくとも直接脚注の形で示されてはいない)で記事名とされている例が山ほど見られ、書籍等に言及例がないか探そうとしているところです(以下に挙げるもの全部がそうです: アイスプラントアセロラカミニンギョウ科カムカムギニアショウガキワノギンピ・ギンピコウジ (柑橘類)コーカサスブナコブミカンサイウンカクシアーバターノキシナブナチア (植物)ドラゴンフルーツバターナット科ババコバンバラマメビカクシダ属ペピーノマカマンチニールミラクルフルーツメキシコトビマメメンガライベリールイボスレインボーユーカリローレルジンチョウゲ。どなたか検証にご協力いただければ幸いです)。不確かなものがこれだけの数あると正直ヒステリーを起こしたくなる(というより、左に色々列挙したのはもう完全に八つ当たりです。全部独りで抱え込むものではありませんね)のですが、Preto(m)さんのコメントを拝読し、私は大人の対応を取らなければならないと自分自身に突きつけているところです。私は現行の「項目名の推奨表」から不寛容さを感じ取りながら、別の不寛容さを他人に押し付けようとしている気がして参りました。「作成前に前例がないか調べて下さい」というお願いや、「勝手に和名をつけないで下さい」という注意書きまでは必要と考えますが、「データベースにない名称ならば出典をつけろ」(廃案とした5月17日 17:07 (UTC) の提案に盛り込まれていた内容)まではやり過ぎでしょうか。自分で考えて書いておきながら息苦しさを覚えます。
 俗称に関しての私の認識は、まさにJapaneseAさんが述べられたものと同様のものです。今にして思えば、複数の文献においてジリコテの名でしか知られていない植物の記事名を使用例未発見の学名カナ転写(コルディア・ドデカンドラ)としたのはやり過ぎでしたね。もっともオリエントスズメバチの事例は、私は神経質ですので導入に脚注で出典表示が欲しいと思ってしまいますが……。タナガワトウダイグサのようにごく限られた書籍にしか掲載がない場合にはやはり欲しいです。ほぼ執筆者本人しか出所が分からない場合、執筆者が活動から遠ざかってしまったら、検証したいと考える方が現れた場合に困った事になりますので……。極端な話となりますが、オンラインのデータベースのサービスが何かの間違いで終了となってしまった場合、結局頼りとなるのは紙媒体による言及例である気が致しますがいかがでしょうか。ところで日外アソシエーツが『昆虫レファレンス事典』というものを出していますので、昆虫に関してはこれを確認したいと考えております。--Eryk Kij会話) 2018年11月8日 (木) 19:53 (UTC)(追記: 検証済みのものを明示。--Eryk Kij会話2018年11月19日 (月) 16:12 (UTC)[返信]
「データベースにない名称ならば出典をつけろ」は、当然の要求どころか「名称には必ず出典つけろ」で良いと思います(WP:V)。そして、学術的な記述なのですから「名称には学術的な出典つけろ」となるでしょう。オリエントスズメバチに出典を付けました。すみません、お恥ずかしい限りです。以前、図書館にて御提示の昆虫レファレンス事典で調べたと思ったのですが・・・見落としがあってはいけないので近日中に図書館に行って参ります。ありがとうございました。--Sutepen angel momo会話2018年11月9日 (金) 04:43 (UTC)(JapaneseA))[返信]

コメントたまたま気付かされましたので、コメントしておきます。

  • 大前提として、学術の対象として扱う生物の識別子は命名規約によって統制された学名を用いるというのが、博物学から生物学へと発展してきた学問が長い時間をかけて到達したベストプラクティスであり、もちろん不要論を含めいろんな意見は出ていますがこれを越えるものは今のところありません。ですから、もっぱら学術の対象として扱われる生物の項目名は、Wikipediaにおいても学名でなければおかしいです。なおラテンアルファベットで書かれたもののみが学名で、それを字訳なり音訳なりしたものは学名とは呼べません。
  • しかしWikipediaに項目が作られる生物は(そしておそらく全ての生物は)、多かれ少なかれ学術以外との接点を持っています。巨視的な動植物には有史以前から名前があるものも多いでしょうし、微細な生物も(学術を生業とするものに限らず)人間が興味を持つからこそ認識されたものです。ですからWikipediaの各項目の内容は生物学に限られないし、したがって項目名も学名より優先されるものがありうることは当然です。
  • ところが何をどう優先するかは決して容易ではない。綿密な規約を構築した学名ですら一意に定めるのは容易ではないのに、規約のない和名を1つ選ぶことが容易なはずがありませんし、それは学名が識別子としてベストプラクティスになる理由の一つでもあります。
    • 学術団体なり法令なりによって統制された和名(いわゆる標準和名)があれば、それは優先されるべきものと言えます
    • 慣習的に受容されていることが客観的に示せるのであれば、学名より優先されてよいでしょう
    • 学術的な文献で提案または利用されているものも、上記より普遍性は劣りますが十分考慮に値します
    • (今回は主張しませんが個人的には慣例に準じた学名の字訳も排除すべきではなく、他方で学名の音訳・意訳、外名の字訳・音訳・意訳は、いずれも行うべきではないと考えています)
  • 以上のような優先されるべき日本語の名称(出典が明示されることが望ましい)が見付からないならば、学名(もちろんアルファベット表記)が項目名となるのは当然のことだと考えます。この点から、現在の学名>アルファベットの欄に「日本語版ウィキペディアでは推奨されません」とあるのは不見識であり、速やかに除去すべきです。

ところで「改定案」というのはどれのことでしょう?現状では賛意を示すべき対象が明示されておらず、いつまで経っても収束しないと思いますよ。--Mzaki会話2018年11月19日 (月) 11:25 (UTC)[返信]

@Mzakiさん 議論へのご参加ありがとうございます。「改定案」というのは恐らく私が複数の意見を受けて2018年9月18日 19:21 (UTC) に妥協案として提示した「(日本語文献による言及例が著しく少ないと判断されるもの、特に和名の存在しないものに関しては)ラテン語の学名をそのまま記事名とする。ただし記事の導入に学名のカナ表記を示し、以降の本文での言及はそのカナ表記を用いて進めるという形式をとっても構わない。」の事であると存じます。……合っておりますよね、@Dropped out biologistさん
 Mzakiさんは、私が個人的に胸につっかえていた点を多く拾って下さいました。特に、はっきり標準和名とされているものでなくとも「慣習的に受容されていることが客観的に示せるのであれば、学名より優先されてよいでしょう」というのには強く同意致します。具体的に「3つ以上の出典(極力互いに独立しているもの)が提示できる」といった条件とするのはいかがでしょうか?
 記事名の決定をめぐっては様々な論点があり、参加者の都合が合わなかったりする事も度々ありましたが、そろそろ「改定案」あたりは合意形成を図る段階に移った方がよろしいですね。「× 日本語版ウィキペディアでは推奨されません。」という文言の削除も併せまして。--Eryk Kij会話2018年11月19日 (月) 16:12 (UTC)[返信]
Mzakiさんのご指摘については多くの点で同意できます。「不見識であり、速やかに除去すべきです。」も賛同します(あまり強く言うのもと思って私はここまではっきり表明しないでいたんですが)。「改定案」が指し示すものについては「2018年9月18日 19:21 (UTC) の妥協案」と私は認識しておりました。たしかに確認が曖昧のまま議論を続けてしまっていましたね。カッコの中身をどうするかについてもちゃんと議論していませんし、だいぶん時間もたっていることですし、確認・復習の意味も含めて文案をフルで書き下しておくべきかもしれません。
ただし、《具体的に「3つ以上の出典(極力互いに独立しているもの)が提示できる」といった条件》はちょっと今ひとつです。一見厳格化しているようで「極力」などと曖昧な言葉を入れた中途半端な条件となっており混乱を招くでしょう。一方で、標準和名なんて基準がそもそもあいまいなんですから、その信頼性判定にがちがちな条件はそぐいません。図鑑なりYlistのようなものが一つ示せれば充分じゃないですか。--Dropped out biologist会話2018年11月19日 (月) 18:23 (UTC)[返信]
あらためて表明だけしておきます。ここは百科事典を作るプロジェクト、ですよね?それは忘れないでください。
学名が絶対であり、それはアルファベット綴りでなければならない、それが自明であるのは分かります。が、それは専門分野の中でだけのことなのです。
例えば新聞紙上に生物が取り上げられたとき、学名が出ますか?出たとしても、カナ書きになっているのではないですか?
私から見ると、ここで議論している皆様、いずれも専門分野に浸りすぎています。専門外の人間には、敷居が高いのですよ。専門分野は。
専門書は専門家しか手に取らないわけではない、という論がありましたが、全くの詭弁に過ぎません。もちろんそれはそうでしょう。手に取ることも、読もうとすることも出来ます。でも読めるか、というとそれはまた別です。専門書はそれでいいのです。専門家に読めればいいし、学生であればそれが読めるようにならなければならない。また、一般の人が読んでもかまいませんが、読めないからといって文句を言えない。文句があるなら諦めて出ていくか、さもなければ読めるだけの勉強をして出直してこい、それでいいはずです。
私は古い人間であたらしい話にはならないのですが、公害問題などに取り組んだ人たちの話には、そんな苦闘の様子がありました。何しろ企業も専門家も手を出してくれず、素人が自力で解明せねばならないことがままあったからですね。だから専門書に取り組まねばならず、そんなときは往々に高校の教科書から勉強し直す必要があったそうです。それが一般人です。
そんな人たちでもひとまず気軽に覗けるのが百科事典でなければならないのではないでしょうか。学名カナ読みは色々問題はあるでしょう。が、間違いなく敷居を低くする効果はある。それはとても大事なことだと私は思っています。少し前、とある方の植物記事に関して、用語に易しい説明をつけているのに対して、専門記事だからそれは不要、という声を寄せた方がいましたが、私はそれもおかしいと思っています。百科事典は専門書ではないでしょう?あらゆる語にまで説明をつけるものではないでしょうが、私は多分に言い換えてあります。
とまあそういうわけで、ここまでの議論も安易に学名そのまま記事名を認める、というものではありませんのでそれはそれとして、『「日本語版ウィキペディアでは推奨されません」とあるのは不見識であり、速やかに除去すべき』には反対します。それだけです。--Keisotyo会話2018年11月19日 (月) 22:54 (UTC)[返信]
我々は百科事典を作っています。五本の柱の1つ目に明記されているとおり、「ウィキペディアは、総合百科・専門百科・年鑑の要素を取り入れた百科事典です。すべての項目は、独自の研究を認めない方針に従う必要があり、正確となるよう努力しなければなりません。」正確であることが第一であり、Wikipediaが典拠として参照可能な百科事典として受容されるために必要なことです。平易な表現を心がけるというのは当然のことです。専門書であったとしてもわざわざ難解な表現を用いる意味があるとは思えませんし(する例があるのは知ってますが)。ですが不正確な表現をするのは正しくありません。学名を項目名として使うべきだということではないことはご承知だと思います。学名より人口に膾炙し、正確性が損なわれない表現があるならば、それを用いるべきです。しかしわざわざ正確性を担保するため識別子の体系である学名を排除するのは百科事典としての正しい姿勢ではなく、不見識なのです。--Mzaki会話2018年11月20日 (火) 01:36 (UTC)[返信]
別に記事名に出なくても、今までだって記事内や分類表では学名がちゃんと記されています。それで正確性は担保できますよね?あとは感覚的な差になるかもしれませんが。私も排除する気はないのです。ただ、記事名は日本人の一般人の目に優しいものであって欲しい。そんな感じですか。そんな意味では大勢の議論に対して絶対的に異論を立てる、というものではありません。ですからこれで黙るつもりです。--Keisotyo会話2018年11月20日 (火) 01:44 (UTC)[返信]
現にわざわざ排除する文面があるので不見識だと申しています。また「分類表に学名が書いてあるから記事名は俺が勝手に付けた和名でオッケー」というわけにはいかない(たしかに学名がないよりましですけど)こともご理解いただけると思います。むしろ私個人としては、(上にも書きましたが)用例がなくとも慣例に準じて学名を字訳した項目名を受容すべきだと思っています。種名くらいなら固有名詞というか記号みたいなものなので横文字でも比較的受け入れやすいような気がするけれど、高次分類群になってくると概念としての意味合いが強くなり日本語文に横文字混じりはどうかなというのが実感なもので。ただ現状でそれをやれば独自の研究を認めないことと衝突してしまうので、やるとなれば相応の理論武装と制度設計が必要になるでしょうし、それをした上でも合意できる可能性は大きくないのではないかな。--Mzaki会話2018年11月20日 (火) 02:25 (UTC)[返信]
コメント 現状のプロジェクトルールではアルファベット学名は実質「禁止」となっています。今回の改定案はカタカナ学名を「禁止」するようなものではなく、アルファベット学名を「許可」し自由度を広げるものです。それは私も含めた皆様の意に叶うものだと思います。次に、俗称(やカタカナ学名)の「3つ以上の出典」ですが、プロジェクトルールでは具体的な数を書かずに、出典の質と量で決まるようにしておけば良いと思います。標準和名最優先、俗称(やカタカナ学名)が個人サイトにしか記載のない場合はアルファベット学名優先、専門図鑑に記載があれば俗称(やカタカナ学名)優先とするのは皆様宜しいでしょうか。では、一般科学誌・サイト(ニュートンやナショジオ、日経サイエンスなど)、学術誌と関係ない普通の新聞、「身近な有毒生物ベスト〇〇」(と書いておきながらコブラやドクトカゲが載っているような)のような面白おかしく書かれた本、といったレベルの出典に1つだけ、俗称(やカタカナ学名)の記載があった場合どうするべきでしょうか?多分ここで議論されている方の大半は、いずれのケースでもアルファベット学名にされそうですね(私もですが)。では、それが2つだったら、あるいは3つだったら、5つだったら?Keisotyo様が仰るようにアルファベット学名指向に傾き過ぎるのもダメですが、一方 反対の方向に傾き過ぎるのもダメでしょう。私見では専門図鑑5点、一般科学誌・サイト2.5点、新聞2点として合計10点超えれば俗称(やカタカナ学名)にする、といった感覚ですが、私もどちらかといえばアルファベット学名指向です。ちなみにプロジェクト:天体では、実情はともかく意見としては「日本語記事名とできるのは専門学術誌・サイトか天文辞事典クラスの出典が必ず1つ以上ある事。そうでなければ英語記事名」で少ないメンバー間で合意しており、記事名であるかどうかに関らず 英語名を独断でカナ名とするのは独自研究となります。これと同様に、Wikipedia編集者がアルファベット学名をカナ学名に翻訳してしまうのは、独自研究にならないのでしょうか。オリエントスズメバチ、やはり過去の調査同様 昆虫レファレンス事典およびその増冊に記載はありませんでした。--Sutepen angel momo会話2018年11月20日 (火) 04:16 (UTC)(JapaneseA)[返信]
Eryk Kijさんご提示の「3つ以上の出典(極力互いに独立しているもの)が提示できる」はよくないです。慣習的な受容を示すのに必要な文献数は文献の性格や質によって異なるのが当然です。大事なことは、ウィキペディアが和名創作の場になってはいけないということであり、そのためにウィキペディア外部に和名としての受容の典拠を求める必要があるということでしょう。出典を伴う複数の和名の間での優劣については編集(移動)で対応できますが、創作和名を垂れ流してしまうのはちょっと取り返しが付かないことですので。これは通常の記事に出典が求められているのと同じなのであって、数を規定する性格のものではないと思います。もちろん幅広い出典があれば、そのほうが受容の典拠として優れているとは言えるでしょう。--Mzaki会話2018年11月20日 (火) 04:41 (UTC)[返信]
学名カナ化についての私見です。ウィキペディア外部の専門家も当然従うことが期待される字訳の規則が存在していて、それについて合意できれば、独自研究にはならないと思います。たしか化合物のIUPAC名に関しては字訳規則があるんじゃなかったかな。薬の名前も字訳規則を見た記憶があります。ただ学名について「外部専門家も当然従うことが期待される字訳の規則」なんてないと思います。外部専門家が当然従うとまで行かなくても、外部専門家の判断と表記揺れの範囲に収まることを合理的に期待できる字訳規則の採用を合意する、というのも論理としては通じると思います。ハイフンとか中黒の使い方、ビとヴィの違いのようなものは、一般には用語統一というよりは編集慣行の範疇ですので、それの延長として合意するということです。ただ本当に可能かというとわかりません。(学名の場合は音訳という選択肢に魅力を感じる方が多いことも問題になります。学名について規範的な発音を定めることはできないので、音訳は選択肢になり得ないというのが私の意見です。ですが、外部専門家が音訳を好むことは当然想定されるので…。)私は「学名表記を避けるために創作和名が横行すること」を回避する事が最優先だと考えており、こういう検討は今回はないものとして扱うのがよいと思っています。--Mzaki会話2018年11月20日 (火) 05:07 (UTC)[返信]
今回の議論と直接関係はしませんが、「学術団体や法令などによって統制されている和名」の情報源をまとめておくことは有意義だと思います。オンラインで参照できるものは極めて便利でしょうし、そうでなくとも図書館などで参照可能なものは事前にリストアップされているほうが嬉しいですよね。もちろんこれらの情報源を参照することを義務化するという意味ではありません。あくまで参照可能な情報源として。--Mzaki会話2018年11月20日 (火) 05:19 (UTC)[返信]
keisotyoさんの主張には私としてはいろいろ異議がありますが、反論を考えると私や誰かの発言を反復することにしかなりそうもありません。ただ一つ言っておきたいのは、専門的なトピックを扱う記事は「敷居を低くする」というよりは「敷居を跨ぐ方法を示す」ものであるのが望ましいと考えます。この議論の当初はとにかくアルファベット表記の記事名を避けることが至上命題のようになっていて、誰も使ってもいないようなカナ表記をも無理やり記事名に仕立てるための議論になっていました。それはどう考えても本末転倒です。そのようなカナ表記を見せられた素人さんはその後どうなりますか? その場では敷居をさげてもらえたようでも、その直後で別の敷居に直面するだけです。そんなのは敷居を下げた内に入りません。強いて言えば「敷居をゆがめた」だけなのです。そんなおかしな方向にウィキペディアを誘導しかねない「実質的禁止条項」はやはり撤廃されるべきです。--Dropped out biologist会話2018年11月20日 (火) 17:21 (UTC)[返信]
コメント @Dropped out biologistさんKeisotyoさん@ぬまえびすさん@Mossさん@Preto(m)さん@JapaneseAさん@Mzakiさん 議論提起しておきながら長らく停滞させてしまい、申し訳ございません。自身が関心のある要素だけでなく、他の皆様のご意見も汲み上げた上で具体的な改定文を決める必要がありますので、少し凝り固まっておりました。また、執筆活動を続けている内に今回の議題に関連する新たな問題意識(簡潔にまとめますと、一応存在する和名よりも学名カナ表記の方の使用実績の方が多いと見られる場合には後者を記事名として優先した方が良いのではないか、という事です; 参考: メトロシデロス・エクスケルサも強く抱く様になったのですが、ごく限られた例外的事象に過ぎないかもしれず、いたずらに論点を増やして良いのかどうか独りで悩み始めた事も議論を停滞させてしまった原因の一つです。来年にまで跨ってしまいますが、近い内に現行の文言の具体的な改訂案を固め、再びこの場で是非を諮りたいと存じます。これまで議論に参加して下さった皆様には、もう少しだけご辛抱の上、お付き合い願います。--Eryk Kij会話2018年12月28日 (金) 05:15 (UTC)[返信]
1点だけ。日本では、古生物は学名カナ表記が普通に行われています(ティラノサウルスとかトリケラトプスとか)。御返事は不要ですので、改訂案の一助になれば幸いです。--Sutepen angel momo会話2018年12月28日 (金) 07:13 (UTC)(JapaneseA)[返信]
お久しぶりです。現在綱レベルの化石甲殻類の項目名について議論(ノート:恐蟹綱)があるのですが、こちらで議論に関わっていたEryk Kijさん@Dropped out biologistさんKeisotyoさん@ぬまえびすさん@Mossさん@Preto(m)さん@JapaneseAさん@Mzakiさんからもご意見いただきたく伺いに参りました。もしお時間がございましたら、コメントいただけると幸いです。--Kingfiser会話2019年12月10日 (火) 07:45 (UTC)[返信]

脚注

  1. ^ 東アフリカオイル図鑑日本貿易振興機構 (ジェトロ)). 2018年9月4日閲覧。
  2. ^ 土橋豊『日本で見られる熱帯の花ハンドブック』文一総合出版、2013年、118頁。ISBN 978-4-8299-8113-9
  3. ^ 山中雅也 ほか共著『園芸植物大事典 2』小学館、1988年、180、182頁。
  4. ^ 坂﨑信之 主著『日本で育つ 熱帯花木植栽事典』アボック社、1998年、781、783頁。
  5. ^ 冨山、前掲書 冨山稔『世界のワイルドフラワーI 地中海ヨーロッパ/アフリカ;マダガスカル編』学習研究社、2003年、164頁。ISBN 4-05-201912-1
  6. ^ 林弥栄、古里和夫 監修『原色世界植物大圖鑑』北隆館、1986年、247頁。
  7. ^ クリストファー・ブリッケル 編集責任、横井政人 監訳『A-Z 園芸植物百科事典』誠文堂新光社、2003年、375頁。ISBN 4-416-40300-3
  8. ^ 坂崎、前掲書、802頁。

外部リンク修正の御願いと修正方法

皆様御存知かもしれませんが、ある日を境にナショナルジオグラフィックが一斉にリンク切れとなりました。特別:外部リンク検索でhttp://www.nationalgeographic.co.jp/newsを指定すると、表示されます(40件ほど修正しましたが、まだ400件近く残っています)。修正方法としては、

  1. 上記一覧よりURLを開き、リンク切れを確認
  2. 上記一覧より記事を開き、ナショナルジオグラフィックのURLのタイトル(カメレオン科の場合、「自然界の不思議な舌」)をWEB検索
  3. WEB検索で見つかったURLを開き、記事内の記述が出典に記載されている事を確認
  4. URLを修正

となります(例:カメレオン科)。以上、何かのついでで結構ですので、片隅にでも覚えて頂ければ幸いです。--Sutepen angel momo会話2016年5月22日 (日) 13:42 (UTC)(JapaneseA)[返信]

記事冒頭で「特定動物。」と書くことについて

例えば「アフリカニシキヘビ」など、記事冒頭で「○○○○は、××科××属に分類される△△。特定動物」などと書かれている記事が結構あるようです。

これについて「そもそもJPOV的に冒頭に書くのはどうか」という点と、「人間やその財産に危害を加える(可能性のある)動物」であることを端的に表す基準としてそれはOKとした場合にも「ただ4文字、特定動物とだけ書くのはどうか」という点、2つの問題があるかと思いますが、いかがでしょうか? --Hisagi会話2017年10月16日 (月) 11:08 (UTC)[返信]

指定法令を明確にするために「動物愛護管理法の規定に基づく特定動物」とするのはいかがでしょうか。--ウミユスリカ会話2017年10月16日 (月) 14:12 (UTC)[返信]
ありがとうございます。ウミユスリカさんのご意見としては「冒頭に書くこと自体はOK」ということでしょうか。それと(そもそも個人的には冒頭はNG寄りだったこともあり)後出しで申し訳ないですが、書くならあくまで「日本国内での扱い」ということですから、根拠法令よりは「日本における」という断り書きがまずあるべきな気がします。「日本においては、人間や所有財産に害を加える恐れのある特定動物に指定されている。」とかでしょうか。ちょっと堅いですが。--Hisagi会話2017年10月16日 (月) 14:38 (UTC)[返信]
コメント 1点目。本ケースのような人間主体の記述は冒頭ではなく「人間との関係」節に記載すべきだと思います(イエネコイヌのような人間がいなければ存在しなかったものは別ですが)。少し話はそれますが、人間(日本人)と関りが深そうな生物の記事での「人間との関係を示す記述」は、ハブ (動物)ニホンマムシウシガエルオオスズメバチヤギは冒頭で記載なし、イエシロアリオオクチバスアメリカザリガニヌートリアヒアリウマは冒頭に記載ありで、特に統一はされていないようです。2点目は一任します。「特定動物。」だけでもリンクを見れば何の事かわかりますので、このままでも構いませんし、御二方が御提案の文でも構いません。--Sutepen angel momo会話2017年10月16日 (月) 22:08 (UTC)(JapaneseA)[返信]

以前からWikipedia日本語版において「特定動物」の用法に強い違和感を持っていました。と申しますのも、「特定動物」という語は特定法令の指し示す「特定動物」に限らず、普通名詞としても意味を持ってしまうからです。私の提案の含みは、日本国内での特定法令の特定動物であると明示するところにあります。--ウミユスリカ会話2017年10月17日 (火) 05:17 (UTC)[返信]

意図は理解しました。いわゆる政令指定都市を「地方自治法の規定に基づく政令指定都市」と書くような意味合いですね。(それに対して私の案は「大都市制度としての政令指定都市」とするようなものでしょうか)--Hisagi会話2017年10月21日 (土) 15:20 (UTC)[返信]

IUCNの虚偽編集

Moss様により管理者伝言板に報告されているIP:61.197.100.147会話 / 投稿記録 / 記録 / Whois氏の編集について。故意に荒らしているのか、間違えているのかはわかりませんが、論点は全Rvする必要があるかどうかです。ニューカレドニアクイナの編集は誤り[2]でしたが、フクロモグラは、LCで正解[3]のようです。同様にエゾアカネは誤りで、ニュージーランドクイナは正しいようです。さて、今のところ120記事ほどが対象ですが、一律全Rvとすべきでしょうか?--Sutepen angel momo会話2018年1月30日 (火) 08:30 (UTC)(JapaneseA)[返信]

全てリバートするのが理想ですが、まずは誤情報の除去・修正を優先するべきでしょう。単にIUCNへのリンクを貼っただけでは出典元の引用方法を満たしていないと過去に指摘を受けたことがありますので、手間はかかりますが引用文も明記するべきだと思います(IUCNレッドデータの一番下にある著者・年・doi・バージョンなどが明記された文章)。残りの対処は更新作業も含め後ほど進めます。--Moss会話2018年1月30日 (火) 14:04 (UTC)[返信]
コメントありがとうございます。印象としては「編集は7割正しい」といった感じです。2018年1月26日と27日UTCをチェックしましたが、全Rvすると逆に間違いが増えるように思います。「IUCNへのリンクを貼っただけでは出典元の引用方法を満たしていない」は、なぜかはわかりかねますが、とりあえず間違ったstatusを正しくする事自体は良き編集だと思っています。--Sutepen angel momo会話2018年1月30日 (火) 15:38 (UTC)[返信]

コメント これにて全てのチェックが終わりました。活動停止したのか、別IPで編集を続けているのかはわかりません。発見された方は このノートに報告頂ければ幸いです。--Sutepen angel momo会話2018年1月31日 (水) 03:39 (UTC)[返信]

コメント 2018年2月2日 (金) 07:08 UTC までのチェックが終わりました。今回は7割ダメです。--Sutepen angel momo会話2018年2月2日 (金) 12:52 (UTC)[返信]

コメント 2018年2月11日 再度の活動をジンベイザメ, ノコギリエイ, ニューカレドニアクイナで確認しました. rvしてあります. 管理者伝言板にも報告, ブロック依頼をいたしました.--Pseudoanas会話2018年2月11日 (日) 08:45 (UTC)[返信]

ジンベイザメについては, 私の過誤でありましたので修正しました--Pseudoanas会話2018年2月12日 (月) 10:24 (UTC)[返信]

コメント 2018年2月12日 (月) 23:51 UTC までのチェックが終わりました。ローソンヒノキですが、学名はChamaecyparis lawsonia(この名ではIUCNヒットせず)と記載されていますが、出典[6]ではChamaecyparis lawsoniana、で、一致していません。この出典で良いのであれば、記事の学名を修正し、NT2.3をNT3.1に修正する必要があります(あるいは出典間違いで除去するか)。--Sutepen angel momo会話2018年2月13日 (火) 11:19 (UTC)[返信]

返信  シノニムかと思ってキュー植物園のデータベースで"Chamaecyparis lawsonia"を調べて見たのですが見当たりません。どうやら単なる書き間違いだったようですので、学名を修正しておきました。保全状況に関しては、生物分類表のstatusをNT3.1と書き換えただけではランキングが消えてしまい修正方法がわからないのでそのままにしてあります。--Loasa会話2018年2月15日 (木) 11:06 (UTC)[返信]
修正ありがとうございます。NT3.1にしました、問題がないか確認して頂ければ幸いです。--Sutepen angel momo会話2018年2月15日 (木) 11:51 (UTC)[返信]
こんにちは。すでにご認識されているかと思いますが、IP:157.65.80.178会話 / 投稿記録 / 記録 / Whois氏によって同様の編集が行われています。ご確認をお願いします。--翼のない堕天使会話2018年2月21日 (水) 23:51 (UTC)[返信]
うわっ知りませんでした。情報ありがとうございます。ちょっと忙しくて対応できません。--Sutepen angel momo会話2018年2月22日 (木) 12:08 (UTC)[返信]

コメント 157.65.80.178の2018年2月22日 (木) 21:13 UTCまでをチェックしました。なお、IP:124.154.37.54会話 / 投稿記録 / 記録 / Whoisも同一人物のようですね。--Sutepen angel momo会話2018年2月24日 (土) 03:59 (UTC)[返信]

コメント 157.65.80.178がブロック明けに編集を再会しました。編集はシロフクロウの1つのみで、この編集は問題ない事を確認しました。--Sutepen angel momo会話2018年3月6日 (火) 10:16 (UTC)[返信]

コメント いつの間にか活動を再開していたようです。2018年4月18日 (水) 13:00 (UTC)までをチェックしました。題名のない音楽会は当プロジェクトの範囲外ですので、ノーチェック。

総じていえば、今回のチェックでは「サイチョウ科」の編集の真偽が不明なので一応Rvしましたが、虚偽と呼べるような編集はないようです(コビトキツネザル科は、現状の記事名が標準和名になっていない事自体が問題)。--Sutepen angel momo会話2018年4月18日 (水) 13:43 (UTC)[返信]

コメント 2018年4月20日 (水) 13:00 (UTC)までをチェックしました。

他は問題なし。--Sutepen angel momo会話2018年4月20日 (金) 13:43 (UTC)[返信]

コメント 2018年4月23日 (月) 13:00 (UTC)までをチェックしました。--Sutepen angel momo会話2018年4月24日 (火) 12:07 (UTC)[返信]

(インデント戻します)対処ありがとうございます。以前にコウテイペンギンの件でも申し上げましたが、学会による標準和名というものが明記されている生物群はかなり限られ、されにそれはもっぱら日本産に限定されます。例として私の執筆範囲(主に四肢動物。まれに魚類。)かつ知る限りでは標準和名が明言されているのは日本産の魚類・両生類・爬虫類くらいです。標準和名とは明記されていないが鳥類では日本産のものについては日本鳥類目録というものがあります。哺乳類は2018年現在日本哺乳類学会によって標準和名を設けようとする動きはありますが、まだ案の段階であり確定事項ではありません。コビトキツネザル科も含めた霊長目の和名については2000年以降に多くの亜種が独立種とされるなどの大きな分類の変動があったこともあり、和名が定まっていない状態でした(できれば比較のためにも複数種が掲載された文献・論文を参考にするように心がけてはいましたが)。2018年になり日本モンキーセンター(専門機関)による近年の分類を網羅した霊長目全種の和名リスト(近年の分類・他種と比較できる)が公開されたため現在これを元に修正を試みていますが、先に挙げた日本哺乳類学会の標準和名が確定しこれらと齟齬が生じるようであればまたWikipedia:日本語版の霊長目の和名について大規模な変更が行われる可能性もあります。無論こうした問題があるといっても好きに名称を付けていいものではなく、専門的な出典をできれば複数用意して検証可能性を満たし、新種・分類に変更があるおそれがある場合は作成などを保留するなどといった姿勢が必要でしょう(これらについての問題はPJ:BIOで名称のガイドライン作成のきっかけとなったフクロモモンガダマシのノートなどを参照)。ケナガワラビーはケナガワラルーの誤植、シラガサイチョウは明記されていないが記述のある出典はあり、アマゾンマナティーはアマゾンエリアで展示しているのは疑問ですが分布をみる限りではアメリカマナティー(基亜種アンティルマナティー)のようです。問題となっているIPアドレスについてはLTAと認定しましたので、以後も出没ごとに対処を行う予定です。--Moss会話2018年5月3日 (木) 10:37 (UTC)[返信]

コメント 5月9日 0:00 UTCまでチェック完了。--Sutepen angel momo会話2018年5月10日 (木) 13:16 (UTC)[返信]

  • 報告 新たにIP:210.139.83.126会話 / 投稿記録 / 記録 / Whoisが出現しました。半分以上の編集は問題ないのですが、たまに虚偽があるところが一連の利用者と一致しています。カラスガレイ 2019年2月19日 (火) 07:36 UTCまでチェックし、IUCNで検索してヒットしなかったものはRvしました。
    • サバクキンモグラなどいくつかの編集が虚偽でした。
    • ニューカレドニアズクヨタカは問題ないと判断しました。
    • トムソンガゼルはGazella thomsoniiで検索するとEudorcas thomsonii(Thomson's Gazelle)にヒット。値は一致したので、Rvせず(学名変わったのか?)。
    • モモイロバトはColumba mayeriで検索するとNesoenas mayeri(Pink Pigeon)にヒット。値は一致したので、Rvせず(学名変わったのか?)。
    • ボーダンクロオウムはCalyptorhynchus baudiniiで検索するとZanda baudinii(Long-billed Black-cockatoo)にヒット。値は一致しないので、Rv。
    • セアカヒメミフウズラはTurnix castanotaで検索するとTurnix castanotusにヒット。値は一致したので、Rvせず(Wikipediaの記事内の学名正しいのか不明?)。
    • キバシカササギはPica nuttalliで検索するとPica nutalliにヒット。値は一致したので、Rvせず(Wikipediaの記事内の学名正しいのか不明?)。
--Sutepen angel momo会話2019年2月19日 (火) 07:40 (UTC)[返信]

Oxygastrinaeの記事名について

クセノキプリス亜科を立項したところ、記事名が適切でないとのご指摘をいただきました。代替案がない状況ですので、ノート:クセノキプリス亜科で皆さんのご意見を頂戴したく思っております。--ぬまえびす会話2018年9月5日 (水) 02:33 (UTC)[返信]

カテゴリの名称について

Category:頭足綱Category:頭足類の両方が存在するようです。使い分ける手段はないと思われるためいずれか一方を削除依頼に出すつもりですが、どちらを採用すべきか皆さんのご意見を頂戴したく思います。他との整合の問題が起こりうるため、ノートページではなくここで議論することとします。--ぬまえびす会話2018年9月11日 (火) 05:52 (UTC)[返信]

Wikipedia:削除依頼/Category:頭足類を提出しました。--ぬまえびす会話2018年9月18日 (火) 08:05 (UTC)[返信]
  • 情報 「Category:頭足類」関連として以下のカテゴリも存在しています。
  1. Category:頭足類の体
  2. Category:頭足類に関する文化(サブカテゴリ有り)
  3. Category:頭足類を題材にした作品(未使用カテゴリ)
  4. Category:頭足類を題材とした映画作品(未使用カテゴリ)
これらの扱い(改名、削除など)もどうするか検討した方が宜しいかと。--Challemoni会話2018年9月23日 (日) 06:26 (UTC)[返信]

体・文化・作品は「頭足綱」というよりは「頭足綱に分類される生物=頭足類」に関するものですから、ただちに変更する必要はないように思われます(魚類などでも同様の不一致があります)。もっとも、生物全体で一定の基準の元に統一するというのであれば反対するつもりはありません。--ぬまえびす会話2018年9月24日 (月) 10:29 (UTC)[返信]

乳酸菌系の菌株・宣伝記事について

ちょっとガセリ菌SP株という記事を見かけまして、気になったので調べてみると、乳酸菌の菌株・宣伝記事がこれだけあるようです。

多くは特定企業・個人によって研究されているものですが、宣伝記事の存続、削除の基準があいまいなので、皆様の意見を聞かせてください。仮に存続としても、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株ヤクルト(または代田稔)へ、ガセリ菌SP株雪印メグミルクへ、乳酸菌LS1乳酸菌LS1 (菓子)へのリダイレクトで良いような気もしますが。--Crion会話2019年4月7日 (日) 03:38 (UTC)[返信]

分類の基準の更新

PJ:BIO#分類の基準では、「『理科年表』平成16年版」や「『生物学辞典 第4版』」(岩波生物学辞典 第4版のこと)が挙げられていますが、現在、

が出版されており、更新が望ましいと思います。また、「『学術用語集 動物学編』(文部省 1988年)」も挙げられていますが、PJ:BIO#寄せられた意見のような問題もあり、上記2書籍に基づくことによりこの参照は不要だと思いますので、除去することを提案します。--Kingfiser会話2019年12月15日 (日) 22:43 (UTC)[返信]

この議題に関して、1年以上経ったもののどなたからも意見がないのですが、ひとまず『岩波生物学辞典』については旧版である第4版に準拠する理由がないため、議論の余地はないと考え全て第5版に更新します。また、上記の動物界における分類体系に関しても、かなり古い『学術用語集 動物学編』(文部省 1988年)または『理科年表』平成16年版に準拠する理由はないと思いますので、『岩波生物学辞典 第5版』に差し替えます(現時点で理科年表に準拠する理由はあまりないと見受けられます)。
その他の分類群に関しては、最新の分類体系に基づき適宜調整の必要があると思います。被子植物に関してはAPG III (2009)が挙げられていますが、同様の理由で旧版に準拠する理由はなく、APG IV (2016)に更新します。日本語の文献としてはHaston et al. (2007)のLAPGに準拠した邑田・米倉(2010)『高等植物分類表』も参考になるかと存じます。これには維管束植物が含まれます。シダ植物に関しては、小葉類大葉シダ類ともにPPG I (2016)というcommunity-derived(研究者のコミュニティで広く受け入れられている体型を整理したもの)の分類体系がまとめられていますので、それを追加することをここで提案します。ひとまず反対意見がなければ1週間で追加します。その他に関してはより小規模な分類群に関してより正確な分類体系がお更新されつつあると思うのですが、知識に乏しいため、ご意見を賜りたいです。--Kingfiser会話2021年3月25日 (木) 20:06 (UTC)[返信]

当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2019年12月期)

