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味の素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
味の素株式会社から転送)
味の素株式会社
Ajinomoto Co., Inc.
味の素本社
種類 株式会社
機関設計 指名委員会等設置会社[1]
市場情報
東証プライム 2802
1949年5月16日上場
本社所在地 日本の旗 日本
104-8315
東京都中央区京橋一丁目15番1号
味の素本社ビル
北緯35度40分37.1秒 東経139度46分23.9秒 / 北緯35.676972度 東経139.773306度 / 35.676972; 139.773306座標: 北緯35度40分37.1秒 東経139度46分23.9秒 / 北緯35.676972度 東経139.773306度 / 35.676972; 139.773306
設立 1925年(大正14年)12月17日
(創業:1909年(明治42年)5月20日
業種 食料品
法人番号 8010001034740 ウィキデータを編集
事業内容 食品アミノ酸医薬品等の製造及び販売
代表者 藤江太郎取締役代表執行役社長 最高経営責任者
白神浩取締役代表執行役副社長
資本金 798億6300万円
発行済株式総数 571,863,354株
売上高 連結:1兆4,392億3,100万円
(2024年3月31日時点)
営業利益 連結:1,466億8,200万円
(2024年3月31日時点)
経常利益 連結:1,420億4,300万円
(2024年3月31日時点)
純利益 連結:871億2,100万円
(2024年3月31日時点)
純資産 連結:8,840億6,400万円
(2024年3月31日時点)
総資産 連結:1兆7,744億9,500万円
(2024年3月31日時点)
従業員数 連結:33,461名、単独:3,184名
(2021年3月31日時点)
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任あずさ監査法人
主要株主 日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 8.88%
日本トラスティ・サービス信託銀行(株)(信託口) 5.76%
第一生命保険(株) 4.58%
(2017年3月31日現在)
主要子会社 味の素食品(株) 100%
味の素冷凍食品(株) 100%
味の素AGF(株) 100%
関係する人物 二代目鈴木三郎助(創業者)
鈴木忠治(元社長)
三代目鈴木三郎助(元社長)
四代目鈴木三郎助(元名誉会長)
鈴木恭二(元社長)
鈴木三千代(元専務)
池田菊苗うま味発見者)
道面豊信(元社長)
渡辺文蔵(元社長)
歌田勝弘(元社長)
鳥羽董(元社長)
稲森俊介(元社長)
江頭邦雄(元社長)
山口範雄(元社長)
伊藤雅俊(元社長)
西井孝明(元社長)
外部リンク www.ajinomoto.co.jp ウィキデータを編集
特記事項:上記、経営指標の数値は2017年3月期有価証券報告書より転載[2]
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味の素株式会社(あじのもと、: Ajinomoto Co., Inc.)は、日本の食品企業。「味の素」は、同社が製造販売するL-グルタミン酸ナトリウムを主成分とするうま味調味料で、同社の登録商標(登録番号第34220号他)。日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つ[3][4]

現在のコーポレートスローガンは「Eat Well, Live Well.」[5]

食品会社として広く認知されており、日本国内だけでなく世界各地にグループ企業や工場を持つ[注釈 1]化粧品ブランド「Jino」などアミノ酸生産技術を活用したケミカル事業、医薬事業も行っている。

社章

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味の素が所有していたタンク貨車(タム5000)。「三」と「S」を組み合わせた社章が記載されている
2018年に導入された社章

1970年までは漢字の「三」と「S」を組み合わせたものが用いられたが、これは創業者・鈴木三郎助のイニシャルに由来する(かつての商品だった「エスサン肥料」も同様)。当時関連企業だった三楽オーシャン(現:メルシャン)も○で「三」と「S」を囲んだマークを用いていた。

1970年9月1日から、勝井三雄デザインによる「●」に「a」を白抜きであしらったマークに変更され[7]株券や医薬品のパッケージ、タンク車の荷主表示部分にも使用された。

2010年からは創業100周年を迎えたことにより、1999年から使用している「AJINOMOTO」の現行ロゴマーク先頭の”A+∞”を正式な社章として使用していた。

味の素グループ・グローバルブランド(2017年10月2日プレスリリース)の導入とともに、2018年1月より新社章を使用している。

事業内容

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※事業区分は第146期有価証券報告書による[8]

調味料・食品

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「味の素」「ほんだし」「クノール」「Cook Do」など

冷凍食品

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ヘルスケア等

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グルタミン酸をはじめ、発酵法によるアミノ酸製造技術をもつ。

  • アミノ酸事業
  • 栄養食品事業:アミノバイタル
  • 甘味料事業:アスパルテーム
  • 化成品事業:香粧品事業(「Jino」ブランド)、ケミカル事業(電材)。味の素ファインテクノが製造・販売する半導体パッケージ基板用層間絶縁材料(味の素ビルドアップフィルム、ABF)は、高い世界市場シェアを有している[9]
  • 医薬中間体事業
  • 医薬事業(主に以下の3分野がある。)
    • 輸液栄養透析分野
    • 消化器病分野:エレンタール(クローン病の栄養治療剤) など
    • 生活習慣病分野:ファスティック(糖尿病治療薬)、アテレック(血圧降下薬)、アクトネル(骨粗鬆症用薬) など
    • バイオファーマーサービス(受託開発・製造受託)
    • ファンクショナルマテリアルズ(電子材料等)

撤退した事業・製品区分

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  • マーガリン:マリーナを展開したが、現在は撤退。
  • 贈り物#ギフト:味の素ギフト(AJINOMOTO GIFT)を展開していたが、現在は撤退。
  • 清涼飲料:烏龍茶、ピナ、ザはっさく、ザかぼす、はちみつレモン、ライトフルーツソーダ、フルーツイン、トラッド、クノール、紅茶伝説、うめ茶、こぶ茶、ティーンズ、フルーツソーダ、テラ、クリアコーラ、梅ソーダ、MIX INなどを(AJINOMOTO DRINKS)展開していたが、現在は撤退。
  • 乳製品:(カルピスダノンジャパン)を展開していたが、現在は撤退。
  • 業務用食品:味の素フレッシュフーズを展開していたが、現在は撤退。
  • 化学薬品(カセイソーダ塩素塩酸次亜塩素酸ソーダ)、肥料(アミノ酸を活用した「エスサン肥料」)、殺虫剤(DDT、リンデン)を川崎工場で展開していたが、現在は撤退。
  • 飼料用アミノ酸事業。かつては配合飼料「味えさ」(販売はアミノ飼料工業)を展開していたが、現在は撤退。

