コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/コウイカ 20191011

選考終了日時:2019年11月24日 (日) 16:09 (UTC) 2019年12月8日 (日) 16:09 (UTC)

  • (自動推薦)2019年10月度の月間新記事賞受賞記事。--totti会話2019年11月10日 (日) 16:09 (UTC)[返信]
  • コメント あまり詳しくない分野ではありますが、良質な記事となっている他の生物の記事と比較しても一定の事柄が説明されているように思います。良質な記事への選出にほぼ賛成と考えていますが、一点、文意が取れないところがあり、ひとまずコメントとします。「発生」節で「1 cm足らずの15-21 mm×12-14 mm」とあるところは、「1cm足らずの」は誤記でしょうかね。ご確認いただけますと嬉しいです。--Mogumin会話2019年11月13日 (水) 08:45 (UTC)[返信]
  • コメント 生物としての解説はおおむねできているのではないかと思うのですが、「利用」の節で、日本とタイの漁業についてだけ触れているのは少し不足かなと思います。中国沿岸にも分布するようなので、およそ中国人が漁獲して食べないとは考えづらいですし。「以西底曳網」という言葉があるんですね。なんだろうと思ってしまいました。またどういう食べ方をするかももう少し充実すると嬉しいかなと思いました。--Tam0031会話2019年11月19日 (火) 15:13 (UTC)[返信]
  • 条件付賛成 賛成 小さな瑕疵はあれど、生物記事としてはコアな部分は押さえられていると思います。以下のうち、1点目と2点目のみ賛成の前提条件とします。それ以外は今後可能ならご対応頂きたい点です。
  1. チェック 【別名マイカ】私が調べた限りでは、マイカはコウイカ目のコウイカではなく、ツツイカ目のスルメイカを指すようです。使用例: 外部サイト例1例2。導入節では注1と註6 (共に奥谷) を伴ってマイカはコウイカの別名だと書かれていますが、もし地方によってマイカが指す種類が違うならば、導入節できちんと説明しないと読者が迷子になります。
  2. チェック 【アニサキス】「#寄生虫」の節によるとニハイチュウがコウイカに寄生しているとのことですが、イカの寄生虫の代名詞でもあるアニサキスは、コウイカには寄生しないのでしょうか? アニサキスはオキアミなどに最初に寄生して、食物連鎖でイカにも寄生するようなので、仮にアニサキスがコウイカに寄生しないなら、それはスルメイカやケンサキイカなどと食性が異なることを意味するのでしょうか? 重篤な食中毒を引き起こすので「イカ#アニサキス」とのつながりも意識しながら、コウイカ側に加筆が必要だと思います。
  3. チェック 【出典の偏り】奥谷喬司の文献への依拠が少し高すぎるように感じます。もちろん、必要に応じてダブル出典提示で補強している点など、ご配慮はあると思うのですが。また、奥谷氏が軟体動物研究の第一人者的な存在なのも分かるのですが。
  4. 【天敵の存在】「#生態」の節には、コウイカにとっての好物が書かれているものの、コウイカを好物とする天敵が書かれていません。これに関連しますが、天敵から逃れるためにスミを吹くのか、といった動物行動の記述も不足しています。親ページのイカにはこれらの記述があるので、親ページを読んでからコウイカの記事にたどり着いた読者は、不足が気になると思います。
  5. 【食用のグローバルデータ】Tam0031さんのご指摘に関連して。軽く調べてみたところ、漁獲高についてはコウイカ単体ではなく、イカ全体で統計データが出されることが多いようです。EUのイカ輸入データアジア各国のイカ・タコ輸入データなど。また、輸出入が頻繁に行われる魚介なので、国の漁獲高と消費高は大きく乖離しています。このあたりは親ページの「イカ#漁業・水産」に加筆してもいいのではないでしょうか。また、料理法については、正直コウイカ単体ではなく他の種との代替性も利きやすいので、詳細加筆するならコウイカのページではなく「イカ#食材」に移した上で、{{See also}}で誘導した方が現実的な編集方針だと思います。
  6. 【写真】現在使われている写真は、コウイカのずんぐりむっくりな形状を捉えておらず、スルメイカやケンサキイカなど尖ったツツイカ目とあまり見分けがつかないので、できれば別写真に差し替えた方が良いと思います。あきらかにこちらの方が、他種との違いが視覚的に分かりやすいです。
今までcuttlefishとsquidは同じイカだと思ってたのですが、甲があるイカのみcuttlefishと呼ぶとは...知らなかったです。さらにコウイカのコウは硬い甲のことだったんですね。スーパーで時々見かけてたのに、再発見。--ProfessorPine会話) 2019年11月22日 (金) 07:45 (UTC) ⇒ 賛成票に変更 --ProfessorPine会話2019年12月2日 (月) 09:55 (UTC)[返信]
  • 提案 2週間の選考延長を希望します。自分で2点条件を付けておきながらなんですが、今後1週間以内に図書館に行く用事があるので、その時ついでに軽く調べてみようと思っています (手頃な本がなくて調べられなかったらごめんなさい)。--ProfessorPine会話2019年11月23日 (土) 13:01 (UTC)[返信]