当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の1記事が現在、良質な記事の選考中です。

タガメノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年1月3日 (金) 14:52 (UTC) (※左記より最大4週間延長される場合があります)
  • 【選考エントリータイプ】: 他者推薦
  • 【主筆者】: 要塞騎士さん加筆 (月間強化記事賞候補時)
  • 【過去の関連選考】: コウイカ (2019年12月、選考通過) - 生物関連の直近選考案件 (Kingfiserさん主筆) です。
タガメは、カメムシ目コオイムシ科のタガメ亜科に分類される水生カメムシ類の総称、またはそのうちの1種 Kirkaldyia deyrolliを指す和名である。カメムシおよび水生昆虫としては日本最大級で、日本の一般的な水生昆虫である。知名度の高さに加え、学術的にも貴重な種だが、現在は絶滅が心配されている。…… — Template:強化記事 (oldid=74924923) より概説抜粋。
賛否投票だけでなく、査読コメントや修正案の提起などのご協力も歓迎します。時間が足りない場合は、査読・修正希望者が選考期間の延長を申請することもできます。選考ページに是非立ち寄ってみてください。
また、良質な記事選考の新規投票者を増やすための取り組みを「ノートページ」上で議論しています。選考投票に躊躇している方がいらっしゃいましたら、お声をお寄せ下さい。--ProfessorPine会話2019年12月21日 (土) 04:51 (UTC)[返信]

当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2020年1月期)

当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の2記事が現在、良質な記事の選考中です。

藍藻ノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年1月25日 (土) 00:04 (UTC) (※左記より最大4週間延長される場合があります)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
  • 【過去の関連選考 1】: 紅藻 (2019年12月、選考通過) - 主筆者が同一です
  • 【過去の関連選考 2】: 二胚動物 (2019年12月、選考通過) - 詳細な査読コメントがついた案件です
藍藻は、酸素発生を伴う光合成を行う細菌の一群、またはそれに属する生物のことである。系統的には細菌ドメイン(真正細菌)に属する原核生物であり、他の藻類よりも大腸菌や乳酸菌などに近縁である。そのため、生物学においてはシアノバクテリア(藍色細菌)とよばれることが多い。単細胞、群体、または糸状体であり、多くは顕微鏡でなければ見えない大きさであるが、肉眼でも見える大きさの集塊を形成するものもいる。…… — Template:強化記事 (oldid=75418404) より概説抜粋。

アルバートサウルスノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年1月25日 (土) 00:04 (UTC) (※左記より最大4週間延長される場合があります)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
  • 【過去の関連選考 1】: ロッキートビバッタ (2019年8月、選考通過せず) - 猛威を振るった後に絶滅した種です
アルバートサウルスは、約7000万年前の後期白亜紀に北アメリカ西部に生息した、ティラノサウルス科の獣脚類の恐竜の属。属名は、化石が初めて発見された地であるカナダ・アルバータ州にちなむ。他のティラノサウルス科の属と同様に、小さな二本指の前肢と大型で鋭い歯が多く並ぶ巨大な頭部を持つ二足歩行の捕食動物であった。ただし、ティラノサウルスよりは遥かに小型であり、全長は10メートル、体重はおそらく2トン未満であった。…… — Template:強化記事 (oldid=75383453) より概説抜粋。
賛否投票だけでなく、査読コメントや修正案の提起などのご協力も歓迎します。時間が足りない場合は、査読・修正希望者が選考期間の延長を申請することもできます。選考ページに是非立ち寄ってみてください。--ProfessorPine会話2020年1月11日 (土) 09:05 (UTC)[返信]

当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2020年2月期)

当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の1記事が現在、良質な記事の選考中です。

タルボサウルスノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年2月25日 (火) 00:04 (UTC) (※左記より最大4週間延長される場合があります)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
  • 【過去の関連選考 1】: アルバートサウルス (2020年1月、通過)
タルボサウルスは、後期白亜紀の終わりごろである約7000万年前のアジアに生息した、ティラノサウルス科の獣脚類の恐竜の属。巨大な二足歩行の捕食動物であり、体重は最大5トンで60本もの歯が生えていた。下顎には独特の固定機構がある。体格に見合わないほど小さな2本指の前肢はティラノサウルス科によく知られる特徴であるが、タルボサウルスの前肢は体格と比べてその中でも最小であった。…… — Template:強化記事 (oldid=75700045) より概説抜粋。
前月からの選考持ち越し案件も複数残っている状態で、人手不足です。コメントだけでも構いませんので、是非選考にご協力下さい! --ProfessorPine会話2020年2月11日 (火) 05:31 (UTC)[返信]

Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ヘビの鱗 20200225

本プロジェクトに関連する「ヘビの鱗」についての選考が、Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ヘビの鱗 20200225にて行われております。投票やコメントのご協力を頂ければ幸いです。--Yapparina会話2020年3月12日 (木) 09:36 (UTC)[返信]

当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2020年9月期)

当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の3記事が現在、良質な記事 (GA) の選考中です。選考締切日時は、下記より最大4週間延長される場合があります。

アマノリノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年9月24日 (木) 16:48 (UTC)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間新記事賞からの自動推薦
  • 【記事概要】: 紅藻ウシケノリ綱に属する海藻。紅藻は2019年にGA認定済です。

微生物叢ノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年9月25日 (金) 00:04 (UTC)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
  • 【記事概要】: 微生物の集合で細菌、古細菌、真菌、寄生虫、ウイルスの総称。腸内細菌など宿主がヒトのものや、植物に宿るタイプなど包括的に解説。

ミューラー型擬態ノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年9月24日 (木) 16:48 (UTC)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間新記事賞からの自動推薦
  • 【記事概要】: 共通の捕食者を持つ種の関係で、捕食者から防御するため食べると不味いことが多い。

投票や査読コメント、お待ちしています。--ProfessorPine会話) 2020年9月11日 (金) 09:25 (UTC) ⇒ 1件漏れていたので追記。--ProfessorPine会話2020年9月11日 (金) 09:37 (UTC)[返信]

当PJ関連記事が良質な記事として選考中です (2020年10月期)

当プロジェクトに (直接・間接的に) 関連する以下の2記事が現在、良質な記事 (GA) の選考中です。選考締切日時は、下記より最大4週間延長される場合があります。

熱水噴出孔ノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年10月25日 (日) 00:04 (UTC)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
  • 【記事概要】: 地熱で熱せられた水が噴出する大地の亀裂。地球外にも存在するとみられる。地球では、深海にもかかわらず熱水噴出孔周辺では多様な生物が生息。英語版からの翻訳加筆。

緑藻ノート / 履歴 / ログ / リンク元選考個別ページ

  • 【選考締切】: 2020年10月25日 (日) 00:05 (UTC)
  • 【選考エントリータイプ】: 月間強化記事賞からの自動推薦
  • 【記事概要】: 緑色植物のうち、陸上植物 (コケ植物と維管束植物) を除いた総称。クロレラ、アオサ、マリモなど。

投票や査読コメント、お待ちしています。--ClerkPine (on behalf of ProfessorPine) 2020年10月14日 (水) 13:39 (UTC)[返信]

PJ:BIOのガイドにおける「専門的でない資料」の禁止あるいは回避に関する明文化の提言

プロジェクト:生物のガイドにおいて、「専門的でない資料を用いるべきでない」あるいは「専門的でない資料を避ける」ということを明記することを提言します。

以前よりコトバンクなどのウェブ上のものも含めた百科事典(LTA:HEATHROWWikipedia:コメント依頼/Greeneyes3とBox normなど)や、新聞、ニュースサイトや個人サイト(LTA:PARLTA:MEIなど)などを出典に、生物系の記事において信頼性の低い・検証可能性を満たせないと思われる問題のある編集が多く見受けられます。LTA関連は上記の編集を傾向を参照いただくとして、以下に一部の例を挙げます。

  • ヴァラヌス・ビタタワ - ニュースサイトなどを出典に作成された記事。体長の数値があるが、爬虫類の体長が何を指すのか不明(トカゲ類やヘビ類が分類される有鱗目であれば全長か頭胴長。海獣を除く哺乳綱では頭胴長を体長とすることもある<海獣類は尾鰭を含む計測値を体長とすることもあり、全長=体長であることもある>)。半陰茎(ヘミペニス - 有鱗目で見られる陰茎に似た1対の器官がある。カメ目やワニ目は陰茎)があることを、特徴とするかのような報道がなされたとされる(おそらくは有鱗目の分類法の1つである、半陰茎の形状を分類の根拠の1つとしたのを専門的な知識がない人間が理解せずに報道した)。
  • アマミノクロウサギにて朝日新聞を出典として「奄美大島における個体数は1万5千 - 3万9千匹にまで回復したと推定されている」と記述する。 - 環境省が非公表としていたデータを、情報公開制度を利用し報道している。しかしこの推定値は糞に基づくものであり気候や気温(おそらく雨天や高温時には糞が分解してしまう)の影響を大きく受けてしまうため、環境省が信頼性が低いとして公表せず報道内容を否定している。

Wikipedia:信頼できる情報源において、科学分野においては「査読された科学出版物を参照し学会のコンセンサスをチェックする」「科学では一般向けの出版物からの引用を避ける」といった事柄は明記されていますが、これをプロジェクト単位に落とし込んで何らかの形で明文化したいと考えております。 ただしこの提言はあくまで「Wikipedia全体において、新聞などの資料を活用すべきではない」という意図はないことを断っておきます。私の執筆分野は生物のみですが、門外漢ながら政治・経済・芸能などの他の執筆分野においては新聞などの資料を活用しないと検証可能性を満たす編集を行うことが難しいと考えているからです。 よろしければ皆様の御意見をお願い致します。 --Moss会話2020年11月2日 (月) 11:47 (UTC)[返信]

  • 反対 :生物の記事であっても専門外の文献を参照する必要がある場合は多々あります。例えば生物学者が一般向きに書いた読み物は中々大事な資料になることが多々あります。あるいはその生物に関する伝説や神話、あるいは物語の中での言及が有用である場合もあります。それを無視して一律に『「専門的でない資料を用いるべきでない」あるいは「専門的でない資料を避ける」ということを明記』するのは問題です。もちろんそれらを用いる部分は記事の中の一部にしかならないでしょうが、それを区別する条件設定など、ほぼ不可能でしょう。
さらに言えばMoss様は以前、そのような内容を片っ端から削除して問題にされたのをお忘れではないですよね?まさかあのようなまねを『合法化』しようとの意図ではないでしょうね?
もちろんそうでないのではあろうということは、例示していただいた案件を見ればわかりますが、それを疑わねばならない危惧を私は持たざるを得ません。そのような例示にあるような内容だけで記事は出来ていない事が少なくありませんし、百科事典の記事は生物学の専門書ではないので合って、専門外の情報が沢山含まれている方が、ある意味では良いと思うものです。--Keisotyo会話2020年11月2日 (月) 12:24 (UTC)[返信]
  • コメント まあ無理な提案でしょう。確かに新聞や一般雑誌の記事やニュースは、自然科学的な、あるいは博物学的な内容の記述に対する出典としては不適切です。引き合いに出されたような事例では、たしかに新聞記事等を出典とすることは不適切です。しかし、生物記事には「人間との関係」が付きものです。そして「人間との関係」は自然科学というよりも、歴史・経済・社会・民俗・人文・芸術など、どっちかといえば人文・社会科学系の広い分野にまたがる話題が中心になります。こういう分野においては新聞・雑誌記事やニュースなども十分有意な出典となりえる場合もあります。というか、Moss さん御自身が、「政治・経済・芸能などの他の執筆分野においては新聞などの資料を活用しないと検証可能性を満たす編集を行うことが難しいと考えている」のですよね。まさしく「人間との関係」には、そういった分野にかかわる内容も少なくないだけに、そういうご自覚をお持ちであれば、生物記事においても新聞などの資料をまったく利用せずに記事を書け! というのはちと無理な要求であることはご理解いただけると思います。
ならば、記述内容によって、例えば「生物の外形的特徴についての出典には、専門的でない資料を避ける」などと個々に条件を設定するという方法もありますが、これも細かく設定していったらきりがないですし、どのように細かく条件設定したところで「この場合は新聞記事でも可」という例外は必ず出て来ます。Keisotyo さんのコメントにもあるように、専門的でない資料を使ってよい場合と使うべきでない場合を区別する条件設定はほぼ不可能でしょう。--Loasa会話2020年11月2日 (月) 13:26 (UTC)[返信]

御意見ありがとうございます。Keisotyoさんに対する反論として「伝説や神話、あるいは物語の中での言及」に関しては、専門的な資料で言及されているものもあります。また日本語版のフクロウStrix uralensisにおいて「ギリシャ神話において、フクロウは女神アテーナーの象徴であるとされる」という記述がありますが、アテナの象徴とされているのはコキンメフクロウという別属別種Athene noctuaです。こういった情報もある程度専門性のある文献でないと、証明ができません。タンチョウにおいても鳥類の専門機関(山階鳥類研究所)による論文ですが、文献調査から江戸時代には主にツル=タンチョウではあったが、地域によっては必ずしもツル=タンチョウではなかった(おそらくタンチョウが飛来しないか、あるいは他種が飛来するため)などという記述を行っています。例えばジャイアントパンダのように他に間違えようがない特徴的な生物であれば、この限りではないのかもしれません。ジャイアントパンダでは「中国文学に関する論文」という別分野の専門的資料を用いて、中国語での名称に関する考察・マレーバクの混同があったのではないかという説を挙げています。

Loasaさんに対する反論として、「生物記事において新聞などの資料をまったく利用せずに記事を書く」というのは、少なくとも私にとっては特に問題や困難はありません。十数年にわたり生物の記事だけを2,000 - 3,000程度は執筆をしてきましたが新聞・ニュース・雑誌記事(専門誌・生物について扱った分冊百科は除く)・個人サイトなどを出典にしたことは、おそらくないと思います(記憶違いであれば申し訳ありません)。

  • 「○○という新種が発表された→その記載論文を確認して執筆する(実際には新種ではなくシノニムの復活であることも多い。その場合分類の変更を提唱した論文。)」
  • 「絶滅危惧種に指定された→IUCNあるいは環境省レッドリストを参照して執筆する」
  • 「特定外来生物・希少野生動植物種に指定された→指定元である環境省の報道用資料を引用方式に従ったうえで提示・執筆する」
  • 「飼育設備で飼育・繁殖された→それが明記された文献が出版された時に執筆する(Wikipediaは速報ではない・PJ:BIOより飼育施設を羅列しない)。あるいはその飼育施設から発行された年鑑や、サイトを参照して執筆する」

といった形になります。報道される内容の元の出典にあたった方が情報量が多く正確な記述があり、不正確な情報が付与されたり必要な情報が除去されてしまう専門的でない媒体を参照する必要性を感じません。

もっとも過去にはフクロモモンガダマシに関する問題(フクロモモンガダマシという名称が嫌だとしてフェアリーポッサムという名称で作成された)にあたり生物系の記事において和名で作成することを推奨する・名称の出典を挙げるというガイドを設けた前例はありますが、私1人の提言でプロジェクト全体の流れを変えるというのは難しいことは承知しております。おそらくは問題提起だけ行ったという形でクローズする可能性が高いと思いますが、現状の信頼性の低い出典とそれによる不正確な情報が乱発されている状況になんらかの防波堤を設けたい、日本語版が以前と比較して出典を用いて検証可能性を満たすようになったのでこれをさらにブラッシュアップしておきたいという思いがあります。口を挟んでしまい申し訳ありません。引き続き御意見をお願い致します。--Moss会話2020年11月2日 (月) 16:20 (UTC)[返信]

  • 反対 :分類や生態については(自然科学という意味での)専門的な文献や情報源で加筆・修正することは当然でしょう。ただし「人間との関わり」(利用や害、文化など)等については内容に照らして、一般書寄りの書籍、良質な報道記事、飼育や保護・駆除などで関わりを有している公(共)的な機関・団体のサイトも出典として認めるのは、百科事典として望ましいありかたと考えます。それらを排除して支障があるかないかは、記述する分野により異なります。無論、報道よりは直接の発表内容を参照するとか、「人間との関わり」でも動植物等の専門家が啓発や研究の一環として書いた文章があればそれを紹介する等、より良質な出典を探して追加・置換していく努力は常に必要です。Wikipediaの全分野に言えることですが。
無出典とか、胡乱な出典での加筆という、Wikipedia共通の大原則に反する編集は他分野でも、しばしば起きています。それらを出典の付与やリライト、削除などでこまめにケアするのはWikipediaの宿命のようなものです。そういう投稿を続けるアカウントやIDには、会話ページでの注意喚起、コメント依頼から、いざとなれば投稿ブロックや広域IP規制とエスカレーションが可能な諸手段があります。生物における「人との関わり」等にまで適用される、自然科学系書籍・論文・サイト以外は全面排除する規制を導入し、百科事典として豊かさを損なうべきではないと考えます。推奨あるいは避けることが望ましい出典のカテゴリーを、分野ごとに示すガイドライン的なものは(厳格な線引きは難しくても)ありえると思いますが。
付言しますと、この議論の発端となったであろう「ツキノワグマ」における、地名等でのリンクや新聞や自治体サイトなどの出典使用を理由に挙げた当方編集のリバートが「2020年11月2日 (月) 10:24」、当方会話ページでの今後のコメント依頼提出や差戻の示唆がその直前の「2020年11月2日 (月) 10:23 (UTC)」で、ローカルルールについての議論提起が「2020年11月2日 (月) 11:47 (UTC)」というのは、あるべき時系列が逆でしょう。短期の編集と、中長期の議論は違うというご見解なのかもしれませんが。--Uncyle会話2020年11月3日 (火) 08:07 (UTC)[返信]
  • コメント おっしゃりたいことはわからないでもないですが、ご提案はいろいろ極論が多く、無理でしょう。
  • まず「生物」の記事といいますが、たとえば「フクロウ」や「リンゴ」クラスの主題の場合には、記事の中身を「生物学」的見地に限定することがまず無理です。Wikipediaは生物図鑑ではないので。やるとしたら、もう「生物種としてのフクロウ」みたいな別記事にしてしまうほかないでしょう。
  • 次に、「専門的」とおっしゃいますが、「専門的情報源に限る」と決めたら、次には「何を専門的」情報源とみなすのか」の基準が必要になります。まあ無理でしょう。
  • できるとしたら、例えば「種としての寸法や、分布や、特徴などについて記述する場合には、ニュースや新聞などの一般的な情報源よりも、その種についての専門的な情報源を使用することを推奨します」みたいなとこぐらいまでじゃないでしょうか。
  • ただ、個人的な感想レベルにとどめますが、しばしば「最新の論文」は「一般的な常識」と反する場合がありますので、「古典的にはこう考えられていて、今はふつうこう考えられている、2020年の論文ではこう報告/主張されている」のように、両論併記が望ましいと思っています。百科事典なので。--柒月例祭会話2020年11月3日 (火) 08:20 (UTC)[返信]
  • コメント 提案者様のご提案は、偏りがあってちょっと無理があると思います。学術的な専門書に絞ってその生物の事を科学的な観点で書きたいということと思料しますが、そもそもWikipedia百科事典であって、この分野の専門書の代用ではないですよね。各項目の主題に直接言及した、あらゆる分野の人達から様々な観点で書かれている世に発表済みの(査読もされている)資料があれば、それを肥やしに記述を増やしていけば、Wikipediaの記事はより一層、一般読者にとって面白いもの(男女関係なく普通の大人が読んで、知識として関心が持てるもの・読んで楽しいもの)が出来上がるわけで、それでよいのではないでしょうか。もちろん専門書を否定するわけではありませんので、科学的な観点でより専門的な記述を必要とするところは、その専門書を根拠に加筆・修正すればよいわけです。ただし出典資料の専門家によっては、過去に発表済とされている言及・見解も分かれる場合があるので、その時は人類史としての過去の解釈・見解も踏まえて、排他的にせず両論併記も考慮に入れることは必要になりますが…。また生物の文化的な側面で記述を追加したいとき(名称や、人間とのかかわり等に関するもの)なんかあれば、新聞記者や著名人が書いた二次資料を用いても全然アリだと思います。--小石川人晃会話2020年11月4日 (水) 10:32 (UTC)[返信]
  • コメント 議論提起から一週間未満ではありますし、【ウィキペディアは多数決主義ではありません】ではありますが、現状において、百科事典の趣旨にそぐわないという指摘が大勢で、コンセンサスを得られていない個人ルールを、加筆や修正にとどまらない実質的リバートの理由とする編集行為の再開は、【合意形成】の趣旨に反するのではないでしょうか?繰り返しになりますが、当方は専門的な出典の補強・置換は望ましいことと思っていますが、【Wikipedia:スタイルマニュアル (導入部)】に反して記事冒頭を分類学的位置付けだけの記述にしてしまうとか、PCでもスマホでも表の上に表示される本文導入部から内部リンクを落とすとかは、閲覧される皆さんの益にならないと考えます。そうした編集をWikipedia全体の新ルールにしたいのであれば、スタイルマニュアルや【Wikipedia:記事どうしをつなぐ】のノート等で議論提起をお願いします。上記はエトピリカの編集についてですが、こちらでの議論開始の直前に行われた【「ニホンマムシ」導入部からの漢字表記や毒蛇であることの記述除去】も、Wikipediaが仮に単なる動物図鑑であったとしても趣旨に反するでしょう。本題については追加コメントが入るかも知れませんが、導入部のスタイルマニュアル、内部リンクの適正な範囲・箇所・回数での貼付が、生物系項目を例外とせずWikipedia全体に適用されていることも、再確認しておきたいと思います。--Uncyle会話2020年11月7日 (土) 17:25 (UTC)[返信]
  • コメント Moss氏のルール化提案は、2カ月近く経っても賛同意見が皆無で、説得力ある追加の説明もないことから、コミュニティとして実質的に却下され、不成立ということでよろしいかと思います。部分的には汲むべき内容(信頼性の高い出典に置き換えていくのが望ましいのは、以前からWikipedia全体に適用されている今更なことですが)を含んでいるとはいえ、元々からしてインターネット百科事典たるWikipediaの趣旨を否定する提案ですから、そのようなルールを全面適用したいのなら、Wikipediaとは別に動物図鑑サイトを立ち上げてやっていただくしかない筋合いの話です。別分野の加筆に注力していたこともあり提起から四半期(3カ月)程度は様子見するつもりでおりましたが、ここでの議論を読んでおられないのか読んだうえで意図的に無視しておられるのか、マイルールしかもPJの議論で反対意見ばかりだったマイルールを恰もWikipediaのルールであるかのように要約欄に記した強行編集を再開しておられるようなので、議論に区切りをつけておく必要があると考えます。付言しますと、提案「内容」の理非と別に、PJや各ページのノートにおいて対話をせずに(あるいは議論提起後に同意が得られる前に)、私見を公的ルールであるかのように言い立てて押し通そうとする「手法」それ自体が、Wikipediaにおいて歓迎されません。--Uncyle会話2020年12月28日 (月) 21:26 (UTC)[返信]
  • こちらでのMoss氏の提案は今年に入ってから反対こそあれ賛同者がない状況は変わっておらず、生物系項目のローカルルールとしては不成立であることを、ここに再確認したいと思います。先日提出された【Wikipedia:投稿ブロック依頼/Moss 20211216】での議論の大前提になりますので。--Uncyle会話2021年12月18日 (土) 07:30 (UTC)[返信]

生物の個体の単独記事の特筆性について

Category:犬の個体の記事群を観覧していて思ったのですが、犬の個体など(犬に限らず動植物、生物の個体全般)、単独記事立項の特筆性について考えました。以下の一つ、あるいは両方を満たさない項目はWP:FAILNの対象となり得るかと考えます。議論を提起します--Kyuri1449会話2020年12月5日 (土) 05:00 (UTC)[返信]

*個体、または個体に関連する事項が、対象から独立した二次情報源で些細でない形で取り上げられたこと(ただし、WP:1EVENT程度では不足します)
*個体の存在などによって、何らか物語や伝記もの、伝説が作られ、かつそれが(特筆性のあるレベルで)広く語り継がれるようになったこと
*ただし後世に発掘、出土した個体に対し命名が行われたものは、別基準による(歴史学観点の特筆性により判断する(PJ:HIST))
  • なお補足として、上記で言うWP:1EVENTとは、「対象から独立した二次情報源で些細でない形で取り上げられ」た事象が単一、単発に留まる事を意図します。たとえばタロとジロは南極に置き去りにされた事件は1EVENTかも知れませんが、既に置き去りにされた時点で国内報道から世間にひどく論難されるなどと、単に1EVENTに留まりません(その後、奇跡的に生存が判明⇒一世風靡⇒記念硬貨まで作られる、映画化etc.)。--Kyuri1449会話2020年12月5日 (土) 05:08 (UTC)[返信]
  • 発掘個体の後世命名について付記しました。--Kyuri1449会話2020年12月5日 (土) 07:14 (UTC)[返信]
個体で立項されている生物は、生物としての特徴を離れ、人間社会における役目に基づく特筆性を備えているもので、本プロジェクトとは関係が薄い気がします。WP:FAILNも含め、通常通り独立記事作成の目安で考えれば良いと思いますが、何か生物個体の記事特有の問題がありますか。- NEON会話2020年12月9日 (水) 01:58 (UTC)[返信]
WP:1EVENTは「人物記事」についての規定です。なぜ人物記事にこのような規定があるかと言うと、BLPとの兼ね合いがあり、事件事故に伴う不名誉・不祥事などのネガティブ記述や宣伝に直結しやすく、通常以上に留意する必要があるからでしょう。これに対して「動物」の場合には、たとえばイヌの個体についての記事が、ただちに権利侵害や宣伝につながるとは考えにくいのではないでしょうか。なので、NEONさんがおっしゃるように、通常通りの運用でよいと思います。
おそらく、動物の個体記事として最も数が多く作られそうなのは、イヌ・ネコあたりだろうと思います。たとえば純平 (犬)は、本件ご提案者のKyuri1449さんが12月5日に{{特筆性}}を付与[7]していますけど、図書節にはこのイヌを主題に据えた刊行物(絵本 ISBN 978-4802400374)が示されていて、これを「特筆性を満たしていない」というのはちょっと無理があるのでは?({{特筆性}}は私が除去しました。)--柒月例祭会話2020年12月9日 (水) 03:40 (UTC)[返信]

ヤガ上科の分類体系について

これはたぶんヤガ上科だけの問題ではなく、またおそらく日本語Wikipediaだけの問題でもありませんが、私が個人的に気になったのがヤガ上科だったので範囲を限定したうえでこちらに投稿します。

日本語Wikipediaに存在するヤガ上科に属する種の記事は私が見たところでは以下の18の個別記事とドクガ科に関する9ページですが、依拠する体系がバラバラで統一感に欠ける状態になっています。ヤガ上科およびヤガ科の分類に関しては記事に書きましたし、英語Wikipediaを見てもらってもわかりますが、近年かなり不安定です。いま日本語の図鑑で最も権威のあるものはおそらく『日本産蛾類標準図鑑』ですが、この図鑑の体系はErebidae科を認めるものではありません(参考)。最新の体系を追いかけるのもそれはそれで有意義でしょうが、そもそも私が記事を作成するまでヤガ上科の記事すらなく、いまもってヤガ上科に属する生物種の記事がたったこれだけしかない(にもかかわらず体系の食い違いを発生させている)日本語Wikipediaには明らかに荷が勝ちすぎるように思います。したがって、当座のところは蛾類標準体系に統一するのが望ましいかと思いますが、かまいませんでしょうか?

また、今後おそらくErebidae科(以下の表では仮称「トモエガ科」を採用しました、他の和名が提唱される可能性もあるので注意)を認める体系を採用した図鑑が出てくるでしょうが、どのくらい普及した段階でそちらに移行するかも方針を決めておいた方がいいかもしれません。 --森津会話2020年12月29日 (火) 02:09 (UTC)[返信]

クロダケタカネヨトウを忘れてたので追加しました。フクラスズメとクロダケタカネヨトウの分類は今日私が変更したものです。 --森津会話2020年12月29日 (火) 02:15 (UTC)[返信]
    • コメント 私の意見としては、「どれかに統一する」のではなく、「A説では○○になっている[1]。B説では△△になっている[1]。C説では□□になっている[1]。」というように、併記してほしいなと思います。「古典的にはホニャララだった」のように、現在は採用されていなくても、過去には定説だったものがあれば、それも。--柒月例祭会話2020年12月29日 (火) 03:58 (UTC)[返信]
    • コメント 変動が激しい時期には最先端を追わない方が無難かと。被子植物もAGPが出てきた頃はころころ変わってましたが、最近はそれも落ち着き、一般の文献でも新たな体系を見られるようになりました。そんな時期が来るはずなので、全体の見直しはそれからでいいのではないでしょうか。--Keisotyo会話2020年12月29日 (火) 04:07 (UTC)[返信]
  • コメントありがとうございます。幸か不幸か日本語Wikipediaの蛾の記事はスカスカでその気になれば改修は一時間で終わる程度の量しかないですが、基本的には植物の分類をクロンキストにするかAPGにするかというのと同じ問題だと思います。その上で、私が提案しているのは植物にたとえると「まだ一般的でないのにAPG体系を採用するのは混乱をまねくのではないか?少なくとも生物分類表はクロンキスト体系に統一しておいてAPG体系に合わせるのは待った方がいいのでは?」という話です。基準の統一と複数の分類体系の併記は矛盾しないと思います(個人的には種の記事でいちいち分類体系の変遷を追うのもくどいので属以上の上位分類の記事でまとめて記述するのが望ましいと思うんですが、日本語Wikipediaには蛾の、というか昆虫の上位分類群に関する記事が異様に少なく現状その水準にありません)。新しい体系については本文で触れるとして、生物分類表は体系を統一した方がよいかと思うのですが、いかがでしょうか?--森津会話2020年12月29日 (火) 07:39 (UTC)[返信]
  • しばらく待ちましたが新規コメントも来ないので、日本で現在一般的な体系の標準図鑑体系に統一をはかることにします。これは「全体の見直し」にあたりますが、新しい体系に合わせるのではなく(相対的に)古い体系に差し戻す措置とお考えください。--森津会話2021年1月15日 (金) 17:29 (UTC)[返信]

旧シダ植物の生物分類表の修正に関して

予てより(ちょうど100年ほど前から)単系統ではないと言われてきたシダ植物の系統関係が25年ほど前くらいからの分子系統解析により大枠が分かり、そしてここ数年(2014,2016,2018年)になってようやく大量の遺伝子データを用いることでほぼ正しい(これ以上変わりようがない)系統関係が決まりました。PPG I (2016)は分子系統解析の結果を用いて、多くの研究者が参加し合意が得られた小葉類・大葉シダ類両方の分類体系をまとめたもので、これに基づくのが分類体系として妥当であると考えられます。

ここ1ヶ月でそれに基づきシダ植物の大分類をざっと整理しました(シダ植物シダ植物門〉・小葉植物ヒカゲノカズラ綱大葉シダ植物シダ綱シダ類〉・ハナヤスリ亜綱薄嚢シダ類)。(ちなみにコケ植物も単系統だと決着がついたので修正したいんですけどなかなか筆が重く…)しかし、各シダ類・小葉類の項目の生物分類表はこれに対応させておらず、修正したいのですがなかなか骨が折れるので次のように書き換えるbot依頼を行いたいと考えています。

それに際しまして、何かご意見・ご指摘等あればいただきたいです。上位の階級(門とか)に関しては最近の研究では書くのを避けるため、上記のものは『岩波生物学辞典 第5版』(2013)に基づいていますが、これに関しても何かご意見があれば。--Kingfiser会話2021年4月9日 (金) 23:13 (UTC)[返信]