沿革

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創業当時の「味の素」瓶(1909年)
チンドン屋
  • 1912年 - 合資会社鈴木商店に社名変更(双日などの前身の鈴木商店とは無関係)。
  • 1914年(大正3年)9月 - 川崎工場開設。
川崎工場の油絵(1910年代)
  • 1917年(大正6年)
    • 6月17日 - 株式会社鈴木商店を設立(創立の日)。
    • 7月 - ニューヨーク事務所開設、日本国外進出。
1937年ごろの米国向け宣伝
  • 1923年(大正12年)9月1日 - 関東大震災により本社社屋焼失、川崎工場全壊。
  • 1925年(大正14年)12月17日 - 株式会社鈴木商店と合資会社鈴木商店を統合し株式会社鈴木商店を新設(設立の日)。
  • 1932年(昭和7年) 10月- 味の素本舗 株式会社鈴木商店に社名変更。
  • 1940年(昭和15年)12月 - 鈴木食料工業株式会社に社名変更。
  • 1943年(昭和18年)
    • 5月 - 大日本化学工業株式会社に社名変更。
    • 12月 - 佐賀工場(現在の九州事業所)開設。
  • 1946年(昭和21年)2月 - 味の素株式会社に社名変更。
  • 1951年(昭和26年) - それまでの単なる「瓶入り」から現在のような穴付き容器の「ふりかけ式」に容器を変更。これにより売り上げを伸ばす。
  • 1958年(昭和33年)1月 - 日本コンソメ株式会社(後のクノール食品株式会社)設立。
  • 1960年(昭和35年)10月 - 調味塩「アジシオ」を発売。
  • 1962年(昭和37年)11月 - 複合調味料「ハイミー」を発売。
  • 1963年(昭和38年)5月 - アメリカケロッグ社との提携により「ケロッグコーンフレーク」を発売。
  • 1964年(昭和39年)1月 - 「クノールスープ」を発売(ドイツクノール社との提携による)。
  • 1968年(昭和43年)3月 - 当時の国産マヨネーズとしては珍しい全卵を使用した「味の素KKのマヨネーズ」(現:味の素ピュアセレクトマヨネーズ)を発売。
  • 1970年(昭和45年)
  • 1972年(昭和47年)3月 - 冷凍食品事業に参入。
  • 1973年(昭和48年)
  • 1978年(昭和53年)
    • 6月 - 中華合わせ調味料「Cook Do」シリーズを発売。
    • 11月 - 中華風調味料「中華あじ」を発売。
  • 1979年(昭和54年)5月 - アルギニン配合の栄養ドリンク「アルギンZ」(清涼飲料水)を発売、飲料事業に参入。
  • 1981年(昭和56年) - 医薬事業に参入。
  • 1986年(昭和61年) - 消費者向け商標を「味の素KK」から“AJINOMOTO”(黒ベース)に変更、同時に新キャッチコピー「生活のごちそうは、きっと笑顔だ。」を制定(1月)。
  • 1990年(平成2年) - カルピス食品工業(現:カルピス)が味の素グループ入り。
  • 1991年(平成3年) - カルピス食品工業(現:カルピス)の第三者割当増資を引き受け、味の素グループ傘下に収める。
  • 1993年(平成5年)10月 - 「マリーナ」の販売・商標を日本リーバ(現:ユニリーバ・ジャパン)へ譲渡、マーガリン事業から撤退。
  • 1995年(平成7年) - 「アミノバイタル」を発売。
  • 1999年(平成11年)10月 - 現行のロゴ(赤ベース)に変更。同時にコーポレートスローガンを「あしたのもと AJINOMOTO」に変更。
  • 2000年(平成12年)10月 - 冷凍食品事業を分社化、味の素冷凍食品株式会社を設立。
  • 2002年(平成14年)4月 - 関連会社の味の素製油株式会社が、株式会社ホーネンコーポレーションと経営統合、持株会社として株式会社豊年味の素製油が発足。
  • 2003年(平成15年)4月 - 株式会社豊年味の素製油に吉原製油株式会社が経営参加、豊年味の素製油は株式会社J-オイルミルズに商号変更。
  • 2004年(平成16年)7月 - 株式会社J-オイルミルズが子会社3社の事業を完全統合。
  • 2007年(平成19年)3月 - 鰹節メーカーのヤマキ業務・資本提携を締結、ヤマキ持分法適用会社化した。
  • 2007年(平成19年)10月1日 - カルピス株式会社を完全子会社化。
  • 2009年(平成21年)5月20日 - 創業100周年。
  • 2010年(平成22年)4月1日
    • 前年10月から創業100周年記念スローガンとしてTVCMなどで用いていた「おいしさ、そして、いのちへ。(英文表記:Eat Well, Live Well.)」が当社の新しいコーポレートスローガンとなる。
    • 当社の医薬事業部、味の素ファルマ株式会社、味の素メディカ株式会社が統合し、味の素製薬株式会社が発足。
  • 2012年(平成24年)10月 - カルピス株式会社の全株式をアサヒグループホールディングス株式会社へ譲渡(2016年1月に同社子会社のアサヒ飲料株式会社へ吸収合併され機能子会社化)。
  • 2014年(平成26年)10月 - 英文表記のコーポレートスローガンに実質全面統一される。以降に制作される分のTVCMについてもこの表記に変更された。
  • 2016年(平成28年)4月 - 味の素製薬株式会社がエーザイ株式会社の消化器疾患領域事業の一部を吸収分割によって承継し、EAファーマ株式会社が発足。エーザイ株式会社からEAファーマ株式会社への出資により、持分法適用会社へ移行。
  • 2017年(平成29年)
    • 3月 -
    • 4月 - 味の素物流の100%子会社だった九州エース物流の全株式を(初代)F-LINEが取得して子会社され、九州F-LINEに商号変更される。
    • 10月 - コーポレートブランドロゴを改定。Aとjを組み合わせたグループ共通のグローバルブランドロゴが導入され、「AJINOMOTO」のロゴも太字化された(なお、提供番組(後述)のクレジット表記は12月25日よりグローバルブランドロゴ付の新ロゴに変更、製品パッケージへは同年2月にパッケージリニューアルされた「Cook Do」を皮切りに、同時期以降発売の新製品やリニューアル品から順次表記される)[10]
    • 12月 - 韓国 農心との合弁会社味の素農心フーズの設立を発表。
  • 2019年(平成31年)
    • 4月 -
      • 味の素物流株式会社がカゴメ株式会社の100%子会社であるカゴメ物流サービス、(初代)F-LINE、九州F-LINEの全事業及びハウス食品グループの100%子会社であるハウス物流サービスの一部の事業を統合。併せて、味の素物流にカゴメ、日清オイリオグループ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社の4社が出資して合弁会社化され、(2代目)F-LINEに商号変更[11]
      • 川崎事業所及び東海事業所の調味料・加工食品の製造・包装事業、味の素パッケージング株式会社の製造・包装事業、クノール食品株式会社が統合され、味の素食品株式会社を発足。同時に、クノール食品の子会社である北海道クノール食品株式会社とクノールトレーディング株式会社を味の素食品北海道株式会社と味の素AFMトレーディング株式会社にそれぞれ商号変更する[12](なお、味の素食品株式会社の発足に伴い、リニューアル品を除く既存品に関しても、製造者に味の素食品株式会社が明記された製品は、パッケージに記載の社名ロゴが前述したグローバルブランドロゴ付の新ロゴに表記変更される)。
  • 2020年(令和2年)
  • 2024年(令和6年)