  • コメント ProfessorPineさんのご希望により2週間の終了延長しました。--Loasa会話2019年11月24日 (日) 13:24 (UTC)[返信]
  • 返信 ProfessorPineさん、お知らせありがとうございました。ご指摘の点について、解答申し上げます。
  1. 「マイカ」については、確かに複数のイカ類の混称です。奥谷喬司 (2009)『イカはしゃべるし、空も飛ぶ』にそれについての言及がありますので、今から加筆いたします。
  2. 寄生虫についてですが、これは私の知識の偏りのためにニハイチュウ類について記述しただけですので、ほかにも寄生虫は生息しているはずです。実際、コウイカ類 (Sepia esculentaではなくウデボソコウイカ Sepia tenuipes)の皮下に蠕虫様の寄生虫を確認したことがあります。しかし、今のところコウイカにアニサキスが寄生するという報告を見つけることができませんでした。むしろ観察されていないという報告がこちらにあります。他の寄生虫では、腎臓にクロミディナ Chromidinaという繊毛虫類が知られています。ツツイカ類は底生ではないものが多いため(アオリイカなどを除き)ニハイチュウは普通寄生せず、代わりにこのクロミディナが寄生しています。確か本種コウイカでもクロミディナは生息しているはずです。こちらについても文献を探してきます。
  3. 出典の偏りについてですが、ご存知の通り奥谷先生が日本近海における軟体動物、とくにイカ類においても第一人者としてご活躍されてきました。もちろん、それ以外にも資料はあり、形態に関しては佐々木望のモノグラフも多く引用しておりますが、やはり邦文で書かれた奥谷先生の『日本陸棚周辺の頭足類』は、詳細で情報量が多く、引用はどうしても多くなってしまいます。それ以外の文献から補強しておきます。
  4. 捕食者については、頭足類は多くの海洋生物の重要な蛋白源となっており、本種もそうであると思われるのですが、本種を取り上げた記述を見つけることができていません。引き続き探してみます。
  5. に関しては尤もですね。それがよいと思います。私もこのページを執筆する際かなり探すのに苦労した記憶があります。
  6. 写真は私は特に違和感がなかったのですが、そうおっしゃるなら変更しましょうか。漁獲されたものの写真なら所有しているのですが、やはり生態写真の方が望ましいと思います。現在コモンズには3枚の生時の写真があり、1枚目は本種の特徴である鰭基底に沿った白線、2枚目はコウイカ類の特徴である頭部の表情が表れていると思います。いかがいたしましょうか。
また、Tam0031さんの「以西底曳網」については私も元々存じておらず、確かに一般的に通じる用語でないと思いますので加筆します。--Kingfiser会話2019年11月25日 (月) 08:03 (UTC)[返信]
  • Kingfiserさん編集差分を拝見し、条件設定していた点はクリアされていましたので、賛成確定票に変更しました。また私の方ではTam0031さんのご指摘も踏まえ、漁場の悪化について加筆しています (ProfessorPine編集差分)。5点目の写真についてですが、できれば他種との見た目の違いや、形態の節で解説した腕などが画像で分かった方が良いので、暫定的に{{External media}}を挿入しておきました。もしKingfiserさんが類似の画像をお持ちでしたら差替えして頂けると助かります。4点目の天敵の件について補足すると、ツツイカ目 (遊泳性) のスルメイカなどと、底生のコウイカでは防御行動に何か違いがあるのかが分かると面白いのかなと思いました。カメみたいなもっさりした格好のコウイカなので、スルメイカほど逃げ足が速くない分、砂地にもぐったり岩陰に隠れるために大量のスミを吐いて時間稼ぎする必要があるのだろうか?などと素人ながら想像してみました。なぜコウイカだけが別名スミイカなのかが気になる。。。--ProfessorPine会話2019年12月2日 (月) 09:55 (UTC)[返信]
  • ProfessorPineさん、色々とありがとうございます。まず持っているコウイカの写真についてですが、背面の写真は概して鰭が下向きになってしまい、分かりにくいものばかりでした。恐らく死後時間が経つと外套膜表面の表皮が収縮し、鰭を押し縮めてしまうようです。ひとまず背面と側面の写真をアップロードしましたが、やはり特徴はわかりにくいため、解説付きのイラストを作ってみます。また、利用の際で紹介できるような写真もアップロードしてみたので、追加します。また、墨についてですが、出典は示せませんが、実際体感としてツツイカ類に比べコウイカ類の方が確かに多い印象があります。スミイカは江戸前での呼称のようですね。やはり墨が多いからでしょうか。天敵は本種に関するものは文献を探すのを諦めたのでこのページを少し加筆しておきました。天敵に対する行動も絡めた記述ができるとより良いんですがね。ちなみに以前コウイカにクロミディナがいると申したのですが、小型のコウイカ類からは見出されるのに対し本種からは見つかっていないそうです。失礼しました。--Kingfiser会話2019年12月3日 (火) 14:34 (UTC)[返信]

賛成のみ3票の状態が48時間継続のため、早期終了・通過となります。--Tam0031会話2019年12月5日 (木) 14:47 (UTC)[返信]