アケビコノハ
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アケビコノハ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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アケビコノハ Eudocima tyrannus 成虫
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Eudocima tyrannus (Guenée, 1852) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Ophideres tyrannus | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アケビコノハ(通草木葉蛾) |
アケビコノハ(通草木葉蛾、学名: Eudocima tyrannus)は、チョウ目ヤガ科の昆虫。大形のガの一種。
分類
[編集]→詳細は「ヤガ科 § Erebidae科について」を参照
本種は近年の体系では Erebidae 科に含めることも多い。
形態・生態
[編集]前翅は枯葉状で褐色、後翅は橙色地に黒色紋がある。静止時には派手な後翅を完全に前翅の下に隠し、枯葉に擬態する。開帳は90mmほどになる。
幼虫は体表がなめらかなイモムシで、体前部に大きな眼状紋がある。刺激を受けるとその部分を持ち上げ、頭を内側に折り曲げるようにする。これは眼状紋が目立つ姿勢であり、威嚇の意味があると考えられている。名前の通りアケビを食草とするが、そのほか庭のムベにも発生するため、住宅地でみかけることも多い。
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成虫
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幼虫
分布
[編集]日本をはじめ中国からヒマラヤ、ロシア連邦アムール地方などに分布する。
近縁種
[編集]本種を含む Eudocima 属はアジアをはじめとして世界に広く分布し、南アメリカ、アフリカなどの熱帯に多い。日本では、このほかにキマエコノハやヒメアケビコノハを産する。いずれも夜間果樹園に飛来し、モモ、ナシ、ミカン、ブドウなどの熟果の液を吸い大害を与える。
脚注
[編集]- ^ a b c 神保宇嗣 (2020年). “List-MJ 日本産蛾類総目録 version 3β”. 2021年1月16日閲覧。
- ^ “日本産昆虫学名和名辞書(DJI)”. 昆虫学データベース KONCHU. 九州大学大学院農学研究院昆虫学教室. 2012年4月8日閲覧。
参考文献
[編集]- 福田晴夫ほか『昆虫の図鑑 採集と標本の作り方 : 野山の宝石たち』(増補改訂版)南方新社、2009年、88頁。ISBN 978-4-86124-168-0。
- 安田守『イモムシハンドブック』高橋真弓・中島秀雄監修、文一総合出版、2010年、90頁。ISBN 978-4-8299-1079-5。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- "Eudocima tyrannus". National Center for Biotechnology Information(NCBI) (英語).
- "Adris tyrannus" - Encyclopedia of Life
- “アケビコノハ”. みんなで作る日本産蛾類図鑑V2. 2012年4月8日閲覧。
- “Eudocima tyrannus (Guenee) アケビコノハ,Cat.4281”. Digital Moths of Japan. 2011年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月8日閲覧。
- 青木繁伸 (2009年9月8日). “アケビコノハ(通草木葉蛾)”. 幼虫図鑑. 群馬大学社会情報学部. 2012年4月8日閲覧。