歴代社長

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歴代の味の素社長
代数 氏名 在任期間 出身校
初代 二代目鈴木三郎助 1917 - 1931 尋常小学校
第2代 鈴木忠治 1931 - 1940 横浜商業学校
第3代 三代目鈴木三郎助 1941 - 1950 京華商業学校(現京華商業高等学校
第4代 道面豊信 1950 - 1965 オハイオ北部大学、コロンビア大学
第5代 鈴木恭二 1965 - 1973 東京帝国大学法学部
第6代 渡辺文蔵 1973 - 1981 東京商科大学(現一橋大学
第7代 歌田勝弘 1981 - 1989 東京帝国大学法学部
第8代 鳥羽董 1989 - 1995 慶應義塾大学大学院経済学研究科
第9代 稲森俊介 1995 - 1997 一橋大学社会学部
第10代 江頭邦雄 1997 - 2005 一橋大学経済学部
第11代 山口範雄 2005 - 2009 東京大学文学部
第12代 伊藤雅俊 2009 - 2015 慶應義塾大学経済学部
第13代 西井孝明 2015 - 2022 同志社大学文学部
第14代 藤江太郎 2022 - 京都大学農学部

歴代のコーポレートスローガン

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  • おいしく食べて健康づくりの味の素KK
  • 生活のごちそうは、きっと笑顔だ。AJINOMOTO
(提供スポンサー読みは『生活に笑顔をお届けする味の素』であった)
  • ちゃんとちゃんとのAJINOMOTO(1993年4月~1999年9月)
  • あしたのもとAJINOMOTO(1999年10月~2010年3月)
  • おいしさ、そして、いのちへ。 Eat Well, Live Well. AJINOMOTO(2010年4月~2014年9月)
  • Eat Well, Live Well. AJINOMOTO(2014年10月~)
(TVCMでは2009年(平成21年)10月から創業100周年記念スローガンとして先行導入されていた。30秒版・60秒版のTVCMや提供読みでは2010年4月から2014年9月までは日本語表記の『おいしさ、そして、いのちへ。』のみを用いた。2014年10月以降は英文の"Eat Well, Live Well."を用いる。30秒以上のTVCMではサウンドロゴの前にスローガンがナレーションされるが、企業CM以外はサウンドロゴと重なり、一部は当社のCM出演者がスローガンの読み上げをする場合もあった。2017年10月のコーポレートブランドロゴの改定に伴い、2018年1月からはグローバルブランドロゴが一筆書きによって現れる新しいサウンドロゴとなり、30秒以上のTVCMでは従来通り"Eat Well, Live Well."のナレーションもある)

事業所

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主要工場・研究施設は川崎事業所にあり、現在は部分的に改築を進めている。
川崎事業所の所在地である「鈴木町」の地名は、創業者鈴木三郎助に由来する。

関連企業

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  • 味の素エンジニアリング
  • 味の素コミュニケーションズ
  • EAファーマ - 消化器疾患に特化した医薬品の製造・販売。2016年(平成28年)4月にエーザイの消化器疾患領域事業を味の素製薬(2010年(平成22年)4月に、味の素本体の医薬品事業部と、味の素ファルマ・味の素メディカの両社が統合して発足)が吸収分割により継承し、新たに発足。エーザイの子会社であるが、当社の持分法適用会社でもある。
  • 味の素AGF(AGF)
  • 味の素トレーディング
  • 味の素トレジャリー・マネジメント
  • F-LINE - 2019年(平成30年)4月に味の素物流がカゴメ物流サービス、F-LINE(初代)、九州F-LINEの3社とハウス物流サービスの一部事業が統合されるとともに、ハウス食品グループ・カゴメ・日清フーズ・日清オイリオグループの4社からの出資を受け、商号変更された。
  • 味の素ベーカリー
  • 味の素ヘルシーサプライ
  • 味の素冷凍食品
  • 味の素ダイレクト
  • J-オイルミルズ - 旧味の素製油・ホーネンコーポレーション・吉原製油の3社が統合
  • 味の素ニュートリション
  • 北海道味の素
  • 日本プロテイン
  • デリカエース
  • NRIシステムテクノ - かつて味の素100%子会社であったが、51%の株式を野村総合研究所に譲渡し、持分法適用会社となった。
  • 味の素ファインテクノ
  • 味の素食品
    • 味の素食品北海道
    • 味の素AFMトレーディング
  • ヤマキ
  • 沖縄味の素
  • Ajinomoto Aminoscience LLC - Ajinomoto USA, Inc.の子会社。Ajipureブランドで、アメリカのcGMPs(医薬品適正製造基準)品質のBCAAなどを製造。
  • プリマハム - 味の素が大株主
  • 伊藤ハム - 2008年(平成20年)に業務提携。伊藤ハム米久ホールディングス傘下。
  • 黒川乳業
  • 味の素バングラデシュ
  • 味の素カンボジア
  • 味の素(香港)
  • 味の素(中国)
  • 味の素タイランド
  • 味の素マレーシアBHD
  • 味の素シンガポールプライベート
  • PT味の素インドネシア
  • 味の素インディア
  • ミャンマー味の素フーヅ
  • 味の素フィリピンズ
  • 味の素韓国(コリア)
  • 味の素(台湾)
  • 味の素ベトナム
  • 味の素欧州S.A.S
  • 味の素ポーランド
  • 味の素ブラジルLTDA
  • 味の素メキシコS.A.de R.L. de C.V.
  • 味の素ペルーS.A.
  • 味の素USA INC
  • 味の素エジプトフーズS.A.E.
  • 味の素フーズナイジェリア

過去の主なグループ会社

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  • シマダヤ - 2007年(平成19年)に業務提携を解消されたため。グループから離脱。
  • カルピス - 旧カルピスKK。一時期味の素グループの一員として、「ブレンディ」「カフェ・ラ・モード」「クノール」「紅茶伝説」「アミノバイタル」「アルギンZゴールド」「カルピス」「カルピスソーダ」「カルピスウォーター」「トラッド」「カルピス&フルーツ」「味わいカルピス」「ミルクココア」「ヌード(nude)」などだったが、2012年(平成24年)にアサヒグループホールディングスへ売却され、グループから離脱。2016年(平成28年)1月にアサヒグループホールディングス子会社のアサヒ飲料へ吸収合併される。
  • ハウス食品 - かつて味の素が大株主であった。
  • ダノンジャパン - 旧味の素ダノン→カルピス味の素ダノン。2007年(平成19年)にダノンの100%出資の子会社となったため、グループから離脱。
  • メルシャン - 味の素が筆頭株主だったが、麒麟麦酒キリンホールディングス)がTOB(味の素も賛同・参加)により2007年(平成19年)7月に事業子会社化。2013年(平成25年)1月にキリンホールディングスの中間持株会社で綜合飲料会社のキリン(現・麒麟麦酒 / キリンビバレッジ)の傘下へ移行されたが、2019年(令和元年)7月にキリンホールディングスがキリンを吸収合併したことに伴い、12年ぶりにキリンホールディングスの子会社に戻った。
  • ギャバン - 子会社・業務提携だったが、2016年(平成28年)6月にハウス食品グループ本社のTOBに応じ保有全株式を売却。
  • ケロッグ (企業)#日本法人 - 一部商品を味の素が販売する業務提携だったが、2020年(令和2年)3月に総販売元契約解消された。

