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近絶滅種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

IUCNレッドリストにおける 絶滅寸前(ぜつめつすんぜん、Critically Endangered)とは、保全状況を示すカテゴリーの1つである。ある生物種(または亜種)の個体数が極めて減少している場合、または今後個体数が激減すると推測される場合に、絶滅寸前種に分類される。その基準として、3世代以内に個体数が80%減少した(または今後減少する可能性が高い)種を絶滅寸前としている[1]

なお、公益財団法人世界自然保護基金ジャパンは、Critically Endangeredの訳語を「近絶滅種」としている[2]

概要

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IUCNでは、生息調査が行われているものの、恐らく絶滅したと考えられる種については、絶滅種とはせず絶滅寸前種にカテゴライズしている。一方で、バードライフ・インターナショナルは、そのような種については「絶滅した可能性あり」(Possibly Extinct)というカテゴリーに分類すべきであると提案している。

日本の環境省が作成したレッドデータブックには、IUCNの絶滅寸前に相当するカテゴリーとして、絶滅危惧IA類が定められている。ただし、種を絶滅危惧IA類に選定する基準は、IUCNと全く同じではない。

掲載種

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最新の2016年9月版で、2,582種の動物、2,493種の植物が絶滅寸前と評価されている[3]

IUCNのレッドリストで絶滅寸前として掲載されている種については、Category:Critically endangeredを参照。

脚注

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  1. ^ Apes extinct in a generation”. BBC (2005年9月1日). 2005年9月1日閲覧。
  2. ^ WWF-Japan
  3. ^ WWF-Japan

関連項目

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