  • コメント 省略テンプレート(プロジェクト:生物/分類表#テンプレートの省略)という仕組みがあるようで、「大葉シダ類」の省略テンプレートはあってもいいかもしれないと思いました。 この形にしておくと、将来 「維管束植物門」「大葉シダ綱」など上位分類群の名前や階級を変えたくなった場合にやりやすいと思います。「大葉シダ綱 Moniliformopses」という名前は PPG I で提案されているわけでもないと思いますし、まだ暫定的な名前なのかなと思っています。
  • コメント 個々の種や小さい分類群の記事の生物分類表で「大葉植物亜門」という階層を書くべきなのかは少々疑問に思いました。 Euphyllophyta(大葉植物、真葉植物)というクレード自体はコンセンサスがあるのだと思いますが、階級を「亜門」とするのはそう広く認められたことではないのだろうと思いますし、シダ類だけの話で済まなく種子植物の分類の記述とも関係する話ですよね。書くとしても 階級なし にした方が無難かもしれません。
  • PPG I は化石種もカバーできるのでしょうか。
RnTkmさん、コメントありがとうございます。
  • テンプレートに関して賛成です。なお、PPG I (2016)では大葉シダ綱をPolipodiopsidaとして扱っているため、本来はこちらのほうが望ましいのかもしれません(ただ指す範囲に歴史的に揺れがあります。Cronquist, Takhtajan & Zimmermann 1966)。
  • 2つ目の件に関しても仰る通りですね。小葉植物を今の記事(小葉植物亜門-ヒカゲノカズラ綱)のように扱ったのでこのように対応させて書いたのですが、種子植物すべてに大葉植物を付すなんてありえませんし、大葉シダ類に関しても同じで各下位分類群の記事には大葉植物は書かないほうが確かに自然ですね。
  • PPG Iは現生のものしか扱っていません。仰る通りアルカエオプテリスを含む前裸子植物(原裸子植物)は種子植物にも大葉シダ類にも含まれません。前裸子植物は側系統群と考えられており、これ自体は別にあってもいいのですが、現在は木質植物 Lignophytaというクレードに置くのが相応しいようです。木質植物は前裸子植物および種子植物(側系統群であるシダ種子植物+裸子植物+被子植物)からなり、大葉シダ類と木質植物およびより原始的なトリメロフィトン類(プシロフィトンなど)がクレード(≒大葉植物)をなします。今年出た論文にその系統樹があり、参考になるかと存じます(Wang et al. 2021)。このうち、ジゴプテリス目が大葉シダ類です(Crane et al. 2004)。
  • 分類体系として化石植物を含みまとめられているものはKenrick & Crane (1997) "The Origin and Early Diversification of Land Plants —A Cladistic Study"および『岩波生物学辞典 第5版』 (2013)であると思います。西田 (2017)『化石の植物学』には最近の研究結果を比較的反映した分類が示されているのですが、[]で示される正しいクレードとは別に、旧来のコケ植物、シダ植物、裸子植物、被子植物の4門を無理やり置いたため、木質植物との入れ子構造が逆転してしまい、体系としては成り立っていません。やはりクレードごとの分類と分類階級を用いた分類は共存が難しいのでしょう。--Kingfiser会話) 2021年4月30日 (金) 18:58 (UTC) すみません普通に書いてありました。嘘ついたので修正します--Kingfiser会話2021年4月30日 (金) 19:07 (UTC)[返信]
ご回答ありがとうございます。
> 前裸子植物(原裸子植物)は種子植物にも大葉シダ類にも含まれません。
では、シダ植物 の冒頭の説明は多少修正した方がいいのかなと思います。
  • 大葉シダ類/Moniliformopses の名前について
> PPG I (2016)では大葉シダ綱をPolipodiopsidaとして扱っている
しかし、「ウラボシ綱 Polypodiopsida」とするのだと 混乱を招きそうということなんですよね。 Wikipedia内でも「ウラボシ綱」という言葉を大葉シダ類より狭い群を指す意味で使っている記事があるようです。
  • 「維管束植物」は「門」とするのがいいのでしょうか。なんとなく(今の時点では)階級なし の方が無難かなという気もしますが。 裸子植物の記事では現状「裸子植物」を門階級にしているものが多いようです。 被子植物の記事は「被子植物」を 階級なし としているものが多いようで、界 と 目以下はあるが 門・綱 は分類表にはない形になっているようです。
  • Euphyllophyta の日本語として「大葉植物」か「真葉植物」かというのもありますが(分類表に書かないなら重要度下がるが)、岩波生物学辞典 では「大葉植物」となっているのでしょうか。前裸子植物のことも考えると、「真葉植物」の方が混乱が少なそうな気もするのですが。
Kingfiserさんが書かれたものではないですが、記事 真葉植物 では 大葉植物 や 大葉類 という言葉が 真葉植物 とは違う意味、おそらく 大葉シダ類 を指す意味で使われているようです。そういう意味で使われることもあるということなのか、あるいは単に間違いなのか…。--RnTkm会話2021年5月3日 (月) 02:48 (UTC)[返信]
RnTkmさま、ありがとうございます。
  • シダ植物 の冒頭に関して、そうですね。現生植物に重点を置いた説明になっていました。これは不正確ですので修正します。
  • 大葉シダ類はやはり大葉シダ綱 Moniliformopsesとして様子を見ましょうか。(なお、モニロファイツ Monilophyta (英: Monilophytes)と呼ばれることもありますが、不勉強なものでこれは誰の命名かまだ辿れていません。もしご存じでしたらご教授願います。)
  • 門の階級に関しては、少なくともKenrick & Crane (1997)および『岩波生物学辞典 第5版』 (2013)では維管束植物 Tracheophytaを門として置いています。門をどう置くかは研究者によって考えが大きく分かれるところですので、本来はこれらの大分類に関しては分類階級を置かないほうが問題は少ないのですが、そうなると「門」が存在しないことになってしまい、分類なしが多数並列する状況になるため、Wikipedia的にはいかがなものかと思います。わかりやすさとしてはどこかを門で区切ってまとめるのがいいのですが。伊藤元己 (2012)『植物の系統と進化』のように、大葉シダ類と同義の範囲をシダ植物門 Pteridophytaと門として扱っているものもあるのですが、なんせ名前がPteridophytaを引き継いでいるものですから、これをもとに分類体系を整理というのは少し厳しいと思います。現生陸上植物をクレードごとに、門の階級において望ましい範囲で分けた「コケ植物門 Bryomorpha」「小葉植物門 Lycophyta」「大葉シダ植物門 Monilophyta」「種子植物門 Spermatophyta(もしくは裸子植物門 Gymnospermae + 被子植物門 Angiospermae)」とするような分類体系があればすっきりするのですが、そんなものは存在しませんし化石植物も含めるとこれでは問題が多いですし… 被子植物が階級なしとなっているのはAPG分類体系のせいですね。あれは目以上のクレードに学名を置いていませんから(確かに、被子植物以外の分類群のことも考え適切な規模の分類階級として固定するのはなかなか難しいのでこのような措置にするのは理解はできるのですが)。もし維管束植物を門として置くなら裸子植物、被子植物にもそれを適用しなければならないのでなかなか大変な作業になるでしょうね… とりあえずは全て階級なしですかねぇ。
    • なお、PPG Iでも門を置かず小葉類と大葉シダ類を共に綱に置いています。陸上植物の門は大分類の系統関係が全く分からなかった時代に細分化され、旧シダ植物を裸茎植物門(マツバラン門)、トクサ植物門、小葉植物門、シダ門に、裸子植物をソテツ植物門、イチョウ植物門、球果植物門、グネツム植物門(マオウ門)に分けられました。田川基二 (1959)『原色日本羊歯植物図鑑』や信頼できる維管束植物の教科書として用いられるGifford & Foster (1988) "Morphology and Evolution of Vascular Plants"ではこの分け方がなされています。今後どうなるのかは本当にわからないものですが、Puttick et al 2018によりコケ植物が単系統とされたことで蘚植物門、苔植物門、ツノゴケ植物門を維管束植物門と並列して置く必要がなくなったこともあり、コケ植物と維管束植物が門より上位の分類階級に置かれ、より下位の分類群が門とされることも考えられます。今後の進展を待つしかありませんね。
  • 「大葉類」という用語はかつては真正シダ類(真囊シダ類+薄囊シダ類)を指す言葉として使われたことがあります。一方、日本語の「大葉植物」は「真葉植物 Euphyllophyta」と同義でしか用いられないはずです。以下の記述などより、真葉植物はあくまで同義語として挙げられるのみであり、大葉植物の名を優先して使うのが適切だと考えています。見出しの学名であるEuphyllophytinaの直訳はあくまで真葉植物なのでこのままでもいいかもしれませんが、大葉植物への改名も大いにありだと考えています(前裸子植物は大葉シダ類ではありませんが大葉植物ではあり、名前は特に問題ではありません。)。また、真葉植物の記事中にある「大葉植物」は「大葉シダ植物」に置き換える必要があります。
    • 『岩波生物学辞典 第5版』 (2013)の分類表では「大葉植物亜門 Euphyllophytina (真葉植物亜門)」との表記が用いられています。また、岩波生物学辞典の本文の見出し語では「大葉類 Macrophyllinae」、同義語として「大葉植物類 Euphyllophyta」が挙げられており、E.C.Jeffrey (1902)がシダ類と種子植物全部を一括して呼んだ群名として説明されています。また、「大葉 macrophyll」の説明として、O. Lignier (1903)は真正シダ類に限定し「大葉類 Macrophyllinae」と呼んだが、E.C.Jeffrey (1902)はこれを拡大適用し、合わせて「プテロプシダ Pteropsida」と総括した、とあります。このPteropsidaは以下の西田 (2017)では大葉類と訳されています。
    • 西田治文 (2017)『化石の植物学』 p.91には、「ここでは,小葉 microphyll と大葉 megaphyll について,もう少し詳しく解説する.ちなみに,大葉という英語の表現には macrophyll というのもあり,研究者の間でもわりに自由に使われてきた.大葉類という表現にも,megaphyllous plants と macrophyllous plants の両方がある.どちらかというと macrophyll はあまり使われず,さらにややこしいことに最近は,真葉 euphyll という表現が多くなってきた.megaphyll や macrophyll という表現が生態学などでも葉の分類に使われているからかもしれない.理由はよく調べていないが,"本当の葉"という表現には,進化では禁物の優越感のようなものが見え隠れして好きではない.APG分類の中核であるミズーリ植物園のページにも理由は示されていないが,さりげなく"Euphyllophyta" may be a misnomer... (意訳すると,「真葉植物というのはよい名前ではないかも」)とある.本書ではしたがってmegaphyllを使っている.」とあります(この記述は見つけられていないのですが、少なくともそう考える研究者はいるようです)。
    • また、長谷部光泰 (2020)『陸上植物の形態と進化』 p.152には、「シダ植物と木質植物はそれぞれ単系統群であるとともに、両者は姉妹群である。これら二群をまとめて、小葉植物と対比して大葉植物と呼ぶ。(中略)このように、両者の葉は起源も性質も異なるので、ひとまとめに大葉と呼ぶことは妥当ではない。しかし、シダ植物と裸子植物の共有派生形質は見つかっておらず、両者をまとめて呼ぶ他の良い名前が見つからないので、歴史的に用いられてきた大葉植物という用語がいまだに用いられる。」とあります。なお、この本における「シダ植物」はMonilophytaを指すという注釈が別記されています。この前提がないとこの文章は意味が通りませんね。
まとめます。
  • 大葉シダ植物の範囲→すぐに修正します。
  • 生物分類表の「門」→難しい。要相談。
  • 大葉植物→真葉植物における「大葉植物」は即修正、タイトルはもしかしたら真葉植物大葉植物に改名。
以上です。よろしくお願いいたします。--Kingfiser会話) 2021年5月3日 (月) 16:41 (UTC) --追記。Kingfiser会話2021年5月3日 (月) 16:46 (UTC)[返信]
了解しました。詳細なご説明ありがとうございました。 真葉植物 も修正されて(すごい仕事速いですね!)、よくわからなかったところが解消したと思います。
  • > わかりやすさとしてはどこかを門で区切ってまとめるのがいい
門階級をどこかに設定するとしたら 維管束植物 というのは私もなかなか良さそうな選択肢と思いますが、今の時点でやってしまっていいのかは私にはわかりません。積極的には反対も賛成もしないという感じです。
コメント いずれは 維管束植物 とかその辺りの階層が門になることも想定して できる準備を徐々に進めていくとよいのかなと。 省略テンプレートを導入するのもそうだし、 高次分類群の記事の改名とか 問題になる記述の対処とかですね(記事 球果植物門ソテツ類 など)。 裸子植物被子植物 は少し触りました。 また、下位分類群の記事でも 分類表で裸子植物より下の階層が「門」となっているものがあるようで、この状態はあまり好ましくないと思っています。
この際 裸子植物などの記事の分類表も bot処理して 省略テンプレートを導入した形にして、「裸子植物門」や「ソテツ門」をやめて 階級なし「裸子植物」にする、といったことをしてもいいかもしれません。 
ありがとうございます。そしてもろもろの修正、おつかれさまです。小葉植物、大葉シダ植物、裸子植物については階級の議論も見越して省略テンプレートを導入しましょうか。歴史的に様々な分類体系があり、(落ち着いた時代があるかはともかく)過渡期であろうと思いますので、これと決めるのは難しいところですが、全く違うランクに同じ階級名が使われるのは混乱のもとですので、Wikipediaなりの大枠となる指針を決める必要がありますね。どちらにせよ球果植物門は困るので早急に改名の手続きを行います。ひとまずすべて階級なしにすればいいと思うのですが、以下、門について書いていたら長文になってしまいました(次の箇条書きまで読み飛ばしても結構です)。RnTkmさんは粗方ご存じだと思いますがご堪忍を。
  • 現在使われている門の位置づけは大きく分けて以下の通りでしょうか。記事「シダ植物」にも大まかな分類の流れを載せておりますのでご参考までに。
  1. 陸上植物の下にコケ植物門・シダ植物門・裸子植物門・被子植物門を置く体系。これの出処は不明ですがいわゆる学校教育の教科書などでよく見かけますね。エングラー体系なのかなと思ってde:Die Natürlichen Pflanzenfamilienを参照したのですが[陸上植物-頸卵器植物門(コケ植物亜門+シダ植物亜門), 陸上植物-顕花植物門(裸子植物亜門+被子植物亜門)]のようになっていますね。山岸高旺 (1975)『植物分類の基礎』の体系では、細菌植物門や真菌植物門、緑藻植物門などとともにコケ植物門, シダ植物門(裸茎植物亜門+小葉植物亜門+有節植物亜門+シダ類亜門), 種子植物門(裸子植物亜門+被子植物亜門)となっています。小葉植物という形質としても明確に区別できるクレードが認識された今、これに基づく理由はありません。やはり生活環の説明および分類の歴史の観点でのみ用いられるべきでしょう。
  2. 陸上植物の下にコケ植物の3群(ツノゴケ植物門、苔植物門、蘚植物門)と維管束植物門を置くもの。維管束植物門を置くのはTippo (1942)のころからすでにあったようですね。そのころはまだコケ植物が門としてまとめられていたという違いがあり、シダ植物が早くも小葉類・楔葉類・シダ類に分けられシダ類は種子植物とともに大葉植物とされました。前記の通りKenrick & Crane (1997)および『岩波生物学辞典 第5版』 (2013)といった信頼できる書籍でも維管束植物門を置いています。維管束植物は今でも単系統群として支持されている上、維管束をもつというはっきりした形質でまとめられているため、問題は少ないはずです。ただこれまた前記の通りコケ植物が単系統群となると陸上植物の下に2門しか置かないのはすこし分類階級の無駄遣い(?)のようにも見えますが、現時点で採用するのはこれかなと思います。まあお互い何度も念押ししている通りひとまず保留でもよいかなとは思います(とはいいつつ大葉植物と小葉植物はすでに亜門としていますが)。
  3. ツノゴケ植物門、苔植物門、蘚植物門だけでなく維管束植物までも各門に分ける分類体系。田川 (1959)では裸茎植物門、ひかげのかずら門、とくさ門、しだ門、そてつ門、毬果植物門、まおう門、被子植物門としています。Gifford & Foster (1988)ではリニア門、ゾステロフィルム門、トリメロフィトン門、マツバラン門、ヒカゲノカズラ門(=小葉植物門)、トクサ門、シダ門、原裸子植物門、シダ種子植物門、ソテツ門、キカデオイデア門、イチョウ門、針葉樹門、グネツム門、モクレン門(=被子植物門)としています。これは各群の系統関係がわからないということが指摘され細分化されたものですが、PPG I (2016)では大葉シダ類を綱のランクに置いており、それに含まれるトクサ類やマツバラン類が門であるというのは成り立たないため、これは採用できません。伊藤 (2012)『植物の系統と進化』では陸上植物の門をツノゴケ植物門、苔植物門、蘚植物門、ヒカゲノカズラ植物門、シダ植物門(=大葉シダ類)、イチョウ植物門、ソテツ植物門、グネツム植物門、球果植物門、被子植物門としており、これであれば使えるかと思いますが、大葉植物は亜門や門に置くことはあっても上門に置くことはないため、この分類体系と併存させにくいという難点があります。
Gifford & Foster (1988)でのこの分類体系の解説を引用します。1988年のものは第3版なのですが、第2版では違う分類体系が用いられていました。
「地球上に優占している陸上植物は多様性に富んだ性質・器官・生殖様式をもっているが,非常に重要な一つの性質,つまり維管束系の存在という性質を共有している。この解剖学的特徴は,管状組織 tracheary tissue,すなわち木部をもつすべての植物を「維管束植物 tracheophytes」 (Sinnott, 1936),より専門的には「維管束植物門 Tracheophyta」(Eames,1936)と命名する根拠として,広く受け入れられている。広い進化的見地からみれば,維管束組織の起源は,胞子体世代の発達および陸上生活への絶えざる適応の点でかなり重要なものである。本書の第2版では,維管束植物門はすべての維管束植物を含み,12綱から構成されていた。これらの綱はそれぞれ独自の形態学的特徴をもっている。維管束植物門を大分類群として認めるということは,まさに維管束植物が単系統群であることを意味している(Stewart, 1983)。近年,維管束植物にただ一つの門に代わって,いくつかの門を認める傾向がある。こうした分類体系では,以前は綱であったものが門の段階へと上げられている。はっきりと言及しているかどうかは別として,こうした体系は,維管束植物が多系統であるという概念を含蓄している。最近の古植物学的研究は,維管束植物はデボン紀後期,さらにはシルル紀中期からすでに別々の進化的系列に分かれていたらしいという結論に至っている。今までのところ,維管束植物かコケ植物かわからない微化石(たとえば維管束状の細胞や胞子)は得られているが,初期の維管束植物の大型化石は発見されていない。したがって,すべての維管束植物が一つの藻類から単一起源で生じたのか,あるいは葉・道管の発達や種子の性質でよくみられるように,外見上は関係のないグループに適応進化の結果として維管束組織の獲得が起きたのかどうかについては,不明な点が多い。さらに古生物学的知見を蓄積することによって初めて,この疑問に答えることができるようになるのだろう。分類学におけるすべての系統体系は,どんなによくても仮説にすぎない。どの系統体系も門・目・科に関して,現代の形態学者と古生物学者にとって満足できるものではない。こうした難点の一つは,先に触れたが,維管束植物で提案されたさまざまな群について,説得力のある系統関係が欠落していることである。さらに,単に接尾辞を変えることで,低次の分類群(たとえば綱)から高次のカテゴリー(たとえば門)への置き換えやその逆を行うため,分類の形式的な部分でもかなりの混乱がある。ここでは,こうした難点や命名上の問題から維管束植物の分類に関するさまざまな体系を対比させるつもりはない。しかしながら,維管束植物を「維管束植物門」として一つの門と扱う代わりに,この版では15の門として認識する。前版では綱または目とさえされていたものである。この体系は,現代植物学者の何人かの分類系とよく一致している。それぞれの門の植物は認識可能な特徴をもつ。これらの特徴を用いると,他の門の植物から区別できるし,比較や仮の系統関係の基準が与えられる。」
重要そうな部分に勝手に太字を施しました。このように、このころは維管束植物の単系統性が疑われていたのですが、分子系統解析の結果現生の維管束植物は単系統であり、ホルネオフィトンやトルチリカウリスなどの化石植物(前維管束植物)を除けば維管束植物は単系統であるといえるため、ここに書かれている問題はないかと存じます。
  • シダ植物をいじるにあたって、シダ植物シダ植物門シダ綱シダ類をどうしようかすごく迷ったのですが、今のところ併存させつつ大部分の内容をそれぞれの前者に書き、後者を水先案内としました。しかし指す範囲はほぼ同じであるため、いっそ階級を付さない方にまとめてしまった方が親切かもしれません。特にシダ綱はシダの文化的側面および歴史的な側系統であるシダ綱について述べていますので、シダとした方がベターなのですが、改名の手続きが面倒で今のような形にしてしまいました。まあ特にシダ植物門はもともとの内容が大葉シダ類に近いですし、履歴を引き継ぐ必要性もないのでもう完全にリダイレクト化してしまってもいい気もします。マツバラン綱もすごく対処に困っています。もともとはマツバラン目のみを含むグループでしたが、Smith et al. (2006)で今のハナヤスリ亜綱と同じ範囲を指すようになり、現在ではハナヤスリ亜綱に置き換わり用いられていません。今の記事ではハナヤスリ亜綱と同じ範囲について述べられているのでハナヤスリ亜綱にリダイレクトさせるか、それとも旧マツバラン綱としてマツバラン目にリダイレクトさせるか、それともシダ植物門みたいに曖昧さ回避にするか…。
  • 裸子植物については、GPGが発足中らしいので、きちんとした分類体系はこれからでしょうが、系統関係は大方明らかになっています。長谷部 (2020)では、分子系統解析の結果から、((ソテツ類, イチョウ類) , (((グネツム目,†ベネチテス類), マツ目), ヒノキ目))としており、グネツム目が針葉樹類(((グネツム目+†ベネチテス類)+マツ目)+ヒノキ目)に内包され、球果植物(マツ類+ヒノキ類)は側系統であるようです。こちらの修正も課題が多そうですね。
  • 維管束植物とか種子植物はなかなか重要なクレードだと思うのですが、内容がカスカスですね。維管束植物の総説をまとめたいところですが、なかなかに大変なので手を付けるかどうか…。また今後、作成の必要があるであろう分類群を挙げておきます。気が向いたら執筆します。バリノフィトン類とかコルダイテス目もあったらいいですが優先順位は低めですかね。
  • また、改名の提案を出すべきなのはとりあえずこんなもんでしょうか。
  • 生物分類表の上位分類は極力単系統群であるべきなのに対し、カテゴリは別に単系統群のみで構成される必要はないため、利便性重視でシダ植物とかは別にあってもよいのかなと思っています。Category:植物分類、なんてのもありますね。とりあえず雑多にこれを付してしまってもいいかもしれません。
長々と失礼しました。文章が拙くやや難解になってしまい申し訳ありません。--Kingfiser会話2021年5月5日 (水) 19:03 (UTC)[返信]
続報です。
上記4項目に関し、改名の手続きを済ませましたが、分類体系や命名についてももう少し調べていました。
  • 全生物の分類体系をまとめた論文が2015年に出ていました。(Ruggiero et al. 2015)。オープンアクセスなので誰でも読めるはずです。最近の分子系統解析を反映した分類群を、既存の界階級群(上界)からの分類体系に折衷し収めたもので、まさに「折衷」であるため未だに生物をSuperkingdom ProkaryotaとEukaryotaに分けていたりするのですが、大方信頼してよいと思います。なんなら(細かいところは各分類群でさらに最善のものを勘案する必要がありますが;例えばクロミスタ界の下位分類群はほかでもないキャバリエ=スミスの提案するものに変更など: Cavalier-Smith 2018Wikipediaの準拠する分類体系に選んでも良いと思います。オンライン上にある分、このご時世は岩波生物学辞典より使いやすいかもしれません。
  • 大葉シダ植物を表す綱の学名 Polipodiopsida と Moniliformopses に関して。この分類群はPPG I (2016)ではClass Polipodiopsida Cronquist, Takht & W.Zimm.とされており、Taxon 15: 133. 1966.を引用、また範囲の定義としてPryer et al. (2009)および上記のRuggiero et al. (2015)を引用しています。Cronquist, Takht & W.Zimm. Taxon 15: 133. 1966.を参照すると、Divisio POLYPODIOPHYTA div.nov. (classis Filices Endl. 1836; Gen. pl. 58).およびTypus: Polypodium L. 1753. Classis POLYPODIATAE classis nov. Typus: Polypodium L. 1753.としています。おそらくこれにICN (2018; 深圳規約)の第16.3条
    「16.3 自動的にタイプ指定される学名は以下のように終わる。菌類でない門の学名は-phytaで終わり、菌類の場合は-mycotaで終わる。菌類でない亜門の学名は-phytinaで終わり、菌類の場合は-mycotinaで終わる。藻類では綱の学名は-phyceaeで終わり、亜綱の学名は-phycidaeで終わる。菌類では綱の学名は-mycetesで終わり、亜綱の学名は-mycetidaeで終わる。植物では綱の学名は-opsidaで終わり、亜綱の学名は-idae(ただし-viridaeでない)で終わる。自動的にタイプ指定される学名でこの規則または第17.1条に従わない語尾のものは訂正されなければならないが、著者名や発表の日付は変更されない(第32.2条をみよ)。しかい、そのような学名がラテン語でない語尾をもって発表されたならば、それらは正式には発表されていない。」
    を適用し、Class Polupodiatae Cronquist, Takht & W.Zimm. (1966)がClass Polupodiopsida Cronquist, Takht & W.Zimm. (1966)に訂正されたものだと考えられます。Pryer et al. (2009)はTree of Lifeのページで、
    Polypodiopsida historically did not include the horsetails or whiskferns, two clades now believed to fall within the ferns. The use of other potential names for this inclusive clade, such as Monilophyta or Moniliformopses, is complicated by the uncertain placement of extinct taxa; these clades may not correspond perfectly with the ferns as here defined.
    とあり、これを訳すと
    「Polypodiopsida は歴史的にはトクサ類やマツバラン類を含まないが、この2群は現在はシダ類に含まれると信じられている。これらをすべて含んだ単系統群として考えられる他の名前に、Monilophyta や Moniliformopses があるが、絶滅群の不確定な位置関係によりわかりにくい。これらの単系統群はここで定義するシダ類に完全には一致しないかもしれない。」
    であり、Moniliformopses は系統関係が未確定な絶滅群を含むという理由で否定されています。また、Smith et al. (2006)ではMoniliformopsesについて、
    In this reclassification, we treat all classes, orders, and families of extant ferns, which constitute a monophyletic group, sometimes referred to as Infradivision Moniliformopses (Kenrick & Crane, 1997), or monilophytes (Donoghue in Judd & al., 2002; Pryer & al., 2001a, 2004a, b). However, "Infradivision" is not a recognized rank in the International Code of Botanical Nomenclature (Greuter & al., 2000); moreover, the name "Moniliformopses" was never validly published, lacking a Latin diagnosis or description, or a reference to one. Because validly published names at an appropriate rank are not available for ferns (as here defined), euphyllophytes (ferns + seed plants), or even vascular plants (euphyllophytes + lycophytes), and because all available names at higher ranks have been used in a sense we think would be confusing, we avoid placing ferns in any rank above class. Classification may be better served by adopting “floating”, rankless names for clades above the rank of class.
    Within ferns, we recognize four classes (Psilotopsida; Equisetopsida; Marattiopsida; Polypodiopsida), 11 orders, and 37 families.
    と述べています。これも訳します。
    「この再分類では、我々は時折 Imfradivision Moniliformopses (モニリフォルモプセス下門) (Kenrick & Crane 1997) またはモニロファイツ (Donoghue in Judd et al. 2002; Pryer et al. 2001a, 2004a, b)と呼ばれる単系統群を構成する現生のシダ類の全ての綱、目、科を扱った。しかし、「下門 Infradivision」はICNに認識される階級ではないうえ(Greuter et al. 2000)、さらに「Moniliformopses」という学名はラテン語の判別文やその引用がないため正式に発表されたことがない。適切な階級での正式名は(ここで定義する)シダ類、大葉植物(シダ類 + 種子植物)、もしくは維管束植物(大葉植物 + 小葉植物)でさえ使用可能ではないため、また我々が考える意味で使用されてきた高位にある全ての適格名は混乱しているため、我々はシダ類を綱以上のいかなる分類階級にも置くことを避けた。分類体系は綱より上の階級の分類群を階級なしとするほうがよいかもしれない。
    シダ類の中に、我々は4綱 (マツバラン綱 Psilotopsida; トクサ綱 Equisetopsida; リュウビンタイ綱 Marattiopsida; ウラボシ綱 Polypodiopsida)、11目、37科を認めた。」
    とあり、Moniliformopses が命名規約上有効でないとして空格とし、その下にPPG I (2016)では亜綱とされている4綱を置いています。 Polypodiopsida はSmith et al. (2006)では薄囊シダ類、PPG I (2016)では大葉シダ類を指し、やはり混乱のもとですが、PPG I (2016)では命名規約上こちらを選ぶしかなかったのかなと推測されます。Wikipediaもこの事情を踏まえ、この事情を記述の上、混乱を避けるため全て Polypodiopsida に統一しましょうか。--Kingfiser会話2021年5月10日 (月) 08:53 (UTC)[返信]
返信
  • マツバラン綱 は、この言葉に関する歴史的な経緯を簡単に書いた短い記事にするか、曖昧さ回避ページにするかでしょうかね…。ハナヤスリ亜綱と同じ範囲の意味で マツバラン綱 という言葉を使っている記事はいくつかあるようです(リンクされてないけど)。
  • ハナヤスリ門 というリダイレクトがあるのですが、もし削除した方がよければしましょう。
  • シダ植物門 という言葉は、これまで Wikipedia内で 大葉シダ植物 の意味で使われていたというのがあるので、当面は曖昧さ回避ページにしておくのが無難かなとは思います。
  • Ruggiero et al. の体系は、原生生物については側系統的な「界」があったりするので、全面的に従うのには賛成しにくいです。 大きい分類群は基本は ISOP(国際原生生物学会)の体系に従いつつ、同じ分類群が Ruggieroの方にもある場合は そこで与えられている階級を付ける というような、部分的に参考にするのならいいかもしれません。
  • コメント 裸子植物の分類の記述と省略テンプレートについて: 「裸子植物」と言うと「被子植物を除く種子植物」の意味か「現生の4群を含むグループ」か どちらを指すのか曖昧な感じがあるので、「裸子植物」ではなく「種子植物」の省略テンプレート Template:生物分類表/種子植物 を作って、これを (おもに)裸子植物の記事に導入するというのがいいかと思っています。 --RnTkm会話2021年5月20日 (木) 09:45 (UTC)[返信]
返信 ありがとうございます。当面忙しく大きな編集はできそうにありませんが、マツバラン綱は気が向いたら直してみます。

和名を創作している生物記事についての取り扱い

対象記事一覧

最終更新日時:2021年6月12日 (土) 00:33 (UTC)

※削除済みの記事は、捕捉できたもののみ記載。

# 記事 初版投稿日時 (UTC) 備考
1 ショウリョウバッタ亜科 2021年2月2日 (火) 12:03 Wikipedia:削除依頼/ショウリョウバッタ亜科
2 放虫 2021年2月7日 (日) 03:51 Tamago915が全文改稿済
3 クロギリス科
Anostostomatidae
2021年3月26日 (金) 08:06 Wikipedia:削除依頼/クロギリス科Wikipedia:削除依頼/Anostostomatidae
4 アカトビバッタ 2021年3月27日 (土) 13:11 Wikipedia:削除依頼/アカトビバッタ
5 タイワンツチイナゴ 2021年3月30日 (火) 13:57 翻訳により改稿あり。Wikipedia:削除依頼/タイワンツチイナゴ
6 タイオオバッタ 2021年3月31日 (水) 13:08 ミドリツチイナゴへのリダイレクト対応
削除依頼中削除済み:Wikipedia:削除依頼/タイオオバッタ
7 ミドリツチイナゴ 2021年3月31日 (水) 13:19 削除依頼中削除済み:Wikipedia:削除依頼/ミドリツチイナゴ
8 キリギリス下目 2021年4月12日 (月) 09:06 翻訳により改稿あり
9 ニシキキリギリス 2021年4月15日 (木) 12:35 Wikipedia:削除依頼/ニシキキリギリス
10 オオキリギリス 2021年4月19日 (月) 13:36 翻訳により多少の改稿あり、削除依頼中:Wikipedia:削除依頼/オオキリギリス
11 ヒシバッタ上科
ヒシバッタ科
2021年4月22日 (木) 08:01 翻訳により改稿あり。即時存続:Wikipedia:削除依頼/ヒシバッタ上科
削除依頼中:Wikipedia:削除依頼/ヒシバッタ科
12 Wikipedia Organism breeding lecorder 2021年5月2日 (日) 05:43‎ 削除依頼中削除済み:Wikipedia:削除依頼/Wikipedia Organism breeding lecorder
13 昆虫の飼育法 2021年5月2日 (日) 06:05 即時削除済
14 バッタ類の飼育法 2021年5月2日 (日) 06:08 即時削除済
15 オオカヤキリ 2021年5月6日 (木) 08:01 カヤキリへのリダイレクト対応⇒Wikipedia:削除依頼/オオカヤキリ
16 ジュウコウカヤキリ 2021年5月7日 (金) 12:34 Wikipedia:削除依頼/ジュウコウカヤキリ
17 ツチイナゴとミドリツチイナゴ 2021年5月8日 (土) 03:22 削除依頼中削除済み:Wikipedia:削除依頼/ツチイナゴとミドリツチイナゴ
18 ムサシキリギリス 2021年5月24日 (月) 01:53‎ Wikipedia:削除依頼/ムサシキリギリス

議論

ご相談があります。生物関連でいくつかの記事が即時削除や削除依頼(私が提出したもの)にかけられていますが、同一と思われるIPv6ユーザー(具体的には特別:投稿記録/240F:73:68FE:1:8571:7322:81C2:FA1D/64)によって、和名が創作されている複数の記事が見つかりました。

上記はその一部です。私は生物系には全く詳しくありませんが、当該ユーザーが立項した昆虫の記事については、存在しない和名がつけられていないか、事実に反した記述がなされていないか、さかのぼって調査したほうがよいかもしれません。--Tamago915会話2021年5月7日 (金) 15:53 (UTC)[返信]

  • コメント 追記で、2021年2月に放虫という記事が当該IPv6ユーザーによってつくられ、初版の記述に即時削除テンプレートが貼られたのを、当方で改稿したというものもありました。--Tamago915会話2021年5月7日 (金) 15:53 (UTC)[返信]
@Tamago915:さん 記事名に問題があるだけであれば削除までは検討する必要が無い、というのが慣例となっています。生物を主題とする記事に関して記事名が無根拠である場合、基本的にはWikipedia:ページの改名により対応が行われます。これは左記のガイドラインをお読み頂ければお分かりの様にWikipedia:改名提案で告知を行う等色々手順が必要とはなるのですが、生物分野に限っても以下の様に過去に類例がそこそこ存在します(念のためとなりますが、以下の記事名は全て改名による改善が行われた後のものとなります)。
Tamago915さんが提示された例のうち「ミドリツチイナゴ」の件は学術的に権威のある人物による日本語圏での使用例が確認できないある漢字表記からDinocarididaへと改名されたケースが近い様に見受けられました。もし提示された記事を今後削除する必要が出てくるとすれば、それは記事の記述内容全体が転載が許可されていない紙媒体資料や外部サイトから無断転載などであると判明し、著作権侵害にあたる箇所を取り除いたら何も情報が残らなくなる様な場合です。ただし転載が許可されていない場合でも複数の資料やサイトから引用した旨が記されていれば日本の著作権法にも違反せず、やはり削除対象にはならないと存じます。--Eryk Kij会話2021年5月7日 (金) 18:23 (UTC)[返信]
……と書きましたが、ミドリツチイナゴの場合は英語版からの履歴不継承による転載その他諸々が指摘されていますね。近頃翻訳関連の問題(削除の方針でいう「ケースG」)ばかり対応しておりましたので独自研究が削除理由となり得る事も忘れておりました。現在該当記事には general reference の形で新たに2つの外部リンクが提示されています(南アジアに分布するバッタを日本で初めて発見し、専門誌に掲載されました - 生きもの科学研究所外来バッタChondracris roseaの表記や読み方 - 生きもの科学研究所)が、後者に記されている情報を総合致しますと、私が記事を作成するとすれば記事名はやはり学名のままとする事でしょう。昔使われていた名前はあるにはあるものの、特定の国籍・民族・人種への差別を誘発する恐れがあるとなるとそれを使ってしまうのは確かに躊躇しますね。だからといって和名を創作するのは上に述べた通り許容されない傾向が強いです。現在プロジェクト:生物#項目名には「和名が存在せず、カタカナで表記した例も見つからない生物では、やむを得ず学名をそのまま項目名としても構いません。」とはありますが、実は「和名を勝手に創作するのはやめて下さい」とまでは書かれていないのですよね。はっきり明文化しておいた方が良いでしょうか。ちなみにこの文書は最上部に書かれている通り拘束力はさほど強くはありません。一時期勝手に規範の様に扱ってしまっていた事もございますが……。--Eryk Kij会話2021年5月7日 (金) 19:52 (UTC)[返信]
上記3記事を拝見しました。どれもWikipediaのスタイルになっていないだけでなく、出典もないか不十分で、学術用語や学名の用法にも問題があると見受けられました。例えば、種の学名はICZNに基づけば地の文と違う字体で、慣例では斜体で書くことになっていますが、そのように書かれていません。これでは百科事典の観点から、読者に有用となりません。記事名にも問題がありますが、本文の内容にも大きな問題があると考えられます。
  • ジュウコウカヤキリ - 「"ジュウコウカヤキリ" -wikipedia」で検索をかけたところ、ヒットしませんでした。インターネット上にない文献では調べておりませんが、出典もなく、形態の一文および学名以外の情報がありません。削除が妥当だと考えます。
  • ミドリツチイナゴ - 外部リンク先「外来バッタChondracris roseaの表記や読み方」を参照しました。横川忠司氏による文のようですが、個人ブログであるうえ、ブログの内容として種の学名について「新聞などでは全角文字で表記されているものが多いですが、本来は正しくありません。」とあります。ICZNには条11に「学名は、最初に公表されたとき、ラテン語アルファベット26文字(文字j, k, w, yを含むものとする)のみで綴られていなければならない。」、また一般勧告として「属階級群や種階級群のタクソンの学名は、地の分に使われているのとは異なる字体(フォント)で印刷すべきである。」とはありますが、これ以外の条件はないため、この記述は誤りであり、正確性にも問題があります。(本来、このブログ記事または現Wikipedia記事のような主張は学術論文などにて行われるべきものであり、それこそ月刊むしにて日本での報告をした際に和名について議論すればよかったものでしょう。タイワンオオバッタという和名は、他の生物でもこのような1地名を関する和名になっている標準和名の種は多く、台湾でも同義の名「臺灣大蝗」が用いられているらしいため適切であり、この主張自体も妥当ではないと思います。cf.タイワンドジョウ: 東南アジアにも生息、日本魚類学会では差別的な標準和名が変更されたことがあるが国名に関しては議論になっていない; タイワンツナソ: インド原産。ただしアフリカ原産とされることもある)。内容がこのブログによるものであるため、少なくとも論文または図鑑に基づく脚注付きの本文に修正し、記事名はタイワンオオバッタ(またはChondracris rosea)に改名すべきです。本文は「タイオオバッタ」となっていますが、この記述も誤りですね。記事本文が大幅に改善された場合は改名(タイワンオオバッタへの移動)もしくは、そうでない場合WP:DP#ケース E: 百科事典的でない記事の「独自の研究結果の発表」に相当すると考え削除するのが妥当と思います。
  • キリギリス下目 - 現在この記事に対応する学名はEnsiferaだと思いますが、この分類群の置かれる階級はSuborder、つまりキリギリス亜目です。キリギリス下目は誤訳であり改名する必要がありますが、キリギリス亜目というページはすでにスタイルに沿った記事として存在します。最初に立項された版でもTettigoniidaeについて記述されており、これはキリギリス科として別に存在します。もし改名されるならキリギリス上科 Tettigonioideaでしょうが、そもそもこの記事はこの分類群に関しての記述として書かれていません。記事の内容に関してはBlursbroth氏による編集の結果英語版Wikipediaから複数の出典が引用された状態となっていますが、訳が不正確なものが多いうえ、未だTemplateのスタイルが崩れている、学名が立体であるという形式上の問題や「夏から秋に鳴く有名な種が多く、また、種類がとても多い。」などの適切な表現でない文が多く残っているなど内容の面でも問題が多く、現時点では存続する理由のない記事だと思います。削除が妥当です。--Kingfiser会話2021年5月7日 (金) 21:10 (UTC)[返信]
返信 (Kingfiserさん宛) ICZNの方がその様になっているのは意外でした。恐らくご存知と思われますが、国際藻類・菌類・植物命名規約(ICN)2017年版では第60条第61条第62条で「種小名や種内分類群の名称は全て小文字から書き始めるべきである」(60F.1、勧告) その他諸々事細かに正書法に関する規定が記されていて、動物の方もそうであるものとばかり思い込んでおりました。それでは、1. IUCN等権威のあるデータベース系サイトにおいて動物の学名も植物のもの同様属名の先頭以外が全て小文字で表記されているのは、単に暗黙の了解に則っているだけ、という見解でよろしいでしょうか。また今回の出典の個人ブログに学名の理解に関して突っ込み所がある事は承知しておりますが、2. 普遍的な話としてそもそも仮に学術的に権威のある人物によるものであったとしても個人ブログというものに関しては出典とする事自体を不適切とお考えでしょうか。あとブログの内容に疑義を呈されている中でこれを申し上げようか迷いましたが、害虫となりえる存在に対して国名を付した呼称を用い続けて定着した場合に対する危惧は理解する事ができるのです。3. この様な危惧は記事名決定の際に考慮せずによろしいのでしょうか。「タイワン」を冠した動植物名が複数存在する事は存じておりますが、有益な野菜として知られるタイワンツナソ等の例を挙げられても、正直腑に落ちませんでした。以上、一度に3種類もの質問攻めとなってしまいますが、私自身の今後の編集姿勢等にも関わって来る要素ですので、ここで議論を行っておきたいと考えた次第です。--Eryk Kij会話2021年5月11日 (火) 07:45 (UTC)[返信]
返信 (Eryk Kij 様宛) ご質問ありがとうございます。
  • 学名の正書法に関しまして。種階級群名が小文字から書き始められなければならない、というのはICZNでも同様です。条28に「頭文字」としてその記述があり、ほかにも綴字や性に関する文も存在します。私が問題視して言及していたのは上記の通り、「新聞などでは全角文字で表記されているものが多いですが、本来は正しくありません。」の一文のみです。ICZNには「字体」に関する要件が存在しない、という意味です。これはICNにおいても似たようなものです。植物でも科階級群以上の学名は通例、立体で表記されますが、ICN (2018 深圳規約、日本語版、北隆館)には、序文 xxiiiにこのような文章があります:
    最近のすべての版と同様に,本『規約』でも学名はどのランクであれイタリックで印刷されている。印刷形式は編集のスタイルと伝統の問題であって命名法上の問題ではないので,本『規約』はこの点に関しては他を拘束する標準ではない。それにもかかわらず,国際的な統一性に関心のある編集者や著者は,『規約』の形式が概して好評で多数の植物学と菌類学の雑誌で採用されているため,この実例に従いたいと考えるだろう。本書では学名をよりはっきりと表示するために,学名の一部をなす word elements はイタリックとしているが,ラテン語の専門用語や表現はイタリックとしていない。
    以上を参照してもわかる通り、学名の引用における「字体」は各論文掲載雑誌における基準で定められており、命名規約上に字体の制限をかける文はありません。(ちなみに、記憶に従えばウイルスでは上位の分類群でも斜体と定められていたはずです。)読み返していましたが、「全角文字 (fullwidth)」と「大文字(Captial)」を混同されているのでしょうか。なお、命名規約上のこのような措置は、論文タイトルが斜体で表示される誌の場合、学名が逆に立体で表示されてしまうことや、古い文献では斜体ではない名で公表されている例も多く、こういった学名の命名を否定しないためでしょう。文献によっては小文字 (lowercase)ではなくSmall Captital で示されているようなものもありますし(Cronquist et al. 1966)、最近の論文では、逆に科以上の階級もすべて斜体で表示されているようなものもあります(Cantino et al. 2007)。
  • 個人ブログの引用に関しまして。これはケースにもよると考えておりますが、あくまで生物学的な事柄に関しては論文やそのプレスリリース、また(できれば論文に基づいた)図鑑などを引用すべきだと考えています(生物の文化面や、生物に関するものでない記事に関してはこの限りではありません)。かくいう私も二胚動物などで、和名の出典として、鳥羽水族館の飼育日記にある和名を用いています。ここで挙げられている和名は、実際に記載を行った研究者である古屋先生が用いているもので、それを聞いた森滝さん(鳥羽水族館職員)が鳥羽水族館の飼育日記でも書いているという状況です。しかし、論文や図鑑などでは公表しておらず、出典であるページも飼育員によるブログ記事であるため、本来出典としては適切ではありません。私はお二人ともに面識があり、和名について直接聞いておりましたのでこれを用いているのですが、これは本来望ましくありません(もし出典の信頼性により削除されるのなら、妥当な処置と考え受け入れます)。植物の記事名についての議論も覚えておりますが、栽培作物や園芸植物などでは、標準和名の付いていない例も多く、論文等を引用できないということは存じ上げております。その場合でも、「個人ブログ」の引用は避けるべきだと考えています。少数の販売店により商業的に売られるもので、和名がついておらずある商品名で売られるのであれば学名を用いた記事名にし、記事中にその名で流通することがあると販売店のサイトを引用し示す、などの処置が適切であると考えています。また、「学術的に権威のある人物によるもの」というお話ですが、「そういった方々の引用すべき文」というのは「個人ブログ」に書かれていることは少ないでしょう。例えば、私は記事「大葉シダ植物」において和名ヘミディクティウム科このサイトから引用しました。このサイトは長谷部光泰先生によるもので、ドメイン名は「.ac.jp」である、基礎生物学研究所のサイトです。また、イチョウでの下位分類に関して引用したこのサイトも、露崎史朗教授によるドメイン名「.ac.jp」である北海道大学のページです。これらは査読はありませんが、Wikipediaの記事においては十分信頼できる情報源としても良いと思います。また、論文PPG I (2016)では、Pryer et al. (2009)によるウェブサイトが引用されていますが、これはTree of Life Web Projectという生物学者たちによるプロジェクトで査読制度があり、ページ中に引用文献およびそのページ自体の引用形式も指定されており、信頼性があるとみなせるでしょう。やはり、「個人ブログ」は生物学的な内容に関する出典として適切でないと考えています。
  • 害虫か否か、というのは生物学においてあまり意味のない問題であると考えます。そもそも、日本ではChondracris roseaは知名度などの面もあり、害虫として認識されていないでしょう。では逆に、クズは英名でJapanese arrowrootと呼ばれます。クズがアメリカ等諸外国で侵略的な外来種 (Invasive species)として、害草となっているからといってJapanese arrowrootの名が日本に対する揶揄やヘイトとなるとお考えでしょうか。標準和名である記事名に基づく記事名なら、そういったことは考慮の必要がないのではないでしょうか。
以上です。--Kingfiser会話) 2021年5月11日 (火) 09:02 (UTC)--文意が通らないところを修正、および追記しました。Kingfiser会話2021年5月12日 (水) 11:17 (UTC)[返信]
返信 (Kingfiserさん宛) 質問1に関してはご名答です。見事に「全角」を「全部大文字」に読み間違えた完全に頓珍漢で誤った認識に基づいたものでございました。更に酷い言い訳となりますが、私はICZNのサイトを参照して必要な情報を集めようとしていたのですが、Orthographyかそれに類する語が見出しにないかで探そうとしていたり、クリックで詳細を確認できる章が一度に一種類だけ(それまで開いていた章は勝手に閉じられる)という仕様([8])に苦しめられて、様々な意味で中途半端な情報のまま議論に臨んでしまったので本当に雑が過ぎました。質問2に関しては、Kingfiserさんもウィキペディアの方針と適合するか悩まれながら活動にあたられているという事を把握致しました。質問3に関しては、漠然とした不安に苛まれてのものである事は否定致しません。今後も度々慎重な態度を取る事があるかも知れないという事は予めお伝えしておく事と致します。--Eryk Kij会話2021年5月12日 (水) 11:48 (UTC)[返信]
コメント 本節冒頭に対象記事一覧を記載しました。また、生物記事ではないので一覧には含めませんでしたが、富岡大輝というシンガーソングライターの記事も立項しております。昆虫好きということで共感して立項したのだと思いますが、IPv6氏本人である可能性も一瞬考えました。--Tamago915会話2021年5月8日 (土) 05:17 (UTC)[返信]
富岡大輝も削除依頼中(Wikipedia:削除依頼/富岡大輝)。--Tamago915会話2021年5月16日 (日) 06:18 (UTC)[返信]
コメント ミドリツチイナゴは削除されました(Wikipedia:削除依頼/ミドリツチイナゴ)。削除依頼を提出した責任というのがあるのかわかりませんが、関連記事となるツチイナゴとミドリツチイナゴについても削除依頼を出しておく必要があると判断し、Wikipedia:削除依頼/ツチイナゴとミドリツチイナゴを提出しました。--Tamago915会話2021年5月16日 (日) 06:18 (UTC)[返信]
コメント ミドリツチイナゴのリダイレクトになっていた、タイオオバッタについても削除依頼を提出しています(Wikipedia:削除依頼/タイオオバッタ)。--Tamago915会話2021年5月17日 (月) 10:59 (UTC)[返信]