調味料「味の素」

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味の素
市販の製品「味の素」70gボトル(2017年)
販売会社 味の素株式会社
種類 うま味調味料
販売開始年 1908年(明治41年)
完成国 日本の旗 日本
関係する人物 池田菊苗
二代目鈴木三郎助
外部リンク https://www.ajinomoto.co.jp/aji/
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1907年(明治40年)、東京帝国大学教授の池田菊苗が、昆布だしに、4つの基本味(甘味、塩味、酸味、苦味)とは違う、もう一つの味があることを確信して研究に取む。同じころ、日本初の医学博士三宅秀が「佳味は消化を促進する」という説を唱え、これに励まされた池田博士は、1908年(明治41年)、ついに昆布だしの味成分がグルタミン酸というアミノ酸の一種であることを発見した[14][15]。この味を「うま味」と命名し、さらにグルタミン酸を原料としたうま味調味料の製造方法を発明し、創業者の二代目鈴木三郎助が工業化に成功した。

開発当初は「味精」という名称であり、中華圏では、現在も「味精」と呼ばれている。「味の素」を商標登録した際には、石油系材料の表記を巡って争われた。登録後は「味の素」は、日本ではうま味調味料の代名詞とされるほど普及した。

「味の素」の主な原材料はL-グルタミン酸ナトリウム。グルタミン酸ナトリウム(グルタミン酸ソーダ)はグルタミン酸ナトリウム塩のことで、この物質のL体が調味料として使用されている。現在ではうま味調味料(現在「アミノ酸等」と商品には表示)と呼ばれる。

製品には鰹節、シイタケのうま味成分である5'-リボヌクレオタイドナトリウム呈味性ヌクレオチドイノシン酸ナトリウムとグアニル酸ナトリウムなど)を2.5%配合している。一般向けの「味の素」はL-グルタミン酸ナトリウムを97.5%配合しているが、業務用の「味の素S」は一般向けと処方が異なり、L-グルタミン酸ナトリウム99%、5'-リボヌクレオタイドナトリウムを1%配合している。

製法

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食用グルタミン酸ナトリウム生産の先駆けである味の素社は当初小麦などのグルテン加水分解することによって生産していた。しかし、コストが非常に高くつくため、石油由来成分(アクリロニトリルなど)による合成など様々な手法が試みられた[注釈 2]

しかし協和醱酵工業(現:協和キリン)によりグルタミン酸生産菌が発見され、これに廃糖蜜(サトウキビもしくはトウモロコシやキャッサバから砂糖を搾り取った残滓)あるいは米などをエネルギー源として与え発酵させてグルタミン酸を得る手法が安全性、費用面において優れていることから、現在ではこのグルタミン酸生産菌による発酵法が主流となっている。

発酵過程でビオチンを阻害するなどの、グルタミン酸生産菌のグルタミン酸生産を活性化する添加剤や、窒素源(硫酸アンモニウムなど)、発泡を調整する薬剤(消泡剤)が加えられる[注釈 3]

害性・安全性

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味の素は、1970年代までは石油製法で製造しており、1960年代から1970年代にかけて、その害毒性が議論された。1969年(昭和44年)には第61回国会 科学技術振興対策特別委員会でもとりあげられた[16]。当時、味の素にはグルタミン酸ソーダになるノルマルパラフィンを原料とした石油製品が入っていて、成分の3割を占めた。1969年(昭和44年)当時、グルタミン酸ソーダは、味の素株式会社だけが石油製法によって製造していた[16]。石油由来原料のアクリロニトリル、またノルマルパラフィンからは酢酸が生成され、それらによって、グルタミン酸が製造されていた[16]

アクリロニトリルやノルマルパラフィンを使用した石油製法の害性について、メーカー大手である協和醗酵工業(現:協和発酵キリン)は、石油(具体的には灯油、軽油)の中に含まれている有害なタールをどうしてなくすかといった技術的な問題が残されていると言明[17]。タールは、発ガン性が強く、グルタミン酸ソーダが99度の純度とすると、残り1%の不純物があり、その不純物の中に有害なタール分が残留していないかどうかについては、当時は検査されていなかった。これについて味の素のアミノ酸開発部長は「研究を進めていないといえばうそになるでしょう。」「毒性試験を進める過程で動物一代だけの実験結果ではだめ。二代目、三代目の影響、ひいてはこれを食用にする人間も二世、三世にどのような影響があるか、これをデータで納得させねばいけない。」「これらデータを作成するには、一企業だけでは無理」と答弁した[18]

1972年(昭和47年)に味付昆布にグルタミン酸ナトリウムを「増量剤」として使用し、健康被害が起きた事故があった。その症状は後述の中華料理店症候群に似たものであった(頭痛、上半身感覚異常など)が、問題の商品には、製品の25.92%~43.60%のグルタミン酸ナトリウムが検出され「調味料としての一般的な使用」とは程遠いものであった。[19]

JECFA(国際連合食糧農業機関は1971年大会および1974年大会にて、一日許容摂取量(ADI)を 120 mg/kg 以下と定めた。また動物実験で新生児への影響が指摘され、この制限に当てはまらないとした。その後ADIを超える摂取事例が報告されたため73年以降の研究に基づいた再協議がJECFA1987年第31回会議にて行われた。その結果、通常の経口摂取では幼児も含めヒトに対する毒性はなく、JECFAはグルタミン酸ナトリウムの一日許容摂取量を「なし」とした。ただし一度の大量摂取は注意すべきとしている。米国食品医薬品局(FDA)、ヨーロッパ食品情報会議(EUFIC)、欧州連合食品科学委員会(SCF)なども同様にADIを特定しないとする評価を90年代に下している。[20]

中華料理店症候群

中華料理を食べた人が、頭痛、歯痛、顔面の紅潮、体の痺れなどの症状を訴えた中華料理店症候群(Chinese Restaurant Syndrome)があり、料理にグルタミン酸ナトリウムが含まれたため関連が疑われたが、臨床実験の結果からは関連性は見られなかった[20][21][22]

緑内障の原因の可能性

2002年(平成14年)に発表された弘前大学の大黒浩らの報告によると、高濃度のグルタミン酸ナトリウムを摂取させたラットの目には障害が発生しやすいという。大黒らは、このことがグルタミン酸ナトリウムが欧米に比べて広く使われているアジアで(正常圧)緑内障が多い原因のひとつではないかと推測している[23][24]。ただし食品安全委員会の評価では、上記はマウスおよびラットの新生児の事象であり、サルを含めた他の動物では発生が確認されないため、グルタミン酸ナトリウムが添加物として適切に使用される限り障害は起こらないと判断されている。[20]

