アヤメ属
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アヤメ属 | ||||||||||||||||||
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アヤメ
垂れ下がるのが外花被片、立ち上がるのが内花被片、横に伸びるのが花弁状の花柱分枝、その下に雄蕊 | ||||||||||||||||||
分類(APG III) | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Iris L. (1753) [1] | ||||||||||||||||||
亜属 | ||||||||||||||||||
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アヤメ属(綾目、文目、菖蒲、鳶尾 -属、アヤメぞく、Iris)はアヤメ科の属の一つ。ラテン語表記の Iris(英:アイリス,仏:イリス)はギリシャ神話の虹の女神イーリスに由来する。 「アヤメ」は漢字で『菖蒲』とも表記され、これは「ショウブ」とも読めるが、アヤメ属はキジカクシ目に分類されるのに対し、ショウブ属はショウブ目に分類される全く別の種類の植物である。
特徴
[編集]多年草で地下に球茎または根茎がある。葉は剣形でふつう根生し、茎に跨状に互生する。花は両性で、1個または多数の花を総状につける。花被片は6個で、3個の外花被片と3個の内花被片の形が異なる。外花被片は大型で先が広がり下に垂れ、種によっては外花被片の中央部にとさか状の突起があり、内花被片は小型で直立する。花柱は上部が3分枝し、花柱分枝は花弁状になる。雄蕊は3個で外花被片に対生し、花柱分枝の下につく。
世界の温帯に約150種、日本では9種が知られ、うち7種が自生している。
日本の種
[編集]- シャガ Iris japonica Thunb.
- ヒメシャガ I. gracilipes A.Gray
- ヒオウギ I. domestica
- イチハツ(帰化、栽培) I. tectorum Maxim.
- エヒメアヤメ I. rossii Baker
- ノハナショウブ I. ensata Thunb. var. spontanea (Makino) Nakai ex Makino et Nemoto
- ハナショウブ(栽培) I. ensata Thunb. var. ensata
- カキツバタ I. laevigata Fisch.
- アヤメ I. sanguinea Hornem.
- シロアヤメ I. sanguinea Hornem. f. albiflora Makino
- カマヤマショウブ I. sanguinea Hornem. var. violacea Makino
- ヒオウギアヤメ I. setosa Pall. ex Link
- ナスノヒオウギアヤメ I. setosa Pall. ex Link var. nasuensis H.Hara
- キリガミネヒオウギアヤメ I. setosa Pall. ex Link var. hondoensis Honda
- キショウブ(帰化)I. pseudacorus L.
園芸種
[編集]薬草
[編集]- ブルーフラッグ(学名: Iris versicolor, 英: Blue flag)
ギャラリー
[編集]参考文献
[編集]- ^ "Iris L.". Tropicos. Missouri Botanical Garden. 40031551. 2012年8月3日閲覧。
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎(他編)『日本の野生植物』 草本I 単子葉類、平凡社、1982年。
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)