本件なかなか議論が進まないですが、このまま放置でも構わないのか、削除や改稿など何らかの対応を行うべきなのか、コメントをいただければと思います。私自身はこの分野に全く疎いので、適切な改稿どころか、現状の記事内容が虚偽かどうかの判断すら付かない状態なので、この分野に精通している方々の意見をいただかないと何もできませんので。よろしくお願いします。--Tamago915会話2021年5月28日 (金) 15:09 (UTC)[返信]

コメント Tamago915さま、諸々お疲れ様です。正直手続きが面倒なので静観しておりました。昆虫は門外漢なのですが、何か助けになれればと残りの記事に関する私なりの意見を表明しておきます。
  • ショウリョウバッタ亜科→この和名は Acridinae として存在します。しかし科階級群の学名が斜体になっていたり逆に種名が立体で属名の頭が小文字になっていたりと内容が不正確です。少なくとも現在の内容を残さず全面的な修正が必要です。現時点ではWP:DP#G2に牴触し、「日本語になっている部分が、日本語版での記述として意味のあるものになっていれば、存続としてください。」に基づけば存続となります。しかし、日本語の部分も「本来はアフリカのサバンナのような所に住み日本には2属2種が生息する。」のような記述は明らかに誤りであり(現に日本に自然分布し、本来は~はおかしい)、「日本に住む種」の項に関しては学名に誤りがあり、ここに書かれている全内容であるショウリョウバッタはすでに独立項として存在するため、これらを除くと日本語の記述として有用な部分が存在しなくなります。
  • クロギリス科→この和名は存在しますが、記事中でのべられている Anostostomatidae ではなく同じ上科の別科 Stenopelmatidae に対する和名です。現時点では本記事が読者に誤りを広める原因となります。少なくとも現在の内容を残さず全面的な修正が必要です。
  • アカトビバッタ国際協力機構などによる用例があります[9]。現在スタブ未満で少なくとも現在の内容を残さず全面的な修正が必要です。
  • タイワンツチイナゴ沖縄美ら島財団岐阜聖徳学園大学川上先生などによる用例があります[10][11]。現在スタブ未満で少なくとも現在の内容を残さず全面的な修正が必要です。
  • キリギリス下目→以前に述べた理由で削除。なお、infraorder Tettigoniideaに関する記事として改稿された場合残してもよさそうです。
  • ニシキキリギリス→創作和名。本項にも「この種においての本国での研究は無いに等しく、本種の生態は今のところよくわからない。」とあります。今のところ特筆性がない、および和名に関する独自研究であり削除が妥当(WP:DP#DかつケースE: 独自の研究結果の発表)。
  • オオキリギリス→創作和名。「本種は海野和男の著書でよく「トゲトゲギス」と呼ばれていたが、ここではオオキリギリスとし、これから本などで本種を掲載する時も「オオキリギリス」として欲しい。」なんですかね?この一文は…。和名に関する独自研究であり、その他の用語など内容に関しても誤りが多く議論の余地なく削除が妥当(WP:DP#DかつケースE: 独自の研究結果の発表)。
  • ヒシバッタ上科→この和名は存在しますが、記事中でのべられている Tetrigidae ではなく Tetrigoidea です。 こちらも現時点では本記事が読者に誤りを広める原因となります。少なくとも現在の内容を残さず全面的な修正が必要です。
  • ジュウコウカヤキリ→創作和名。以前に述べた通り削除WP:DP#DかつケースE: 独自の研究結果の発表)。
  • ムサシキリギリス→創作和名。同上の理由で削除WP:DP#DかつケースE: 独自の研究結果の発表)。
以上です。ひどい記事ばかりでケースE: 独自の研究結果の発表にあたる記事は全て削除が妥当だと考えます。ほかのものに関しても積極的に削除すべきとは思いませんが、少なくとも全面改訂が必要です。直せと言われれば直せますが現時点でそこまでの熱量と暇はありませんので期待はなさらぬように。--Kingfiser会話2021年5月28日 (金) 23:59 (UTC)[返信]
返信 (Kingfiserさん宛) 調査、コメント感謝いたします。乱暴にまとめますが、すべてが学術的に不適切と言ったところでしょうか。立項者の故意か、能力不足かは判断しかねますが、故意であればWikipedia:荒らしに相当する行為として全般3で即時削除まで視野に入ってきます。
私自身としても、Kingfiserさんに列挙いただいた記事はすべて削除が妥当と考えますし、削除依頼は私から行いたいと思います。ただ、とくに用例があるものについては「全面改稿が必要だが、そのコストが多大すぎる」というのが削除理由として理解が得られるかどうか、やってみないとわからない部分があります。また、一括して削除依頼するか、記事ごとに別々の削除依頼とするかは、Wikipedia:井戸端で聞いてみます。--Tamago915会話2021年5月29日 (土) 00:46 (UTC)[返信]
コメント 件数が多く案件としても類似しているので、一括削除依頼で出したくなるところですが、この種の依頼は面倒でも個別に出したほうがよいでしょう。たとえば、案件が多くても、同じサイトのほぼ同じ部分からのコピペとか、同じ内容のプライバシー暴露といった問題点であれば、議論参加者が本質的に検証・確認しなければならない部分は同じであり、判断も一括して下すことができます。しかし本件のような事例は、問題点自体はほぼ類似であっても、それを検証・確認するための根拠とか出典資料などは全部記事ごとに異なります。当然、全部の案件を一括して判断を下すことはできません(結果として全部同じ結論になったとしても)。数人の議論参加者がまじめに一件ずつ個別に検証していけば、議論が複雑になって流れを追うのも困難になります。というわけで、繰返しになりますが、これらの依頼は面倒でも全部個別に出すべきです。--Loasa会話2021年5月29日 (土) 05:11 (UTC)[返信]
コメント ところで、Kingfiser さんがコメントした記事のうち「創作和名」とされるものはケースEとして削除が比較的認められやすいとは思います(ただし「創作」であることの証明が必要で、これは悪魔の証明なのでちょっと難しいですが)。しかし、それ以外の事例については、削除の理由をよほどしっかりと根拠立てて説明しないと、「日本語版での記述として意味のあるものになっていれば、存続としてください。」や「記事としての特筆性はあるので存続」などを持ち出されて存続となってしまいます。創作和名の案件にしても「改名して存続」という意見が出てくることは容易に想定されます。まさしくTamago915 さんご自身が懸念しておられるように、「とくに用例があるものについては「全面改稿が必要だが、そのコストが多大すぎる」というのが削除理由として理解が得られるかどうか、」です。
この種の案件に関しては、少なくとも過去においては、スタブレベルでかつ正確でない内容であっても「編集で対応できるし特筆牲はあるのだから将来の加筆に期待して存続」となる傾向でした。現在では若干流れが変わりつつあるようですが、それでもこの種の案件で「削除」を通すためには、かなりきっちりしたロジックと根拠を示さなければなりません。そのためにはある程度の専門知識も必要です。専門知識のない者が出したこの種の依頼は大抵「編集対応でよいので存続」に押し切られがちですから。
だからと言って、削除依頼を出すな、というわけではありません。この種の記事を濫造する初版投稿者の行為はもはや荒らしレベルと言ってよい位のものだし、私も基本的には上記の案件はすべて削除でよいと考えています。ただ、少なくとも生物系の知識がある人たちから賛同を取り付けられるくらいには、しっかりと依頼文の内容を練った上で削除依頼を出していただけるようお願いしたいと思います。
Kingfiser さんの「直せと言われれば直せますが現時点でそこまでの熱量と暇はありませんので期待はなさらぬように」のコメントのように、専門家や専門知識を持つ人がこぞって「こんなひどい代物は直す気にもならん!」と言うことになれば若干通りやすくはなるかな、と思います。私も、Wikipedia:削除依頼/スペクトル幾何学や、Wikipedia:削除依頼/自由束(両者とも特筆性および日本語タイトルに関してはまったく問題なし)において、「数学屋として直せと言われれば直せるけど、こんなひどい代物は直す気にもならん!」と切り捨てたこともあります。それが功を奏したというわけではないと思いますが、両方とも削除になっています。もっとも、そうなると専門知識もないのに英語版からのほとんど機械翻訳そのままを加筆して「記事を充実させました」などという者が現れますが、記事の充実どころかゴミを増やしているようなものです。そういうことを専門にやるLTAも存在し、本案件の幾つかの記事にも 関っているようです。まあそなればそうなったで、G-2案件を適用することもできますが。--Loasa会話2021年5月29日 (土) 05:11 (UTC)[返信]
返信 (Loasaさん宛) コメントありがとうございます。個人的にも最も懸念しているのがそこで、低くない確率で、多くの記事が「将来の改稿を想定して」存続終了になることが考えられます。ですが実際には長期にわたって改稿がなされず、学術的に不適切な状態が放置されることにつながることは想像に難くありません。
削除依頼ではなく、記事を白紙化した上で、「学術的に不適切な内容なので全文を除去しています。適切な内容に改稿できる編集者をお待ちしております」のような記述をしたいくらいですが、そのような記述は認められるでしょうか。{{工事中}}も、この目的にはそぐわず、適切なテンプレートが見当たらないようですが。--Tamago915会話2021年5月29日 (土) 07:50 (UTC)[返信]
返信 (Tamago915さん宛) こういう場合はTemplate:複数の問題が使い易いのではないかと思います。理由のパラメーターが多数用意されているので、本案件に当てはまりそうなものも幾つかあるでしょう。本案件には「精度」、「 要改訳」あたりが適当でしょうか。あるいは、{{修正2}}を貼って 修正依頼に出しておくという方法もあります。白紙化するならば「〜は○○科の昆虫」とか「**科は??目に属する昆虫の科」といった最小限の記述だけ残して白紙化し、{{スタブ}} を貼り付けておけばよいのではないかと思います。さらに、最終的な手段として、適切なテンプレートが見付からないのなら、Template:Amboxを使って独自のメッセージテンプレートを作ることもできます。
どの方法にせよ、それでもまともな加筆がなされないままに数年放置されたら、改めて削除依頼に出せばその時は通りやすい(少なくとも説得力は増す)かもしれません。もっとも、例によってまともな加筆がなされる前に、外国語版からの機械翻訳そのままを加筆して「記事を充実させました」などという者が現れるかもしれませんが、その時は「やるならきちんとやれ!」とリバートで。(編集合戦に注意)--Loasa会話2021年5月29日 (土) 09:54 (UTC)[返信]
返信 (Loasaさん宛) 情報提供ありがとうございます。内容については{{修正2}}を使用して、また記事名に問題があるものについては{{暫定記事名}}も追加するのが良さそうだと考えております。

「**科は??目に属する昆虫の科」といった最小限の記述だけ残して白紙化

ですが、この1行すら正確を期するにはコストがかかると考えておりますので、テンプレート以外は何も書かないのが暫定対応としては適切だろうというのが正直なところです。Wikipediaとして適切な対応なのかはちょっと疑問が残りますが、明確な誤りを残すよりは白紙化の方がましだという認識であることは明確にしておきたいです。--Tamago915会話2021年5月29日 (土) 10:12 (UTC)[返信]

とりあえず、{{修正2}}(と{{暫定記事名}})だけに差し替える編集を、Kingfiserさんが2021年5月28日 (金) 23:59 (UTC) に列挙した記事群に対して実施します。削除依頼は時機を見て提出予定ですが、昨日の本件とは無関係の削除依頼(6144さんの一連のもの)があまりに筋が悪く、追随する形に見られるのもどうかと思うので、提出するとしても時間をおくと思います。--Tamago915会話2021年5月30日 (日) 02:37 (UTC)[返信]

報告 列挙いただいた10記事は、「修正2」テンプレートなどに置き換える形で白紙化しましたが、その後キリギリス下目については別の編集者から修正対応いただいております。--Tamago915会話2021年5月30日 (日) 14:25 (UTC)[返信]
返信 (RnTkmさん宛) コメントありがとうございます。おそらく創作和名だと思われます(詳しい方に聞きたいのですが、実際どうなんでしょう)。RnTkmさんとして、リダイレクトが問題だというのであれば、どうすべきだとお考えか、具体的なところを聞かせていただければと思います。--Tamago915会話2021年6月5日 (土) 13:04 (UTC)[返信]
通常記事へのリダイレクトになっていて削除審議中の表示などもない状態だと、暗にその名前(ページ名)を認めている感じに見えます。
・創作和名とされる他のページと同じ扱いにするのが1つの手でしょう。その結果リダイレクトでなくなっても別に構わないと思います。
・それか、リダイレクトとして置いておくなら ページ名は学名に改名するべきです(この場合、移動の残骸はリダイレクトの削除依頼へ)。
さっさと削除依頼に出すのであれば こうした対処はしなくてもいいと思いますが、だいぶ時間がたってしまっていますよね。 --RnTkm会話2021年6月7日 (月) 07:25 (UTC)[返信]
返信 (RnTkmさん宛) ネット上には「Pseudorhynchus gigasの学名を持つ種の和名がオオカヤキリである」ことを示す情報は見つけられなかったのですが、なにせ自分に生物学の知識はほとんどないもので、対応に踏み切れないでいます。ほかの記事と同様に、修正テンプレートのみの記事にして白紙化したいと思いますが、それで問題ないか、有識者にコメントをいただければと思います。--Tamago915会話2021年6月7日 (月) 11:08 (UTC)[返信]

 作業着手 白紙化状態にしてから時間をおいてしまいましたが、その間にも編集、削除依頼、{{修正2}}テンプレートの使い方の不備指摘など、状況が動いております。放置しておくことによる弊害も出てきましたので、上記一覧のうち、削除または削除依頼にない記事について、(放虫キリギリス下目以外の記事をまとめて削除依頼に提出します。--Tamago915会話2021年6月9日 (水) 10:45 (UTC)[返信]

残っていた9記事を削除依頼しました。--Tamago915会話2021年6月9日 (水) 11:16 (UTC)[返信]
移動されていた記事について、Wikipedia:削除依頼/ヒシバッタ科およびWikipedia:削除依頼/Anostostomatidaeを提出しています。上記と合わせ、投票をお願いします。--Tamago915会話2021年6月12日 (土) 00:33 (UTC)[返信]
@Kingfiserさん、エリック・キィさん (今回の議論に積極的に関わってくださっている、お二方を指名する形にしておりますが、昆虫の生物学に造詣の深い方ならどなたでもお願いします)Wikipedia:削除依頼/タイワンツチイナゴにて、当該記事を英語版からの翻訳で再構築したと報告が上がっております。内容が妥当か判断がつきませんので、ご確認いただいた上で、削除依頼への投票、コメントなどをいただければと思います。--Tamago915会話2021年6月28日 (月) 23:32 (UTC)[返信]
Tamago915さま 、当該ページ、確認いたしました。とりあえず一目見て誤訳と思われる箇所及び学名の表記ミスを修正しました。さて、記事の内容についてですが、流し読みながらほぼ英語版に沿った文章になっていることを確認しました。少なくとも、元の私の主張を引用するなら「スタブ未満で少なくとも現在の内容を残さず全面的な修正が必要」だったものは改善されたと言えるでしょう。ただし、今回議題に上がっていた残りの記事についての言及として、「出典がない」として削除の方向で進める考えを示していましたが、現在の記事では脚注がついていない文章が多く、その基準ではまだ問題があると言えます(そんな記事はたくさんありますが)。とはいえ、本文中の内容は英語版記事で参照されているLocust Handbookにほぼ記載されているようで、あとはこの文と見比べ検証すれば良いだけですね(面倒なのでやっていませんが)。何れにせよ、現在のこの記事は存続で問題ないと思います。--Kingfiser会話2021年6月29日 (火) 17:54 (UTC)[返信]

ジャマイカニシキオオツバメガ

流れをぶった切る形になり、また厳密には「創作和名」ではありませんが、似たような問題のある記事としてジャマイカニシキオオツバメガの記事を挙げて関連づけておきます。こちらの記事には大規模な剽窃が見られたため内容の大半が版指定削除の対象となりました(私が削除依頼を出しました)。しかしながら、タイトルの「ジャマイカニシキオオツバメガ」もおそらく剽窃先のサイトから取られたものであり、この和名自体も(すくなくともネット上では)当該サイトが初出であると思われます。本種には英名として"Jamaican Sunset Moth"があるようで、こちらの英名は論文(e.g. Nazari et al. 2016)にも採用されているものであり、この英名の訳語として「ジャマイカニシキオオツバメガ」があるであろうことは理解はできますが、いずれにしても「出典として適切でないサイトからの和名拝借」ないし独自研究にあたるように思われますので、やはり問題があるように感じます。削除後ほぼスタブ状態のまま放置されているため、こちらの記事も削除対象にしてもよいかもしれません(ただ乗りするようで申し訳ないですが…)。--森津会話2021年6月17日 (木) 02:30 (UTC)[返信]
返信 (森津さん宛) 情報ありがとうございます。とりあえず議論の節だけ独立させました。私には判断がつかず、前例に倣うなら学名の記事に移動(名前を変更)するか、削除依頼か、このまま放置になると思います(何も言っていないに等しいですね)。--Tamago915会話2021年6月28日 (月) 23:32 (UTC)[返信]
コメント 対応ありがとうございます。とりあえず改名提案で対応しようと思います。その上で二点ほど、本トピックに関連があるかもしれない情報を記しておきます。
  • ジャマイカニシキオオツバメガとされている種の学名はUrania sloanusで、属名はウーラニアーに由来し、種小名はハンス・スローンへの献名です。この場合に学名をカナ音写しようとしたとき、慣習的には長母音は無視・献名は当該人物の母語による発音に準拠し「ウラニア・スローヌス」とするのが一般的なはずですが、おそらく「ウラニア・スロアヌス」とか「ウーラニアー・スロアヌス」のような音写も可能のはずで、どちらかを採用する場合は当該音写を選んだ根拠となる出典がある方が望ましいように思います。これは本トピックというよりも上の方にある2018年の学名のカナ表記に関するトピックで議論されている内容に近いような気がしますが、このような場合、「和名が存在せず、カタカナで表記した例も見つからない生物」と見なし、「やむを得ず学名をそのまま項目名として」用いることは許容されるのでしょうか?
  • 上記と関連して。本トピックではあまり議論の対象になっているようには見受けられませんが、和名創作の禁止を明文化する場合は触れておいた方がよい例として英名の直訳和名があると思います。たとえば私が上に挙げた例のほかにも、同じユーザー(特別:投稿記録/チリメガネ氏)が同じように英名を直訳したものを和名とし、同じように用例がすくなく要出典がつけられている例としてジャマイカミズナギドリ(英:Jamaican petrel)があります。--森津会話2021年7月2日 (金) 16:05 (UTC)[返信]
コメント 森津さま、私なりの意見を述べさせていただきます。まず1件目について、Urania sloanusは好ましい転写は「ウラニア・スローヌス」であること、および表記揺れが存在すること、これは完全に同意見です。また、この和名にあたる有効な出典がなく、仮名転写の例も全くないことを確認いたしました。これは和名(外来語を含む)が存在しない生物に該当し、Urania sloanusへの改名を強く支持します(なお見落としている信頼できる情報源において和名および学名仮名表記の例が見つかった場合、この限りではありません)。
2件目の英名の直訳和名に関して、例のご教示ありがとうございます。こちらも独自研究にあたりますね。私は過去にDinocarididaカプシクム・キネンセなどの改名を行いましたが、これらの元々の記事名であった「恐蟹綱」、「シネンセ種」は創作和名で、これらが立項され数年経過したことにより、Wikipediaを出典とする和名がインターネット上で広まってしまうことになりました。Wikipediaはあくまで百科事典であり、このような事態は望ましくないと考えます。これはWikipedia全体のルールである「Wikipedia:独自研究は載せない」および「Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか#ウィキペディアは独自の考えを発表する場ではありません」からも妥当です。上記の議論「#学名ラテン語の記事名について」は結局合意形成されず流れてしまったと記憶しておりますが、私はプロジェクト:生物#項目名に関して、学名アルファベット表記の抑制を緩め、「創作和名の禁止 - 和名および外来語に由来する日本語名、学名の仮名転写の何れもが信頼できる情報源において見当たらない場合、学名のラテン語による表記をそのまま用いるべきです。」との一文を挿入すべきだと考えています。創作和名を認めないという立場はほとんどの執筆者で共通していると認識しています。大方この方針で問題ないと考えているのですが、上位の分類階級における新たな結合を認めるか、という懸念があります。例えば、「類」と「亜目」の片方しか出典で書かれていなかった場合それぞれ置き換えていいのか、ある属名の語尾を変化させてその上位の分類群が形成されている場合その分類群の和名がなくても「属名 + 類」としてよいのか、などです。それを禁止すると古生物の上位の分類階級は少しやりにくくなってしまうのかなと思っております。その点に関して、ほかの方々からも意見を求めたいです。--Kingfiser会話2021年7月2日 (金) 20:17 (UTC)[返信]
返信 ありがとうございます。先ほど改名提案をしてきました。創作和名の禁止と学名アルファベット表記の制限緩和に関しては支持しますが、たしかに学名と和名の組み合わせの問題は難しいところですね。古生物に関してはわたしは詳しくないので言及を控えますが、現生生物に関して、和名・学名の新規組み合わせもまた独自研究にあたるために一律容認は難しいであろうことを示すふたつの例を挙げておきます。
  • Erebinae亜科 → Erebidae
    両者とも Erebus をタイプ属とする分類群です。Erebinae には「トモエガ亜科」という標準和名があります。ヤガ科のページにちょっとだけ書きましたが、Erebidae科はErebinae亜科が格上げされたものと見なすことが可能で、論文でも「トモエガ科」という和名を採用した例は散見されます。しかしながら、トモエガ亜科は元々かなり小さなグループですがErebidae科は鱗翅目最大の科になるので、和名をそのまま繰り上げるのは違和感があるのも事実です。国立科学博物館の神保先生も「トモエガ科」に反対の立場のようです[12]。Wikipedia的には信頼のおける情報源での用例があればOKなはずなので問題なさそうですが、この件に関しては個人的にはまだ学名表記が適切であるように感じます。
  • Geoplanoidea, Geoplanidae, Geoplaninae
    三者とも Geoplana をタイプ属とする分類群です。これは採用する体系によって和名がかなり異なります。コウガイビルの記事にすこし書きましたが、最近の体系では和名を上から「チジョウセイウズムシ上科」、「リクウズムシ科」、「ゲオプラナ亜科」としてるようですが、ふるい体系ではGeoplanidaeの和名を「ゲオプラナ科」としています。これに関しては新体系についても出典を出せるので問題ないんですが、仮に新体系に関する出典がなかった時、三者の和名を上から「ゲオプラナ上科」、「ゲオプラナ科」、「ゲオプラナ亜科」とするのにはやはり問題があり得そうな気がします。
あと余談ですが、実はこれiNaturalistでも同じような話題が上がっています(ちょっと最近向こうはご無沙汰なんですが)。参考になれば幸いです。--森津会話2021年7月3日 (土) 19:54 (UTC)[返信]
すみません。私用で遅くなってしまいました。例のご提示、ありがとうございます。実は私も基本的に出典に基づかない記述はダメだろうという立場であり、「生物名+階級名」の新規結合で表される分類群名についても認めるべきでないという考えです。譲歩としてひねり出したものでした。例のご教示を頂いたことでより一層説得力のある論になりました。iNaturalistですか、こんなものがあったのですね。初めて知りました(少し編集してみました)。プロジェクト本文の改訂ですが、ここで埋もれるのも何なので、新たに節を設け議論を行います。--Kingfiser会話2021年7月29日 (木) 18:36 (UTC)[返信]

学名のリダイレクト

今日は、 Tadorna等のリダイレクトを作成したものの、削除する必要があるという見方もあるので、コメントが参考になります。ありがとうございます、 --Maculosae tegmine lyncis会話2021年5月22日 (土) 17:22 (UTC)[返信]

植物の分布系カテゴリの作成に関して

 利用者:マンゴスチン会話 / 投稿記録 / 記録さんがCategory:日本の固有植物相およびCategory:固有植物相というカテゴリを作成されて様々な植物の記事に前者を付与されているところを目に致しました。念のためにキュー植物園系の学名データベースPlants of the World Onlineで確認したところ南西諸島火山列島アジサイ)が含まれるものの、大まかな対応関係は妥当である様に思えました。実はかねてこの系統のカテゴリが欲しいと薄々感じていた私はそれでつい便乗してCategory:フィリピン固有の植物相を作成し、心当たりのある植物2種を入れてしまったのですが、その後上位カテゴリを作成する前にCategory‐ノート:日本の植物相をふと確認し、そこで漸くWikipedia:削除依頼/過剰に細分化された生物相関係のカテゴリ(2011年7月15日 (金) 12:37 (UTC) 開始、2011年8月14日 (日) 09:32 (UTC) 終了)の存在を知りました。そこでは

  • 「[前略] 大陸別の~、地域別の~のカテゴリに関しては利用者:しまでん氏(2004年9月~2009年8月)もしくは利用者:魔私利戸氏(2009年8月~2010年7月)によって2008年12月と2009年8月30~31日に乱造されたカテゴリです。前者が生物相および植物相、後者が動物相を作成し、また前者は2009年に大規模削除された国別の植物相の作成者でもあるようです。両名は互いの会話ページにおいてソックパペット疑惑があがっているので、同一人物かもしれません。2010年10月の段階でウィキプロジェクト生物にて上記の問題を提起し、同様の問題の再発および過剰な細分化を懸念していました。[中略] 他言語版にあるカテゴリを日本語版でも必ず作成しなければ行けない方針や道理はないため不用。
    ケース D:百科事典の記事になりにくいもの。(有用性がない)
    ケース Z:その他の問題がある場合(過剰な細分化、および同様に細分化されることを憂慮しての抑止力。)
    以上に該当すると考え削除を依頼します。」(Mossさん (上記削除依頼における依頼者)、2011年7月15日 (金) 12:37 (UTC)[返信]
  • 「地域の生物相の中に収まる記事数は、どう考えても数百でなく、数万になるのです。もちろんその下にサブカテゴリとして動物相、植物相、さらに分類群ごとにサブカテゴリを作ればいいのですが、その結果として、ある地域の生物相カテゴリの下には、生物分類を反映したひどく枝分かれしたサブカテゴリ群が出来てしまう。これでは、一覧性など望めません。そのようなカテゴリに、どんな有用性があるでしょうか。生物相カテゴリをつける種を限定する、と言う考えもありますが、これは、今度は逆に、何のカテゴリもつかない種の存在を許します。また、その種に生物相カテゴリをつける理由も、種によって様々です。たとえば固有種、あるいは隔離分布の一つ、北限、南限など。でも、カテゴリにしてしまうと、そこからはそのような情報は得られません。一覧記事なら、それも書けるわけです。」(現Keisotyoさん、2011年7月20日 23:58 (UTC))

等の意見が出され、最終的に大部分が削除されています。こうした出来事の存在を先に把握しておけば良かったのですが、先述の通り見事に先走ってしまっております。迂闊でございました。そしてMossさんが削除依頼内で言及されていたものと思われる議論(リンク先修正: --Eryk Kij会話) 2021年6月7日 (月) 01:36 (UTC))その前段階の議論を流し読みしたのですが、エコリージョンの区分法が色々存在する上に、動物相と植物相で統一の規格を作ろうとしてうまくまとまらなかった印象を受けました。動物相に関しては残念な事に全く不案内であるのですが、よく執筆を行う植物相の方に限りましてはキュー植物園系のデータベース World Checklist of Selected Plant Species において使用されている Brummitt, R. K. (2001). World Geographical Scheme for Recording Plant Distributions (2 ed.). Pittsburgh: Hunt Institute for Botanical Documentation, Carnegie Mellon University. http://www.grassworld.myspecies.info/sites/grassworld.myspecies.info/files/tdwg_geo2.pdf (URLの貼り損ねと出版情報を修正。--Eryk Kij会話2021年5月26日 (水) 09:16 (UTC) の区分が適用できないものかと考えてしまいます。これは世界の地域を4段階(Continent(al)、Region(al)、Level-3、Level-4)に分けて区分したもので、たとえば日本含む東アジアについては以下の様な区分けがなされています(pp. 39, 41-42)。[返信]

Brummitt (2001) における東アジア地域および北方領土等を含む地域の区分(2021年5月26日 (水) 09:16 (UTC) に表の仕様を修正)
Continent(al) Region(al) Level-3 Level-4
Asia-Temperate Russian Far East Amur Amur
Kamchatka Kamchatka
Khabarovsk Khabarovsk
Kuril Is.〈千島列島 Kuril Is.
Magadan Magadan
Primorye Primorye
Sakhalin〈サハリン Sakhalin
China China South-Central Chongqing〈重慶
Guizhou〈貴州省
Hubei〈湖北省
Sichuan〈四川省
Yunnan〈雲南省
Hainan〈海南省 Hainan
Inner Mongolia Nei Mongol〈内モンゴル自治区
Ningxia〈寧夏
Manchuria〈満州 Heilongjiang〈黒竜江省
Jilin〈吉林省
Liaoning〈遼寧省
China North-Central Beijing〈北京
Gansu〈甘粛省
Hebei〈河北省
Shaanxi
Shandong〈山東省
Shanxi〈山西省
Tianjin〈天津
Qinghai〈青海省 Qinghai
China-Southeast Anhui〈安徽省
Fujian〈福建省
Guangdong〈広東省
Guangxi〈広西省
Henan〈河南省
Hong Kong〈香港
Hunan〈湖南省
Jiangsu〈江蘇省
Jiangxi〈江西省
Kin-Men
Macau〈マカオ
Ma-tsu-Pai-chúan
Shanghai〈上海
Zhejiang〈浙江省
Tibet〈チベット Tibet
Xinjiang〈新疆 Xinjiang
Eastern Asia Japan Hokkaido
Honshu
Kyushu
Shikoku
Korea North Korea
South Korea
Kazan-retto〈火山列島 Kazan-retto
Nansei-shoto〈南西諸島 Nansei-shoto
Ogasawara-shoto〈小笠原諸島 Ogasawara-shoto
Taiwan Taiwan

以上の様に火山列島と小笠原諸島が別枠扱いという点には首をひねりたくなりますが、一応幅広い地域が4段階に分けられている規格であり、「これよりも細分化されたものは即時削除とする」などの歯止めを利かせる事は可能になると思われます。一部地域に関しての上位カテゴリで揉め事が起きるかも知れませんが、それに関してはまた例外条件を設ける等という事で一つ……。また、今回一部引用したロシアやブラジルなどはかなり細分化され、オーストラリアはRegion(al)(2段階目)扱いでその上に Australasia という区分が設けられている等の特徴が見られます。ちなみに私が先走って作ってしまったフィリピンに関しては Asia-Tropical > Malesia(マレー群島区系)> Philippines > Philippines とされているのですが、この Malesia の下位区分にはマラヤボルネオスマトラジャワ小スンダ列島スラウェシ・マルク・などといった国家で言えばマレーシア・シンガポール・ブルネイ・インドネシア・東ティモールのある地域が島や大陸を基準とした区分けとされている事も大きな特徴です。IUCNレッドリストを見ていますとたとえばフタバガキ科サラノキ属の高木メラピアガマShorea agamiIUCNレッドリスト)などの様に "This species is endemic to Borneo"〈この種はボルネオ固有である〉という言い方の項目が結構見つかりますが、ボルネオは BurmittBrummitt(訂正: Eryk Kij会話2021年5月26日 (水) 06:37 (UTC) (2001) でいえばレベル3のみに用いられている区分であり、固有種系カテゴリを作るとしてもレベル3とレベル4限定、等と区切る事も可能である様に思われます。動物相と植物相とで無理に規格を統一せず、できそうな方からどうにか新しい方法を導入できないものでしょうか。[返信]

 なお、先述のマンゴスチンさんが作成されたカテゴリですが「固有植物相」という用語の使用例はGoogle Booksを探してもまるで確認できなかった為、仮に固有種系カテゴリの作成が合意されたとしても「……固有の植物相」といった名前とする必要があるものと存じます。また先日「WP:SCRUTINY」を理由として無期限ブロックされた利用者:Evelym-rose会話 / 投稿記録 / 記録(訂正: Eryk Kij会話) 2021年5月25日 (火) 13:38 (UTC))が分布系のカテゴリを大量に作成している事にも気づいたのですが、これらに関しては先述の区分に該当しないものから削除依頼に回して良いと考えております。--Eryk Kij会話2021年5月25日 (火) 12:04 (UTC)[返信]