味覚飽和の問題

グルタミン酸ナトリウムの性質として、味覚から過剰摂取を感知できないという問題がある。通常、塩などの調味料は投入過剰状態になると「塩っぱすぎる(辛すぎる)」状態となり、味の濃さを感じることで過剰摂取に気づくことができるが、グルタミン酸ナトリウムはある程度の分量を超えると味覚の感受性が飽和状態になり、味の濃さが変わらず同じような味に感じるため、過剰摂取に気づきにくく、また飲食店も過剰投入してしまいがちになってしまう。その結果、調味料としての通常の使用では考えられない分量のグルタミン酸ナトリウムを摂取してしまう場合があり、注意が必要である[注釈 4]

「うま味調味料」には「ハイミー」(味の素)、「シマヤだしの素」(シマヤ)、「フレーブ」「日東味の精」(ヤマサ醤油)、「いの一番」(武田薬品工業武田食品工業→武田キリン食品→キリンフードテック→キリン協和フーズ→MCフードスペシャリティーズ三菱商事ライフサイエンス)、「ミタス」(旭化成日本たばこ産業富士食品工業)、「味楽」(新進)、「グルエース」(キリン協和フーズ→MCフードスペシャリティーズ)、「味元」(韓国大象)、「味全」(台湾・味全食品工業)などがあり、類似商品・商標に対して法的手段に訴えたこともある[誰?]。「ハイミー」はリボヌクレオタイドナトリウム呈味性ヌクレオチド)の含有量を8%にまで引き上げた派生商品である。

その他

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  • 1909年(明治42年)の発売当初は、新製品だったことに加え、なかなか売れずに苦戦を強いられた。鈴木が販売促進のために大阪に出掛けたところ、うどんが食文化として定着していたことや、うどんの出汁を昆布で取ることから、昆布のうま味成分を抽出した味の素は格好の市場となり、鈴木は大阪市内のうどん屋や高級料亭などに向けて、味の素を売り込みに回ると共に、大阪で大きな足掛かりを築き、これがその後の味の素の評判につながることになる。また「大阪の食文化への貢献」もあり、1996年(平成8年)には「ほんだし うどんおでんだし」(通称・どんでん、現在は販売終了)の発売に際し、吉本興業の所属タレント・坂田利夫をテレビCM[注釈 5]に起用したり、1993年(平成5年)には「ほんだし かつお・こんぶだし」のテレビCMには吉本興業所属のタレント・間寛平が出演した。また関西テレビの制作で関西ローカルで放送された「素のよしもと」のスポンサーを担当するなど、今日に至るまで吉本興業との関係が続いている[注釈 6]
  • 「原料は石油」と噂が広がった。グルタミン酸は石油由来原料のアクリロニトリルからも製造されていた時代もあった(上記節「毒性」参照[25])。
  • 1917年(大正6年)ごろには、「味の素の原料はヘビだ」という噂が流れた。大道商売の薬売りが、売り口上として面白おかしく語ったことに端を発するのだが、これが宮武外骨が刊行していた『滑稽新聞』に取り上げられ、一般に広まった為、売り上げが激減した。これを受け、当時の製造元であった鈴木商店は、東京朝日新聞などの新聞広告でこの噂は嘘だと反論したが、逆にこれが噂をさらに広げる結果となり、売上減は続いたが、1923年の関東大震災の際、原材料だった小麦粉を救援物資として放出したこと、そして昭和2年に「味の素」が宮内省の買上品指定となったことなどが蛇説解消の一助となった。[26]
  • 企業における柔軟な発想の転換の重要性を表す例として「味の素は売上(消費)促進の為に瓶の蓋の穴を大きくした」、との逸話または都市伝説が語られることがあるが、これは公式には否定されており、湿気による穴の目詰まりを防ぐためだとされている[27]。また英国出身のフードジャーナリスト、マイケル・ブースによる取材に対しては、より具体的に、消費者から味噌汁に振りかける時に湿気で穴が詰まると言う苦情が出たからと説明している[28]
  • 2015年(平成27年)5月12日付の日本経済新聞などの報道によると、味の素株式会社は同社の川崎工場で製造されている「味の素」の生産(精製工程のみ)を2015年度内に撤退し、1世紀に及ぶ日本国内での製造に幕を下ろすことが報じられた。「味の素」の精製に使われる原材料の高騰が撤退の理由とされており、今後はインドネシアやブラジルで原材料を精製し、倍散化工程と包装についてはこれまで通り日本国内で行う[29]。2016年現在、「味の素」の日本国内での生産は味の素株式会社九州事業所(佐賀県佐賀市)のみでおこなわれており、それを味の素食品の川崎工場、業務用(味の素S)はエース構内サービス(佐賀市)で容器に充填する体制が採られている。

「味の素」のラインナップ

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※ 2024年10月現在

  • 「味の素」70g瓶(アジパンダ瓶)
  • 「味の素」30g袋
  • 「味の素」50g袋
  • 「味の素」100g袋
  • 「味の素」400g袋
  • 業務用「味の素S」1kg袋
  • 業務用「味の素S」20kg箱
※過去には「味の素」1kg缶(金色缶)が発売されていた。1kg缶は1927年(昭和2年)から発売が開始された、味の素社製品の中では最も息の長い商品であったが、「味の素」のラインナップ見直しにより2015年(平成27年)8月の出荷分を以て87年に及ぶ歴史に幕を下ろした。このほか、業務用「味の素S」3kg袋も業務用向け商品のラインナップ見直しにより2019年(平成31年/令和元年)末までに製造・出荷終了となっている。

味の素をめぐる事件

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国際カルテル事件

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2000年、長年に渡って飼料添加物リジンを巡る国際カルテルに加担していたことが、連邦捜査局(FBI)によって暴露された。

「競合企業は友、顧客企業は敵」を合言葉に、アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)が主導し、協和発酵、味元、第一毛織など、リジンに関するあらゆる世界的企業が参加した価格設定の会議に、味の素の重役も出席していたことが、FBIの盗撮によって明らかになった。証拠として、少なくとも1993年から1995年の映像が存在した[30]

後にスティーヴン・ソダーバーグによって映画化された(『インフォーマント!』)。

総会屋への利益供与事件

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1997年(平成9年)に商法違反事件が発覚し、総会屋に対し利益供与を行っていたとして、担当社員が起訴された。起訴事由の供与金額は1千万円ほどだったが、実際には1億円もの金額が動いたという説もあり、経営陣の関与も取りざたされた。当時は、大手証券会社などが同様の事案で次々と立件され社会問題となっていたが、同社は国民生活に密着した企業だけに、イメージダウンは大きかった。「ちゃんとちゃんとの味の素」というキャッチフレーズを使用したテレビCMの放送が中止され(公共広告機構(現:ACジャパン)に差し替え)、日本テレビ系の「ごちそうさま」などメインスポンサーを務めていた番組が打ち切りになった。当時、同社で総会屋対策に当たっていた石神隆夫が『汚れ役 -「味の素総務部」裏ファイル』(太田出版)という本を出版している。

味の素追放事件

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2000年(平成12年)、インドネシアで、「味の素」の原料にイスラーム禁忌[注釈 7]とされている豚肉が使用されている疑いがあるという噂が流れた。材料として豚の成分を使用してはいなかったが、発酵菌の栄養源を作る過程で触媒として豚の酵素を使用していたために、現地法人の社長が逮捕され、味の素製品は同国の食料品店から姿を消した。同社は2001年(平成13年)2月に商品の回収を終了、触媒を変更したことにより販売許可(Halal)が下り、社長も釈放され、製造販売を再開した[31]

特許報奨金訴訟

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2002年(平成14年)9月20日、人工甘味料アスパルテームの製造法を開発した元社員が、発明特許の対価として20億円を請求する旨の訴えを東京地方裁判所に起こした。元社員は退職時に「特許報奨金」として1000万円を受け取っていたが、2004年(平成16年)2月24日、同地裁は、発明に対する相当対価額は1億9935万円であるとして、会社側に対し、支払い済みの1000万円を差し引いた1億8935万円の支払いを命じた。この一審判決に対して味の素、元社員ともに控訴したが、二審の東京高等裁判所で強い和解勧告を受け、会社側が元社員に1億5000万円を支払うことで決着した。

命名権(ネーミングライツ)

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以下の4施設の命名権(ネーミングライツ)を取得している。

味の素スタジアム
  • 東京スタジアム(東京都調布市)に対して命名。
  • 当初の契約は、2003年(平成15年)3月1日から2008年(平成20年)2月29日までの5年間、総額12億円(2.4億円/年)。
  • 一度目の延長契約は、2008年(平成20年)3月1日から2014年(平成26年)2月28日までの6年間、総額14億円(約2.3億円/年)。
  • 二度目の延長契約は、2014年(平成26年)3月1日から2019年(平成31年)2月28日までの5年間、総額10億円(約2億円/年)。
  • 三度目の延長契約は、2019年(平成31年)3月1日から2024年(令和6年)2月29日までの5年間、総額11.5億円(約2.3億円/年)。
  • 四度目の延長契約は、2024年(令和6年)3月1日から2029年(令和11年)2月28日までの5年間、総額10.5億円(約2.1億円/年)[32]
  • 屋外競技場として日本初の命名権導入例。
  • サブグラウンドの命名権も併せて取得しており「アミノバイタルフィールド」の名称が付けられている。また付随する広場にも「ブレンディ広場」「アジパンダ広場」の呼称が付けられた[33]
  • 但し、開催会場の命名権行使が禁止(クリーンスタジアム規定)されているFIFA(国際サッカー連盟)主催サッカー国際試合(FIFAワールドカップ大陸予選など)開催日前後は、本会場及びサブグラウンドの名称が全て正式名称に戻される。
味の素ナショナルトレーニングセンター
  • ナショナルトレーニングセンターの中核拠点施設(東京都北区)に対して命名。
  • 契約期間は2009年(平成21年)5月11日から4年間。その後延長され、現契約は2025年(令和7年)3月31日まで有効[34]
  • 消費税を除いた契約金額は、1年あたり8千万円、4年総額で3億2千万円[35]
  • 国立施設として日本初の命名権導入例[35]
味の素フィールド西が丘
  • 国立西が丘サッカー場(東京都北区)に対して命名。
  • 契約期間は2012年(平成24年)5月1日から5年間、契約金は年7500万円[36]。こちらもその後延長され、2025年3月31日まで有効[34]
アミノバイタルトレーニングセンター宮崎

テレビ番組

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提供番組

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※●印は一社提供、★印は60秒提供。ただし、一部日についてはAGF・J-オイルミルズのCMが流れ放映されることもある。

現在

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日本テレビ
TBS
フジテレビ
テレビ朝日
テレビ東京
その他

過去

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日本テレビ系

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水曜18:15枠に移動後や、第2期版は別社が提供。

TBS系

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フジテレビ系

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フジテレビ土曜19時台
「レッドカーペット」〜「(株)世界衝撃映像社」の放送期間は木曜劇場と同様、隔月=奇数月担当でAGF=偶数月担当と交互にクレジットされていた。「世界衝撃」までは隔週毎に前後半入れ替えたが、「リアルスコープ」から後半枠に固定。また、「世界衝撃」まではAGFのCMが放映されたが、「リアルスコープ」から稀にヤマキのCMが流れる。)
※ただし、同枠がプロ野球中継などに急遽差し替わる場合、CMとスポンサー枠を返上し、年末年始を含む単発特番へ提供番組変更することもある。
  • 木曜劇場(1988年10月 - 2018年3月、[注釈 32]2016年10月より60秒に短縮し、2017年4月より30秒に短縮。開始当初から2008年3月までは60秒[注釈 33]、2008年4月より大筆頭となり、2010年3月までは90秒、2010年4月 - 9月まで120秒(途中7月1日のみ90秒)、同年10月 - 2016年9月は再び90秒で提供しており、2016年9月までは隔月=偶数月担当で、AGF=奇数月担当と交互にクレジットされていた。2016年10月からクレジット上は奇数月を含め味の素に統一されたが、引き続きAGF、および関連会社のヤマキ・JオイルミルズのCMが放映されることもある)[注釈 34]。なお1988年9月以前はかつて同局系日曜20時で長く続いていた長寿番組『オールスター家族対抗歌合戦』の筆頭複数社の1社であった[注釈 35][注釈 36]

テレビ朝日系

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テレビ東京系

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その他

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CM出演者

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現在

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※ 地上波版と衛星放送版で権利肖像権の関係上、CM出演者が全く異なるため本頁では地上波版のCM出演者のみ記述する。

過去

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音楽・音声外部リンク
CMソングの試聴
いつでもどこでも - YouTube(歌:アンディ・ウィリアムス、アストロミュージック出版)