エリック・キィ様。その人はおそらく利用者:Evelym-rose会話 / 投稿記録 / 記録という人で、2021年5月24日付で無期限ブロックされている人です。私ではないです。訂正お願いします。--Evelyn-rose会話2021年5月25日 (火) 13:04 (UTC)[返信]
@Evelyn-roseさん 訂正致しました。申し訳ございません。--Eryk Kij会話2021年5月25日 (火) 13:38 (UTC)[返信]
確認しました。よかったです。私がLTAを理由とする編集の差し戻しをしていたら、そんなこと(私と似た名前の多重アカウントの作成)をされてしまいました。ご返信まで。--Evelyn-rose会話2021年5月25日 (火) 13:48 (UTC)[返信]
コメント 更に過去にWikipedia:削除依頼/各国の木および植物相のカテゴリ各国の植物相という議論が行われていた事を把握致しました。どうも当時はアフリカの非常に多くの地域に跨って見られるアフリカバオバブタマリンドといった種の記事にカテゴリが大量に使われていた状況が問題視された結果削除された模様ですが、ここ数年私はタナガワトウダイグサ(ケニア固有種)Rytigynia uhligii(ケニアから熱帯アフリカ南部)オクメ(熱帯アフリカ西中央部)といったアフリカにおいても分布域に偏りがあるものや、Gilbertiodendron dewevrei(少なくとも中央アフリカ共和国・コンゴ民主共和国(旧ザイール)・コンゴ共和国といった Brummitt (2001:37f) が上位区分を共通して West-Central Tropical Africa としている地域においてこの樹種の単一優占が見られるが、こうした現象は熱帯林としては珍しい部類に入る)の様に特定地域の生態系において重要な種の記事の拡充に力を入れてきております上、最初に述べました通り権威ある機関において用いられている地域区分の表が存在する事も明らかとなりました為、現在と過去とでは色々と事情が異なるものとなってきていると考えております。くどいですが正直私はこの手のカテゴリが欲しいです。今回の議論提起の発端となった利用者:マンゴスチン会話 / 投稿記録 / 記録は不正な多重アカウントによる履歴分断を理由に先日無期限ブロック(恐らく先日の利用者:Evelym-rose同様にLTA:ELLSであったのでしょう)となっていますが、歯止めをかける手段が存在するとなればLTAが何をしようがそれから外れるものは全部削除依頼へ回せば良いという話になり、対処もしやすいと存じます。特にケニアBrummitt (2001:38) では Africa > East Tropical Africa > Kenya (> Kenya) という区分とされています)は私が作成を行った記事だけでも16種(ブラキラエナ・フイレンシスプルヌス・アフリカナコルディア・アフリカーナドンベヤ・バージェシアエミリキア・エクスケルサミルシネ・アフリカナヌクシア・コンゲスタ、タナガワトウダイグサ、Bridelia micranthaハウチワノキカロデンドラム・カペンセアデニア・グロボーサアカキア・ドレパノロビウムピイラーウッドRytigynia uhligiiマーカミア・ルテア)が存在し、貴重な固有種も1つ(タナガワトウダイグサ)含まれている以上そろそろCategory:ケニアの植物相が欲しいところでございます。上に挙げました通り、Keisotyoさんがサブカテゴリ群が枝分かれして一覧性が望めなくなる事を懸念されていた事は把握しておりますが、私は仮にそうなるとしてもむしろ生物分類によって地域区分の考え方は変わり得るものであるという事が可視化されて良いのではないか、ぐらいの考えでございます。ちなみにケニアに関しては世界遺産にもなっているケニア山国立公園などに触れつつケニアの植物相という記事をまとめようと考えているところでございます。また West-Central Tropical Africa(訳は上でも一度使用した「熱帯アフリカ西中央部」が適切でしょうか)に関しても先述の Gilbertiodendron dewevrei の森やサンガ川流域の3か国保護地域への言及など植物相に関して結構まとまった内容が書けそうな気がしております。--Eryk Kij会話2021年6月7日 (月) 01:36 (UTC)[返信]
  • コメント 精力的な執筆・調査活動お疲れ様です。さて、せっかく丁寧にお調べいただいたあげくにこういうことを言うのは心苦しいですが、やはりこの種のカテゴリは無闇やたらに作るべきではありません。当議論では「植物」の「日本を含む東アジアにおける分布」が具体例として引き合いに出されているので、以下のコメントでも具体的には東アジアの植物分布について話をしますが、本質的な問題はどの生物のどの地域における分布でも同じことですので、以下の議論は一般論であると考えてください。
反対の理由としてはやはり、Wikipedia:削除依頼/過剰に細分化された生物相関係のカテゴリ におけるKeisotyoさんTrcaさんのコメントにつきます。地理区分(つまりカテゴリの分けかた)に根拠があるか否かというのは本質的な問題点ではありません。どんなに権威ある区分であろうと、そういうカテゴリを一律に作ること自体に無理があるのです。
たとえば、日本の野生植物(帰化種も含む)について言えば、沖縄や小笠原の固有種を除けばほとんどのものが、Hokkaido、Honshu、Kyushu、Shikoku の四つの(もしくはHokkaidoを除く三つ)のカテゴリに含まれてしまいます。真面目にリストアップすればそれだけで三千を超えるし、ウィキペディア日本語版に記事があるものに限っても数百以上、つまり「ウィキペディア日本語版に記事がある日本の野生植物」のほとんどのものが含まれてしまうでしょう。さらに多くのものは東アジア共通種だったり汎ユーラシア種だったり汎世界種(帰化植物の多くはそう)ですから、そういう種類はAsia-Temperate 以下のほとんどすべてのカテゴリに含まれることになります。つまり Continent(al)、Region(al)、Level-3、Level-4 のどの段階で区分しようとも各カテゴリには線百から数千オーダーの記事が含まれ、しかもその大部分が重複していることになります。そういうカテゴリに実用的な意味があるでしょうか。
カテゴリの側からだけでなく記事の側から考えても事情は同じです。上のような事情により、大半の植物記事には地理区分のカテゴリが少なくとも十以上、汎世界種であれば百以上ものカテゴリがずらずら並ぶことになります。そんなカテゴリを並べても見苦しいだけで意味があるとは思えません。所属する地理区分を知りたければ「分布」節に概略として書くのがよいでしょう。
たしかに現状で記事自体が少ないアフリカの植物ならばこれくらい細かい区分でカテゴリを作っても上に述べたような「多過ぎて意味がない」という問題は実質的にないと言ってもよいでしょう。しかし本質的な問題点はまったく同じであり、将来的に記事が増えればやはり同じ問題が生じます。現状ではアフリカの場合は細かく区分しても問題がないから、ということでアフリカの細かい地理分布のカテゴリを作った場合に、なによりも懸念されるのは、「アフリカは細かく区分しているんだから」というわけで考えもなしに提案もせずに他地域の細かいカテゴリを作りまくる者が絶対に出て来るであろうことです。この種のカテゴリはやはり面倒でも個別に考えるしかないし、そういうことも考えずに「小笠原があるなら本州も」などと一律にカテゴリを作りまわるような者にはやはり荒らしに準ずる行為と見なしてそれなりの対処をするしかないでしょう。
ちなみにGA記事になっている皇居の生物相が執筆されたのは、この種の議論がきっかけだったそうです。Eryk Kij さんが希望されている「ケニアの植物相」なども、カテゴリとしてまとめるよりも記事としてまとめた方がよいと思います。カテゴリには原則的にその地域に分布する種類はすべて含めなければなりません。つまり「この種はこの地域に分布するという出典があるから」と言われれば、あまり意味のない種であってもカテゴリに次々と加えていくような行為を阻止することはできません。少なくとも記事ならば取り上げる種は取捨撰択できます。また、カテゴリのような単なるリストから植物相の特徴を読み取るには、ある程度生態学などの知識が必要で百科事典向きではありませんが、記事ならばそういうことも言葉で説明できます。--Loasa会話2021年6月12日 (土) 09:03 (UTC)[返信]
返信 (Loasaさん宛) ありがとうございます。この手のカテゴリには分布域の広いものまで含める必要があり、そうなるとその記事のカテゴリ欄も大量の地域区分系のもので埋まる事となり、一覧として機能しなくなるのが関の山、と懸念されているという事ですね。それはごもっともであると存じます。
 恐らく長期荒らし以外の利用者の存在もご念頭に置かれている模様ですが、今回も含め数々の議論を通して出されてきた懸念をよそにカテゴリの濫造を行う利用者に関しては、ここが誰でもボランティアで参加する事が可能なサイトである以上、その都度その都度先行議論の存在をお知らせしていく他にないものと存じます。特に何が百科事典的に必要なものであるかという観点は、なかなか共有しにくい部類のものであると存じます。現に日本語版ウィキペディアで7年は活動してきて各種方針を遵守する意志のある私ですら十分に身についている訳ではないというのを、他言語版プロジェクトにおいてではあるものの悟る事となった出来事がございます。こちら、私がアップロードした標本の画像をドイツ語版Wikipediaで安易に貼って回ろうとした末に頂く事となったご批判の言葉で、要約致しますと〈もう少し百科事典的に使えるものかどうかを吟味して下さい〉という旨の事です。ここまではっきりとした言葉を引き出すまでにはこちらが数回説明を求めたりと紆余曲折がございましたが、いずれにせよこの経験から相手が慣習やこちら側からすれば自明な物事の是非に関して不案内と判断した場合は、極力早い段階で考え方が共有できるように説明を行っていこうという認識が強くなりました。とはいえ逐一説明を行う事には多かれ少なかれ労力を伴いますし、「プロジェクト文書のここをお読み下さい」という案内の仕方であれば説明を比較的簡潔に済ます事ができる筈です。しかし現行のプロジェクト文書ではこの手のカテゴリの作成に関して過去に議論が繰り返されてきた事が全く説明されていない状態です。現在は別件の明文化を提案中でございますが、この件に関しても地域区分系カテゴリ作成のデメリット(特に百科事典として問題があるという観点への言及は確実に盛り込んておいた方が良いでしょう)を強調する方向で明文化を目指した方が良いと考えております。
 今回のLoasaさんの示されたご見解を覆す事ができる程の反論ができない限りは、後始末のために一連のカテゴリの削除依頼の準備を検討する事と致します。ですがその前に論点潰しにお付き合い下さい。今回のLoasaさんのご主張は、特定地域の固有種に関しても同様という理解でよろしいでしょうか?固有種となれば記事ページが地域区分系カテゴリで溢れたりはしにくくなるでしょうし、たとえば『Brummitt (2001) が提示した区分(但し国名・地域名の改称は考慮)でIUCNレッドリスト等の出典に「固有」あるいは "endemic (to ...)" との言及が見られる場合』といった縛りを設けたとしてもなお問題は存在するでしょうか。なおこの場合、上位カテゴリに「[国名・地域名]の植物相」を設定する事は非推奨とする内容をプロジェクト文書に明記済みで、他の利用者に対する先行議論の存在の周知も徹底されているという前提と致します。--Eryk Kij会話2021年6月13日 (日) 07:12 (UTC)[返信]
  • 固有種の場合は各カテゴリが溢れ返る懸念は少ないでしょう(とはいえ、ケープ植物区の固有種などは五千を越えますが)。しかしながら固有種と簡単に言っても、そのくくり方はなかなか簡単な原則でまとめられるものではありません。
例えば、東北と北海道の一部の山にだけ生息するような植物は「日本の固有種」とは言えるでしょうが「本州の固有種」「北海道の固有種」とはいえません。もっと複雑な例を出せば、台湾の北部と南西諸島と南九州の一部の地域だけに分布するものは?「日本の固有種」「九州の固有種」「南西諸島の固有種」「台湾の固有種」いずれも言えませんね。(実際にそういう分布をする植物は少なからずあります。)しかし生態的にはこういうものは立派な「固有種」と言えます。
もう少し一般的な形で説明しますと、どのレベルで区分したとしても、たとえば、A区とB区の両方にまたがるごく狭いC地域のみに生息する植物は「A区の固有種」とも「B区の固有種」とも言えないでしょう。しかしまぎれもなくこれは「C地域の固有種」です。そして、C地域が固有種の多いことで知られる地域であったとしても、それらは「C地域の固有種」という、基準となる地理区分から外れるような例外的カテゴリを作らない限りどこのカテゴリにも属させることもできません。まとまった地域ならまだしも、たとえばA区のa山とB区のb山のみに生息するものはどうでしょう。a山とb山が同じ山系だったら「○○山系の固有種」くらいにはまとめられますが、まったく別の山系だったら? それとも、このような場合は「A区の固有種」と「B区の固有種」の両方に含めてしまいますか?
こういう例を考えると、「固有種」の場合は、どう区分しても不完全もしくは意味のないものが多くなってしまいます。固有種の地域区分こそ、何らかの一律な基準で器械的に割り振るのではなく、それぞれのカテゴリごとに、カテゴリとしてまとめる意味があるかどうかよく吟味すべきでしょう。--Loasa会話2021年6月14日 (月) 13:34 (UTC)[返信]
返信 (Loasaさん宛) ご回答ありがとうございます。取り敢えずそもそも機械的に特定の基準を根拠に一律でカテゴリの範囲を決めるという発想自体に問題があるというご見解でいらっしゃる事を把握致しました。ただ、今回の返信では依然 Brummitt (2001) を前提に話を展開してしまう箇所がいくつかございますがご容赦願います。私が作成した記事の中でも、確かにパタゴニアヒバの Argentina South と Chile South(共通する上位区分は左記の他に Paraguay や Uruguay も含まれてしまう South Southern America)の様に分布域は限られているものの Brummitt (2001) の区分では2つ以上の地域に跨ってしまうものがございました(IUCNレッドリストでは一応 "This species is endemic to southern Chile and Argentina" とは表現されていますが……)。この種に関してはロス・アレルセス国立公園等が説明の場となりますのでまだ良いのですが……。やはり「…の植物相」系記事の作成を早く進めていく事と致します。記事を作成してもなお納まり切らない固有種にカテゴリを、という考え方でおりましたが、ケープ方面の場合はなおも膨大になってしまいそうですね。
 さて、Loasaさんのご懸念を伺った上でCategory:固有植物相Category:日本の固有植物相Category:フィリピン固有の植物相を削除依頼対象に含めるか否か判断しようと考えておりましたが、正直依然及び腰でございます(特にフィリピン)。前2つは「固有植物相」という用語の例が無いに等しいので存続させる場合は改名を行う必要がございますが、関係する地域がいずれも島々からなり、少なくともフィリピンの方に関しては陸続きのアルゼンチン・チリの組み合わせの様な「不完全もしくは意味のないもの」と思えてしまう事態も起こりにくそうという性質もあり(一方日本に関してはそうしたパターンの機能不全とは別のマイナス要素が存在しますので今回の最後の方で触れる事と致します)、後述する様な色々な制限を設けておけば有用性を維持する事が可能であると考えております。思えば私は「[国名]の~」系のカテゴリが多用される文化・言語・民族といった人文学の分野から活動を始めたのですが、植物という分野に手を出して以来今回の事件まではこの手のカテゴリをつけてこなかったのは過去の一連の議論の存在など知る由もなく本当にたまたま「何となく」による奇跡以外の何物でもなく、今のままでは逆に「何となく」でカテゴリをつけてしまう方が現れても何もおかしくはありません(しかも別分野で英語版記事と対応させようという考えで動く傾向のある方に心当たりがございますし、他に似た様な発想で動く方が現れたとしてもそれは至極自然な事であると存じます)。他の分野では特定の国や地域にしか見られない事柄にその国や地域を冠したカテゴリを付与する行動は当たり前の事であり、この「当たり前」に対して生物学の知識を持つ私達がどの様に対処するかも大事になってくると存じます。現状では長期荒らしだけでなくまともな利用者であってもこの手のカテゴリに手を出してしまう恐れが十分に予想されますので、一応3カテゴリとも敢えてこの様にきつめの表現方法を選んでの応急処置を取った(そしてほぼ全て削除依頼対象とする予定の利用者:Evelym-rose会話 / 投稿記録 / 記録による作成カテゴリも依頼までにまだ少し時間がかかりそうですので同じ注意書きを貼り付けておく事と致します)のですが、今後はこれよりももう少しばかり丁寧な表現で『議論なしで上位カテゴリに単純な「○○の植物相」を設定したり地域の細分化をしたりする事の禁止』の理由の説明をプロジェクト文書(こちらには過去の議論や削除依頼の一覧を掲載)だけではなく削除議論を経て存続が決まったCategory:日本の植物相等にも表側の見える位置に注意書きの形で改めて設置するといった事も(動物相の方にも適用可能な話である為)別の節を設けて提案を行って参りたいと存じます。また利用者:マンゴスチン会話 / 投稿記録 / 記録Category:日本の固有植物相に含めた全記事の精査を現在行っている最中でございますが、その過程で個別記事における分布情報においても一般的な国や地域の分け方と生物学的な分け方とでは異なる場合があるという事を書いていった方が、読み手を通してより広く私達の考え方を理解してもらう事ができるのでは、という発想に至りました。試しにアジサイでこれを行ってみました(Special:Diff/84015990/next)が、Brummitt (2001) のいう千島列島・日本・火山列島・南西諸島・小笠原諸島のうちの少なくとも2つが分布域に含まれる場合は同じ事を書いていけば良いと今のところ考えております。下手に Brummitt (2001) が権威化するのがよろしくないのであれば、他にその都度その都度説得力のある区分法で同様の記述を行っていくという事でいかがでしょうか。--Eryk Kij会話2021年6月16日 (水) 14:50 (UTC)[返信]
コメント 最後の私の返信から1週間が経過しましたが、Category:フィリピン固有の植物相に関しては削除すべき積極的な理由が全く挙げられなかった為、削除依頼の対象から外す事と致します。上位カテゴリのCategory:固有植物相に関しても暫定措置で安易な作成を思いとどまらせる警告文を貼ってある為、やはり依頼対象とはしない予定でございます。一方、Category:日本の固有植物相は「日本」に含める範囲の定義が曖昧で、定義を共有できるか今の段階で不安が残る為あまり気は進まないものの依頼対象に含める事と致します。そして利用者Evelym-roseおよび利用者:マンゴスチンによる作成カテゴリで今回特に言及しなかったものは全て削除依頼の対象と致します。--Eryk Kij会話2021年6月25日 (金) 00:09 (UTC)[返信]
報告 Wikipedia:削除依頼/濫造された植物の分布系カテゴリを提出致しました。対象は前回のコメント通りです。利用者:Evelym-roseによる他の生物の分布系カテゴリもやはり一括して提出を行おうと考えております。次は方針文書へ過去の関連議論の存在を明記することを検討する事となりますが、文言には今回の議論で挙げられたデメリットの他、〈他言語版に対応するカテゴリが存在する事は何の正当性の担保にもならない〉という旨も絶対に盛り込む必要があるでしょう。繰り返しとなりますが、生物の分布を国単位基準で考えるべきではなく、更にカテゴリ分けも逐一議論の必要があるという事は決して直感的に誰でも分かるという性質のものではない為です。--Eryk Kij会話2021年6月27日 (日) 22:08 (UTC)[返信]
コメント Keisotyoさま、Color Actor 氏の件についてですね。ご対応というか対話の試み、お疲れ様です。率直に言えば、一連のカテゴリはやはり不要だと思います。
正直植物相のカテゴリがどうであろうと個人的な関心はないので目を通したのもつい先程でした。そのこともあり(あとは単純に忙しくなったので)この議論にも参加しておりませんでしたが、ここ最近の無益な植物相のカテゴリの濫造はさすがに目に余っておりました。氏の会話ページを拝読しましたが、(少々喧嘩腰すぎるとは思いますが)議論があったということを指摘されても聞く耳を持たない様子だと見受けられました。命名年についてのカテゴリも同様で、記載年に重要な意味があるのはリンネのSpecies Plantarum (1753)ほか、学名の出発点となった著作で記載されたもののみでしょう(なお名称に関して、1753年に記載された植物についてのカテゴリは「Species Plantarum (1753)で記載された植物」であるべきでしょう)。そんな無益な編集に手を割けるなら分類体系を更新してくれればいいのにという本音はさておき、面倒なので対応はお任せしたいのですが、以前のように削除依頼の提出ということでよろしいでしょうか。--Kingfiser会話2022年3月9日 (水) 07:16 (UTC)[返信]
お声、ありがとうございます。が私が投稿して2日でお一人だけ、と言うことは、やはり皆これでいいと思っているのでしょうね。でなければ気にならないのか。植物関連で動いてらっしゃる人は多いはずですし。それにまた、私の物言いはやはりけんか腰に見えますか?押さえたつもりではあったのですが。
と言うことで、やはり私は口を挟まない方がいいでしょうね。つまりこれ以上対応はいたしません。ずっと記事書きに注力してきましたし、それを続けることにします。削除依頼提出もなさるのでしたら賛成はするでしょうが、それ以上の対応をする気はありません。正直に言えば生態学的な方面でもやりたい放題なさってますし、実際どれだけの無茶をしたのかすら私には分かりませんし、分かりたくもありません。そう言えばあの方の会話、私より先に一声の方も別段咎めてらっしゃらなかったですね。
まあ見ない振りすれば結構気軽でいられるのは分かりました。それで行きたいと思います。--Keisotyo会話2022年3月9日 (水) 12:32 (UTC)[返信]
すみません、少々乱暴な表現でしたね。私としては非難するつもりも全くなく、赤ん坊を啓蒙するには無駄に丁寧でなければならないという私の持論による主観をもとに語ってしまいました。もしよろしければご参考になさってください。その前にヨーロッパグリに関して議論提起された方はおそらく、生物の分野に詳しいわけではなくここでの議論もご存じなかったのではないでしょうか。ほかのみなさんの考えは私にはわかりませんが、私個人の心中としては面倒そうなので関わりたくないなぁというのと自分の書きたい記事の執筆の妨げにならなければ優先順位は低いので、というところで言うなれば見て見ぬふりというやつでした。褒められた生き方かはわかりませんが、気は楽ですよ。と、改めて見てみるとハナニラがオーストラリアの植物相に入れられていたりとなかなか嘲笑ものですね。そろそろ止めた方がいい気がするのですが、他の皆さん、本当に意見はないんでしょうか。こういう方針ってやっぱりプロジェクトの記事の方で示しておいたりした方がいいんでしょうか。一応参考までに、問題点と個人の意見を挙げておきます。
  • 帰化植物をそのフロラに入れてしまっているなど、適切でない(本文中に原産地が書かれているものの、知識がない読者には帰化先の植物のように捉えられる可能性が高い)。
  • 上記の議論でもある通り、フロラについては範囲の定義づけや細分化が非常に難しいので正確な情報による運用ができない。
  • その植物の関連項目を調べる際にそうしたカテゴリを利用して他のページにリンクすることはまずないと思われる。フロラとしての視点で情報を記事中に盛り込むなら、解説ができる独立記事として立項すべき。
  • 記載年ごとの分類群のカテゴリについて、分類学的に意義が大きいのは命名規約における学名の出発点になった書籍で記載されている生物のみで、それ以外のものは濫造といえる。--Kingfiser会話2022年3月9日 (水) 20:15 (UTC)[返信]

コメント 例の利用者に関してですが、無論私も把握しておりました。ただどの様に対応するかつい先程まで決めかねていたのです。ちょうど私が張り切ってまとめた記事を投稿して細かい調整に専念したい時になってWikipedia:削除依頼/濫造された植物の分布系カテゴリの議論を経て削除されたカテゴリが再作成され始めたのを見て、頭がおかしくなりそうでした。私の精神状態は危険で、相手が善意なのか悪意なのか安易に判断してはいけない段階でも悪意にとって無茶苦茶な応対をする恐れがあり、何よりも生産的な活動に励もうとしている私の神聖なる至福の時を相手が白か黒かの調査をするためのエネルギーとして無駄に消費されてはならないという思いから無視する選択を取ってしまいました。Keisotyoさんは応対お疲れ様です。根拠が削除済みカテゴリの復帰だけでは不十分と考えて黙ってしまっていたのですが、件の利用者はLTA:ELLSかその模倣であると考えております。復帰されたカテゴリのうち前掲の削除依頼対象となっていたものの履歴を虱潰しに確認致しましたところ、一部は例の利用者ではなく昨年12月13日 20:36 (UTC) にはっきりLTA:ELLSのソックパペットとして無期限ブロックされた利用者:Adamsauras会話 / 投稿記録 / 記録によるものである事が分かりました為、即時削除の方針全般5か全般3適用で一気に対処する事が可能です。Adamsaurasアカウントにより復帰させられたものに関しては先刻左記の理由で即時削除依頼を行いました。先程になって漸く知ったのですが例の利用者に関しては実は一ヶ月近く前の時点で既にWikipedia:管理者伝言板/投稿ブロック/ソックパペット#Ellsiemall系_(ELLS)に通報されています。私もこちらのプロジェクト関連の情報を提供しておきました。現時点で例の利用者自体の扱いに関しては未確定ですが、仮にLTAではないとしてもKeisotyoさんがこちらでの議論の存在を告知したにもかかわらず、これまでの議論で積み重ねられてきたものを論駁しようともしないまま従来通りの活動を続けるという姿勢は対話拒否にあたるものと存じます。そして例の利用者自体がどうこうに関わらず、よくよく考えますと先述の通り議論を経て削除されたものを新たに十分な正当化の理由がないまま復帰する動きに対しては全て即時削除の方針全般5の適用が可能ですので、カテゴリを復活させた利用者の投稿履歴を追いかければ良いだけでした……膨大ではありますが。もっと早く頭が回れば良かったと後悔しております。--Eryk Kij会話2022年3月13日 (日) 08:17 (UTC)[返信]

コメント 追記 (脱線) なお私の場合問題が発生した時期は先述の新規記事投稿に加えて毎月恒例のあるイベントの運営の事でも頭がいっぱいになっておりました。いつもは大体最低限の準備だけしていたのですが、今回は複数の荒らしが妨害を行った結果詳しく調査を行う必要性に迫られ、こちらの件まで手が回らなかったという次第です。--Eryk Kij会話2022年3月13日 (日) 08:38 (UTC)[返信]

コメント 追記 (本題) そしてここで名前の挙がったアカウント群により今回新たに作成されたカテゴリに関して即時削除が通らないと判断されるものが出てきた場合は、私が削除依頼を提出する事を検討しております。--Eryk Kij会話2022年3月13日 (日) 08:53 (UTC)[返信]

コメント Keisotyoさんの時間もKingfiserさんの時間も私自身の時間もみんな等しく神聖なんです。--Eryk Kij会話2022年3月13日 (日) 09:23 (UTC)[返信]

「保全状況評価の表示」節改訂の提案

 現行の「保全状況評価の表示」節にIUCNレッドリストにおける評価情報リストの編集を、より上位の階級で禁止あるいは非推奨とする文言を追加する事を提案致します。発端はWikipedia:削除依頼/Template:IUCN statusで私が提示したコプロスマ属クチナシ属を確認されたMossさんから記事のあり方に関して様々な批判を頂き、その内容がごもっともであると判断した為でございます。元々MossさんはIUCNレッドリストの評価情報を種より上位の分類群の記事で用いる事に関して、以下の様な問題意識をお持ちでした。

  • 『生物種の記事において、IUCNレッドリストの判定を明記することは有用な情報である。しかし各種の記事だけではなく数十種(四肢動物なら多くても百数十)が含まれる上位分類群(目・科・属など)で、それらのIUCNの判定を逐一確認し更新するのは膨大な手間が生じる。各種の記事ではIUCNのサイトの引用方法に沿った情報を明記している記事が多くあるため、例えば判定の更新が遅れていても出典が明記されていることで古い判定であるということがわかるようになっている。しかし[中略]、上記のように数十・数百種が含まれる上位分類群では(四肢動物でも)「IUCNの引用情報だけで、数十・百数十の出典が羅列される」ことになる。魚類や昆虫などでは数百に達する分類群も存在するかもしれない。そうなれば明らかにバランスを欠くものになることが予想される。』(Wikipedia:削除依頼/Template:IUCN statusの依頼理由より一部抜粋)
  • 「上記に挙げたように虚偽の判定が貼られた例があるが、無根拠でIUCNレッドリストの判定を変更する・意図的に虚偽の判定を添付するLTAとしてWikipedia:進行中の荒らし行為/長期/IUCNレッドデータ関連荒らし(LTA:FRL)が存在する。各種の記事だけでも生物関連の記事において複数の利用者により修正作業が行われ、それだけでも膨大な手間を必要としているのに上位分類群の記事でもIUCNのレッドリストの虚偽を含む判定が行われた場合、これまで以上に対処が追い付かなくなることが容易に想定できる。」(同上)
  • 「種の記事で確認・修正作業を行えば、上位分類群の記事との間に判定の齟齬(属はENのままなのに、種は更新でCRになったことが判明したetc…)を起こさないためにも必然的に上位分類群の作業も行うことになります。」(同ページ2021年5月27日 (木) 16:53 (UTC) のMossさんのご発言より抜粋)

更にコプロスマ属の記事中のリストに関しては少なくとも1種に関して、作成者自身であった私がバージョンと判定の情報を完全に間違えていた事も明らかになりました。現在は修正致しました(参照: Special:Diff/81155601/next)が、この1件により作成者自身がリストを定期的あるいは極めて頻繁に確認する事を義務付けるか、あるいは他に特定の上位分類に興味を持ちかつ編集活動を積極的に継続される方が現れるかしない限り現実的ではないと判断致しました。前者はWikipedia:ウィキペディアは何ではないか#ウィキペディアは強制ではありませんに反しますし、後者に関しても日本語圏であまり知られていない種やその上位分類の記事を作成する私の記事にその様な奇特な方が現れる事を期待するのには相当無理があるという意識がございます。現実的ではございません。

 一応私が特定の属にIUCNレッドリストをつけてきた訳は、「和名やカナ転写で紹介された試しが無いかほとんど無いに等しく、日本語の情報がほとんど集まらないどころか標本が数回程度採取された試ししかなく独立記事として発展させにくい様な種であっても絶滅を除けば最も深刻な近絶滅種と判定されたものが多く存在する」という事を周知させる目的がございました。しかしメリットはこれぐらいのものであり、むしろデメリットが最初に挙げた様に複数存在する以上、従来の姿勢を改める必要を実感致しました。

 しかし、最初に挙げた問題意識はMossさんが何らかの個別の問題を発見する度に投稿者に向けてその都度説明されてきた模様であり、現行のプロジェクトの提案文書(「ガイドライン」とも記されていますが、現状ではWikipedia:方針とガイドラインで述べられている「ガイドライン」の用語の定義ほどに厳密なものではない様に思われます)の「保全状況の評価表示」節には特に触れられておらず、私もこれまで全く指摘を受けた事がございませんでした。今回私が問題意識を理解するに至ったのも直接私に関係のなかった問題に付随して明らかになったものです。これは折角の問題意識が共有されていなかったという事になります。そこで今後この問題が不特定多数の利用者に対して周知されることを期すべく、以下の様な文言を同節に追加する事を 提案 致します。

なおよりも上位の分類群(例: など)の記事でIUCNレッドリストにおける評価を一覧として掲載することは推奨できません。これは、分類によっては1ページに100を超える種の情報を掲載する場合にその1つ1つに評価情報を付記してしまうと、その中の一部がIUCNにより不定期で更新された際にそのことを確認する手間が、個別の種に対する評価の更新を行う手間に加えて増えてしまい、リストの作成を行った者が頻繁に、あるいは定期的に確認し続けるのではない限り情報に齟齬が生まれたまま放置されてしまう恐れがあるためです。また、意図的に虚偽のレッドリスト評価の追加を行う長期荒らしの存在(参照: Wikipedia:進行中の荒らし行為/長期/IUCNレッドデータ関連荒らし)が確認されているということにも留意して下さい。

恐らくMossさんとしては「非推奨」ではなく「禁止」とされたいレベルであるかもしれませんが、現状この文書がWikipedia:方針とガイドラインで定義されている「方針」ではなく、同文書で定義されている「ガイドライン」との同一性も曖昧である状態では強制力を持たせるには無理があるものと存じます。

 なお、モノタイプの扱いに関しては一旦議論を挟んでから入れようと考えております。

 また逆に種の下位分類である亜種変種に関しては、少なくとも私の念頭にございました植物に関しては個別記事が作成される見込みが少ない上IUCNレッドリストで同じ種に関して10亜種・変種以上同時に評価対象とされる事例は寡聞にして存じません為、種階級の記事でのリスト作成に制限を設けない方が良いのではないかと考えております。ただ動物相の方に関しましては、私が確認した限りでは亜種が存在する種でそこまで評価対象とされたものにウミイグアナAmblyrhynchus cristatus)の12亜種(左記の記事にはまだ反映されていませんが、Miralles et al. (2017) の論文が従来の亜種 A. c. mertensiA. c. godzillaA. c. hayampiA. c. jeffreysiA. c. mertensiA. c. trillmichiA. c. wikelskii の6亜種に分割し、またこれはIUCNレッドリストにも未反映ですが A. c. albemarlensis は基本種のシノニムとするという事を発表しています)がいるという事が判明しました。発端となった削除依頼では「動物相と植物相とで扱いを分けるのは不平等であろう」という旨の意見も開陳してしまいましたが、本当に事情の違いを考慮しなくて良いのか悩み始めております。--Eryk Kij会話2021年5月28日 (金) 09:09 (UTC)[返信]

賛成 ガイドラインの制定に賛成。「禁止」としたいところですが、「避ける(非推奨)」ことを明言化できるだけも納得できる範囲ではあります。
本来、件の削除依頼にて問題提起を行った私がこの場にて議論の場を設けるべきでしたが、エリック・キィさんに速やかに議論の場を開いていただく形となってしまいました。申し訳ありません。そして私が伝えたかった意図と、ガイド化の提案もしていただきありがとうございます。
私の執筆分野における事情を説明するのであれば、主な執筆分野である四肢動物で最も構成種が多い属はおそらくコヤスガエル属Eleutherodactylusで(2021年現在で202種)、カエルツボカビ症による問題もあったことからか両生綱はほとんどの種でIUCNレッドリストによる判定が行われています。そのためコヤスガエル属の記事が作成され(私は構成種が膨大なことと、アオガエル属やアカガエル属・アマガエル属のように将来的に複数の属に細分化されると予想しているので現時点で執筆の意志はない)、その各種の一覧にIUCNレッドリストの判定が添付されたら…という事態を想定し強い懸念があったのです。件の削除依頼で挙げた亜種単位で多数のIUCNレッドリストの判定がある種のうち、トラについては2亜種のみとする説もある・キリンについては3 - 4の種に分ける説もあることから、将来的には状況が変わる可能性もあります。記憶がおぼろげですがジャガー・ピューマなどでは過去には亜種単位での判定もありましたが、近年は抹消されています。ウミイグアナに関しては、出典にIUCNレッドリストからの出典がかなり羅列されるものの判定は2つだけに分けられていたが、しばらく見ない間に増えているようですね。こちらはあとで確認いたします。思い出しましたが、同様の記事としてガラパゴスゾウガメ(種群)があります。--Moss会話2021年5月28日 (金) 10:37 (UTC)[返信]
  • 探すツールを使えば、一ページで、分類群を見ることができます。例えば、「Coprosma」(コプロスマ属)を入力すると、一ページで24アセスメントが見えます。2021年には、アセスメントの変化がなかったので、メンテナンスも簡単と思います(約10秒かかりました)。日本語版で記事がない種は、属等の記事でIUCNのウエブサイトへのリンクがあれば便利かもしれません。おそらく、Template:仮リンクのように、種の記事が作成されると、属等の記事でアセスメントが見られない可能性もあります。--Maculosae tegmine lyncis会話2021年5月28日 (金) 12:58 (UTC)[返信]
    • 返信 (@Maculosae tegmine lyncisさん宛) 部分的には貴方の考え方も理解する事ができるのですが、Mossさんが{{IUCN status}}を削除依頼に提出された理由説明の一つが「一目見ただけでは最新の判定なのか、古い判定なのかが判断できない」です。メンテナンスする場合に古いものと新しいものとが存在する場合、新旧が明らかであれば古いものの方から優先的にメンテナンスが可能となる事でしょう。私がバージョンを表示する機能をテンプレートに追加致しました(Special:Diff/83726990/next)ので、この様にすればどれが古いものでどれが新しいものか比較的分かりやすくなります(ちなみに LC と LR/lc の区別はご存知ですよね?)。コプロスマ属のリスト等は私が作成者である為、今後もメンテナンスを行っていこうと考えておりますが、問題は他の記事におけるリスト作成者も同様の努力をするという保証が全く存在しないという点です。結局は誰かが他人の作成したリストのメンテナンスを行う必要に迫られるのですが、現状では更にLTA:FRLという邪魔者も存在しますので、リスト作成者以外が様々な記事のメンテナンスを行おうとすると大変な量をこなさなければならなくなります。これがMossさんと私が理解している懸念要素です。--Eryk Kij会話2021年5月28日 (金) 16:02 (UTC)[返信]
    • 報告 最後のコメントから1ヶ月が経過し、提案に対する明確な反対意見は出されなかった事から提案内容を反映致しました。結局モノタイプの扱いに関しては議論は深まらず、また私の方からも積極的に深める事はなかったのですが、私の場合ここでの別件の議論において途中からどんどん論点を増やした結果自身で収拾を付ける事ができなくなってしまったという過去がございますので、最初に提案した内容を確実に実現させる事を優先した次第でございます。--Eryk Kij会話2021年6月29日 (火) 02:18 (UTC)[返信]

記事名に関するプロジェクト本文の改訂に関して

生物の名称に関する記事名に関して、以前の議論「#学名ラテン語の記事名について」および「#和名を創作している生物記事についての取り扱い」で触れられていた内容ですが、結局流れてしまったので改めてここで整理し、ひとまず以下の2点に絞って合意形成を図りたいと思います。現在までに、学名仮名表記、俗称、創作和名などについて様々な議論がありましたが、ごく一部の方を除いて「適切な日本語名(和名・外来語由来の適切な呼称・学名仮名転写など)がない場合、記事名の学名ラテン文字表記を容認すべき」、「創作和名は認めるべきでない」という意見は一致しております。俗称などについてはやはり百科事典である以上、個々に判断すべき内容もあるでしょうが、その2点に関してはWikipedia日本語版の方針であるWikipedia:独自研究は載せないに沿ったものであり、異論の余地はなく、早急に対応すべきだと思います。これらを踏まえ、プロジェクト:生物#項目名に関して、次のように修正したいと考えています。

  • 表中の「アルファベット」の説明を以下のように変更
〔旧〕
× 日本語版ウィキペディアでは推奨されません。日本語での記述を検討して下さい。ただし和名が存在せず、カタカナで表記した例も見つからない生物では、やむを得ず学名をそのまま項目名としても構いません。
〔新〕
△ DinocarididaPelecus cultratusのように、和名が存在せず、有効な出典に上記の何れかに該当する名称が存在しない場合、学名をそのまま項目名として使用してください。
  • 表の下の箇条書きに以下の文言を追加。
* 学名のアルファベット表記を記事名に使用した場合、属名および種名はTemplate:Italic titleを適用し、タイトルを斜体にしてください。より高次の分類群には用いないでください。
* 創作和名の禁止 - 和名および外来語に由来する日本語名、学名の仮名転写の何れもが信頼できる情報源において見当たらない場合、学名のラテン語による表記をそのまま用いるべきです。

合意形成の基本は1週間ですが、余裕をもって2週間程度で異論がなければ、変更を行います。この節におけるほかの文面の修正などに関しては以下に小節を設け別箇に行いたいと思います。--Kingfiser会話2021年7月29日 (木) 18:36 (UTC)[返信]