など

書籍

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関連書籍

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  • 『味の素はもういらない』(著者:船瀬俊介)(1987年6月1日、三一書房 三一新書)ISBN 9784380870040
  • 『味の素「WE-21」計画 動き出したソフト化戦略』(著者:小池弘)(1989年3月16日、ダイヤモンド社)ISBN 9784478310533
  • 『味の素 食文化のクリエーター 地球的な視野で「食と健康」に貢献する総合食品企業のすべて』(著者:堀章男)(1992年8月27日、TBSブリタニカ)ISBN 9784484922232
  • 『汚れ役 「味の素総務部」裏ファイル』(著者:石神隆夫)(1999年8月5日、太田出版)ISBN 9784872334753
  • 『「うま味」を発見した男 小説・池田菊苗』(著者:上山明博)(2011年6月3日、PHP研究所)ISBN 9784569795997
  • 『味の素「残業ゼロ」改革』(著者:石塚由紀夫)(2019年10月18日、日本経済新聞出版社)ISBN 9784532323059
  • 『味の素の罪 味の素=グルタミン酸ナトリウム=MSG=神経毒!』(著者:船瀬俊介)(2020年4月27日、ヒカルランド)ISBN 9784864718714
  • 『池田菊苗 うま味の素「グルタミン酸」発見』(文:清水洋美、絵:里見和彦)(2021年3月10日、汐文社)ISBN 9784811327365
  • 『地球行商人 味の素グリーンベレー』(著者:黒木亮)(2023年10月10日、中央公論新社)ISBN 9784120056987
  • 『料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか?』(著者:リュウジ)(2023年10月27日、河出書房新社)ISBN 9784309631707
  • 『グローバルで通用する「日本式」マーケティング 元・味の素マーケティングマネージャー直伝の仕事術』(著者:中島広数)(2024年2月1日、日本能率協会マネジメントセンター)ISBN 9784800591760

脚注

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注釈

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  1. ^ M&Aなどにより、2020年度に世界の食品企業上位10社に入ることを目標としている[6]
  2. ^ グルタミン酸の原料は各社で異なり、サトウキビトウモロコシキャッサバテンサイイネコムギが使われている。Basic knowledge of AJI-NO-MOTO
  3. ^ なお、発酵法で得られるのはグルタミン酸であるので、実際にはこれに水酸化ナトリウムと反応させてナトリウム塩にすることによってグルタミン酸ナトリウムを得ている。
  4. ^ 『スタンダード口腔生理学』 学建書院 1994年。グルタミン酸ナトリウムのうまみは耳かき一杯程度で十分感じることができる。
  5. ^ 他にも阪神タイガース選手・監督として知られる岡田彰布(出演当時はオリックス・ブルーウェーブコーチ)もテレビCMに出演していた。
  6. ^ この他、吉本興業が所有するNGKの緞帳に、味の素が販売する「ほんだし」のロゴがあしらわれている他多数の場で、協賛している。因みにそれ以前に緞帳に協賛スポンサーとして参加していたのは、同じく「だしの素」で知られるシマヤであった。
  7. ^ 「Haram」:豚由来のすべての物は食用のみならず、それらを取り扱った食器や調理器具の使用をも忌み嫌われる。[1]
  8. ^ ヒルナンデス!』から移動。
  9. ^ かつて、過去に不定期枠が何回もあり、2022年10月のみ水曜・木曜18時枠も提供していた。
  10. ^ 「土曜ドラマ」30秒縮小から移動。過去に不定期枠に提供していた。
  11. ^ ※ただし、同枠が巨人戦のプロ野球中継を放送する場合、AGFまたは別のスポンサーに差し替え。「突破ファイル」枠が別の特番・スポーツ中継による特別セールスになる場合は別曜日・別番組(現在の日替わり枠がある番組のみor週末の特別セールス)に振替される。
  12. ^ 土曜ドラマ』からの移動。
  13. ^ 過去に不定期枠の経験があった。
  14. ^ 過去に不定期枠として提供されていた。
  15. ^ 2021年4月よりカラー表記になった。
  16. ^ 2016年10月から2017年9月までは30秒、2017年10月から2019年3月まで60秒の筆頭、2019年4月からは再び30秒に縮小。2017年10月から2019年3月までと2021年4月からはカラー表記。
  17. ^ 『Gメン99』から移動。2021年4月よりカラー表記になった。
  18. ^ 2021年10月7日の後半ではCMが流れなかった。
  19. ^ ただし、2022年11月24日の前半では提クレ表示もACジャパンに差し替え
  20. ^ 『とくダネ!』金曜2部から移行。マクドナルドから引き継いだ。ヤマキ・AGF・J-オイルミルズのCMが流れることもある。同業者の日清食品も提供)
  21. ^ 10万円でできるかな』から移動。ただし、AGF・J-オイルミイルズのCMは流れない。
  22. ^ ※ただし、「家事ヤロウ」枠が別の特番・スポーツ中継による特別セールスになる場合は別曜日・別番組(現在の日替わり枠がある番組のみor週末の特別セールス)に振替される。
  23. ^ 同じく『ごはんジャパン』番組終了後から移動。ただし、2023年3月までAGF・J-オイルミイルズのCMは流せていなかったが、2023年4月28日・5月12日の20時台後半では初のAGFが流れた。
  24. ^ ※ただし、「かりそめ天国」枠が別の特番・スポーツ中継による特別セールスになる場合は別曜日・別番組(現在の日替わり枠がある番組のみor特別セールス)に振替される。
  25. ^ モヤモヤさまぁ〜ず2』から移動。
  26. ^ ※ただし、「家、ついて」枠が別の特番・スポーツ中継による特別セールスになる場合は別曜日・別番組(現在の日替わり枠がある番組のみor特別セールス)に振替される。
  27. ^ 2012年10月は隔日提供。2012年11月からは全日提供。2019年4月から再び隔日提供となる。
  28. ^ 有吉ゼミ』から移動。
  29. ^ 2016年10月より金曜の12時枠に提供開始→2017年4月より13時の隔日。曜日は不明だが、かつては12時枠も提供していた
  30. ^ 2009年4月期から、『火曜ドラマ』から移動し、Canonから提供枠を引き継いだ。2022年9月まで13年半筆頭提供、2022年10月から30秒に縮小。残りの30秒分は『THE突破ファイル』に移動。2023年10月で降板した。
  31. ^ ※ただし、「高校生レストラン」(2011年5月7日 - 7月2日)を含む2011年4月 - 7月の期間は中止。
  32. ^ 1988年秋の改編でそれまで提供してきた松下電器から複数社提供として引き継いだ。
  33. ^ 1997年3月27日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげです』最終回スペシャル(22時台)は公共広告機構(現:ACジャパン)に差し替え。
  34. ^ 後任はキリンビールNTTドコモ→メディビューティー→レイクALSAに交代。
  35. ^ AGFのCMが流れることもあった。
  36. ^ 同番組終了に伴い『テレビくん、どうも!」を経て『木曜劇場』へ提供番組を移動。
  37. ^ 『ごはんジャパン』番組終了後から移動。ただし、2023年3月までAGF・JオイルミイルズのCMは流れていなかったが、2023年4月3日の『日本の駅総選挙』通常20時台後半では初のAGFが流れた。
  38. ^ ※ただし、「10万円」枠が別の特番・スポーツ中継による特別セールスになる場合は別曜日・別番組(現在の日替わり枠がある番組のみor週末の特別セールス)に振替される。
  39. ^ 池田菊苗として登場。

出典

[編集]
  1. ^ コーポレートガバナンス・役員紹介 - 味の素株式会社
  2. ^ 2017年3月期有価証券報告書
  3. ^ 構成銘柄一覧:日経平均株価 Nikkei Inc. 2021年10月8日閲覧。
  4. ^ 「TOPIXニューインデックスシリーズ」の定期選定結果及び構成銘柄一覧 (PDF) jpx.co.jp 2020年10月7日公表 2021年10月8日閲覧。
  5. ^ Our philosophy | グループ企業情報 | 味の素グループ”. 2024年12月4日閲覧。
  6. ^ 「味の素、成長投資に5000億円 世界トップ10狙う」『日本経済新聞』2017年2月17日(2018年5月21日閲覧)
  7. ^ 『味の素社史2 1972年』より。
  8. ^ 味の素[2802:有価証券報告書-第146期(2023/04/01-2024/03/31) (有価証券報告書) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞]”. 2024年12月4日閲覧。
  9. ^ 味の素、半導体材料でもう一つの「金メダル」」『日経ビジネス』2021年9月7日。2024年5月17日閲覧。
  10. ^ ~グローバル食品企業トップ10クラス入りに向けてコーポレートブランドを強化~味の素(株)、グループ共通の “グローバルブランドロゴ” を導入』(プレスリリース)味の素株式会社、2017年10月2日https://www.ajinomoto.com/jp/presscenter/press/detail/2017_10_02.html2017年10月2日閲覧 
  11. ^ 国内食品メーカー5社、2019年4月に全国規模の物流会社を発足』(プレスリリース)味の素、カゴメ、日清オイリオグループ、日清フーズ、ハウス食品グループ(5社連名)、2018年4月26日https://www.ajinomoto.com/jp/presscenter/press/detail/2018_04_26.html2019年6月6日閲覧 
  12. ^ 味の素グループ、国内調味料・加工食品の製造・包装を担う新会社「味の素食品株式会社」を2019年4月に発足~国内食品生産体制再編の一環として~』(プレスリリース)味の素株式会社、2018年9月27日https://www.ajinomoto.com/jp/presscenter/press/detail/2018_09_27_02.html2019年6月6日閲覧 
  13. ^ 味の素が本社移転、2026年春に東京・京橋の複合ビルに”. 日本経済新聞 (2024年6月7日). 2024年6月15日閲覧。
  14. ^ 味の素グループ年表”. 味の素株式会社. 2023年9月24日閲覧。
  15. ^ 社史・沿革”. 味の素株式会社. 2023年9月24日閲覧。
  16. ^ a b c 第061回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号 1969年6月12日
  17. ^ 木下常務の発言。第061回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号、前掲リンク。
  18. ^ 化学工業日報 1968年11月5日
  19. ^ 食品添加物(グルタミン酸ナトリウム)の使用に関する指導の徹底について 昭和47年4月25日 環食第255号
  20. ^ a b c 食品安全委員会「添加物評価書 L-グルタミン酸アンモニウム」
  21. ^ なぜ「味の素」は“体によくない”と批判されたのか…日本人が「うま味調味料」を使わなくなった意外な経緯”. 文春オンライン. 2024年5月15日閲覧。
  22. ^ 過熱する「味の素論争」の裏で「だし」がブームに…日本で「だしの素」が大ヒットした“知られざる背景””. 文春オンライン. 2024年5月15日閲覧。
  23. ^ Ohguro, H. et al. "A High Dietary Intake of Sodium Glutamate as Flavoring (Ajinomoto) Causes Gross Changes in Retinal Morphology and Function." New Scientist 75:307-15. DOI: 10.1006/exer.2002.2017
  24. ^ Duncan Graham-Rowe. 2002 "Too much MSG could cause blindness." Experimental Eye Research 75:307)
  25. ^ 第061回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号 1969年6月12日
  26. ^ 相次ぐ試練
  27. ^ 昔、販売量を増やすために「味の素」の瓶の穴を大きくしたと聞きました。本当ですか?”. 味の素. 2012年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月29日閲覧。
  28. ^ マイケル・ブース 著、寺西のぶ子 訳「2」『英国一家、ますます日本を食べる』亜紀書房、2014年。「なおブースは一部の欧米人の間にあるように、グルタミン酸ナトリウムの健康被害について強い懸念を持つ一人であったが、取材の結果、誤りを知ることとなった。」 
  29. ^ うま味調味料「味の素」の国内生産体制の再構築について 味の素株式会社プレスリリース 2015年6月5日
  30. ^ FBIが隠し撮り--暴かれた味の素/協和発酵らの謀議
  31. ^ 宗教徒食”. 北海道新聞. 2014年1月1日閲覧。
  32. ^ 「味の素スタジアム」におけるネーミングライツ契約更新のお知らせ - 味の素スタジアム・2024年1月16日
  33. ^ 施設ガイド - 味の素スタジアム
  34. ^ a b 味の素(株)、「味の素ナショナルトレーニングセンター」「味の素フィールド西が丘」のネーミングライツ契約を更新 - 味の素・2017年5月8日
  35. ^ a b ~国立施設として日本初のネーミングライツ導入~
    「味の素ナショナルトレーニングセンター」
    「JOCゴールドパートナー」契約も併せて締結
    (味の素 2009年5月11日)
  36. ^ 西が丘サッカー場の新名称、味の素フィールドに(スポーツニッポン 2012年5月3日)
  37. ^ 名称は「アミノバイタルトレーニングセンター宮崎」 4月にオープン - 朝日新聞デジタル・2023年1月14日
  38. ^ 100年企業に今なお息づく開拓者精神! - テレビ東京 2010年11月11日

関連項目

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  • 赤い手帳 - 味の素コミュニケーションズが発売する手帳。現在は赤と紺の2種類のカバーのものが発売されているが、紺色のカバーのものも含めて「赤い手帳」という商品名である。
  • 京急大師線 - 1997年(平成9年)3月4日まで、川崎工場への貨物列車が運行されていた。
  • 鈴木町鈴木町駅 - 創業者に由来。当初の駅名は「味の素前」だった。
  • 国鉄タム5000形貨車(タンク車) - タンクコンテナによる輸送に置き換えられるまでの間、味の素がアミノ酸輸送用に多く保有していたことから「味タム」の通称がある。
  • 日本味と匂学会
  • もと子ちゃんのワンダーキッチン(スーパーファミコン用ゲームソフト、非売品)
  • きょうの料理 - 長年にわたり、テレビテキストの裏表紙に広告を掲載している。
  • インフォーマント! - 味の素が関わった国際価格カルテル事件を描いたアメリカ映画。
  • M10 - テレビ朝日の深夜番組。当時の番組内において、レギュラーMCを務めていたやしきたかじんが「味の素事件」を起こし降板した経緯がある(「M10 (テレビ番組)#エピソード」「やしきたかじん#味の素激昂事件」もそれぞれ参照)。

外部リンク

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1968年、味の素社の企画の下で東京シネマが制作したPR映画《現在、上記サイト内に於いて無料公開中》。