  • ほぼ 賛成 でございます。以前私が記事名に関する議論を立ち上げた際は様々な問題をいっぺんに解決しようと欲張った結果議論を頓挫させてしまいましたので、日本語の呼称がある場合どれを使用するのが適切か吟味する性質のものは全て後回しにして、学名を記事名とする場合のケースのみに限って提案を行おうか考えていたところでございました(ちなみに最近になって記事名の決定に関して様々なケースへの対応の仕方に関する考え方をチャート式にまとめたものを開陳する機会がございました。以前の様に収拾がつかなくなる事を危惧し今回提案は行いませんが、詳細を知りたい方はノート:エベン (植物)の2021年6月2日 11:44 (UTC) の私の投稿をご参照下さい)。まさに私が検討していた通りの方向性の提案内容であり、非常に助かります。それで折角提案して頂いた内容に後出しで口出しする形となってしまうのですが、現状でこのプロジェクトの文書自体はあくまでも目安レベルのものでありそれ単体で拘束力を持つものではないというという点には留意する必要があるものと存じます。「禁止」と書くにははっきり拘束力を持つ別の文書を根拠として示す必要があり、Wikipedia:独自研究は載せないに基づいた理念であるという事は一目見て分かる書き方とするのが望ましいと存じます。従いまして改定案のうち「創作和名」のところには何もリンクを置かず、代わりに「~べきです。」の直後に「これは方針文書Wikipedia:独自研究は載せないを踏まえたものです。」という文言を付け加えるという事でいかがでしょうか。--Eryk Kij会話2021年7月29日 (木) 23:00 (UTC)[返信]
  • 反対 以前も述べた内容に違いはありませんが、再び主張しておきます。日本語版である以上、日本語表記にはできる限りこだわるべきです。日本に於いて標準和名が存在するのは、そもそも学名そのままでは広く通じて利用できない、と言う判断があったからのはず。もちろん学名表記が大事で有用なものであることは論を待ちませんし、記事名にこれを採れば問題は少ないでしょう。しかしアルファベット表記をそもそも目が拒否するという日本語話者はかなりの率で存在します。むしろ大多数だと思うのですよ。元の規定でも「どうしても仕方ない場合は学名そのまま使用」が認められているのですから、それでいいではありませんか。私は比較的学名でしか語られなかったことの多い群の記事書きをしています。それは世間に知られていない連中ですから、多くの人が読んでくれるとは思いがたい。が、そういう人の目が拒否する記事になって貰うことはぜったいにあってほしくないのです。--Keisotyo会話2021年7月30日 (金) 18:59 (UTC)[返信]
    • @Keisotyoさん 承知致しました。それでは先日改名処理が行われた Urania sloanus に関してはどのようにお考えでしょうか。Keisotyoさんにとって納得いかない結論となっていますか。特に非ラテン語・ギリシャ語・日本語の人名由来のものはラテン語読みとずれが生じやすく、信頼できる情報源による転写例がない以上日本語にしようとすると書き手が転写を考える事になり、これが現状でより拘束力の強い方針文書であるWikipedia:独自研究は載せないに抵触する可能性すらあります。仮に特例でこの方針文書の適用を免除する事になるとしても書き手次第で様々な表記揺れが発生してしまい得る事になります。本当にそれでもよろしいのでしょうか。ドンベヤ・バージェシアエの様に信頼できる情報源が複数存在する場合でもなお様々な表記揺れが見られる為に無理矢理一つを選んで記事名にしてしまっている状況ですのに、前例のないものを色々それでは困ります。私はむしろ折角記事本体はまともな内容にできたのに名前が決まらないから投稿を先延ばしにするという本末顚倒な萎縮効果が生まれる事を懸念しております(ちなみに上で引き合いに出した「エベン」は熱帯アフリカ西中央部の生態系において非常に重要な存在であるにもかかわらず日本語での言及例を調べて当初使えそうであった呼称「ランバリ」や「リンバリ」(コンゴ・スワヒリ語名 limbali に由来) を記事本文をまとめ終わり投稿直前に調べたところ、ネット上の検索ではむしろ同属の別種を指しての言及例が目立つなどの問題点に突き当たり、直前で学名そのままの Gilbertiodendron dewevrei で出す事にしたという経緯がございます。「エベン」の名は後に他の利用者さんがある学術論文に見られた呼称を根拠として即時改名を行ったものですが、決して広く用いられている訳ではなく、その後いくら調べてもカメルーンの何らかの現地語由来であるらしいという事までしか分かりませんでした。未だに本当に記事名この「エベン (植物)」で良いのだろうかとうっすら悩み続けております)。更に今は日本語表記にこだわっても無理が生じてくるパターンの話を行っているという理解でございます。それ以外の諸々のパターンについては私自身が議論を錯綜させてしまった前科もあり、今回は本題とする事を避けたいと存じます。どうしても今すぐ議論を行う必要があるとなれば別の節を設けて行う事が適切でしょう。草案の様なチャートは上記の7月29日 23:00 (UTC) の投稿に示しましたのでご確認頂ければ幸いに存じます。兎に角「×」印のままでは一目見て「どうしても仕方ない場合は学名そのまま使用」すら認められない様な印象がある現状はどうにかしておきたいのです。--Eryk Kij会話2021年7月30日 (金) 21:29 (UTC)[返信]
      • そのような議論のやり方に対応する気はありません。ここはそういう個対個で討論する場ではないはずですし、反対論が出ると反論するというやり方は議論妨害の面さえあります。私自身は学名アルファベット記事名に絶対反対でないことは読めばわかるはずで、私自身、やむを得ずそれを使ったこともあります。改めて言い直しますが、私が反対するのは『記事名は日本語でできる限り作る』という原則を外すな、ということです。--Keisotyo会話2021年7月30日 (金) 21:50 (UTC)[返信]
        • @Keisotyoさん 反対論が出た場合、賛成する側には合意を形成するための努力を払う義務があると考え、貴方との対話を図りました。それを「議論妨害」と受け取られたのは甚だ心外でございます。お願いですので明らかに荒らし目的と分かるアカウントが相手でもない限りその様なご発言は今回限りで最後として下さい。そうでない限り相手を不必要に傷つけて議論進行にいらぬ支障をきたす事になりかねません。幸い貴方の返信内容により今回の反対理由の核を漸く把握する事ができましたので、Kingfiserさんに改善を促したいと存じます。--Eryk Kij会話2021年7月31日 (土) 07:56 (UTC)[返信]
  • 賛成 以前も述べたのと同様な理由で賛成いたします.Keisotyo様の懸念も以前お見受けしたと思うのですが、「日本語表記にできる限りこだわるべき」はその通りだと同意します.しかし、これはできる限りこだわったけれども有効な日本語表記が見つからなかった場合を想定しているのだと私は受け止めているので、その懸念を越えたところに議論の主題があると考えます.--Preto(m)会話2021年7月30日 (金) 22:15 (UTC)[返信]
  • コメント @Kingfiserさん 先刻のKeisotyoさんのご指摘により、旧来の文言の「日本語での記述を検討して下さい。」に対応する要素がぼやけてしまっているという事に気が付きました。そこで「アルファベット」の欄の説明のうち「△」と「Dinocaridida」との間に「記事名はできる限り日本語名で作る事が望ましいです。まず日本語(学名をカナ表記したものを含む)での言及例が本当に存在しないか探してみて下さい。」という文言を追加する事も提案致します。--Eryk Kij会話2021年7月31日 (土) 07:56 (UTC)[返信]
  • コメント みなさま、ご意見ありがとうございます。もちろん賛成者も「基本は標準和名を用い、日本語表記を優先する」というのは共通認識だと思います。この提案は記事名を和名ではなく学名に変えようなどといったものではないということを今一度ご確認くださいませ。日本語表記が用いられるべきであるというのはこの表において最初に、太字で、「◎ 最も推奨される項目名です。原則としてこのスタイルを採用して下さい。」と書かれていることで十分示されております。もとの規定では認められているとは仰っていますが、現状「×」という扱いであるのは変わりません。しかし、実情では和名を無理につけるくらいなら学名ラテン文字表記を使用すべきという認識がなされており、現在の表はガイドラインとして適切ではありません。はっきりいって元の文は実用的ではなく、もはや過去の遺物でしかありません。現在のこの表記に従い無理に片仮名訳を与えてしまった結果、専門家が用いないようなまずい訳が生まれてしまい、それを知らずに読者が用いてしまうという事例が多々あります。実際に、Dinocaridida「誤訳:恐蟹綱」やCapsicum chinense「誤訳:シネンセ種」などでWikipediaを由来と考えられる誤訳が用いられてしまったケースを確認しております。後者に関しては世間との関わりが大きいこともあり、かなり広まってしまっていました。今回の提案はこういったものを防止するという意図があります。また、海外ではなじみ深いもの(Octopus vulgaris, : Common octopus)や特筆性があるもの(Ommatokoita)でも立項を憚られるという現状を改善することができます。今回の提案により、例えばOctopus vulgarisの例では、「コモンオクトパス」や「Common octopus」ではなく、また用いられていない学名のカナ表記である「オクトープース・ウルガーリス」や「オクトープス・ヴルガーリス」、「オクトプス・ブルガリス」ではなく「Octopus vulgaris」を使用すべきであるという指針を示すことができます。仰られている「日本語表記を優先すべき」という反論は、今回の改訂を妨げるものではありません。--Kingfiser会話2021年7月31日 (土) 09:01 (UTC)[返信]
  • 提案 各提案に関して、
    • 創作和名の禁止に関する文面について、「Wikipedia:独自研究は載せない」のリンクをそのまま貼るべきというのはその通りですね。以下のように提案を変更いたします。
      *創作和名の禁止 - 和名および外来語に由来する日本語名、学名の仮名転写の何れもが信頼できる情報源において見当たらない場合、学名のラテン語による表記をそのまま用いるべきです。これはWikipediaの方針「Wikipedia:独自研究は載せない」に基づくものです。
    • 表のアルファベット表記の部分にも"日本語表記を優先すべき"という文面を明記すべきということについて、これがなくてもその意味はありますし、長くなるのでいらないかと思っていたのですが、そういうことならば重複しますが念押しの意味を込めて追加しましょうか。例示よりも前に置くと読みにくくなってしまうので直後への追加でいかがでしょうか。
      DinocarididaPelecus cultratusのように、和名が存在せず、有効な出典に上記の何れかに該当する名称が存在しない場合、学名をそのまま項目名として使用してください。記事名はできる限り日本語名で作る事が望ましいです。まず日本語(学名をカナ表記したものを含む)での言及例が本当に存在しないか探してみて下さい。
以上、改定案の変更ですがいかがでしょうか。--Kingfiser会話2021年7月31日 (土) 09:01 (UTC)[返信]
  • @Kingfiserさん 迅速な修正ありがとうございます。改めまして 賛成 致します。こうした文書は気が急いていますと色々読み飛ばしてしまう可能性がございますので、今回の修正案の様に念のために同じ内容の事を別の言葉で言い換えたものを書いておくという方法は思いの外有効なものであると存じます。--Eryk Kij会話2021年7月31日 (土) 09:26 (UTC)[返信]
  • 賛成 修正について賛成します。賛成理由は上でも示しましたが、Kingfiserさんのおっしゃるとおり、ラテン語表記を許容することで抑制できるであろう問題は小さくはありません。--森津会話2021年8月3日 (火) 05:29 (UTC)[返信]
    • 対処 議論開始から2週間経過しました。反対意見もありましたが、皆さまからの意見を反映した修正案で改善されたと看做すことができ、これに対する反対意見はないことから改訂案の反映を行います。--Kingfiser会話2021年8月14日 (土) 13:22 (UTC)[返信]

種小名カタカナについて

これ、必要ですかね?以前も同じ質問をしたのですが、そのときにしていただいた説明はこの通りです。

>種小名カタカナは、確かに種小名のカナ転写例はエリンギくらいしか無いのであまり重要ではありません。しかし和名に由来する種小名が付いて結果的にそうなっているもの(トラザメやアカエイなど)や、種小名を含む名前の寄生虫(ギブソン糸状虫、マーシャル糸状虫、ロデシア眼虫など)もあり、特に排除することも無いと考えて△になっています。

このときは尤もだと思いましたが、エリンギは種形容語に由来するものの既に日本語化(外来語)していて和名として扱える上、eryngii の正確な転写とはいえません。トラザメやアカエイは仰る通り「結果的に」なのでそもそも種小名ではありません。種小名を含む名前の寄生虫に関しても種小名に由来するだけで種小名ではありませんし、上記の表中「漢字混じり」に該当すると考えられます。そう考えるとやはり不要ではないかと思います。除去を提案します。--Kingfiser会話2021年7月29日 (木) 18:36 (UTC)[返信]

  • 報告 こちらは賛成意見のみで1週間経過したため提案の通りに修正(表中から削除)します。それに伴い、表下の箇条書きの文言「種小名(種形容語)は複数の生物で共通したものが使われています。種小名(種形容語)のみでの立項はなるべく避けるとともに、止むを得ず使う場合には十分留意して下さい。」を「種小名(種形容語)は複数の生物で共通したものが使われています。種小名(種形容語)のみでの立項は避けて下さい。」に変更します。また、「学名はあくまでアルファベット表記のものを指すこと」および「細菌だけでなくICNにおいても種小名でなく種形容語という用語が用いられていること」から、表中の「属名+種小名(細菌では属名+種形容語)」「属名カタカナ」の表記を「属名+種小名(属名+種形容語)のカタカナ転写」「属名カタカナ転写」に変更します。これらの変更は特に提案していませんでしたが、修正に伴い文意を正確にするためのものです。--Kingfiser会話2021年8月6日 (金) 15:34 (UTC)[返信]

真核生物の高次分類群の記事で

不等毛藻ノート / 履歴について、記事内容を大幅に削りつつ別ページ(オクロ植物)へ移動する編集を 独断で行った人がいて、対話を試みています(→ノート)。 用語として「オクロ植物」の方が曖昧さがなくてよいというのはあるかもしれないので、改名しようという考え自体はそうおかしくないのかもしれませんが、やり方が荒っぽいです。

私では知識が十分でないので、藻類や原生生物(特にストラメノパイル)に詳しい方にコメントを頂ければと思います。 (改名の是非はさておき)とりあえずでいったん差し戻してしまってもいいかもしれませんが…。 同じ人による ストラメノパイル の編集はすでに差し戻しました。 (別件だが 真正紅藻綱 も) --RnTkm会話2021年8月15日 (日) 04:02 (UTC)[返信]

Taxonbar について

蛾の科の記事をいくつか立項していて Template:Taxonbar 便利そうだなあと思ってたんですが、どうもjawpでは一度持ち込みが行われたものの削除されてしまったんですね(利用者‐会話:Zazanasawa#Taxonbarについて 参照)。本テンプレートは現状41の言語版で使用されていますし、質の低い記事でもとりあえずつけておけば閲覧者にとっては有用な情報のハブくらいにはなるだろうと思います。一方で、リンク先の情報がふるくなっている可能性というのは考慮検討に値する問題ではあり得ます(個人的には日本語Wikipediaの記事の方がずっと古いことが多い印象があるので相対的にマシだろうとは思うんですが)。いずれにしても持ち込み・使用にかんしてはコミュニティでの議論があった方がよいようなので、こちらで議論の提起を行いたいと思います。--森津会話2021年9月16日 (木) 01:52 (UTC)[返信]

参考までに、Wikispeciesでは議論と投票を経て使用停止に至ったようですね[13]。とはいえ、基本的に分類にかんする情報のみを記述するwikispeciesですら意見が割れており、反対意見も見栄えがわるいことを取り上げるものが多いように見えます。ここでも同様の投票をとった方がよさそうでしょうか?--森津会話2021年9月16日 (木) 02:00 (UTC)[返信]

報告 半年近く放置していましたが、このたび、{{Taxonbar}} を英語版から翻訳作成しました。追跡カテゴリもそのまま翻訳して持ってきています。私はテンプレート編集も初めてで、プログラムについても不慣れなので、おそらく翻訳がマズい等、問題が多々あろうかと思います。技術的な問題にかんしては技術部や英語版のテンプレート編集者の方に頼ることになるとは思いますが、なにか問題を発見されましたら、ここかテンプレートのノートでご指摘ください。ご自分で直していただいてもかまいません(その方が私にとってはありがたくもあります)。--森津会話2022年2月11日 (金) 22:42 (UTC)[返信]

あと現状、タクソンバーの「分類群識別子」のリンク先を、英語版の Help:Taxon identifiers に飛ばしています。これは特別な意図があるわけではなく、単に現状うまく翻訳ができていないからです。日本語版にリンク先を再設定する場合、おそらく、英語版のようにヘルプページを作成するのではなく、Wikipedia:生物分類表の見方のようにプロジェクト関連文書として作成することになるかと思いますが、現状まだなにもできていません。正直、タクソンバーのことを単なる外部リンク集約用のテンプレートとして認識していたので、私にこのテンプレートを扱う基礎知識が足りていません。どなたか手伝っていただけると助かります。--森津会話2022年2月11日 (金) 22:53 (UTC)[返信]

属の形態的特徴の記述について

 取り敢えず題名は「属」と致しましたが、本当は種よりも上位の分類群全般に当てはまる問題でもあると存じます。属をはじめとする種よりも上位の分類群の特徴についての記述のあり方をめぐって議論提起致します。

 私は現在フタバガキ属Dipterocarpus; フタバガキ科)の記事の作成を検討しているのですが、そこで内容充実のために属全体に共通する特徴を記述しようとした場合にどの様な資料の用い方であれば許容されるかという問題意識に行き当たりました。フタバガキ属の形態に述べた文献としてこれまでにマレー半島・スマトラ・ジャワ・小スンダ列島・ボルネオ・スラウェシ・マルク・フィリピン・ニューギニアといった地域のフタバガキ科についての Ashton (1982) や、カンボジア・ラオス・ベトナムのフタバガキ科についての Smitinand, Vidal & Hô (1990) といったものを確認済みでございます。ところがこのフタバガキ属は分布域がアジアの広域に跨っており、以前余りにも問題があり過ぎて個人的に指導を頂く事になった検索表の読み取り方について踏まえますと、左記の2文献を出典に形態的特徴の記述を行おうとする場合にインド南西部にしか見られない Dipterocarpus bourdilloniiブラックダマールDipterocarpus indicus)、スリランカにしか見られない Dipterocarpus insignisホラDipterocarpus zeylanicus)の特徴が拾われていない内容となってしまう可能性が存分にあるのではないかと危惧しております。

 また、同じ問題意識で参りますと私が以前に作成したカキバチシャノキ属Cordia; ムラサキ科。これは先述の検索表の読解についての批判を頂くよりも前に作成したものでございます)も分布域がフタバガキ属の比ではない程恐ろしく広いにもかかわらず日本や日本領の島嶼部のムラサキ科植物についてしか触れられていない村田 (1999)(平凡社の『日本の野生植物』シリーズ所収)と熱帯東アフリカ(厳密な範囲は不明)のムラサキ科植物についてしか述べられていない Verdcourt (1991) を出典に、メキシコ~中米産のジリコテこと Cordia dodecandra の断片的な情報を足しただけの記述を「特徴」として載せてしまったもので、カキバチシャノキ属全体を網羅した記述であるか疑問の残るものであり、本当にこのままで良いのか不安になって参りました。また私が作成したもの以外でもQwert1234さんによるアヤメ属Iris; アヤメ科)やキジムシロ属Potentilla; バラ科)など日本や日本領の島嶼部以外にも分布が見られる属について『日本の野生植物』シリーズが出典と見られる形態的特徴の記述が行われている例が見つかりました。

 そういえば英語版で様々な属の独立記事を見ても、形態的特徴が書かれているものはさほど見られず、殆ど種(や種ごとの大まかな分布情報)の一覧が内容を占めているものが多かった様に思われます。この傾向は書き手や見回り・草取りを行う利用者に今回の私の様な問題意識を抱いている方が存在する為であるのかもしれません。属(あるいは他の上位の分類群)についての形態的特徴の記述は、たとえばSympetalandra属(マメ科)の様に含まれている種が全て網羅されていることが確実な文献や、あるいは分類学者として名のある人物により全世界的な視点に立って形態の記述が行われているという事が分かる文献が見つからない限りは避けるべきであるのでしょうか。--Eryk Kij会話2021年9月22日 (水) 19:25 (UTC)[返信]

コメント 複数種を含む分類群に関して、その群に含まれる全種を含めた記述であることが分からない限り具体的な形質について記述するべきではないのではないか」というご質問ですね。決してそんなことはないと思います。英語版Wikipediaに関して、これは推測ですが、英語版では日本語版よりも記事数が多く、単に手が回っていないのではないでしょうか。
すごく当然のことを言いますが、複数のものを含むものを扱う場合、すべてが全く同じ性質をもつことはありません。そしてその集団が大きくなればなるほど完全に共通する性質は減っていくはずです。そうするとその群全体に当てはまる記述はなくなっていき、何も書けないことになるでしょう。ではどうすればよいのか。すべての出典がそうであるわけではないと思いますが、図鑑やモノグラフにおける分類群の記述は極力 general な表現となっているはずです。そこに、もしある種に当てはまらない記述があったとしても、それはその群にすべてではないが広く共通する形質だと信じて書かれたものでしょう。それを書くのは百科事典として意味があると思います。もしある種を含まない記述であることが分かったのならば、その旨を書き記述すれば良いと思います(「~である、ただし種Aでは…である。」)。日本における種に偏った記述であるのなら、「日本における種では普通~」と書けば問題はないと思います(general な記述であるかどうか分からなければ、信頼できる出典ならそのまま書き、そうでないなら仰る通り避けるべきです。『日本の野生植物』中の記述であれば問題なさそうなのですが。)。ある種に特異的な形質で、もしそれが特筆性のある記述なら、上位分類群の記事中で「この群に含まれる種Bでは~」と書くのは問題ありませんし、有益な情報だと思います。逆に、ある種の情報を上位分類群の記事に足す場合、それを一般的な形質として記述するのは問題でしょう。と、以上当たり前のことしか述べておりませんが、もし少しでも疑問が晴れたなら幸いです。--Kingfiser会話2022年3月10日 (木) 15:57 (UTC)[返信]
コメント 分類群として纏められている以上、幾つかの特徴を共有するものであるはずです。少なくとも以前はそうでした。なので、とりあえずそれで纏めて、その後の変遷を書き足す、とかになるでしょう。それを記述している文献の記載がどれくらい当てになるかはその周辺を読み調べて見当をつけるしかないでしょう。英語版に関してはとりあえず内容はともかく記事だけは作っておけ、読める内容よりはリストとして充実させろ、と言う方向性によると思われます。--Keisotyo会話2022年3月10日 (木) 22:53 (UTC)[返信]
返信 (Kingfiserさん、Keisotyoさん宛) お二方ともありがとうございます。以前活動されていたある方が、何種類の下位分類が受容されているかの根拠の更新がないまま安直に下位分類を追加する編集に関しては極めて手厳しい態度を取っていらっしゃいましたので、形態の記述に関しても厳格さが求められるのではないかと考えておりました。分類群ごとの最新の構成種が全て網羅されたものがあれば望ましいですが、そうしたものが手に入らず不安が残る場合は注釈を足しておけば問題点を解消までは行かなくとも緩和する事が可能というところですね。英語版Wikipediaの現状に対する見方の違いも参考となりました。--Eryk Kij会話2022年3月13日 (日) 08:17 (UTC)[返信]

昆虫関連のスタブ

議論なしで作成された「昆虫関連のスタブ」に関する意見を募集しています。

Wikipedia‐ノート:スタブカテゴリ#昆虫関係のスタブに意見を頂けたらありがたく思います。--PuzzleBachelor会話2021年11月14日 (日) 13:00 (UTC)[返信]

「恐鳥類」の名称について

「恐鳥類」という用語の使用について疑義があります。ノート:恐鳥類にて情報源や意見コメントを募集しています。是非ご参加いただけると嬉しく思います。--ノボホショコロトソ会話2021年12月7日 (火) 06:30 (UTC)[返信]

執筆依頼ページにおける項目名の問題

Portal:生き物と自然/執筆依頼 にかんする問題提起です。Portal‐ノート:生き物と自然 で行う議論かとも思いましたが、創作和名にかんする議論はおもにこちらで行われていること、Wikipedia:多数の言語版にあるが日本語版にない記事/生物 などとも関連すること、プロジェクト:生物#何の記事を書くか において執筆依頼経由の記事立項が推奨されていることなどから、こちらで問題提起と確認、および提案を行います。 和名を創作する行為にかんしては上のふたつの節(#和名を創作している生物記事についての取り扱い#記事名に関するプロジェクト本文の改訂に関して)で問題提起と議論が行われ、創作和名は独自研究に当たるため認められないということで意見の一致を見たと思います。しかしながら、初心者向けのアナウンスである プロジェクト:生物#生物項目の書き始め方 において紹介されている Portal:生き物と自然/執筆依頼 には、創作和名をはじめとする、方針に則らない項目名が残念ながら横行してしまっています。たとえば、カメアリ はおそらく英名が turtle ant とされる Cephalotes 属を指しているものであると推測できますが、J ANT は本属の和名を「ナベブタアリ属」としています。グラス・ウィング・バタフライGreta oto の英名(とされていますが、英語Wikipediaにおいても無出典)の音写のようですが、本種にはいちおう「ツマジロスカシマダラ」という和名が与えられています。ミカンハムグリガ は確かに用例自体は存在するようですが、Phyllocnistis citrella の名称としてより一般的なのは「ミカンハグリガ」であり、また、本種の標準和名は「ミカンコハモグリ」とされています。ツノゼミツノゼミ科 Membracidae の総称としても用いられますが、Butragulus flavipes の標準和名としても用いられます。ニセハムシコメヘン に至っては何を指してるのか不明です(おそらく前者はニセハムシダマシニセハムシ・ダマシと分解できるという誤解にもとづく依頼、後者はスペイン語で「シロアリ」を意味する単語のようです)。とくに、分類階級が指定されてない執筆依頼は多く、依頼対象が種なのか、上位分類群なのか、どう判断してよいのかわかりません。 もちろん、執筆依頼は何らかの事情で執筆が困難な場合に行うものですので、依頼者に分類にかんする基礎知識を要求したりするのも難しいでしょう。とはいえ、後から改名依頼等で対応するのも困難である場合があります。そこで、 質問 提案 を行います。--森津会話2022年2月15日 (火) 22:42 (UTC)[返信]

質問 Portal:生き物と自然/執筆依頼 において、依頼を行った編集者ではない第三者が、依頼テキストを改変したり学名を追加したりする編集を加えることは許容されるのでしょうか?もちろん、依頼者が分かれば確認を取るべきでしょうが、おそらく現状の依頼のほとんどは依頼者への確認が取れないものになっている可能性が高いと思われます。たとえば上で挙げた例だと、カメアリナベブタアリ属に変更したり、ツノゼミの赤リンクの後に (学名:Butragulus flavipes)と付け加えたりする編集を行うのは可能でしょうか?--森津会話2022年2月15日 (火) 22:42 (UTC)[返信]

コメント 依頼者に確認を取る事が不可能となってしまった場合に、和名として認められているのか怪しいものに関して元の依頼内容を改変してしまいたいという発想はよく理解できます。ただ、私と致しましては元の依頼を敢えて残した上で括弧で注釈を加えるという形がより望ましいです。元の依頼で意図されたものと、見直しを行った側の考えとの間に差が生まれてしまう事を恐れている為です。編集履歴に依頼内容を追加した人物やその時期に関する情報は残り、各人で一応確認可能ではありますが、最初にどの様な名称で依頼が行われたのか分かるようにしておけば、仮に依頼を本当にこなす事ができたか不安が残る/後で不安が生じた場合でも、依頼が除去された版を確認するだけで最初の依頼内容を把握し再検討が行いやすくなると存じます。また元の依頼名とそれに対する注釈を見た三人目以降の利用者がそれらを吟味してより良いアイデアを閃く可能性にも期待する事ができます。植物のタイプ標本で譬えますと、basionym をそのまま保管用の名称としておき、見直しの必要が生じた場合後付けで新たなスリップ様な感覚です。他にも作成した記事のノートページに依頼を契機に作成した旨や、最初の依頼名を付記しておくという方法も考えられます。
 ここからは依頼対象の中の一つに対する込み入った内容の覚え書きとなりますので、こちらの議論を進める上では厄介な具体例の一つとして捉えて頂ければ幸いに存じます。私は現在、依頼ページの植物の中でIP利用者が追加し、登録利用者による使用IPの名乗り出も確認できなかった「シャムツゲ」が気に懸かっております。これはインドシナ~インド産のアカネ科クチナシ属から得られる木材の市場通称としては通りが良い模様なのですが、生物種の和名として認められているのかや、そもそも特定のただ一種のみを指すのかも曖昧で、長々と注釈をつけたい気持ちでいっぱいです。たとえば「「シャムツゲ」は木材としての市場通称。『世界有用植物事典』474頁では Gardenia collinsiae(Wikispecies) Craib のこととされているがこの種はタイとあってベトナムにしか分布せず、「タイやインド産」としている『増補改訂【原色】木材加工面がわかる樹種事典』(河村寿昌、西川栄明 共著、小泉章夫 監修、誠文堂新光社、2019年、162頁 ISBN 978-4-416-51930-1) の記述と合致しない。『熱帯植物要覧』第4版 (養賢堂、1996年、421頁 ISBN 4-924395-03-X) では G. collinsiae が「プッド」(cf. タイ語 พุดผา /pʰút.pʰǎː/ プット・パー) として紹介され、またインドおよびバングラデシュに分布する同属の Gardenia latifolia Aiton が「インドボックスウッド」(英語: Indian boxwood〈インドのツゲ〉) として言及されている」といった具合にです。依頼ページの見映えは悪くなるかもしれませんが、この分野は特に「対象が何であるのか」が重要になってくるものと思われますので、これぐらい徹底しておかないと誠実さを貫き通せないのではないかとさえ考えております。この「シャムツゲ」の場合、現状のアピトンのように木材としての性質や用途は言及も比較的豊富である為そちらの方面に特化した記事内容とし、何の種であるかについては記事内で副次的に扱うというやり方が最も向いていると考えております。--Eryk Kij会話2022年2月16日 (水) 04:56 (UTC)[返信]
返信 (エリック・キィさん宛) 早速のコメント、ありがとうございます。たしかに依頼の原文をわからなくしてしまう編集は避けるべきというご指摘はもっともだと思います。注釈を加えるというのはいいアイデアだと思うのですが、ただ現状、依頼者によって追加された注釈と区別できず、競合する可能性もあるように思います。たとえば、イチジクコバチ2015年に依頼されたもので、依頼者によって Blastophaga psenes へのリンク付きでの依頼が行われています。しかしながら和名「イチジクコバチ」はふつう、イチジクコバチ科 Agaonidae に属する昆虫の総称として用いられ、B. psenes の和名として用いるのは少なくとも一般的であるとは言えません。依頼ページではその隣にあるアリスアブ科の赤リンクには Microdon へのリンクが付随していますが、Microdon の分類階級は属であり、また、Microdon の上位分類群はハナアブ科 Syrphidae アリスアブ亜科 Microdontinae とするのが一般的です。このような事例においても依頼者の投稿した文章を保存しておく方針を貫くとすると、依頼原文のあとに丸括弧で注釈を加える方式では「アリスアブ科 (enMicrodon は属であり科ではありません。また、アリスアブの上位分類はアリスアブ亜科 Microdontinae とするのが一般的です)」という風になって非常に読みにくく(また、感じが悪く)なってしまうように思われます。ウィキテキスト上はあまり変わりありませんが、第三者による注釈の追加を<ref>や{{Efn}}を用いて行うという案はどうでしょうか? --森津会話2022年2月16日 (水) 14:47 (UTC)[返信]
返信 (森津さん宛) 依頼者自身による注釈のパターンは想定しておりませんでした。ごもっともです。それでは依頼者が注釈を付しているか否かを問わず第三者が注釈を後付けする場合はrefタグや{{Efn}}を使用して行うという事に致しましょう。--Eryk Kij会話2022年2月17日 (木) 09:00 (UTC)[返信]

提案 Portal:生き物と自然/執筆依頼 の冒頭に、依頼者に対して「依頼を行う際は分類階級と学名の指定が推奨されること」「記事タイトルは信頼できる情報源において用例のあるものでなければならないこと」の二点をアナウンスする文章を追加する、あるいはプロジェクト:生物#項目名の転載またはリンクを行うことを提案します。--森津会話2022年2月15日 (火) 22:42 (UTC)[返信]

賛成 今のところ提案内容に特に問題点はないと存じますので反対する理由がございません。--Eryk Kij会話2022年2月16日 (水) 04:56 (UTC)[返信]

サンドボックスで依頼ページの改定案を作成してみました。この改定案には冒頭部での依頼者に対する注意書きと、適切でない可能性がある依頼への注釈の追加を含んでいます。いちおう作成してみましたが、やはり容量の肥大化がバカにならないのと、すくなくとも初心者にはかなり優しくないであろうことがネックになるかと思います。よりよい案が出るにしろ出ないにしろ、私とエリック・キィさんだけで決めてしまうのも乱暴なので、実際に執筆依頼ページに手を入れるのはしばらく(一か月ほど?)待つつもりでいることも付記しておきます。--森津会話2022年2月18日 (金) 21:29 (UTC)[返信]

あと、作成中に気づいてしまったんですが、「ミイロタテハ(→ ミイロタテハ属)」のように依頼の後ろに丸括弧でくくられて存在する注釈は、依頼者ではなく第三者が行っている場合もあるようです。どうも執筆依頼ページにはいままで明文化された方針やルールがなく、依頼も除去も注釈の追加も各人が各自の判断で行っていった結果、手がつけられない状態と化してる印象があります。すくなくとも、明らかに問題のある依頼を除去するための方針が必要だと思われます。--森津会話2022年2月18日 (金) 22:48 (UTC)[返信]
返信 (森津さん宛) 現状でも収拾のつかなくなっている状態の依頼が存在する。承知致しました。それでは今回一定のルールを取り決めた後、それ以前の依頼や注釈追加の必要があるかが未確認のものを全て{{bgcolor}}を使用して特定の色で囲む、あるいは反対に合意形成後に追加される依頼や注釈追加の必要がないと判断できたものを{{bgcolor}}で区別するという方法はいかがでしょうか。
 改定案も拝見しました。今のところ妥当な内容である様に思えます。ところで一部の生物群に関して執筆依頼の移動を変更されるのであれば、一応各ポータルにこちらの議論の存在を知らせる告知を投げておいた方が良いかも知れません。--Eryk Kij会話2022年2月19日 (土) 09:33 (UTC)[返信]

哺乳類記事群の改名提案・カテゴリの検討について

ノート:クジラ目#改名提案ノート:モグラ目#改名提案Category‐ノート:異節目#改名提案Category‐ノート:有鱗目 (哺乳類)#改名提案にて複数の記事群の改名を提案しています。また今回改名を提案しているカテゴリは内容が少数であるころから削除依頼(Wikipedia:削除依頼/Category:有鱗目 (哺乳類)Wikipedia:削除依頼/Category:異節目)が提出された過去があり、必要に応じて廃止も検討しています。そちらについてもご意見があればコメントをお願いします。--火乃狐会話2022年3月16日 (水) 03:34 (UTC)[返信]

削除依頼/各国の動物および動物相のカテゴリで削除されたカテゴリの一部復活について

Wikipedia:削除依頼/各国の動物および動物相のカテゴリで削除されたカテゴリなのですが、英語版wikiからのカテゴリの翻訳のようなことをしていて、以下のカテゴリを復活する必要があると考えています。プロジェクトでの同意を得たいので、書き込みました。 Category:大陸別の脊椎動物 Category:各国の野生生物 Category:各国の脊椎動物 Category:アジアの脊椎動物 Category:アジアの両生類 Category:各国の両生類 Category:中国の両生類 Category:大陸別の水生動物 Category:アジアの水生動物 Category:朝鮮の脊椎動物 Category:朝鮮の両生類 Category:東アジアの脊椎動物 Category:ロシアの脊椎動物 Category:ロシアの両生類 Category:日本の両生類 --Color Actor会話2022年3月28日 (月) 03:00 (UTC)[返信]

質問させていただきます。
  • 1:削除されたのはそのようなカテゴリーの作成が問題である、という判断があるからですが、それはご理解いただけているのでしょうか。
  • 2:1を前提としますが、その上で、これらのカテゴリーではそのような問題が生じない、との判断があるのであれば、理由をお聞かせ下さい。
  • 3:「大陸別の」とか「国別の」とかのカテゴリー名があります。これらはその下に具体的な対象、たとえば「オーストラリアの」とかが無ければ意味をなしませんね。しかしそれは提案されていません。どんな風に運用するつもりなのでしょうか。

以上、お答えをお待ちします。--Keisotyo会話2022年3月28日 (月) 08:11 (UTC)[返信]

Keisotyo様のご質問は非常に重要で議論を進めるにあたり不可避でもあると思えるので、私もお答えをお待ちしたいと思います.
さて私からも少し質問なのですが、その削除依頼で削除されたCategory:大陸別の生物相 がColor Actor様により同意無しで復活され、そして今回の復活提案にも含まれておりません.どういったご事情でしょうか?
また、Wikipedia:削除依頼/過剰に細分化された生物相関係のカテゴリ や Wikipedia:削除依頼/各国の動物および動物相のカテゴリ や Wikipedia:削除依頼/濫造された植物の分布系カテゴリ にて問題とされたのは国別の過剰な細分化だったのですが、なぜロシアの魚やモンゴルの魚といった国別カテゴリーを、ご自分のノートで注意をうけ「了解です」とおっしゃった後もおつくりになっているのですか?ひょっとして「復活ではないから構わない」「木や鳥類でなく魚だから構わない」という理由なのでしょうか.
お考えをお聞かせいただければ幸いです.Preto(m)会話2022年3月28日 (月) 12:02 (UTC)[返信]
1.どのような経緯でそれらの削除依頼が出され、削除依頼での議論がどういうものかはざっと読んで知っていますが、理解はできても同意はできません。というのも、過剰なカテゴリ云々というのですが、英語版には存在していますのでね。
2.まず、それらのカテゴリ群について過剰なカテゴリだと考えておりませんので、問題が生じないか問われてもわかりません。
3:それらの下位カテゴリについては、随時作成していくつもりですし、一部はフライングしてはありますがすでに作成しております。--Color Actor会話2022年4月4日 (月) 12:06 (UTC)[返信]
コメント 議論の合意を得ていない状態で生物相などのカテゴリを作成されるのは対話拒否となりますのでおやめください。Color Actorさんの「同意はできません」「考えておりません」「わかりません」という発言は先の質問に対する回答になっておらず、カテゴリを乱造する免罪符にはなりません。--火乃狐会話2022年4月5日 (火) 13:16 (UTC)[返信]
相手の求めている回答をしてるとは言えないのでしょうが、対話をしていますので、対話拒否というのがよくわかりません。それから、カテゴリの乱造とのことですが、英語版には存在しているカテゴリを日本語版に翻訳のようなことをしてるのがなぜ乱造になるのでしょうか? 確かに合意を取った方が良いと思うのですが、英語版にはすでに存在しているカテゴリについての作成について中々同意して頂けてない現状がございまして、このままでは英語版ではあるのに、日本語版にはないという状態が続くという以外ないのです。それでいいのでしょうか? 乱造と見るのか、日本語版にはないので一期間に量産されているに過ぎないのかを見るのかについて慎重な議論をして頂きたいと思うのです。--Color Actor会話2022年4月5日 (火) 13:31 (UTC)[返信]
コメントに返信しないことだけを対話拒否とみなすわけではなく、同意・合意を無視して編集を続行することも対話拒否とみなされます。カテゴリの作成に関して合理的な理由を求めているのに対して「わかりません」は誠実な回答ではありませんし、一旦編集作業から手を引いて議論に本腰を入れて熟考されることをお勧めします。それでも同意が得られないのであればそのような編集はおやめください。--火乃狐会話2022年4月5日 (火) 13:41 (UTC)[返信]
コメント Color Actorさんは上述の私のコメント以降も編集を継続していることを報告します。なおColor Actorさんは英語版を参照してカテゴリを追加する作業を繰り返していますが、日本語版における記述との整合性を無視したり、英語版の記事にないカテゴリはつけないという無検証による編集を行っていることを指摘します。例えばウラギンヒョウモンでは日本語版ではButlerが記載者として挙げられているにもかかわらず、英語版のDenis & Schiffermüllerを基にしたカテゴリを追加されており、内容が矛盾しています。またCramerによって記載されたホソオツルギタテハなどには記載者のカテゴリを追加しているのに対し、同記載者のナミエシロチョウには追加していません。これは英語版の記事がカテゴリに分類されていなかったということでしょうが、出典などを確認せずに英語版を盲信し転記するColor Actorさんの編集傾向ははっきり言って支持できるものではありません。--火乃狐会話2022年4月6日 (水) 03:57 (UTC)[返信]
ウラギンヒョウモンの記載者がDenis & Schiffermüllerとなっているのは、英語版・フランス語版・スペイン語版・ドイツ語版・オランダ語版・イタリア語版・中国語版などとなっています。日本語版だけの記事を見ていれば矛盾だと思うかも知れないですが、問題ないと思っています。また、ナミエシロチョウの英語版には、(Cramer, [1777])とありますが、カテゴリには存在しておりませんで、追加していません。それと、削除依頼/各国の動物および動物相のカテゴリで削除されたカテゴリの一部復活についての議題から大きくズレておりますので、こういう話は会話の方に書き込んで頂きたいですね。--Color Actor会話2022年4月6日 (水) 04:50 (UTC)[返信]
上記の指摘に対する返信から出典を参照せずウィキペディアを用いる(WP:CIRCULAR)、分類すべきカテゴリを作成したにもかかわらず英語版に付けられていないという理由で日本語版にも付けないという事実をお認めになるのですね。このようにあなたの編集方針がウィキペディアの方針と一致していないことは、あなたの提案に反対することに十分な条件だと考えています。--火乃狐会話2022年4月6日 (水) 05:16 (UTC)[返信]

(インデント戻し) Color Actor様は大きな勘違いをされておられます.Color Actor様のすべきことは自分の意見を述べて終わりなのではなく、他者を説得し納得させて合意を得ることです.これまでの議論に対して何の解決をも示さない提案には(いや俺は問題と思ってないから、というのは解決の提示などではなく独りよがりな個人の見解でしかありません)だれも同意はしないでしょう.

「議論がどういうものかはざっと読んで知っています」とのことですが、議論の存在を認識しているのと内容を理解しているのは別です.Color Actor様は内容を理解しているとは思えません.これまでの議論において、英語版にあるからといって日本語版に必要とは限らない、という話になった経緯があるのですから、それを無視して「英語版にはあるから」という理由づけの文面を出されるのは的外れでナンセンスです.議論の内容を理解しているならば、「英語版にあっても日本語版には不要」とした部分に対し理路整然とした反論が必要であることは理の当然です.その反論を行ってはじめて理由づけが成立するのです.それをしないまたはできないのは議論の前提となる部分を理解していない証拠であると考えます.

また、「それらの下位カテゴリについては、随時作成していくつもりですし、一部はフライングしてはありますがすでに作成しております。」とのお答えも問題です.かつての議論を読んで理解したならそのような国別の生物群カテゴリ自体が問題とされているのが実に容易に理解できます.国別の蝶なり昆虫なら前回削除されていないから、というならそれは朝三暮四で口先だけの言い逃れです.それらカテゴリが必要だと論理的に説明できるならここで合意を得るのも簡単でしょう.なぜしないのですか?Color Actor様の問題行動とされている対話を無視した編集の続行の中にはその国別生物群カテゴリの制作が含まれています.それについても「これのことだと思わなかった」というなら白々しいし「これは問題ではないだろう」というならやはり議論内容を全く理解していないことになります.

今回のColor Actor様の提案は要約すると「なんかよくわかんないけど俺が必要って思っているから復活していいよね」というものです. もちろんこのようなかつての議論に対する不理解・無視に基づく独善的な提案はKeisotyo様や火乃狐様のおっしゃるように対話とも言えない・対話や議論を拒否しているとみなされ得るものです.再度申し上げますが、ここでColor Actor様がしなければならない事は他者を納得させて合意を形成することです.しかるに話を進めるにあたって必要な前提となるものがColor Actor様側に欠けているため、議論を成立させることが不可能となっています.わかりやすく言うと、「話にならない」のです.

このような状況ではもちろん提案に同意することはできません.また前回の決定を「10人に満たない人たちの間での合意事項」として軽視する一方Color Actor様お一人の判断でそれを覆して構わないという思想は僭越かつダブルスタンダードでWPの基本理念である共同作業に大きく反する物であると考えます.

本気で議論して同意を得ようと考えていらっしゃるのか大きく疑問に思います.—Preto(m)会話2022年4月8日 (金) 09:32 (UTC)[返信]


さてColor Actor様は投稿ブロックとなったのですが、彼のおそらくは意図的なコミュニティ無視の後始末、要するに濫造されたカテゴリの処理はどうしましょうか.あまりに数が多すぎるのでウンザリしますし手をつけるのも実に億劫なのですが、すでに新しい名前で活動を再開している気配もあるので、議論の入口だけはつくっておこうと思います.ただ、濫造カテゴリの量数と私の現環境のために実際のカテゴリ名を全て挙げるのは難しく、記憶を頼りにしている事をお許しください.以下に私見を記します.

  • 「Category:【A:地域】の【B:生物】」となっているもの
Aには大陸・五大州・生物地理区・国・州など国内行政区分・島・北アフリカなどの地域・などが入り、Bには鳥類・両生類・魚類・淡水魚・無脊椎動物・節足動物・昆虫・蝶・絶滅種・などが入ります.これらは先行議論に対するまともな反論無く無思慮に作られているので議論の必要なく全て削除で良いと思います.特に「各国の絶滅種」は元の英語版でも、古生物/歴史時代に絶滅した種/他国では生存しているけどその国では絶滅した種/が混在しており、全く有用性が見て取れません.トキニッポノサウルスが並列されているカテゴリに何の意味があるのでしょうか.ついでにサハリン産のニッポノサウルスは日本とロシアどちらに属するのかというややこしい問題も内包します.
  • 「Category:【A:人名】によって命名された【B:生物】」となっているもの
これは以前Kingfiser様がお書きになっていたと思うのですが、リンネ以外に作る意味はあまりないとの意見に私も賛成です.これには別の問題もあって、Color Actor様は外国人の名前をかなり間違えているのです.「アルフレ」と読むべきフランス人名のAlfredを「アルフレッド」としたり、ドイツ人のWilhelmを「ウィリアム」としていたのを記憶していますし、仮名転写が怪しいものもありました.日本版WPではFuusenn様など多くの方が外国人名の項目名設定に尽力されておられて、その努力は非常なものだと感じられるのですが、Color Actor様にはその類の注力が一切感じられず、いかにもやっつけ仕事に思えます.いちいちカテゴリ名を再チェックする労を考えると、全削除でいいやと思えます.
  • 「Category:【A:西暦】年に命名された【B:生物】」となっているもの
これには「Category:【A:西暦】年の環境」も含みます.これもKingfiser様がプロジェクト‐ノート:生物#植物の分布系カテゴリの作成に関してで書いておられたように、学名の起点となった書物の出版年以外の意味はかなり薄いと思います.このカテゴリ群のもう一つの問題は、「〇〇年の環境」→「〇〇年に命名された生物」→「〇〇年に命名された動物」→「〇〇年に命名された無脊椎動物」→「〇〇年に命名された節足動物」→「〇〇年に命名された昆虫」→「〇〇年に命名された蝶」のように深い階層構造になっているのに各カテゴリに含まれるのはほぼ一つだけという実に無駄な入れ子構造になっている点です.よしんば残すとしても「〇〇年に命名された生物」だけで事足りると考えます.ついでに言うと、「〇〇年の環境」というのは何を内包するつもりで作られたのか理解が追いつきません.英語版で存在したであろう何かしらの議論をバッサリ切り捨てて無思慮に日本語版に持ち込む事の弊害を感じます.
  • 「Category:【A:地域】の水域」となっているもの
どうやら各地域にある河川・海岸・海峡・湖・などを含むカテゴリのようです.しかしそれなら「各国の地形」や「各国の河川」で充分な気がしますし、特に水関係の地形をまとめる意義は私には見出し難いものです.しかし、地形学などの分野では一般的なことかもしれないので、その場合は残しても良いかと考えます.しかし、これの上位カテゴリとなっている「Category:【A:地域】の水」という意味のわからない名称のカテゴリは別です.英語版を見ても、有効に活用されているのか疑問なカテゴリです.「水」という括りだけで、水力発電所と魚類とミネラルウォーターとカエルが並ぶカテゴリに存在意義はありません.
  • 「Category:国際地形」
「国際地形」と言う言葉の意味を知らなかったので辞書を引いたり検索したりしたのですが、一向に引っかかりません.それもそのはず、英語のカテゴリ名International landformsを直訳しただけのようです.International landformsも一般的な用語や定義のある専門用語ではないらしく、英語版にはそのカテゴリに含まれるものとして「Landforms located within two or more states and landforms for which no state has sovereignty over.」と説明があります.そういった説明も無しに持ち込まれたため意味がわからないことになっていました.で、仮にその説明文を和訳して書き加えたとして、実質上国境線の走っている島やら山脈やら海峡やらを並べるだけのカテゴリではありませんか.有用性を理解できる方はご教示願えないでしょうか.言葉の定義のあやふやさと有用性の観点から下位カテゴリの「Category:国際諸島」と併せて不要だと考えます.

以上、Color Actor様が濫造した削除すべきカテゴリについて覚えている限り述べてみました.ピックアップしていく手間を考えると、「Color Actor様が作ったカテゴリ」をまとめて削除依頼に出す方が簡単な気がするのですが、そういったことは無理なのでしょうか.とりあえず意見まで.--Preto(m)会話2022年5月9日 (月) 13:32 (UTC)[返信]

コメント 一般論として。今回のようなクロスカテゴリは、往々にして「過剰」とみられがちです。(Wikipedia:過剰なカテゴリ、とくに取るに足らないクロスカテゴリ地域別に区分したクロスカテゴリ範囲の狭いクロスカテゴリあたり。)まあ、「生物相」と「現在の国境線」には合理的な関連性が乏しいというのは(私はシロウトですけど)同感です。
根本的には、Wikipediaの設計・仕様に「カテゴリ」(分類型)とは別に「タグ」(関連型)みたいな機能があれば、複数の属性をタグでふるい分けるみたいなことができたのでしょう。それがないのでカテゴリは分類型と関連型が混在しています。これにくわえてカテゴリは記事と違って誰でもいくらでも無制限に作成できちゃうために、あちこちで「乱造」問題が起きていますね。(乱造LTAもいる)
これまでカテゴリ関係でときどき話題にはあがっては立ち消えているのですが、現状では「カテゴリの削除の方針・規程」がありません。なので削除依頼ではケースEかZを援用して処理しているわけで、そこにはいくらかこじつけというか無理矢理感があると感じています。なので、実際の削除審議では、それなりに多数の削除票が集まらないと、削除を通しにくいと感じます。
削除依頼の出し方そのものはどのような方式でもよく、「利用者○が濫造したカテゴリ群」で一括で出すことも可能でしょう。ただ、経験的には、そういう出し方をすると票が集まりにくい気がします。数にもよりますが、何回かに分けて出すとスムーズに票が入りやすいかもしれません。
(かなり遠回りですが、カテゴリの削除規定を作れば現状が変わるかも。)--柒月例祭会話2022年5月11日 (水) 05:50 (UTC)[返信]
コメント 特定の利用者(群)によって作成されたカテゴリとして削除依頼に提出する場合においても、すでに第三者が利用しているカテゴリについては削除票が入らず、一括した対処が難しくなるということがあるかもしれません。例としてColor Actorさんが作成したCategory:1843年に記載された化石分類群には第三者によりウミサソリオトドゥスが分類されています。
以下蛇足となりますが、【A:人名】や【A:西暦】を用いたカテゴリについては個人的には望ましくないと考えています。動物学におけるリンネ(自然の体系)やクラーク(スウェーデンのクモ類)による1758年に記載された分類群については命名規約によって不動であることが明白ですが、それ以外の著者については後世の研究によって別の著者が先行して記載していることや、実際の出版年が異なることが報告されたりするなどして変化することが珍しくないためです。--火乃狐会話2022年5月11日 (水) 07:57 (UTC)[返信]
報告 Wikipedia:削除依頼/地域別の植物のカテゴリを提出しています。--Ltsc2335会話2023年2月27日 (月) 08:04 (UTC)[返信]

コメント依頼 オーガニックコットン

オーガニックコットンの削除依頼が審議中です(理由:特筆性)。このページで投票・コメントいただけると幸いです。--バレロン (会話記録) 2022年11月30日 (水) 05:36 (UTC)--バレロン (会話記録) 2022年11月30日 (水) 05:36 (UTC)[返信]

告知)自然科学に関する情報源についての変更について

「自然科学に関する情報源」に関する提案がされているので告知します。現状では「一般向けの新聞や雑誌の情報源はたいてい、科学や医学の記事に対しての情報源として信頼できません」との規定がありますが、たとえば生物種の記事において、人文的なことを書くぶんには「一般向けの新聞や雑誌」も利用できるとしようとするものです。

報告 冒頭の問題点についてはこのプロジェクトのノートにある過去の議論で共通認識として確認できるという意見を受け、この共通認識・状況に変化がない限り、本提案を保留とすることにしました。--Hiaanaa7会話2023年2月6日 (月) 17:39 (UTC)[返信]

「Category:各国の自然史」以下で削除すべきカテゴリと許容されるカテゴリの仕分け

 #削除依頼/各国の動物および動物相のカテゴリで削除されたカテゴリの一部復活についての実質的な続きである為その下に続けようか悩みましたが、再び議論が長引く可能性も見越し、節を改める事と致します。あまり議論場所を分散させたくはないのですが、Ltsc2335さんにより提出されたWikipedia:削除依頼/地域別の植物のカテゴリにおいてコメントとして述べた事はやはりこの場で議論を深める事が望ましいと判断した為改めてこちらで提起致します。今回Ltsc2335さんが率先して動いて下さった為にLTA:ELLSやその模倣と思われるソックパペット群(利用者:Color Actor会話 / 投稿記録 / 記録含む)により作成された濫造カテゴリの後始末はかなり進行させる事ができたのですが、現在存在するCategory:各国の自然史以下には依然ほとんど全て左記ソックパペット群作成のカテゴリが残っています。ここまで色々と人任せにし腐ってきた以上これからは流石に私が動きます。ですが、削除依頼を行うにはまず対象とする範囲を話し合いで決める必要があると存じます。更にそれだけにとどまらず、今後のための予防策や再発時により迅速に対応するための手順も併せて検討して参りたいと存じます。

 まず、削除条件や対象の確定を論点としたいと存じます。以降〈国々や地域〉を「○○○」と表す事と致しますが、[[Category:〇〇〇の生物相]]や[[Category:〇〇〇の動物相]]といったカテゴリはプロジェクト‐ノート:生物#Category: ○○の生物相(仮)の段階で合意された〈対応する「○○○の動物相」あるいは「○○○の植物相」の記事が作成済み〉という最低ラインを満たしていないもの(つまりほぼ全て)を一律削除依頼行きとする事を検討中です。しかし、ここまでさんざん数々の方が口を酸っぱくして述べられてきたにもかかわらず、私はなおも特定の地域の「固有の植物」系カテゴリを削除する事に抵抗を覚えております。その地域とは島かつ Brummitt (2001) でLevel3とされている地域です。今回の削除依頼ではこの条件にあてはまるのはCategory:マダガスカル固有の植物相のみですが、これに関して私がこれだけは削除に同意できないと表明した為、他の依頼対象が削除された中これだけ扱いを保留とし、審議はまだ継続中となっています。Loasaさんが「地理区分(つまりカテゴリの分けかた)に根拠があるか否かというのは本質的な問題点ではありません。どんなに権威ある区分であろうと、そういうカテゴリを一律に作ること自体に無理があるのです」とまできっぱり仰せになられ、更に『台湾の北部と南西諸島と南九州の一部の地域だけに分布するものは?「日本の固有種」「九州の固有種」「南西諸島の固有種」「台湾の固有種」いずれも言えませんね。(実際にそういう分布をする植物は少なからずあります。)』」とも述べられたにもかかわらず、いや、むしろそれ故に〈ならば世界中で名前のついた特定の島だけにしか見られないものも本当にその扱いで良いのですか?〉というモヤモヤが正直なおも解消し切らず残っております。マダガスカルに関してはバオバブ属の大半やパキポディウム属の数々、ディディエレア科(特にアルアウディア属)が脳裏に焼き付いており、「プロジェクトの合意に反しているから」一点だけでは削除に踏み切る事ができません。(削除しないという結論で解決済み。Wikipedia:削除依頼/地域別の植物のカテゴリを参照。--Eryk Kij会話2023年3月11日 (土) 08:01 (UTC)あまり認めたくはございませんが、私は一度何らかのイメージや権威に引っ張られるとまともな判断ができなくなる性質であるのかもしれません。ただ日本語版ウィキペディアにおいて削除したら何処からともなく凄まじい抗議が飛んできそうなCategory:日本固有の植物相に関してはこの通り Brummitt (2001) からして日本領をかなり細分化しており、「日本」の範囲の定義を議論しようとなりますとそれに加えて千島列島の扱い等で調整に多大な時間を要す見込みで、そもそも私自身も理由付けを全く固める事ができていない状態でございます為、日本の植物相の記事作成に加え、「日本」の範囲の定義が別の機会に議論を経て合意されるその時まで一旦削除した方が良いのではないかと考え始めております。Category:フィリピン固有の植物相に関しても悩んでおります。個人的にウィキスピーシーズ上でアカネ科ムクロジ科の分類群の情報整理を行ってきて、アドルフ・ダニエル・エドワード・エルマータイプ標本採取や記載を行ったものにフィリピン以外では自生が確認されていない事例を数々見てきてしまっている為に、削除対象とする事に抵抗を覚えております。[返信]

 更に「○○○の動物相」あるいは「○○○の植物相」の記事を実際に作成した場合、上位カテゴリの取捨選択はどの様にするかも議論して参りたいと存じます。今回の削除依頼において他に依頼対象とされていたものにCategory:アンゴラ固有の植物相Category:アンゴラの植物相というものも存在し、救済を試みる意欲が何となく湧いた為、アンゴラの植物相を作成致しました。結局左記二つのカテゴリにつきましては件の削除依頼にて述べました通り個別にカテゴリを設ける意味があるのか検討した上で存続するには無理があるという事で納得し削除に同意したのですが、いざ記事を作成致しますと、今度は上位カテゴリの設定に悩まされる事になりました。ここで例のソックパペット群が残し、これまで削除対象とされていないカテゴリの存在が問題になって参ります。まずCategory:アンゴラの生物相はここまでの議論においてさんざん繰り返されてきた理由から論外として避けたのですが、何か国名を冠したカテゴリはあった方が良い、どうすれば、と悩んでおりましたところ、Category:アンゴラの自然史というものを見つけました。これも作成者こそColor Actor氏であるのですが、〈「自然史」となれば非生物を扱う鉱物学なども含まれ、これまでの議論内容だけではすぐに削除に回されるものではない〉、〈取り敢えず生物のみを対象に直接的に国単位で括る事さえ避ければ問題ないのではないか〉といった考え方から、記事のカテゴリは

という具合に繋げました(なおここで触れていないカテゴリも見られますが、それらは他の利用者さんが追加したものです)。右二つも結局作成者は例のソックパペット群と見られ、抵抗感は覚えつつも、私は現状ではこの辺りの措置であれば許容されるという認識でございます。もし改善案がございましたら是非とも拝借したい所存です。とはいえ私はこのプロジェクトに携わっている身でこれまでの経緯が念頭にございます故に少なくともCategory:アンゴラの生物相の使用は避ける事ができたのですが、特にプロジェクトには参加していない方が独自に他言語版Wikipedia(特にen:Flora of Japan辺り)から翻訳を行い、カテゴリページに存在する履歴を含めた情報の確認を行う事もなく、そのまま他言語版記事において使用されていたこの系統のクロスカテゴリを何の悪気もなく持ち込んでしまうという事態は十分考えられます。そもそも私でさえこうした問題の存在を把握できたのはたまたまあるカテゴリページのノートを何気なしに見た事がきっかけでした。そして同時に私は未だに誤った認識を引き摺り、捨て切れていない様な気も致しております。一度だけ極めて弱い形で指摘を行ったのですが、できればどの様なカテゴリが作成自体避けられるべきで、どの様な階層構造へと制限を行うか、カテゴリの扱い方に関して今回で明文化にまで至る事が出来ればと考えております。その暁には存続が決まったカテゴリに関して「安易にこの系統のカテゴリを作成しないで下さい」よりはもっと穏当な表現で、しかも要点を突いた警告系テンプレートを設置したい所存です。議論の進行次第では、この節でそのまま具体的な提案へと移行させて頂く事もあり得るとお伝えしておきます。(ただ実際に明文化を行うとなりますと場合によってはカテゴリの削除という結果を伴う性質上、ブロジェクト文書冒頭の「これらはこのプロジェクトからの提案であり、使用を強要するものではありません。また使用する義務を感じる必要もありません。」と相反するものになる可能性が高く、そうした拘束力に関する整合性をどの様に取るのかという点もあまり先送りはしたくない要素です。)取り敢えず現時点においては最低限、〈「○○○の動物相」や「〇〇〇の植物相」といった名称のクロスカテゴリは絶対に作成を避け、見つけ次第削除依頼に回す〉という事だけは本プロジェクト参加者共通の前提となっている事と存じますが。これより先で認識の擦り合わせが不可欠となってくる事と思われますが、現時点においては私自身は「○○○の動物相」や「○○○の植物相」の記事のすぐ上位のカテゴリは「○○〇の自然史」で問題ないという認識でございます。いかがでしょうか。またCategory:各国の自然史というカテゴリはその下に学問や学者、博物館に関するカテゴリも存在します。最も種類が揃っている部類である中国を例に挙げますと

といった様なものが見られますが、こうしたものに関しては現状維持でよろしいでしょうか。またどんどん論点を増やして収拾がつかなくなる過ちを繰り返すのも本当に怖いのですが、Category:各国の自然史自体に関する皆様の認識はいかがででしょうか。、この下に「○○○の動物相」や「○○○の植物相」といったカテゴリを作成する事だけを避ける方向とすれば良いでしょうか。それともそもそもこのカテゴリの存在自体が問題であるでしょうか。--Eryk Kij会話2023年3月6日 (月) 09:37 (UTC)[返信]

コメント 追記 なお国別に生物を括るカテゴリを作成する事を最低ラインを満たさない限り禁止するという方向性がより確固たるものとなるのであれば、代案がございます。各国の動物相の一覧各国の植物相の一覧という一覧記事を作成するのはいかがでしょうか。これはプロジェクト‐ノート:生物#Category:各国の植物相同ページ#各国の野鳥一覧の是非で貘さんという方が主張されていた事のほぼ受け売りであるのですが、生物の分布には特別な区分が用いられるという認識に至るにはどうしても予備知識が必要となり、そうした前提を知らない方は国を手掛かりに捉えようとする事が想定されますが、そうした調べ方に対してカテゴリではなく記事で対応するという考え方です。私が把握できている日本語版記事は動物相に関してはオーストラリアの動物相のみ、植物相に関してはアンゴラの植物相オーストラリアの植物相の二つと現状では数は少ないですが……。これらの上位カテゴリは1. Category:各国の自然史、2. Category:動物相/Category:植物相、3. Category:動物の一覧/Category:植物の一覧とするのが望ましいと存じます。なお固有種に関しても特に陸続きの国々に関しては似た様な事を考えております (参照: 今回Ltsc2335さんにより提出された削除依頼における私の2023年3月5日 06:35 (UTC) 付のコメント) が、あまり風呂敷を広げたくはない為実際に「○○○の動物相/植物相」系の記事数が増えてから検討を始めたとしても遅くはないと存じます。--Eryk Kij会話2023年3月7日 (火) 14:32 (UTC)[返信]

コメント 追記2 これまで私は〈カテゴリを作成したい/存続させたいならば対応する記事を作成する事〉というプロジェクトの合意事項について認知しておりながらまともに遵守せず、いざカテゴリが削除される時になって水際であれこれゴネて存続させるという事を繰り返しており、正直言行不一致であるとは自覚して参りました。そこで今回マダガスカルに関しては存続に値する根拠を見出だしたという事もあり、カテゴリに対応するマダガスカルの植物相を作成の上、明確に存続票を投じました。詳細は今回のLtsc2335さん提出による削除依頼をご参照頂ければ幸いに存じます。さて、私はアンゴラの際も今回のマダガスカルの際もカテゴリ作成の最低条件である対応する記事を作成した事だけをもって存続票とはせず、プロジェクト‐ノート:生物#植物の分布系カテゴリの作成に関してにおけるLoasaさんの2021年6月14日 (月) 13:34 (UTC) のご発言「固有種の地域区分こそ、何らかの一律な基準で器械的に割り振るのではなく、それぞれのカテゴリごとに、カテゴリとしてまとめる意味があるかどうかよく吟味すべきでしょう」を重んじて検討するよう意識的に努めました。そしてこの考え方につきましてもカテゴリの扱いに関する明文化の際、文言に盛り込んだ方が良いと考えております。一にカテゴリに対応する記事の作成、二にそのカテゴリに意味はあるかの検討と、いわば「二本の柱」の様な具合に。これまで何度も同じ様な事が繰り返されてきた以上、こうしたプロセスは規範化した方が良いという意識さえ今は抱いております。ただ繰り返しとなりますが、こうした規範意識はプロジェクト文書冒頭の文言が現在はあくまでも拘束的なものとはなっていない以上、ウィキペディア全体のガイドライン(や方針)との関係性についても併せて検討しないと将来的にプロジェクト参加者の活動に齟齬をきたす事になりはしないか、という懸念も抱いております。--Eryk Kij会話2023年3月9日 (木) 18:45 (UTC)[返信]

コメント 論点整理 議題提起当時は削除依頼がまだ進行中であった為経過報告も混ぜ合わせた結果読み辛くなってしまった模様です。従いましてここで改めて論点を優先順付きの箇条書きの形で整理したいと存じます。

  1. 削除対象とする残存カテゴリの確定。[[Category:〇〇〇の生物相]]や[[Category:〇〇〇の動物相]]の類は対応する記事が存在しない限りプロジェクトの合意内容に反する上、そもそも生物を国別のカテゴリで括る事自体を原則として明確に禁止とする必要があるのではないか。(優先順位: 高)
  2. 実際に[[〇〇〇の動物相]]や[[〇〇〇の植物相]]といった記事を作成した場合の上位カテゴリの規範について。たとえば {一. [[Category:○○○の自然史]]、二. Category:動物相/Category:植物相} の2種類を同時に設定し、このうち一.の上位カテゴリは「< [[Category:○○○の環境]] < [[Category:[大陸区分]の環境]]」としてはどうか。(優先順位: 高)
  3. Category:各国の自然史以下に置かれているカテゴリのうち1.で挙げたもの以外も適切に運用されているか否かの見直しに協力して頂きたい。(優先順位: やや高)
  4. [[Category:〇〇〇の動物相]]や[[Category:〇〇〇の植物相]]といったカテゴリ(固有の動植物相も含む)の存廃については対応する記事の作成に加え、「カテゴリとしてまとめる意味があるか」の検討を努力義務とするのはどうか。(優先順位: 中)
  5. 今回の議論を通して確認され、合意が成立した要素に関してはプロジェクト文書への明文化を行いたい。(優先順位: 中)
    • 5a. ただし、明文化の際しては特に「禁止」や「義務」等の強い表現を用いる場合にその拘束性に関して注意を払う必要もあると考えられ、可能であれば並行して検討を行いたい。(優先順位: 低め)

以上の様な具合となります。一部(特に 5a.)実際には上で述べられていない内容も含まれているかも知れませんが、そう感じられた場合は私自身の説明不足が原因であると存じます。苦言は甘んじて受け止めます。このうち1.に関して補足致しますと、「原則として」と述べたのは島国を例外とする余地が残っている上、植物の固有種関連(cf. Category:各国の固有の植物相)に関してはこれまでの議論において明確に反対された例が見当たらない事を考慮した為でございます。また再び1.に関してとなりますが、言及済みのカテゴリ群に加え、Ltsc2335さんがこちらにリストアップして下さったものの大半も削除対象に含めようと考えております。--Eryk Kij会話2023年3月11日 (土) 08:01 (UTC)[返信]

  • コメント カテゴリ名「○○固有の生物相」だと固有種以外も含むことになりませんか?(私の勘違いならすいません)
カテゴリページに何か書くか、
あるいは、カテゴリ名を「○○固有の生物」「○○の固有種」などにするとよいのかもしれません。 生物相の記事は(カテゴリに入れるのでなく)カテゴリページからリンクという手もあるかと思います。
  • コメント 地域別のカテゴリを収める上位カテゴリは「各国の」より「国別の」か「各地域の」などの方が抵抗感が少ないかもしれない。 「各国の」だと、多くの(すべての?)国についてカテゴリが作られるというニュアンスが何となくあるような気もしました。
  • Category:場所別の生物Category:場所別の動物Category:鳥類の固有種 などにあるカテゴリ群もここでの議論の対象ですか?(そうであればセクション名を変えた方がよいかも?)
--RnTkm会話2023年3月12日 (日) 10:07 (UTC)[返信]
  • @RnTkmさん ご質問頂きありがとうございます。順番にお答え致します。
    • A1: 固有種以外含まないので特に問題はないという認識でございます。カテゴリ名を「○○○の生物相」としますとこれまでのソックパペット群による濫造路線を引き継ぐ事になりかねないので、RnTkmさんが挙げられた様な呼称にするという方法も確かに考えられます。ただ、私は次の A2. で示す理由からこの手のカテゴリは基本的に作成自体を極力避けるべきではないかと考えております。
    • A2: 現存する「各国の~」系のカテゴリは存続するのであれば「地域別の~」に改名を行うのがより望ましいかもしれません。ただ、そもそも生物を国で括るカテゴリを作成する事が誤りであるという結論がこのプロジェクトノートで何度も出されてきたにもかかわらず、ソックパペット群によりこうした議論の存在を無視したカテゴリ濫造とそれらに対する削除依頼が連綿と繰り返されてきた (これまでの議論と削除依頼のログはほぼ全てこちらの削除依頼の依頼文にまとめられていますので、ご確認頂ければ幸いに存じます) 為、再発を防止・抑制するにはどうしましょうか、というのが今回の議論の要であると私は認識しております。そうなりますと、まずは既にプロジェクトの合意事項である〈対応記事の作成〉を満たさないカテゴリは「固有の」を名に持つものも含め一律に削除対象とし、今後の作成についても条件を満たした上で細心の注意を払うようにする事の確認を行いたいと存じます。またカテゴリを用いて国や地域というラベルで生物を括る事は、このノートページや削除依頼を含めた議論の場における検討を経た限られた固有種を除き、基本的には非推奨であるという事を広く共有したいと存じます。取り敢えず先刻存続が決まったCategory:マダガスカル固有の植物相等には暫定的にこちらの議論への誘導文を貼り付けておこうと考えております。それで、「固有」系カテゴリを除けば、「○○○の自然史」までであれば自然史があくまでも学問であり直接的に生物を国で括る概念ではない為に「○○○の動物相」や「○○○の植物相」といった記事の上位カテゴリとして許容されるであろう、というのが私の個人的な見解でございます。
    • A3: それらのカテゴリの下位カテゴリを簡単に確認致しましたが、大体Ltsc2335さんがまとめて下さったリストに含まれていると見られ、削除対象となると認識しております。ただ、A2. で示した削除依頼の進行中に議論誘導先として現在の節名を示し、ログの改変が許されなくなった今、節名の変更は考えておりません。--Eryk Kij会話2023年3月12日 (日) 14:10 (UTC)[返信]
    • Eryk Kijさん たぶん一般化した言い方をしたことで 何か私が意図しない読み方をされたのでしょうか。
     地域or国別の生物のカテゴリを安易に導入すべきでないという方向に反対はしていませんが、全面禁止にしないのであれば(例えばマダガスカル固有の植物のカテゴリを残そうというのであれば)、名前の検討は不要にはなりません。
     A1 の「カテゴリ名を「○○○の生物相」としますと~」の文は 何か誤解か書き間違いがあるのでは。「固有種に限定すれば国別のカテゴリは問題なし」と言ってるつもりはないです。 --RnTkm会話2023年3月13日 (月) 23:39 (UTC)[返信]
コメント おつかれさまです。論点が大変分かりやすくなったと思います。こちらであれば私でも理解できます。
 まず1つ目(および5つ目)の件について。国別の生物(相)に関するカテゴリが不要であることはプロジェクトで決めずとも特筆性の観点から作成の合理的理由がないので、本来ルールとして明記する必要はないと思うのですが、さきのような濫造を受けて、明文化しておきたいということなら特に否定する理由はありません。既に他の方が仰っているとは思いますが、生物相を国という人為的な括りで分けることは無意味です。固有性という観点において意味があるものを作るとすればホットスポット、特に島嶼(海洋島)などについてでしょう。植物地理区分などに基づき機械的に世界全体を網羅したカテゴリを作るのも、種数が厖大になり現実的ではないでしょう。ただ、日本の固有生物に関しては『日本の固有植物』なんて本もあるくらいで、研究が進んでおり、日本語話者にとって特筆性を満たす記事/カテゴリの作成が見込めると思います。何れにせよ、カテゴリの運用上基本的に「○○の生物(相)」は不要ですね。書くとすれば「国別の生物(相)に類するカテゴリの作成は特筆性がない限り推奨されない」もしくは「国別の生物(相)に類するカテゴリを作成は、既に特筆性のある記事が存在し意味のあるものが見込まれる場合を除き、禁止」のような感じでしょうか(何れも要約)。
 2つ目の件について。「○○の環境」のようなカテゴリは既にあるんですね。「○○の自然史」は必要なんでしょうか。例えばCategory:マーシャル諸島の自然史は入っているのはCategory:マーシャル諸島の自然災害‎のみで入れ子関係が1つ増えているだけですよね。特に理由がなければ「○○の環境」の下位に直接ネストしてしまえば良いと思います。基本的に入れ子関係は増えれば増えるほど煩雑になるだけなので、できるだけ再節約的にまとめられたほうが良いと思います。
ちなみに上記のRnTkmさんの質問の意図はそうではなく、例えば「日本固有の生物相」という名前では、日本の固有種についてのカテゴリではなく日本に固有の"生物相"と捉えられ、固有種以外も含んでしまうのではないかというご指摘だと思います。--Kingfiser会話) 2023年3月12日 (日) 15:19 (UTC)(カテゴリをリンクに修正--Kingfiser会話2023年3月12日 (日) 15:22 (UTC)[返信]
@Kingfiserさん この議論に参加頂き大変嬉しいです。『日本の固有植物』(加藤雅啓海老原淳 編、東海大学出版会、2011年)における北方領土の扱いの如何などは気になりますが、それではひとまずCategory:日本固有の植物相に関しては特筆性の観点を理由として削除対象からは外す事と致しましょうか。明文化の方向性は例示された様なものが漠然と念頭にございます。
 さて「○○○の自然史」系カテゴリについてです。論点整理前の例示をご覧頂きたいのですが、Category:中国の自然史の事例の様に下位に生物学者や自然史博物館のカテゴリが置かれているものもあり、殆どがソックパペット群による作成や手配の結果と思われるとはいえ、個人的に全く無意味なカテゴリとまでは断言し難く、しかも「○○○の環境」でそっくり代替させても却って無理が生じるものも見られる為、頭を悩ませているのです。
 そして、RnTkmさんのご質問の意図が仮にそうである場合、「○○○固有の生物相」というカテゴリも不適切という事となりますね。基本的に最低条件を満たさないものは全削除する方向で考えておりますが、仮に存続させるものが存在する場合は「○○○固有の生物」が望ましいでしょう。和名がついている生物は動植物問わず亜種や変種も案外一定数以上存在する印象がございます為、「固有種」としてしまうと語弊が生じる場合があるという認識でございます。--Eryk Kij会話2023年3月12日 (日) 23:14 (UTC)[返信]
お返事ありがとうございます。本筋とは逸れてしまうのですが、加藤・海老原 (2011) での日本の国土の扱いについて。これは日本国政府の主張と同じだと思います。私が認識している範囲ではp. 40に「ここでの『日本』には南千島・歯舞諸島を含んでいる。」、p. 198に「従来タカネヒカゲノカズラ L. nikoense が日本固有とされてきたが、北千島にも分布するため固有種ではない。」の文言があります。
 今更ながら最初の文も拝読しました。なるほど、ようやく状況を把握しました。これだけのカテゴリの把握は大変だったでしょう、お疲れ様です。このへんはとりあえず箱だけ作ってしまおうという考えで作成されたものなんでしょうかね。整理はなかなか面倒そうなので、ひとまず仰る通りの案で片付けてしまうのがいいかもしれませんね。個人的にはCategory:中国の女性植物学者なども要るかなぁ、という印象ですが。
 そして最後の件です。もしあればの話ですが、「○○○固有の生物」でいいと思います。「日本固有の植物相」も「日本の固有植物」の方が適切でしょうね。--Kingfiser会話2023年3月13日 (月) 06:49 (UTC)[返信]
マダガスカル固有の植物相」というカテゴリ名だと Eryk Kijさんの意図と異なる受け取り方ができると思いましたが、「マダガスカル固有の植物」であればその問題はないと思います。そうすると 記事 マダガスカルの植物相 はこのカテゴリには入れられなくなると思いますが、この記事とカテゴリページを相互リンクで結ぶといったことは可能です。
 もしかすると「生物相」という言葉が混乱を招いたでしょうか。当然、「植物相」でも同様だと思います。 --RnTkm会話2023年3月14日 (火) 00:04 (UTC)[返信]
@RnTkmさん ご推察の通り、「生物相」という言い回しのみが問題であると誤読し、それだけを何とかすれば良いのだろうと考えておりました。申し訳ございません。RnTkmさんとKingfiserさんお二方からのご指摘通り、Category:マダガスカル固有の植物相Category:日本固有の植物相はそれぞれCategory:マダガスカル固有の植物Category:日本固有の植物に改名すれば曖昧さはゼロではないにせよ少なくなると存じます。フィリピンも仮に存続する場合は同じ措置とし、今後は植物のみならず動物に関しても同様のカテゴリを作成する場合も同様の措置と致しましょうか。
 また固有系カテゴリと対応記事との結び付け方に関しては、RnTkmさんは両者の概念の指す範囲が同一ではないという事を問題視されているという理解でよろしいでしょうか。であるならば確かにその通りです。従いましてマダガスカル関連の両者に関して、RnTkmさんのご意見を参考にした方法で暫定的に手を打ちました(記事カテゴリ)。カテゴリの方に関しては少し考えましたが記事名を用いて「マダガスカルの植物相中に見られる固有の分類群のカテゴリ。」という文を追加致しました。「分類群」としたのは、マダガスカルではアルアウディア属等のように属レベルで固有のものが存在し、これらも含めても良いのではと考えている為です。仮にこれが望ましくなく種以下に限る方が良いとする意見が挙がり優勢となった場合には「分類群」の箇所を「変種亜種」に差し替えるという代案もございます。--Eryk Kij会話2023年3月14日 (火) 02:29 (UTC)[返信]
@Kingfiserさん 少し余裕が出て参りましたので言及致しますが、Category:中国の女性植物学者に関しては私も内心細分化が過ぎるのではと考えておりました。別分野においてはWikipedia:削除依頼/各国の女性漫画家カテゴリ群という削除依頼が過去に提出され、全削除となった例が存在します(なおこの依頼でも上述のColor Actorアカウントが合意無視により全存続を唱えたりしていました)。ただこのカテゴリの作成者自体は2015年に中国版ウィキペディアで登録、その後複数のプロジェクトに参加、2021年12月に日本語版ウィキペディアで中国に関するカテゴリの整備を中心に活動が確認され、以後は動きが見られませんが、例のソックパペット群との関連性は薄いと見ております。今のところは仮に削除依頼にかけるとしても他のカテゴリとは別の機会に提出を行う方が望ましいと考えております。--Eryk Kij会話2023年3月14日 (火) 05:26 (UTC)[返信]
このうち現状で入っている記事数が一番多いのは Category:ニュージーランド固有の鳥類(サブカテも合わせると記事数40程度)です。 マダガスカルハワイ などもあります。
 対応する記事としては、Category:地域別野鳥一覧 にそれっぽいものがあるようだが、質はあまりよくない感じなのかな? --RnTkm会話2023年3月16日 (木) 09:14 (UTC)[返信]
コメント RnTkmさんが挙げられたカテゴリに関しては、ここまでの議論の流れ通りの論理であれば〈「○○○の鳥類」の項目が日本語版ウィキペディア上に存在しない限り問答無用で削除依頼行き〉……と言いたいところではあるのですが、Category:地域別野鳥一覧に置かれていて今後の発展の余地が存在する記事群の存在を無視するのは聊か破壊的ではないかとも思えるのですよね……。取り敢えず鳥類の固有種に関しては私は日和見的に〈Category:地域別野鳥一覧に対応する記事が置かれていないもののみ削除依頼行き〉と主張しておく事と致します。つまり削除対象とするのはCategory:アメリカ合衆国固有の鳥類Category:ニューカレドニア固有の鳥類Category:フランス領ポリネシア固有の鳥類(およびその下位のCategory:タヒチ固有の鳥類)のみという事になります。もしそれでは不十分でより広範囲を削除すべきとする意見が挙がり、それに納得する事ができれば話は別ですが。ただいずれにしろ最初のものに対応するアメリカ合衆国の野鳥一覧は2009年8月~10月のWikipedia:削除依頼/定義が曖昧なシブリー・アールキスト分類による野鳥一覧で削除されており、この依頼の際にMossさんも述べられていますが、「アメリカ合衆国」だけはどの様な区分で考えたとしても広範囲となり定義困難である以上救いようがありません。一方、言及していない固有の鳥類系カテゴリに関しては今回は保留にしておこうと考えております。
 なお今更ではありますが、厳密に言えば現在未使用状態となっているカテゴリも議論対象となっています為、今回の私の節名の設定は語弊のあるものとなってしまっていることを認めます。先程表に告知を貼り付けた際は結局「特定の形式のカテゴリ」という曖昧な表現にしてしまいましたが……。--Eryk Kij会話2023年3月16日 (木) 13:02 (UTC)[返信]
  • どうも文章がまとまらないので、結論を最初に述べます。
  • 基本的に、カテゴリとしての「○○の生物相(動物相/植物相)」は、「○○」がどんな種類のものであっても、ウィキペディアのカテゴリにはそぐわないと考えます。「○○」が国名の場合はもちろん、地域名であれ島名や山名であれ、生物地理区であってさえカテゴリとしては不要なものと考えます。理由はさんざん述べているので省略します。
  • この種のタイトルすなわち「○○の生物相(動物相/植物相)」は、カテゴリではなく、記事として存在するべきです。もちろん、「記事としては必要」というほど必要性の高いものではなく「カテゴリとして作るくらいなら記事として作成しろ」という程度の意味です。言うまでもなく、「○○の生物相」というタイトルの記事であっても実質的な内容が「○○の生物一覧」であれば無意味であり、カテゴリを作ることとほとんど同じ「作業」です。
まず「生物相」は「その環境に生息するすべての生物」のことですが、実際の表現としては、端的に言えば「リスト」です。学術的には単なる名称だけのリストではなく、もう少し詳細な情報(簡単な記載とか分布域とか)も入ることもあるかもしれませんが、Wikipediaのカテゴリとしては「単なるリスト」「単なる一覧表」以上のものには成り得ません。量の問題には目をつぶるとしても、そんなものに百科事典としての意味があるでしょうか。もちろん学術的には「その地域に生息するすべての生物のリスト」を作ることは大いに意味がある重要な仕事です。しかし、記事であれカテゴリであれ「百科事典」にそういうリストは不要です。むしろ過去に発刊された、その種の生物誌の書誌情報とリンクをまとめてもらった方がよほど有用です。「○○の生物相」というカテゴリを作成してそこに該当する生物記事を集めることは、「○○の生物一覧」という単なる一覧記事を作成することとほとんど同じです。
一方で(単なる一覧ではなく)まともな「記事」としての「○○の生物相」には、その生物相の特徴について記述されているでしょうし、固有種か否かにかかわらず「その地域の生物相を代表するような/特徴付けるような生物」についても言及されているでしょう。皇居の生物相にせよアンゴラの植物相にせよ、きちんと作成された「○○の生物相」の記事はそういう内容になっています。そういうものこそ百科事典にふさわしいコンテンツでしょう。
それでも、「Category:○○の生物相」はどうしても必要だ、と言うのなら、少なくとも「○○の固有種であろうがそうでなかろうが、そのカテゴリに個別の生物の記事は一切含めない」というくらいの強い制約が必要です(固有属、固有科の類なら含めてもいいかも)。含まれるべき記事はその生物相における(個別の生物種以外の)トピックであるべきです。
一例として、Category:日本の生物相に含まれるべき記事はイリオモテヤマネココウヤマキオオムラサキ といった記事ではなく、ソハヤキ要素日本の高山植物相ブラキストン線日本の両生類一覧南硫黄島原生自然環境保全地域 のような記事こそ含まれるべきです(現在のところ、実際に「ソハヤキ」「皇居」「高山植物」は含まれていますが)。つまり、「Category:○○の生物相」に含まれるべき記事は「○○」に属する地域のローカルな生物誌や生物地理的な内容の記事であるべきで、生物自体の記事を含めることは、何度も述べているような理由で好ましくないと考えます。--Loasa会話2023年3月16日 (木) 14:16 (UTC)[返信]
@Loasaさん ありがとうございます。つまり〈生物相(動物相、植物相含む)というカテゴリはどうしてもリストの形式となりやすいものの、リストの類はそもそも百科事典向きではない上、生物種を地理区分で括る発想自体が誤りである為、固有種も含め種以下の分類群に対してこの手のカテゴリを与える事は不適切である〉というご見解ですね。種に対するカテゴリの使用抑制も明文化した方が良いというお考えに賛同致します。そして存続に値する「○○○固有の生物相/動物相/植物相」というカテゴリに関しても改名させる必要はなく、カテゴリに含める記事の主題は〈分布にまつわる概念〉を基本とし、特定の分類群をカテゴリに含めるとしても種より上位の階級であれば許容できるという認識である事を把握致しました。それではCategory:マダガスカル固有の植物相に関しては固有属であるアルアウディア属を含める一方で、これより先に更なる反対意見が挙がらない限り種を主題とした記事は適用対象から除外する事と致します。
 自分語りなど始めるとまたログを読み辛くさせてしまうという自覚はございますが、特定の生物を分布する地域で括ろうという発想に従来私が違和感を抱いていなかった(故に#植物の分布系カテゴリの作成に関しての様な議論を提起した)のは、IUCNレッドリストの影響が原因であると存じます。IUCNレッドリストでは動植物を問わず国やそれに準ずる地域の単位で分布を示す形式が取られています。そして私は自然科学系の学位は全く持っておりません。プロジェクトの参加表明時にも少し触れておりますが、私がこうして生物学に関わる様になったきっかけは特定の民族やその言語を調べている内に日本語資料での言及例が乏しい動植物は無数に存在するという事に気付いた為でございます。一から生物学を学ばれた方々にとっては生物は国やそれに準ずる地域という尺度で括られるものではないという考え方は常識である模様ですが、私にはその常識は備わっていませんでした。何を述べたいかと申し上げますと、カテゴリに関する注意書きとして「生物種を特定の国やそれに準ずる地域で括るという発想は誤りです。従って、たとえ権威ある外部サイトにおいてそのような括りが用いられていたとしても、それを日本語版ウィキペディアにおけるカテゴリにそのまま適用することは不適切です。」といった様な文言を明記しない限り、悪意のない素人であってもこれまでの慣例を心の底から納得する至る事はなかなかないであろう、という事でございます。これは完全に個人的な臆測であるのですが、英語版ウィキペディア等においてこの手のカテゴリが蔓延する事となった元凶もIUCNレッドリストにおける分布の示し方にあり、更に植物に関してキュー王立植物園系データベース(現在は Plants of the World Online に一本化されていますが、昨年11月まで限られた科のみを対象とした World Checklist of Selected Plant Families というものも存在していました)Brummitt (2001) を根拠とした分布(≒ 標本の採取地)の表示形式が取られてきた事も結果として他言語版における現在の様なカテゴリ運用の助長に繋がったのかもしれないと、私は見ております。少なくともen:Category:Flora of Cabinda Provinceは完全に Brummitt の地理区分に基づいている事が明らかです。現在日本語版ウィキペディアにおいて分野を問わず英語版からの翻訳が盛んに行われている以上、日本語版で独自に行われてきた議論の結果受け入れられないカテゴリが存在するという認識は、議論と削除依頼が共に積み重なってきている今、明記せざるを得ない状況であるという事を改めて再確認致しました。
 なお現在私は先日公開したアンゴラの植物相に続き、今後のモデルケースとすべくアンゴラ固有の植物の一覧と題した記事の作成を画策しております(Special:PermaLink/94342612)。しかしまだ着手したばかりの現時点で既に、こうしたものが確かにカテゴリ向きではないという事も実感しております。何せ、ある時点で「固有」とされていた分類群であっても、対象地域の近隣の他地域で見つかった時点で固有ではなくなりますし、そもそも分類見直しにより分類群の独立性が否定される事例すら確認されている為です。それでもなお私が一覧表の作成を望むのは、アンゴラを含めアフリカの植物を扱った日本語資料がまだまだ少ないので周知させたいという事や、姉妹プロジェクトであるウィキスピーシーズの認知度を高めるきっかけにできたら良いという思惑が動機となっている為でございます。過去に発表されたチェックリストの内容に古くなった要素が存在するという事も、記事の形式で解説を行う他ございませんしね。
 ところで一つだけ今後のためにはっきりさせておきたい点がございますので質問させて下さい。今回の議論対象はカテゴリのみに限定しており、記事まで削除依頼対象とする事は今のところ考えておりません。しかし将来的にはCategory:地域別野鳥一覧の下に置かれている記事群もWikipedia:削除の方針#ケース_E:_百科事典的でない記事の適用により大半を削除した方が良いとお考えでしょうか。--Eryk Kij会話2023年3月18日 (土) 01:40 (UTC)[返信]
「一覧」にせよ「生物相」にせよ、カテゴリと記事では性質が違います。何度も述べているように、「〜の生物一覧」や「〜の生物相」は、どうやってもカテゴリとしてまとめるには向きませんが、記事としてならば、まとめ方によっては十分に質の高い良質な記事になり得る余地があります。もちろん執筆者にもそれなりの力量が要求されます。単にチェックリストを丸写ししただけの記事は無用です。私が、この種の「ある地域に生息する生物群の一覧記事」の理想的なスタイルとしてお勧めするのが日本の両生類一覧です。ご覧の通り、単なる一覧表だけでなく、まさしく「日本の両生類相」に関する秀れた解説記事にもなっています。一覧表の方も単なるテーブルではなくいろいろと工夫がなされており、こちらも大いに参考になります。まあこの記事と比較すれば「Category:地域別野鳥一覧の下に置かれている記事群」はほとんどスタブと言ってよいレベル(量の話ではなく質的に)ですが、あえて削除依頼を出す必要もないと思います。--Loasa会話2023年3月22日 (水) 16:00 (UTC)[返信]
返信 (Loasaさん宛) ご回答ありがとうございます。Category:地域別野鳥一覧の下に置かれている記事群に関しては、決して理想的な状態ではなく、理想的な形に発展させるには相当の力量を持つ執筆者による改善を要するものの、現状では削除対象とするまでは行かない、というご見解である事を把握致しました。アンゴラ固有の植物の一覧に関してはアンゴラの植物相#多様性と固有性に既に概説を記述済み(ただむしろそれ故に個別記事としてこれ以上理想的な状態とするのも大変困難ではあるのですが)であり、冒頭に概説への誘導を追加しておく事と致します。また、RnTkmさんの質問に対するご回答も含め、近々ここまでの議論の流れをまた箇条書きの形でまとめておきたい所存です。--Eryk Kij会話2023年3月23日 (木) 09:29 (UTC)[返信]
@RnTkmさん 折角Category:日本固有の植物相Category:マダガスカル固有の植物相に改名提案の告知を貼って頂いて申し訳ないのですが、Loasaさんから改名に対して実質的な反対意見が挙がり、私もそれに対する反論が思い浮かばない状況でございます。このまま参りますとカテゴリの改名は見送りになるという見通しとなります。--Eryk Kij会話2023年3月18日 (土) 01:40 (UTC)[返信]
@Loasa: 確認ですが、生物相/動物相/植物相という名前ではない 「Category:○○固有の生物」のようなものも、無い方がよいというお考えでしょうか。(○○は(諸)島などの名前として) --RnTkm会話2023年3月18日 (土) 06:37 (UTC)[返信]
原則的に好ましくないと考えます。理由は何度も説明している通り、複数の問題があります。地域が大きければ数の問題が出てきます。小さければ、明らかに「その地域に特徴的な固有種」でありながらそのカテゴリに入れられないものが多数出てきます。たとえば以前にも例示したように南西諸島台湾島のみに分布する固有植物」などは明らかに「ある地域の特定な固有種」と言えるものですが、「○○固有の植物」というカテゴリ名では、○○にどんな地域名を入れようとこの植物を含めることはできません(もちろん「南西諸島と台湾島」なんていう「過剰に細分されたカテゴリ名」はナシです)。この種のものも、どうしても必要というのならばカテゴリとしてではなく記事として書かれるべきです。本質的な問題点は「〜の生物相」の問題と変わりません。--Loasa会話2023年3月22日 (水) 15:28 (UTC)[返信]
報告 他の方からの返答を待っている状態の中であまりログを増やしたくはないのですが、日本を取り巻く世界情勢に関して著しく不安を覚える出来事がございました為、どなたから見ても明らかに不完全な状態ではありますがアンゴラ固有の植物の一覧を標準名前空間に公開致しました。ただこの状態であってもアンゴラの植物相に典拠付きで記してある〈固有種が997種〉という内容に対しての具体的な反証を既にいくつか含んでいる状態であり、ここまでの議論において有用性を疑問視されている単なる一覧とは異なり、他の記事との相互補完的な関係を有しているが故に有用であるという認識でございます。--Eryk Kij会話2023年3月22日 (水) 01:00 (UTC)[返信]

 お待たせ致しました。ここまでの議論でまとまっている今後の対処に関して、箇条書きの形で以下に示す事と致します。なお番号割りは上で使用した論点整理の箇条書きとの混同を避けるため、削除の「削」や運用方針草案の「運」に数字を組み合わせたものと致します。

  • 削-1.「(任意の地域名) (±固有) の生物相/動物相/植物相」というカテゴリは「運-2.」 (後述) の条件を満たさない限り削除依頼行き。
  • 削-2.「(任意の地域名) の鳥類/昆虫/魚/軟体動物/etc.」に関しても「削-1.」と同様とする。
  • 削-3. Category:各国の自然史以下に置かれているカテゴリは上記「削-1.」と「削-2.」に挙げた類のものを除き、一律に削除依頼に提出する必要は無い。細分化が過ぎると考えられるものは個別判断とする。
  • 運-1.「(任意の地域名)」は特筆性のある地域のみが許容される。
  • 運-2.「(任意の地域名) の生物相/動物相/植物相」はカテゴリよりも先に記事として作成すべし。
  • 運-3.「(任意の地域名) (±固有) の生物相/動物相/植物相」というカテゴリに含めるのは分布にまつわる事象といった概念的なものを主とするべきであり、個別の固有種やその下位分類は含めない。ただし固有属のようによりも上位の分類群であればこの手のカテゴリに含めても構わない。
  • 運-4.「(任意の地域名) 固有の生物相/動物相/植物相」は記事として作成しようとするとその性質上百科事典向きではない一覧になりがちであり、特に既存のチェックリストの引き写しに過ぎぬものは記事とする意義が薄い為、避けるべきである。この手の記事を作成するのであれば丁寧に解説を添える(例: 日本の両生類一覧)か、既存のチェックリストに対して分類学的なアップデートを加味し且つ関連記事との相互補完となるもの(例: アンゴラ固有の植物の一覧)とする等、何らかの捻りを加えるべきである。
  • 運-5. Category:各国の自然史には生物相だけでなく鉱物学や学者、博物館等の施設を対象とするカテゴリも含めて良い。

 さて、「運-3.」に関しては実は一つだけ穴があります。それは、単型のものの扱いはどのようにするのか、まだはっきりしていないという点です。例を挙げれば日本固有のコウヤマキ(属と科が単型)やニューカレドニア固有のアンボレラ科(属、科、目が単型)といったものがありますが、このように(固有目・固有科・)固有属・固有種を兼ねている記事は、和名のついている種が属すか否かで記事名にばらつきが出てしまっています。まず私自身の意見を述べますと、属以上の階級が特定の地域固有であることからいずれも「(任意の地域名) 固有の植物相」とカテゴリ付けして良いと考えております。LoasaさんCategory:日本の生物相に含めるべきでない記事例の一つとしてコウヤマキを挙げられていますが、Category:日本固有の植物相に含める分には問題ないというご見解でよろしいでしょうか。名指しでの質問を繰り返して申し訳ございませんが、この議論に参加されている方々の中で理想像をお持ちであるが故に最も厳しくしかし具体的な基準を示されているのがLoasaさんですので、曖昧になっている点は共に詰めておきたいのです。無論、他の方々からの追加のご意見もお待ちしております。--Eryk Kij会話2023年3月25日 (土) 22:05 (UTC)[返信]

  • コメント 今後のカテゴリ運用をめぐる細かい点についてまだLoasaさんからのご返答をお待ちしているところではありますが、削除対象に関しては方向性が固まっており、これ以上有効な意見が挙がらない限りは直近の箇条書きに記した内容の通りに削除依頼の提出を行おうと考えております。--Eryk Kij会話2023年4月2日 (日) 12:38 (UTC)[返信]
    • コメント(議論には加わっておりませんが)3/22 22:05のEryk Kijさんのまとめを拝見し、大筋で賛同します。昨今カテゴリの再編が試みられており、従前よりもカテゴリ構造・定義をしっかり運用しようという方向性と思います。ご指摘の通り、「(地域名)の生物相」というカテゴリには「A地域の生物相」という記事を収めるべきであって、生物種記事に「(地域名)の生物相」を付与するのが「過剰」の原因になっているのでしょう。
    • 蛇足かもしれませんが。「生物相は時代を超えて不変ではなく、年月とともに変わりうる」ということを我々は経験しつつあります。環境破壊(人為的な自然破壊)的なものと、環境変動(気候変動)的なものとがあるでしょうけど、数世紀とか数千数万年スパンでなく、20年みたいな(Wikipediaの草創期と現在ぐらいの短いスパンで)生物相に変化が見られる的な話が昨今あって、それでいてその変化が一時的なものなのかそうでないのかの見極めにはもう数十年を要するだろう的な。--柒月例祭会話2023年4月3日 (月) 03:56 (UTC)[返信]
    • コメント なお2022年6月29日 11:05 (UTC) に新たに追加されたWikipedia:削除の方針#カテゴリ1:_カテゴリの名称・内容・構造の3要素が整わないカテゴリの1-1適用も、折角ですので依頼文において主張を行おうと考えております。--Eryk Kij会話2023年4月3日 (月) 06:48 (UTC)[返信]
      • 報告 最後のコメントから丸一週間が経過した為合意成立と見做し、Ltsc2335さんによるリストのうち「保留」や「妥当な運用が可能」とされたもの以外を全て削除対象とした依頼を提出……しようと考えておりましたが、そのあまりの厖大さ故にトラブルに見舞われております。このトラブルの解決に関してはWikipedia:井戸端/subj/削除依頼対象の余りの膨大さで「テンプレート読み込みサイズが制限値を越えているページ」行きになってしまいますで最善の解決策を仰ごうとしているところでございます。なお、上述の「削-1.」の条件に抵触するものであっても、Category:日本の生物相はLtsc2335さんによりまさに「妥当な運用が可能」とされたものである事、Category:日本固有の植物相に関しても今回の議論において特筆性が十分存在するという観点から待ったがかかった事から、この2点は例外として削除対象には含めないつもりでおります。--Eryk Kij会話2023年4月10日 (月) 10:30 (UTC)[返信]
        • コメント 削除依頼の提出をめぐってはなお他の方々のご意見を伺いながら上述の井戸端において調整中でございますが、いずれにせよ今後の削除依頼は滞りなく進めたいものです。依頼文においては〈プロジェクトで削除に合意した〉旨を盛り込めば長文となる事を抑えられるのですが、こうした発言を行う以上は不備と見做され得る要素は可能な限り潰しておきたいところです。そこで、上記の削除や運用をめぐる箇条書きに、以下のものを新たに追加しておく事と致します。
          • 削-4. (任意の地域名) がホットスポットを除く陸続きの場所で、カテゴリとする特筆性を満たさないものは削除依頼行き。
          • 削-5. (任意の地域名) がホットスポットや島嶼であっても、カテゴリとする特筆性の議論を経ないものは削除依頼行き。
          • 運-6. 国や地域で生物を括るような見方を抑制する観点から、「削-1.」や「削-2.」で挙げたタイプのカテゴリの上位カテゴリとして「各国の…」、「地域別の…」、「大陸別の…」、その他これに類するカテゴリは原則として作成しない事とする。
 何故これらの条件を加えるかをこれから説明致します。まず「削-4.」と「削-5.」を加えるのは、ここまでの議論においてCategory:日本の生物相Category:日本固有の植物相は削除しないという流れとなっている事との整合性を取る為です。Kingfiserさんが言及されたホットスポットという観点をここで拾っておいた方が良いと考えた為でもあります。一方、「運-6.」はこれを設けないとたとえば依頼対象リストのうち削除に値すると思われるCategory:大陸別の昆虫Category:地域別の昆虫Category:場所別の昆虫Category:各国の昆虫といったものに関して「実際にはプロジェクトで削除が合意されていない、依頼不備」という議論から依頼進行の長期化が起こる原因となりかねない為です。上記の井戸端の議論においては、前回の同種の削除依頼の対処にあたられた管理者の方から作業完了に長時間を要したという声が挙がりました。これを受け、今回のものは更に量が多い以上、管理者の方々が判断に困る様な展開を生む可能性のある要素は可能な限り事前準備の段階で解消しておきたいという認識が強くなったのです。更に一週間待機し、その間に有効な異論が挙がらない限りこれらを踏まえた方向で削除依頼に臨む事となりますがよろしいでしょうか。--Eryk Kij会話2023年4月16日 (日) 16:58 (UTC)[返信]
コメント 一週間経過した為「削-4.」、「削-5.」、「運-6.」に関しても合意が成立したものと見做す事と致します。なお井戸端での議論も大方落ち着いてきました為、そろそろ提出を行いたいと存じます。なお削除依頼の提出が済んだら、これまでに合意された共通認識を表側のガイドラインに明文化する方向に舵を切ろうと考えております。ログも(主に私自身が原因で)長くなってしまった為、節を改める可能性が高いという事を予めお伝えしておきます。--Eryk Kij会話2023年4月27日 (木) 10:16 (UTC)[返信]

動植物と地域の食文化カテゴリ

アヒルヤギヘチマアメフラシなどが「○○(地域)の食文化」にカテゴライズされています。程度の問題かもしれませんが、ある程度人気のある食材となるような動植物は地球上の広い地域で生息または飼育されている動物や植物であることが多くあり、地域を網羅することが困難であり、もし網羅しても1つの記事に多くのカテゴリが付き過ぎて他のカテゴリを埋没させるであろうこと、またあくまで生物と食文化は直結しないのではないかということ(生物を加工・調理した食材・料理名等であれば別です)を考えると、カテゴライズするのが適切か疑問です。直結しないというのは、例えば鯨肉は食文化にカテゴライズされていいかもしれない(現時点で地域関連のカテゴリとして「日本の食文化」が付いています)けれどもクジラはそうではない、ということです。生物名と食材名を区別したくてもしにくいケース(ワサビなど)は悩ましいかもしれません。皆さんはどう思われますか。尚、下仁田ネギなど(ネギとは別に)地域ブランドとして立てられたページのカテゴライズはとりあえず問題視していません。 --2001:268:C209:8EB2:5835:91B9:7072:39AD 2023年3月25日 (土) 02:37 (UTC)[返信]

反応が得られませんでしたが、状況は変わっていないようなのでそのまま意見を募集します(コメント依頼中です)。 --2001:268:C206:3705:75C2:F88F:2E8D:B726 2023年6月23日 (金) 08:20 (UTC)[返信]

コルシカヤマネコの改名提案

コルシカヤマネコの改名提案を提出しました。ノート:コルシカヤマネコ#記事名についてにコメントをいただけると幸いです。--ねこざめ会話2023年4月5日 (水) 16:53 (UTC)[返信]

アフリカタテガミヤマアラシの改名提案

アフリカタテガミヤマアラシタテガミヤマアラシへの改名提案が提出されています。日本哺乳類学会の推奨する標準和名は「タテガミヤマアラシ」ですが、動物園などでは「アフリカタテガミヤマアラシ」の表記が多く使われているようですので、一応、お知らせしておきます。議論はノート:アフリカタテガミヤマアラシにて。--ねこざめ会話2023年5月12日 (金) 20:08 (UTC)[返信]

猫学について

en:Felinology猫学として翻訳立項されて、Category:猫学、Category:猫の健康、Category:猫誘引剤なども作成されています。立項者はすでに無期限ブロックされているのですが、この件についてコメントをいただけると幸いです。とりあえずは犬学と同様な対処が必要かと考えています。--ねこざめ会話2023年6月17日 (土) 19:04 (UTC)[返信]

コメントとりあえず
という感じで「猫学/ネコ学」の用例はありますね。ググっただけで本文をあたっていないので、これらが「Felinology」の訳語として用いられているかはわかりませんけども。なお、JapanKnowledgeでは「猫学」「Felinology」ヒット0件。研究社『新英和大辞典』でも掲載なし(felid「ネコ科の」、felidae「ネコ科」、feline「ネコ科の」、まで。)。おっしゃるように「犬学」と同様暫定記事名としておくぐらいなら、ってところでは。--柒月例祭会話2023年6月17日 (土) 23:28 (UTC)[返信]
返信 柒月例祭さん、コメントありがとうございます。もう少し様子をみてから、犬学を参考に手を加えようと思います。--ねこざめ会話2023年6月21日 (水) 21:24 (UTC)[返信]
コメント 記事の編集のために最初は「猫学・ネコ学」などが書名に含まれる本を調べていたんです。そのうち「猫学」という主題に合っているであろう本をリストアップしていたら、収拾が付かなくなりました。猫学の記事には載せられそうにないですが、ネコ関係の記事執筆用に少しは役に立ちそうだと思いますので、ここに挙げておきます。まさしく好奇心は猫を殺す。--ねこざめ会話2023年7月1日 (土) 21:08 (UTC)[返信]
  • 『ネコ : その歴史・習性・人間との関係』 木村喜久弥 著、法政大学出版局、1958、全国書誌番号:59001266
    • 『ネコ : その歴史・習性・人間との関係 改訂版』 木村喜久弥 著、法政大学出版局、1966、全国書誌番号:66006724
    • 『ねこ : その歴史・習性・人間との関係』 木村喜久弥 著、法政大学出版局、1973、全国書誌番号:69003871
    • 『ねこ : その歴史・習性・人間との関係』 木村喜久弥 著、法政大学出版局、1986、全国書誌番号:87005181
  • 『ネコ学入門』 クリスティーン・メトカーフ 著、乾信一郎 訳、主婦と生活社、1974年、全国書誌番号:69004675
  • 『ネコの事典』 犬養智子 著、ごま書房、1976年、全国書誌番号:75082201
    • 『猫の事典』 犬養智子 著、ごま書房、2000年3月、ISBN 4-341-01851-5
  • 『猫の百科 : 進化、特徴、心理、飼い方までのオールネコ学』 Gino Pugnetti [著]、成島悦雄 訳、小学館、1981年8月、全国書誌番号:81038283
  • 『絵本ネコ学百科 : ネコの心をのぞいたら』 フレッド・シュワッブ 作、デビッド・クン 編訳、中央公論社、1982年12月、全国書誌番号:83023949
  • 『猫の歴史と奇話』 平岩米吉 著、動物文学会、1985.2、ISBN 4-262-16622-8
    • 『猫の歴史と奇話』 平岩米吉 著、築地書館、1992.10、ISBN 4-8067-2339-8
  • 『ネコはなぜ夜中に集会をひらくか : イヌとネコの行動学入門』 小原秀雄 著、花曜社、1986.4、ISBN 4-87346-063-8
    • 『ネコはなぜ夜中に集会をひらくか : イヌとネコの行動学入門』 小原秀雄 著、小学館文庫、1998年1月、ISBN 4-09-402071-3
  • 『猫の本』ウルリッヒ・クレヴァー 著、同朋舎出版、1987.6、ISBN 4-8104-0581-8
  • 『雨の日のネコはとことん眠い : キャットおもしろ博物学』 加藤由子 著、PHP研究所、1990.7、ISBN 4-569-52760-4
    • 『雨の日のネコはとことん眠い : キャットおもしろ博物学』 加藤由子 著、PHP研究所、1996.4、ISBN 4-569-56880-7
    • 『雨の日のネコはとことん眠い : ニャンコおもしろ生態学 新版』 加藤由子 著、PHP研究所、2010.9、ISBN 978-4-569-67519-0
  • 『猫鏡』 花輪莞爾 著、平凡社、1990年11月、ISBN 4-582-82384-X
    • 『猫学入門』 花輪莞爾 著、小沢書店、1997年、ISBN 4-7551-0347-9
    • 『猫はほんとうに化けるのか : 小悪魔たちの謎・不思議』 花輪莞爾 著、徳間書店、2002.8、ISBN 4-19-891755-8
  • 『ネコは何を思って顔を洗うのか』 沼田朗 著、実業之日本社、1992.11、ISBN 4-408-39393-2
    • 『ネコは何を思って顔を洗うのか : キャット不思議ウオッチング』 沼田朗 著、PHP研究所〈PHP文庫〉、2000.8、ISBN 4-569-57439-4
  • 『あなたのネコがわかる本 : 飼い主のためのネコの動物行動学』 ブルース・フォーグル 著、加藤由子 監訳、ダイヤモンド社、1993.2、ISBN 4-478-86006-8
  • 『猫語の教科書』 ポール・ギャリコ 著、灰島かり 訳、筑摩書房、1995.7、ISBN 4-480-83161-4
    • 『猫語の教科書』 ポール・ギャリコ 著、灰島かり 訳、筑摩書房〈ちくま文庫〉、1998.12、ISBN 4-480-03440-4
  • 『キャッツ・マインド : 猫の心と体の神秘を探る』 ブルース・フォーグル 著、山崎恵子 訳、八坂書房、1996.6、ISBN 4-89694-677-4
  • 『ネコがおなかを見せるとき : 動物のお医者さんが教えるあなたの猫を幸せにする方法』 野矢雅彦 著、PHP研究所、1997.8、ISBN 4-569-55688-4
  • 『猫の博物館 : ネコと人の一万年』 J.クラットン・ブロック 著、小川昭子 訳、東洋書林、1998.7、ISBN 4-88721-313-1
  • 『猫種大図鑑』 ブルース・フォーグル 著、小暮規夫 日本語版監修、ペットライフ社、1998.12、ISBN 4-938396-45-9
    • 『新猫種大図鑑』ブルース・フォーグル 原著、小暮規夫 日本語版監修、ペットライフ社、2004.2、ISBN 4-938396-66-1
  • 『ネコの行動学』 パウル・ライハウゼン 著、今泉吉晴今泉みね子 訳、どうぶつ社、1998年4月、ISBN 4-88622-303-6
    • 『ネコの行動学』 パウル・ライハウゼン 著、今泉吉晴、今泉みね子 訳、丸善出版、2017年5月、ISBN 978-4-621-30143-2
  • 『ネコのサインを見逃すな』 鈴木立雄 監修、齋藤昭男 著、アドスリー、2001.12、ISBN 4-900659-60-6
  • 『痛快!ねこ学 : Amazing study of neko』 南部美香 著、集英社インターナショナル、2002年3月、ISBN 4-7976-7036-3
  • 『ネコと遺伝学』 仁川純一 著、コロナ社、2003.8、ISBN 4-339-07699-6
  • 『イラストでみる猫学』 林良博 監修、猪熊壽 [ほか]編、講談社、2003年11月、ISBN 4-06-153723-7
  • 『ネコと暮らせば : 下町獣医の育猫手帳』 野澤延行 著、集英社〈集英社新書〉、2004.6、ISBN 4-08-720246-1
  • 『ブルース・フォーグル博士のわかりやすい「猫学」 : 猫をきちんと理解するための本』 Bruce Fogle 著、浅利昌男 監訳、インターズー、2005年2月、ISBN 4-89995-313-5
  • 『猫のなるほど不思議学 : 知られざる生態の謎に迫る』 岩崎るりは 著、小山秀一 監修、講談社〈ブルーバックス〉、2006.3、ISBN 4-06-257513-2
  • 『動物看護の教科書 第2巻 (解剖生理学総論 解剖生理学各論 免疫学 犬学・猫学,犬と猫の行動学 人とかかわるさまざまな動物たち)』 緑書房編集部 編集、緑書房、2013年3月、ISBN 978-4-89531-037-6
  • 『ネコの動物学』 大石孝雄 著、東京大学出版会、2013年12月、ISBN 978-4-13-062224-0
  • 『ネコの愛護管理学 : 入門ネコとヒトの共生について科学的に考える』 植竹勝治 著、緑書房、2014年1月、ISBN 978-4-89531-158-8
  • 『ネコ学入門 : 猫言語・幼猫体験・尿スプレー』 クレア・ベサント 著、三木直子 訳、築地書館、2014年9月、ISBN 978-4-8067-1482-8
  • 『猫的感覚 : 動物行動学が教えるネコの心理』 ジョン・ブラッドショー 著、羽田詩津子 訳、早川書房、2014年11月、ISBN 978-4-15-209502-2
    • 『猫的感覚 : 動物行動学が教えるネコの心理』 ジョン・ブラッドショー 著、羽田詩津子 訳、早川書房〈ハヤカワ文庫〉、2017年6月、ISBN 978-4-15-050499-1
  • 『ねこ柄まにあ』南幅俊輔 著、洋泉社、2015.7、ISBN 978-4-8003-0646-3
  • 『ねこ会話入門 : 「猫と人との絆」辞典』 ねこの博物館 編纂、今泉忠明 監修、データハウス、2015年8月、ISBN 978-4-7817-0207-0
  • 『イラストでわかる!ネコ学大図鑑』 服部幸 著、宝島社、2016年7月、ISBN 978-4-8002-5799-4
    • 『イラストでわかるネコ学大図鑑』 服部幸 著、宝島社〈宝島社新書〉、2018年12月、ISBN 978-4-8002-9098-4
    • 『ネコの気持ちがイラストでよくわかる!ネコ学大図鑑』 服部幸 著、卵山玉子 マンガ・イラスト、宝島社、2020年10月、ISBN 978-4-299-01013-1
  • 『ねこの事典 = DICTIONARY OF THE CAT』 今泉忠明 監修、成美堂出版、2017.7、ISBN 978-4-415-32302-2
  • 『猫を極める本 : 猫の解剖から猫にやさしい病院づくりまで』 服部幸 著、インターズー、2018年6月、ISBN 978-4-86671-013-6
  • 『猫語のひみつ』 スザンヌ・シェッツ 著、石田紀子 訳、ハーパーコリンズ・ジャパン、2019年11月、ISBN 978-4-596-55150-4
  • 『猫の腎臓病がわかる本 : 飼い主が愛猫のためにできること』 宮川優一 著、女子栄養大学出版部、2020.4、ISBN 978-4-7895-4835-9
  • 『猫が食べると危ない食品・植物・家の中の物図鑑 : 誤食と中毒からあなたの猫を守るために』 服部幸 監修、ねこねっこ 構成、ねこねっこ、2021年3月、ISBN 978-4-910212-02-9
  • 『猫は毛色と模様で性格がわかる? : 遺伝子からわかる猫の秘密』 荒堀みのり、村山美穂 監修、エクスナレッジ、2023.2、ISBN 978-4-7678-3110-7
  • 『猫柄図鑑 : にゃんこの柄のすべてがわかる』 山根明弘 監修、日本文芸社、2023.3、ISBN 978-4-537-22093-3
  • 『ニャン学 : 動物行動学+猫マンガ』 茂木千恵 監修、ひぐちにちほ マンガ、主婦の友社 編、主婦の友社、2023年6月、ISBN 978-4-07-454474-5
  • 『ネコ全史 : 君たちはなぜそんなに愛されるのか』 矢能千秋 訳、日経ナショナルジオグラフィック、2023年7月、ISBN 978-4-86313-584-0

マルタウグイの改名提案

マルタウグイマルタへの改名提案が提出されています。日本産魚類全種リストを見る限りでは「マルタ」が標準和名のようですのでプロジェクト:生物#項目名にならえば記事名はマルタとなりますが、現状「マルタ」はマルタ共和国の記事となっています。そこで例えばマルタ (魚)のように曖昧さ回避をすることになると思いますが、記事名の付け方の目安には、“できれば、記事名が重複して曖昧さ回避が必要になることを避ける”とありますし、別称である「マルタウグイ」を記事名とするのも決して悪いやり方ではないと思われます。ノート:マルタウグイにコメントをいただけると幸いです。--ねこざめ会話2023年6月22日 (木) 20:14 (UTC)[返信]

サソリ類の和名について

ヤエヤマサソリの和名がミナミアジアナメラカハサミサソリになっています。その他奇妙な和名が多い気がします。ただ、私としてはこの分野の新しい知識がなく、妥当性が分かりません。分かる方、検討をお願いします。--Keisotyo会話2023年6月23日 (金) 12:41 (UTC)[返信]

コメント ご指摘の和名の追加や変更を行った利用者:Johnsonscp会話 / 投稿記録さんにお尋ねしてみてはいかがでしょうか。なお、Johnsonscpさんの使用した和名の一部は日本蠍研究所というサイトで使われている和名のようですが、少なくとも当該サイトにミナミアジア(略)の典拠は存在しないようです。またヤエヤマサソリの種名Liocheles australasiaeを直訳したような印象があり、いわゆる「創作和名」である懸念もあります。--火乃狐会話2023年6月23日 (金) 13:26 (UTC)[返信]